元スレナツメ「レッドが指名手配!?」
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751 = 732 :
ハンサム「君の言うとおりそのバトルタワーというところのボスだったのならリラの覚えていたことと一致するな」
リラ「そのバトルフロンティアというところはどこなんですか」
ユウキ「…今はもうない」
ユウキ「消えたんだ、一夜にして」
ユウキ「これは何がどうなって消えたのかは僕にもわからない、しかも僕以外のみんなからバトルフロンティアの記憶が消えているんだ」
リラ「そう…ですか」
ユウキ「元々バトルフロンティアがあった場所は別の施設になってる」
ユウキ「今そこに行ってもリラのことは何もわからないと思う」
ユウキ「そういえばバトルフロンティアだけじゃなかったな…」
リラ「他にも私に関することで変わったことがあるのですか?」
ユウキ「いや…リラのことじゃないけど街が丸ごと変わってるのに誰も何も不思議に思わず生活してたってこともあった」
ユウキ「たしかバトルフロンティアがなくなった日と同じ…もしかしたら関係があるのかもしれないけど」
リラ「……」
752 = 732 :
クレセリア「シロナさん、レックウザの反応が消えました」
シロナ「反応が消えた?」
クレセリア「はい、このことから考えられるのは二つあります」
クレセリア「一つはボールに入った」
クレセリア「二つ目は星の外、つまり宇宙にいるかと思われます」
シロナ「なるほど…どっちにしろ見つけるのはむずかしいか」
クレセリア「そうとも限りません」
クレセリア「今反応が消える前に留まっていた場所へ向かっています」
クレセリア「もしかすると、まだ近くにトレーナーがいる可能性があります」
753 = 732 :
クレセリア「シロナさん、あれを」
シロナ「…どこかで見たことあるトレーナーたちね」
シロナ「当たりよ、クレセリア」
シロナ「こんにちは~トレーナーのみなさん」
シロナ「…と国際警察のお二人さん」
ハンサム「シロナ…!」
シロナ「あなたたちの誰かがレックウザのトレーナーよね?誰かしら」
ユウキ「…僕だ」
754 = 732 :
シロナ「ふぅん、あなたが…」
シロナ「私に譲ってくれないかな?」
ユウキ「嫌です」
シロナ「ええ~」
リラ「フーディン、シャドーボール!」
バシュッ
クレセリア「……」キンッ
リラ「弾かれた!?」
シロナ「ちょっと~危ないじゃないの!」
755 = 732 :
シロナ「今はこの子と話してるんだから邪魔しないでよ」
リラ「そうはいきません、私はあなたたちを逮捕しなければなりませんから」
シロナ「…はぁ」
シロナ「レックウザは譲ってくれないし、私は捕まるわけにはいかない」
シロナ「結局こうなるのよね」
シロナ「クレセリア、上昇して」
クレセリア「はい」ふわっ
シロナ「それなら…この大魔王シロナ様がまとめて相手してあげるわ」
シロナ「出てきなさい、ディアルガ、パルキア、ダークライ」
756 = 732 :
ハンサム「シ、シンオウの伝説のポケモンを一度に使うとは…!」
リラ「それでもやるしかありません」
ユウキ「うん、僕とリラならなんとかなるかもしれない」
ヒガナ「ユウキ、私もいるのよ」
ハルカ「ま、また先にしゃしゃり出て!」
ハルカ「ユウキ!私も手伝うよ!」
ヒガナ「あれ~?ハ~ルカちゃんは戦えるのかな~?」
ハルカ「戦えるわ!」
ユウキ「二人ともありがとう」
757 = 732 :
ユウキ「来い!レックウザ!!」
レックウザ「私を」
レックウザ「呼んだか」
シロナ「これがレックウザ…かっこいいじゃない」
シロナ「私たちのものになるのが楽しみね」
ユウキ「誰が渡すもんか」
シロナ「…攻撃よ、ディアルガ、パルキア、ダークライ」
シロナ「クレセリア、私たちはもう少し離れましょ」
クレセリア「指示はなさらないのですか?」
シロナ「なんとかなるでしょ…」
クレセリア「かしこまりました」
758 = 732 :
ディアルガVSレックウザ
パルキアVSメガボーマンダ・メガバシャーモ
ダークライVSメガフーディン・カビゴン
パルキア「うおらあっ」バシュッ
ボーマンダ「グヘエッ」
ヒガナ「ボーマンダ!」
リラ「とんでもない威力のハイドロポンプ…!あんなのを受ければいくらメガボーマンダでも」
シロナ「今のはハイドロポンプじゃないわよ」
シロナ「水の波動ね」
リラ「!!」
シロナ「いやパルキアからすれば水鉄砲…水遊びのつもりだったのかもね」
シロナ「そんなことよりあなたよそ見してていいの?」
シロナ「ダークライ相手じゃダブルじゃなくてトリプルにした方がいいんじゃないの?」
シロナ「なんだったら6匹全部、私はそれでもかまわないわよ」
759 = 732 :
リラ「後悔しますよ」
シロナ「しないと思うけど、あなたが的確に6匹に指示できるとは思えないし、それに…ふふっ」
リラ「私をあまり甘くみないでください!」ぼむっ
シロナ「あーあ、出しちゃった…」
ダークライ「ダークホール…」
リラ「な…これは…」
シロナ「あなたのポケモン全員眠っちゃったね」
シロナ「それじゃダークライ、あとは…あら?」
シロナ「1…2…3…4…5…あと一匹いない、あのときボールは全部で6つのはず」
760 = 732 :
シロナ「!」
マニューラ「セヤアアア」
シロナ「直接私を…しかもこのクレセリアじゃどうすることもできない」
リラ「最初から狙いはあなたです!マニューラ辻斬り!」
シロナ「おしいわね」
マニューラ「エッ!?」
ドギャーン
ガブリアス「シロナマモル」
シロナ「私には最強のナイト様がついてるの」
761 = 732 :
リラ「そんな…」
シロナ「そろそろあっちも終わりそうね」
シロナ「えっと…ユウキ君だっけ?そろそろ諦める気になった?」
ユウキ「全然!」
シロナ「そう…でも周りが見えてないわね、見てごらんなさいよ」
ユウキ「!」
ユウキ「みんな…!」
シロナ「あとは君だけ」
ヒガナ「ごめんユウキ…まさかこんな強いとは思わなかった…」
ハルカ「……」
762 = 732 :
ユウキ「レックウザ…仕方がない…」
レックウザ「どうするのだ」
ユウキ「ここは退くしかない」
レックウザ「わかった…」
ユウキ「ハルカ!ヒガナ!リラ!おっさん!みんな捕まって」
ハンサム「誰がおっさんだ!」
ユウキ「あんただよ!早くしろ」
リラ「ハンサムさん!」
ハンサム「う、うむ…」
ユウキ「よし…レックウザ、神速だ!」
クレセリア「シロナさん、逃げられましたよ、いかがいたしましょう」
シロナ「慌てないの、あなたは何もしなくていい」
シロナ「パルキア、お願い」
763 = 732 :
ユウキ「みんなごめん…」
ユウキ「僕がもっとしっかりしていればみんなもみんなのポケモンもそんな傷つかなかったのに」
ヒガナ「ユウキ…その」
ゴチンッ
ユウキ「いてっ」
ハルカ「あんたそんなキャラじゃないでしょ、もっと堂々としなさい」
ハルカ「ここにいる誰もあんたが悪いなんて思ってない」
ユウキ「…みんな」
ぐにゃ
キキーッ
ユウキ「レ、レックウザ!なんで急ブレーキなんか…」
シロナ「おっかえり~」
764 = 732 :
ユウキ「なんで…」
ユウキ「まさか、こんな短時間で世界一周したのか?」
レックウザ「そんなわけないだろう、だが我は真っすぐ進んでいた、それも上空を」
ユウキ「どういうことだ…」
ユウキ「レックウザ、次はあっちだ」
レックウザ「うむ」
ーーーーーーーーーーー
シロナ「やっほー」
ユウキ「また!?」
ユウキ「次は向こうだ」
ーーーーーーーーーーー
シロナ「久しぶりー」
ユウキ「くっ…なんで」
765 = 732 :
ユウキ「まさか幻か夢なのか?」
ユウキ「ちょっと俺の顔つねってみて」
ハルカ「うん」ギュイ
ヒガナ「まかせな」グニィ
ユウキ「いたたたた!二人でひっぱんなくていい!どっちか!どっちかでいいから」
ヒガナ「ハルカ離しなさいよ、ユウキ痛がってるよ」
ハルカ「それヒガナのこと言ってんの、わかったらすぐ離しなさい」
ユウキ「い、いや…もう…両方…二人とも…」
リラ「お二人ともこれ以上やると頬がはれてしまいますよ」パシッ
ユウキ「うう…ありがとうりらぁ…」ひりひり
766 = 732 :
ヒガナ「何すんのさ、ムネナシ!」
リラ「な、なし!?」
ハルカ「そうよペタンコ、入ってこないで」
リラ「ペタ…」
リラ「こ、言葉の暴力はよくありません!」
ヒガナ「でも事実じゃーん」
ハルカ「珍しく意見が一致したね」
ヒガナ「うん」
リラ「ユウキはどう思いますか!女性はここの大きさではないと私は考えます!」
ユウキ「そ、そんなの僕に聞かれても…」
767 = 732 :
ヒガナ「君はもちろん大きい方が好きだよね」
リラ「私は好みの話をしているのではありません!」
ハルカ「ユウキはそもそも小っちゃいのに興味がないから論外論外」
ユウキ「いや、僕は別に小さくても…」
リラ「小さい方が好きなんですか!それはすごくいいことですよ!」
ヒガナ「小さくてもいいって言ったの、好きとは言ってないでしょ」
リラ「想像力が足りませんね!」
ヒガナ「それ私の…」
リラ「ユウキは小さくてもいい、いやむしろ小さい方が好きだって言おうとしたんですよ」
ハルカ「そんなめちゃくちゃな」
768 = 732 :
シロナ「おい、貧乳ども」
リラ「貧乳言うな!」
ユウキ「!」ビクッ
リラ「…はっ、私ったらつい」
シロナ「いつの間にか私ほったらかされてるんだけど構ってくれない?」
ユウキ「レックウザ、もう一度逃げる」
レックウザ「うむ」
バヒューン
シロナ「ああもう、構ってって言ったのに」
シロナ「パルキア、もう一回」
769 = 732 :
ユウキ「3人ともいい加減にしなさい」
ユウキ「そういうのはおっさんの方がわかってるから」
ヒガナ「……」ちらっ
ハルカ「……」ちらっ
リラ「ハンサムさん…」
ハンサム「わ、私に話を振るな!」
ユウキ「じゃあもうその話も終わりです」
シロナ「そろそろ無駄だってわかった?」
ユウキ「……」
シロナ「わざわざ最初に言ったでしょ、大魔王シロナって」
ユウキ「?」
シロナ「あれ、まだわかんないの?」
シロナ「知らないのなら教えてあげる」
シロナ「大魔王からは逃げられないのよ…」
770 :
ユウキ「……」
ヒガナ「ユウキ、大魔王ってのは逃げることはできなくても倒すことはできるのよ」
ユウキ「倒すってどうやって…」
ハルカ「もしかしてメガシンカ…?」
ヒガナ「そう、竜神様…レックウザをあの時のように、君ならできるよ」
ユウキ「あの時は夢中で…」
ヒガナ「夢中でもなんでもここでやらなきゃ全滅だよ」
ヒガナ「君とレックウザとの間の絆は十分、後は君の強い祈りだ」
ヒガナ「今はどういうわけか相手も動かない、今がチャンスだ」
ユウキ「うん…」
771 = 770 :
シロナ「……」
クレセリア「シロナさん…もう」
シロナ「大丈夫…まだ…まだもつ」
シロナ「逃げられないって言ったところで私が退いちゃかっこ悪いでしょ」
クレセリア「ですが伝説級のポケモンを3体…私を含めると4体のポケモンを使うのは体への負担が大きすぎます」
シロナ「相手を倒すのにあと1分もかからないわ、問題ない」
クレセリア「…わかりました、無理をなさらないように」
シロナ「ディアルガ、パルキア、ダークライ攻撃よ!」
772 = 770 :
ハルカ「き、きた!」
ピカッ
レックウザ「うおおおおお!」
ユウキ「できた…!やった!」
ヒガナ「やっぱりやればできるじゃん」
リラ「ユウキ、早く指示を!敵がもう」
ユウキ「レックウザ、竜星群!」
ヒュー ドンドドン
シロナ「ディアルガ、時の咆哮よ」
ユウキ「みんなちゃんと捕まっててよ、あれを突破する」
ユウキ「画竜点睛!!」
773 = 770 :
シロナ「…っ!?」ピキッ
シロナ「体が…」
クレセリア「シロナさん!やはりもう限界です」
クレセリア「ディアルガさん、パルキアさん、ダークライさん、全員ボールへもどってください!」
シュン
シロナ「くっ…」
クレセリア「あと少し、私がレックウザさんの攻撃を避けるまで我慢してください」
774 = 770 :
レッド「ハードプラント」
フシギバナ「モクトン」
ズドドドドド グルルルル ギュッ
レックウザ「ぐがっ!?」
レッド「大丈夫か?シロナ」
シロナ「れっど…くん…きてくれたんだ」
レッド「ったく、いくらお前でも伝説のポケモンを4匹も使い続けたらそんなことになるってわかってんのに倒れるまでやるかね」
レッド「戻っていいよクレセリア、後は俺が何とかするから」
クレセリア「はい、シロナさんをお願いします」シュン
775 = 770 :
ユウキ「レッドさん…」
レッド「よっ、久しぶりだなぁ」
ユウキ「あなたもロケット団だったんですね」
レッド「ああ」
レッド「じゃあ俺を倒すか?」
ユウキ「はい」
レッド「無理だな」
レッド「レックウザは今は動けない、大木に絡みつかれてるようなもんだしな」
ユウキ「……」
レッド「そんな見ないでくれよ、そもそも戦う気はないからさ」
776 = 770 :
ユウキ「逃げるんですか」
レッド「逃げるもなにも、もう戦えない相手と戦う意味なんてないだろ」
ユウキ「何を言って…」
レッド「シロナが何でこうなったかわかるか?」
レッド「伝説級のポケモンを使うには体力・精神を大きく消費する、ボールに入れず力を制御していないと特にな」
レッド「生半可なトレーナーなら指示しただけで体が持たず死ぬ」
レッド「それに関しちゃお前はすごい方だけど、まだまだトレーナーとしてのレベルが低いな」
レッド「お前じゃそのレックウザだけで限界、いや限界を超えてしまっている」
777 = 770 :
ユウキ「何言って…」
ハルカ「ユウキ…すごい汗が」
ユウキ「え?」ふらっ
ヒガナ「ちょ、ちょっ!しっかりしなよ!」
ユウキ(あれ…?なんだろ、急に…)ぱくぱく
レッド「あー、言わんこっちゃない」
レッド「早く休ませてあげな、じゃないとシロナみたいに」
シロナ「すー…」すやすや
レッド「…まあこいつはバカだから」
レッド「普通はこうじゃないよ」
778 = 770 :
レッド「じゃあ俺らは帰るから、ばいばーい」
レッド「リザードン、行くぞ」
ハンサム「逃がすか!」
リラ「待ってくださいハンサムさん」
ハンサム「な、なんだリラ」
リラ「ここから追いかけても確実に逃げられます」
リラ「それで時間を無駄にするより今はユウキを早くお医者様に診せた方がいいです」
ハンサム「うむ…わかった」
779 = 770 :
ロケット団本部
レッド「着いたよシロナ」
シロナ「うーん…あとちょっと…」
レッド「何があとちょっとなんだよ、立てよ」
シロナ「ちょっと冷たくない?」
レッド「普通だ、てかやっぱ起きてんじゃねえか」
シロナ「絶対ナツメだったらこんな…あれ」
レッド「今度は何」
シロナ「だめ、立てない、これかなり足にダメージきてるわ」
レッド「足にダメージってなんだよ…」
780 = 770 :
レッド「…なんで俺がこんな」おんぶ
シロナ「ありがとねー」むにゅ
レッド「……」
シロナ「ふふっ」
レッド「おい…お前」
エリカ「あら、レッドさんにシロナさんお久しぶりですね」
レッド「エリカ…久しぶり…あれ、そんな会ってなかったっけ?」
シロナ「たしかに…最近見てなかったような」
シロナ「いつもどこにいるの?働いてる?」
エリカ「いつもはランスさんの班にいます、ちゃんと働いてますよ」
シロナ「へーランスさんの…じゃあカイオーガの方に行ったんだ」
エリカ「はい」
781 = 770 :
エリカ「それにしてもめずらしいですね」
エリカ「レッドさんがシロナさんをおんぶしてるなんて」
レッド「これはこいつが足痛いって言うから仕方なく」
シロナ「でもそう言いながらやってくれるなんてやさしいよね」
シロナ「エリカもやってみる?」むにゅ
レッド「お、お前な…」
エリカ「いえ、私はまだやることがありますので」
シロナ「あ…そ、そう?それならまあ…」
782 = 770 :
コンコン ガチャ
レッド「せんせ~…あれ?」
レッド「いねえのか?」キョロキョロ
シロナ「意外とあの子もいそがしいのかしらね」
レッド「めんどくせえからもうここに置いてくか」
シロナ「そんな物みたいな扱いしないでよ」
レッド「じゃあどうしろってんだ」
シロナ「レッド君ももうちょっとここにいなよ、ねっ」むにっ
レッド「……」
783 = 770 :
レッド「さっきから思ってたけど、それわざとか?」
シロナ「ん?なにが?」
レッド「その押しつけてくるやつ」
シロナ「なんのことだろ~」
レッド「ムネだよムネ!でけえのつけやがって」
シロナ「レッド君おっきいの好きでしょ、ナツメも大きいし」
レッド「そ、そんなの…知らん」
シロナ「毎日見てるのに知らないはおかしいじゃない」
レッド「大きさとか気にしねえし…」
784 = 770 :
シロナ「ふーん…」
レッド「てかもうおろすぞ、ここで寝かしときゃ後は先生が何とかするだろ」
レッド「よっと…あー軽くなった、じゃあな」
シロナ「待ってよ、一人じゃ寂しいじゃない」
レッド「そういうときには自分のポケモン出して遊んでてもらえ」
シロナ「それもいいけど今は人間と話したいの」
レッド「人間と話したいってなんだよ」
レッド「…先生が戻ってくるまでだぞ」
シロナ「ほんと?やったー」
レッド「30超えがそんなことやっても全然かわいくないぞ」
シロナ「まだまだ20代よ!!」
785 = 770 :
シロナ「その証拠に…うんしょ」ぽろんっ
シロナ「ほらおっぱいだってきれいでしょ」
レッド「ぶっ」
レッド「な、何やってんだ、しまえ!」
シロナ「さわりたかったら別にかまわないわよ」
レッド「さわら…!さわらな…さわら…」
レッド「……」
レッド「…シロナさぁ…そんなことして俺が何もしないとは限らないだろ、そういうのはやめとけよ」
シロナ「私はレッド君がちゃんと責任とってくれるんだったら何されてもいいよ」
レッド「…だから何もしねえよ」
786 = 770 :
シロナ「見てるだけじゃ退屈でしょ、ぱふぱふとかパイズリとかしてあげようか?」
レッド「し、してもらわなくていい」
レッド「それに見てるんじゃなくて、無駄にでけえから勝手に視界に入るだけだ、早くしまえっての」
シロナ「勝手にねぇ」
シロナ「もしかしてナツメにそういうことしてもらってるの?」
ガチャ
クロイロ「!」
クロイロ「な、何やってるんですか」
レッド「あ、やっと戻ってきた」
787 = 770 :
レッド「じゃあ俺も帰るとするか」
クロイロ「いや帰るじゃないです、何してたんですか」
レッド「いや別に、特になにも」
シロナ「レッド君がおっぱい見たいって言うから」
レッド「言ってねえよ!」
クロイロ「…言った言ってないは読心すればわかります」
クロイロ「ですがここで何をしていたかという質問に対してはちゃんと聞いておかないといけません」
レッド「いや、ほんと…何もしてないです」
クロイロ「……」
クロイロ「ではなぜ私の部屋に?」
シロナ「私の足が動かなくなっちゃって、クロナなら治せると思ったから来たの」
788 = 770 :
クロイロ「……」
クロイロ「うーん…まあだいたいわかりました」
レッド「そうですか、それはよかった、じゃあ俺帰ります」
クロイロ「これは一度ナツメにも来てもらった方がいいですかね」
レッド「いや、おかしいです」
クロイロ「レッドがお姉ちゃんに手を出すとは私でも読めませんでしたからね」
クロイロ「一応ナツメにも伝えておいた方がいいかと思って」
レッド「手出してないし、もしそうだとしてもナツメに言う必要ないでしょ」
789 :
面白いよ
790 :
サカキの部屋
サカキ「アポロ」
アポロ「はい、何でしょう」
サカキ「最近団員たちの元気がないようだが、疲れているのじゃないのか?」
サカキ「休みはとらせているのか?」
アポロ「はあ…まあ…」
サカキ「まあ?」
アポロ「い、いえ!しっかりと!」
サカキ「……」
791 = 790 :
サカキ「アポロ、ロケット団での旅行を計画しておけ」
アポロ「りょ…旅行ですか!?」
サカキ「何か文句でもあるのか?」
アポロ「ありません…」
アポロ「ですがロケット団の活動を隠し、全員となると…」
サカキ「そのことなら問題ない」
サカキ「行き先はシンオウ、宿泊場所はホテルグランドレイク」
サカキ「前回シンオウに行ったときに買い取っておいた」
サカキ「旅行のときにロケット団の貸し切りにすればいいだけだ」
サカキ「後はいつ行くかだが、それはお前に任せる、団員たちの活動にあわせて計画しろ」
サカキ「なるべく早くがいい」
792 = 790 :
二週間後・シンオウ地方
レッド「まさかロケット団で旅行に来ることになるとは…」
ナツメ「ほんと、しかもこんな大きなホテル買い取って」
シロナ「あ、いたいた、レッドくーん」
シロナ「はいこれ」ジャラ
レッド「なにこれ?」
シロナ「団員たちの分のルームキー、配っといてね」
シロナ「それとこれがレッド君とナツメの部屋の鍵」
シロナ「じゃっ後よろしくねー」
シロナ「ああ、言い忘れてた」
シロナ「夕食はバイキング形式で6時から8時30分までだから」
シロナ「団員たちにルームキー渡すときに伝えといてね」
レッド「なんかお前テンション高いな」
シロナ「そりゃ旅行だもの、楽しまなきゃ」
793 = 790 :
夕食
レッド「もぐもぐ…」
レッド「ここいいホテルだな、料理もうまいし」
ナツメ「シンオウでも1.2の高級ホテルらしいしね」
レッド「そうなの?通りで部屋もあんなにいいわけだ」
レッド「マサラの実家より豪華だったもんな…」
ナツメ「それは言い過ぎでしょ」
レッド「いや、ほんと…」
794 = 790 :
レッド「ふー食った食った」
レッド「後はデザートだな、ナツメ何がいい?」
レッド「俺とってくるよ」
ナツメ「いいわよ、私がとってくる、レッドこそ何がいい?」
レッド「え、ああ…そう悪いね、じゃああそこのショートケーキがいいな」
ナツメ「わかった、待っててね」
レッド「……」
レッド「!」
レッド「サカキ…」
サカキ「ふっ、少し失礼するぞ」
795 = 790 :
レッド「な、なんだよ…」
サカキ「そう構えるな、私はただお前と話しがしたいだけだ」
レッド「話?」
サカキ「ああ、こんな時でもないとお前とこうして話す機会はないからな」
サカキ「ロケット団での生活はどうだ?」
レッド「…まあそれなりに」
レッド「ロケット団としてなれてくるのがいいことなのかはよくわからんが、十分だな」
サカキ「そうか」
レッド「俺からもいいか」
レッド「なんでこんな旅行なんか計画した?」
サカキ「なぜ…?」
サカキ「そんなことただ団員たちを休ませるためだ」
796 = 790 :
レッド「それだけにしちゃ急すぎないか?」
レッド「こんな旅行だったら普通はもっと前から知らせていたはず」
レッド「でも俺たちが知ったのは一週間ほど前、しかもその時にはすでに船はシンオウに向かってた」
レッド「幹部にも知らせねえとはどういうことだ?」
サカキ「……」
レッド「……」
サカキ「ポケモンリーグが動きだす、戦いの前の休息というやつだ」
サカキ「十分に体を休めておけ」
サカキ「私は部屋に戻る」
797 = 790 :
リーグ本部
アクロマ「ゲーチス、全ての準備が完了しましたよ」
ゲーチス「何度言えばわかるのです、ワタクシのことはここではルザミーネと呼びなさいと言ったはずです」
アクロマ「ああ、失礼、以後気をつけますよ」
アクロマ「ではルザミーネさん、いつ行動を?」
ゲーチス「そんなの決まっています、いますぐですよ」
ゲーチス「これよりシンオウに向かいます」
アクロマ「了解…」
798 :
面白いな。続きはまだかいな
799 :
二日後
シロナ「あーあ、楽しかった旅行も今日で終わりかー」
シロナ「ねえクロナ、最後にもう一回プールで泳がない?」
クロイロ「私はいい、お姉ちゃん一人で行ってきなさい」
シロナ「ええ~」
クロイロ「一人が嫌なら泳がないかレッドとナツメ誘えばいいじゃない」
シロナ「そうしよっかな」
800 = 799 :
ドンドン ガチャ
シロナ「ねーねーレッドナツメープール行こー」
レッド「ノックが荒い」
シロナ「ごめんねー」
ナツメ「シロナってこの旅行の間ずっと泳いでたんじゃないの?また?」
シロナ「楽しいからいいじゃない」
シロナ「ね、行こうよ」
ナツメ「どうする?」
レッド「んーどうしようかな…」
みんなの評価 : ☆
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