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    元スレナツメ「レッドが指名手配!?」

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    101 = 99 :

    カトレア「ですがこれは普通に考えてなしです」

    カトレア「もう一つは最初にアタクシとコクランがいきます」

    カトレア「チャンスを見計らって合図を出します」

    カトレア「そうですね…偽物という言葉を合図にしましょう」

    カトレア「そんなことを言われれば相手は一瞬でもひるむはずです」

    カトレア「その瞬間にあなたが攻撃」

    カトレア「ひるんだ瞬間なら確実にあなたが勝ちます」

    レッド「わかったけど、最初からそれ言って一つ目言う必要なかったんじゃ…」

    カトレア「いつ言うかはわからないので油断しないでくださいね」

    レッド「…あれ、怒った?」

    102 = 99 :

    カトレア「行きますよコクラン」

    コクラン「はっお嬢様」

    カトレア「ランクルス・ゴチルゼル、サイコキネシス!」

    コクラン「エンペルトォォォォォ、ラスタァァァカノンンンンンンンン!」

    ラムダ「ちっ新手か」

    ラムダ「まあ誰が来ても意味はないがな」

    カトレア「…元リーグ本部チャンピオンレッドさん、なぜこんなことを?」

    ラムダ「んーなんていうか、ちょっとやって見たかったんだよ、こういうこと」

    カトレア「そうですか、実に偽物らしい言葉ですね」

    ラムダ「俺が偽物?」

    103 = 99 :

    ピカチュウ「ウオラァアアアア」

    ラプラス「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

    ラムダ「なっ…!」

    レッド「よっ」

    ラムダ「お前…なぜ!?」

    レッド「お前を捕まえるためだよ!」

    ラムダ「ぐえっ!」

    レッド「よっしゃ、やっとつかまえたぜ」

    レッド「さあ俺のポケモンを全部返してもらうぞ」

    104 = 99 :

    ラムダ「残念だがそれはできねえな」

    ラムダ「お前のポケモンは超強力なためある人が作った機械で強制的に操っている」

    ラムダ「だがその機械はもとは伝説のポケモンを操るために作られたもの、そう何個もつくれるわけではない」

    ラムダ「現在あるのは2個、つまり俺が同時に操れるポケモンは2匹しかいない」

    レッド「じゃあ他のポケモンはどこだ」

    ラムダ「おいおい、そんなこというわけないだろ」

    ラムダ「仕方なくその二匹は返してやるが、俺は逃げさせてもうらうぜ」

    レッド「逃がすわけないだろ」

    ラムダ「そいつはどうかな」ボムッ

    レッド「うっ…くっっさ…おえっ」

    105 = 99 :

    コクラン「お嬢様!」

    レッド「あ、執事…俺も助けて…なんか体がしびれてきた…」

    ラムダ「はーっはっは、次はこうはいかんからな!」

    レッド「待て…!」

    シロナ「逃がさないわよ、ガブリアス」

    クロイロ「ゲンガー」

    ラムダ「うっ…くそ」

    クロイロ「もうあきらめておとなしく捕まりなさい…」

    ラムダ「こうなったら俺自身の…」

    ラムダ(いや…まずこいつらに勝てる気はしねえ、逃げることが優先だ)

    106 = 99 :

    シロナ「おとなしくなったわね、ガブ…うっ」

    シロナ「おろろろろろろ」

    クロイロ「お姉ちゃんんん!」

    シロナ「まだお酒が…気持ち悪い…」

    クロイロ「あーもう、ガブリアスはお姉ちゃんをなんとかしてあげて」

    クロイロ「私たちだけで…ごめんゲンガー…あとおねがぼぼぼぼぼぼぼぼぼ」

    レッド「おい、出てきたはいいけど、姉妹そろって吐いてんぞ」

    コクラン「お嬢様、見てはいけません」

    レッド「いやお嬢様より、あの二人なんとかしてあげてよ」

    コクラン「申し訳ありません、どうやら私もしびれてしまっていて思うように動けないのです」

    107 = 99 :

    ラムダ「しめた、トレーナーのついていないポケモンならなんとか」

    ゲンガー「チッチッチ」

    クロイロ「あれはゲンガーのゆびをぶる…うっお姉ちゃんのゲロ臭い…」

    シロナ「当たり前でしょ…いい匂いがすると思ったの…?」

    ラムダ「いけぇマタドガス!」

    ゲンガー「BGMフウインサレシキセキ」ピーン パカッ ニョキ

    ???「『オシリスの天空竜』を召喚するぜ!!!!」ドン☆

    レッド「なんかゲンガーの口から人が出てきた!」

    ???「超伝導波サンダー・フォース」

    ラムダ「ぐわあああああああ」

    108 = 99 :

    レッド「なんだったんだ今の…」

    レッド「あいつは…?」

    カトレア「どうやら今の攻撃でふきとんでしまったようですね」

    レッド「せっかくつかまえられる寸前までいったのに」

    カトレア「たしかに今のは大きなチャンスでしたが、最後のチャンスというわけではありません」

    レッド「そう…だな」

    レッド「で、どうすんの」

    レッド「俺たち痺れて動けないし、ゲロ姉妹はもうあんなだし」

    カトレア「しびれがなくなるまで待ちましょう」

    カトレア「どうやら一時的なもののようですし」

    109 = 99 :

    2時間後

    カトレア「逃がしてしまいましたが被害を最小限にできたのでまだよかった方でしょう」

    シロナ「うん、みんながんばったんだし」

    クロイロ「お姉ちゃん何もしてないでしょ」

    クロイロ「そもそもお姉ちゃんが吐かなかったら捕まえられたかもしれないのに」

    シロナ「おこんないの、クロナだって吐いたじゃない」

    クロイロ「あれはもらいゲロだもん」

    クロイロ「お姉ちゃんには責任とってこっちで協力してもらうから、ロケット団で」

    シロナ「えっ何?私を入れる気なの!?」

    クロイロ「うん」

    110 = 99 :

    シロナ「私これでもシンオウチャンピオンなのよ」

    クロイロ「知ってるけど?」

    シロナ「知ってるんだったら」

    クロイロ「お姉ちゃんがロケット団入ってくれたらロケット団の戦力があがって、サカキ様も喜んでくれるはずだから」

    シロナ「何ふざけてるの!あんたこそ早くそんな犯罪組織から抜けなさい!」

    シロナ「私がリーグに頼んで、なんとかあなただけでも」

    クロイロ「リーグねぇ…」

    クロイロ「お姉ちゃんポケモンリーグがどんなとこだかほんとにわかってるの?」

    シロナ「どういうこと…」

    111 = 99 :

    クロイロ「そのままだけど」

    クロイロ「お姉ちゃんはポケモンリーグってものに今まで何の疑問もなかったの?」

    シロナ「疑問…?なんでそんな、何もおかしいとこなんか」

    クロイロ「まあ、そうかもね…」

    クロイロ「関わってるのはチャンピオンよりも上だろうしね」

    クロイロ「何人かはジムリーダーやチャンピオンにもいるみたいだけど」

    シロナ「も、もっと詳しく教えてよ…」

    112 = 99 :

    クロイロ「そうね…もう昔のことになっちゃうけど、なぜロケット団のボスだったサカキ様がジムリーダーをやめさせられなかったのか」

    クロイロ「リーグほどの組織ならなぜサカキ様がジムを一度やめロケット団をつくったのか」

    クロイロ「もしそのことをわかってなくてもロケット団のボスがサカキ様だってことはあいつらが本気で調べればわかるはずだし」

    クロイロ「なぜサカキ様をやめさせて新しいジムリーダーを用意しなかったのか」

    シロナ「…ん?どういうこと?」

    クロイロ「なんでロケット団のサカキ様をジムリーダーのままにしておいたのかってこと」

    シロナ「それは…わからなかったからじゃないの?」

    クロイロ「話聞いてた?リーグがその気になって調べればわからないことはないの」

    クロイロ「なのに調べることも潰そうともしなかった」

    クロイロ「レッドがやるまではリーグも警察も動かないなんて普通おかしいでしょ」

    シロナ「まぁー…そうね」

    113 = 99 :

    クロイロ「理由はロケット団とリーグの偉いやつらがつながってたからなんだけどね」

    シロナ「でもその三年後にはチャンピオンのワタルが動いてたじゃない」

    クロイロ「形だけでしょうね」

    クロイロ「サカキ様の考えだとお姉ちゃんみたいに何もしらない人はほんとに利用されてるだけ」

    クロイロ「でもさっき言った何人かは全て知って動いてるでしょうね」

    シロナ「…その何人かのうちわかってるのはいるの?それならワタルは…」

    クロイロ「お姉ちゃんは本気でレッドを捕まえようとした?」

    シロナ「いや…レッド君がそんなことするはずないと思ったから本気では…」

    クロイロ「今までのレッドのことを知っていたら普通そう」

    クロイロ「だから今回のレッドの件で最初から本気でレッドを捕まえようとしたやつらはほぼ間違いないかな」

    114 = 99 :

    シロナ「もしかしてレッド君のことはリーグがやったの?」

    クロイロ「そう」

    シロナ「でもなんで…」

    クロイロ「それはサカキ様に聞いた方がいいかな~」

    シロナ「……」

    シロナ(なんでリーグがレッド君を…そもそもそんなことするわけ…)

    シロナ(この子が嘘を…?でもこの子はそんなこと)

    クロイロ「お姉ちゃん?」

    シロナ「ごめん、ちょっとトイレ」

    115 = 99 :

    シロナ「今までリーグのチャンピオンについてたのにあの子の言ってることが本当かどうかも判断できないなんて」

    シロナ「あの子を信用してないわけじゃないけど…」

    シロナ「リーグの偉いやつらか…ここで考えてるよりは…」

    シロナ「……」ピッピッピ プルルルル

    「もしもし」

    シロナ「もしもしシロナです、レッド君のことについてなんですが」

    「どうした、見つけたのか?」

    シロナ「はい、見つけはしましたが、どうやら事件はレッド君の偽物が起こしていたようです」

    シロナ「すぐに偽物の方を見つけだし…」

    「いや、本物を見つけたというならそちらを拘束しろ」

    シロナ「えっ…本物を!?なぜですか、偽物とわかったんですから本物のレッド君には協力してもらった方が…」

    116 = 99 :

    「そもそも君は偽物と言ってるが、そんなものは存在しないんじゃないのか」

    「レッドが複数人いるとは聞いていない」

    シロナ「私を信用できないんですか!私だけじゃありません、他にも目撃者はいます」

    「では誰が見たのかね」

    シロナ「誰が見たか…なぜそれを言う必要が、私が嘘をついてるとでも…」

    シロナ「とにかく私は偽物の方を」

    「シロナ君、これでも私は忙しいんだ、本物偽物に関わらず捕まえろ、以上だ」プチッ ツーツー

    シロナ「あっもしもし!?もしもし!」

    117 = 99 :

    シロナ「3人に電話して3人ともレッド君を…」

    シロナ「でもおかしい…あんな答え方したら誰でもリーグに対して不思議を持つのに」

    シロナ「私にそう思われても問題ないと…?」ガチャ

    レッド「あ」

    シロナ「えっ」

    レッド「……」ぶりぶりっ

    レッド「……」

    シロナ「……」バタンッ

    シロナ「何も見てないから!」ダダダッ

    118 = 99 :

    クロイロ「お姉ちゃんどうしたの?珍しく難しい顔して」

    シロナ「珍しくってのは余計よ、これでも難しい考え事はよくするんだから」

    プルルルルル

    シロナ「あ、ごめんね」

    シロナ「…理事長」

    シロナ「はい、シロナです…」

    「シロナ君、私だ」

    シロナ「なんでしょうか」

    「君今どこにいるのかね?」

    シロナ「イッシュ地方です」

    119 = 99 :

    「イッシュか…そうか、ではすぐにイッシュのリーグに向かってくれんか」

    「イッシュ以外の者は画面越しになるが理事会のメンバーが話したいそうだ」

    シロナ「わかりました…」

    ガチャ

    シロナ「あっ」

    シロナ(そうか、私から情報を聞き出して、そして口止めをする気か…)

    シロナ「私ちょっとポケモンリーグ行ってくるね」

    カトレア「シロナさん、今の電話理事長って何があったんですか」

    シロナ「うん…呼び出されちゃった」

    シロナ「クロナ、カトレアをお願いね」

    シロナ「あとレッド君によく見えなかったから気にしないでって言っておいて」

    120 :

    唐突なボーボボ

    121 :

    イッシュリーグ

    アイリス「あれ、もしかしてシロナさん?」

    シロナ「アイリスひさしぶりね、大きくなって」

    アイリス「今日はどうしたの?」

    シロナ「大人のお話をしにね」

    アイリス「大人のお話?」

    シロナ「そう」

    「お待ちしておりましたシロナ様、さあこちらへ」

    アイリス(あの人、普段出てこないはずなのに…なんでシロナさんと?)

    アイリス(ちょっと見てみよー)

    122 = 121 :

    「こちらの部屋でみなさんがお待ちです」

    アイリス(あの部屋は!…なんの部屋だっけ?)

    「その前に今所持しているボールをすべて預からせていただきます」

    「それと」ガチャン

    シロナ「手錠…?」

    シロナ「こんな女一人にずいぶんと用心なことですね」

    「念のためです」

    アイリス(えー!なんなの!シロナさん一体何したの!)

    「では中へどうぞ」

    アイリス(聞こえるかな…)こそこそ

    123 = 121 :

    「よく来たねシロナ君」

    「わざわざ呼び出してすまないね」

    シロナ「いえ、話なら短くお願いします」

    「まあそうあわてるな」

    シロナ「私も暇ではないんです」

    「怒るな、何が不満だ」

    シロナ「せっかく来たというのにボールをとられたうえにこんなものをつけられればそうなります」

    「えらく強気だな、今君はどういう状況かわかっているのかね」

    「いや、シロナ君の言うことも確かだ、余計なことを話す必要もないしな」

    シロナ「あと発言回数も減らしてください」

    シロナ「私以外は『男』になってるんで誰が話しているかよくわかりません」

    124 = 121 :

    「では私が話そう」

    シロナ(結局『男』…)

    「君はレッドを見つけたのかね」

    シロナ「はい」

    「君がレッドの偽物も見つけたと言っていたらしいね」

    シロナ「はい」

    「先に見つけたのは本物か?偽物か?」

    シロナ「本物の方です」

    「戦ったのか?」

    シロナ「いいえ」

    125 = 121 :

    「我々の命令はレッドを捕まえること」

    「見つけたのならすぐに戦い、倒せばいいだろう」

    「今のやつはピカチュウのみ、君なら勝てるはずだろ」

    「なぜその時点でそうしなかった」

    シロナ「レッド君があのようなことをするとは思えなかったので」

    「我々を疑っているのか?」

    シロナ「はい、私はあなたがたよりレッド君を信じます」

    「我々の命令は絶対、それに逆らうとは重罪だぞ」

    シロナ「構いません、あなたたちはもう信用するに値しませんし」

    126 = 121 :

    シロナ「今回の事件もすべてあなたたちの仕業だとわかりましたから」

    「なに?」

    シロナ「報告にあったレッド君はフシギバナなどのピカチュウを除いた5匹を使っている」

    シロナ「なのにピカチュウのみを持ったレッド君を倒すというのはおかしいんじゃないでしょうか?」

    「ふぅん、たしかにそうだ」

    「まあ君をここに呼んだ時点で消すことになっている、気づいたとこで関係ない」

    シロナ「まあ電話しただけで消すなんて、物騒なこと」

    「安心したまえ表から消えてもらうだけだよ、くさい飯を食ってもらうことになるがな」

    「シロナ、君はチャンピオンの称号剥奪のうえ地下監獄最下層…」

    「待ってくれ」

    127 = 121 :

    「なんだ、今は私が話しているのだぞ」

    「まあいいではないか、シロナ君の罪をなしにしてもよいぞ」

    シロナ「えっ?」

    「ただし、一生私のペットになってもらうがな」

    「断れば、そうだな…薬漬にしてAVにでも出すか?」

    「はは、それはいい、なら私のとこに来るといい、餌もいいものを出してやるぞ」

    「しかし刑を勝手に変えるというのは…」

    「ならお前はいらんというのだな」

    「いや、ほしい」

    128 = 121 :

    サザナミタウン

    クロイロ「大変!このままじゃお姉ちゃんの大事なものが」

    レッド「盗聴器なんていつの間に」

    クロイロ「お姉ちゃんがトイレに行く前」

    クロイロ「私助けに行く、お姉ちゃんをほっとけない!」

    カトレア「アタクシも行きます」

    クロイロ「それはだめ、お前も危険な目にあう」

    カトレア「ですが」

    レッド「じゃあ俺が一緒に行くよ、俺はもう指名手配されてるし今更あいつらに歯向かったとこでなんも変わらんしな」

    レッド「カトレアちゃん、だから…」

    クロイロ「テレポート」

    129 = 121 :

    イッシュリーグ

    アイリス(詳しくはわかんないけど、シロナさんが)

    アイリス(とにかくこんなことやめさせないと)

    「そこで何をしておいでですかな」

    アイリス「うわっ」

    「レパルダス、取り押さえろ」

    ガタンッ

    アイリス「いたっ」

    「なにごとだ」

    「申し訳ありません、立ち聞きをしていた者がいましたゆえ」

    130 = 121 :

    シロナ「アイリス!」

    アイリス「へへ、シロナさんを助けようとしたら捕まっちゃった」

    「アイリス君、そこで何を?」

    アイリス「さっき立ち聞きって言ってたじゃん」

    「レパルダス!」

    アイリス「いたた!ごめんなさい!立ち聞きしてました!」

    アイリス「それよりこれはなんですか!さっきまでの話は…」

    「やれやれイッシュのチャンピオンにまで知られてしまったか」

    「そっちも拘束しろ」

    131 = 121 :

    シロナ「待ってください、アイリスは関係ないでしょ!」

    「では先ほどの条件をのめばアイリス君は見逃してやろう」

    シロナ「くっ…わかりました…」

    シロナ「どうぞ好きにしてください…」

    「よし、ではシロナ君は私が」

    「何を言う私がもらうと言ったであろう」

    レッド「まあまあ喧嘩しないで、ここは俺がもらうってことで」

    「なんだと、あとから入ってきておいて…って貴様はレッド!」

    132 = 121 :

    「レッドと…シロナ!?」

    シロナ「二人ともなんで?」

    クロイロ「お姉ちゃんピンチだったでしょ」

    シロナ「いやでも」

    クロイロ「いいからお姉ちゃんは下がってて」

    レッド「これってシロナのボールだよね」

    「っな!お前いつの間に!」

    「何をしているレッドがいるのだぞ!はやくなんとかしろ!」

    レッド「これさっき見つけた爆発寸前のマルマイン」ぽいっ

    クロイロ「はーいみんな集まってーテレポートしまーす」

    133 = 121 :

    サザナミタウン

    アイリス「ここは…?」

    カトレア「みなさん、よかった」

    シロナ「戻ってきたのね…」

    アイリス「あの…なにがなんだか、それにシロナさんが二人」

    クロイロ「えーとアイリスちゃんですね、説明がめんどうなのでお前はカトレアと行動してください」

    クロイロ「そして二人とも隠れておくように」

    クロイロ「お姉ちゃんはどうする?チャンピオンじゃなくなって投獄刑寸前だったよね」

    シロナ「…すきにしなさい」

    クロイロ「はーい」ビシッ

    シロナ「え…」

    134 = 121 :

    シロナ「ええーーーっなんで縛られてんの!それにこの縛り方…」

    クロイロ「だってお姉ちゃん実はかなりのドMでしょ、縛られてる方がうれしいかと思って」

    クロイロ「ちょうど手錠もつけてるし」

    シロナ「何がちょうどなの…」

    シロナ「レッド君助けてよ~」

    レッド「いーんじゃない?似合ってるよ」

    シロナ「誰も似合うか聞いてないでしょ!」

    クロイロ「じゃあ私たちは一度本部に戻ります、レッドお姉ちゃんを運ぶの手伝ってください」

    レッド「はーい」

    135 = 121 :

    ロケット団本部

    シロナ「おっきな船ねー、中もきれいだし」

    クロイロ「ここ、サカキ様に失礼のないようにね」

    シロナ「あのね、私だって一般常識ぐらいもってるわよ」

    コンコン

    サカキ「誰だ」

    クロイロ「クロナです」

    サカキ「入れ」

    クロイロ「失礼します」

    ガチャ

    136 = 121 :

    サカキ「レッドの偽物…ラムダと戦ったようだな、報告は聞いている」

    サカキ「成果を聞こう」

    クロイロ「はっ捕虜を一人」

    シロナ「捕虜?」

    レッド「捕虜…」

    シロナ「え、もしかして私…?」

    クロイロ「それ以外誰がいるの」

    シロナ「いや捕虜って!」

    クロイロ「好きにしなさいって言ってなかったっけ?」

    137 = 121 :

    クロイロ「はい、お姉ちゃんの団員服」

    シロナ「え?なんで私だけ」

    クロイロ「何が?」

    シロナ「だってあんたもレッド君も着てないじゃん」

    クロイロ「そりゃ私は医者だから白衣なの」

    シロナ「それ白衣じゃなくて私の服の白バージョン…」

    レッド「俺はなんか…うん」

    シロナ「理由ないじゃん」

    レッド「じゃあシロナ着替えるみたいだし、俺ナツメのとこいるわ」

    クロイロ「あ、レッド、取り返したラプラスとカビゴンを検査しておくのを忘れてました、機械で操られていたので何かあるかもしれませんから」

    レッド「じゃあお願いします」

    138 = 121 :

    コンコン ガチャ

    レッド「ナツメー?」

    ナツメ「レッド!おかえりー!」がばっ

    レッド「えっ動いて…って浮いてね?」

    ナツメ「だって私超能力者だよ、浮翌遊ぐらい簡単よ」

    レッド「そうなんだ…あのそれより、なんていうかひっつきすぎじゃ…」

    レッド「胸が…」ぼそっ

    ナツメ「ん?」

    レッド「いやなんでも…」

    139 = 121 :

    クロイロ「レッド、入ります」

    レッド「あっ」

    シロナ「ほんとにナツメも…ってナツメもこの服着てないじゃん」

    シロナ「ていうか抱きついて、二人ってそういう関係だったの?」

    ナツメ「いやっそういうわけじゃ…」

    ナツメ「な、なんでシロナがここにいるの」

    クロイロ「はい、もういいです」

    クロイロ「ナツメ、あなた安静にしてろって言いましたよね」

    クロイロ「浮翌遊までして、治す気あるんですか」

    ナツメ「ごめんなさい…」

    140 = 121 :

    シロナ「あんたの超能力ならパッと治せるんじゃないの」

    クロイロ「素人は黙っとれ」

    シロナ「!」ガーン

    シロナ「この子はこんなこと言う子じゃないかったのに…」ぼそぼそ

    クロイロ「ナツメはわかってると思うけどいくら私の超能力はないものを出すことはできません」

    クロイロ「そしてお前を完全に治すにはお前の体力も完全である必要があります」

    クロイロ「なのに浮翌遊とかしてー!寝てろ馬鹿者!」

    ナツメ「すいません、すいません」

    141 = 121 :

    レッド「あの先生、何かあったんじゃ?」

    クロイロ「ああ、そうそう」

    クロイロ「レッドの部屋お姉ちゃんに貸してあげてもらえませんか」

    レッド「え?」

    クロイロ「お願いします」

    レッド「まあいいですけど…あれ、じゃあ俺シロナと同じ部屋?」

    クロイロ「それはやめた方がいいと思います」

    クロイロ「お姉ちゃんはかたづけが全くできない人だからです」

    クロイロ「子どものときから片づけしているの見たことないぐらいです、全部私にやらせてました」

    シロナ「違うわよ、かたづけようと思うのが遅いだけで、そう思う前にかたづけちゃうんじゃない」

    クロイロ「この女は嘘をついてます、現に自宅は常に散らかってます」

    142 = 121 :

    クロイロ「お姉ちゃんがせめて人並に整理整頓ができれば私と同じ部屋でいいのですが」

    クロイロ「部屋の半分は医務室でもあるのでお姉ちゃんみたいな人が生活すると困るんです」

    レッド「わかりました、で俺の新しい部屋は?」

    クロイロ「ここを使ってください」

    レッド「でもここナツメの…」

    クロイロ「こんなこともあろうかと実はこの部屋少し広いんです」

    クロイロ「二人ともお互いが大嫌いだというのなら、人が寝泊りできるような部屋があるか探してみますけど」

    レッド「お、俺に問題はないけど…ナツメは…?」

    ナツメ「私も…レッドが嫌じゃないなら…一緒の部屋でも…」

    143 = 121 :

    レッド「……」

    ナツメ「……」

    レッド「ケガ痛まなかった?」

    ナツメ「うん」

    レッド「ごはんちゃんと食べてた?」

    ナツメ「うん」

    シロナ「レッドのことずっと考えてた?」

    ナツメ「うん…え?」

    レッド「なんでいんの」

    シロナ「暇だったからーてへ」

    144 = 121 :

    シロナ「だってクロナは一応あれでも医者だから、その仕事しないといけないし」

    シロナ「一人でもいるのも退屈だし」

    シロナ「勝手に部屋に入ってもよさそうなのはどこかな~ってかんがえたら、ここだったわけ」

    ナツメ「いや勝手に部屋に入ってもいいってそんなとこ自分の部屋以外ないでしょ」

    シロナ「まあ本人も反省してるみたいなんで許してあげてくださいな」

    レッド「お前のことだろ」

    レッド「…こいつ酒飲みすぎてゲロはいてたんだよ」

    ナツメ「えぇ…」

    シロナ「それ確実に今言う必要ないよね!?」

    145 :

    メール欄にsaga(sageじゃない)って入れると浮翌遊にならなくなるはず

    146 :

    >>145ありがとうございます

    147 = 146 :

    3日後

    クロイロ「うん、これなら完全回復できますね」

    ナツメ「よかった」

    クロイロ「そうですね、もっとおとなしくしてれば、早く治せたんですけどね」

    ナツメ「それは…すいません…」

    クロイロ「……」ピーン

    クロイロ「はい、もういいですよ」

    ナツメ「えっもう…」

    クロイロ「はい、足も使えますし、体の傷もすべて消えました」

    ナツメ「先生の超能力すごいですね…」

    148 = 146 :

    ナツメ「あれ、普通に動ける」

    クロイロ「あたりまえです」

    ナツメ「いや、けっこう寝たきりだったからちょっと衰えたりするのかなと思って」

    クロイロ「私が治療するからには完全回復させます」

    クロイロ「どんな怪我でもリハビリとかさせません」

    クロイロ「ただでさえ時間がないんですからそんなことに時間をかけれません」

    ナツメ「そんなこと…」

    ナツメ「あ、とにかくありがとうございました、私レッドのとこに戻りますね」

    149 = 146 :

    クロイロ「待ってください」

    クロイロ「これを、忘れるところでした」

    ナツメ「これってレッドの…」

    クロイロ「はい、取り付けられてた機械もすべて取り除くことができました」

    クロイロ「レッドに返しておいてください」

    ナツメ「わかりました」

    150 = 146 :

    レッド「もう大丈夫みたいだね」

    ナツメ「うん」

    ナツメ「あとこれ」

    レッド「おおカビゴンにラプラス!」

    レッド「ありがとうナツメ」

    ナツメ「お礼なら先生に言って、私届けただけだし」

    レッド「せんせー!ありがとー!だいすきー!」

    ナツメ「……」


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