私的良スレ書庫
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元スレ扶桑「不等辺三角形」
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「提督、起きてください」
「う…んぅ……や…扶桑か?」
「……はい」
「…!今何時だ!?」
「1600です」
「寝過ごした!仕事!」
「残りはほとんどやっておきました。提督はお疲れだったようなので」
「え?……本当だ…ありがとう」
「むしろ普段は提督が秘書艦の分もやってしまうので些か物足りないのですが」
「えっ、いや…そんなつもりは」
「……ふふっ、冗談ですよ」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1463760516
「う…んぅ……や…扶桑か?」
「……はい」
「…!今何時だ!?」
「1600です」
「寝過ごした!仕事!」
「残りはほとんどやっておきました。提督はお疲れだったようなので」
「え?……本当だ…ありがとう」
「むしろ普段は提督が秘書艦の分もやってしまうので些か物足りないのですが」
「えっ、いや…そんなつもりは」
「……ふふっ、冗談ですよ」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1463760516
「それにしても随分とお疲れだったのですね」
「え?全然元気だったけど……」
「軽い昼寝と言いつつ、あれほどぐっすり寝て……否定するおつもりですか?」
「…まぁ、知らないうちに疲れが溜まっていたのか……?」
「なら、本日は早めにお休みになられてはいかがでしょうか」
「でも、仕事までやってもらってそれは…」
「たまにはゆっくりしていただかないと、いざというとき困るのは私たちもです。これは私…私たちの為だと思って」
「…………なら早めに床に就かせてもらおうかな」
「ええ、是非ともそうなさって下さい」
「え?全然元気だったけど……」
「軽い昼寝と言いつつ、あれほどぐっすり寝て……否定するおつもりですか?」
「…まぁ、知らないうちに疲れが溜まっていたのか……?」
「なら、本日は早めにお休みになられてはいかがでしょうか」
「でも、仕事までやってもらってそれは…」
「たまにはゆっくりしていただかないと、いざというとき困るのは私たちもです。これは私…私たちの為だと思って」
「…………なら早めに床に就かせてもらおうかな」
「ええ、是非ともそうなさって下さい」
「……となると、俺の仕事は全部無くなってしまったわけだが」
「……あ、なら他の娘達の演習などを見て回っては?彼女たちも火がつきますよ」
「……そういえば久しくやってないな」
「ええ」
「ありがとう。助言通りぶらぶら歩き回ってみようかな……そうだ、何か欲しいものは無いか?」
「欲しいもの……ですか?」
「今日のことは勿論、今まで扶桑には色々お世話になっていることだしな。何でも言ってくれ……まぁ俺のできる範囲でだが」
「…………そうですね…なら、お茶を用意していただけますか?」
「……遠慮しなくてもいいんだぞ?」
「普通に喉が渇いてしまっているので。お願いできます?」
「そんなこといくらでも聞いてやる」
「でしたら…えっと…」
「今すぐにとは言わないけどな」
「はい、ありがとうございます」
「ひとまず俺はお茶を用意して来るよ」
「お願いします」
「……あ、なら他の娘達の演習などを見て回っては?彼女たちも火がつきますよ」
「……そういえば久しくやってないな」
「ええ」
「ありがとう。助言通りぶらぶら歩き回ってみようかな……そうだ、何か欲しいものは無いか?」
「欲しいもの……ですか?」
「今日のことは勿論、今まで扶桑には色々お世話になっていることだしな。何でも言ってくれ……まぁ俺のできる範囲でだが」
「…………そうですね…なら、お茶を用意していただけますか?」
「……遠慮しなくてもいいんだぞ?」
「普通に喉が渇いてしまっているので。お願いできます?」
「そんなこといくらでも聞いてやる」
「でしたら…えっと…」
「今すぐにとは言わないけどな」
「はい、ありがとうございます」
「ひとまず俺はお茶を用意して来るよ」
「お願いします」
「…………ふぁ…あ」
「…………提督」
「ん?お!山城じゃないか」
「姉様は何処ですか?」
「あー……執務室」
「……まさか姉様が断れないのをいいことに仕事を押し付けて――」
「違う……と、言いたいが…結果的に見たらそうなるのか?」
「なっ!……提督、見損ないました」
「うっ……いや、あの……」
「……見損なった…いえ、もともと高くなかったのが落ちただけですから、変わりませんね」
「それもキツいな……」
「それで、姉様に仕事を押し付けたクズはいったい何をするんですか?」
「ク……扶桑にお茶を用意しようと」
「そんなことで姉様が……許しそうですが、私が許すとでも?」
「……ならどうすれば許してもらえるんだ?」
「…………提督」
「ん?お!山城じゃないか」
「姉様は何処ですか?」
「あー……執務室」
「……まさか姉様が断れないのをいいことに仕事を押し付けて――」
「違う……と、言いたいが…結果的に見たらそうなるのか?」
「なっ!……提督、見損ないました」
「うっ……いや、あの……」
「……見損なった…いえ、もともと高くなかったのが落ちただけですから、変わりませんね」
「それもキツいな……」
「それで、姉様に仕事を押し付けたクズはいったい何をするんですか?」
「ク……扶桑にお茶を用意しようと」
「そんなことで姉様が……許しそうですが、私が許すとでも?」
「……ならどうすれば許してもらえるんだ?」
「そうですね……お茶なんてものじゃなくて、もっとこう…夜景が見える所で夜食…みたいなのを用意していただけたら」
「それくらいなら……もう1つくらいなら聞いてやる」
「!…さらに姉様と私に、同時に休暇を下さい!」
「…………わかったよ」
「えっ……言ってみるものですね」
「おう、だから遠慮せずにどんどん言えよ?」
「では……姉様とご一緒したいので、私の分のお茶も用意して下さい」
「はいよ」
「それくらいなら……もう1つくらいなら聞いてやる」
「!…さらに姉様と私に、同時に休暇を下さい!」
「…………わかったよ」
「えっ……言ってみるものですね」
「おう、だから遠慮せずにどんどん言えよ?」
「では……姉様とご一緒したいので、私の分のお茶も用意して下さい」
「はいよ」
「開けてくれー」
「提督、ただいま――」
「私が開けます!」
「――山城?」
「姉様!」
「途中でばったり会ってな。山城も連れてきた」
「そうだったのですか……」
「姉様!この山城、姉様の休日を確保することに成功しました!」
「あら……いいんですか?」
「調度君らに休暇をあげようかと思っていたところだったんだ」
「えっ」
「わが鎮守府のツートップとはいえ……だからこそ、休暇は欲しいだろ?」
「それは……ありがとうございます」
「……提督。今の話、本当ですか?」
「本当だよ」
「…………」
「……山城、どうかしたの?」
「……損してしまいましたね」
「……確かに」
「損?」
「あぁ、こっちの話だよ」
「……そうですか」
「提督、ただいま――」
「私が開けます!」
「――山城?」
「姉様!」
「途中でばったり会ってな。山城も連れてきた」
「そうだったのですか……」
「姉様!この山城、姉様の休日を確保することに成功しました!」
「あら……いいんですか?」
「調度君らに休暇をあげようかと思っていたところだったんだ」
「えっ」
「わが鎮守府のツートップとはいえ……だからこそ、休暇は欲しいだろ?」
「それは……ありがとうございます」
「……提督。今の話、本当ですか?」
「本当だよ」
「…………」
「……山城、どうかしたの?」
「……損してしまいましたね」
「……確かに」
「損?」
「あぁ、こっちの話だよ」
「……そうですか」
「座りたいんですけど、提督どいてくれませんか?」
「えぇ……ここ俺の特等席なんだけど」
「我儘言っては駄目よ?ここは提督の仕事場なんだから」
「ですが、姉様の隣が……提督はいつも姉様の隣なんですから、たまには譲って下さい」
「い!いつもだなんて……そんな」
「…………そうだな」
「えっ……?」
「よく考えたら、俺は休憩は十分取ったんだ」
「…………提督?」
「よし、たまには山城に譲ってやるよ」
「ありがとうございま……違うわね。ここは元々私のものだったんだから…当然ね」
「山城!……提督はどちらへ?」
「おいおい、お前が提案してくれたんじゃないか」
「あっ…そう……でしたね」
「ここは山城と姉様で満員ですので、さっさとどこか行ってください」
「こら、山城!」
「……本来は俺のための部屋なんだが…まぁいい」
「姉さんに仕事を押し付けていた罰ですよ」
「山城…提督、すみません……」
「いやいや。気にしてないから……じゃあ、いろいろ見てくるよ」
「はい、いってらっしゃいませ」
「えぇ……ここ俺の特等席なんだけど」
「我儘言っては駄目よ?ここは提督の仕事場なんだから」
「ですが、姉様の隣が……提督はいつも姉様の隣なんですから、たまには譲って下さい」
「い!いつもだなんて……そんな」
「…………そうだな」
「えっ……?」
「よく考えたら、俺は休憩は十分取ったんだ」
「…………提督?」
「よし、たまには山城に譲ってやるよ」
「ありがとうございま……違うわね。ここは元々私のものだったんだから…当然ね」
「山城!……提督はどちらへ?」
「おいおい、お前が提案してくれたんじゃないか」
「あっ…そう……でしたね」
「ここは山城と姉様で満員ですので、さっさとどこか行ってください」
「こら、山城!」
「……本来は俺のための部屋なんだが…まぁいい」
「姉さんに仕事を押し付けていた罰ですよ」
「山城…提督、すみません……」
「いやいや。気にしてないから……じゃあ、いろいろ見てくるよ」
「はい、いってらっしゃいませ」
>>11大正義純愛大井っちスレが乱立してる今、そこにヤンデレっちを投下なんて……おそれ多いです
あと、これがヤンデレスレだと決めつけるのは良くないですよ?(否定はしない)
あと、これがヤンデレスレだと決めつけるのは良くないですよ?(否定はしない)
「……あれだな、いろいろと見て回ったが、いくつか問題点…というか改善点があったな」
「そうですか……はい、お茶です」
「ありがとう…まず、教官が怖い」
「そうでしょうか?鹿島さんは皆さんから慕われていると思いますけど」
「そうなのか。まぁ、今日は神通だったが」
「あ……そうでしたか」
「特別講師だかなんだかで、まぁ所謂抜き打ちテストだな」
「駆逐艦たちは災難でしたね……」
「まったくだ……だが、それに見事に応える動きだった」
「提督が見ていると知って、気合いが入ったのでしょう」
「俺よりも神通が、と言った方が正しいだろう。それと、卯月が脱走した」
「な…なるほど」
「もっとも、鬼教官に捕まっていたが。まずは戦意からも整えていった方がよさそうだ…………ところで」
「はい?」
「山城は?」
「えっ……山城は提督が帰ってこられる数分前に出ていきましたよ」
「そうか……」
「……あの」
「ん?」
「…………いえ、なんでもありません」
「え?…そう?」
「…………」
「そうですか……はい、お茶です」
「ありがとう…まず、教官が怖い」
「そうでしょうか?鹿島さんは皆さんから慕われていると思いますけど」
「そうなのか。まぁ、今日は神通だったが」
「あ……そうでしたか」
「特別講師だかなんだかで、まぁ所謂抜き打ちテストだな」
「駆逐艦たちは災難でしたね……」
「まったくだ……だが、それに見事に応える動きだった」
「提督が見ていると知って、気合いが入ったのでしょう」
「俺よりも神通が、と言った方が正しいだろう。それと、卯月が脱走した」
「な…なるほど」
「もっとも、鬼教官に捕まっていたが。まずは戦意からも整えていった方がよさそうだ…………ところで」
「はい?」
「山城は?」
「えっ……山城は提督が帰ってこられる数分前に出ていきましたよ」
「そうか……」
「……あの」
「ん?」
「…………いえ、なんでもありません」
「え?…そう?」
「…………」
「なら、俺からもうひとつ聞いても良いか?」
「え、えぇ…構いませんけど」
「扶桑の、モチベーションってなんだ?」
「もちべぇしょん……ですか?」
「あぁ……卯月を見て思ったんだ。やる気を促すのは技術面で指導する教官ではなく、精神面で支える俺の仕事ではないのか……ってな」
「それで私のもちべぇしょんを参考に?」
「あぁ。いつも何を思って戦場に臨んでいるだとか、特に意気込みを入れるときにしてることとか」
「そうですね………………」
「……そ、そんなに深く考えなくても」
「あ、いえ!有るには有るのですが…」
「……もしかして、あまり言えないような?」
「そういうことも……その…………ぃ…」
「ん?」
「…っ…て!提督の!こと…です……」
「え、えぇ…構いませんけど」
「扶桑の、モチベーションってなんだ?」
「もちべぇしょん……ですか?」
「あぁ……卯月を見て思ったんだ。やる気を促すのは技術面で指導する教官ではなく、精神面で支える俺の仕事ではないのか……ってな」
「それで私のもちべぇしょんを参考に?」
「あぁ。いつも何を思って戦場に臨んでいるだとか、特に意気込みを入れるときにしてることとか」
「そうですね………………」
「……そ、そんなに深く考えなくても」
「あ、いえ!有るには有るのですが…」
「……もしかして、あまり言えないような?」
「そういうことも……その…………ぃ…」
「ん?」
「…っ…て!提督の!こと…です……」
「……俺?」
「いつもここで私たちの帰りを待ってくださっている提督が、私のもちべぇしょんです!」
「…………」
「…………」
「……なるほど、上官がモチベーション…ねぇ」
「っ……はい…」
「…………扶桑」
「はい……!」
「お前はいい子だな」
「……えっ?」
「普通ならやれ最中やらアイスやら……そういうのだったりするんじゃないのか?」
「そ、それもございますが…私は提督の方が――」
「もう少し、自分の欲しいものとか言って良いんだぞ?」
「ですから……」
「いや……そんなものじゃなくて、もっと我儘になっても良いんだぞ?」
「我儘……」
「例えば……そうだな……」
「…………」
「………ま…まぁ…どんな些細なことでも良いから、どんどん言ってくれ」
「はぁ…!でしたら、美味しい夜食にでも連れていってもらえませんか?」
「いつもここで私たちの帰りを待ってくださっている提督が、私のもちべぇしょんです!」
「…………」
「…………」
「……なるほど、上官がモチベーション…ねぇ」
「っ……はい…」
「…………扶桑」
「はい……!」
「お前はいい子だな」
「……えっ?」
「普通ならやれ最中やらアイスやら……そういうのだったりするんじゃないのか?」
「そ、それもございますが…私は提督の方が――」
「もう少し、自分の欲しいものとか言って良いんだぞ?」
「ですから……」
「いや……そんなものじゃなくて、もっと我儘になっても良いんだぞ?」
「我儘……」
「例えば……そうだな……」
「…………」
「………ま…まぁ…どんな些細なことでも良いから、どんどん言ってくれ」
「はぁ…!でしたら、美味しい夜食にでも連れていってもらえませんか?」
「…………扶桑」
「もしかして……駄目…でした?」
「いや!むしろグッジョブ!」
「ぐっじょぶ…?ですか」
「あぁ。今後もどんどん我儘いってくれよ?」
「了解しました」
「…………そういえば、山城も同じこと言ってたな」
「えっ……………」
「よし、3人で行こうか」
「………………」
「……扶桑?」
「……実は、山城が前々から行きたいと言ってたので、後から誘うつもりでした」
「あ、そうだったの?……だが、それじゃあお前の我儘というよりも山城のためのお願いじゃないか」
「……すみません…こういうのしか思い浮かばなくて」
「いや、扶桑らしくていいと思うよ。いいお姉さんだ」
「……ありがとうございます」
「早速だが、明日の夜はどうだ?」
「明日……おそらく山城も大丈夫です」
「なら、後で伝えておいてくれるか?」
「了解しました」
「…………お陰さまでやることも無いし、早いが部屋に戻ってもらってもかまわないよ」
「………………提督は?」
「えっ…と……夕飯まで本でも読んでおくかな」
「……そうですか。では、私は山城に明日の件を伝えに戻ります」
「頼んだ」
「では…」
「もしかして……駄目…でした?」
「いや!むしろグッジョブ!」
「ぐっじょぶ…?ですか」
「あぁ。今後もどんどん我儘いってくれよ?」
「了解しました」
「…………そういえば、山城も同じこと言ってたな」
「えっ……………」
「よし、3人で行こうか」
「………………」
「……扶桑?」
「……実は、山城が前々から行きたいと言ってたので、後から誘うつもりでした」
「あ、そうだったの?……だが、それじゃあお前の我儘というよりも山城のためのお願いじゃないか」
「……すみません…こういうのしか思い浮かばなくて」
「いや、扶桑らしくていいと思うよ。いいお姉さんだ」
「……ありがとうございます」
「早速だが、明日の夜はどうだ?」
「明日……おそらく山城も大丈夫です」
「なら、後で伝えておいてくれるか?」
「了解しました」
「…………お陰さまでやることも無いし、早いが部屋に戻ってもらってもかまわないよ」
「………………提督は?」
「えっ…と……夕飯まで本でも読んでおくかな」
「……そうですか。では、私は山城に明日の件を伝えに戻ります」
「頼んだ」
「では…」
山城が姉のサポートをしているつもりなのか、妨害しているのか気になるな
実際病んだら山城みたいなのが一番危ないと思う
すべて綿密に計算され尽くされた行動を、実に自然に取れそうで
実際病んだら山城みたいなのが一番危ないと思う
すべて綿密に計算され尽くされた行動を、実に自然に取れそうで
「提督!」
「うおっ!?……山城か」
「明日の夜、姉様と超豪華な食事って本当ですか!?」
「超とは言わなかったが……まぁ、もとよりそのつもりだったけど」
「ありがとうございます!」
「…………やけに素直だな」
「当然です。姉様と豪華な食事なんて…夢のよう……」
「…………それ、俺も行くのわかってる?」
「え?それは勿論。財布を持っていかないで行けるはずがありませんよ」
「…………」
「……じ、冗談ですよ…」
「……まぁ、予定は空いてそうだな」
「…………ところで、提督は何を?」
「ん?あぁ…明日の分の仕事だよ。今のうちに減らしておかないと行けないと思ってな」
「………………それ」
「ん?」
「…少しだけ…私も手伝います」
「…………えっ」
「…その目はなんですか」
「いや、意外だったもんで…すまん」
「これを終わらせないと明日の姉様との高級料理店も無くなりそうですし、何より提督が姉様に押し付けることを避けたいんですよ」
「…………ありがとうな」
「そう思うなら私のためにも手を動かして下さい」
「うおっ!?……山城か」
「明日の夜、姉様と超豪華な食事って本当ですか!?」
「超とは言わなかったが……まぁ、もとよりそのつもりだったけど」
「ありがとうございます!」
「…………やけに素直だな」
「当然です。姉様と豪華な食事なんて…夢のよう……」
「…………それ、俺も行くのわかってる?」
「え?それは勿論。財布を持っていかないで行けるはずがありませんよ」
「…………」
「……じ、冗談ですよ…」
「……まぁ、予定は空いてそうだな」
「…………ところで、提督は何を?」
「ん?あぁ…明日の分の仕事だよ。今のうちに減らしておかないと行けないと思ってな」
「………………それ」
「ん?」
「…少しだけ…私も手伝います」
「…………えっ」
「…その目はなんですか」
「いや、意外だったもんで…すまん」
「これを終わらせないと明日の姉様との高級料理店も無くなりそうですし、何より提督が姉様に押し付けることを避けたいんですよ」
「…………ありがとうな」
「そう思うなら私のためにも手を動かして下さい」
「ただいま戻りました」
「……山城。少し遅かったわね」
「そ、そうですか?……あぁ、色々愚痴ったからかと思います」
「…………そう」
「それにしても明日は楽しみです」
「えぇ……」
「……本当は二人で行きたかったんですけど」
「二人で………そうね」
「姉様も思います?」
「私も……欲を言えば二人っきりの方が良かったかしら…」
「やっぱり邪魔ですね!ね!」
「………………そう…ね」
「やっぱり置いていこうかしら……」
「それは駄目よ……可哀想だわ」
「でも、何だかんだ許してくれるのでは…?」
「…………そうだとしても、私は楽しめないわ」
「……山城。少し遅かったわね」
「そ、そうですか?……あぁ、色々愚痴ったからかと思います」
「…………そう」
「それにしても明日は楽しみです」
「えぇ……」
「……本当は二人で行きたかったんですけど」
「二人で………そうね」
「姉様も思います?」
「私も……欲を言えば二人っきりの方が良かったかしら…」
「やっぱり邪魔ですね!ね!」
「………………そう…ね」
「やっぱり置いていこうかしら……」
「それは駄目よ……可哀想だわ」
「でも、何だかんだ許してくれるのでは…?」
「…………そうだとしても、私は楽しめないわ」
「それは……そうですね」
「だから、そんなこと言っては駄目よ?」
「姉様がそうおっしゃるのなら…」
「…………どうしてこんな娘を…」
「?何か仰いました?」
「いえ、何も言ってないわよ?」
「そうですか……?」
「……そろそろ夕飯の時間だから、提督を呼びに行ってくるわ。先に行っても良いわよ」
「そんな!この山城、姉様を置いて――」
「行っても良いわ」
「で、ですが…」
「……山城、先に行って席を取っておいてもらえるかしら」
「そういうことでしたら、わかりました」
「先に食べておきなさい?」
「いえ!なるべく待ちます」
「…………そう」
「だから、そんなこと言っては駄目よ?」
「姉様がそうおっしゃるのなら…」
「…………どうしてこんな娘を…」
「?何か仰いました?」
「いえ、何も言ってないわよ?」
「そうですか……?」
「……そろそろ夕飯の時間だから、提督を呼びに行ってくるわ。先に行っても良いわよ」
「そんな!この山城、姉様を置いて――」
「行っても良いわ」
「で、ですが…」
「……山城、先に行って席を取っておいてもらえるかしら」
「そういうことでしたら、わかりました」
「先に食べておきなさい?」
「いえ!なるべく待ちます」
「…………そう」
>>29-30兄弟揃って見てくださりありがとうございます
「失礼します」
「……扶桑?どうした?」
「そろそろ夕飯の時間ですのでお呼びしに来たのですけれど……提督は何を?」
「えっ…あ、いや!これは」
「…明日の分の仕事……ですか」
「先にしておかないとさ……な?」
「…………良いですか?提督はもう少し私を頼ってくださっても良いんですよ?」
「でも、俺は闘えないから…適材適所ってやつだよ」
「…………先程も言いましたけど、提督が倒れでもしたら、私は生きていけません」
「生きてって……指揮官が倒れてもどうであろうと乗りきって欲しいんだけどなぁ」
「…………はぁ」
「えっ」
「何でもありませんよ……私も手伝いますから、半分ほど分けて下さい」
「昼もやってもらって、流石に……」
「なら、以前から提督に頼っていた私の分です」
「それは日頃から海に出てくれて――」
「私がやりたいんです。ね?」
「……ありがとうな。じゃあ後で」
「いえ、今からゆっくりやりましょうか」
「え?夕飯は?」
「間に合わなければ私が用意しますよ。それよりもこっちが優先です」
「そうか……?」
「……扶桑?どうした?」
「そろそろ夕飯の時間ですのでお呼びしに来たのですけれど……提督は何を?」
「えっ…あ、いや!これは」
「…明日の分の仕事……ですか」
「先にしておかないとさ……な?」
「…………良いですか?提督はもう少し私を頼ってくださっても良いんですよ?」
「でも、俺は闘えないから…適材適所ってやつだよ」
「…………先程も言いましたけど、提督が倒れでもしたら、私は生きていけません」
「生きてって……指揮官が倒れてもどうであろうと乗りきって欲しいんだけどなぁ」
「…………はぁ」
「えっ」
「何でもありませんよ……私も手伝いますから、半分ほど分けて下さい」
「昼もやってもらって、流石に……」
「なら、以前から提督に頼っていた私の分です」
「それは日頃から海に出てくれて――」
「私がやりたいんです。ね?」
「……ありがとうな。じゃあ後で」
「いえ、今からゆっくりやりましょうか」
「え?夕飯は?」
「間に合わなければ私が用意しますよ。それよりもこっちが優先です」
「そうか……?」
「……結局、2時間ほどかかったな」
「すみません…私が遅かったばかりに」
「いや、別に責めてるわけじゃないよ。ただ珍しいと思ってな……もしかして、扶桑こそ疲れてる?」
「そんな!提督のためならもっと働きけますよ?」
「その気持ちだけで十分だよ」
「提督……」
「それに、山城もある程度は手伝ってくれてたし」
「……え?」
「礼を言ってくれたときにな。俺も手伝ってもらえるとは思ってなかったから驚いたよ」
「……………………」
「扶桑?」
「……提督。1つ聞いてもよろしいでしょうか」
「ん?」
「夕方に、私と山城を鎮守府のつぅとっぷと仰いましたよね?」
「言ったな」
「……私と山城。どちらが上ですか?」
「それは……山城だな」
「っ……」
「いや、扶桑もしっかりしてくれてるよ?でも、あいつもなんやかんやで戦果が一番だから」
「…………わかってます。……えぇ…大丈夫…」
「……?」
「すみません…私が遅かったばかりに」
「いや、別に責めてるわけじゃないよ。ただ珍しいと思ってな……もしかして、扶桑こそ疲れてる?」
「そんな!提督のためならもっと働きけますよ?」
「その気持ちだけで十分だよ」
「提督……」
「それに、山城もある程度は手伝ってくれてたし」
「……え?」
「礼を言ってくれたときにな。俺も手伝ってもらえるとは思ってなかったから驚いたよ」
「……………………」
「扶桑?」
「……提督。1つ聞いてもよろしいでしょうか」
「ん?」
「夕方に、私と山城を鎮守府のつぅとっぷと仰いましたよね?」
「言ったな」
「……私と山城。どちらが上ですか?」
「それは……山城だな」
「っ……」
「いや、扶桑もしっかりしてくれてるよ?でも、あいつもなんやかんやで戦果が一番だから」
「…………わかってます。……えぇ…大丈夫…」
「……?」
「まだ食堂は開いてるだろうか」
「作るにも食堂ですし、行きましょうか」
「そうだな……扶桑は料理が上手そうだな」
「そんなことはありませんよ。人並みです」
「山城も上手なのか?」
「………………」
「……ん?」
「山城は……正直言うとあまり…」
「あー…そうか」
「山城よりも私の方が上手かと」
「へぇ……ん?」
「どうなさいました?」
「いや……もしかして、閉めてしまったかな?」
「確かに……静かで人がいるように思えませんね」
「なら悪いが、扶桑に作って貰おうかな」
「ふふっ……了解しま――」
「姉様!」
「作るにも食堂ですし、行きましょうか」
「そうだな……扶桑は料理が上手そうだな」
「そんなことはありませんよ。人並みです」
「山城も上手なのか?」
「………………」
「……ん?」
「山城は……正直言うとあまり…」
「あー…そうか」
「山城よりも私の方が上手かと」
「へぇ……ん?」
「どうなさいました?」
「いや……もしかして、閉めてしまったかな?」
「確かに……静かで人がいるように思えませんね」
「なら悪いが、扶桑に作って貰おうかな」
「ふふっ……了解しま――」
「姉様!」
「…………山城」
「遅いです!いったい何をなさってたのですか?」
「え?待ち合わせしてたのか?それは悪いことをしたな」
「……いえ、私も忘れていたので」
「姉様!?」
「ごめんなさいね、山城」
「うっ……まぁ…姉様なら許します」
「ありがとう……ところで、山城は食べ終えたのかしら?」
「……実は待っている途中で寝てしまって…起きたのはついさっきなんです」
「……食べてなかったのね」
「…………見たところ、厨房は誰もいなさそうだな」
「間宮さん……私に気づかずに片付けてしまったんですね」
「……俺たちも今から食事なんだが、一緒にするか?と言っても、作るのは扶桑なんだが」
「っ……」
「よろしいのですか!?」
「…………えぇ、良いわよ」
「ありがとうございます!」
「……というわけで、悪いが 3人分頼めるか?」
「…………かしこまりました」
「……それにしても、こんな目立つ席にいたのに…不幸だわ」
「……そうね…本当に不幸だわ」
「遅いです!いったい何をなさってたのですか?」
「え?待ち合わせしてたのか?それは悪いことをしたな」
「……いえ、私も忘れていたので」
「姉様!?」
「ごめんなさいね、山城」
「うっ……まぁ…姉様なら許します」
「ありがとう……ところで、山城は食べ終えたのかしら?」
「……実は待っている途中で寝てしまって…起きたのはついさっきなんです」
「……食べてなかったのね」
「…………見たところ、厨房は誰もいなさそうだな」
「間宮さん……私に気づかずに片付けてしまったんですね」
「……俺たちも今から食事なんだが、一緒にするか?と言っても、作るのは扶桑なんだが」
「っ……」
「よろしいのですか!?」
「…………えぇ、良いわよ」
「ありがとうございます!」
「……というわけで、悪いが 3人分頼めるか?」
「…………かしこまりました」
「……それにしても、こんな目立つ席にいたのに…不幸だわ」
「……そうね…本当に不幸だわ」
山城が天然にしろ腹黒にしろ、今のところ扶桑の邪魔しかしてないよね
戦果を挙げてるせいか提督が山城の味方になりそうなのも辛い所
戦果を挙げてるせいか提督が山城の味方になりそうなのも辛い所
「……俺もなにか手伝おうか?」
「いえ、提督は座って待っていてください」
「でしたらこの山城、姉様を手伝います!」
「おいおい、大丈夫か?」
「は?なに心配してるんですか?私も料理できますからね」
「え?」
「っ……そう…かしら?」
「……確かに、姉様と比べたら劣りますけど」
「ふふっ……ありがとう」
「事実を言っただけです」
「なんだ。てっきりできないのかと」
「何か勘違いしてたのかもしれませんが、姉様に劣るだけで提督の何百倍も上手いですから」
「俺だってある程度は作れるぞ?」
「どーだか。ちゃんとしたものが作れるんですか?」
「それはこっちのセリフだ。よし、今度食戟だ」
「いいですよ?何を賭けましょうか。アイス?最中?」
「……………………」
「好きにしろ。安い方を選んでおくのが身の為だぞ?」
「それはこっちのセリフです。後で泣いてもしりませんよ?」
「……………………」
「……っと、すまん扶桑。邪魔してしまったな」
「……い、いえ!気にしてません」
「姉様、こんな馬鹿放っておいて、二人で楽しく作りましょう?」
「俺を馬鹿呼ばわりするなよ…」
「そうよ。提督が優しくて許してくれるとしても、私が怒るわよ?」
「ですが、喧嘩を吹っ掛けてきたのは向こうからですし……」
「…………なら、先に食べて部屋に戻ってたら良かったじゃない…」
「姉様?」
「!……なんでもないわ。さっさと作りましょうか」
「いえ、提督は座って待っていてください」
「でしたらこの山城、姉様を手伝います!」
「おいおい、大丈夫か?」
「は?なに心配してるんですか?私も料理できますからね」
「え?」
「っ……そう…かしら?」
「……確かに、姉様と比べたら劣りますけど」
「ふふっ……ありがとう」
「事実を言っただけです」
「なんだ。てっきりできないのかと」
「何か勘違いしてたのかもしれませんが、姉様に劣るだけで提督の何百倍も上手いですから」
「俺だってある程度は作れるぞ?」
「どーだか。ちゃんとしたものが作れるんですか?」
「それはこっちのセリフだ。よし、今度食戟だ」
「いいですよ?何を賭けましょうか。アイス?最中?」
「……………………」
「好きにしろ。安い方を選んでおくのが身の為だぞ?」
「それはこっちのセリフです。後で泣いてもしりませんよ?」
「……………………」
「……っと、すまん扶桑。邪魔してしまったな」
「……い、いえ!気にしてません」
「姉様、こんな馬鹿放っておいて、二人で楽しく作りましょう?」
「俺を馬鹿呼ばわりするなよ…」
「そうよ。提督が優しくて許してくれるとしても、私が怒るわよ?」
「ですが、喧嘩を吹っ掛けてきたのは向こうからですし……」
「…………なら、先に食べて部屋に戻ってたら良かったじゃない…」
「姉様?」
「!……なんでもないわ。さっさと作りましょうか」
「おまちどうさま」
「おお…!」
「冷蔵庫の中の余り物で作ったのでそこまで凝ってはいませんが…」
「いやいや、十分だ!」
「そうです。提督は姉様の手料理にケチつけるほど愚かでは無いですよ」
「ははは……まぁ、とにかくいただこうかな」
「えぇ、どうぞ」
「…………うん、美味い!」
「そうですか…?」
「この煮物の味付けとか、俺好みだ」
「ありがとうございます」
「このお浸しも……」
「あっ」
「それは……」
「おお…!」
「冷蔵庫の中の余り物で作ったのでそこまで凝ってはいませんが…」
「いやいや、十分だ!」
「そうです。提督は姉様の手料理にケチつけるほど愚かでは無いですよ」
「ははは……まぁ、とにかくいただこうかな」
「えぇ、どうぞ」
「…………うん、美味い!」
「そうですか…?」
「この煮物の味付けとか、俺好みだ」
「ありがとうございます」
「このお浸しも……」
「あっ」
「それは……」
>>44-45なんでや!ちゃんとしたラブコメも書いたやろ!
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