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元スレ雪乃「比企谷くんを救うことになった。」
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結衣「だ…大丈夫…!?」
少女A「痛っ…これは…気にしなくていいですよ…
私も思わず熱くなりすぎましたからね。お相子ということにしておきましょう。」
雪乃「私も…謝らないわよ…
最初に私たちと比企谷くんの関係を罵ったのはあなたの方なのだから。」
少女A「あなたたちと比企谷くんの関係ですか…では再びお聞きします。
あの二つの件は正直私から見てもあまり後味の良いものだとは思えません。
けれどそれでも比企谷くんなりに頑張って依頼を成功にこぎつけたと私も思っています。」
結衣「そうだよ!ヒッキーは頑張ってくれたんだよ!」
少女A「ですがあなたたちから見てその結果は不都合だったのではありませんか…?」
この女は一度謝罪したのにさっきよりも鋭い詰問を迫ってきた。
あなたはこれ以上私たちに何を言う気なの…?
少女A「雪ノ下さん、私もあなたの噂は予々お聞きしています。
不躾ですがあなたはこの学校で一番の成績優秀な全校生徒の模範と讃えられる生徒です。」
少女A「それに由比ヶ浜さんも男女問わず人気のある人です。それは素直に認めます。」
少女A「そんなあなたたちにしてみればあの依頼の結果はどうでしたか?
鮮やかでしたか?見事で華々しい解決でしたか?いえ、そうではありませんでしたよね!」
少女A「比企谷くんは方法を問わずに問題を解消した。確かに結果は成功を収めた。
けれどあなたたちにしてみればその結果は不満しかない。
何故ならその方法が人前で胸を張れるような行為ではなかったからですよ!」
少女A「これがどういう意味かわかりますか?
あなたたちは常に他人から賞賛されて華々しい人生を辿っている。
それに対して失礼ですが…比企谷くんはそういったことに縁のない人…」
少女A「そんな彼と共に行動をしていたのに、
雪ノ下さんも由比ヶ浜さんも気味が悪いほど悪評が立ちませんよね?」
少女A「あの二つの悪い噂は常に彼のみが悪いと称されあなたたちには害すら及ばない。
それは確かに実行した彼が悪いと思われるのは当然のことなのかもしれません。
でもあなたたちは一回でも悪く罵られる彼を庇いましたか…?
彼だって血の通った人間ですよ?他人から悪く罵られれば心が傷つきますよ!!」
結衣「ちがう…そんなことないよ!私たちだって一応みんなにフォローしたもん!」
雪乃「それに私たちの行動には落ち度がなかったわ!」
確かに比企谷くんが悪く言われていた時のことは仕方がない。
でも私たちが悪く言われるのは間違っている。
何故ならあの二つの依頼で私たちには何の落ち度もなかったのだから。
けれど彼女はそんな私たちに対してこう言ってのけた。
少女A「あの二つの依頼でお二人に何の落ち度もなかったですって…?」
少女A「そんなはずはありませんよね!
たとえば文化祭、
エンディングセレモニーが終わった直後でも雪ノ下さんは相模さんの行動を責めなかった。
その前に比企谷くんが相模さんに暴言を吐いて傷ついていたと思われていましたからね。
悔しい話ですがあの時の相模さんを周りが責め立てることは出来なかったはずですよ。」
少女A「ですが雪ノ下さんは文実の副委員長でした。
比企谷くんの暴言とは別に相模さんがあの場から逃げ出した責任を問い質す必要があった。
でもそんなことはしなかった。それを怠った理由は何故ですか!?」
少女A「それで先ほど雪ノ下さんのお姉さんに会って私はあることを思い出しました。
文実の委員が仕事をサボりだしたのはあなたのお姉さんが有志の受付に来た直後ですよね。
それでわかりましたよ。」
少女A「あの時、あなたはお姉さんと相模さんの安っぽい挑発に軽々しく乗ってしまった。
その結果、文実の作業に明らかな支障をきたす結果になった。
だから相模さんを問い詰めることができなかった。
何故ならあの時もしも相模さんを問い詰めていたら、
雪ノ下さん!あなた自身にも責任問題が生じる可能性があったからですよ!!」
少女A「あなたは自分の責任逃れを行うために、
相模さんと同じく比企谷くんにその罪を擦り付けたのですね!!」
この女…何を言っているの…?
私が…比企谷くんに…罪を擦り付けた…?
何をどう解釈したらそんな馬鹿げた妄想を思いつくの…?
その彼女の馬鹿げた妄想が今度は由比ヶ浜さんに矛先を変えたわ。
少女A「由比ヶ浜さんはグループ仲間である、
戸部くんの恋路を応援するために彼の依頼を聞き入れた。
ですが最後に彼らの問題を解消したのは比企谷くんですね。」
結衣「私はヒッキーに罪なんか擦り付けてはいないよ…」
少女A「でもあなたも比企谷くんの嘘告白に納得していませんでしたよね。
修学旅行後は葉山くんグループと何事もなく仲良く行動していた。
汚れ仕事だけ彼に押し付けて自分は葉山くんたちと仲の良いままってなんですかそれ?
正直あなたの行動は軽蔑します。それに…!」
少女A「由比ヶ浜さんはあの後、
比企谷くんに何であんなことをしたのか聞きましたか?
聞いていませんよね!あなたも昨日修学旅行の事実を知ったばかりでしたよね!」
少女A「あなた…自分で依頼を受けたくせに比企谷くんに全ての責任を負わせましたね!
仲の良い友達の依頼だからと軽々しく受けて都合が悪くなれば全て比企谷くんの所為に!
由比ヶ浜さん…あなたは…姑息で卑怯ですよ!!」
結衣「ちがう…ちがうよ!私だってヒッキーのことを心配してたもん!?」
由比ヶ浜さんも私と同じく涙ながら彼女に訴えている。
けど彼女は由比ヶ浜さんの言葉を信じる気など微塵もない。
なんて…女なのだろか…
そしてこの女は私たちの前でこう言い捨てた。
少女A「もうこの際だからハッキリ言わせてもらいます。」
少女A「あなたたちにとって比企谷くんとは利用価値のある使い捨ての道具だった。」
少女A「とりあえず使い道があれば手元に置いて手懐けていただけ。」
少女A「比企谷くんが頑張った綺麗なところだけを、
まるで自分の手柄のように振る舞い都合の悪い部分は彼に全て押し付けていた!」
少女A「そして利用価値がなくなれば容赦なく切り捨てる。」
少女A「要はそういうことなのでしょう。」
少女A「何が絆ですか!馬鹿らしい!」
少女A「今ならわかります!
彼を最も苦しめていたのは相模さんでもましてや葉山くんでもない!
雪ノ下さんに由比ヶ浜さん!比企谷くんを本当に苦しめていたのはあなたたちだ!!」
え…?
今…この女…何て言ったの…?
私たちが比企谷くんを苦しめていた…?
可哀想に、くだらない妄想に因われてしまったのね。
今すぐに精神科へ行ってカウンセリングを受けるべきだわ。
結衣「ちがう…ちがうよぉ…私たちはヒッキーを…そんな風に思ってなんか…ウグッ…」
少女A「私の前で泣かれても困ります。それよりも邪魔だからそこ退いてもらえますか?」
結衣「でも…グスッ…退いたら…告白しに行くんでしょ…?」
少女A「はい、行かせてもらいます。それが当初の依頼でしたよね。」
結衣「嫌だよ…ヒッキーに告白なんかしないで…お願いだよ…う゛ぇぇ…」
少女A「冗談じゃありません。
何であなたに邪魔されなきゃいけないんですか。ほら、邪魔だから退いてくださいよ。」
彼女は泣きじゃくる由比ヶ浜さんを力づくで押しのけて扉を出ようとする。
でもそれでも彼女が部室を出ることはできなかった。
何故ならまだ私がいるからだ。
雪乃「ダメ…通さないわよ…」
少女A「退いてください。」
雪乃「嫌よ…」
少女A「お願だから退いてください。」
雪乃「嫌よ…嫌ぁ…」
少女A「退いて…」
雪乃「絶対嫌!」
私は惨めな抵抗を続けた。
涙を流しながら扉の前にたち彼女がこの部室を出ていくのを必死に止めている。
先ほどまでとはちがい虚しい抵抗だ。
もう反論する言葉が見つからない。
目の前にいるこの憎たらしい女に全部言われてしまった。
それでもこの女をここから通したくない。
それが私にできる最後の抵抗だった。
けれど…
私は声も出せずに怖気づき、気づけば腰を抜かして床に座り込んでしまう。
それから彼女は座り込む私を心配する様子も見せず部室を出ていった。
結局、私たち二人は彼女の恋路を邪魔することはできなかった。
それどころか知られたくもない…
いや…私たち自身ですら知り得なかった…真実を暴かれ…
醜い自分の本性を晒されてしまった…
起き上がらなければ…まだ間に合う…彼女を…あの女を追わなければ…
でも無理だ…どうしても…立ち上がる気力が沸かない…
目の前が真っ暗だ…何も見えない…
もう…おしまいだ…
なにもかも…終わってしまった…
ここまで
強敵少女Aちゃんに完敗してしまったゆきのん
果たして再び立ち上がることができるのか?
立ち上がれゆきのん!
強敵少女Aちゃんに完敗してしまったゆきのん
果たして再び立ち上がることができるのか?
立ち上がれゆきのん!
>>411
乙でした!かなりスカッとした!
乙でした!かなりスカッとした!
乙です
ここまで少女Aちゃんが本当に少女なのか、性別が女だったとして見るに堪える容姿なのか一切言及なし(猜疑)
ここまで少女Aちゃんが本当に少女なのか、性別が女だったとして見るに堪える容姿なのか一切言及なし(猜疑)
乙です、
お願いだからこっからのハチマンコだけは勘弁しておくれよ……、勘違いや気のせいかもしれないけどゆきのんの屑っぷりが八幡が視力失ったりする例のssとそっくりなんや……。
お願いだからこっからのハチマンコだけは勘弁しておくれよ……、勘違いや気のせいかもしれないけどゆきのんの屑っぷりが八幡が視力失ったりする例のssとそっくりなんや……。
ここまで一切登場していない八幡が生徒会で何をされているのか……あっ(察し)
乙です
原作でも本物発言とかの八幡が行動が無かったらそのままだったかもな
原作でも本物発言とかの八幡が行動が無かったらそのままだったかもな
戸塚は部活があるからなー
川崎もけーちゃんがらみで居残りしたくないだろうし
グループ見限ったあーしさんが謝罪の意味を込めて入ってくるのは有りかと思う
川崎もけーちゃんがらみで居残りしたくないだろうし
グループ見限ったあーしさんが謝罪の意味を込めて入ってくるのは有りかと思う
静ちゃんは糾弾されないのかな。
彼女もかなりあれだと思うんだが。
彼女もかなりあれだと思うんだが。
少女Aは相当原作を読み込んどるな
これは屑のんや屑ガハマでは到底歯が立たんやろ
これは屑のんや屑ガハマでは到底歯が立たんやろ
>>423
スキージャンプのK点みたいに言うなし
スキージャンプのK点みたいに言うなし
保身の為に無意識で八幡を利用してたって、ある意味意識して利用してたよりも悪質だからな
八幡だけに奉仕を強いていたお二人には、もうAさんが八幡とお泊まりデートする所を
目を濁らせながらストーキングするぐらいしかできそうにないね…
八幡だけに奉仕を強いていたお二人には、もうAさんが八幡とお泊まりデートする所を
目を濁らせながらストーキングするぐらいしかできそうにないね…
乙
少女Aさんは葉山にも恨まれてるよな。なんもないと良いが。
少女Aさんは葉山にも恨まれてるよな。なんもないと良いが。
二人が八幡を救うストーリーだから、二人が八幡を手放すことで結果的に八幡が救われても成立するんだよね。
>>433
俺のキングダムをぶち壊したからね
俺のキングダムをぶち壊したからね
ガハマがなんでサブレを助けてもらったくせに、お見舞いに通ったり退院後すぐに積極的に絡まなかったのか
割と不思議だったんだが「自分が周りにどう映るか」という保身が第一にあったのなら納得だな
割と不思議だったんだが「自分が周りにどう映るか」という保身が第一にあったのなら納得だな
ガハマさんは一年の頃に相模とつるんでたそうだから、相模の陰湿な性格考えると後ろ盾なく八幡と接触する気になれなかったんじゃね
下手に八幡と関わってしまったら、相模グループで吊るし上げくらう可能性高いって事はガハマさん理解してただろし
下手に八幡と関わってしまったら、相模グループで吊るし上げくらう可能性高いって事はガハマさん理解してただろし
く、空気を読んだだけだから! 打算や保身があったとしても無自覚だから!
想い切りビンタして晴れた顔にした時点で告白の邪魔は成功してない
みんなの評価 : ★★
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