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元スレ雪乃「比企谷くんとの間に子供が出来た。」
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雪乃「この物語は…」
雪乃「彼…比企谷くんと私との間に子供が出来たお話…」
雪乃「最初の異変に気づいたのは夏休みが明けた直後だったわ。」
~奉仕部~
雪乃「あら?由比ヶ浜さんが珍しく本を読んでいるわね。」
結衣「む~っ!ゆきのんったら失礼しちゃうなぁ!
私だって本くらい読むもん!これはねぇ、平塚先生がこの部室に置いていった本なんだよ。」
雪乃「平塚先生が置いていった本だけど…
ひよこクラブって…平塚先生の場合はまずゼクシィを読むべきではないかしら?」
結衣「ゆきのん、平塚先生だって本くらい自由に選ばせてあげようよ…
でもね、そのひよこクラブなんだけど可愛い赤ちゃん特集なんだ~!
やっぱり赤ちゃんって可愛いよね~♪」
雪乃「赤ちゃんだなんて…私たちにはまだ早すぎる事よ…第一相手がいないじゃない。」
結衣「ブ~ッ!ゆきのんは夢がないんだから!まあそれはともかくなんだけど…」
八幡「…」モグモグ
結衣「…ねぇ…ヒッキー…ちょっと聞きたい事があるんだけどいいかな?」
八幡「あん?どうした?」モグモグ
結衣「さっきからヒッキーはレモンとか酸っぱそうなモノばかり食べてるのはどうしてなの?」
八幡「あぁ、何か知らんが最近妙に食べたくてな。別に他意はないぞ。」モグモグ
結衣「そ…そう…それじゃあもうひとつ聞きたい事があるんだけど…」
八幡「まったく、今日はしつこいな。今度は一体何だよ?」
結衣「そ…その…ヒッキーのお腹…」
八幡「お腹…?お腹がどうかしたのか?」
結衣「その妙に膨らんだお腹は一体何なの!?」
八幡「あぁ、これか?実は…夏休み中に太ってな。」
結衣「なんだぁ~!私はてっきりヒッキーが妊娠したかと思ったよ!」
八幡「馬鹿だな由比ヶ浜…男が妊娠なんかするわけないだろ…」
結衣「そうだよね、それにしてもヒッキーはだらしないよ!
たった一ヶ月でそんなにお腹だけぽっこり出てるんだから!
ちゃんと節制しないとすぐに材…なんとかみたいにぽっちゃり系男子になっちゃうぞ!」
八幡「失礼な!
俺だってちゃんと食事には気を使っているんだぞ!でも何故か太ったんだよ。何でだろ?」
雪乃「…」
雪乃「どうやらまだバレていないようね。」
雪乃「二人ともお馬鹿で助かったわ。」
雪乃「比企谷くんのあのお腹…」
雪乃「何故そうなってしまったのか、私には心当たりがあるわ。」
雪乃「そう、あれは今から三ヶ月前の事だったわ…」
~三ヶ月前~
八幡「ふぁぁ~今日も依頼が来ないなぁ。」
雪乃「依頼がないからといってそんなに大きな欠伸するなんて弛んでいるわね。」
八幡「うっせ!放課後の4時過ぎだぞ。授業が終わって欠伸くらいしたっていいだろ…」
雪乃「授業が終わっても部活動中よ。もう少し真剣に取り組んでほしいものだわ。」
八幡「真剣にって…
由比ヶ浜だって三浦たちと一緒にカラオケに行ったし正直暇だろ。
まあ依頼人が来たらその時は起こしてくれ。それじゃあお休みzzz」
三ヶ月前、彼は私の前で堂々と居眠りを始めた。
呆れた私はそんな比企谷くんを起こそうと彼に近づいたのだけれど…
雪乃「比企谷くん、起きなさい。私の前で堂々と居眠りなんていい度胸ね…って…」
八幡「むにゃ…」
雪乃「あら…寝顔は可愛いのね…」
雪乃「寝ている時はあの腐った目は閉じてるものね。」
雪乃「…」ムラッ
雪乃「誰も…見てないわよね…?」
雪乃「それなら…一発だけ…一発だけだから…!」
~現在~
雪乃「それから味をしめた私は、
比企谷くんが部室で寝ている度に…まあ…犯してしまったわ…
だって仕方ないじゃない!可愛い寝顔をしていた比企谷くんが悪いのよ!?」
八幡「うぅ…なんか気持ち悪いし…吐き気がする…今日は帰らせてもらうわ…」
結衣「ヒッキー大丈夫?今日は一緒に帰ってあげるからね。」
雪乃「吐き気ってつわりじゃ…?まずいわね、これはなんとかしないと…」
~雪乃の部屋~
雪乃「………というわけなのよ姉さん。」
陽乃「ゴメン雪乃ちゃん、
いきなりおかしな相談事頼まれてもお姉ちゃん全然わかんないの。
もう少しわかりやすく説明してくれないかな~?」
雪乃「まったく、実の妹が珍しく頼ったのだから真剣に聞いてほしいわ。
寝ている比企谷くんがちょっと可愛かったから睡眠姦したら彼が妊娠したの。
だからこの事態をどうにかしたいから策を講じなさいと言っているのよ。」
陽乃「あらあら、知らない間に比企谷くんを睡眠姦しておいてその尊大な態度…
さすがのお姉ちゃんも思わず引いちゃうぞ!」
雪乃「別に私が悪いわけじゃないわ!
彼の寝顔が襲ってくださいと言っているように思ったから睡眠姦してしまったのよ!
これは全部比企谷くんのせいだわ!こうなったら彼に責任を取ってもらわないとダメね…」
陽乃「どっちかと言うと責任を取るのは雪乃ちゃんの方なんだけどな…
それで雪乃ちゃんはこれからどうするつもり?ちゃんと比企谷くんに事情を説明するの?
ていうかちゃんと責任取るの?これが一番大事なんだけどな~?」
雪乃「責任?勿論取るわよ。」
陽乃「ワォッ!それじゃあ比企谷くんは雪乃ちゃんのお嫁さんになるわけね!
今度から比企谷くんにお義姉さんって呼ばれるのもなんだか新鮮~♪」
雪乃「何を浮かれているの姉さん?
確かにこうなった以上、彼を娶る事にはなるけど問題があるわ。
それは彼の母体に宿るお腹の子よ。」
陽乃「うんそうだね、確かにそこが大きな問題だよね。」
雪乃「知っての通り私たちは高校生。結婚はまだ出来ないわ。
だからお腹の子は色々な面において養育できる環境ではないのよ。」
陽乃「さすがは雪乃ちゃん!
冷静に物事を考えてるね。まあ冷静な人は最初から睡眠姦なんかしないんだけどなぁ…」
雪乃「そこで私は考えたわ。今回は…その…彼にお腹の子を諦めてもらおうと!」
陽乃「へ…?」
陽乃「ちょっと待って雪乃ちゃん…?今あなた責任は取るって言ってなかった?」
雪乃「まったく察しが悪いのね姉さん、勿論責任は取るわ!
でもそれは将来いずれはという意味よ。今の私は未成年。
社会的にも経済的にも責任を取るのは時期尚早、今回は諦めてもらわないと…」
陽乃「えぇ~っ!?」
雪乃「そんなわけで姉さん、あなたにお願いしたいのは…
比企谷くんに自分が妊娠しているとは気づかれないまま、
お腹の子を降ろす方法を考えて欲しいのよ!!」
陽乃「お姉ちゃん…今まで生きてきてこんな無茶ぶり振られたのは生まれて初めてだよ…」
雪乃「しっかりして姉さん、これは非常にデリケートな問題なのよ。
下手に対応を間違えれば私の社会的信用、引いては雪ノ下家の名誉に関わる問題なのだから。」
突っ込まれる前に自分から言い出すのはタイトルありきで話を考えて読者の予想を裏切ろうとする気満々なのが透けて見えて寒い
そこは嘘でも八幡が妊娠するのが当たり前みたいな態度でいてほしかった
そこは嘘でも八幡が妊娠するのが当たり前みたいな態度でいてほしかった
>>13があまりにも余計な一言すぎて激萎えだ
そこは「二人きりのときに八幡が無防備に寝ていたら誰だって襲うよね?」くらい言わないと
~それから数日後~
雪乃「あれから数日経ったというのに姉さんからは全然音沙汰がないわ。」
雪乃「まさか私を見捨てて雲隠れしたのでは…?」
雪乃「なんという姉なのかしら!雪ノ下家の腐敗がここまで深刻だったなんて…」
雪乃「さすがにそろそろ彼も感づく頃のはず。
このままお腹の子が堕胎時期を過ぎれば…早くしなさい姉さん!?」
結衣「ゆきのん難しい顔してるけど大丈夫?ところでヒッキー遅いよね、どうしたんだろ?」
八幡「ウス、二人ともいるのか。実は…お前たちに相談があるんだが…」
結衣「えっ!ヒッキーが私たちに相談!?超珍しいんだけど!雪でも降るんじゃない!!」
雪乃「相談って…まさか…」
八幡「実はその…」
八幡「信じられない話なんだが…」
八幡「俺…妊娠したんだ…」
雪乃「やっぱり…」
結衣「えぇ―――――ッ!!??」
結衣「い…一体どういう事なのヒッキー!ていうか誰に孕まされたの?!」
八幡「それが全然覚えがないんだ…
最近体調が悪いから気になって病院に行ったら医者からおめでただと言われて…
一体どうしたらいいのかと思って二人に相談したいんだ。」
結衣「そんな…聖母マリアじゃあるまいし…
まさかイエス!イエスなの!?ヒッキーのお腹に宿っているのはイエスなの!?」
雪乃(宿っているのは私の子なのだけど…)
雪乃(でも彼は私に襲われたと気づいていない。これは悪くない状況だわ!)
雪乃「まったく、この男はとんだ淫乱魔なのね。」
結衣「ゆきのん!突然何を言うの!?」
雪乃「つまりあなたは何処の誰ともわからない子供を身篭った。
まったく、酷い話だわ。
相手の素性も知らずに股を開くだなんてスキモノと思われても仕方のない事よ。」
八幡「そ…それは…」
雪乃「私から言えるのはこれだけよ。その子供は堕ろしなさい。」
結衣「そんな…妊婦の前でそんな事言うなんてあんまりだよゆきのん!?」
雪乃「考えてもみなさい。
比企谷くんは未成年、おまけに彼を孕ませた相手は不明。
子供を生む環境が最悪すぎるのよ。
まあどうせこの男が行きずりの相手と淫らな行為に及んだのでしょうが…
今回はあなたの自己責任よ!お腹の子を思うなら私の言う通り堕ろしなさい!!」
八幡「そんな…」
雪乃(完璧だわ、比企谷くんには悪いけどこれで私の信用を損なわれずに事が運ぶわ。)
雪乃(あら、なんだか比企谷くんが泣いているわね。)
雪乃(そんな彼も少し可愛くも思えるけど…でも今回の私は心を鬼にして接しないと!)
雪乃(情けは無用よ!
そもそも彼が誘ってきたからこんなややこしい事態に陥ってしまったのだから!
この件は全て比企谷くんに責任があるのよ!!)
八幡「雪ノ下の言いたい事はわかるよ…
でも…お腹の子を…堕ろすなんて…それだけは…嫌だ…この子は何も悪くないのに…」
雪乃「我が儘なんてみっともないわね。
そもそもあなたがふしだらだからこんな事態に陥ったのよ。
勿論あなたの言うようにお腹の子に罪は無いわ。
悪いのは全部あなた、わかったらさっさと産婦人科に行ってきなさい。」
八幡「そんな…」
雪乃(やったわ、計画通り!)
結衣「大丈夫だよヒッキー、私が付いているからね!」
八幡「ゆ…由比ヶ浜…?」
結衣「ヒッキーは悪くはないもん。それにお腹の子だって!」
雪乃「由比ヶ浜さん安易な発言はやめなさい!あなた責任を持てるの!?」
結衣「持てるよ!この子はヒッキーの子だよ!
ゆきのん、奉仕部は自己改革を促して悩みを解決する部だよね。
それならヒッキーの悩みを私たちで解決すればいいんだよ!」
八幡「由比ヶ浜…ありがとう…」
結衣「大丈夫だよヒッキー、安心して子供を生んでいいからね。
大体悪いのはヒッキーじゃなくて勝手にヒッキーを孕ませてトンヅラしたクズ野郎だよ!
見つけたら絶対にタダじゃすまさないんだから!!」
雪乃「…」
雪乃「なんだか妙な事になってしまったわ。」
雪乃「でも由比ヶ浜さんがこの件を秘密にする事はできないはず。」
雪乃「きっとクラスの誰かに言いふらすはずだわ。」
雪乃「そうなればきっと噂が出回って…」
『うわっ!比企谷男のくせに妊娠してる!?』
『キッモー!』
『近寄るんじゃねえよ!?』
雪乃「そんな暴言に耐え兼ねて比企谷くんは結局堕ろす事になるはず。」
雪乃「今度こそ上手くいくはずよ!」
~翌日~
雪乃「もう放課後、比企谷くんと由比ヶ浜さんはまだ姿を見せないのね。」
雪乃「まあしょうがないわ。」
雪乃「由比ヶ浜さんはあの性格だから秘密なんて出来るはずがないもの。」
雪乃「比企谷くんも傷つくでしょうが、
そこは将来私が責任を取るという事で解決するはず。これにて問題解決ね。」
八幡「ウス。」
雪乃「あら比企谷くん、
そんな目立つお腹だからもう噂が立って大変でしょうね…ってあら?」
結衣「ヒッキー、大丈夫?」
川崎「お腹の子に影響出るんだからあまり移動は控えろよ。」
静「これから奉仕部の活動は雪ノ下たちに任せるからキミは安静にしているんだぞ。」
材木座「八幡!我の小説をお腹の子の胎教に聞かせてやってはくれぬか!」
戸塚「八幡、何かあったらすぐに僕たちに言ってね。すぐに駆けつけるから。」
八幡「みんな…あまり過保護にならなくてもいいぞ…大丈夫だって言ってるだろ。」
雪乃「な…何かしらこの光景は?
比企谷くんの周りを彼のクラスメイトや平塚先生が守るように囲んでいるなんて!?
これは一体どういう事なの!!」
結衣「あ、ゆきのん!
実はヒッキーが妊娠した事をクラスのみんなに教えたら、
こんなに応援してくれる人たちが集まったんだよ!!」
川崎「話は聞いたよ、比企谷とお腹の子には罪はないしね。」
静「まさか教え子に先を越されるとはな…
けど先生が支えてあげるから頑張って子供を産むんだぞ!」
戸塚「八幡、僕たちも応援するからね!」
材木座「我も応援するぞ!」
八幡「みんながこんなに受け入れてくれるなんて…ありがとう…友達っていいよな…」
雪乃「また話がおかしな方向に…何故こうなるの…!?」
おかしい八幡が妊娠しているというのに海老名さんがぐ腐腐してこないなんておかしい
人の良い葉山や三浦オカンがいないことから鑑みるに、鼻から大量出血して保健室に運ばれているのだろう
~それから後日~
~比企谷家~
雪乃「ここが比企谷くんのお家ね。それにしても姉さん今まで何をしていたの?」
陽乃「ちょっと色々と準備をね。
それよりも雪乃ちゃんこそ比企谷くんへ言う事はわかってるの?」
雪乃「勿論よ、今度こそ彼を説得して堕胎させてみせるわ。
これは私のためでもありひいては比企谷くんの今後の為でもあるのだから!」
陽乃「…」
雪乃「それにご家族の方々だって突然の妊娠に戸惑っているはずよ。
ここは比企谷家のためにもなんとしても堕胎を勧めないといけないわ!」
陽乃「うん、わかったからその口さっさと閉じてお家の中に入りましょうか。」
小町「あ、雪ノ下さんに陽乃さん。いらっしゃい。お待ちしていました。」
陽乃「ひゃっはろ~、小町ちゃん。とりあえず中に上がらせてもらうわね。」
雪乃「今…彼女…私の事を雪ノ下さんって呼んだわね。
変ね、確かいつもなら私の事を雪乃さんと呼ぶのにどうして苗字で…?」
小町「…」
小町「兄は浮かれてる結衣さんと一緒にお腹の子の生活用品買いに行って留守なんです。
それなのでちゃちゃっと話を始めませんか。正直小町もこんな話はしたくないし…」
雪乃「こんな話って…一体どういう事なの?」
陽乃「雪乃ちゃん…
実は比企谷さんのお家の方にはお姉ちゃんが前もって事情を説明しているの。
だから比企谷くん以外はみんな彼のお腹の子の父親があなただって知っているのよ。」
雪乃「ちょっと待って!そんな事聞いてないわよ!?」
その時だったわ。
姉さんはいきなり私と小町さんの目の前で思わぬ行動に出たの。
それまで私は17年間、一緒に生きてきて姉さんのあんな姿を初めて目撃してしまったわ。
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