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元スレ雪乃「比企谷くんを救うことになった。」
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こういうこと言ってるのって大抵レス付かないSSしか書いたことない書き手サイドの人
自分のSSをネタに雑談盛り上がるとか作者にして見たら最高にテンション上がるわ
ロムに止められると正直腹立つ
こういうこと言ってるのって大抵レス付かないSSしか書いたことない書き手サイドの人
自分のSSをネタに雑談盛り上がるとか作者にして見たら最高にテンション上がるわ
ロムに止められると正直腹立つ
自分の言葉で反論すればいいのに、それすら出来ずにとりあえず形だけコピペで応酬しているのを見ると、
ぐうの音も出ないほど論破されて余程悔しかったんだろうなと思ってしまいますわ
ぐうの音も出ないほど論破されて余程悔しかったんだろうなと思ってしまいますわ
びっくりするほどキモい話だなこれ
居酒屋どころじゃねぇよwwwww
これを外野の反応とか炎上目的じゃなく本気で書いてるなら作者尊敬するわ
同じもの読んでてこんな発想はとても出てこねぇw
居酒屋どころじゃねぇよwwwww
これを外野の反応とか炎上目的じゃなく本気で書いてるなら作者尊敬するわ
同じもの読んでてこんな発想はとても出てこねぇw
ヘイト向けに作ってあるから仕方ないよ。葉山と奉仕部を完全に潰しに掛かってるんだからww
<<さらに翌日>>
雪乃「由比ヶ浜さん…その…
言いづらいと思うのだけど…今日…あなたのクラス…どうだったの…?」
結衣「それなんだけどね…優美子たち…みんな…誰とも喋らなかったんだ…」
雪乃「そう、彼らのボス猿だった葉山くんはどうなの…?」
結衣「隼人くんは…優美子や姫菜…戸部っちとなんとか話そうとするんだけど…
でもみんなの方がもう隼人くんを避けている感じになってさ…
昨日優美子たちが言ったように本当にみんなの関係終わっちゃったよ…」
雪乃「そうなの。まあ当然の結果だったかもしれないわね。」
「 「………」 」
翌日、私は由比ヶ浜さんに葉山グループの近況を聞いてみた。
予想通りあのグループはもう終わってしまったそうだ。
けど…今の私たちにしてみればそんなことはどうでもいい。
そう、そんなことより私たちはもっと大きな問題を抱えているのだから…
結衣「ゆきのん…あの子がヒッキーに告白するのって…今日だよね…」
雪乃「そうね…」
結衣「ヒッキーは…あの子から告白を受けたらどうするんだろ…?」
雪乃「さぁ…知らないわ…」
結衣「私たち…どうしたらいいんだろ…?」
雪乃「本当に…どうしたらいいのかしらね…」
結衣「ゆきのんはどうしたいと思ってる?」
雪乃「私は…わからない…由比ヶ浜さんの方はどうなの…?」
結衣「私も…わからないよ…ゆきのんがわかんないことを私がわかるわけないじゃん…」
雪乃「…」
結衣「…」
部室内は気まずい雰囲気に包まれている。
その原因は、今日は彼女が比企谷くんに告白する日だからだ。
正直私たちは比企谷くんが彼女に告白される光景を見たくはない。
それなのに私たちは未だに比企谷くんに対して素直になれずにいる。
一体どうしたらいいのかと頭を悩ませていたその時だった。
陽乃「ひゃっはろ~!」
結衣「陽乃さん!」
雪乃「姉さん…こんな時に何の用…?」
陽乃「ぶ~っ!あんまり歓迎されてないな~!
せっかくお姉ちゃんが比企谷くんのいい知らせとそれに悪い知らせを持ってきたのに!」
雪乃「比企谷くんの…いい知らせと悪い知らせ…?」
突然部室へ姿を見せた姉さん。
そんな姉さんが私たちに告げるいい知らせと悪い知らせとは…
陽乃「まずはいい知らせから!
なんと比企谷くんが生徒会長になりましたー♪ドンドン!パフパフ~♪」
結衣「ヒッキーが生徒会長!?」
雪乃「まさか彼が本当に生徒会長になるなんて…姉さんは一体何を考えているの?」
陽乃「だって雪乃ちゃんよりも、
みんなから最底辺だと思われている比企谷くんにやってもらった方が面白そうじゃない!」
雪乃「結局いつもの姉さんの悪ふざけということね。それで悪い方の知らせは…?」
陽乃「それがね、比企谷くん以外の役員は決まらなかったの。シクシク、悲しいよぉ…」
下手な嘘泣きで誤魔化す姉さん。
まあ私の予想通りだと思った。
やはりまだ彼の噂が完全に絶たれたわけではない。
そんな悪評のある彼が生徒会長になってしまったのだ。
これでは誰も生徒会に入ろうとはしないだろう。
陽乃「それでお姉ちゃんは二人にお願いがあるの。比企谷くんと一緒に生徒会やらない?」
結衣「ヒッキーと一緒に生徒会…?それいいかも!」
雪乃「私は…あの男の下に付くというのは屈辱なのだけど…」
比企谷くんと生徒会をやる。
これは悪くない話だと思った。
私たちは今一度関係を見直す必要がある。
それにはこの奉仕部という環境を変えなければならない。
そこへ先ほど姉さんが持ってきた生徒会入りの話は大変都合がいい。
比企谷くんとまた元の関係に戻れる。
既に葉山くんたちの件も片付いている。
もう私たちの心に比企谷くんに対するわだかまりはない。
今こそ彼と本心で向き合うべき時だ。
陽乃「あれれ~?なんか二人ともニタニタしてるけどちょっとキモいよ~?」
結衣「き…キモくなんかないし!」
雪乃「とりあえず姉さんの話は参考にさせてもらうわ。」
陽乃「そう、でも返事はなるべく早くした方がいいよ。
もしかしたら他の誰かが立候補するかもしれないからね。
あ、そういえば他の誰かといえば…あの隼人をやっつけた子はどうしたの~?」
姉さんの質問に私たちは思わずビクッと震えた。
その反応を見て面白がった姉さんは私たちを問い詰めてくる。
観念した私たちは彼女がこれから比企谷くんに告白することを説明した。
陽乃「へぇ、比企谷くんに告白ねぇ…これは面白いことになりそうだね!」
雪乃「どうせ失敗するに決まっているわ。
あのボッチで極度の人間不信な比企谷くんが相手なのよ。いい結果になるはずがないわ。」
結衣「そうだよね!ヒッキーは私たちのものなんだから!」
陽乃「まあ…その話は置いといてだけど…
それで二人はどうするつもりなの?
まさかと思うけどこのまま何もせずに見ているだけじゃないよね…?」
姉さんに問いかけられ私たちは何も答えられずにいた。
そんなの…姉さんに言われなくてもわかっている…
彼女の告白なんて見たくもない。
けど…私たちは…彼女を止める度胸も…
ましてや今の比企谷くんに告白をするような勇気も持ち合わせてはいない。
それなのにどうしたらいいの…?
陽乃「う~ん…
この期に及んでまだ煮え切らないその態度…お姉ちゃんは悲しいなぁ…そうだ!」
陽乃「今回は見ているだけと決めてたけど前言撤回!
ここは二人に発破をかけるためにも比企谷くんに連絡を取って、
彼女ちゃんと比企谷くんの告白の場をセッティングしてあげよっと!」
雪乃「なっ…やめなさい!」
結衣「そうですよ!ヒッキーだって今はそっとしてほしいはずですよ!」
陽乃「ダメダメ!もう決めたことだから☆」
姉さんは新しい玩具を得た子供のように大層喜んでいた。
冗談じゃない。
私たちの恋心をあなたの遊びに利用されてたまるものですか。
>結衣「そうだよね!ヒッキーは私たちのものなんだから!」
ホント何様だよコイツ
ホント何様だよコイツ
陽乃「メールを送ったしこれで比企谷くんの方はOK!彼女ちゃんにも伝えといてね!」
雪乃「姉さん…余計な真似をしてくれたわね!」
結衣「そんな…ヒッキーがあの子と付き合いだしたらどうするんですか!?」
陽乃「だったらその前に行動を起こすことだね。でもひとつだけ忠告しておくね。」
雪乃「忠告って何よ…?」
陽乃「既に手遅れだと思ったら綺麗さっぱり諦めなさい。
それがお互いのため、
そのまま未練がましく往生際悪いことしたら取り返しのつかないことになっちゃうぞ!」
そんな奇妙な忠告を残して姉さんは部室を去った。
それから姉さんと入れ替わるように彼女がこの部室へやってくる。
何やら廊下で姉さんと話をしている。
どうやら姉さんが比企谷くんとの告白の場をセッティングしたことを伝えているようだ。
もう時間がない。どんな手段を使ってでも彼女を止めないと…!
少女A「先ほど、雪ノ下さんのお姉さんから比企谷くんとお話をする機会を頂きました。
一応お礼を述べましたがあとで雪ノ下さんの方からもお礼を言っておいてください。
本当にありがとうございます!」
雪乃「そう…それは…なによりだわ…」
結衣「そ…それで…ヒッキーとはどこで告白するの…?」
少女A「はい、屋上だとのことです。彼もよくそこにいるようですから!」
告白の舞台に屋上を選ぶとは…定番といえばそうだけど…
確か屋上は比企谷くんがよく一人でいる場所だったはず。
それに文化祭で相模さんが逃げ出した場所でもある。
あの男は屋上とよくよく縁があるようね。
結衣「ねぇ…本当にヒッキーに告白するの…?」
少女A「もちろんです!もう決めていますから!」
雪乃「あんな男やめておきなさい。あなたのような人が関わるべきではないわ…」
結衣「そ…そうだよ!ヒッキーってぼっちだし目が腐ってるし猫背でキモいし!」
雪乃「それに元来のひきこもりで専業主夫志望。おまけにシスコンよ。」
結衣「それから…成績だって…良いのは国語だけだし…」
雪乃「そうね…数学は赤点だったわ…」
結衣「あと…あと…マッカン飲んでるし…甘党だし…それに…それに!」
私たちは彼女の前で比企谷くんの欠点を上げていった。
今の私たちに唯一できる抵抗だ。
正直こんなことみっともないと思える。
でも…他に方法がない…
お願いだから彼を諦めて…私たちはそう願いながら何度も彼の欠点を上げていった…
けれど…
少女A「あの…今更何を言われようと私の気持ちは変わりませんけど…?
比企谷くんだって人間です。欠点なんていくらでもありますよ。
私は彼の良いところも悪いところも含めて好きになったのですから!」
結衣「アハハ…そっか…やっぱり…そうだよね…」
雪乃「それなら単刀直入に言わせてもらうわ。
もうあなたからの依頼なんてどうでもいい。彼に告白するのをやめてほしいの!」
少女A「ここにきて随分勝手なことを言いますね。
お二人とも最初は快く引き受けてくれたじゃないですか。正直約束違反だと思いますが?」
雪乃「依頼が比企谷くんへの告白だなんて知っていたら誰が受けるものですか。」
少女A「そうですね。
確かに私も最後まで相談内容を伝えずに依頼したのは悪かったと思います。
でもこれだけは聞かせてください。」
少女A「私に告白をやめろというからには絶対に答えてください。」
ついに私たちは彼女と全面対決をすることになった。
けれどその火ぶたが切って落とされたと同時に彼女から告げられたある問いかけ。
それは…
「雪ノ下さん、由比ヶ浜さん、お二人は比企谷くんとはどんな関係なのですか?」
とりあえずここまで
ゆきのん&ガハマvs少女Aの戦いが始まる
ゆきのん&ガハマvs少女Aの戦いが始まる
今のところ、雪乃「比企谷くんの足を掬うことになった。」だからなあ…
そして未だに無反省という
そして未だに無反省という
オリキャラと取り合うゆいゆきをここまで応援したくならないSSもめずらしいな
雪乃「どんな関係って…それは…」
結衣「ヒッキーとは…その…」
少女A「ハッキリ答えてください。
あなたたちは私の告白を止める気なんですよね。
それ相応の理由があって止めようとしているのではないのですか?」
結衣「私は…ヒッキーとは…友達だし…気になる人だから…」
少女A「それが由比ヶ浜さんの理由ですね。雪ノ下さんはどうなのですか?」
雪乃「私は…その…」
彼女の突然の問いかけに私は何故か言葉を濁らせていた。
由比ヶ浜さんと同じく気になる友達とでも言えばいいのに…何故かそれが言えない…
それにはある理由があるからだ。
『なぁ雪ノ下。俺と…』
『ごめんなさい、それは無理。』
『あなたと友達になることなんてありえないわ。』
かつての私と比企谷くんのやりとりが頭の中で蘇ってくる。
そうだ、私は以前彼の申し出を真っ向から拒否してしまった。
それに文化祭の時もだ…
あの申し出を拒否したのなら…
今の私と彼の関係とは一体何なの…?
私はこの彼女の真剣な告白を止めるほど比企谷くんと強い関係なの…?
少女A「雪ノ下さん、何故答えられないのですか?」
結衣「ゆきのん!言っちゃいなよ!じゃないとヒッキーが!?」
雪乃「うぅ…私は…比企谷くんとは…その…」
一生懸命言おうとしているのに何故か言葉が出ない。
どうしてだろう…?
私は比企谷くんの一体何だというの…?
友達でもなければ部活仲間でもない…知り合い…いいえ…そんな安っぽい関係じゃない…
それなら何…?
私は自分自身に必死にこう言い聞かせていた。
『なんでもいいから彼女の前で彼との関係を言わなければ…!』
けれど…無理だ…
どんなに自分に言い聞かせても…意固地になっても…
この場で彼との関係を見い出すことはできなかった。
少女A「雪ノ下さん、何故答えられないのですか?」
結衣「ゆきのん!言っちゃいなよ!じゃないとヒッキーが!?」
雪乃「うぅ…私は…比企谷くんとは…その…」
一生懸命言おうとしているのに何故か言葉が出ない。
どうしてだろう…?
私は比企谷くんの一体何だというの…?
友達でもなければ部活仲間でもない…知り合い…いいえ…そんな安っぽい関係じゃない…
それなら何…?
私は自分自身に必死にこう言い聞かせていた。
『なんでもいいから彼女の前で彼との関係を言わなければ…!』
けれど…無理だ…
どんなに自分に言い聞かせても…意固地になっても…
この場で彼との関係を見い出すことはできなかった。
少女A「返答無しって…呆れますね。
雪ノ下さん、あなたは比企谷くんの友達ですらなかったのですか?」
雪乃「ぐっ…黙りなさい!
だからといってこのままあなたを比企谷くんの前に出すわけにはいかないのよ!」
結衣「そうだよ!悪いけど屋上には行かせないよ!」
こうなれば力づくでも彼女の行動を阻止しなければならない。
そう思い至った私たちは部室の扉の前に立ち彼女を部室に閉じ込めようとする。
正直こんなのただの悪足掻きにしか過ぎない。
傍から見たら随分醜い光景だと思われるかもしれない。
けれど仕掛けてきたのは向こうからだ。
ならばこちらもどんな手段を使ってもそれを阻止してみせる。
少女A「まさか強硬手段に出るなんて思いもしませんでした。」
雪乃「悪く思わないで。こっちも必死なのよ。」
結衣「お願いだからヒッキーへの告白なんかやめてよ!」
少女A「はい、わかりました。やめます。なんて大人しく言うと思いますか?
でもあなたたちが必死なのは伝わりました。それではもうひとつ質問させてください。」
私たちに行動を妨害されても彼女は臆することもなく挑もうとしてくる。
そして彼女は私たちの前であることを問いかけてきた。
それは…今の私たちにとって…最も聞いてほしくない問いかけだった。
少女A「初めて奉仕部へ来た時からおかしいと思っていました。
私は最初に平塚先生から比企谷くんがこの部に所属していることを聞いて、
先生に紹介されて彼に会いに来ました。」
少女A「ですが居たのは雪ノ下さんと由比ヶ浜さんのお二人だけでした。
この部室に彼の姿はどこにもなかった。
それどころかあなた方は最初から彼が奉仕部にいなかったように振舞っていた。」
少女A「それから私は彼がこの部室にいないのは、
もしかしたらあの文化祭や修学旅行の噂の所為ではないかと思い奉仕部に依頼をした。」
少女A「でもあの二つの噂を確かめていくうちにわかったことがあります。」
少女A「それは…!」
少女A「あなたたち、この部室から比企谷くんを追い出したのではないのですか!?」
彼女の問いに思わず私たちは体中に鳥肌が立った。
ちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがう…!
そうじゃない。そうじゃないのよ…!?
私は…私たちは…そんなこと…していない…
そうよ…私たちは彼を追い出してなどいないはずよ…!?
結衣「ち…ちがうよ!
ヒッキーはいろはちゃんの件で忙しいんだよ!それに生徒会長にもなっちゃったし!」
少女A「そういえば先ほど比企谷くんが生徒会長に決まったそうですね。
ですがそれは今日決まったことですよ。
私が依頼をした時は彼が立候補するなんて話は出回ってすらいませんでしたが…?」
雪乃「そもそも…あなたは何故私たちが彼を追い出したと思っているの…!?」
少女A「恐らく原因はあの修学旅行の噂だったのではありませんか?」
少女A「今のお二人の反応からして、
詳しくは聞きませんがあなた方も比企谷くんに以前から…その…気があったのでしょう。
そこへ彼が嘘の告白をしてしまった。
先日の件でわかりましたがあの嘘告白はあなたたちも知らなかったようですからね。
その時にあなたたちは仲違いを起こしてしまった。そうではないのですか?」
そうだ。私たち三人が仲違いした理由。
それは彼女が言うように修学旅行の嘘告白にある。
あの比企谷くんによる海老名さんへの嘘告白。
あれが私たちの仲違いした原因だ。
確かにあの時、真相を知らなかった私たちは彼を見捨ててしまった。
でも今はちがう。
真相を知った今なら彼を信じることができるのだから。
雪乃「確かにあの時は彼を軽蔑したわ。だって仕方ないでしょ!」
結衣「そうだよ!裏で姫菜たちがあんなことになってるなんて私たち知らなかったし!」
少女A「だからあなたたちは比企谷くんを見捨てた。その結果、彼は部室に来なくなった。
確かに何も知らないあなたたちが彼を軽蔑してしまうのは無理もないかと思います。
ですがこんなことを言いたくはありませんが、
同じ部活の仲間を見捨てて知らなかったはないと思いますよ?」
少女A「思えば文化祭と修学旅行の依頼は本当に比企谷くんが引き受けたのですか?」
彼女は怒鳴り散らす私たちに対してそう問いかけてきた。
何故比企谷くんが文化祭と修学旅行の依頼を引き受けたのかと…?
そんな疑問を抱く彼女は自らの考えを私たちに明かしてみせた。
少女A「今回、私はあなたたちと共に依頼人であった相模さんや戸部さんと接しました。」
少女A「あなたたちは当初、私に比企谷くんが二つの件の依頼を受けたと説明しましたね。」
少女A「でも彼らの口からは、
相模さんからは雪ノ下さんの名前が、戸部くんからは由比ヶ浜さんの名前が挙げられました。」
少女A「それで私は思いました。
もしかしてこの二つの依頼を受けたのは、
比企谷くんではなく雪ノ下さんと由比ヶ浜がそれぞれ受けたものではないのかと!」
少女A「つまりあなたたちは相模さんや葉山くんたちと同じように、
比企谷くんにあの二つの依頼を受けた責任を押し付けたのではありませんか!!」
私たちにとっては耳が痛くなるような詰問だ。
彼女は私たちをジワジワと追い詰めていく。
けど…ちがう…そんなはずはない…
私たちと彼の関係は間違いなく強い絆で結ばれているはず…
こんないきなり現れた彼女ごときに罵られる道理はない。
結衣「ちがうよ!あんなの言い間違えただけだよ!きっとそうだよ!」
少女A「言葉の綾だとでも言いたいのですか?
けどそれだとあなたたちは無意識に比企谷くんを利用していたということになりますよ!」
雪乃「いい加減にしなさい!
確かに私たちはあなたの言うように一時は比企谷くんを見離した。
けど今はちがうわ!真実が明るみになった今こそ私たちはわかりあえる!
私たちには何人にも犯されることのない深い絆があるのよ!!」
少女A「それではその真実が明るみにならなければ、
あなたたちはずっと比企谷くんを軽蔑して見捨てていたとでも?
それは随分とご立派な絆ですね。」
雪乃「このっ!なんてことを!!」
結衣「ゆきのん!ダメー!?」
気づけば私は彼女の頬を思いっきり叩いていた。
その頬は真っ赤に染まり痛々しさを物語っていた。
私は珍しく暴力に訴えてしまった自分を情けなく思ってしまう…
何故なら彼女の言ったことに言葉で反論できず暴力という方法で抵抗してしまった。
いつもの私ならありえない行動…
私の心に少なからずの罪悪感が押し寄せた。
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