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    元スレ八幡「今日から高校生か」

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    151 = 1 :

    「おーい!」

    戸部「俺たちを忘れてっから!」


    結衣「た、ただいま……」ガラガラ


    「あ、結衣。どこ行ってたの?」

    結衣「うん、ちょっとね」

    「……そっか」

    八幡「具合悪いのか?」

    結衣「ううん。大丈夫だよ」

    八幡「そうか」

    152 :

    モブの嫉妬で飯が美味い

    153 = 1 :

    「それより結衣、テスト勉強してる?」

    結衣「してないよ。テスト勉強って前日にするもんじゃないの?」

    「」

    「結衣、前日だけ勉強するつもりなの?」

    結衣「駄目?」

    「いや、駄目じゃないけど。赤点狙ってるの?」

    結衣「狙ってないし。なんでそうなるの?」

    「だって結衣の小テストの点数見たらねぇ」

    八幡「そうだな。馬鹿は人より勉強しないといい点が取れないぞ」

    154 = 1 :

    結衣「馬鹿じゃないし!」

    八幡「でも小テストで30点以上取ったことないだろ」

    結衣「うぐっ」

    「結衣、よく総武受かったよね」

    結衣「い、一応受験勉強頑張ったし?」

    「そっか。それじゃ比企谷くん、二人でテスト勉強しよっか」

    八幡「そうだな」

    結衣「え。なにそれ聞いてないし!」

    「だって結衣は前日しか勉強しないんでしょ。なら誘う必要ないよね?」

    結衣「するする。テスト勉強しまくるからあたしも入れてよ!!」

    155 = 1 :

    「だって。どうしよっか」

    八幡「そうだな」

    結衣「ヒッキー」ウルウル

    八幡「……まあ、いいんじゃないか」

    結衣「ヒッキー!」ニパァ

    「比企谷くん、最近結衣に甘すぎじゃない?」

    八幡「そ、そんなことないでしゅ……」

    戸部「なあなあ、俺たちは?」

    「差別はんたーい!!」

    156 = 1 :

    放課後 図書室


    八幡「昼休み、何かあったのか?」

    結衣「え」

    八幡「何か元気なかったからな」

    結衣「……ヒッキーはよく見てるね」

    八幡「嫌だったら話さなくていいぞ」

    結衣「ううん。隠すほどのことじゃないから言うよ。……えっと、他のクラスの男子に告られちゃった」

    八幡「」

    結衣「まあ、断ったんだけどね」

    八幡「そ、そうか……」

    157 = 1 :

    結衣「告白断るのってあんま気持ちいいものじゃないからさ」

    八幡「なるほど。……よく告白されるのか?」

    結衣「高校では三回目くらいかな」

    結衣(ヒッキーと一緒にいるようになってからは一度もなかったのに)

    八幡「三回もか。俺なんか人生で一回も告白されたことないぞ」

    結衣「そうなの!?」

    八幡「ああ。あ、小学生の時に一度だけあったな」

    結衣「」

    八幡「隣の席の女子に実は比企谷くんのこと苦手でした、と言われたことがある」

    158 = 1 :

    結衣「そっちの告白!?」

    八幡「卒業式の日にわざわざ言わなくていいのにな」

    結衣「告白するタイミングが酷い!?」


    海老名「あ、あの……」


    結衣「あ、ごめん。貸出?」

    海老名「うん。いいかな」

    結衣「うん。期限は一年間だっけ?」

    海老名「え」

    八幡「一週間だろ。一年間とか借りパクじゃねぇか」

    159 = 1 :

    結衣「うっ」

    八幡「んじゃ名前とクラス書いてもらっていいすか」

    海老名「うん」

    結衣「最近の図書室で凄いよね。バーコードで管理してるんだもん」

    八幡「そうだな」

    海老名「はい。書いたよ」

    八幡「どうも。それじゃ」ピッ

    結衣「」ジー

    八幡「それじゃ○日までに返却して下さい」

    160 = 1 :

    海老名「うん。ありがと」

    結衣「」ジー

    八幡「……なんだよ」

    結衣「ううん。なんか仕事してるみたいだなって」

    八幡「一応委員会の仕事だからな」

    結衣「次はあたしがバーコードでしてみたい」

    八幡「別にいいけど。それじゃ俺は裏で本読んできていいか」

    結衣「駄目だし!」

    八幡「でも受付二人もいるか。テスト勉強してる奴らばかりだろ」

    161 = 1 :

    結衣「そうだね。あんま本借りる人って少ないのかな」

    八幡「そうだな。本の種類は多い方だと思うんだけど」

    結衣「魅力的な本が少ないとか?」

    八幡「それはあるかもな。古い本が多いし」

    結衣「ヒッキー本好きだもんね。新しいのないの?」

    八幡「あんまないな。今のも4年前に発売された本だし」

    結衣「さっきの読んだことあるんだ?」

    八幡「ああ。でも途中で読むのやめたけどな」

    結衣「つまんなかったの?」

    八幡「内容は面白かったが男同士の絡みがあってだな……」

    162 = 1 :

    結衣「男同士の絡み?」

    八幡「ホモみたいな」

    結衣「え」

    八幡「さっきの女子も読んでショックを受けなければいいんだが」

    結衣「そ、そうだね。大人しそうな子だったし。少し心配かも」

    八幡「まあ無料で借りてるわけだし嫌だったらすぐに読むのやめるだろ」

    結衣「だよね。それよりテスト勉強どこでする? 図書室は一杯みたいだし」

    八幡「そうだな。サイゼでいいんじゃねぇか」

    結衣「ヒッキー、サイゼ好きすぎだし」

    八幡「図書室が空いてなければサイゼしかないだろ」

    結衣「あるから!」

    163 = 1 :


    三日後 昼休み


    八幡「戸部、パン買いにいくか」

    戸部「あ、俺は今日弁当あっから」

    八幡「そうか。んじゃ行ってくる」

    結衣「ヒッキー、あたしも行く」

    八幡「由比ヶ浜もパンなのか?」

    結衣「ううん。飲み物買いに行くからついてこうかなって」

    八幡「そうか。お前ら飲み物どうする?」

    「それじゃ俺は牛乳お願いシャス!」

    164 = 1 :

    「いちごミルクで」

    戸部「俺は綾鷹で!」

    結衣「戸部っちが綾鷹?」

    八幡「似合わないな」

    戸部「いやいや、俺もお茶くらい飲むから。二人ともマジひでーわー」

    八幡「冗談だよ。それじゃ行くか」

    結衣「うん。……冗談だったの?」

    戸部「」

    「ぶふっ」

    165 = 1 :

    10分後


    「テスト勉強どこでしよっか。比企谷くんの話だと図書室は人が多いみたいだけど」

    「適当にファミレスでいいんじゃね?」

    戸部「だべ。もしくは誰かの家とか?」

    「家ねえ」


    モブ「お、戸部。いたいた」


    「……誰?」

    戸部「同じサッカー部のやつ。どしたん?」

    モブ「いや、戸部に言いたいことがあってよ」

    戸部「俺に?」

    166 = 1 :

    モブ「そうそう。戸部って比企谷と仲が良いだろ」

    戸部「おう。比企谷くんとはよろしくやってるつーか」

    モブ「実は俺の従弟が比企谷と同じ中学だったみたいでさ」

    戸部「へー。それで?」


    結衣「遅くなっちゃったね」

    八幡「誰かさんが何を買うか迷ってたからな」

    結衣「うー。ごめん」


    モブ「比企谷って中学の時に苛められてたみたいじゃん」


    八幡「」ピクッ

    結衣「……ひ、ヒッキー……?」


    モブ「何か色々やらかしたみたいでナルガ谷とかあだ名もつけられてたんだってよ」

    167 = 1 :

    八幡「……」

    結衣(この声って……)


    モブ「しかも三年間ぼっちだったみたいでよ。ありえねーだろ」


    「……」

    「……」

    戸部「マジかー……」


    八幡(終わったな。俺の過去を知ったんだ。これであいつらは俺から離れてくだろう)

    結衣「ヒッキー……」

    八幡(由比ヶ浜の飼い犬を助けたヒーローが苛められっ子だったなんてな。あいつらも失望しただろ)


    戸部「比企谷くん、やっぱすげーわ」

    モブ「………………は?」

    168 = 1 :

    八幡「」

    結衣「」


    モブ「戸部、何言ってんだ?」

    戸部「何っていじめを三年間耐え抜いたんだべ。俺には無理だわー」

    モブ「」

    戸部「ていうかいじめとかマジないっしょ。比企谷くんと同じ中学じゃなくてよかったわー」

    モブ「おいおい、何言ってんだよ。あいつ、苛められてたんだぞ」

    戸部「おー」

    モブ「そんな奴とつるむとかありえないだろ!」

    「……ならさ」

    モブ「な、なんだよ……」

    169 = 1 :

    「お前、仲良い友達が苛められてたら縁切っちゃうの?」

    モブ「……っ」ゾクッ

    戸部「それはないっしょ」

    「でもこいつが言ってるのはそういうことだろ。戸部に比企谷くんは苛められてたからつるむなって言いたいんだろ」

    戸部「マジで。いやいや、それは俺の自由だべ」

    「多分、比企谷くんに嫉妬してるんじゃないの」

    モブ「……は?」

    「戸部が比企谷くんとあまりに仲が良いから取られると思ったんじゃないの?」

    モブ「」

    戸部「え」

    「そっか。そっち系だったんだ!!」

    モブ「ち、ちがっ……」

    170 = 1 :

    戸部「ど、どおりでやたらと一緒に着替えたがると思ってたわ……」

    モブ「」

    「それよりそろそろクラスに帰った方がいいんじゃない」

    モブ「え」

    「うちのクラスの雰囲気を壊されて怒ってるのあたしだけじゃないから」

    モブ「」ビクッ

    「早くクラスに戻れば?」

    モブ「くっ……!」タタタッ


    ガラガラ


    八幡「……」

    結衣「……」

    モブ「あっ」

    結衣「……最低」

    モブ「」

    171 = 1 :


    5分後


    八幡「悪い。遅くなった」

    結衣「ごめんね。あたしが決めるの遅くって」

    「いいよ。結衣が優柔不断なのは知ってるし」

    結衣「そこまでじゃないし」

    「それより勉強会どこでしよっか?」

    戸部「ファミレスもいいと思うけどうるさくて集中出来なさそうだべ」

    結衣「そっか」

    八幡「……俺んち来るか」

    「」

    八幡「両親は帰りが遅いから。リビングが使えるけど」

    「え? いいの?」

    八幡「ああ。可愛い妹がいるから手を出さなければな」

    「ださねーし! ……可愛いの?」

    結衣「可愛いよ」

    戸部「比企谷くんちか。マジ楽しみだわー」

    「比企谷くん、本当にいいの?」

    八幡「ああ。……お前たちならいいよ」

    戸部「それじゃ帰りにお菓子買ってくべ」

    八幡「そうだな。戸部、ゴチになるな」

    「ゴチになりまーす!」

    戸部「俺の奢りとかないわー。マジ財布きつきつだからー」

    172 = 1 :

    今回はここまで
    八幡に優しすぎる世界です

    173 :

    ぐう聖戸部すき

    174 :

    乙です
    この世界の海老名さんもモブ、と

    175 :

    戸部って基本良い奴なんだよな、ノリが若干うざいだけで

    178 :

    ああ^~腐った目が浄化されていくんじゃ^~

    179 :


    この世界が優しすぎるのか原作が酷すぎるのか

    180 :

    もうケーキ全部買ってもいい

    181 :

    このSSのヒッキー報われ過ぎて目の濁りがなくなりました

    182 = 152 :

    何だこの優しい世界(驚愕)
    ああ^~八幡がニフラーヤで成仏していくんじゃあ^~

    183 :

    乙です!
    この優しい世界たまらん

    184 :

    まあ正直八幡はなんでぼっちなのか分からんし、こっちの方が自然だと思う

    185 :


    優しい世界いいね

    186 :

    もうこのまま卒業までいってくれ

    187 :

    >>184 なんでぼっちってそら普段あんだけ卑屈なら出来る友達も出来ないやろ
    実際女キャラ抜いたら同類材木座と聖人戸塚くらいしか友達おらんし

    188 :

    仲良くなろうと気を張ったらキョドって引かれたけど諦観して思う通りに振る舞ったら逆に受けたんやろ

    189 :

    ガハマも一年もウダウダせずに入学から速攻で八幡のとこいってりゃ話早かったのにな
    八幡がたっぷりぼっちをこじらせた後で、こっちから行くも何もないもんだ

    190 :

    そういや奉仕部っていつできたんだっけ?

    191 :

    そもそも原作の環境が酷すぎるんだよなぁ…

    192 :

    ヒッキーの運動能力ってチャリンコ通学で培われたもので子供の頃ってそんなでもなかったんじゃなかったっけ

    193 :

    折本が中学でスポーツテストで表彰されてたとか言ってたような
    てかチャリ通では少し体力つくぐらいでしょ

    194 :

    モブ男子一部からホモ認定される(笑)

    195 :

    >>193
    チャリ通してたけど長距離のスタミナだけは最後までつかなかった

    196 :

    これはとべはちが盛り上がりますね

    戸塚とはいつか出会うだろうけど材木座さんとは
    関わることなさそう

    197 :

    あかんこれじゃ木材君がしぬぅ

    198 :

    八幡が元ぼっちなのには変わりないから組む相手のいない材木座見つけて声かけそうだけどな
    流れで戸部たちとも仲良くなってグループ内でキョドってる材木座が目に浮かぶわ

    199 :

    >>187
    いやなんでそんな卑屈になるに至ったかが理解できない
    普通に会話できるし頭悪い訳でもないのに

    200 :

    >>199
    それこそ原作読め


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