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元スレ女「彼氏が居ないなら作ればいいんだ!」

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203 :

まさかの日中w

204 = 190 :

女のイメージが変わる

208 :

しえん

215 :

翌朝

ガチャ…

いつも通り鍵を開けて入る女

「おじゃましまーす……」

案の定誰も起きていない

(……男くんはいつものとこか)

では妹は…

(……妹ちゃんが居ない?)

「……まさか」

男の布団を勢いよくめくる

(……って居ないか)

一緒に寝ているとか一瞬考えたけどこれは大丈夫だったようだ

「……ん……さむい……」ブルブル

小動物のように縮こまって震える男

「あ、ごめん」

布団を元に戻す

216 :

「……どした……?」

「いや、妹ちゃん居ないなって」

「……かえった」

「帰った?」

「……うん」

「そうなんだ」

もっと色々聞きたい事もあったのだが、帰ってしまったなら仕方ない

「ねぇ、いい加減に起きなさいよ」

「寒いからもうすこし……」

「起きないとずっと寒いままだと思うけど?」

「……さむいさむい」

「だったら……」ゴソゴソ

「……なんで入ってくるの?」

「え、温めてあげようと思って」

「……わかった」

(待って、そこは恥ずかしがって起きるところじゃばいの!?)

(向こうは俺が恥ずかしがって起きると思ってるに違いない……起きたら負けだ)

217 = 1 :

「……きょ、今日は寒いねー」

「……うん」

(こうなったら……密着して強制的に起こしてやる)

男の背中に暖かい感触が伝わってくる

「……!」

(密着してきただと!?恥ずかしく無いのか!?)

(早くっ……起きなさいよ……!///)

(こいつ……どこまで強気なんだ……!?)

「ど、どう?温まった?///」

(……っ!こうなったら一芝居打ってやるか……)

「……ぐぅ」

「……なっ!?(二度寝だと!?この状況で二度寝!?こいつ……何も感じていないのか!?)

218 = 1 :

「……(どうだ……?)」

(ここで折れたらその程度の女だと思われてしまう……負けるわけにはいかない!)

「……寝ちゃった?仕方ないなぁ///」

(そうだ……諦めろ!)

「……なんか私まで眠くなってきちゃった」

「……!!(こいつ……何言ってるんだ!?)」

「……ねーちゃお」

(どうだ!これなら起きざるおえまい!)

(馬鹿な……!これでは二人とも遅刻だぞ……!!)

二人の心臓は今まで無いほど強く脈打っていた

そして……



「……」←ガチ寝

「……んふふ……」←ガチ寝

遅刻決定が2名

219 :

しえん

220 :

ニヤニヤした

221 :

これは流石に爆発を願わざるを得ない

228 :

面白いよマジで~保守

229 :

SSでニヤけたの初めてかも
保守ほっしゅ

230 :

雑談とか無しに淡々と投下していくさまに職人気質を感じる
完結したら質疑応答とかあるかな?

231 :

とある木曜日の昼

この日、女は友人達と昼食を取っていた

女友「最近なんかいい感じだよね」

「なにが?」

女友「彼氏とさ」

「まぁね」

女友「この前二人で昼頃登校してきたしねぇ」ニヤニヤ

「いや、あれは別にそう言うんじゃなくて…」

女友「じゃなくて?」ニヤニヤ

「一緒に寝r(あ、これダメなやつ)」

女友「なに?なんかやましい事でもあんの?」

「今日はあんたら随分グイグイくるわね…」

女友「ぶっちゃけ、どこまでやったのさ?」

女友「要するにそれ」

「どこまで!?」

(そんな……まともに手を繋いだ事すら……)

「いや、まだ…ほとんど何も…」

女友「こんなに図太くて自分勝手な女がまだ何も?」

「それ言い過ぎじゃない?」

(だってあいつとは本当に付き合ってるわけじゃ……)

232 = 1 :

場所と時が変わってその日の下校時

「と、いう事で日曜デート行くよ」

「どういう事だかわかんねぇよ」

「だーかーら!もっとこう…カップルっぽい事したいのよ!」

「カップルって久々に聞いた気がする」

「で、ででで…その…」

「デデデ?大王か?」

「あ、あんたはどこまでならOKなの?」

「何がだ?意味がわからんぞい」

「その…カップルとしての行動って言うか…」

「行動?」

「そ、その…手を繋いだととかはいいよね?」

即座に女の手を握る男

「ひゃっ!!///」

「造作も無い、ってか手冷たいな。低体温症か?」

「あ、あんたいきなりこういう事っ!へ、平気なの!?」

「?」

「もっと躊躇ったりするもんじゃないの?」

「……平気だな、もし君の手が何らかの粘液でベトベトだったりしたら躊躇う事もあるかもしれんが」

「……手つなぎはOKって事ね」

233 = 1 :

「じゃ、じゃぁキスは……?///」

「んー…」

(あ、迷うんだ……)

「もし命の危機だったら躊躇わないが、むやみやたらバカップルみたいにベタベタは嫌だな」

「大丈夫、そこまで求めてない…」

「……正直、少し躊躇う…かな」

「……そう」

「一回500円なら請け負う」

「安っ」

「そうか?」

「まぁ…ワンコインで一回OKって事ね」

「女さんが相手ならであって見ず知らずの他人なら話は別だ」

「……///(それって……)」

「来週の日曜は何時からだ?」

「いつも通りテレビ見たら」

「わかった」

(やっぱり、こいつは本物の彼氏じゃないんだよね……)

少し、ほんの少し男が本物の彼氏になったらとか考えてしまった女であった

234 = 1 :

「じゃ、俺はこっちだから」

男の家の近くまで来ると二人の通学路は別れている

木曜日でなかったら女の家まで送っているのだが…

「うん…また明日」

「……」

「……」

「手」

「え?」

「手、離して」

「あ、ごめん…」

ずっと繋いだままだった手が離れる

暖かかった手が急に秋の風で冷える

「さむいさむい…じゃ」

「うん」

(…あいつの手、暖かった)

自分のものではない温もりが手から逃げていく感覚が寂しかった

235 :

ああーなんちゅう文才なんじゃー^^

241 :

何これ繋ぎ方が綺麗すぎるだろ…
これが良スレの力ってやつか

244 :


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