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元スレ女「彼氏が居ないなら作ればいいんだ!」

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151 :

職人ワロタw

155 :

おかしい
確かに土曜の3時に昼寝をしたのに時間が巻き戻っている……?

156 :

>>155
何があったのですかw
まさか土曜の三時から今日の昼までずっと寝てたとか

157 :

翌日の朝


「……ん……?」

自然と目が覚めた

「……」

まだ起きる時間には30分ほど早い

「……」

だが目が覚めてしまうともう寝れないのが男の習性である

「……おきるか……」

ガチャガチャ

「!?」

玄関の鍵が開けられる

咄嗟に寝たふりをする男

(そうか、今日は来るのか)

「おじゃまー」

勝手に入ってくる女

「……やっぱりまだ寝てる」

(起きてるけどな)

最高のタイミングで勢いいく飛び起きて驚かせる事にした

158 = 1 :

「……んふふ」

気配で近づいてくるのがわかる

(座った……?どこだ……?)

そっと頭を撫でられた

「……!?」

「……本当にぐっすり寝てる……」

(動くな……動くなよ……!)

気配でわかる……かなり近いぞ

そして動きを感じなくなった

(……なんだ?なぜ動かん……?)

そっと目を開けると……

「……っ!!」

すぐ隣に制服のまま眠る女の顔があった

(お前も寝んのかよ!!)

しかも小さい寝息を立てている

(……)

そのまま硬直すること10分

「……ん……あ、寝ちゃってた」

(おせぇよ!)

「……おーい、おきろー」

「……」

「……お、起きないとちゅ、チューするぞ……///」

「……!!」

「……ほ、本当に起きないと……///」

「……っ!」

勢いよく飛び起きる男

「お、起きるy」ゴンッ

159 = 1 :

「いってぇ……」

「いったぁ……」

互いの額が勢いよくぶつかった

「お……起きてたの!?///」

「起きてたよ……///」

「……っ!バカっ!!///」

布団をかぶって閉じこもる女

「わ、悪かったよ……」

「うるさい!しね!」

「……」

「うわ~ん……変なとこ見られたぁぁぁ!!」

「……」

160 :

>>159
楽しく読ませてもらってます

163 :

面白いよ~ドキドキで甘酸っぱい感じがいいねぇ~

164 = 162 :

ドキドキワクワク!ドキドキドキドキワクワクワクワク!!

165 :

学校-昼休み-

「はい、お弁当」

「あんがと」

「……」

「今日は……おお、すげぇ」

「は、半分以上冷食だけど……///」

「俺の1日で一番豪勢な飯だからな」

「じゃ……」

「あ、待った」

「なに?」

「えーっと……」

「なによ?」

「ほら、なんかその……一人で食うのも味気ないっていうか……いや、弁当は美味しいんだけどどうせなら……」

「な、なにが言いたいのよ?(がんばれ!そのまま誘って!)」

「……いや、なんでもない」

「……なんでよ!」

「えっ!?」ビクッ

「そこまで言ったなら誘いなさいよ!」

「……あ、はい」

「はい、もう一回」

「……一緒に……食べ…よう?」

「うん、わかった」

「……」

「……なによ」

「……なんかすまん」

166 = 1 :

教室で机を合わせて弁当を食べる二人

今日はたまたま他の生徒もいないので貸切状態だ

「これからは約束の曜日は一緒に食べない?」

「え……?」

「……って誘ったりできないの?」

「……お、おう(なんか段々横暴になってないか……?)」

「ん~その辺まだまだなのよね」

「がんばる……」

「……それは良いとして、なんか苦手な食べ物とかある?入れないようにするから」

「苦手?」

少し考えてから

「食べれない物でなければ苦手はないかな」

「その食べれない物を聞いてるの」

「鉄とかプラスチックとか……?」

「……要するに食べ物なら何でもOKなのね」

「そうだな……」

「じゃぁ好きなのは?」

「……プリン」

「……じゃぁ弁当箱ぎっしりプリン詰めてくるわ」

「ほんと?」

「……バカ」

「……?」

167 = 1 :

「あ、あと次の日曜ってどっか行く予定ある?」

「なんで?(まさか何か誘ってくれるの……?)」

「ああ、いや……その日は朝は来ない方が良いからさ」

「出かけるの?」

「いや……出かけるわけではないが……」

「……なんなのよ?」

「午後からなら付き合えるからさ、朝は自由にさせてくれ……」

「……変なの」

「おし、美味かった!ごちそうさま!」

「え、あ……うん」

何かが引っかかる女

168 = 1 :

女宅

「そりゃぁ……居るんでしょうよ、彼にも」

「……な、なにが?」

「それはねぇ……彼にだって好きな女の子くらいいるでしょうよ」

「……まさか」

「彼には本物が居るのかもね」

「……ないないないないない、無いって」

「……なんで?」

「だってあいつ全然気が回らなくって、低血圧で大してカッコ良いわけでも運動が出来るわけでもないし……」

「ふーん」

「……ないよ、ないない」

「ない……よね……」

「……ああいうタイプが結構モテんのよ、一緒に居やすいっていうか」

「……」

「……まぁその時間は行かないほうがいいよ、お互いの為にも」

「……うん」

その引っかかりは日増しに大きくなっていった

170 :

一緒に弁当は食べなかったけど、一緒に放課後二人で宿題やった俺は勝ち組でいいかな?
いいとも。

173 :

しえん

174 :

私怨

178 :

翌朝

この日は他人の曜日

「……」

「おはよー」

「……うん」

「あれ?……元気ないじゃない」

「ぜんぜん、いつも通りだよ……」

「……そう」

「じゃ、私行くから」

「あ、いってらっしゃい……」

どこか暗く、さびしそうな……

「ありゃりゃ……相当効いてるなぁ……」




(なんかずっと気になってる……)

「おーい」

(気になりすぎて幻聴まで……)

「……?おーいってば!」

「……あ」

「なに?なんか考え事?」

「……別に」

「あ、そ」

「……今日はちゃんと目が覚めてるんだね」

「たまにな」

179 = 1 :

「……」

「最近うちの実家の方で色々あってさー」

(なんでこいつはこんなに普通で居られるの……)

「でな、親父がキレてさー」

(こんなところ彼女に見られたらとか考えない訳?)

「な?そもそもおかしいだろ」

(……私は……どんな顔していれば……)

「……?聞いてた?」

「……」

「……?」

「……先行ってるから」

「え?」

そのまま走り去っていく女

「……そんなにつまらなかった……?」

180 = 1 :

その日から女の様子は変だった

彼氏の日も他人の日もよそよそしく……



そして運命の日曜日

「……」

「本当に行くの?」

「別に部屋まで入る訳じゃない……外から見るだけ……」

「やめたほうがいいよ……」

「……」

「そんなの後悔するの目に見えてるって」

「……でも、もう自分でも止まらないの」

「……」

「いってきます……」

女は確かめずには居られなかった

それは女の中で男に対する気持ちの変化が原因なのだが、まだ彼女はそれを理解できないでいた

それが、ヤキモチというものだということを

181 = 1 :

男のアパート前

「……(本当に来ちゃった……)」

扉の前まで来たが物音はしない

(もう中に居るの……?中でどうなってるの……?)

そっとドアノブに手をかける

ふと、男が日曜朝に来るなと言った時の顔が思い浮かんだ

(……でも)

(……確かめずには……居られない)

そっとドアノブを回す

回った

扉には鍵がかかっていない

誰かいる

ゆっくり扉を開ける

「……!」

男の靴がない

男は出かけてる

なのに鍵は開いていた

更に……

(女物の……ブーツ……)

女は確信した

予想は悪い方に当たっていた

(……せめてどんな子なのか顔だけでも)

182 = 1 :

静かに入るといつも男が寝ている布団で誰か寝ている

布団からはみ出す細く綺麗な肢体

(女の子……)

静かに近づく

(……かわいい子だ)

寝顔はあどけなく、まさに守ってあげたくなるタイプの幼さの残る顔

年は自分とそう変わらない、少し年下ぐらいだろう

「……!」

(この子が着てるの……男のシャツだ……!)

女の子はぶかぶかのTシャツを着ていた

それは男が時々着ていたねずみ男のプリントされたTシャツ

(彼シャツだとっ……!)

(これが本物の彼女と偽物の違いか……)

「……」

(もう充分……帰ろう……)

そう思って玄関に戻ろうとした時

ガチャ

「……あれ?なんでいるの?」

「あ……」

コンビニの袋をぶら下げた男が帰ってきた

183 = 1 :

「えーっと……その……」

「来るなって言ったじゃんか……」

「……ごめん」

「……またニチアサ観にきたんだろ?」

「……え?」

「ほら、家で観れないって」

「えーっと……その……」

「せっかく来たんだし観ようよ」

コンビニの袋からコーヒー牛乳を取り出しながらテレビをつける男

「あ、こいつもニチアサ楽しみにしてたんだ」

「え、起こすの?」

「起こさねーとうるさいし」

「いやっ、起こした方が厄介なことに……!」

「ほら起きろ」

女の子の顔をペチンと叩いた

(乱暴っ!)

の子「うぇー……なんだよぉ……」

「ニチアサはじまっぞ」

の子「録画しといてぇー……」

「リアルタイムでみろ馬鹿者」

ペチン!

(なんなのその扱い!?) 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)

184 = 1 :

「……あ、ほらお前の会いたがってた女さん来てるぞ」

の子「えぇ!?」ガバッ

飛び起きた女の子

の子「……こ、こんにちは!」

「こ、こんにちは!」

の子「うわぁ……来てるならもっと早く起こしてよぉ……」

「まずは自己紹介だろ」

の子「えーっと、これの妹です」

「妹です」

「……え?妹?」

「妹です」

「昨日親父と喧嘩して家出中の妹です」

「へ、変なことまで言わないでよ!恥ずかしいじゃん!」

「それは家出癖のひどいお前のせいだろ」

「え……」

「癖っていうなー!」

「家出病か」

(彼女じゃ……なかったの……?)

185 :

妹でもちょっと嫌だから、あんまりすっきしないんだろうなー

186 :

あー勝手に入っちゃうのか

188 :

妹と女さんで男さんの取り合いになるベタベタな展開を期待

190 :

んんんしししんんん
しししえええんんん
しししんんんししし

191 :

急に謎の文出てきてワロタ

193 :

あの目玉なに?

195 :

はやくしろい

196 = 1 :

結局3人でニチアサを見た

(……彼女じゃなかったけど)

「兄ちゃん、明日学校?」

「当たり前だ」

「私明日は代休なんだー」

「へー」

「だからしばらくここに……」

(……兄妹ってこんなに仲のいいものなの?)←姉としょっちゅう喧嘩してる

「代休って1日だけだろ」

「う……」

「なら帰らないとな」

「……帰りたくない」

「だが学校はサボるわけにはいかない」

「でも……」

「……今日1日は居てもいいから必ず明日帰れよ」

(あー、こうやって並ぶとやっぱり似てるなぁ)

「さて、どっか出かけるの?」

「へ?」

「どっか行くからきたんじゃないの?」

「え、えーっと……(そもそもここに来た理由って……)」

「え?どこか行くの?」

「お前は留守番だ」

「なんでよー!」

「いや、特になにか予定はないけど」

「……そなの?」

197 :

突然来たなw

198 = 1 :

「じゃぁさ!みんなで遊びに行こうよ!」

「えー」

「いいじゃん!ね?」

「…え?私?」

「私だって女さんと仲良くなりたいし」

「ならんでいい」

「なんでよー!」

「お前は明日帰る、簡単な事だ」

「来るし、すぐまた来るし!」

「来るな、お前が来たせいで俺の非常食に大多数が壊滅したんだぞ」

よく見ると部屋の隅に沢山のインスタント食品の空が転がっている

「いちいち細かい事はいいじゃん」

「こっちは死活問題に繋がりかねない重大な事件だ……以後うちにある一切の食品への接触を禁止する!」

「飢え死ねってこと!?」

「いや、帰ればいい」

(ああ…私はこういう会話に憧れていたんだ……)

お互い包み隠さず本音で語り合い、一見仲が悪いように見えて相手をよく理解している

さすがは兄妹と言ったところだ

(……それなのに私は自分の理想に作り変えるなんて)

199 = 1 :

「女さんからも何か言ってよー!」

「え、え?」

「おい、女さんを巻き込むな」

「あ……食べ物くれないと兄ちゃんのあの事バラすぞー?」

「あの事?」

「あの事……?」

「え……ほら!あの事だって!」

「……なんの事?」

「いや、私に聞かれても分かんないから」

「ほら!森にポケモン探しに行って!」

「遭難したこと?」

「し、知ってたぁー!」

「だったら兄ちゃんの恥ずかしい体験!小学5年編!」

「……なんかあったか?」

「だから私に聞かないでよ」

「わ、忘れたの?ほら!学校の先生に……!」

「……」

「忘れてるー!?」

200 = 1 :

「これじゃ脅しにならないっ……なら小学校の卒業式の時のこと!」

「……あ、それなら覚えてる。ちゃっかり在校生に紛れて見送る側にいた事だろ?」

「言ったら脅しにならないじゃん!!」

「なにその希少な体験……」

「だったら中学1年のとき!」

「……思い当たる節が多すぎて分からん」

「なんでよぉ!!」

(色々武勇伝がありそうな奴とは思ってたけど……)

「……あれか、理科室でカエルの解剖の授業の時に高電圧流して学校を停電させた挙句カエルを蘇生させたこと!」

「違う!ってかそんな事したの!?」

「あの時は流石にビビった」

(なんかこいつの知らない顔が見れてちょっと面白いかも)

「ねぇ?もっと昔の話聞かせてよ」

「俺の?」

「うん、なんか面白そうだし」

「全部話したら3日は寝れないよ」

「そんなにあるの……?」

「誰もが持ってる昔話だよ」

「それは無いわ」

「うん、多分普通では無いと思う」


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