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    元スレナツメ「レッドは人気者」

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    101 = 96 :

    次の日

    エリカ「レッドさーん、朝食が」

    レッド「ありがと、ごちそーさん」

    エリカ「早いですね…」

    エリカ「どうしたんですか?」

    レッド「いやーやること思いだした」

    エリカ「それはよかったですね、なんだったんですか?」

    レッド「特訓すんの忘れてたー」

    102 = 96 :

    レッド「俺としたことがなんでスロットなんてしようと思ったのか」

    レッド「グリーンさえ倒すものすごく強いポケモンが出たっていうから特訓しようと思ってたのに」

    レッド「どんなやつなんだろうな」

    レッド「っと、こんな考えてる時間ももったいない」

    レッド「時間がないのに2日も無駄にすごしちまったから今日はがんばらないとな」

    レッド「……」

    レッド「あーっだから考えてる時間ももったいないんだってば」

    103 = 96 :

    数時間後

    シュン

    ナツメ「む…またか、最近テレポートの調子が悪いな」

    ナツメ「他の超能力は問題ないというのに」

    ナツメ「……」

    ナツメ「ここはどこだ」

    ナツメ「ん…あそこにいるのはレッドか?」

    104 = 96 :

    レッド「ふぅ、すごい必殺技ができた」

    ナツメ「おい」

    レッド「あれ、ナツメさんじゃないっすか」

    ナツメ「こんなとこで何をしている」

    レッド「特訓ですよ」

    ナツメ「特訓…お前がか?」

    レッド「今度の相手は強いらしいんで」

    レッド「ナツメさんはこんなとこで何を?」

    ナツメ「……」

    105 = 96 :

    ナツメ「私がお前の相手をしてやろう」

    レッド「え…でも」

    ナツメ「私じゃ相手にならないといいたいのか?」

    レッド「そういうわけじゃないですけど」

    ナツメ「だったら遠慮するな」

    ナツメ「今回は私自身のポケモンを使う、少しぐらいはお前の役に立つだろう」

    レッド「あ、ありがとうございます…」

    106 = 96 :

    ナツメ「やっぱりお前は強いな」

    ナツメ「ジムで戦った時よりもかなり成長しているな」

    レッド「そりゃもちろん、なんたってチャンピオンなんですから」

    ナツメ「そうか、それもそうだな」

    ナツメ「…なあチャンピオン」

    レッド「さっきまでレッドって呼んでたのに、どうしたんですか」

    ナツメ「ここどこだ?」

    107 = 96 :

    レッド「場所もわからずここに来たんですか?」

    ナツメ「前にも言っただろ、最近テレポートの調子がおかしいって」

    レッド「そういやそんなこと…」

    レッド「じゃあ俺送っていきますよ」

    レッド「リザードン、出てきてくれ」

    レッド「さあ乗ってください」

    ナツメ「悪いな」

    108 = 96 :

    レッド「あ、忘れてた、このリザードン俺以外乗せたことなくて」

    レッド「しかも二人乗りなんでけっこう不安定です」

    ナツメ「どうりでこんなにゆれるわけだ」

    ナツメ「しかしそういうのは飛ぶ前に言え」

    レッド「すんません、リザードンもうちょっとゆっくおわっ」ぐらっ

    ンチュッ

    レッド「んぐっ!?」

    ナツメ「……」カァー

    109 = 96 :

    ナツメ「何をするんだ!」ドンッ

    レッド「ぐえっ」

    ヒュー

    ナツメ「しまった、レッド!」

    ドサッ

    ナツメ「やばい…」

    ナツメ「リザードン、早く下に!」

    110 = 96 :

    レッド「いって~」

    ナツメ「レッド!大丈夫か!?」

    レッド「はい…大丈夫です」

    ナツメ「よかった…」

    ナツメ「……」

    ナツメ「すまない、つい…」

    レッド「い、いえ、俺が悪かったですから」

    111 = 96 :

    レッド「リザードン、今度は最初からゆっくり飛んでくれ」

    レッド「すいません、このペースなんでヤマブキにつくのちょっと遅くなりますね」

    ナツメ「……」

    レッド「ナツメさーん」

    ナツメ「ん…ああ、かまわない…」

    レッド「ほんとすいません…」

    ナツメ「そんな何度も謝ることはない…」

    レッド「……」

    112 = 96 :

    ヤマブキシティ

    レッド「着きましたよ、すっかり遅くなってしまって…」

    ナツメ「いや、送ってくれてありがとな」

    レッド「じゃあ俺はこれで」

    ナツメ「待てレッド」

    レッド「はい?」

    ナツメ「さっきのは私の初めてだ…//」

    レッド「ほえ?」

    ナツメ「責任はとってもらうぞ」ボソッ

    レッド「え?何か言いました?」

    ナツメ「いや…なんでもない」

    113 = 96 :

    レッド「え~絶対何か言ったでしょ」

    ナツメ「言ってない」

    レッド「嘘つかないでくださいよ」

    ナツメ「言った本人が言ってないって言ってるんだ」

    レッド「今言ったって」

    ナツメ「う、うるさい、早く帰れ!」

    レッド「はーい」

    114 = 96 :

    レッド「予定より遅くなっちゃったな」

    レッド「ほんとは今からでも行きたいところだけど…」

    レッド「俺のポケモンたちも休ませたいしな」

    レッド「そうだあそこの近くはたしか」

    レッド「よしリザードン、ハナダシティに急げ」

    レッド「うーん、でもやっぱりこの時間じゃジムは終わってるか」

    レッド「じゃあカスミの家に直接行くか」

    115 = 96 :

    ハナダシティ

    ピンポーン

    カスミ「はーい」

    レッド「こんな時間にごめん」

    カスミ「あらレッド、どうしたの?」

    レッド「ほんと急で悪いんだけど、今日泊めてくんない?」

    レッド「明日朝早くからこの近くで用があってさ」

    カスミ「もちろんいいわよ」

    116 = 96 :

    カスミ「ふんふ~ん♪」

    レッド「ほんと悪いな」

    カスミ「いやいや、レッドから泊まりたいだなんて」

    レッド「?」

    カスミ「もちろん今夜は一緒に寝るわよね」

    レッド「なんで?」

    カスミ「だってほんとの目的はそうでしょ?」

    レッド「いや明日早いから泊めてもらおうと思っただけだよ…」

    117 = 96 :

    カスミ「まあレッドも男の子なんだし、何にもしてこないはずがないわ」

    レッド「何ブツブツ言ってんの?」

    カスミ「なんにもないわよ」

    カスミ「期待はしてるけど」

    レッド「何を?」

    カスミ「わかってるくせに~♪」

    レッド「???」

    118 = 96 :

    午前4時

    カスミ(なんで…)

    カスミ「なんでレッドは私のとこに来ないのよ!」

    ガタっ

    カスミ「!」ビクッ

    カスミ(今のレッドが寝てた方から)

    カスミ「そうか、私が完全に寝るのを待って…」

    ………

    カスミ「あれ?」

    119 = 96 :

    レッド「ふわぁぁ…やっぱこの時間はまだ眠いな」

    レッド「カスミにも黙って出てきちゃったし」

    レッド「でもまあ一応手紙は置いてきたんだし問題ないだろ」

    レッド「そんなことより、ハナダの北西にある洞窟…」

    レッド「あそこの奥にグリーンをたおしたやつがいるわけか」

    レッド「いったいどんなやつだろうな」

    120 = 96 :

    数日後

    カツラ「えーでは、これより今月のジムリーダー会議を始める」

    カツラ「今回集まってもらった理由はまだ決まってないトキワジムリーダーについてだ」

    カツラ「誰か推薦したい人物でもいるか?」

    一同「……」

    タケシ「そうだ、グリーンなんてどうでしょうか」

    タケシ「あいつぐらいの実力なら試験にも簡単に合格できるはずですよ」

    カツラ「なるほどグリーンか」

    カツラ「たしかにいいかもしれんな」

    121 = 96 :

    カスミ「でもグリーンってまだレッドを倒そうとしてたんじゃなかった?」

    カスミ「そのグリーンが応じるかな」

    タケシ「それは…」

    カスミ「そういやそのレッドも今どっか行っちゃっていないみたいだし」

    エリカ「そういえば私の家に泊まってた時、特訓とかなんとか」

    カスミ「ええっエリカの家にも泊まったの?」

    エリカ「も?」

    122 = 96 :

    カスミ「そうよ、レッドと一晩あんなことや」

    エリカ「では私の勝ちですね」

    エリカ「私のところでは2日間、お風呂だって一緒に入りましたわ」

    カスミ「なっ…そ、そんなことで」

    ナツメ「……」わなわな

    カツラ「二人とも何の話を」

    ナツメ(なんでエリカとカスミのところに行って私のところには来ない!)バンッ

    一同「!」ビクッ

    123 = 96 :

    エリカ「ナツメさん?」

    ナツメ「…あっ」

    ナツメ「すまない…が」

    ナツメ「こんな話を続けるようなら私は帰る」

    カスミ「えっちょっとナツメ」

    タケシ「行っちゃったぞ、二人がくだらない話してるから」

    カスミ「くだらないとはなによ!」

    124 = 96 :

    ジムトレ1「ナツメさんおかえりなさい」

    ジムトレ1「早かったですね、会議はもう終わったんですか?」

    ナツメ「……」

    ジムトレ1「あれ?」

    ナツメ(どうしてしまったのだ私は)

    ナツメ(なぜこんなにイライラしてしまっているんだ)

    ナツメ「レッドがなんだというのだ」

    ナツメ「……」

    ナツメ「近くにレッドがいるな…行ってみるか」

    125 = 96 :

    ナツメ「病院?なんでこんなところに」

    ナツメ「…この部屋か、個室とは生意気な」

    ガチャ

    レッド「あれ、博士来るの早かったですね」

    ナツメ「博士じゃなくて悪かったな」

    レッド「ナ、ナツメさん!?なんでここに」

    ナツメ「お前もどうしてこんなとこにいるんだ」

    レッド「いやぁ~…うまく説明できないんで、勝手に読んでください」

    126 = 96 :

    ナツメ「そうか…」

    レッド「わかりましたか?」

    ナツメ「いや、本人がうまく説明できないようなことなら読むことも難しいのだ」

    レッド「そ、そうですか」

    ナツメ「……」

    レッド「あ、あの何しにここに…?」

    ナツメ「…お前、私に何をした」

    レッド「…は?」

    127 = 96 :

    ナツメ「その…初めてお前と会ったときと比べてこう…胸が…」

    ナツメ「あーもうっ!」

    ナツメ「責任をとれ!」

    レッド「な、なんのですか?」

    ナツメ「その口調をやめろ!」

    レッド「そ、その口調って…ナツメさん」

    ナツメ「それを言ってるのだ、ナツメさんとか~ですかとか」

    ナツメ「なんか壁があるみたいだろ…」

    レッド「はぁ…」

    128 = 96 :

    レッド「えっとじゃあナツメさ…ナツメは…」

    レッド「やっぱ急に話し方変えろって言われましてもね…」

    ナツメ「別に…エリカやカスミと同じように話せばいい」

    レッド「同じようにって…二人とは話し方が全然違いますしね」

    ナツメ「む…そうか…」

    ナツメ「また来る」

    レッド(あれ、なんか悪いこと言ったかな)

    129 = 96 :

    ナツメ「あ、そうだ」

    レッド「まだ何か?」

    ナツメ「ああ、これが私の気持ちだ、こうすれば少し落ち着くと思う」

    レッド「何をすれば」

    ンチュッ

    コンコン ガチャ

    オーキド「いやーすまんすまん、遅くなったなレッ…」

    オーキド「じゃ…邪魔をしたな…」

    130 = 96 :

    ヤマブキジム

    ナツメ「……」

    ジムトレ1「話ってなんですか?」

    ナツメ「私の話し方って変か?」

    ジムトレ1「変?ナツメさんがですか?」

    ナツメ「そうだ」

    ジムトレ1「いえ、特に…ちょっと無愛想かなーなんて」

    ナツメ「無愛想?」

    ジムトレ1「ひぃ、なんでもありません!」

    ナツメ「そうか…」

    131 = 96 :

    ナツメ「しかし、どうすればいいんだ?」

    ナツメ「今までこれが普通だと思ってたからな…」

    ナツメ「そうだ、エリカやカスミに聞けばいいかも」

    ナツメ「そうすればもう少しレッドと仲良くなれるかもしれんしな」

    ナツメ「……」ぼーっ

    ナツメ「あっいかんいかん、またレッドのことを考えると…」

    ナツメ「しかし、会議の途中で帰った後だから二人に会いにくいな」

    132 :

    素晴らしいタイミングですオーキド博士!

    133 :

    エリカ「話ってなんですか?」

    カスミ「急に会議をぬけたから心配したのよ」

    ナツメ「すまなかった、急用を思いだしてな」

    カスミ「会議より大事なことって何よ」

    ナツメ「いろいろある」

    ナツメ(カスミもけっこう言葉使い悪いような…)

    ナツメ(エリカの話し方をマネすればいいか)

    134 = 133 :

    カスミ「会議より大事なことって何よ」

    ナツメ「そんなに知りたいのか」

    ナツメ「そうだな…」

    ナツメ「あ、そうだ、前に言っただろテレポートの調子が悪いって言っただろ」

    カスミ「今あっそうだって言ったよね」

    ナツメ「言ってない」

    エリカ「あの、私が最初にした質問はどうなったんでしょうか」

    135 = 133 :

    ナツメ「ああ、二人を呼んだ理由だったな」

    ナツメ「まあなんだ、ちょっと聞きたいことがあってだな」

    ナツメ「お前たち二人はレッドとは、そのー…ただの友だちなのか?」

    カスミ「どういうことよ、レッドと何かあったの?」

    エリカ「なぜ急にそのような質問を?」

    ナツメ「と、特に意味はない!」

    エリカ「嘘はいけませんよ」

    ナツメ「嘘などついていない!」

    136 = 133 :

    ナツメ「なんとなく知りたくなっただけだ」

    エリカ「ナツメさんなら心を読めるんじゃないですか」

    ナツメ「直接口から聞きたいから聞いているんだ」

    エリカ「そうですねぇ…じゃあ特別な関係ということで」

    ナツメ「特別!?どういうことだ」

    エリカ「そのままの意味です」

    カスミ「あんた特別ってレッドに何したのよ!」

    エリカ「なんでしょうね」

    137 = 133 :

    カスミ「はっきり言いなさいよ」

    エリカ「みなさんが知らないようなレッドさんの秘密を知っているとかですかね」

    カスミ「一体どんな!?」

    ナツメ「レッドが入院している原因も知っているのか?」

    カスミ「入院!?」

    エリカ「どういうことですかナツメさん」

    ナツメ「あれ…知らなかったのか?」

    138 = 133 :

    カスミ「詳しく教えなさいよ」

    ナツメ「いや、えっとだな…」

    ナツメ「……」

    ナツメ「レッドが病室で寝ているのが見えたんだ」

    エリカ「それでどうだったんです?私も早く行かないと」

    ナツメ「面会謝絶となってた(嘘)」

    カスミ「面会謝絶~!?」

    ナツメ「そうだ」

    ナツメ「…もうこんな時間か、すまない私はジムに行かなければならない」

    139 = 133 :

    病院

    コンコン

    レッド「は~い」

    ナツメ「こ、こんにちはレッドさん」

    レッド「ナツメ、今日も来てくれたんだ」

    ナツメ「ええ、レッドさんのためですから」

    レッド「えっと…どうしたの、壁があるみたいだからって言ってたのにそんな話し方して」

    ナツメ「む…この話し方は変か?」

    レッド「い、いや別に…」

    レッド(何がしたいんだろう)

    140 = 133 :

    レッド「どうしてそんな話し方しようとしたの?」

    ナツメ「す、少しでもレッドと仲良くなれたらと思ってだな…」

    レッド「でもそんな変な話し方しなくても」

    ナツメ「そんなに変か?」

    レッド「まあ今までとだいぶ違ったからかな」

    ナツメ「そうか、確かに全然違う話し方だと自分でも思う」

    141 = 133 :

    レッド「どうせ変えるならそんなのじゃなくていつもの話し方をこう…」

    レッド「~だじゃなくて~よとかにするだけでもだいぶ変わると思うよ」

    ナツメ「なるほど」

    ナツメ「お前はそうしたら私のことを好きになってくれるか?」

    レッド「ん?そんなことしなくても好きだよ」

    ナツメ「なっ」ポッ

    ナツメ「そ、そうか私のこと好きなのか…//」

    レッド「?」

    142 = 133 :

    ナツメ「~♪」

    ナツメ「さてジムに行くか」

    カスミ「なんでジムに行かずこんなとこに来てるのかな?」

    エリカ「やっぱり何か隠してたんですね」

    ナツメ「カスミ、エリカ!?まさか私をつけてきてた…」

    ナツメ「い、いやここにはなんとなく寄っただけ…よ」

    カスミ「なんとなく寄っただけ?」

    ナツメ「そうよ、寄っただけよ」

    カスミ「じゃあ私たちもなんとなく行ってみようか」

    ナツメ「あっ待て!」

    143 :

    カスミ「やっぱりここにレッドはいるのね」

    エリカ「ナツメさん、なんで嘘をついたのか教えてくださいね」

    ナツメ「た、たまたまレッドと同じ名前なだけだろ…同じなだけでしょ」

    カスミ「フルネームが全く同じ?」

    ナツメ「よくあることよ」

    カスミ「まあ入ってみればわかることよね」

    ナツメ「だ、だから違うってば、ここの人に失礼よ」

    エリカ「名前が同じだったから間違えましたと言えばいいんですよ」

    144 = 143 :

    カスミ「エリカの言うとおり」

    カスミ「じゃ、失礼しまーす」ガチャ

    カスミ「あれ、誰もいないよ」

    ナツメ「なら今のうちに早く出たほうがいいよ」

    カスミ「それよりさっきから気になってたんだけど、なんかナツメ喋り方が柔らかくなった?」

    エリカ「たしかに何か違いますね」

    ナツメ「そんなことはいいから早く出たほうが」

    レッド「あれ、どうしたの?」

    145 = 143 :

    カスミ「やっぱりレッドいるじゃない」

    エリカ「ナツメさん、どうして隠したりするんですか」

    ナツメ「それはー…」

    レッド「ああ、それ俺が内緒にしてもらうように言ってたんだ」

    レッド「他の人にあんまり心配してほしくなかったから」

    エリカ「そうでしたの」

    ナツメ「レッドすまない…あ、いや、ごめんなさい…」

    レッド「別にあやまることないよ」

    146 = 143 :



    ナツメ「う…ん…レッド…レッド…」

    ナツメ「レッド…どこに行くんだ…」

    ナツメ「……」

    ナツメ「……」ぱちっ

    ナツメ「…夢か」

    ナツメ「レッドがチャンピオンをやめてどこかへ行ってしまうわけがないか」

    ナツメ「いや…でも、さっきのが本当だったら…」

    147 = 143 :

    病院

    レッド「すー…すー…」

    ナツメ「……」

    ナツメ「思わず来ちゃったけど、こんな時間に来てもどうしようもないよね…」

    ナツメ「なんだかレッドの顔を見てると安心というか…」

    ナツメ「夜の部屋にレッドと二人きり…」

    ナツメ「……」

    148 = 143 :



    レッド「……」ごろん

    レッド「ん…あれ、なんか俺の隣に…」

    ナツメ「……」すやすや

    レッド「おわぁ!」ゴロゴロ どさっ

    ナツメ「ど、どうしたレッド!」

    レッド「どうしたじゃないよ!」

    レッド「なんで俺のベッドで寝てるんだよ」

    ナツメ「いや…つい」

    149 = 143 :

    レッド「ついじゃないよ」

    レッド「どうやってここに来たの」

    ナツメ「テレポートで」

    ナツメ「あれ、そういえばテレポートがちゃんと使えてる、なんでだろ」

    レッド「そういや結局原因はわからなかったの?」

    ナツメ「うん…」

    150 = 143 :

    現在

    ナツメ「ということがあったの」

    ナツメ「こんなのになったのはその時以来ね」

    セレナ「なんかとてもじゃないけどラブラブに思えないんだけど」

    ナツメ「この後なっていくのよ」

    セレナ「じゃあそんな中途半端なとこでやめないで続き話してよ」

    ナツメ「そこからはセレナは別に知らなくてもいいのよ」

    セレナ「ねえパパ」

    レッド「ナツメが言わないから俺も内緒ってことで」

    セレナ「イジワル~!」


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