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    元スレナツメ「レッドは人気者」

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    801 = 788 :

    レッド「あんま長いのもめんどうだから3対3でいいだろ?」

    ホロン「え~」

    レッド「いいだろ別に、俺はバトルはそんな好きじゃないの」

    ホロン「しょうがないなぁ…」

    ホロン「その代わりちゃんとやってよね」

    レッド「ああ、わかってるよ」

    ホロン「よし」

    ホロン「バトル開始の宣言をしろぉトウヤァ!」

    トウヤ「バトル開始ぃーー!」

    レッド「…なにやってんの?」

    トウヤ「いや…そのー…」

    802 = 788 :

    ホロン「いっけえぇバンギラス!」

    レッド「んー…じゃあカビゴンがんばれ」

    レッド「いーよ、そっちから来て」

    ホロン「じゃあいくよー」

    バンギラス「ヌオラアアアアアアアア」

    レッド「はやっ」

    レッド「なんでバンギラスがそんな速いんだよ」

    レッド「てか電気をまとってる…?」

    803 = 788 :

    レッド「道具や技を使ってもいないってのになんて速さだよ」

    レッド「なんかおかしいな」

    レッド「カビゴン、とりあえず攻撃より避けることに集中するんだ」

    ホロン「もー!かわしてばっかじゃ勝負つかないよ!」

    レッド「だってお前のどうやら普通じゃないみたいだし」

    レッド「改造か?」

    ホロン「失礼だな、間違いなく僕が育てたポケモンだよ」

    804 = 788 :

    ホロン「でもたしかに普通じゃないかも」

    ホロン「突然変異…とはちょっと違うけど」

    ホロン「知ってるかな、デルタ種っていうんだ」

    レッド「なんだそれ?」

    ホロン「それは教えられないな~」

    レッド「ケチ~」

    レッド「ま、いいけどね」

    レッド「だいたい予想ついてるけどね」

    ホロン「なにっ!?」

    805 = 788 :

    ホロン「どうせ嘘でしょ」

    レッド「いやほんとほんと」

    ホロン「じゃあ言ってみてよ」

    レッド「んー…でも間違ってたら恥ずかしいじゃんか」

    レッド「だから答え合わせってことでどんなのか言ってみてよ」

    ホロン「やっぱりほんとはわかってないんでしょ」

    レッド「俺を信じれないのか?」

    ホロン「うーん」

    レッド「悩むな悩むな」

    806 = 788 :

    ホロン「バンギラス、ハイパークロー!」

    バンギラス「シャラアアアァァァァプ」

    レッド「見たことない技つかいやがって」

    レッド「しかもさっきから電気技ばかり…」

    レッド「デルタ種ってもしかして」

    レッド「カビゴン、地震だ」

    カビゴン「ドスコイッ」

    バンギラス「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

    レッド「今の2倍弱点ってわけじゃなさそうだな」

    レッド「わかったぞデルタ種ってのが何か」

    ホロン「やっぱわかってなかったじゃんか」

    レッド「いや…俺が最初に思ってたのとちょっと違っただけ」

    807 :

    ホロン「レッドがほんとにわかったかは別として、こんな一方的にやられちゃうなんて」

    ホロン「んー…しかたないなぁ」

    ホロン「アルセウスこーりんせよ!」

    ピカッ

    レッド「まぶっ…」

    レッド「なんだぁ?」

    アルセウス「……」

    レッド「なん…だと…」

    808 = 807 :

    レッド「創造ポケモンアルセウス…」

    レッド「なんでおまえが…?」

    ホロン「ポケモンではない…神だ!」

    ホロン「ゴッドハンドインパクト(裁きの礫)!!」

    レッド「技名ぐらいちゃんと言えよな」

    レッド「全部はじき返してやれ」

    カビゴン「オラオラオラオラオラオラ」

    ホロン「もっともっと!いけいけぇ!」

    809 = 807 :

    カビゴン「ゼエゼエ」

    レッド「ちょっときつそうだな…」

    レッド「なんとかがんばって反撃するんだ」

    ホロン「反撃なんてさせないよ!」

    ホロン「先にとどめだ!」

    アルセウス「……」きっ

    ゴゴゴッ

    レッド「い、隕石!?」

    レッド「そこまでやるかぁ~?」

    810 = 807 :

    ホロン「いくらレッドでもこれなら」

    レッド「これならって街ごと破壊する気か!」

    レッド「ったく…この辺に丸々落ちるよりはマシか…」

    レッド「カビゴン、もうちょっとだけがんばってくれ、あれを粉々にするぞ」

    レッド「ギガインパクト!」

    レッド「5回連撃!」

    ホロン「馬鹿な!連続5回の攻撃だと!?」

    カビゴン「スターダストカビゴンミラージュ」

    811 = 807 :

    ドーン パラパラ…

    レッド「お疲れカビゴン」

    ホロン「せっかく落としたのに粉々にするなんてひどいよ」

    レッド「ひどいって…わけわかんないこと言うなよな」

    レッド「それに粉々じゃねえから安心しろ」

    レッド「ほら上見てみろよ」

    ホロン「!?」

    ホロン「メタちゃん危ない!」

    ホロン「あ、違うアルセウス避けて!」

    ドスーン

    812 = 807 :

    ホロン「メタちゃん大丈夫?」

    レッド「なんだ、変身したメタモンだったのか」

    ホロン「でもカビゴン倒したよ」

    レッド「うん、そうだけど…もうやめない?あと一匹で俺に勝てるとは思えないし」

    ホロン「やめない!」

    ホロン「出でよミロカロス!」

    レッド「はぁ…」

    813 = 807 :

    ホロン「ほらレッドも早く」

    レッド「どれにしようかな…」

    レッド「お、リザードンか、よしいけっ」

    ホロン「なんで適当に決めるんだよ!まじめにやってよ」

    レッド「俺はまじめだってば」

    レッド「本気できても勝てるようにしてるから」

    ホロン「うぬー…だったらミロカロスの究極体で!」

    レッド(うぬー…?)

    814 = 807 :

    ホロン「見よ!!ブルーアイズ・アルティメットミロカロス!!」

    レッド「……」

    レッド「なにそれ?」

    ホロン「ブルーアイズ・アルティメット」

    レッド「うん、いやそれ聞いたって」

    レッド「どの辺がアルティメットなの?」

    レッド「まさかと思うけどそのヒレ立ててるからとかいうなよ」

    ホロン「え?でもこれで頭が3つに」

    レッド「見えねえよ!」

    815 = 807 :

    ホロン「ええい、そんなことはもういいの!」

    ホロン「これでもくらえ!アルティメット・ハイドロポンプ!」

    ホロン「粉砕!玉砕!だいか…」

    レッド「なんでもかんでもアルティメットってつけたらいいってもんじゃねえぞ」

    レッド「それにいいこと教えてやるよ」

    レッド「究極なんてもんは負けフラグなんだよ、このデルタドラゴン野郎!」

    レッド「Xに進化!逆鱗!」

    リザードン「テヤアァッ」

    ホロン「くっ…アルティメットがどうこう言うんだったら…」

    816 = 807 :

    ホロン「行くよミーちゃん!」

    ホロン「とうっ」しゅたっ

    ホロン「マスター・オブ・ミロカロスナイト!!」ジャキーン

    レッド「おい、危ないって降りなよ」

    ホロン「レッドに勝つ方法は僕自身がポケモンになることだ」

    レッド「乗っただけだから、波乗りしてる時と同じだって」

    ホロン「同じじゃない!」

    レッド「降りろよ、お前にもしものことがあったらどうすんだ」

    ホロン「…心配してくれるのか?」

    レッド「うん」

    ホロン「…わかった、降りる」

    817 = 807 :

    ホロン「よいしょ」

    レッド「よし」

    ホロン「心配してくれてありがと…でもレッドには負けてもらわないと」

    ホロン「ミロカロス、変身!」

    ホロン「ブルーアイズ・カオス・MAX・ミロカロス!」

    レッド「もーなんだよ、なんも変わってねえよ、語呂悪いし」

    レッド「ブルーアイズってつけるな、うっとおしい」

    レッド「ただの色違いじゃねえか」

    ホロン「そいつはどうかな」

    レッド「どうもねえよ」

    818 = 807 :

    ホロン「いけぇ!混沌のマキシマムポンプ!!」

    レッド「技名変わっただけじゃねえかよ」

    ホロン「それでも威力はすごいんだぞ」

    レッド「メガシンカ解除、そんでもって次はYだ」

    レッド「ソーラービーム!」

    リザードン「バーストストリーム!」

    ミロカロス「オマエガツカウノ!?」

    ホロン「ミーちゃん!」

    レッド「やっと終わった」

    819 = 807 :

    ホロン「まだだ!」

    ホロン「無窮の時より、その始源に秘められし白き力よ、鳴り交わす魂に震う鱗を纏い青の深淵より出でよ!」

    ホロン「ディープアイズ・ホワイト・ミロカロス!」

    レッド「わぁーすごーい…って元気の塊使っただろ!」

    レッド「なんだそのヒレの輪っか、意味あんのか」

    レッド「おい、トウヤ、久しぶりにしゃべらしてやる、今使ってただろ」

    トウヤ「使ってたような、使ってなかったような…」

    820 = 807 :

    ホロン「僕子どもだからよくわかんなーい」

    レッド「何が僕子どもだからだよ」

    トウヤ「レッドさん、あんな小さな子にそんな怒らなくても」

    レッド「怒ってない」

    レッド「それにあいつは子どもじゃねえ、もう19だぞ、お前より年上」

    トウヤ「ええっ!?」

    ホロン「ばれてしまったか、それならば仕方がない」

    ホロン「トウヤ」

    トウヤ「はいっ…」

    ホロン「お姉ちゃんって呼んでいいんだよ」

    トウヤ「…なんで?」

    821 = 807 :

    トウヤ「僕より年上だったらほんとのこと言うけど塊つかってたね」

    レッド「ほらやっぱり」

    ホロン「だってミロカロスのまだ全部見せれてなかったし…」

    レッド「とりあえず今回は俺の勝ち」

    レッド「さて、帰ろ帰ろ」

    レッド「ん?どうした、帰んないのか?」

    ホロン「疲れたー、おんぶしてよ」

    レッド「お前自身は疲れるようなことしてないだろ」

    トウヤ「僕でよかったらいいよ」

    ホロン「やった、さすがトウヤ、やさしいね」

    レッド「あんま甘やかすなよ」

    822 = 807 :

    トウヤ「どうだった?」

    トウヤ「やっぱり強かったでしょ」

    ホロン「もうちょっとで勝てたんだよ」

    トウヤ「だいぶ大きいちょっとだな」

    ホロン「ちょっとったらちょっとなの」

    トウヤ「はいはい」

    ホロン「本気で相手にしてないでしょ!」

    トウヤ「いやいやホロンちゃん強いよ、僕と同じぐらい」

    ホロン「…より、じゃないんだ」

    823 = 807 :

    家の前

    レッド「あっ、だめだろ、一人で出歩いちゃ」

    ナツメ「だから…超能力使わなかったらなんともないってば」

    ナツメ「だいたい私おいてどっか行っちゃうのが悪いんでしょ」

    レッド「あー…ごめん」

    ナツメ「だいたいあなたは昔っからね」

    ホロン「なんかこのまま見ててもおもしろそうだけど、疲れたし先に中に入ってよ」

    トウヤ「そうだね」

    824 = 807 :

    ナツメ「あ、そうだトウヤ君」

    ナツメ「行っちゃった」

    ナツメ「大丈夫かな…?」

    レッド「なにが?」

    ナツメ「コトネがホロンちゃんにやいてるのよ」

    レッド「…まっさか~」

    ナツメ「コトネはそういう子なのよ」

    ナツメ「さっきなんかおんぶしてたし…」

    レッド「おんぶぐらいで…」

    825 = 807 :

    ナツメ「めちゃくちゃ暴れたりして」

    レッド「人ん家だぞ」

    ナツメ「うん」

    レッド「うんって…」

    ナツメ「大丈夫、壊されたりすると困るものは隠しといたから」

    レッド「だからといって暴れていいわけじゃ」

    ナツメ「といっても、さすがにコトネにも常識はあるでしょ」

    レッド「言ってること違うじゃん」

    826 = 807 :

    ドーン

    レッド「……」

    ナツメ「……」

    レッド「なんかすごい音が」

    ナツメ「違うでしょ」

    ナツメ「ほら、裏のおじいさんのとこ今孫が遊びに来てるって言ってたし」

    レッド「音でかすぎだろ」

    ナツメ「あ、そうだ、醤油がきれてたんだった、買いに行かないと」

    ナツメ「ほら来て」

    レッド「え、ちょっと」

    827 = 807 :

    1時間後

    レッド「家めちゃくちゃになったりしてないかなぁ…」

    ナツメ「静かね、暴れ終わったのかしら」

    レッド「てか暴れた前提で話てるよね、常識あるとか言ってたのに」

    ナツメ「…とりあえず入ってみないと」

    ガチャ

    レッド「あれ?」

    ナツメ「どこも変わった様子はないわね」

    828 = 807 :

    トウヤ「…レシラムはここがこうなってて」

    コトネ「ねえねえルギアってポケモンには興味ない?」

    ホロン「ない」

    ホロン「続き続き」

    トウヤ「あ、ああ、ここはこうで」

    コトネ「じゃあホウオウ」

    ホロン「ふぅん」

    レッド「なんか思ってたのと違うね」

    829 = 807 :

    コトネ「二人ともどこ行ってたんですか」

    コトネ「いつ帰ってくるかわからないから夕飯の用意もできなかったですよ」

    ナツメ「いろいろ買いに行ってたの、足りないものとかあると思ってね」

    ナツメ「でもまだ何にも考えてないから何が食べたい?だいたいの料理ならできるけど」

    コトネ「そうですねぇ…」

    レッド「なあトウヤ、何にもなかったのか?」

    トウヤ「何にもって何がです?」

    レッド「いや、なんでもない」

    830 = 807 :

    レッド「3人が仲良さそうでよかった」

    トウヤ「ただコトネはホロンちゃんのこと10才未満の子だと思ってますけど」

    ホロン「ちゃん付けはやめろ」

    トウヤ「え?じゃあホロンさん?…いやだなぁ」

    ホロン「なんで嫌なのさ!」

    トウヤ「なんでだろうね」

    ホロン「じゃあ普通にホロンでいいよ」

    トウヤ「わかったホロンちゃん」

    ホロン「わかってないじゃん」

    831 = 807 :

    トウヤ「ホロンちゃんの方が言いやすいし」

    ホロン「いや、それはおかしい」

    トウヤ「その方が女の子らしさがあっていいし」

    トウヤ「それに」

    プルルルル

    トウヤ「あ、ごめん」

    トウヤ「もしもし…」

    トウヤ「え?あーうん…うん…そんな急ぐの?うんわかった」

    832 = 807 :

    トウヤ「あのー急ですけど僕たち明日帰ることになりました」

    コトネ「ええっ!?なんで?」

    トウヤ「トウコが帰ってこいってさ」

    トウヤ「なんか急な用があるらしいし」

    ホロン「じゃあ仕方ないな、またカントーに来ることがあったら寄るといい」

    レッド「なんでお前がそういうセリフを言うんだ」

    ホロン「だってここはもう僕の家でもあるわけだし」

    レッド「俺とナツメの家だよ!」

    833 :

    3年後 ヤマブキシティ

    店員「ごめんね、ボウヤ」

    店員「タバコは子供には売れないの」

    ホロン「誰がボウヤだ!僕は女だ」

    ホロン「それにちゃんと成人して立派な大人だ」

    ホロン「トレーナーカード見てみろ!」

    店員「偽造…?」

    ホロン「なんで偽造だと思うんだ!」

    834 = 833 :

    レッド「はぁ…」

    レッド「ごめんなさい、タバコはもういいんで、これください」

    店員「あ、はい」

    ホロン「なんでいいんだよ」

    レッド「タバコなんて吸わなくていいだろ、やめるのめんどうになるぞ」

    ホロン「大人に見られるように吸おうと思ったんだが」

    レッド「やめとけやめとけ、どうせガキが吸ってるとしか思われねえ」

    ホロン「じゃあどうすればいい」

    ホロン「どうすれば僕は大人に見えるんだ」

    レッド「外でギャーギャー騒いでるうちはどうやっても大人には見られねえよ」

    835 = 833 :

    ホロン「レッドは大人だよな?」

    レッド「まぁ…そうだな」

    ホロン「外で騒ぐこともないよな」

    レッド「ないな」

    ホロン「でも大人にみえない、なぜだ」

    レッド「しらねえ」

    ホロン「やっぱ子どもなんじゃない?」

    「ねえそこのおにーちゃん」

    レッド「ほら、おにいさんって言われた、子どもだったら言われねえよ」

    ホロン「たまたまだろ」

    「あ、ちょっと無視しないでよ」

    836 = 833 :

    レッド「あ、ごめんね」

    レッド「どうしたのかな?」

    ホロン「鼻の下のばしてんじゃねえ」ゲシッ

    レッド「あがっ!」

    レッド「いって~何すんだ」

    ホロン「こんな小娘に声かけられたぐらいで喜んでんじゃないよ」

    「こむ…」

    レッド「喜んでなんかねえよ!」

    837 = 833 :

    「…彼女ですか?」

    レッド「誰が?」

    レッド「まさかこいつのことぉ?」

    レッド「どう見たらそうなんのさ」

    レッド「こいつはただの居候、俺は一応結婚してる」

    レッド「だから実際こいつとはそんなに関係ないな」

    ホロン「えっひどっ!」

    レッド「冗談だよ」

    838 = 833 :

    レッド「あ、そんなことよりなんだっけ?」

    レッド「何か用があったんでしょ」

    「えっと…ポケモンセンターはどこかなって」

    「さっきこの街についたばっかで」

    レッド「ああ、それならこっちだよ、ついて来て」

    ホロン「あーこれ以上遅くなるとナツメは心配するだろうなー」

    レッド「……」

    レッド「そんな遅くならねえからいいだろ」

    839 = 833 :

    レッド「はい、ついたよ」

    「ありがとうございます」

    レッド「じゃあね」

    レッド「ほらな、時間かかんなかっただろ」

    ホロン「うん、そーだね」

    レッド「なんだよ、やっぱり遅くなったって思ってんのか?」

    ホロン「さっきのやつがレッドになれなれしくて腹がたった」

    ホロン「ナツメに言いつけてやる」

    レッド「そんなことなかったと思うけど…」

    840 = 833 :

    「で、まだ私のことつけて来てるの?」

    「あ、そう」

    「何も答えないつもりね」

    「ジラーチ、やっちゃって」

    もぞもぞ

    ジラーチ「ぷはぁ、うわぁこの街も久しぶりだな、なぁ早くレッドのとこ行こうよ」

    ジラーチ「もー何やってんのセレナ、早く早く!」

    セレナ「その前に、ストーカー撃退」

    ジラーチ「すとーかー…ああ、わかった」

    ジラーチ「それっ」

    841 = 833 :

    カルム「うわっと」

    セレナ「カルム、あんたいい加減にしなさいよ」

    カルム「やった、セレナが僕のこと名前で呼んでくれたー」

    セレナ「はぁ…あんたねぇ…」

    カルム「そういや、さっきの人誰?」

    カルム「ここについて迷わずポケモンセンターについたのにわざわざ離れて案内してくれって」

    セレナ「別に、ただの通りすがりのやさしい人」

    842 = 833 :

    カルム「セレナちゃんってあんな人が好みなの?」

    セレナ「なぜ急にちゃん付けたし」

    カルム「まあでもかっこよさじゃ断然僕の方が上だったね」

    セレナ「それはない」

    セレナ「それだけは何があってもない」

    カルム「そこまで否定するか」

    セレナ「うん、する」

    ジラーチ「たしかにお前とレッドじゃな」

    843 = 833 :

    カルム「おい、レッドって誰?教えてよ」

    カルム「さっきのやつがレッドってやつなの?」

    カルム「そもそもセレナとそのレッドってのとどういう関係なの?」

    カルム「ねえあ、教えてよ~」

    セレナ「…あんたが」

    カルム「?」

    セレナ「あんたがパパを呼び捨てにするんじゃない!」バシンッ

    カルム「!?」

    844 = 833 :

    カルム「いってー…一瞬何が起きたかわからなかった」

    カルム「……」

    カルム「ってパパァ!?」

    セレナ「あ…いや、何がパパなの?私さっぱりわかんない」

    カルム「…そうか、じゃあご挨拶しとかないとな」

    セレナ「どうもストーカーさせてもらってますってか、帰れバカ」

    セレナ「だいたいなんで私の後つけてくんのよ」

    セレナ「もうイッシュ、シンオウ、オーレ、ホウエン、ジョウト…」

    セレナ「これで6回目」

    845 = 833 :

    カルム「それだよ」

    セレナ「どれ?」

    カルム「セレナについて行けばいろんなところに行ける」

    ジラーチ「一人で行けよ」

    カルム「まあそう思われるかもしんないな」

    カルム「たしかに僕一人で行くのもいいかもしれない」

    カルム「でも!セレナみたいな子が一人で旅なんて危なすぎるだろ」

    カルム「だから僕がボディーガードとしてついて行って、ついて行くことによって僕も強くなれる」

    カルム「一石二鳥じゃん」

    セレナ「何笑顔で言ってんだ」

    846 = 833 :

    セレナ「じゃあついて来てる理由は…いや、わかんないけど」

    セレナ「なんでストーカーやってんの」

    カルム「僕はそんなことやった覚えないけどなぁ…」

    セレナ「やってんの」

    カルム「……」ガーン

    カルム「そんな…じゃあ僕はどうやってセレナについていけばいいっていうんだ…」

    ジラーチ「ついてくんのかよ」

    カルム「いきたいよぉ」

    セレナ「はぁ…」

    847 :

    ジラーチ「こいつどうすんの?」

    セレナ「いーんじゃない、もう」

    カルム「えっ」

    セレナ「だってもうカントーでも7つバッジそろってるし」

    セレナ「それにここでも殿堂入りができたら一旦終わるつもりだし」

    カルム「えっやめちゃうの」

    セレナ「パパに勝つまで先に進めないからね」

    848 = 847 :

    カルム「勝つまでってセレナでも勝てないぐらいレッドって強いの?」

    セレナ「……」むすっ

    カルム「あ、ああ…お父様が」

    セレナ「お父様いうな」

    カルム「でもまだ会ってもないのにお父さんって言うのか」

    カルム「それともお義父さんって言った方がいいのかな」

    セレナ「何言ってんだこいつ、とりあえず殴りてえ」

    849 = 847 :

    カルム「何にせよ早いとこ最後のバッジをもらわないと」

    セレナ「あんた先に行っていいわよ」

    カルム「セレナ行かないの?」

    セレナ「私明日行くから」

    カルム「ふーん、じゃあ僕今から…」

    カルム「僕がいなくなったところでどこかに行く気じゃ」

    セレナ「別に…今日はもう休みたいだけ」

    850 = 847 :

    カルム「あ、そうだ、僕のジム戦見に来る?」

    セレナ「いやよ、疲れる」

    カルム「そんなあっさり…」

    セレナ「…私がジム戦前にジムリーダーの戦いを見るのはフェアじゃない」

    カルム「あー…そうか」

    ジラーチ「正直なところお前と行くとジムで迷うから面倒なだけだろうな」

    カルム「迷う?」

    セレナ「いや、気にしなくていい」

    セレナ「それじゃあ私明日の準備があるから」

    セレナ「後で結果教えに来てね」


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