元スレナツメ「レッドは人気者」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
501 = 500 :
ハナダの洞窟
レッド「こんなとこでコソコソやってるなんてますます怪しいな」
レッド「ただみんなくっつきすぎだな」
レッド「ちょっと歩きにくい」
ナツメ「超能力使いながら歩くのってけっこう難しいから」
セレナ「なんだか怖いから」
ジラーチ「飛ぶの疲れた」
レッド「……」
502 = 500 :
レッド「もう少しでミュウツーのいた所に着くよ」
ナツメ「うん、そこにいるはず」
レッド「着いた」
レッド「おい、そこに隠れてるのはわかってるんだ、出てこい」
レッド「……」
研究員「…予定より早かったけど、まあいいや」
研究員「待っていたよレッド」
研究員「それにしてもこんなとこに女や子どもを連れてくるとはね」
レッド「…まずお前は誰だ」
503 = 500 :
研究員「あれから何年もたっているからな、俺のことを忘れてしまったのか?」
研究員「俺の名前はソウスケ」
ソウスケ「どうだ思い出したか」
レッド「知らん、誰だ?」
ソウスケ「なっ!?ふざけるなよ!」
レッド「知ってる?」
ナツメ「知らない」
レッド「じゃあほんとにわかんない」
504 = 500 :
ソウスケ「本当にわからないというのか…!?」
レッド「うん」
ソウスケ「ならば思い出させてやる!俺と勝負だ!」
レッド「このバトル脳め」
レッド「別に俺はかまわないけど、その前に…」
レッド「このダークパルキアやもう一人の俺やシロナを出したのお前か?」
ソウスケ「シロナ?ああ、たしかシンオウのチャンピオンだったな」
ソウスケ「そうか…そういうズレも出てるのか」
レッド「おーい質問に答えろ」
ソウスケ「ああ、そうだよ」
ソウスケ「全てお前への復讐のためにやったことだ」
505 = 500 :
レッド「じゃあ俺が勝ったら全部元に戻せよ」
ソウスケ「いいだろう」
ソウスケ「勝負は明日の正午、場所はここでだ」
レッド「今じゃねえのかよ」
ソウスケ「今やってもいいが、お前の家族の前で叩きのめすのも可哀想だ」
ソウスケ「だから明日は一人で来るんだな」
レッド「…わかった」
506 = 500 :
家
ナツメ「やっぱりあんな条件で行くことないわよ」
レッド「なんで?一人で来いってだけじゃんか」
ナツメ「どう考えたって罠じゃない」
レッド「ん~そうかもね」
ナツメ「そうかもねって、あんなパルキアとかつくるようなやつがまともなわけないじゃない」
ナツメ「危険よ」
レッド「大丈夫大丈夫、明日の夕食の風景を予知してみてよ、俺がいるだろ」
レッド「そうだ、犯人もわかったんだしシロナたちに来るよう言わないと」
507 = 500 :
レッド「それにしてもソウスケ…」
レッド「やっぱ知らない名前だ、聞いたこともない」
レッド「ナツメはそんなやつに俺が危険な目にあうと思ってるの?」
ナツメ「それは…」
ナツメ「でももしものことがあったら」
レッド「心配しすぎだって」
ナツメ「それに無事帰ってくるにしてもレッドと離れなきゃいけなくなるし」
レッド「それは俺も嫌だな…」
508 = 500 :
翌日
ナツメ「……」ぎゅっ
レッド「まだこんな時間なんだから行かないってば」
ナツメ「ほんとに…?」
レッド「甘えすぎだって、赤ちゃんみたいでかわいいからいいけど」
ナツメ「私は大人よ」
レッド「どっちにしても可愛い」
509 = 500 :
レッド「ほらいい子だからちょっと離して、トイレ行きたくなっちゃった」
ナツメ「私も行く」
レッド「いやトイレだから」
ナツメ「うん」
レッド「うんって…」
ナツメ「前はトイレもお風呂も一緒だったじゃん」
レッド「そういうことはセレナの前で言わない方がいいよ…」
ナツメ「それは…」
レッド「じゃあ行ってくるから」
510 = 500 :
レッド「さて…」
レッド「帰ったら怒られちゃうな」
レッド「おみやげちゃんと買って帰らないと」
ジラーチ「おみやげはやっぱり甘い物か?」
レッド「ん~…いや食べ物よりカバンとかの方が」
レッド「なっ…お前いつの間に」
ジラーチ「相棒を置いていくなんてひどいやつだ」
ジラーチ「一人でとは言ってたけどボクはポケモンだから連れて行っても問題ない」
511 = 500 :
数時間後・ハナダの洞窟
レッド「着いた」
レッド「じゃあ相棒頼むよ」
ジラーチ「何を?」
レッド「何って罠が仕掛けられてないかとか」
ジラーチ「ない、大丈夫」
レッド「ほんとか?適当に言ってんじゃないだろうな」
ジラーチ「ボクを信じろよな」
512 = 500 :
レッド「本当に何もなかったな」
ジラーチ「疑ってたのかよ」
レッド「少し」
ジラーチ「ええっ!?」
レッド「冗談だよ」
ジラーチ「こんな時に冗談なんかいうなよ」
513 = 500 :
ソウスケ「誰かと話していると思ったら幻のポケモンジラーチか」
ソウスケ「まあ一人で来たことには変わりないし、ほめてやろう」
レッド「別にお前なんかに褒めてほしくないな」
レッド「それより、お前はほんとに誰なんだ?」
レッド「一日考えたけどやっぱりわかんなかった」
ソウスケ「ぐぬっ…いいだろう、なら思い出させてやる」
514 = 500 :
ソウスケ「俺は昔シルフカンパニーで研究員をしていた」
ソウスケ「ある日俺は社長によってポナヤツングスカ支店に飛ばされてしまった」
ソウスケ「それは俺にとって絶望でしかなかった」
ソウスケ「そんな時だ、俺はロケット団が本社を占拠するという情報を手に入れた」
ソウスケ「そして俺はロケット団に協力し社長に復讐することを考えた」
ソウスケ「その上この作戦がうまくいけば俺はロケット団に幹部として迎え入れられるはずだった」
ソウスケ「だがお前が来てボスを倒したことにより作戦は失敗」
ソウスケ「俺の幹部待遇はなくなった」
515 = 500 :
ソウスケ「幹部待遇はなくなったがロケット団に協力したためシルフに戻ることはできず俺はロケット団に所属していた」
ソウスケ「その後俺はロケット団で功績をあげ、実力で幹部になれる直前までになっていた」
ソウスケ「だが!それはお前がボスを倒したことにより実現することはなかった」
ソウスケ「ロケット団は解散し、俺は居場所を失った」
ソウスケ「そう、俺はレッド!お前によって居場所を…いや、全てを失ったんだ!」
ソウスケ「俺はロケット団が解散してから今までお前に関するあらゆるデータを調べ、お前を倒すことだけを考えてきた!」
ソウスケ「もうお前が覚えていようがいまいが関係ない!」
ソウスケ「俺は今ここでお前を倒す!」
レッド「長い…」
516 = 500 :
ソウスケ「今の話の感想が長いだと!?そんな一言ですます気か!」
レッド「うーん…じゃあもう少し言おうかな」
レッド「たしかに俺がサカキを倒してロケット団を解散させたけどさ…」
レッド「なんていうか…やつあたり…じゃないか?」
ソウスケ「違う!」
ソウスケ「いや、もう違っても違わなくても関係ない!今ここでお前を叩き潰す!」
ソウスケ「ヴァトルだぁ!いけぇっ!ギャラドスゥゥ!!」
レッド「興奮しすぎ…」
517 = 500 :
ソウスケ「さあお前も出せ!ぶっ倒してやる!」
レッド「あんまり遅いとナツメに心配かけちゃうからな、さっさと終わらせるか」
レッド「相手はギャラドス、なら俺はライチュウだ」
ソウスケ「やはりな、データではこの状態で最初に出して来るのは96.6%の確率でライチュウ」
ソウスケ「そして最初の技は猫騙し、その次はボルテッカーだ」
レッド「わかってんだったら素直にくらえよな、ライチュウ猫騙し」
ライチュウ「セイィ」
レッド「続けてボルテッカー!」
ライチュウ「!?」ばたっ
518 = 500 :
レッド「どうしたライチュウ!?」
ソウスケ「くくくっ」
レッド「何をした」
ソウスケ「俺のギャラドスには特別な薬を持たせておいた」
ソウスケ「今の猫騙しでそのライチュウは薬にふれ、反応をおこした」
レッド「なんだ、その薬ってのは」
ソウスケ「ふっ、教えてやろう」
ソウスケ「その薬は電気タイプのポケモンを退化させる薬だ!」
ソウスケ「バカでかいライチュウは普通のサイズのピカチュウになる」
ソウスケ「そして急激にサイズが小さくなったためバランスがとれずまともに動けまい!」
ソウスケ「今だギャラドス、地震だぁ!」
519 = 500 :
ソウスケ「クックック、ライチュウいや、ピカチュウ撃破だ」
ソウスケ(次は88.3%の確率でフシギバナ)
ソウスケ(もちろんフシギバナの対策もしている)
ソウスケ「さあ、次だぁ!」
レッド「俺の次のポケモンはリザードンだ」
ソウスケ「リザードン!?メガシンカか?」
レッド「お前なんかに使う必要ないね」
レッド「雷パンチ」
520 = 500 :
ソウスケ「さすがだな、それでこそ倒す価値がある」
ソウスケ「次はこいつだ、バンギラス!」
ソウスケ「くらえ!ストーンエッジ!」
ソウスケ「ふはははは!2匹目だ!次だ次ぃ!」
レッド「ふっ」
ソウスケ「何を笑っている」
レッド「お前メガネの度があってないんじゃないか?」
ソウスケ「なに?」
ソウスケ「なっ…バカな、なぜリザードンが…」
521 = 500 :
レッド「単純にたいしたダメージを受けてないだけだよ」
ソウスケ「効果は抜群のはずだ!」
レッド「レベルが違いすぎるからだよ」
レッド「だからこういうこともできる」
レッド「リザードン、フレアドライブ」
リザードン「ウラァァァァァ」
ソウスケ「バンギラスが…そんな…」
レッド「もうお前にリザードンは倒せない、もうやめろ」
522 = 500 :
ソウスケ「ふざけるなぁ!」
ソウスケ「ジバコイル出ろ!10万…」
レッド「フレアドライブ!」
リザードン「オリャアアアアアアア」
ソウスケ「ジバコイルの特性は頑丈だ!くらえ!ボルトォ!」
リザードン「シャラクセエェ」
レッド「耐えたぜ、俺の攻撃だ、いけリザードン!」
523 = 500 :
ソウスケ「まさか俺のポケモンがまるで歯が立たないなんて…」
ソウスケ「こうなったら…」
レッド「まだぁ~?もうあきらめてくれよ」
ソウスケ「これならどうだぁ!」
アネ゙デパミ゙「ターゲットホソク、ハイジョシマス」
レッド「!?」
レッド「な…なんだこいつ…」
レッド「リザードンの色違いか…?いや、何か違う…」
ソウスケ「ふふっ驚いてるようだな」
524 = 500 :
ソウスケ「雷パンチだ!」
レッド「くっ…こっちも雷パンチ」
リザードン「グッ」
レッド「リザードンが押された!?」
ソウスケ「今だ!このまま押し切れ!」
ソウスケ「もう一度雷パンチィ!」
アネ゙デパミ゙「チェックメイト」
レッド「リザードン!今だクロスカウンター!」
リザードン「ジョーー」
アネ゙デパミ゙「キ、キノウテイシ」
525 = 500 :
ソウスケ「まさかそんな技を使ってくるとはな」
ソウスケ「さすがは元チャンピオン…」
ソウスケ「だがいくらお前がどれだけ強かろうとどんな技を使おうとこいつには勝てない」
レッド「ふーん、じゃあ早くやってみろよ」
ソウスケ「いつまでそう強がってられるかな?」
ソウスケ「お前のことはもうすべて調べている」
ソウスケ「出てこい、俺の5匹目」
526 = 500 :
レッド「…なんだよ、早く出せよ」
ソウスケ「もう出てる…お前の恐怖する姿が楽しみだ」
レッド「何言って…」ゾクッ
レッド「な…なんだ…」ガクガク
レッド「急に悪寒が…震えも…」
リザードン「コワイ」ガクガク
レッド「リ、リザードン…大丈夫か…」
レッド「はぁ…はぁ…お前何をした…!?」
ソウスケ「クックック…」
527 = 500 :
???「…サレ」
レッド「…あ」
レッド「この感覚…たしか…」
???「タチ…サレ…」
レッド「これは…まさか…」
???「タチサレ…タチサレ…」
レッド「や、やめろ…」
???「タチサレ…タチサレ…ココカラ…」
レッド「やめてくれ…」
???「タチサレ…タチサレ…タチサレ…タチサレ…」
レッド「やめ…」
???「タチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレタチサレ」
528 = 500 :
ソウスケ「もう終わりだな」
ソウスケ「お前はそこから動けず精神が崩壊する」
???「ココカラタチサレ!」
レッド「うわあああああ!」
ジラーチ「うるさいっ」ぺしっ
レッド「!?」
ジラーチ「しっかり!しろ!気持ちを!強く持て!」ペシッ ペシッ ペシッ ペシッ
レッド「ジラーチ…」
ジラーチ「何やってんだ!戦え!」
529 = 500 :
レッド「でも…」
ジラーチ「このバカ!じゃあそこで見てろ!」
ジラーチ「おい、そこのハゲメガネ!」
ソウスケ「俺ははげてない!」
ジラーチ「うるせえ!レッドの3匹目はボクだ!」
ジラーチ「かかってきやがれ!」
ソウスケ「ふんっおまえのデータもちゃんとあるぞ」
ソウスケ「たいした強さでもないのに出てくるとはな」
530 = 500 :
ソウスケ「やってしまえ」
???「タチサレ~」バァ
ジラーチ「うわわわわっ」
ジラーチ「…っと」
ジラーチ「べ、別にビックリなんかしてないぞ」
ジラーチ「タチサレタチサレってそれしか言えないのか」
???「ココカラ…」
531 = 500 :
ジラーチ「おいレッド!いつまでおびえてる気だ!」
???「タチサレ…タチサレ…」
レッド「う…や、やめろ…やめて…」
ジラーチ「あのバカ」
ジラーチ「おいレッド!」
ジラーチ「お前がなんであのふわふわおばけを怖がってんのか知らんが考えてみろ!」
ジラーチ「あれと怒ったナツメのどっちが怖いんだ!」
レッド「……」
レッド「…ナツメ」
532 = 500 :
ジラーチ「負けたらナツメに怒られちゃうぞ」
ジラーチ「実際あれはたいしたことない!」
ジラーチ「お前はもう大人だ!」
ジラーチ「あれから何年たった」
ジラーチ「お前はいつまで怖がってるんだ」
レッド「ジラーチ…」
ジラーチ「今こそあれを倒すんだ!」
レッド「……」
レッド「あれって倒せるの…?」
533 = 500 :
ジラーチ「そんなこと考えていたらいつまでも倒せないぞ!」
レッド「…わかった」
???「タチサレ」
レッド「……」ビクッ
ジラーチ「ひるむな!」
ジラーチ「気持ちを強く持て!」
レッド「わかった…」
534 = 500 :
ジラーチ「これ使ったらちょっと間動けないから後は頼むぞ」
レッド「まかせろ」
???「タチサレ…タチサレ…」
レッド「うるせぇ!そんなもんにいちいちビビるか!」
ジラーチ「そうだ!あとは足の震えだけなんとかしろ」
レッド「これは武者震いだ!」
ジラーチ「期待してるぞ」
ジラーチ「第3の目開眼!」
レッド「安らかに眠れ幽霊!ジラーチ、破滅の願い!」
ジラーチ「消えろ!」ピカッ
???「タチ…サ…」
535 = 500 :
ジラーチ「ふひぃ~疲れた~」
レッド「ありがとな、ゆっくり休んでろ」
ジラーチ「ボク…ちょっと寝るね…」
レッド「後はまかせろ」
レッド「おい幽霊は成仏したぞ、あれをポケモンと考えればお前のポケモンはあと1匹だ」
ソウスケ「ふふっそういうお前もあと3匹だ」
ソウスケ「さっきのでお前を倒せると思ったが、甘かったか…」
ソウスケ「まあいい…これが俺の最後だ」
ソウスケ「出ろ俺の最強のポケモン、けつばん!」
レッド「けつばん…!?」
536 :
ソウスケ「ふはははは!」
ソウスケ「愉快だ!実に愉快だ!」
ソウスケ「あのレッドのポケモンが俺のポケモンに手も足もでない!」
ソウスケ「これでお前もあと一匹」
ソウスケ「まあ最後の一匹もすぐ終わらせてやる」
ソウスケ「お前を倒したらそうだな…」
ソウスケ「お前の目の前でナツメたちを拷問したりするのもおもしろそうだな」
レッド「……」
537 = 536 :
レッド「俺の最後は…ミュウツー…」
ミュウツー「あれが今回の敵か、たいして強そうじゃないな」
レッド「見た目で判断するな」
ソウスケ「ミュウツーか、いくらミュウツーでも」
レッド「シャドーボール連打」
ミュウツー「うらららららぁぁ!」
ソウスケ「うわっ…な、何をする!?」
レッド「そんなとこにつっ立っているからだ」
レッド(あのポケモン、シャドーボールが効いてない、あれはノーマルタイプか…?)
538 = 536 :
レッド「波動弾」
ミュウツー「波ぁぁぁー!」
ソウスケ「なっ…それは波動弾というより波動砲じゃねえか」
レッド(ダメージを受けているようだ…ゴーストタイプじゃないらしい)
ソウスケ「ええい、やってしまえけつばん!」
ソウスケ「そいつさえ倒せばお前が最強だ!」
レッド「お前は正面からぶつかって勝てると思ってるのか?」
ソウスケ「何っ!?」
レッド「お前が勝つなんて奇跡はおこらない…」
539 = 536 :
レッド「滲み出す混濁の紋章」
ミュウツー「不遜なる狂気の器」
レッド「湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる」
ミュウツー「爬行する鉄の王女」
レッド「絶えず自壊する泥の人形」
ミュウツー「結合せよ」
レッド「反発せよ」
ミュウツー「地に満ち己の無力を知れ」
レッド「威力は九十」
ミュウツー「サイコキネシス!!!!」
540 = 536 :
ソウスケ「な…なんだったんだ今のは…」
レッド「……」
ソウスケ「まあ、いい」
ソウスケ「何が起こったかわからんが、たいしたダメージではないようだな、やってしまえ!けつばん!」
ソウスケ「……!?」
ソウスケ「なんだ!何をしているけつばん!」
レッド「もう終わりだ」
ソウスケ「何?」
541 = 536 :
レッド「その化け物をよく見てみろ」
ソウスケ「ぬあっ!?けつばんが…崩れていく…」
レッド「これでお前の手持ちは0だ」
レッド「俺の勝ちだな」
ソウスケ「そ…そんなバカな…」
ソウスケ「この俺が…ふざけるなああぁぁぁぁぁぁぁ!」
ミュウツー「おいおい、殴りかかってきたで」
レッド「後は俺がやっとく、お前はもう休んでてくれ」
542 = 536 :
レッド「もう十分か?」
ソウスケ「ぐっ…はぁはぁ…くそっ」
レッド「でも俺は気がすんでない…」
レッド「お前はナツメたちに手を出すって言ったな」
レッド「それを実行しなくても言葉に出しただけで俺は許さん」
レッド「絶対にな…」
ソウスケ「な…ま、待て…何をする気だ…」
レッド「闇の扉が開かれた…」
ソウスケ「う…」
ソウスケ「ぎゃあああああああ」
543 :
家
レッド「……」ドキドキ
レッド「こんなに家に帰るのが怖くてドキドキするのは初めてだ…」
レッド「どうしよう…絶対ナツメ怒ってるよな…」
レッド「考えたら俺がこうやってドアの前で迷ってるのももうわかってて、開けたらビンタがとんでくるとか…」
レッド「あるいは机とかタンスとか包丁とかとんできたりして…」
レッド「嫌だ…考えただけで怖い…」
544 = 543 :
家
レッド「……」ドキドキ
レッド「こんなに家に帰るのが怖くてドキドキするのは初めてだ…」
レッド「どうしよう…絶対ナツメ怒ってるよな…」
レッド「考えたら俺がこうやってドアの前で迷ってるのももうわかってて、開けたらビンタがとんでくるとか…」
レッド「あるいは机とかタンスとか包丁とかとんできたりして…」
レッド「嫌だ…考えただけで怖い…」
545 = 543 :
レッド「いや…きっと本気で謝れば許してくれるはず」
レッド「ナツメとセレナの好きなものいっぱい買ったんだし」
レッド「これはこれで買いずぎって怒られるかもしれないけど」
レッド「…やばい怖くて泣きそう」
レッド「生まれてから今までで一番怖い…」
レッド「……」
レッド「よしっ…」
レッド「ただいまー…」ガチャ
546 = 543 :
シーン
レッド「……」
レッド「ナツメー…セレナ…?」
レッド「えっとその…怒ってる?」
レッド「今回のことはほんと悪かったと思ってるから…」
レッド「めちゃくちゃ反省してるから」
レッド「えっとせめて何か反応してよ…お願いだから~」
レッド「というかどこにいるの?でてきてよ」
547 = 543 :
レッド「あれ、なんだこれ?」
レッド「手紙…?」
レッド「まさか…えっ…嘘出て行くとか…」
レッド「いや…俺そんなの嫌だよ」
レッド「ナツメ帰ってきてよ~俺が悪かったからさ~」シクシク
ジラーチ「ふわあぁぁ~…あれ、どうしたんだレッド?」
レッド「ジラーチ~…どうしようナツメが出て行っちゃった…」
ジラーチ「よかったじゃん」
レッド「よくない!!」
548 = 543 :
ジラーチ「なんで出て行ったと思うんだ?」
ジラーチ「もしかしたら買い物とかかもしれねえじゃん」
レッド「買い物ならいいけど、手紙置いていなくなるなんてもうそれしかないじゃんか!」
ジラーチ「何書いてあるか読んだのか?」
レッド「まだ…」
ジラーチ「じゃあまずそれを読めよ」
レッド「でももしそういう内容だったら俺もう一生立ち直れない、こいつみたいになっちゃう」
ジラーチ「うわっなんだこいつ、まるで廃人みたいだ、お前何したんだ」
レッド「ちょっと罰を…」
549 = 543 :
ジラーチ「なんでもいいから読めよ」
レッド「待ってまだ心の準備が」
ジラーチ「えっとなになに…」
レッド「勝手に読むな!」
レッド「お、俺あての手紙だろ…俺が読む」
レッド「…レッドへ」
レッド「行かないって言ったのに行っちゃっいましたね」
レッド「わかってたけど約束守ってくれませんでしたね」
レッド「はっきり言って私は怒ってます」
レッド「だからちょっとお仕置きしないといけないと思います」
レッド「内容はまず私はセレナをつれて…出て行き…ま…す…」ばたんっ ブクブク
ジラーチ「レッドー!レッドが泡ふいてぶっ倒れた!」
550 = 543 :
ジラーチ「レッド!しっかりしろ!」ペチペチッ
ジラーチ「ダメだ、そうとうな重症だ」
ジラーチ「あれ?まだ手紙の続きがあるじゃん」
ジラーチ「たぶんここでレッドは倒れちゃうと思うから続きはジラーチが読んであげてね」
ジラーチ「なんだ、そんなことももうわかってたのか」
ジラーチ「ふむふむ…」
ジラーチ「なるほど、わかった」
みんなの評価 : ☆
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