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    元スレナツメ「レッドは人気者」

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    851 = 847 :

    3日後・ヤマブキジム前

    セレナ「いろいろ考えてたら遅くなっちゃった」

    セレナ「カルムはどっか行っちゃっていないし」

    セレナ「まあいいか、ちゃんと作戦は考えたんだし、もう行こっと」

    セレナ「?」

    セレナ「あれ?まさか」

    セレナ「あんた何やってんの?」

    カルム「あ…セレナ、おそいよー…」ぐ~

    カルム「結果教えてって言われたから終わった後言いに行こうとしたんだけど…」ぐ~

    カルム「どこにいるかわかんないからここで待ってたんだよ」ぐ~

    セレナ「ぐーぐーうるさい」

    カルム「うん、お腹減っちゃってさ」

    カルム「どこかに泊まって休んでもよかったんだけど」ぐ~

    カルム「僕たぶん寝坊しちゃうだろうし、めんどうだからもうそのままいたんだよ」

    セレナ「つまり…あんたものすごいバカなんだね」

    852 = 847 :

    カルム「あ、そうだ結果はー…」

    カルム「ぐー…」

    ジラーチ「寝やがった」

    セレナ「はぁ…」

    セレナ「このままほっておくわけにもいかないよね」

    ジラーチ「ナツメに会わないのか?」

    セレナ「先にこっち」

    セレナ「このままだとかわいそうでしょ」

    853 = 847 :

    カルム「…ふわわわぁぁ~」

    セレナ「おはよ」

    カルム「おはぁよぉ~」

    カルム「ここどこ?」

    セレナ「ホテル」

    カルム「…うへえっ!?」

    セレナ「ルームサービスとるけど、何か食べたいのある?」

    カルム(これはいったいどうなっているんだ…)

    カルム(いや、そもそも…)

    854 = 847 :

    セレナ「ねえ聞いてるの?」

    カルム「えっ!?あ…な、なに?」

    セレナ「なんか食べたいかって聞いてるの」

    カルム「カ…カレー」

    セレナ「わかった」

    セレナ「あんた今のうちにシャワーでもあびてきなさい」

    セレナ「3日も外にいたんでしょ」

    855 = 847 :

    カルム「ふうっ」

    セレナ「もうカレー来てるわよ」

    カルム「ごちそうさまー」

    セレナ「はやっ」

    カルム「お腹すいてたから」

    セレナ「じゃあ私の分も食べていいよ」

    カルム「え?いいの?」

    セレナ「いいよ」

    セレナ「で、どうだったの?ジムリーダーは」

    カルム「一応他の地方で殿堂入りしてるんだから、やっぱ強いの使ってきたよ、あのおっさん」

    セレナ「ふーん…おっさん!?」

    カルム「でも勝ったよ」

    セレナ「いや、今おっさんって言った!?」

    856 = 847 :

    カルム「言ったけど?」

    セレナ「え?ヤマブキジムのジムリーダーって女の人でしょ」

    カルム「あれはどう見ても男だったよ」

    セレナ「…どういうこと」

    カルム「どういうことって言われても…」

    セレナ「明日すぐジムに行くから、あんたもう寝てなさい」

    カルム「セレナどこ行くの?」

    セレナ「お風呂に入るの」

    セレナ「のぞいたらどうなるかわかってるよね?」

    857 = 847 :

    セレナ「ジラーチ、お風呂よ」

    セレナ「そろそろお菓子食べるのやめなさい」

    ジラーチ「は~い」

    セレナ「ちゃんと寝てなさいよ」

    カルム「心配しなくてものぞかないよ、僕も眠いんだし」

    セレナ「絶対のぞかないでよ」

    カルム「もう…しつこいよ、逆にのぞいてほしいの?」

    セレナ「そんなわけないでしょうが!」

    カルム「じゃあ早く入りなよ」

    858 = 847 :

    数十分後

    カルム(遅いなぁ…女子ってこんなに長いものなのかな)

    カルム(それとも…よし、こうなったら…)

    カルム(…ってあれ?)

    カルム(んっ…くそっ、なんでだ、体が動かんぞ)

    カルム(金縛りか!?)

    カルム(あ…すごい眠気が…)

    カルム(もう…)

    カルム(…のぞくのは明日にしよう)

    859 = 847 :

    セレナ「ありがとね、ニャオニクス」

    カルム「どうりで動けなかったわけだ…」

    セレナ「なんだまだ起きてたの?」

    カルム「トイレ行きたくて…」

    セレナ「行ってきなさいよ」

    セレナ「一応見張ってもらってたけど、やっぱり必要なかったかな」

    カルム「結局疑ってたの!?」

    860 = 847 :

    セレナ「さて、私も寝ようかな」

    セレナ「もうちょっとそっち寄って」

    カルム「え?」

    セレナ「よいしょ」もぞ

    カルム「えっえっ?」

    セレナ「いいでしょ、子ども二人ぐらい余裕がある大きさだし」

    カルム「だからって…」

    セレナ「この部屋はベッドが一つだけしかないじゃん」

    セレナ「あんたは私のせいで疲れてるだろうから、床やソファで寝ろなんて言えないし、私もベッドで寝たいの」

    861 :

    翌朝

    セレナ「ねえ、大丈夫?」

    カルム「うん…」

    セレナ「あんたちゃんと寝れてないんじゃない?」

    セレナ「もうちょっと横になってたら」

    カルム「何言ってんの、いつも通りだよ」

    カルム「さ、そんなことよりジム行くんでしょ、僕もついて行くよ」

    セレナ「別に来なくても…休んでていいんだよ」

    862 = 861 :

    ヤマブキジム

    カルム「こっち行くといいよ」

    セレナ「違うよ、こっちの方が近いの」

    セレナ「次は右のワープパネル、それでジムリーダーのところ」

    カルム「なんでわかるの?エスパー?」

    セレナ「そんなわけないでしょ、もう何回も来たことあるから覚えてるだけ」

    カルム「何回も…?」

    863 = 861 :

    代理「やあ、よく来たね」

    代理「おや、君はたしか前来たことがあったね」

    カルム「今日は僕はつきそいで」

    代理「そっちの子が挑戦者か、名前は?」

    セレナ「セレナです」

    代理「セレナちゃんか、いい名前だ」

    セレナ「あの、一ついいですか?」

    代理「なんだい?」

    セレナ「このジムのリーダーはどうしたんですか?」

    代理「もしかしてナツメさんのことかな?今はちょっと休んでてね、私が代理をやらしてもらっているんだ」

    864 = 861 :

    セレナ「そうですか…」

    セレナ「うーん…とりあえず今日はいっか」

    セレナ「ナツメさん、いつごろ戻ってきますか?」

    代理「えー…いつ頃だったかな」

    代理「でも当分無理だと思うよ」

    セレナ「何かあったんですか?」

    代理「何かあったっていうか、まあ産休だね」

    代理「ナツメさんと戦いたかったのかい?」

    代理「あれ?どこ行った?いつの間にかいなくなっちゃった」

    865 = 861 :

    セレナ「うーん…」

    セレナ「ねえジラーチ、起きて」

    ジラーチ「やだ」

    セレナ「今から家に行こうと思うんだけど、どう思う?」

    ジラーチ「うん、いいんじゃないか」

    セレナ「なんていえばいいかな…」

    ジラーチ「んなもん普通にただいまでいいだろ」

    セレナ「そんな簡単に言うけど、緊張するっていうか」

    ジラーチ「じゃあボクが先に行ってやるよ、ついてこい!」

    866 = 861 :



    レッド「あれ、醤油がねえや、買うの忘れたな」

    ホロン「代わりにホイップクリームでいいだろ」

    レッド「なんでだ」

    ジラーチ「いや、やっぱり食べ物は甘い方がいいよ」

    ホロン「ほら、このぬいぐるみも言ってるじゃん」

    ホロン「ん?ぬいぐるみ?」

    ジラーチ「誰がぬいぐるみだ、ぼけぇ!」

    レッド「ジラーチ!お前なんでここに」

    ジラーチ「なんでってここはボクの家だろ」

    レッド「いや、違うけど」

    867 = 861 :

    レッド「ナツメナツメー」ドタドタ

    ナツメ「どうしたの、家の中で暴れないでよ」

    レッド「ナツメナツメ、これ見て!」

    ナツメ「あらジラーチじゃない、久しぶりね」

    ジラーチ「おっす」

    ナツメ「あなたがいるってことはセレナもいるの?」

    ジラーチ「おお、いるぞ」

    ジラーチ「でもレッドともう会ったのに気づかれなかったって傷ついてたなぁ」

    レッド「えっ!?」

    868 = 861 :

    ナツメ「セレナに会ったの?」

    ナツメ「あなたなんでわかんなかったの?」

    レッド「いや、待て…会ったってのは本当か?」

    ジラーチ「うん、話もした」

    レッド「ええ~!?」

    ナツメ「しっかりしてよね…」

    レッド「ほんと待ってくれ…ええ~」

    ジラーチ「たぶん家の前で待ってるから入れてやれ」

    869 = 861 :

    レッド「セレナー!」バンッ

    カルム「!?」ビクッ

    レッド「……」

    レッド「誰?」

    レッド「あ、違った、うちに何か用ですか?」

    カルム「えっと…ほら君が言わないと」クイッ

    セレナ「う、うん…」

    セレナ「久しぶり」

    870 = 861 :

    レッド「いやーそれにしても元気そうでよかった」

    ナツメ「そうね、見た目もだいぶ大人っぽくなって」

    セレナ「うん、二人も元気そうでよかった」

    ナツメ「それに男の子の友達まで連れてくるなんて」

    セレナ「こいつは勝手について来ただけよ」

    レッド「ストーカーか!?」

    セレナ「い、いや…そういうことでもないような…」

    871 = 861 :

    レッド「どうなんだジラーチ!」

    ジラーチ「なんか途中まで後ろでコソコソついてきたけど、ここ最近は堂々とついてくるようになった」

    レッド「てめえこのやろ!」

    セレナ「だからそういうことじゃないから!」

    ナツメ「ふぅ…ホロン、レッドを止めてちょうだい」

    ホロン「まかせろ」

    ドゴッ

    872 :

    ナツメ「ごめんね」

    ナツメ「えっと…」

    ナツメ「……」

    ナツメ「カルム君ね」

    カルム「は、はい」

    ナツメ「あの人セレナのことになるとちょっと怒りっぽくなるというかなんていうか…」

    ナツメ「悪い人じゃないの」

    カルム「はい…」

    873 = 872 :

    ナツメ「さて、せっかくセレナがボーイフレンド連れて来たんだからおもてなししなきゃね」

    セレナ「そんなんじゃないよ!」

    ナツメ「いいからいいから、セレナはカルム君を部屋に案内してあげて」

    セレナ「はぁ…もうママはなんていうか…」

    カルム「いやいや、いいお母さんだよ、めちゃくちゃ美人だし」

    セレナ「そうね…」

    カルム「あれ?ジラーチは?どっか行っちゃったんじゃないの?」

    セレナ「たぶんパパのところ、元々はパパのポケモンだし」

    874 = 872 :

    セレナ「この部屋使っていいのかな?」

    セレナ「まあいいや、ここ使っときなさい」

    カルム「ねえセレナ」

    セレナ「なに?」

    カルム「あの二人はほんとにお父さんとお母さんなの?」

    カルム「なんかずいぶん若かったけど」

    セレナ「違うよ」

    セレナ「ふたりにはいろいろ教えてもらったけど親っていうより先生なんだけど」

    セレナ「言いやすいしパパとママって呼んでる」

    875 = 872 :

    カルム「どっちかっていうとおにいちゃんおねえちゃんなのにね」

    カルム「言ってみたら?」

    セレナ「何を?」

    カルム「お兄ちゃんお姉ちゃんって」

    セレナ「そんなこと…」

    カルム「言いたくないの?」

    セレナ「恥ずかしい」

    カルム(かわいい…)

    876 = 872 :

    カルム「いいじゃん、言ってみてよ」

    カルム「僕のために」

    セレナ「なんであんたのためなのよ」

    カルム「そうだ、僕が言うきっかけ作るから言ってみてよ」

    セレナ「さっきまでパパママって言ってた人にそんなのおかしいよ」

    カルム「大丈夫、自然に言えるようにするから」

    セレナ「そういう問題じゃなくてね…」

    レッド「おーいセレナと…少年、ごはんできたぞ」

    877 = 872 :

    レッド「……」

    カルム「あの…なにか?」

    レッド「セレナに何もしてないだろうな」

    カルム「な…なにも…」

    レッド「本当か?」

    セレナ「なんにもなかったよ」

    レッド「それなら…いいけど…」

    878 :

    セレナ「もうだいぶ大きいね、名前とか決めてるの?」

    ナツメ「そうねぇ…」ちらっ

    ナツメ「どうなんだろ」

    ナツメ「俺がいいの考えるんだってはりきってたし、きっといい名前考えてるはずよ」

    セレナ「なんか不安だね」

    ナツメ「そんなことないわよ…たぶん」

    セレナ「たぶんって…」

    879 = 878 :

    ナツメ「それよりカルム君お口に合うかな?」

    ナツメ「カロス地方の料理はよくわからないからセレナの好きなものにしたんだけど」

    カルム「おいしいです」

    ナツメ「よかった」にこっ

    カルム「……」

    カルム「お姉ちゃんかわいいね」ボソボソ

    セレナ「あんたがお姉ちゃんって言ってどうすんのよ」

    880 = 878 :

    セレナ「あんたが私に言いやすいようにタイミング作ってくれるはずでしょ」

    カルム「そうだったね、でも僕の方が先に言っちゃったわけだ、ははは」

    セレナ「はははじゃない!」

    レッド「仲良さそうだな」

    ジラーチ「小僧の方はいっつもセレナにやらしいことしようと考えてるんだぞ」

    レッド「なんだと!?」

    ホロン「なんだか極度のシスコンみたいだな」

    ホロン「お前が弟で」

    レッド「なんでだよ!」

    881 = 878 :

    カルム「そう、それだ」

    カルム「えっとあれ…」

    カルム「なんていうか」

    セレナ「ちゃんとまとめてからしゃべりなさいよ」

    カルム「先に兄弟とかの話言われちゃったから今しかないって思って」

    ジラーチ「黙れ小僧!何が言いたいんだ、はっきりと言え」

    カルム「自分の中でまとまってないからはっきりと言えないの」

    カルム「ていうかややこしくなるから入ってこないで」

    882 = 878 :

    ナツメ「じゃあ私がまとめてあげようか?」

    カルム「えっ?」

    ナツメ「いい?」

    カルム「いいって…どういう?」

    セレナ「忘れてた超能力者だった」

    カルム「超能力者!?」

    ナツメ「でも最近はちょっとよくなったけど頭ケガして正確さがなくなったのよね」

    ナツメ「時間もかかっちゃうし」

    883 = 878 :

    ナツメ「うん…私は別にいいと思うよ」

    ナツメ「ねえレッド?」

    レッド「何が?」

    セレナ「待って恥ずかしい」

    レッド「何なんだ?」

    ジラーチ「ごにょごにょ」

    レッド「ふーん、そうか」

    レッド「よし、お兄ちゃんと呼びなさい」

    セレナ「!?」

    セレナ「な、なんでジラーチがそのこと知ってんのよ!」

    884 = 878 :

    ジラーチ「僕に知らないことはないからね」

    ジラーチ「フハハハハ」

    レッド「うるさい」

    レッド「お前のアホみたいなところは変わらんな」

    ジラーチ「そういうお前もアホは変わらんな」

    レッド「俺のどこがアホなんだよ!」

    ジラーチ「全部」

    ナツメ「二人ともやめなさいよ」

    レッド「はーい」

    885 = 878 :

    レッド「そういやセレナ、バッジとかどうなんだ?」

    セレナ「いっぱい集めたよ」

    セレナ「ほら」

    レッド「おお、いっぱいあるな」

    レッド「見たことないバッジもあるな、ていうかほとんど」

    レッド「あ、このバッジは見たことあるな」

    ナツメ「それカントーのバッジだからね」

    レッド「どーりで見たことあるわけだ」

    886 = 878 :

    レッド「でも一つたりないね」

    ナツメ「ゴールドバッジね」

    レッド「どこのだっけ?」

    ナツメ「私のところだけど」

    レッド「あ…」

    レッド「最近見てなかったから…」

    レッド「どんな形だっけ?」

    ナツメ「これよ、これ」

    レッド「こんなのだったっけ?」

    ナツメ「私が持ってるんだから間違いないでしょうが」

    887 = 878 :

    ナツメ「このバッジがないってことはまだジムには行ってないんだ」

    セレナ「行ったけどやめたの、どうせなら…って思って」

    ナツメ「そう、じゃあ明日どう?」

    セレナ「いいの?」

    ナツメ「もちろん」

    セレナ「やった」

    ナツメ「カルム君は…もうそろってるみたいね」

    カルム「は…はい」

    ナツメ「じゃあセレナだけか…」

    888 = 878 :

    翌日

    ナツメ「じゃあ私は奥の部屋で待ってるから」

    ナツメ「あ、そうそう、今日は特別にワープパネルをちょっと変えたの」

    ナツメ「今までとは違うから」

    ナツメ「ジムトレーナーのみんなもちょっと強いから、負けないでちゃんと来てよね」

    ナツメ「じゃあセレナ以外はこのワープパネルから来てね」

    カルム「セレナ、がんばって」

    セレナ「あんたも見るの?」

    カルム「もちろんだよ」

    カルム「応援するからね」

    セレナ「はいはい、よろしくね」

    889 = 878 :

    セレナ「んー…ほんとにワープパネルのとぶ位置が変わっちゃってるみたい」

    セレナ「ここなら…」

    セレナ「あらっ、元の場所に戻っちゃったみたい」

    セレナ「まあ、いいか」

    セレナ「最初から仕掛けがわかってたんじゃつまんないもんね」

    ジムトレ1「そうだよ、わざわざ変えるの大変だったんだから」

    ジムトレ1「久しぶり、セレナちゃん」

    セレナ「あ、おねーさんは」

    ジムトレ1「あ、覚えててくれたの?じゃあ私と会ったってことはバトルするってわかるよね」

    890 = 878 :

    レッド「セレナまだかな~」

    ナツメ「道に迷ってるのよ、きっと」

    レッド「まだ来るまで時間ありそう?」

    ナツメ「え?」

    ナツメ「さあ…どうだろ…」

    レッド「そっか…じゃあ俺トイレ行ってくる」

    レッド「ホロン、ジラーチのことよろしく」

    ホロン「なんだ大きいやつか?」

    レッド「女の子がそういうこと言うんじゃねえ」

    ジラーチ「大きいほうだぞ」

    レッド「教えなくていい!」

    891 = 878 :

    数分後

    レッド「ふう、スッキリ」

    レッド「さて早く戻んないとセレナが来ちゃうな」

    レッド「……」

    レッド「あれ?」

    レッド「えっとたしかここをこう行って…」

    レッド「……」

    レッド「迷っちゃった…」

    892 = 878 :

    ホロン「レッド遅いな」

    ジラーチ「よっぽどでかいらしいな」

    ナツメ「でかいとかそういう話しないの!」

    ナツメ「ちょっと見てくるから、もし先にセレナが来たら待ってもらうよう言っててね」

    ジラーチ「そうやってまたイチャイチャする気だぞ」

    ホロン「そうそう、その腹だって…」

    ホロン「そうだ少年」

    カルム「な、なにか?」

    ホロン「子どもがどうやってできるか知ってるか?」

    ナツメ「くだらないこと教えないで!」

    893 = 878 :

    レッド「どうやったら戻れるんだよぉ…」

    ナツメ「あ、いたいた」

    ナツメ「何やってんのよ」

    レッド「なつめ…迷っちゃって…」

    ナツメ「よしよし」

    ナツメ「さ、戻りましょ」

    レッド「うん」

    ナツメ「…あれ?」

    レッド「どうしたの?」

    ナツメ「いやいや、そんなはずは…」

    レッド「まさか迷ったの?」

    ナツメ「……」

    894 = 878 :

    ナツメ「こっちはさっき行ったから…」

    ナツメ「いや、でもここもさっき行ったような…」

    レッド「ねえ」

    ナツメ「なに?」

    レッド「迷ってるよね…自分のジムで…」

    ナツメ「…どうしよっか?」

    レッド「とりあえず進もうよ、そのうち誰かに会うでしょ」

    895 :

    30分後

    ナツメ「えー…じゃあね、さっそくジム戦を始めようと思うんだけど」

    ナツメ「何かわからないことはある?チャレンジャー」

    ホロン「はい」

    ナツメ「今は挑戦者の質問のみ受け付けます」

    セレナ「ルールまだ聞いてなかったんだけど」

    ナツメ「そうね…諸事情で遅くなっちゃったからルールは1対1で」

    ホロン「何やってたんだー」

    ジラーチ「そーだそーだ」

    レッド「ちょっと静かにしろ」

    896 = 895 :

    ナツメ「じゃあいいわね、挑戦者」

    ナツメ「私のポケモンはフーディンよ」

    セレナ「そのフーディンは…」

    レッド「あれジム用のじゃないな」

    ホロン「どういうことだ?」

    レッド「ナツメ自身のポケモンってことだよ」

    ジラーチ「それじゃあナツメはセレナを勝たす気はないのか?」

    レッド「知らん、でもバッジってのは挑戦者が負けてもリーダーが認めればもらえるもんだ」

    カルム「でもおにいさま、おねえさまが本気だとセレナは何もできないんじゃ…」

    レッド「誰がおにいさまにおねえさまだ」

    897 = 895 :

    ナツメ「さ、セレナは何出すの?」

    セレナ「出ておいでニンフィア!」

    ナツメ「てっきりエスパーに強いタイプで来ると思ったけど…」

    セレナ「ちゃんと作戦は考えてあるから大丈夫」

    ナツメ「そう、楽しみ」

    ナツメ「さああなたからきなさい」

    セレナ「うん…ニンフィア、あくび!」

    ニンフィア「フワアァ」

    898 = 895 :

    セレナ「ハイパーボイス!」

    ナツメ「トリック、持ち物を入れ替えて」

    ニンフィア「フワアァ」

    セレナ「あくびじゃなくて…!?」

    セレナ「こだわりメガネ…!」

    ナツメ「金縛り」

    フーディン「グー」

    ナツメ「あー寝ちゃった」

    ナツメ「こっちは何もできないけど、どうする?」

    セレナ「どうするって言われても…」

    899 = 895 :

    カルム「あれじゃあセレナは何もできないんじゃ…」

    ホロン「一対一であんなことするなんてナツメは勝たす気がないみたいだな」

    カルム「それじゃあセレナはバッジを」

    ジラーチ「黙れ小僧!」

    ジラーチ「セレナならなんとかするさ」

    ジラーチ「お前もなんか言えよ」

    レッド「うん…でもナツメがそんな簡単に何かさせてくれるかな」

    カルム「お兄ちゃん!どっちの味方なんですか」

    レッド「次お兄ちゃんって言ったらビンタするからな」

    レッド「セレナには悪いけど俺は常にナツメの味方だ」

    900 = 895 :

    ナツメ「あらら、フーディン起きちゃった」

    ナツメ「結局わるあがきしかできてないじゃない」

    セレナ「どうしたら…」

    ナツメ「考えなさい、たまにはめちゃくちゃな方法だって必要なのよ」

    セレナ「うーん…」

    ナツメ「このままじゃ確実にバッジはあげられないわよ」

    セレナ「えっと…」

    ナツメ「…サイコキネシス」

    フーディン「フラァ!」


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