私的良スレ書庫
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元スレ八幡「ずっと前から好きでした。俺と付き合ってください」海老名「…」
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海老名「ううん、いいの…君はもっとそういうとこ見せてもいいんだよ」
海老名「一人で抱え込まないで、もっと私たちを頼ってよ…」
八幡「……ずっとぼっちだったから。人に頼るとかあんまりしたことがなくてな」
八幡「だから、色々と迷惑とかかけちまうかもしれないが……その、なんだ…なるべく頼るようにする」
海老名「うん…うん、きっと結衣も雪ノ下さんも同じだと思うから」
海老名(やっぱり私は狡い女だとつくづく思う)
海老名(フェアじゃないのなんて分かってて、分かってるけど…今の彼を知ってるのは私だけ)
海老名(私はあの二人に対して優越感を感じてる。なんて酷く歪んでるんだろうと自分ですら呆れてしまう)
海老名(多分…いや、きっと私はこの歪みを直すことは出来ないのだと思う)
海老名(こんな私を彼は受け入れてくれるだろうか?)
海老名(今…彼の近くにいるのは私だけど、彼の心に一番近いのは誰?)
海老名(こんなに近くに彼の体温を感じても不安で不安で仕方がなくて…)
海老名(ギュッと彼の身体をさらに強く引き寄せる。この不安が少しでも紛れるように)
八幡「……どうかしたか?」
海老名「何でも…何でもないよ。大丈夫…私は大丈夫だから」
八幡「…そうか」
海老名(彼はそれだけ言うと、優しく私の頭を撫でてくれる)
海老名「うん、そうなの。だから大丈夫。大丈夫だよ」
海老名(きっと彼は薄々分かってるんだろう。私のこの醜い部分を……)
海老名(それでも彼は何も言わない。否定するわけでも、肯定するわけでもない)
海老名(それが彼の優しさなのか、ただただ面倒だからなのか分からないけど、今の私にはひどく心に染み渡る)
海老名「…もっと…して?」
海老名(自分でもなんてあざといんだろうなって思ってしまう)
海老名(なんだか…やっぱりダメだなぁ)
海老名(溶かされていく…こんな甘いものを知ってしまったらもう逃げられない)
海老名(いつもは他人に興味ないって雰囲気だしてるのに、こういうときだけするりと入ってくるのは卑怯だ)
海老名(私の頭を撫でてくれてる手は、さっきよりも柔らかくて、心地よくて…)
海老名(この雰囲気もあるんだろう。彼と私しかいなくて、彼のベッドに二人でいるこの状況も)
海老名(そこだけ切り取るとまるで恋人同士の戯れみたいに思えてくる。だから今の私はこんなにも彼に甘えてるんだろう)
海老名(この時間を少しでも長く味わいたいのに、この心地よさは私を眠りに落とす)
海老名(まどろみの中で聞こえた八幡くんのおやすみという声は、きっとこの続きを夢で見させてくれると思いながら、私は意識を手放した)
今回はここまでです
毎度毎度数が少なくてすみません
こんなチマチマしてるのに気付いたら500いってて自分でも驚きです
待っててくれた人がいてくれてすごい嬉しかったです
なので必ず完結させますので
よろしくお願いいたします
別に待ってたってわけじゃないんだからね!
もっと書いてもいいんだから!
もっと書いてもいいんだから!
>>510 ※
緊張の手汗を頭で拭かれて喜ぶ女は居ない
女慣れしたリア充の手ならOK
女慣れしたリア充の手ならOK
乙
頼むぞ!必ず完結させますって言っておきながらエタった作品を過去に何度も見てるから不安なんだ!
海老名さんを幸せにしてやってくれ!
頼むぞ!必ず完結させますって言っておきながらエタった作品を過去に何度も見てるから不安なんだ!
海老名さんを幸せにしてやってくれ!
師走なんてなくなればいいのに…
仕事が一段落したらまた投下していきたいと思います
申し訳ないですが、待っていただけら幸いです
師走は終わったぞ(ゲス顔)
まあ、段取りついたらボチボチやっちくり~
まあ、段取りついたらボチボチやっちくり~
明後日あたり仕事が休みなので
投下していきます
何度も遅くなってしまい申し訳ないです
すみません遅くなりました
仕事なんてなくなればいいのに
投下します
すごい少ないですが
あとはラストまで考えてますので出来次第投下していきます
海老名(カーテンの隙間から漏れる太陽の光が目をくすぐってくる)
海老名(その感触でゆっくりと目を覚ます。寝ぼけた上に眼鏡をしてないからぼんやりする視界をなんとか定める)
海老名(最初に視界に入ってきたのは、いつもとは違い少し幼く見える寝顔をしてる彼だ)
海老名(えっ!?なんで…‼)
海老名(そのことに驚き声をあげそうになるけど、気づいたら彼の隣で眠りについていたことを思い出す)
海老名(そっか…昨日はあのまま寝ちゃったんだ…)
海老名(沢山…色々なこと言ったけど、どう思ったんだろう?)
海老名(話のなかで彼が私の頭を撫でてくれて、抱き締めてくれたこともはっきりしていく頭と共に思い出してくる)
海老名(こんなキャラじゃなかったはずなのになぁ…)
海老名(もっと私は淡白なものだと思っていた。優美子にしつこく男の子を勧められたときのように)
海老名(たったひとつ…ただ彼に、比企谷八幡を好きになった)
海老名(それだけのことで私は変わってしまった。腐っているから上手くいかないなんて思っていたのに)
海老名(結局は私の気持ち次第だったってことなんだね)
海老名(後悔がないわけじゃない…どう言ったって私は…人を傷つけたのだから…その事を私は背負わないといけない)
海老名(彼の優しさに甘えちゃいけない)
海老名(そんなことを分かってはいるけど、ついそばにいる彼に甘えようとしてしまう)
海老名(昨日あれだけ彼に慰めてもらったのになんて貪欲なんだろうか)
海老名(そう頭じゃいけないって思っても心は覚えてしまった優しさを求めている)
海老名(布団の中をまさぐって、彼の手を見つけるとそのまま自分の手を重ねる)
海老名(それだけで今の単純な私の心は満たされてしまう)
海老名「…大好き」
海老名(無意識に口から零れた言葉に、私は顔を真っ赤に染める)
海老名(はぁ、いきなり一体何を言ってるの私は!?もう本当におかしいよ‼)
海老名(恥ずかしさで軽く悶えていると、その気配に気付いたのか彼が目を覚ます)
八幡「……んっ、ん?」
海老名(あっ、起こしちゃった…)
海老名(朝日が眩しいのか、目を細めて光に慣らしながらゆっくりと目を開ける)
海老名(そこには見慣れた彼の特徴でもある濁った瞳に私が映っている)
八幡「…海老名さんか…」
海老名(しばらくお互いにじっと目を見ていると、少しずつ彼もこの状況が分かったのかいきなり飛び起きる)
八幡「は!?なんで海老名さんと一緒に寝てんだよ!?てかなんで俺ん家に海老名さんが……ってそうかそういや泊まりにきたんだったな……」
八幡(えっ、じゃあ何?俺は付き合ってもない子と一緒に寝たの?)
八幡(寝たと云っても真っ当な睡眠だけってことだけど、昨日の俺のテンションおかし過ぎだろ)
八幡「ああ…なんだ…その悪かったな。昨日は俺も変だったみたいだ」
海老名「えっ、ああ気にしないでいいよ。私も……その、嬉しかったし……ドキドキしたし…」
八幡(ぼそぼそ言ってるけど聞こえちゃってるんですよね…難聴系主人公ならえっ、なんだって?でいけるんだろうが)
八幡(そこからお互いに恥ずかしさから口を閉ざして無言になってしまう)
八幡(正直な感想を言うと、こんなにしおらしい海老名さんを見るのはレアなので役得だとは思いはする)
八幡(いつもは海老名さんぐ腐腐系女子だしな…てか、自分で思っといて何だがぐ腐腐系女子ってなんだよ…)
八幡(そんな静寂もいつかは破られるわけで…)
小町「お兄ちゃん海老名さん知らない……」
八幡(小町よ来てくれたのはありがたいけど、この光景を見てその汚物に向けるような眼差しは止めてくれ)
海老名「あっ、小町ちゃんおはよう。大丈夫だよ私が勝手に入っただけだから」
八幡(海老名さんのフォローで小町の目が元に戻ってくれた)
小町「そうだったんですね。いやぁ、てっきりそこのごみぃちゃんが無理矢理連れ込んだのかと思いましたよぉ」
八幡「そんなこと出来る度胸ないのくらい分かってるだろ…」
小町「確かにそうなんだよね。……そんなに積極的ならあの二人がそこまで苦労するわけないだろうし…」ボソッ
海老名「あはは…それで小町ちゃんどうしたの?」
小町「ああ、朝ご飯出来たら探してたんですよ。まさかお兄ちゃんと一緒にいるとは思ってませんでしたけど」
海老名「そうだったんだ。ごめんね手間かけて」
小町「いえいえ大丈夫ですよ。それじゃあ下で待ってますね」
海老名「うん、分かった。すぐ行くね」
八幡(ドアが閉められてトタトタと小町が階段を下る音が聞こえる)
海老名「それじゃあ私達も起きよっか」
八幡「そうだな…」
海老名「あっ、そういえばいい忘れてた。おはよう八幡くん」
八幡「……ああ、おはよう」
大変遅くなって申し訳ありませんでした
もう終盤ですので
もう少しだけお付き合い頂けたら幸いです
最近海老名さんスレに見せかけた奉仕部スレに出会って凹んでたから嬉しい
海老名さんいいよー
終わったら別の海老名さん物かサキサキ書いて欲しい
終わったら別の海老名さん物かサキサキ書いて欲しい
>>545
しかもあーしさんのターンに入ってから八幡が別人になっちゃって住民にフルボッコにされてたやつなww
しかもあーしさんのターンに入ってから八幡が別人になっちゃって住民にフルボッコにされてたやつなww
投下していきます
サキサキ一番好きなんで書きたいですが
なかなか話が浮かばなく
何故か折本ならきましたが
・・・・・・・・・・
海老名(小町ちゃんの作ってくれた朝ご飯を食べた後は、特に何をするというわけでもなく)
海老名(小町ちゃんは友達と予定があるということで出ていった)
海老名(彼と二人きりになれたからといって何か特別なことをしたわけじゃない)
海老名(ただ、一緒にTVを観て談笑したり、彼の持っている本を読んだりして何処にでもある普通の日常を過ごした)
海老名(そんな普通なことが彼がいるだけでとても幸せで、そして幸せな時間は過ぎるのが早い)
海老名「もう、こんな時間かぁ…」
海老名(小町ちゃんも帰ってきて、時計の針は夜の8時を示していた。明日は学校なので帰らなければいけない)
海老名「そろそろお暇させてもらうよ。昨日今日とありがとうね」
小町「海老名さん帰っちゃうんですか?もっと色々とお話ししたかったのに…」
八幡「仕方ないだろ明日からまた学校なんだしな」
小町「うぅ…それは分かってるけどさ」
海老名「ふふ、ありがとう。呼んでくれたら出来るだけ来るようにはするから」
小町「はい、分かりました♪じゃあ、お兄ちゃんしっかりと送るんだよ」
八幡「ああ、分かってる」
海老名(えっ、そこ即答なの!?)
海老名「えっ?別に送ってもらわなくても大丈夫なんだけど…」
海老名(普段の彼なら渋りそうなとこをだったから、少しばかり戸惑ってしまう)
小町「いやいや駄目ですよ。こんなお兄ちゃんでも盾くらいにはなってくれるでしょうから。いくらでも使って下さい」
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