元スレ榛名「榛名恋愛相談所」 漣「3件目ですよご主人様!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
151 :
乙です
鈴谷で
152 :
乙です 加賀
153 :
乙
今まで誰が何回選ばれてるかも書いて欲しい
浜風
154 :
ドーモ、ドクシャ=サン。サンタです。>>1ではないです。本当ですよ?
皆さん、クリスマスの話を読んでて何か変だとは思いませんでしたか?何か足りないとは思いませんでしたか?
思わなかった人は>>134をチェックです。そう、なんやかんやで榛名の話も他の子のイベントもやってません。やったのは明日への導入だけです
マヌケな>>1はそのことをすっかり忘れて夢の中で嫁艦をprprしているので代わりに私が書きましょう。ちょっとしたクリスマスプレゼントです
それでは開始します
155 = 1 :
☆☆☆☆☆
榛名「……流石に真冬の夜は寒いですね」ハァ
提督「そんな寒い夜空の下で何やってるんだよお前は」ヒョイッ
榛名「提督、起きてたんですか?」
提督「プレゼントを配り終わってサンタから提督に戻ったらちょうど、秘書艦が寂しそうにぽつんと立っているのを発見したもんでな」
榛名「お疲れ様です。鎮守府のサンタさん?」クスッ
提督「サンタはもう帰ったよ。ここにいるのはお前の提督だ。で、何してたんだ?」
榛名「ちょっと星を見ていただけですよ。あとはそうですね……少しだけ、去年のことを思い出してました」
提督「去年の……ああ、あのお前が急にキスしてきた」ポンッ
榛名「め、面と向かって言わないでください!恥ずかしいじゃないですか……」///
提督「こりゃ驚いた。お前にもまだそんな乙女回路的な感情が残っていたとは」
榛名「榛名だって女の子なんです。こういう夜くらいは、乙女に戻ったりもしますよ」プイッ
提督「へえ。それはいいことを知ったな」ククッ
156 = 1 :
榛名「からかわないでください!」
提督「ははっ、やなこった。それと少し声を抑えろよ。他の奴らが起きたらどうする」
榛名「むぅ。提督のクセに正論を」
提督「提督のクセにとは何だ。失礼な」
榛名「本当のことでしょう。あなたはいつだって非常識で、型破りで、危なっかしい人なんですから」
提督「そこまで言われるようなことをした記憶はないんだが」
榛名「一昨年の夏」ジトー
提督「ぐっ」
榛名「忘れたとは言わせませんよ?榛名は今でも、あなたが生きていることは奇跡だと思ってるんですから」
提督「それは言いすぎだろ……」
榛名「言いすぎじゃありません」ピシッ
157 = 1 :
榛名「あの時の榛名がどんなに心配で、不安だったと思ってるんですか」
提督「悪かったって。もう二度とあんな真似はしないって言ったし、実際にそうしてるだろ?」
榛名「どうだか。榛名の勘では、そろそろその約束も破られそうな気がしますけどね」ツーン
提督「くっ、否定できない」
榛名「でも、そんなあなただからこそ、みんなついていこうと思うんです」
榛名「自分を犠牲にしてでも仲間を助ける。きっとあなたはそんな星の下にでも生まれてきたんでしょう」
榛名「だから榛名たちは絶対に危険な真似はしません。それはあなたを危険に晒すことと同義だから」
榛名「けれど、それでもあなたが犠牲にならなければならないときがきたら」
榛名「――――たとえ深海であろうとも、榛名はあなたについていきます。提督」チュッ
提督「……」
榛名「今年は驚かないんですね」
提督「二回目だからな」///
榛名「顔は真っ赤ですけど」///
提督「お前もな」
158 = 1 :
空気も凍てつく聖夜。
少女と男の信頼は熱く燃える。
その熱は、きっと。
いつまでも、冷めることはない。
159 = 1 :
☆反転★
160 = 1 :
夢に見る。何を?
夢に見る。いつを?
夢に見る。どこを?
夢に見る。誰を?
『 』の、大切な――――
「――――ご主人、様」
161 = 1 :
空気も凍てつく聖夜。
桃色の髪の少女は夢を見る。
絶望を、喪失を、別離を。
水底を、敗北を、眠りを。
彼女の何かが変わり、彼女の何かが終わった悪夢を。
ずっとずっと、見続ける。
★★★★★
162 = 1 :
これにてサンタからのクリスマスプレゼントはおしまいです
それでは皆様、メリークリスマス
164 :
乙さん
サンタクロースさん私にもプレゼントください
58でいいんで
165 = 1 :
サンタ死すべし慈悲はない(挨拶)
コンマの結果がどうなったかと思って見てみたら知らないうちに数レス分何かが投下されててビックリ。ぶん投げられた伏線の回収は私の仕事ですかそうですか
コンマ判定の結果、今日のクリスマスイベントのヒロインは浜風に決定。考えながら始めていきます
166 = 1 :
>>164
???『てーとくさん。ゴーヤにもプレゼントを上げるべきだと思うのでち。一日でもいいからお休みを寄越せでち』
~クリスマスの鎮守府~
提督『うっぷ。ったく青葉のヤツ考え無しに飲ませやがって。いや、考え無しに飲んだ俺も悪いんだけど』
提督『あー気持ち悪い。あ、でも風に当たってたら少しよくなってきたような気も――――』
浜風『提督。具合はどうですか?』
提督『ん。ああ、お前か。大丈夫大丈夫。少し休めば戻るって。お前はパーティーを楽しんできな』
浜風『いえ、私も少し風に当たりに来たので。そ、それに一人だと提督が寂しいのではと……』
提督『はは。サンキュ』
浜風『うう……そ、そういえば提督。明日は何か予定がありますか?もし暇だったら私と出掛けませんか』
提督『んあ?明日?別にいいけど』
浜風『ほ、本当ですか?』
提督『そんじゃ詳細はまた後でメールでもしてくれ』
浜風『は、はい。そ、それでは私はもう戻りますので。約束、忘れないでくださいね』
提督『おう、楽しみにしとくぜ』
浜風『私も、楽しみにしてます。提督』
167 = 1 :
浜風「なんて会話から既に日も変わり、そろそろ約束の時間なのだけど……」チラッ
>服の散乱した部屋
浜風「き、着ていく服が決まらない……」
浜風「これも一応、で、ででででででででデートというものなのだろうからやはりそれ相応の格好をしていかなければ提督にも失礼というか出来る限り可愛らしい姿を見て欲しいというか……」///
浜風「なんて誰にするわけでもない弁明をしている時間はないわ!ど、どどどどどうしよう!?」アワアワ
磯風「ふっ。困っているようだな浜風」
浜風「磯風!?どうしてここに!?」
磯風「いやどうしても何も同室なのだからいて当たり前だろう。そんなことより、私に良いアイデアがある」
浜風「良いアイデア?」
磯風「ああ、私達の姉妹の中で最もこういうのが得意そうなヤツ――――浦風に助力を求めるんだ!」
浜風「……!」
浜風「そ、それだわ!」
168 = 1 :
~駅前~
提督「ふぁあああ。眠い」
提督「結局あの後眠れないとかほざき出した榛名に付き合って飲んでたしな。紅茶だけど」
提督「カフェインのせいで全然寝れてねえ……」
「て、提督」クイクイッ
提督「ん?浜風か。時間通りに来る辺りやっぱ性格だよ……なあ……?」
浜風「う、うう。あんまり見ないでください恥ずかしいんです」モジモジ
提督「み、ミニスカサンタ?な、なんで?」
浜風「浦風に相談したら『クリスマスなんじゃけぇサンタさんの格好とかどうじゃろ?』って……」///
提督「いやいやその理屈はおかしい」
提督(だが浦風グッジョブ)
浜風「あの、似合ってない、ですか?」
提督「いや、凄い似合ってる。可愛いよ、浜風」
提督(まあ正確には可愛いというかエロい。肌色面積はかなり狭いのにこぼれそうな感じとかが特に)
浜風「ほ、本当ですか?良かった……」ホッ
提督(浜風可愛い)
169 = 164 :
止まったなう
170 :
提督「で、今日はこれからどうするんだ?」
浜風「えっと……どうしましょう?」
提督「考えてなかったのか……とりあえず、街を歩いてみるか。クリスマスの装飾とか、そういうのをじっくり眺めてみるのもいいだろ」
浜風「は、はい」
提督「んじゃ、ほい」つ
浜風「?」
提督「この寒空の下で手袋無しとか正気かお前。手でも繋いでれば少しは温まるだろ」
浜風「え?は、はいぃ!?」
提督「あ、やっぱり嫌か?いや、そうだよな。冷静に考えてみれば浜風も立派な女の子。いくら何でも付き合ってるわけでもないヤツと手を繋ぐのは……」
浜風「ああ!いえ!大丈夫です!問題ないです!」ギュッ
提督「ん?そうか?じゃ、行くか」
浜風「はい」ニコッ
171 = 1 :
~~~~~
提督「この時期は色んなイルミネーションが飾られるが、やっぱり個人より店舗みたいな団体が飾ってる方が豪勢な感じがするな」
浜風「そうですね」
提督「む、『クリスマス限定スイーツ』……よし浜風、入ろう。限定スイーツが俺を呼んでいる」ダッ
浜風「えっ?あ、あの、あんまり引っ張らないでくださ――――!」
172 = 1 :
提督「美味かった。実に美味かった。うむ、余は満足である」
浜風「口調がおかしなことになってますよ。でも、確かに美味しかったです」
提督「糖分摂って頭も回るようになってきたし、次の目的地でも考えるか」
浜風「提督、先ほどケーキを食べているときに思い出しました。今日は街全体を使ってスタンプラリーが行われてるそうです」
提督「スタンプラリー?」
浜風「はい。いくつかのチェックポイントを巡って、そこにあるスタンプを押してゴールを目指すんだそうです。景品ももらえるそうですよ?」
提督「ふーん。景品がどんなのかはちょっと気になるし、やることも特にないし参加してみるか」
浜風「それでは、スタンプカードをもらいに行きましょう」
173 = 1 :
~~~~~
浜風「無事にカードが貰えましたね」
提督「おう。あ、早速一つ目発見」
浜風「本当だ。提督すごいですね。いきなり見つけちゃうなんて」
提督「周囲の人間の揚げ足取りをするためだけに目聡くなってきたからな」
浜風「いやな努力の仕方ですね……」ジトッ
~~~~~
浜風「二つ目はこの辺りにあるはずなんですが……」
提督「よっ、と。やっぱりこれか」
浜風「クリスマスツリーの装飾、ですか?」
提督「底にスタンプが彫ってあるんだよ。それにしても結構ガチで隠しにきてるなこのイベント」
浜風「景品の数も限られているでしょうし、あんまり達成者を出すわけにもいかないのでは?」
提督「そういう夢のないこと言うなよ……本当だとしても虚しくなるだろ」ゲンナリ
浜風「ご、ごめんなさい」
~~~~~
提督「三つ目は……ダメだ。まったくわからん」
浜風「無いですね。場所が少しズレているんでしょうか?」
提督「うーん、たぶんここであってると思うんだけどな……」
浜風「でも――――あ」
提督「どした?」
浜風「おそらく、あれでは?」
提督「ん、どれ――――ああ、あれか。何か凄いそれっぽいな」
浜風「はい、問題はどうやって取るかですが」
提督「何とかするしかないだろ。でもまさか、猫の首輪に付けるとは。道理でわかりづらいわけだ」
浜風「猫は移動しますからね」
~~~~~
174 = 1 :
☆☆☆☆☆
提督「よし、これで全部集まったな」
浜風「それではゴールに向かいましょう」
提督「ゴールは……駅前のツリーがある広場か」
浜風「景品、楽しみですね」
提督「あんまり期待し過ぎるなよ?ショボかったらどうする」
浜風「それならそれでいいんですよ。提督と一緒にスタンプを集めた思い出に、面白いオチがつくだけですから。笑い話として磯風たちに披露できるじゃないですか」
提督「それもそうか。じゃあ、逆に豪華だったらどうする?大量のお菓子とか」
浜風「鎮守府のみんなと分け合います。もちろん、提督が同意してくれるなら、ですけど」
提督「大いに賛成だ」
175 = 1 :
スタッフ「はい。たしかに確認しました。それでは景品をどうぞ」つヤドリギ
浜風「これは……ヤドリギ、ですか?」
提督「ヤドリギだな」
スタッフ「はい。ヤドリギです」
浜風「クリスマスって、ヤドリギに関する風習があるんですか?」
提督「いや、俺は知らん」
スタッフ「おやおや?知らないんですか?にゅふふ、ならば教えてあげましょう。お嬢さん、ちょいとこっちに耳を貸してくださいな」
浜風「?はい」
スタッフ「……」ゴニョゴニョ
浜風「……~~~~!!!????」ボンッ
提督「うわっ!どうした浜風!大丈夫か!?顔真っ赤だぞ!?」
浜風「だ、大丈夫。です」///
スタッフ「それではまた来年も是非ご参加くださーい。やるかどうかわかりませんが!」
176 = 1 :
提督「なあ、本当に大丈夫か?」
浜風「だ、大丈夫です!大丈夫ですから!」
提督「まあ、そこまで言うなら信じるが……辛くなったらすぐに言えよ?」
浜風「はい……」
提督「……」スタスタ
浜風「……あの」
提督「ん?」クルッ
浜風「その、ヤドリギを両手に持って頭上に掲げてくれませんか?」
提督「?ほい」
177 = 1 :
浜風「んっ……」チュ
提督「……!?」
浜風「ぷはあっ……」
提督「……!?!?」
浜風「えっと、なんでもクリスマスにはヤドリギの下でならキスをしてもいいという風習があるそうでして」///
浜風「だから、その、なんというか……すみません先に帰ります!」ダッ
提督「……!?!?!?」
178 = 1 :
~提督の脳の一部が、拡張されました~
対象:浜風
恋愛度:☆1
状態:気づかない程度の想い
179 = 1 :
今日はこれでおしまい。いつもより更に雑なのも、いつも入ってる謎ポエム的な地の文が無かったのも仕様です。眠いんです
次回はどうなるか決まってません。もしかしたら大晦日まで来れないかも
181 :
このスレのコンマ安価のルールがいまいち?なんだけどゾロ目が出てもゾロ目用の艦娘を指定してなかったら無効なの?
ランダムか再指定になるのかと思ってた。
それなら、奇数指定の艦娘以外を指定して安価とれば実質、ゾロ目が出るまで安価は無効になるんじゃね?
182 :
>>181
そういうことだろ
誰か指定して、その時コンマがあってたら採用あってなければ無効
コンマが先なんじゃなくて艦娘指定が先
183 :
~HAPPY NEW YEAR~
提督「あけおめ」
榛名「明けましておめでとうございます」
鈴谷「今年もよっろしくぅ!」
山城「これからまた一年間よろしくお願いします」
夕立「また一年間、特になんの進展もないっぽい?」
瑞鳳「こ、今年はちゃんとやりますよ!?」
秋月「ですから皆様、どうか生暖かい目で見守っていただければ幸いです」
加賀「やりました(年越しわんこ蕎麦とおせち的な意味で)」
浜風「なんだか一人だけおかしかったような……あっ、よろしくお願いします!」
如月「今年は私もめ~いっぱい、頑張っちゃうからねっ?」
能代「能代も一年頑張って……ああっ!阿賀野ぇ!?大丈夫!?」
不知火「今年も不知火に落ち度はありません」
漣「はい、お疲れ様でーす。カメラ止めたのでもういいですよ」
提督「あー疲れた。会場に戻って飲みなおそう」
榛名「結局これなんだったんですか?」
提督「さあ?読者サービス?」
榛名「また随分とふんわりとした……」
ヤミナ『適当な提督も素敵ですね!』
提督「なんか今聞こえたような」
榛名「気のせいです」
今年もこの鎮守府の物語は続きます!
184 = 1 :
皆様あけましておめでとうございます。新年初ドクぺを済ませた>>1です。うん、今年も変わらずマズイ
昨年の元旦に今年中には終わるとか言っておきながら終わる気配すらありませんでしたが、今年も変わらず言います。今年中には完結させる、と。
ですのでそれまでの間、今年もこの作品をよろしくお願いします
185 = 1 :
>>181
>>182の方が言ってくれた通り、それで合ってます
ここのコンマは10レス目までで判定を行ってダメだったら別の方法に切り替えます。連投も禁止です。ですからゾロ目出すまで粘るのは限度があります。それに、全員がゾロ目狙いでもないと思いますし
ただゾロ目の子が増えてしまうと確かにそういった方法が採り易くなってしまいますし、目当ての子が当て難くもなりますのでその時の対応はこちらで考えておきます
186 :
本日ガラスの花と壊す世界の二週目に行ってきた>>1です。見るの二回目でも途中で頭パンケーキでしたが尺の都合だからね。仕方ないね
でもいい作品だとは思うので暇とお金があれば皆さんも劇場に足を運ぶといいっぽいって夕立が言ってた(ステマ)
それでは始めます
187 = 1 :
~ある日の鎮守府~
鈴谷・熊野「「魔法少女?」」
提督「ああ。今日の午後から商店街でショーをやる予定だったんだが、役者さんが急に体調を崩したらしくてな。代役を立てる時間も金も無かったらしく何とかならないかと言われた」
鈴谷「いやいやいや。おかしいよね?鈴谷たちって一応、軍人なんだけど。なんでヒーローショーの代役の仕事が回ってくるの?」
提督「住人との交流も大事だと思って」
熊野「提督……」ハア
提督「い、いやだってチビッ子たちも今日のショーめっちゃ楽しみにしてるみたいだったし」
鈴谷「まあ提督がそんな感じなのはいつも通りだからもういいけどさ。でも鈴谷たちお芝居なんて出来ないよ?」
提督「安心しろ。そこら辺は抜かりない。あとたった数時間でも一流の演技が出来るようにしてくれる講師の方を招いた。入ってきてくださーい!」
ガチャッ
???「マジカルでサイエンス!魔法と科学で戦う正義の魔法少女、はるなんです☆よろしくねっ☆」ウインク
鈴谷・熊野「「……」」
提督「困っている商店街の人たちと俺の前に偶然通りすがった魔法少女のはるなんさんだ。本物の魔法少女から教われば完璧な演技が覚えられるだろ?」
鈴谷(いや、本物の魔法少女っていうかアレ……)
熊野(榛名、ですわよね……?)
188 = 1 :
提督「じゃ、俺は仕事に戻るから。頑張れよ!はるなんさん、あとはお願いします」
はるなん「お任せあれっ☆」
バタン
はるなん「それじゃあ早速レッスン、始めるよっ☆」
鈴谷「ちょっと待って。色々ツッコミどころはあるけど、まず一つ。榛名だよね?」
はるなん「違うよっ?」ニコッ
熊野「いえでもどう見たって榛」
はるなん「違うよっ?」ニコッ
鈴谷・熊野「「……」」
はるなん「はるなんは妖精の手で生まれたマジカルでサイエンスな魔法少女なのっ☆誰かに似てるとしても、人違いだよっ☆」
鈴谷・熊野((ああ、ツッコんだら負けなんだな))
鈴谷「わか、りました。すみません。それじゃ、よろしくお願いします。はるなんさん」
熊野「よろしくお願いしますわ」
はるなん「うんっ☆よろしくねっ☆」
189 = 1 :
はるなん「じゃあまずは魔法少女の衣装に着替えてねっ☆」つ衣装
鈴谷「え、ええ!?これ着るの!?」///
熊野「す、スカートが短すぎますわっ!こ、これでは下着が見えてしまうじゃありませんの!」///
はるなん「だいじょーぶだよっ☆ちゃんと見えないように工夫されてるからっ☆ほら着替えて着替えてっ☆」
~少女着替え中~
はるなん「次は魔法少女の基本中の基本っ☆登場シーンだよっ☆」
鈴谷「は、はあ……」
はるなん「二人は今回お芝居するだけだから、台本に載ってるのを練習するよっ☆」つ台本
~少女練習中~
鈴谷「海からやってきた白い魔法少女、プリティーベル!悪い敵は爆発四散させちゃうゾ☆」キラッ
はるなん「すずやん――――ううん、プリティーベル!凄い!これならいつでも本当の魔法少女になれるよっ☆」
鈴谷「え、えへへ……そ、そうかな……」テレテレ
はるなん「でも、くまのんはぁ――――」
熊野「う、うう……恥ずかしすぎますわ。衣装を着るだけでも限界なのに更にこんなポーズとセリフまで……」モジモジ
はるなん「――――ちょーっと、恥ずかしがり屋さんなみたいだねっ☆」
190 = 1 :
はるなん「仕方ないなぁ……くまのん、よく聞いてっ☆」
熊野「……?」
はるなん「くまのんが今からやることは子供たちを笑顔にすることなのっ☆あなたがいつもやってることと同じっ☆あなたたち艦娘の仕事は『誰かの笑顔を守ること』でしょっ☆」
熊野「……私に、出来るのかしら」
はるなん「大丈夫っ☆くまのんには魔法少女の素質があるよっ☆現役魔法少女のはるなんが保証するっ☆」
熊野「榛名……いいえ、はるなん。ありがとう。私、頑張りますわ!」
はるなん「うんうんっ☆それじゃどんどん行くよっ☆」
そうして鈴谷と熊野ははるなんの指導の下、魔法少女としての才能を開花させていくのだった――――!
191 = 1 :
~商店街・特設ステージ~
敵「ふはははははは!ここら一帯の海の幸を独占してくれるわっ!」
司会のお姉さん「このままじゃ美味しいお魚さんたちが全部食べられちゃう!」
「「ちょっと待った!」」
敵「む、何奴!」
鈴谷「海からやってきた白い魔法少女、プリティーベル!」
熊野「同じく海からやってきた黒い魔法少女、ラブリーベアー!」
鈴谷「海の平和を乱す悪い敵は――――」
熊野「――――私たちが爆発四散させちゃうゾ☆」
~ショー終了後~
鈴谷「ふ~疲れたぁ~」
熊野「体力やら精神力を完全に使い切りましたわ……」
鈴谷「でも、楽しかったよね」
熊野「ええ、そうですわね。子供たちも楽しそうにしてくれていましたし」
鈴谷「そういえばはるなんはどこに行ったんだろ?始まるまではこの控え室にいたのに」
熊野「いつの間にかいなくなってますわね」
コンコン
提督「お疲れお前ら。いいステージだったな」
鈴谷「あ、提督~。見てたの?」
提督「おう。客席も沸いてたし、商店街の人たちも言ってたぞ。また次回も出てくれないかってさ」
熊野「ふふっ、そうですわね。機会があれば是非」
???「提督ー!勝手にどこか行かないでください!迷子になったらどうするんですか!」
鈴谷「あれ?この声――――」
榛名「もう、目を離すとすぐにどこか行く癖、いい加減治してください」
提督「悪い悪い」
192 = 1 :
熊野「榛名、提督と一緒にいたんですの?」
榛名「?はい。榛名は今日は提督と一緒に仕事をして、提督が熊野さんたちのステージを見に行くって聞かなかったので付き添ってきたのですが。あ、鈴谷さん熊野さん、先ほどのステージとっても素敵でしたよ」
鈴谷「ええ!?え、でもはるなんは榛名なんじゃ――――」
榛名「はるなん?誰ですか?」
鈴谷・熊野「「……」」
鈴谷・熊野((じゃあ、はるなんってもしかして本当に本当の――――))
はるなん「さ~てはるなんはお昼ごはんでも食べてもうちょっとゆっくり観光でもしようかなっ☆」ピピッ
はるなん「あちゃーもう見つかっちゃったかっ☆すぐにお仕事に戻らないと怒られちゃうかもっ☆」
はるなん「バイバイ、すずやん、くまのんっ☆もうあなたたちは立派な魔法少女だよっ☆」シュンッ
この世界には艦娘や深海棲艦以外にも不思議なことがいっぱいあるということを学んだ鈴谷と熊野であった――――
193 = 1 :
今日の分終わり。ぶっちゃけ悪ノリが過ぎたとは思ってます
はるなんの存在については基本的に今回限りの一発ネタであり本筋に関わってくる設定とかではないことをここに明記します
次回は空母!久しぶりにあの子の出番です!
???「ふふふっ☆気が向いたらまた登場するかもねっ☆」
196 :
節分の時間だオラァ!(挨拶)
二週間ぶりの更新がこんなのですみません。溜まったラノベを消化してたんじゃ
始めます
197 = 1 :
提督「今日は節分です」
榛名「そうですね」
提督「だから豆まきをします」
榛名「ダメです」
提督「なんで!?」
榛名「仕事が終わってないからです……」ハア
提督「クソッあのジジイ、大規模作戦前だからってアホみたいに仕事寄越してきやがって……」
榛名「他の皆さんは街の方のイベントに参加しに行ってますから、早く終わらせて合流しましょう」
提督「お前は行かなくていいの?」
榛名「榛名は秘書艦ですので」
198 = 1 :
~数十分後~
提督「仕事終わらないんだけど」
榛名「口を開く暇があれば手を動かしてください」カキカキ
提督「いやいやいや……いくら頑張ってもこの量はちょっと……」
榛名「ほう。この書類の海のうちの7割が提督の怠慢により今日まで持ち越されたものと知りながらそう言いますか」ギロッ
提督「すんませんでしたッ!」
榛名「いいから早く仕事に戻ってください」カキカキ
提督「はあ、わかったよ。でもちょっと待っててくれ」スタスタ
榛名「?」
199 = 1 :
提督「ほら、コーヒー。あんまり根を詰めすぎて倒れられても困るから少し休め」コトッ
榛名「……いえ、榛名は一刻も早く仕事を終わらせて皆さんと合流したいんですが。というか仕事溜めたのは提督ですよ?」ジトー
提督「さ、さあて!俺、お仕事頑張っちゃうぞー!」
榛名「聞こえなかったフリをしないでください……っと、もう聞こえてませんか」
提督「……」カキカキ
榛名「まったく、最初からそうやってマジメに仕事してください。やれば出来るんですから」
提督「……」カキカキ
榛名「コーヒーを飲み終わったら、榛名も頑張りましょうか」
200 = 1 :
~さらに数十分後~
提督「やっと終わったぁー!」
榛名「はい、お疲れ様でした」
提督「まだイベントには間に合うか?」
榛名「豆まきは無理でしょうが、恵方巻きは食べられるんじゃないでしょうか?」
提督「む、そうか……」
榛名「?どうかしましたか」
提督「よし、今日は出掛けるのやめにしよう」
榛名「……え?いいんですか?節分楽しみにしてたんじゃ」
提督「豆まきが終わったなら別にいいかなって。それより今から恵方巻き作って食おうぜー。ああ、後は……コレもな」ゴトッ
榛名「……昼間からお酒ですか」
提督「おうよ。駆逐艦のチビッ子たちもいないし、たまにはサシでゆっくり飲もうじゃないか」
榛名「はあ……わかりました。それじゃあ、恵方巻きついでにおつまみも軽く作っちゃいましょう」
提督「あーでも、今更だけど材料何かあったっけ?」
榛名「赤城さんと加賀さんが個人的に発注していた大豆がありますのでそれをなんやかんやしてしまいしょう。恵方巻きの材料もあったはずですし」
提督「……怒られるぞ」
榛名「提督のせいにしますから大丈夫です」
提督「オイッ!?」
榛名「冗談です。ほら、早く準備しないと皆さん帰ってきてしまいますよ?」フフッ
なお、後日鬼のように怒る赤城と加賀に怒られた提督と榛名は『大豆、全部食べずに取っておけばよかった……』と思うハメになるのだが、今この時は知る由もないのだった
みんなの評価 : ○
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