私的良スレ書庫
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元スレ八幡「面倒くさくなったので人間関係を安価に託すことにする」
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海か……確かに、もうそんな時期だな。
いや、そんな時期なのか? 今の季節はいったいいつなんだ?
小町はまた高校に上がっていない……俺たちはまだ高校二年だ。
冬だねこれ。
まあ、海と言えば夏だが冬に海に行ってみるってのも一興だな。
セオリーから外れた時に真実が見えてくるっていうこともあるしな。
さて、真冬の海へ突撃することは決まったがメンバーが決まっていない。
スレの内容からして一人ってわけにもいかんだろう。 ここは安価頼りだな。
名前:引きこもり大魔王 ********/**********/ID*****
寒風に吹かれる海へ出かけることにした。
だが、一人で行くというのも辛いのでメンバーを決めてくれ。
人数 >>259 (2~5人)
メンバー
>>262
>>263
>>264
>>265
>>266
(人数安価が5人未満だった場合、上から順に優先されて選ばれます)
(無効安価、同一人物が安価に当たった場合は遅いレス番の安価に繰り下げられ、指定した番号を超えた場合はそこから安価下扱いになります)
いや、そんな時期なのか? 今の季節はいったいいつなんだ?
小町はまた高校に上がっていない……俺たちはまだ高校二年だ。
冬だねこれ。
まあ、海と言えば夏だが冬に海に行ってみるってのも一興だな。
セオリーから外れた時に真実が見えてくるっていうこともあるしな。
さて、真冬の海へ突撃することは決まったがメンバーが決まっていない。
スレの内容からして一人ってわけにもいかんだろう。 ここは安価頼りだな。
名前:引きこもり大魔王 ********/**********/ID*****
寒風に吹かれる海へ出かけることにした。
だが、一人で行くというのも辛いのでメンバーを決めてくれ。
人数 >>259 (2~5人)
メンバー
>>262
>>263
>>264
>>265
>>266
(人数安価が5人未満だった場合、上から順に優先されて選ばれます)
(無効安価、同一人物が安価に当たった場合は遅いレス番の安価に繰り下げられ、指定した番号を超えた場合はそこから安価下扱いになります)
2人以上を指定して人数安価一人ってどういうことなの……。
この手はあまり使いたくなかったが、再安価だな。
名前:引きこもり大魔王 ********/**********/ID*****
俺の書き方が悪かった
2~5人ってのは俺を含まない数なんだ
巨乳はメンバーに入れるので、もう一度安価頼む
人数>>267 (あと1~4人 無効は安価下)
メンバーは人数が決まった安価から人数分安価下で決める
この手はあまり使いたくなかったが、再安価だな。
名前:引きこもり大魔王 ********/**********/ID*****
俺の書き方が悪かった
2~5人ってのは俺を含まない数なんだ
巨乳はメンバーに入れるので、もう一度安価頼む
人数>>267 (あと1~4人 無効は安価下)
メンバーは人数が決まった安価から人数分安価下で決める
由比ヶ浜、小町、陽乃さん、平塚先生か。 出るとこ出てるチームと名付けよう。
しかし、運転免許を持っている平塚先生がいるのは心強い。 俺の心も交通費もウキウキだ。
*********************************************
「と、言うわけでこんな時期ですが海に行きましょう」
「集まっては見たものの、随分と色々端折ったねお兄ちゃん」
こうなった経緯を説明するわけにはいかんからな。 いつだって企業側は都合の悪いことを自ら説明しないもんさ。
「ねえヒッキー、この変な面子なんなの?」
「俺にも分からん。 出たとこ勝負って感じだな。 いろんな意味で」
「?」
「しかし比企谷、冬に海に行くと言ったり変なメンバー集めたり、正直不可解な点が大きすぎるぞ」
平塚先生が、陽乃さんから借りたらしいワンボックスカーを背にして言う。
ワンボックスカーを人に貸せる大学生ってなんなの……。
「なにかやましいことでもあるんじゃないのか……?」
「まっさかー、比企谷君にそんな度胸ないって」
「いやいや陽乃さん、お兄ちゃんやる時はやるんですよ!」
「やるときはやる……? 比企谷、お前まさかすでに妹に手を!」
「出してない、出してないですよ!!」
ああ、なんだか今日はつらい一日になりそう。
ややこしいことになる前にさっさとことを済まそう。
「じゃあ、みんな揃ったことだし行きますか。 場所は陽乃さんが紹介してくれたところでいいですね」
「比企谷、話をそらすな」
「出発しましょう!」
強引に話を終わらせて車のドアを開ける。
「小町、後ろの席の奥に座るからお兄ちゃんはその隣ね」
「ん? じゃあそうするか」
「じ、じゃあアタシはその隣!」
「お、おお……」
俺の決定権がすべて無視されていく……。
「私が運転するから、陽乃は助手席で道案内を頼む」
「はいはーい」
こうして、先の見えない俺たちの海が始まった。
***********************************
「でね、ヒッキー――」
「お兄ちゃん、それがさ――」
(……比企谷のやつ、妹じゃなく由比ヶ浜にも手を出したのか?)
(これは、今日一日監視する必要があるな……)
「ちょっと静ちゃん、前、前!」
「あっ」
耳が痛いほどのブレーキ音と、車が何かにぶつかった音が響き渡る。
驚いて前を見ると……車の前に材木座が倒れていた。
まさか、轢いたの? 材木座を?
平塚先生は車から降り、材木座の状況を少し確認し、その後材木座より時間をかけて車を確認する。
それから、車に戻ってきたかと思うとドアを開けて言い放った。
「車に傷もないし、材木座も生きている。 とりあえず、積んでいくぞ」
裏の裏をつく配球に面食ったが、こうして俺たち6人の新しい旅が始まった。
……なんだこれ。
しかし、運転免許を持っている平塚先生がいるのは心強い。 俺の心も交通費もウキウキだ。
*********************************************
「と、言うわけでこんな時期ですが海に行きましょう」
「集まっては見たものの、随分と色々端折ったねお兄ちゃん」
こうなった経緯を説明するわけにはいかんからな。 いつだって企業側は都合の悪いことを自ら説明しないもんさ。
「ねえヒッキー、この変な面子なんなの?」
「俺にも分からん。 出たとこ勝負って感じだな。 いろんな意味で」
「?」
「しかし比企谷、冬に海に行くと言ったり変なメンバー集めたり、正直不可解な点が大きすぎるぞ」
平塚先生が、陽乃さんから借りたらしいワンボックスカーを背にして言う。
ワンボックスカーを人に貸せる大学生ってなんなの……。
「なにかやましいことでもあるんじゃないのか……?」
「まっさかー、比企谷君にそんな度胸ないって」
「いやいや陽乃さん、お兄ちゃんやる時はやるんですよ!」
「やるときはやる……? 比企谷、お前まさかすでに妹に手を!」
「出してない、出してないですよ!!」
ああ、なんだか今日はつらい一日になりそう。
ややこしいことになる前にさっさとことを済まそう。
「じゃあ、みんな揃ったことだし行きますか。 場所は陽乃さんが紹介してくれたところでいいですね」
「比企谷、話をそらすな」
「出発しましょう!」
強引に話を終わらせて車のドアを開ける。
「小町、後ろの席の奥に座るからお兄ちゃんはその隣ね」
「ん? じゃあそうするか」
「じ、じゃあアタシはその隣!」
「お、おお……」
俺の決定権がすべて無視されていく……。
「私が運転するから、陽乃は助手席で道案内を頼む」
「はいはーい」
こうして、先の見えない俺たちの海が始まった。
***********************************
「でね、ヒッキー――」
「お兄ちゃん、それがさ――」
(……比企谷のやつ、妹じゃなく由比ヶ浜にも手を出したのか?)
(これは、今日一日監視する必要があるな……)
「ちょっと静ちゃん、前、前!」
「あっ」
耳が痛いほどのブレーキ音と、車が何かにぶつかった音が響き渡る。
驚いて前を見ると……車の前に材木座が倒れていた。
まさか、轢いたの? 材木座を?
平塚先生は車から降り、材木座の状況を少し確認し、その後材木座より時間をかけて車を確認する。
それから、車に戻ってきたかと思うとドアを開けて言い放った。
「車に傷もないし、材木座も生きている。 とりあえず、積んでいくぞ」
裏の裏をつく配球に面食ったが、こうして俺たち6人の新しい旅が始まった。
……なんだこれ。
>>277
あの材木座を車に乗せてやるなんて、聖職者の鑑じゃんwwww
あの材木座を車に乗せてやるなんて、聖職者の鑑じゃんwwww
>>278
まるで証拠隠滅するかのような流れなんですが……
まるで証拠隠滅するかのような流れなんですが……
>>281
人数決まった後のレスからだってさ
人数決まった後のレスからだってさ
名前:引きこもり大魔王 ********/**********/ID*****
いろいろあって変な奴が同行することになったがなんとか海へ向かっている
多分昼前までにはつくから昼にどんな感じで過ごすか安価する
>>283
ちなみに、今いるのは偽ビッチ、教師、強化外骨格、妹、変人男の5人
これ意外の人物が登場する安価は実行できないから勘弁してくれ
いろいろあって変な奴が同行することになったがなんとか海へ向かっている
多分昼前までにはつくから昼にどんな感じで過ごすか安価する
>>283
ちなみに、今いるのは偽ビッチ、教師、強化外骨格、妹、変人男の5人
これ意外の人物が登場する安価は実行できないから勘弁してくれ
>>290
うわ…平塚自演やめろよ
うわ…平塚自演やめろよ
婚姻届なんて持ってないんだけどなあ……だいたい俺まだ18になってないけどもらえるもんなの?
まあいいや、その辺はテキトーに流すか。 実際結婚するわけでもないからな。
**********************************************
「ついたぞ、降りたまえ」
平塚先生の声に、材木座を除いた面々が車を降りる。
海の近くではあるが、風も弱くそれほど寒いわけではないな。
「平塚先生」
運転を終え、少しだけ疲れたように立っている平塚先生に声を掛ける。
何事も、終わらせるなら早いほうが良いとここ最近の俺は学んだ。
なんでも長引くと面倒くさいからな。
「温かいコーヒーあるんで、浜辺で一服でもしませんか。 風情もあるでしょう」
「ほう、比企谷にしては気が利くじゃないか」
そういうと平塚先生は、一言礼を言ってコーヒーを受け取り歩き始める。
運転後にコーヒーとタバコで一服って、それ渋いおじさんがやることだよねえ……。
「寒いな」
「まあ、風が無いだけマシです」
平塚先生はコーヒーを一口飲んだ後、タバコを一本取り出す。
海を背に、ライターの火が消えないように手で壁を作りながらタバコに火をつけるその動作は、とても画になっている。
少しだけ髪をなびかせながら、煙を吐いた先生はこちらを見る。
「で、なんだ。 こんなところで一服しないかと言ってきたのは、何か言いたいことがあったんじゃないのか」
「鋭いですね」
ほんと鋭い。
女性は相手のアプローチに気付いていてもそれをあんまり表に出さないほうが良いですよ。
とは、さすがに言えなかった。
「まあそれは後でいいんですよ。 それにしても……冬の海って、人も少ないし空気が澄んでいるからか綺麗に見えますね」
「そうだな。 夏の清々しいほど青い海も捨てたもんじゃないとは思うが」
「冬の海は、儚げなんです。 薄い青に、引いていく波を見てると、なんだか辛くなります」
「なんだ、君らしくないな」
俺は、おもむろに浜に文字を書く。
「例えば、例えばですよ。 本当に例えば。 僕たちが愛を誓い合った男女だとしましょう」
「こうやって浜辺に二人の名前なんか書いちゃったりするんですよ」
よくいるよね、こういうことやっちゃう人たち。
それは別にいいんだが、俺がこういうことやるととても寒い。 強風でも吹いたんじゃないかと思うほど寒い。
「多分、こういうことを書く人たちにとっては、この名前は婚姻届に名前を書くのと同じなんです」
断言するが、絶対に違う。
「でも、こんなことをしてもこの文字はいつか波にのまれて消えてしまう。 波はどこへ帰るのか、ですよ」
「懐かしい歌だな」
「僕には、人間関係がこの文字のように波にさらわれそうで、怖いし、辛いんです」
適当なことをタラタラと口にする。
言ってるうちに、なんだが本当に辛くなってきちゃった、てへ。
「なあに、心配ないさ。 人との関係というものは砂浜に書いた文字のように弱くはない」
「もちろん、それほど希薄な関係というのもあるだろうが……少なくとも、今君の周りにあるものはそうじゃない」
安価を実行するための俺の目茶目茶な言葉もこんなに真摯に返してくれるなんて……。
なんだか、これから本気でプロポーズしてしまいそうになる。
「……そうっすね」
「そうさ」
さて、仕上げと行くか。 さすがにもろにプロポーズしては後々面倒くさいので、手を打つことにした。
「……いつか、ずっと先に、こんな景色を違う気持ちで平塚先生と見れたらいいですね」
「……は?」
「俺、みんなのところに行ってきます」
ヒットアンドアウェイはボクシングの基本だ。 俺は踵を返し足早にそこを去る。
「ちょ、比企……」
「……なんなんだ、一体」
まあいいや、その辺はテキトーに流すか。 実際結婚するわけでもないからな。
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「ついたぞ、降りたまえ」
平塚先生の声に、材木座を除いた面々が車を降りる。
海の近くではあるが、風も弱くそれほど寒いわけではないな。
「平塚先生」
運転を終え、少しだけ疲れたように立っている平塚先生に声を掛ける。
何事も、終わらせるなら早いほうが良いとここ最近の俺は学んだ。
なんでも長引くと面倒くさいからな。
「温かいコーヒーあるんで、浜辺で一服でもしませんか。 風情もあるでしょう」
「ほう、比企谷にしては気が利くじゃないか」
そういうと平塚先生は、一言礼を言ってコーヒーを受け取り歩き始める。
運転後にコーヒーとタバコで一服って、それ渋いおじさんがやることだよねえ……。
「寒いな」
「まあ、風が無いだけマシです」
平塚先生はコーヒーを一口飲んだ後、タバコを一本取り出す。
海を背に、ライターの火が消えないように手で壁を作りながらタバコに火をつけるその動作は、とても画になっている。
少しだけ髪をなびかせながら、煙を吐いた先生はこちらを見る。
「で、なんだ。 こんなところで一服しないかと言ってきたのは、何か言いたいことがあったんじゃないのか」
「鋭いですね」
ほんと鋭い。
女性は相手のアプローチに気付いていてもそれをあんまり表に出さないほうが良いですよ。
とは、さすがに言えなかった。
「まあそれは後でいいんですよ。 それにしても……冬の海って、人も少ないし空気が澄んでいるからか綺麗に見えますね」
「そうだな。 夏の清々しいほど青い海も捨てたもんじゃないとは思うが」
「冬の海は、儚げなんです。 薄い青に、引いていく波を見てると、なんだか辛くなります」
「なんだ、君らしくないな」
俺は、おもむろに浜に文字を書く。
「例えば、例えばですよ。 本当に例えば。 僕たちが愛を誓い合った男女だとしましょう」
「こうやって浜辺に二人の名前なんか書いちゃったりするんですよ」
よくいるよね、こういうことやっちゃう人たち。
それは別にいいんだが、俺がこういうことやるととても寒い。 強風でも吹いたんじゃないかと思うほど寒い。
「多分、こういうことを書く人たちにとっては、この名前は婚姻届に名前を書くのと同じなんです」
断言するが、絶対に違う。
「でも、こんなことをしてもこの文字はいつか波にのまれて消えてしまう。 波はどこへ帰るのか、ですよ」
「懐かしい歌だな」
「僕には、人間関係がこの文字のように波にさらわれそうで、怖いし、辛いんです」
適当なことをタラタラと口にする。
言ってるうちに、なんだが本当に辛くなってきちゃった、てへ。
「なあに、心配ないさ。 人との関係というものは砂浜に書いた文字のように弱くはない」
「もちろん、それほど希薄な関係というのもあるだろうが……少なくとも、今君の周りにあるものはそうじゃない」
安価を実行するための俺の目茶目茶な言葉もこんなに真摯に返してくれるなんて……。
なんだか、これから本気でプロポーズしてしまいそうになる。
「……そうっすね」
「そうさ」
さて、仕上げと行くか。 さすがにもろにプロポーズしては後々面倒くさいので、手を打つことにした。
「……いつか、ずっと先に、こんな景色を違う気持ちで平塚先生と見れたらいいですね」
「……は?」
「俺、みんなのところに行ってきます」
ヒットアンドアウェイはボクシングの基本だ。 俺は踵を返し足早にそこを去る。
「ちょ、比企……」
「……なんなんだ、一体」
名前:引きこもり大魔王 ********/**********/ID*****
婚姻届は用意できなかったが、プロポーズっぽいことはしておいた
30手前で未婚だし、あまりはっきりと言って本気にされると少々困るからな
夕方から夜はどうしよう>>296
婚姻届は用意できなかったが、プロポーズっぽいことはしておいた
30手前で未婚だし、あまりはっきりと言って本気にされると少々困るからな
夕方から夜はどうしよう>>296
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