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    元スレ京太郎「宮守高校!」葵「麻雀部!」白望「ダル…」

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    みんなの評価 : ★★★×4
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    201 :

    あの腰で充電するならアンテナ勃ちますよね……
    しかしこの空間、マイナスイオンで満ちてますわ

    202 :

    ぶと思ったけど京太郎の能力が送り狼とかだったら笑う
    本人はこんなに自制してるのに麻雀では遠慮なく食べちゃってるとか

    203 :

    塞さん最初充電してもらってるとき顔真っ赤にしてふるふる震えてんだろうか...

    おつよー

    205 = 1 :


    いまこそ私の働く時! ってことでのっそり昼間からのっそり再開ー

    フレシアの蠱惑魔ってなんでしょうねぇ、デッキからトラップとか……9期は異常、はっきりわかんだね
    銀河眼使いとしては憤死不可避のデッキから奈落


    >>199
    ロリは貧乳で当然だから……(ユキから目を逸らしながら)

    >>201
    マイナスイオンってなんだ(哲学)

    >>202
    まぁ結構真面目な感じになってますねー
    ガッツリ真面目にやってくので人が去る可能性も然り

    206 = 1 :


    ―――6月第一週・岩手


    トシ「さて、個人戦だね」

    京太郎「うっす」

    トシ「あの子たちの団体戦はほとんど能力無しで上がれたし……圧勝、こっちは眼を付けられてること間違いなしだよ。個人戦はあっちも大変さ」

    京太郎「ですね……」グッ


    トシ「……寂しいかい?」ニヤリ

    京太郎「まぁ、みなさんが頑張ってるんですから俺だって努力は止めませんよ」フッ

    トシ「そうかい、なら」


    京太郎「?」

    トシ「あたしが応援しててあげるから行ってきな、大丈夫……あんたは頑張った」ポン

    京太郎「……うっす!」

    トシ(さて、あとは運次第だね……)


    京太郎(岩手の男子麻雀人口はそれほど多くない。なら―――)


    子1「宮守、女子の団体戦一位か」

    子2「さて、お手並み拝見だな」

    子3「泡沫の夢と消えよ」フッ


    京太郎(速攻で決めみんなの応援にッ―――!!)


    トシ「さて、どう転ぶか……」

    ???「あいつがあんたの目のつけた?」

    トシ「そうだね、男子期待の新人といきたいけど……大沼、あんたにとってこれはどうだい?」


    秋一郎「まだわからないな、こっからさ……こっから」



    京太郎「ツモ!」

    子1「くっ」

    子2「だがまだ」

    子3「流れが……変わった……!」


    京太郎「タンヤオのみ!」ズェェェンッ

    207 = 1 :



    子1(なんだこいつ、ただのデジタル!? 宮守はデジタルながらも時々オカルト的なことをやってたぞ!)

    子2(だがこいつの打ち方、効率的に点数を稼ぎつつ速攻で終わらせる!)

    子3(言わば『瞬撃の死神』か……その打ち筋は正しく夢を刈り取る、いやそれじゃバクじゃ)


    京太郎「ふぅ、ツモ……立直一発二盃口ドラ1、8000!」


    トシ「とりあえず一回戦突破、ずいぶんなスピードだね……こりゃ期待できるけどこっからが大変か」

    秋一郎「そうでもないな、この対局が終わればあとはあのデジタルの出来なら勝てる……だけど、そんなもんか?」

    トシ「ん?」

    秋一郎「ただのデジタルならどうにでもなんぞ」


    トシ「予選で出番は無さそうだけど、それが幸いってことかもね」

    秋一郎「……来るんじゃなかった」

    トシ「だから県予選は来なくて良いって言ったじゃないか、そんなにあの子が気になったのかい?」

    秋一郎「そりゃ期待の男子と聞けばなぁ」フム


    京太郎「!」フリフリ

    トシ「フフッ」フリフリ

    秋一郎「……孫か」

    トシ「みたいなもん、かね」フッ

    208 = 1 :


    ―――昼


    京太郎「お、いたいた」

    トシ「ん、みんな集合してるみたいだね」

    京太郎「お待たせっす!」


    豊音「あ、京ちゃん!」ギュッ

    京太郎「うおっ、俺汗臭くないっすか?」

    豊音「んー?」クンクン

    「豊音、うらやま……はしたないよ」


    豊音「良い匂いだよー」ギュゥッ

    京太郎「いつになく抱き着きますね、ファミレスだってこと忘れないように」

    豊音「でも京ちゃん分が足りないんだよぉー」ギュゥッ

    エイスリン「ワタシモ!」ギュッ


    京太郎(あー、これが天国かぁ!)パァッ


    トシ「さて、座りな」

    京太郎「ですね」

    「どうぞ」スッ

    京太郎「どうも」ニコッ


    (さりげなく隣を取るとは……したたかだ)

    白望「んー」スッ


    (早い!? 小瀬川さんが早い!?)

    胡桃「私にはいまいちわからないんだよね」ボソッ

    「私もだよ」ボソッ


    京太郎「さて、女子の個人戦は……ポイント制でしたっけ?」

    「そうだね今のところ1位が姉帯ちゃんで、2位が臼沢さん、3位が小瀬川さんで4位が鹿倉さん、次いでウィッシュアートさんと私」


    京太郎「上位独占ですか」

    トシ「ポイント制にするなら男子も今のとこ京ちゃんが圧倒だよ、問題無さげだね」

    京太郎「このままいけば、ですけどね」

    白望「不安?」


    京太郎「なんだか嫌な感じがするんですよねぇ」


    209 = 1 :



    京太郎「てか妬みの視線が凄いんですよね」

    「妬み?」


    京太郎「ほら、葵さん含めてみんな一応優勝後にちょっとしたインタビューみたいのがあったでしょ?」

    白望「んー? ダルかったから」

    「あったよね、全員一言ずつじゃないけど色々聞かれたし」

    京太郎「その時に、なんていったか覚えてます?」


    胡桃「……豊音とエイちゃんが京太郎の話してた」

    京太郎「それです」

    「ああ……」

    210 = 190 :

    残当

    211 = 1 :


    ―――数日前


    「では、宮守高校初出場県予選突破おめでとうございます!」

    「あ、ありがとうございます!」

    「部員は7人と聞きましたが、やはり顧問の方が元監督ということもあるのでしょうか?」

    「はい、教え方も上手くて、それに私たち五人を支えてくれた……彼女や彼には」


    「宇夫方葵さんと唯一の男子部員である須賀京太郎くんですね」

    「あ、えと……まぁ支えたってほどでも無いんですけど、どちからというと須賀君の方が」

    「ほぉ、唯一の男子部員たる須賀京太郎君とも仲がよろしいんですね」

    「はい、うちの部員はみんな仲良しで」

    「ではその友情が勝利の秘訣と」


    豊音「愛だよ!」

    「なぜそこで愛!?」

    豊音「京ちゃんと私の愛!」

    エイスリン「ラブパワー!」

    「あっ、ずるい! 私だって京太郎の作ってくれたお菓子試合前に食べ」


    「以上、岩手の県予選からでした!」

    212 :

    こりゃしょうがねえな……
    夜道に気をつけるレベル

    213 = 1 :


    「でもあれって臼沢さんも」

    「やめてぇ、家で弄り倒されたんだからぁっ……」

    京太郎「こっちが止めてほしかったですけどね」


    豊音「えぇっ!」ウルッ

    エイスリン「イヤ?」ウルッ


    京太郎「好意は嬉しいですよ! ただね! 色々ね!」

    「まぁ、つまりこんなかわいい子たちの好意を受けてる京太郎に妬みが集中すると」

    胡桃「当然だね」

    白望「……ネットじゃ京太郎の酒池肉林と」


    京太郎「いや、色々とマズイ」

    「ま、まぁ人の噂も75日ってことで」

    京太郎「いや、それすでいインハイ始まっちゃってますから、マズイっすから」

    豊音「そうかなー?」

    京太郎「そうですよ」

    「小瀬川さんみたいに可愛い人の好意を受けてるんだから妬まれるのも当然だよねぇ?」


    京太郎「やっぱりレズじゃないか」

    胡桃「またレズか、壊れるなぁ」

    「絶対テレビの前で言うなよ! 絶対言うなよ! 勘違いが加速されるから!」


    京太郎(本当に勘違いなのか?)

    (本当に勘違いなんだけど……でもこのレズって言われる役をおいしく思ってる私がいる。くっ、完全に調教の成果!)


    トシ「あきないねぇ、あんたたちを見てると」

    豊音「飽きさせないよー、今年の夏は!」

    「……だね」フフッ

    214 = 1 :


    ―――長野


    「……という噂が出回ってるらしいわよ? あと映像」

    「あー、まったく京ちゃんは」クスッ

    優希「良いのか咲ちゃん?」

    「え、なんで?」


    まこ「早い話がおんしの男じゃないのかーって話じゃ」

    「まさかぁ、前も言いましたけど京ちゃんと私はそういうのじゃないですって、腐れ縁ではありましたけど」

    「えー、おもしろくないとかないの? ほら、これを機に分の想いに自覚みたいな」


    「……ないですね、そんなこと」

    「そうです、まだ高校生ですよ。そんな恋愛とかオカルトは」

    優希「のどちゃんは恋愛できんじぇ」

    「恋愛など粘膜が作り出す幻想に」


    「えー、つまんない! コイバナさせなさいよ咲!」

    「なんもありませんよ、そもそも男の子なんてすぐ胸の大きい子ばっか見るんですから……ホント京ちゃんはスケベで、あれ、なんでモテたんだろう?」

    「男怖い」

    優希「のどちゃんェ……」

    まこ「ともかく、午後の個人戦も頑張るぞー」

    215 = 202 :

    >酒池肉林
    訂正するほど間違ってはいないね(インキュベーター感)

    216 = 190 :

    まあ宮守は胸が大きい組が寛容というか好感度の上がりが早いからな…

    217 = 1 :


    ―――男子決勝戦


    京太郎(ああ、確かにおかしい感覚がする……これは、間違いなく支配系か)

    子C(嘘だろ、なんだよこれ……)

    子B(これ、去年の女子の天江衣みたいな……?)

    子A「ほら、早く打てよ」


    京太郎「……中途半端だな」ボソッ

    子A「ん?」

    京太郎「いや、やっぱ男子ってレベルが低いって問題になってるじゃないか?」

    子B(なんだこいつ、突然……)


    京太郎「そうだと、思うよ。俺も結構ショックだけどさ……間違いなくここに来るまでの中でお前は最強だ」

    子A「お前、かっこよくないぞ?」

    京太郎「そうか? まぁ確かにお前の方がかっこいいかもな、卓を支配して不敵に笑ってて、憧れるぜ」

    子C(おかしくなったのか?)


    京太郎「だけどさ」

    子A「ん?」

    京太郎「かっこ悪くても、勝つんだよ……かっこ悪くても俺を応援してくれる女の子たちがいるんだから」スッ


    トシ(解析完了ってとこだね、あとは相手を、斬りな……!)


    京太郎「さて」ジャキッ


    京太郎「ツモ! タンヤオのみ!」

            〈二、               r=:、
                }ニニヽ        /ニニ∧
                |ニニリ        /ニニニニニ∧
         _,.斗:≦ニニ≧s、     ,.イニニ=-‐─一
         ∨ニニニニニニニ=* ィメ≠´
          ー‐'゙|ニニ|,..-....,,_|ニニヽ     . <℡、
        ____,,...≠|ニニト.ニニニj{ニニニレ≦ニニニニニニヽ
        マニニ{,.ィ|ニニレニニニj{ニニニニニ=ニニ㌣⌒ー'^
         iニニ㌘|ニニrヲニニj{ニニニ「  ∨ニニヽ
           !ニニⅦニ爻二ニj{ニニニ|   |ニニニ7
          マニ-マニニr_'^~‐:.,ニニニ|   |ニニニi
             .斗=ニニニニニフニニ|   |ニニニ|
     r:、_,.斗:≦ニニニニr '^´  iニニ|   |ニニニ|
     ∨ニニニ=- '^|ニニ|     ,ニニノ    jニニニ|
      V_;ノ´    rニニ{   l>'^     {ニニニl
            ∨二{             Ⅷニニ、
             ー‐'          夊ニニ_〉

    219 = 1 :



    京太郎「通らば……立直!」


    子A(なんだこれ、和了れない……これは、俺の支配!)

    子B(変わらないけど、アイツも和了れてない?)

    子C(むしろ、悪寒は須賀の方から……)


    京太郎(勝てりゃ良い、とりあえずは……俺はあの人たちと一緒に行きたいんだよ。全国に……)チラッ

    トシ(ああ、自分の腕を信じな、あんたの剣の切れ味は、私が保証してやる)


    子A(捨て牌、どれだ……どれが正しい? くそ、わからない。相手を支配し大体を察して打つばかりだった、なのに!)タンッ


    京太郎「オカルトに頼りすぎたな、コーチがどうだったのか知らないが……俺のコーチの足元にも及ばない」

    子A「なっ」


    京太郎「……ロン!」

    子A「っ!?」


    京太郎「立直、一発、小三元、白、中、対々和、ドラ3……」

    子B(白でドラ3……)


    京太郎「裏……」スッ

    子C(まさか、こいつ……“偶然引き当てた”のかよ、ここで!)

    京太郎「裏は発……裏3だ」


    子A「数え、役満……だとぉ!?」ガタッ


    京太郎「……これはさすがに“運が良かっただけ”……だな」ハハッ

    トシ(ああそうだね。何かが呼んでるんだろう、あんたをさ)


    子A「俺が、ハコ割れ……」

    京太郎「ふぅ……ありがとうございました!」バッ


    子B「俺たちの夏も、ここまでかぁ」

    子C「ははっ……ちくしょぅ」

    子A「負けた、俺が負けた……負けた……」


    京太郎(この人たちの夢を踏みにじって、行くぜ……)


    京太郎「俺の戦いはこれからだ!」

    子B「打ち切り!?」

    220 = 1 :


    とりあえずこんなんで、次回は女子個人戦ということですが軽くやる程度で

    京ちゃんの厨二的な能力でワクワク(黒歴史)を思い出すんだ
    ちなみに京ちゃんの厨二的な台詞は全国放送されることになるんだな

    とりあえずここらへんが終われば彼女たちと出会う!

    できれば短期間にポロポロ投下できればなと思ったり
    今回は女の子たちとイチャイチャとかより麻雀となってしもうた
    もっといちゃつかせなきゃ(使命感)

    では、またー

    221 = 202 :


    葵さんは男子Bをスカウトするといいかもしれないツッコミ要員的な意味で

    222 :

    のどっちが奥手なハルヒみたいなこと言ってる……
    おつ

    223 :


    京ちゃんはさされる(確信)

    224 :

    スパロボスレで葵に刺されてるぞ

    225 :


    男子Bいいツッコミするじゃん!

    226 = 199 :

    乙ー
    この京ちゃんには変な二つ名付きそうだな

    227 :

    >>224
    もうとっくに刺されたと思うんですけど…!

    229 :

    え?京ちゃんが刺す側じゃなかったっけ?

    230 :

    京ちゃんが挿す側だろ

    231 :

    レズは挿すのも挿されるのも平気だろ?

    232 = 198 :

    別にレズでなくとも挿すのも挿されるのも可能じゃね?

    233 :

    >>1の前作では京ちゃんが挿されてたんだよなぁ

    234 :


    さて、せっかくだしはじめるしかないなぁ!

    エイちゃんの誕生日だし、フレシアの蠱惑魔当たったし


    >>226
    それでいこう(名案)

    235 :

    二つ名は中の人ネタかフェイタライザーネタか

    236 = 1 :



    京太郎「トシさん早く!」

    トシ「はいはい、なにも結果は逃げないよ」

    京太郎「試合中ですから!」


    バンッ


    京太郎「おっもうラストですね、モニターが映してるのも一つだけです」

    トシ「だね……さて、南四局で葵とシロと胡桃とエイスリンかい」

    京太郎「身内対決ですか……」

    トシ「どうなるか」


    『ひっ!?』


    京太郎「え?」

    トシ「ん?」


    『どうしたの?』

    胡桃『?』

    エイスリン『テハイ?』


    『て……天和』ジャラッ


    京太郎「」

    塞胡エ『』

    237 = 1 :


    ×トシ「だね……さて、南四局で葵とシロと胡桃とエイスリンかい」
    〇トシ「だね……さて、南四局で葵と塞と胡桃とエイスリンかい」

    238 :

    これは葵いったか?

    239 :

    しばらく車に気をつけなきゃ……!

    240 :

    さよなら、レズだったけどいい友達だったよ

    241 :

    あのレズ、ギってやがる……

    242 = 1 :


    京太郎「あ、あ、あ、……葵さぁぁぁぁんっ!!?」

    トシ「こりゃお祓いにでも行くかい?」

    京太郎「とりあえずお守り買ってきます!」


    トシ(個人戦優勝インタビュー放ったら貸して来たわりに余裕あるねぇ……さて、個人戦上位三人はどうなるか)


    『どどど、どうしよう!』

    『こここ、こんなオカルト』ガクガク

    胡桃『』

    エイスリン『オーマイガッ! オーマイガッ!』


    トシ「……ちょっと落ち着きなよ」ハァ

    243 = 1 :


    京太郎「お、お守り買ってきました!」

    トシ「はいご苦労さま、このあとは表彰式とかあるけど……あんたは自分のとこに戻りな、あとで一緒に学校戻ろうか」

    京太郎「りょ、了解です」

    トシ「……まぁ天和ぐらい、いややっぱヤバいかもね」


    京太郎「ファ!?」

    トシ「なんとかなるだろ、とりあえずインタビューは受けてきな、しっかり宮守高校の人間としてね」

    京太郎「あ、了解です!」


    トシ(さて、こっから有名になるよ。オカルトに通じてる人間なら特にね……)フフッ

    244 = 1 :


    「ということで、個人戦優勝の宮守高校所属、須賀京太郎くんです!」

    京太郎「あはは、どうも」ペコ

    「最後の逆転劇は目を見張る者でしたね、まさか数え役満とは……今回の予選で役満を和了ったのは須賀君だけのようです」

    京太郎「まぁ、裏ドラとかに関しては運も良いとこですからね。競技麻雀ならダメですし」


    「そのようですが、やはりみなさんが知りたいのは宮守高校麻雀部の女子生徒とのうわさです!」

    京太郎「ドストレートに聞くの!?」

    「いやそりゃ、まさか優勝するとも思ってませんでしたが、マークされながらも勝つのは本当に見事でした……で、それは置いといて」

    京太郎「置いといてって言ったろ! 今言ったな!?」


    「ほら、視聴者が知りたいのは誰が本命かで」

    京太郎「本命とかじゃなくて、みんな友達ですから!」

    「でもラブパワーって、同じ部活のAさんの情報によると、四人からは確実に好意を寄せられてるとか」


    京太郎(お守り代は請求しよう……!)


    「で、それについても」

    京太郎「い、インターハイで優勝したら思い人をカメラの前で伝えるんだ」キリッ

    「聞きましたよ!確かに聞きましたからね!では負けたら切腹ですね!」

    京太郎「どこの弟だ!懐かしいな!」


    「さて、ではみなさん、今後も彼の活躍をお楽しみにー!」

    京太郎「嘘だよ! 俺はフリーだ! 俺はァ!」

    245 = 1 :


    ―――宮守高校麻雀部部室


    「いや、なんでこうなった……」

    京太郎「それは同感なんですが」

    トシ「なにがだい?」


    京太郎「わかってるでしょーに」

    トシ「フフっ、まぁね……せっかくだ、京太郎も無事個人戦全国大会出場なんだしあんたも出ときな」

    「……なぜ、こんなことに」

    京太郎「あはは、が……頑張りましょ?」



    -岩手県個人戦代表-

    1位 宮守高校 姉帯豊音
    2位 宮守高校 宇夫方葵
    3位 宮守高校 臼沢塞

    246 = 1 :



    トシ「問題は葵の天和と」

    「え、そんなに問題ですか?」

    京太郎「しっかり送っていきますからね」キリッ

    「あ、うん……え?」

    エイスリン「アオイ……」グスッ

    「なに、私死ぬの?」

    白望「うん」

    「え」


    トシ「……京ちゃんだね」

    京太郎「え、俺っすか? インタビューなにかマズイですか?」

    胡桃「マズイとこだらけでしょ!」ビシッ


    豊音「そうだよー」

    白望「彼女、全員って答えれば良かったのに」

    京太郎「そんなことしたら刺されますよ!」

    (もう刺されてもおかしくないんだよなぁ)


    「そ、そうだよね……ゆ、優勝したら誰が好きか言うって」

    京太郎「できるかぁ!」

    トシ「おや、できるようにするんだよ?」

    京太郎「えっ」


    トシ「さて、合宿の件なんかも話しておこうか」フッ

    247 = 1 :


    トシ「みんなでの合宿はちょっと離れたとこの旅館だね」

    京太郎「そこで三日三晩地獄のような修行が!」


    豊音「地獄の特訓! ちょーつよくなりそうだよー!」

    「地獄の特訓って、麻雀でどうやるの」フフッ

    豊音「えっと、ランニングマシーンのついた雀卓とか!」

    胡桃「確かにメンドくさい!」

    白望「!?」


    京太郎「えっと、それはともかく泊まりですよね、俺も言って良いんですか?」

    トシ「むしろ京ちゃんと葵の強化をメインにするつもりだからね、その過程でみんなも強くなるだろうし」

    「日にちは?」

    トシ「2泊3日だね、もちろん京ちゃんも行くけど異存はないかい?」


    豊音「もちろんだよー、同じ部屋かなー?」

    京太郎「それはダメです、襲っちゃうので」

    エイスリン「ファ!?」カァッ

    白望「じゃあ同じ部屋で」


    京太郎「え!?」

    (ストレートに言えば引くと思ったね……)

    トシ「ま、とりあえず別々の」


    (京太郎と同じ部屋、同じ部屋……お、お風呂上りでバスローブ姿の京太郎に押し倒されたりとか……!)

    「だ、ダメだよ京太郎! まだ早いって!」

    京太郎「なにが突然!?」


    (むっつりだ)

    248 = 1 :


    ―――帰り道


    京太郎「奇しくも全員が全国の舞台で戦うことになりましたね」アハハ

    「本当だよ、奇妙な運命っていうか……運命って本当に」

    「オカルトじゃなかったみたいだしね、モノクル曇らなかったし」

    京太郎「……俺は、完全にオカルト頼みでしたけどね」


    「それも実力だとは思うけどね、そーでもなきゃ勝てなかった相手なんでしょ?」

    京太郎「はい、支配系の……どこかの強い人の下位互換ぐらいだったんですけど」

    「そっか、やっぱり必要かぁ……京太郎の能力はわかってないんだよね、たぶん単一相手の能力みたいだけど」


    京太郎「はい、今回の相手を聴牌止まりにさせる能力で、自分が多少和了りやすいとかですかね……なんとなく理解してから、支配が緩んだ気がしてその隙に和了ったんですけど」

    「へぇ、相手に隙を作る能力、とかかな?」

    京太郎「条件は相手の能力の理解、とかですか?」ムムッ


    「いや、その前に能力って……」

    249 = 1 :



    「それじゃ私はここで……あ、京太郎お茶でも」

    京太郎「いや大丈夫ですよ、また今度上がらせてもらいます」ニコッ

    「そ、そっか……うん、それじゃあね」

    京太郎「はい」

    「それと葵……」


    「なんもないでしょ、100%……120%ね!」

    京太郎「そんなに言わなくても」

    「まぁわかってるけどさ、それじゃあまたね!」


    「……え、完全にからかわれた! いつも突っ込み役をやる側にからかわれた!」

    京太郎「良いですから早く帰りましょ? 死にますよ?」

    「そんなに!?」

    250 = 1 :


    「まぁここだから、上がってく?」

    京太郎「いや、塞さんの断って葵さんの家に上がってくのはね」

    「まぁそっか……」

    京太郎「葵さん」


    「ん?」


    京太郎「……自信、持っていいと思いますよ」

    「……は、はぁ?」

    京太郎「まぁ豊音さんたちほどとは言いませんけど、そこそこ強いんですから」

    「ぷっ……それ、褒めてるの?」


    京太郎「まぁそれなりに……だから自信を持って、全国の舞台に行きましょう。一緒に!」

    「うん、小瀬川さんと一緒に!」グッ

    京太郎(このガチレズ……)


    「でも、まぁそのさ……」モジモジ

    京太郎「はい?」


    「ありがと、京太郎……!」ダッ ガチャッ バタンッ



    京太郎(な、なんだ……今の)


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