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    元スレヒカル「佐為。オレ、強くなったかな?」

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    201 :

    >>194
    未成年同士での行為で罰せられることはまずないんやで

    202 :

    やっぱり佐為に打たせるのか。これは期待

    203 :

    とりあえずこの時点では塔矢徹底的に打ち負かそう

    204 :

    原作よりトラウマを刻み込もう

    205 :

    下手したらあかりちゃんのが強い可能性も……

    206 :

    塔矢ってこの時には既にプロになれる逸材を超えて、プロ試験を受ければ合格ってレベルだったんだよなぁ

    207 :

    この時点でも下手なプロ(真柴とか)には勝てるだろうしさすがにあかりは勝てないだろう

    208 :

    普通な芦原に勝ったりしてる

    209 :

    ヒカルが強いのは佐為に鍛えられたからだけじゃなく佐為をも越える可能性がある才能のおかげでもあるし

    210 :

    囲碁とか将棋って環境もそうだし才能がかなりモノを言うからな
    よほどの天才じゃない限りあかりは途中からきつくなりそう

    211 :

    ヒカルはあかり強くして何がしたいんだよ

    212 :

    ほら原作じゃプロになった辺りから疎遠気味だったから
    今の内に囲碁を仕込んで最終的にプロにすればずっと一緒に居られる的な

    213 :

    森下門下だと合格なり昇段なりおごらなきゃならないから
    搭矢門下になって名人や緒方さんを強くしようとか
    佐為と打たせられるし

    214 :

    えっ

    215 :

    原作でも最終的には半分塔矢門下みたいなもんだぜ、ヒカル
    アキラに研究会誘われて即答だし

    216 :

    ところで>>200の言うストーカーって誰?

    217 :

    塔矢「……」

    塔矢(これも…これも…この手も、まるで指導碁だ)

    塔矢(これが本当に彼の実力なのか…いや、そんな筈ない。そんな子供いる筈ない)

    塔矢(でも、確かに存在したんだ。この対局は…)

    塔矢(いったい何者なんだ、進藤ヒカル!)


    碁会所の片隅で、黙々と石を並べる少年の姿があった。
    彼の名前は塔矢アキラ。
    将来、囲碁界を背負っていくだろうと期待されている、塔矢名人の一人息子である。

    彼が暗い顔で石を並べていたのには理由がある。
    それは、同い年の男の子に5目半で負けたこと。

    結果だけ聞けば、落ち込む程のものではないと思われそうだが、肝心なのはその
    内容だった。

    218 = 217 :

    彼の対戦相手の進藤ヒカルという少年は、明らかに指導碁といえる打ち方で
    塔矢アキラに勝ったのだ。

    今現在でも堂々とプロと渡り合っていけるだけの力をもつ塔矢アキラに対して
    である。

    市川「アキラくん。広瀬さんが指導碁をお願いしにみえてるんだけど」

    広瀬「あ、いや。無理にとは」

    塔矢「すみませんが…」

    市川「……あの子を待ってるの?」

    塔矢「……」

    市川「……そうよね。名前しか分からないからここで待つしかないもんね」

    塔矢「……」

    219 = 217 :

    市河「…あ、そうだ!私、あの子に帰り際チラシ渡したんだったわ」

    塔矢「チラシですか?」

    市河「そう。全国こども囲碁大会のチラシ!今日、棋院でやってる!
    ちょっと興味ありそうだったから、もしかしたらいるかも!」

    塔矢「!」ガタッ

    塔矢「市河さん。もし彼がここに来たら引き止めておいて!」

    市河「アキラくん!?」

    市河「……行っちゃった。変わったわねぇ。アキラくん」

    広瀬「そりゃあそうですよ。今までライバルらしいライバルなんて
    いなかったんですから」

    220 = 217 :

    棋院前。


    塔矢(進藤ヒカル、進藤ヒカル、進藤ヒカル!)キョロキョロ


    ヒカル「ふぁぁ、……そろそろかな」


    塔矢「!!!」

    塔矢「進藤!進藤ヒカル!」

    ヒカル「お~塔矢じゃないか。どうしたんだよ、こんなとこで」

    塔矢「あっ、いや…」

    ヒカル「囲碁大会にはでなかったのか?」

    221 = 217 :

    塔矢「キ、キミは?」

    ヒカル「オレ?オレは友達の付き添い」

    ヒカル「あいつ、オレが碁を教えてやったんだけどさあ。多分良いとこ
    までいくと思うんだよ」

    塔矢「教える?……そうだ。ちょっと、手を見せてくれないか?」

    ヒカル「いいぜ」スッ

    塔矢(これは…爪もすり減って、指にも少し凹みがある。間違いない。毎日
    碁石をさわっている手だ)

    ヒカル「もういいか?」

    塔矢「あ、あぁ。ありがとう」

    222 = 217 :

    塔矢「……さっき碁を教えてると言ったね。キミはプロになるの?」

    ヒカル「ハハハ、オレがプロ?まさか」

    ヒカル「そういう塔矢はどうなんだ。プロになるつもりなのか?」

    塔矢「……なるよ」

    ヒカル「へー。まぁ頑張れよな」

    塔矢「えっ、あ、うん。頑張るよ」

    ヒカル「おうっ」

    塔矢「……」

    ヒカル「……」

    223 = 217 :

    ヒカル「どうした。まだ何かあるのか?」

    塔矢「って、そうじゃない!キミはプロにならないのか!?」

    ヒカル「今んとこはな」

    塔矢「そ、そんな。キミほどの実力をもってプロを目指さないなんて!」

    ヒカル「オレの実力ぅ?そんな大したもんじゃねぇぜ、オレ」

    塔矢「い、いやでもこの間の僕との対局だって…」

    ヒカル「あぁ、お前に打った指導碁か。あれがどうかしたか?」

    塔矢「…し、指導碁!?」

    ヒカル「なんだよ」

    塔矢(や、やはりアレは指導碁だったのか!)

    佐為「あのーヒカル?なんだか塔矢の顔色がすごく悪そうなんですが」

    ヒカル(いーのいーの。こないだのお前と塔矢との対局見てさ。最初に会った
    時のこいつって、まだまだだって分かっちまったから、少し発破かけといて
    やんなきゃ)

    佐為「大丈夫ですか?そんなことして。前回もストーカー顔負けのしつこさ
    だったんでしょ?」

    ヒカル(……そこはまぁ、なんとかやってみるさ。じゃないと、オレもお前も
    強い対局相手がが一人減っちまうんだぜ)

    佐為「それは、そうかもしれませんけど…」

    224 = 217 :

    ヒカル「どーしたんだよ、塔矢」

    塔矢「ボクハ…ボクハ…ボクハ…」

    ヒカル(聞こえてねーなぁ、こりゃ。よし、それなら…)

    ヒカル「……それにしても、お前レベルの奴がプロになれるってんなら、囲碁界
    のプロも大したことなさそーだな」

    塔矢「……なんだと?」

    ヒカル「だってそーだろ。お前でもプロになれるってんなら、オレなら間違いなく
    タイトル保持者だ」

    塔矢「キ、キミという奴は!プロを、プロ棋士を嘗めるのも大概にしろ!」

    ヒカル「悔しいのか。でもお前は、そんなオレに指導碁打たれるレベルなんだぜ」

    塔矢「ぐぅぅ!」

    塔矢(悔しい悔しい悔しい!でも……言い返せない!)

    225 = 217 :

    ヒカル「じゃあな」スッ

    塔矢「待て!」

    ヒカル「…なんだよ」

    塔矢「今から一局打たないか?」

    ヒカル「また指導碁打ってもらいたいのかよ」

    塔矢「違う!」

    ヒカル「……」

    塔矢「前回の僕は、キミが子供だと侮った。でも、今回は初めから全力で
    勝負する!だから…」

    ヒカル「だから?」

    塔矢「だからキミも全力で打ってくれ!」

    ヒカル「……いいぜ!」

    ヒカル(佐為!)

    佐為「ええ、分かってますヒカル。どうやら塔矢は、あなたの言った通り
    の子供みたいですね。……全身全霊を以て、挑みます」

    塔矢「来てくれ。こっちだ」

    226 :

    ワクワク

    227 :

    加減間違えると心ポッキリコースな気もするが

    228 = 217 :

    二時間後。


    塔矢「うぅぅぅぅぅっ!」

    塔矢「うぁぁぁぁぁぁっ!」

    碁会所で大人達が見守るなか、塔矢アキラは涙をこらえきれずにいた。
    彼の前には黒石と白石が少しばかり置かれてある碁盤がある。
    誰の目から見ても、白が大敗しているのが一目瞭然の盤が。

    塔矢(お父さん。今までお父さんの言葉を誇りに、まっすぐ歩いてきた)

    塔矢(でも、壁があるんだ。見えない大きな壁が…)

    塔矢(僕は…僕はっ…!)


    彼を見守る周囲の大人たちは、誰も声をかけてやることができなかった。
    大人たちもまた、想像だにしていなかったからだ。

    まさか塔矢アキラが、こんなにも序盤で負けを認めるなどと、誰も。

    230 = 217 :

    その日の夜。


    佐為「……」

    ヒカル「……」

    佐為「塔矢、大丈夫でしょうか」

    ヒカル「……ちょっと、勝ちが過ぎたかもな」

    佐為「あぁ、やっぱり!ヒカルが全力でやれなんていうから」

    ヒカル「オレのせーかよ?塔矢だって全力でやれって言ってきたんだぞ!」

    佐為「ですが!」

    ヒカル「……まぁ、やっちまったもんはしょうがない。今後のことについて
    考えようぜ」

    佐為「はい…」

    ヒカル「……大丈夫かなあいつ。まさか自殺なんてしないよな」

    佐為「塔矢…」グスン

    231 :

    ま、なんくるないさー

    232 :

    佐為、現世に長く居すぎたのか外来語もスッとでるようになったか。
    さらっとストーカー発言しちゃってまぁww

    233 = 217 :

    翌日。

    ヒカルは先日、塔矢アキラを打ち負かした碁会所の前にいた。


    ヒカル(準備はいいか、佐為)

    佐為「ええ、いつでも」

    ヒカル「んじゃ、行くぜ。おそらく今日は塔矢はいない。代わりに…」

    佐為「あの者が、いるのですね!」


    もしも、前回と同じ状況なら、いる筈だった。
    塔矢アキラの父親、塔矢行洋が。

    234 :

    平安時代の人からすれば現代語も外来語も大差ないだろう

    235 :

    そんなんで自[ピーーー]るたまじゃないだろ
    あのストーカーアキラ君は

    236 :

    でもアキラ君は今のヒカルより強くて佐為と互角な名人と毎朝打ってるわけで…

    237 = 217 :

    市河「あらっ、いらっしゃい。って、あなた昨日の」

    ヒカル「……」キョロキョロ

    行洋「ほう、その子が例の」ギロッ

    市河「あっ、はい。アキラくんに勝った進藤くんです」

    ヒカル「初めまして。オレ、進藤ヒカルです」

    行洋「……まさか、あのアキラに勝つとは。それも2度も」

    行洋「キミの実力が知りたい。座りたまえ」

    ヒカル(やっぱり!オレがこんとき逃げ出さなきゃ打ててたんだ、佐為は名人と!
    こんなにも早く!)

    238 = 217 :

    行洋「石を3つ置きなさい。アキラとはいつもそれで打っていた」

    行洋「分かるかね。名人の私相手に石たった3つだ。それがアキラの実力だ」

    ヒカル「……」コトコトコト

    行洋「……では、いくぞ」バチッ

    ヒカル(うわぁ、相変わらず格好いい打ち方だ。この打ち方に憧れたんだよな)

    佐為「ヒカル」

    ヒカル(分かってるよ。見てもらおうぜ。そして、知ってもらおう。お前の実力を!)

    佐為「5の三カカリ!」

    239 :

    ボロ勝ちしそう

    240 = 211 :

    佐為相手に石三つも置かせるなんて無謀すぎるわ

    241 = 217 :

    行洋「……」ビシッ

    佐為「3の三、ツケ!」

    行洋「アキラには2歳から碁を教えた。アマの大会には出さん。腕はもうプロ並だ。
    あの子が大会に出ると、他の子の才能を摘んでしまう」ビシッ

    佐為「4の四、星!」

    行洋「あの子は別格だ。だからこそ信じられん。あの子に勝った子どもがいるなどと」ビシッ

    佐為「10の十六、星!」

    行洋(……ふむ。まだ序盤の数手だけだが石の流れに歪みはない。まるでプロのお手本のようだ)

    242 = 211 :

    ちょっと待てなんで石置いてるのに星に二回打てるんだ

    243 :

    自由三子なんじゃない?

    245 :

    天元に置いたんでしょ(適当)

    246 :

    (碁盤がちょっと大きいんだよ)

    248 :

    端の方に横一列に3つ並べたんだろ(舐めプ感)

    249 = 235 :

    横一列か、 
    どっかでみたなー
    GBやりだしたりとか、かちました宣言とか


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