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元スレ京太郎「原村部長は!」咲「かわいいなぁ!」和「……むぅ///」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★★×8
タグ : - 京太郎 + - + - 清澄 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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851 = 1 :


京太郎「なあ、確か『ゼロ使』って」

「……原作者の先生が、若くして亡くなられちゃったんだよね。それで絶筆、いわゆる『未完成作品』になってたんだけど」

京太郎「あっ、そういやネットのニュースで見たぜ! 続巻の刊行プロジェクトが始まったんだよな!」

優希「……」ペラッ

「それだけ『ゼロの使い魔』って作品が愛されてるってことだよねぇ」ウンウン

京太郎「俺実はアニメ二期ぐらいまでしか見てないんだよなー、いい機会だから原作読むか。後で俺もいい?」

「どうぞどうぞ」ニコ

852 = 1 :


優希「っし、一巻読み終わった! いやー王道ど真ん中のツンデレ、そしてボーイミーツガールだじぇ! 特にこのルイズってヒロイン最高だよね」

京太郎「自演乙」

優希「なんていうか、うん。なにもかもがみな懐かしい、って感じだわー」

「私の個人的な見解だけどさ。昨今のラノベアニメ化の流れを本格化させたのって、『ゼロ使』と『ハルヒ』だったと思うんだよね」

優希「あー、『ハルヒ』なつかしー! そういやアニメ化同じ年だったっけ」

京太郎「二次創作の類もむっちゃくちゃ流行ったよな」

「両方とも現状『未完』扱いされてるっていうのが皮肉だけどね……ところで京ちゃん」

京太郎「ん?」

「龍門渕さんとハギヨシさんに頼んでそれぞれ『ユニーク』『ふんもっふ』って」

京太郎「うん、それムリ」

853 = 1 :


「こんにちは」ガチャ

三人「「「よーっす」」」

「はい、よーっす。あら? 優希が珍しく本なんて。ライトノベルですか?」

優希「私=ラノベみたいな扱いどうかと思うよのどちゃん」

「いえ、どちらかと言えば=漫画かと。他意はありませんが」

優希「……」

京太郎「だいたいお前、ラノベ以外の小説読むのかよ」

優希「……」

「」ニッコリ

854 = 1 :


優希「いやあれだ、私やっぱライトな方が読みやすいんだよね」

「ラノベの名を冠しておきながら物理的にライトじゃない某鈍器もありますね」

優希「『境界線上のホライゾン』最新刊、『Ⅷ下』好評発売中!」

「やめなさい」

京太郎「そもそもラノベの定義って?」

「そのへん語りだすと時間なくなるからやめにしよう? っていうかゼロ使の話題だけで20レス潰せる自信があるよ私」

京太郎「やめて」

855 = 1 :


優希「読みやすけりゃラノベであるなしにこだわりはないんだけどなぁ」

「ライトノベルだからといって読みやすいとはまっっっったく限りませんけどね……」

京太郎「なんかねーの、文学少女?」

「そうだなぁ、ううん……五十嵐貴久なんてどうだろ」

優希「いがらし?」

「代表作でいうと『交渉人』『ロケットボーイズ』なんかの人ですね。ほら、何年か前にドラマ化された」

優希「ああ!」ポン

京太郎(『何年か前』ってもう十年前だけどな。なんで俺ら知ってんの?)ヒソヒソ

(しーっ!)

856 = 1 :


「こほん。この人の作品の特徴は、とにかく『読みやすい』ことだね」

「いい意味で文章がチープ。いや、チープっていうとニュアンスちょっと違うかな」

「簡潔。そして癖がない。だから読みやすい」

優希「ほー」

京太郎(こいつ文学少女だぞ!?)

(それは一応最初からです)

「ジャンルが手広いのも特徴かな。デビュー作はホラーでさっき言った『交渉人』はサスペンス、『ロケットボーイズ』は青春もの」

「そして私が本日優希ちゃんにお勧めするのはこれ、『相棒』だね」

「幕末ものなんだけど、これまた良い意味で時代を感じさせない筆致なんだよねー」

857 = 1 :


優希「相棒? って、あの?」

京太郎「おやおや、僕の悪い癖」

「その相棒ではなく」

優希「なーんだ」

「ちなみにこの相棒っていうのは、土方歳三から見た坂本龍馬を指してます」

「!?」

京太郎「なんだこの組み合わせ!?(驚愕)」

(読んだの何年も前だけど、多分それで合ってたよね……)タラリ

858 = 1 :


京太郎「新撰組とか龍馬を殺したくて殺したくてたまらなかった連中だろ?」

「しかし少なくとも、暗殺実行犯に関しては見廻組で決まりでしょう。新撰組は関係ありません」

「いやぁ、あっはは。新撰組ファンや龍馬ファンから見たら噴飯ものの設定かもしれないね」

「でもこれはあくまでフィクションなんだから、そのあたり割り切って楽しんでほしいな」

「かの司馬遼太郎先生も言ってます。『私たちは歴史家じゃありません、小説家です』ってね」

優希「なるほどねー。歴史はともかく『相棒』にはちょっと興味湧いてきたよ。今度読んでみるね」

「それはよかった。厳密な史実の話を始めたら1スレ潰しても足りないところでした(迫真)」

京太郎「そういうのは学ぶ系のスレに任せとけよ」

(スレ?)

859 = 1 :


優希「そういやのどちゃん、珍しく部室来るの遅れたね」

「ああ、ええ。図書室に寄って本を借りてたんです」

「ナイスご都合主義!」パチン

「ご都合主義じゃありません」

京太郎「どうどう。なに借りたんだ?」

「ええと……」ガサゴソ

「これです。夏川草介先生で、『神様のカルテ』」

「あーっ、ついに入ったんだ『0』! 市の図書館もまだなのに!」キラキラ

「さすがは文学少女、話が早いですね」クス

860 = 1 :


京太郎「なに? シリーズもの?」

「はい。『無印』『2』『3』ときて、三年ぶりに刊行されたのがこの『0』です」

「『無印』と『2』は映画化もされてるよー」

優希「……ああ!」ポン

京太郎「お前ほんとにわかっててそのリアクションとってる?」

「ジャンルは医者もの。主人公は地方の総合病院に勤務する、夏目漱石大好きな変わり者の内科医さん」

優希「医者もので内科医主人公って珍しくね?」

「かもしれませんね。外科に比べると地味な面は否めませんから」

京太郎「なるほど。作風が見えてきたな」

861 = 1 :


「医者もので多いのって、スーパードクターが困難な症例だったり病院上層部の思惑だったりに立ち向かう、そういうのだよね」

優希「『○龍』とかな! 私あれ好き」

「この作品にはそういうのがまったくない……とまでは言いませんが、ほぼ無縁です」

京太郎「ドロドロした権力闘争とかあんまない感じか」

「まあ地域医療の限界瀬戸際な現実とか、医師不足に悩む現場の悲哀とか、ブラックな面はそれなりに描写されてるんだけど」

「それを差し引いても……とても、とても綺麗な物語だと。私はそう思います」

京太郎「へえ……」

862 = 1 :


「なにより私が惹かれてやまないのは、主人公の奥さんなんです」

優希「奥さん? 既婚なんだ」

「ああ、いいよねぇハルさん。榛名っていう人なんだけど」

京太郎「」ガタッ

「はい座ってなさいそこ。『無印』刊行は艦これサービス開始前なので関係ありません」

京太郎「あ、わり」

「魅力的な登場人物がいっぱいの作品だけど、この人は本当に……言葉では言い尽くせないような、そういう人だよ」

優希「くそ、そうまで言われると読みたくなってくるじゃんかよぅ」

「ふふん」

863 = 1 :


「優しく、たおやかで、しかし生命の力強さにあふれている」

「なにより、夫である人を心の底から想っている」

「こんな女性に、妻に、私もなりたい。そう思わせてくれる」

「そんな魅力を全身で体現した人物です」

「私も……いつかお嫁にいったなら……///」モジモジ

優希「のどちゃんのどちゃん」

「うふふふ……あっはい、なんでしょう!?///」アタフタ

「京ちゃんが死ぬほど不機嫌になっちゃったから、そのへんにしてあげて?」

京太郎「和の旦那……CV福山……ヘタレもやし軍師……くそっいつかぶん殴ってやる……」ブツブツ

(あの設定まだ生きてたんですか)

864 = 1 :


優希「おし次は京太郎の番な。いつまでも怒ってんなよーほらほらー」ツンツン

京太郎「別にキレてないっすよ。つーか愛読書発表会の流れになってたのこれ?」

「なっているといえばなっていますね」

「京ちゃんには……高一の頃オーソドックスに、東野圭吾あたりから勧めた覚えあるけど」

京太郎「ミステリも別に嫌いじゃないんだけどな。どの作家が一番好きかって言われりゃあ」

優希「りゃあ?」

京太郎「北方謙三」

三人「「「……」」」

865 = 1 :


京太郎「……おい、なんだこのいたたまれない系の沈黙は」

「京ちゃん。無理してそんな真面目ぶらなくていいんだよ?」

「須賀くん……酸素欠乏症にかかって……」

優希「お前はおっぱいがいっぱい出てくるエロラノベ読んでりゃいいんだよ!!」

京太郎「ぶっとばすぞテメーら!!!」

「京ちゃんは絶対私たちに手なんて上げないって、私信じてるよ」ニコー

京太郎「ぐっ///」

優希(タチ悪っ)

「……」←軽く自己嫌悪中

866 = 1 :


京太郎「はぁ。気を取り直して、俺のイチオシは北方謙三で『楊家将』『血涙』だな」

優希「――落涙……ッ!?」

京太郎「それはWA。あるいはシンフォギア」

「急に歌うよ~」

『ナイスな美少女満載! 戦姫絶唱シンフォギア!』

穏乃『三期絶賛放送中ッ! みんな見てねッ!』

「急に電話かけてきてすることがそれですか」

867 = 1 :


「はい再び閑話休題。『三国志』や『水滸伝』じゃないんだね」

京太郎「あっちも面白いは面白いけど、クッソ長いからなぁ」

京太郎「こっちは同じ中国ものでも、それぞれ上下巻で全4冊。まあまあ読みやすいと思うぜ」

優希「ああ、『楊家将』『血涙』でシリーズになってんのか」

「中国ものと言いましたが、耳に馴染みのないタイトルですね」

京太郎「向こうでは三国志なみに有名らしいんだけどな。俺もこれで初めて聞いたわ、楊家将って。あ、読みは『ようかしょう』な」

京太郎「まあ北方作品らしくオリジナル入りまくりだから、原型が跡形ぐらいしか残ってないんだけどな!」

「知ってた」

868 = 1 :


京太郎「そんかわしすっげー面白いぜ。歴史系ハードボイルドのまさに極みだ」

京太郎「クライマックスの悲壮感が尋常じゃない。それでいて主人公たちは自分の生を悲観してない」

京太郎「力の限りに生き、そして滅んでいく。その美しさの極致を描いた珠玉の作品だな」

「私はそうでもありませんが、日本人が平均的に好みそうな主題ですね」

優希「判官贔屓ってやつかー」

「ううむ。ハードボイルドはチャンドラーぐらいしか読んだことないんだけど、なんかウズウズしてきたよ」

京太郎「おっ、咲先生が俺のおススメに食指を伸ばすか。いつかの借りが返せたな」ニカッ

「……もう。そんなこと気にしなくていいのに」クス

「?」

優希「?」

869 = 1 :


優希「いやーしかし、みんな本読んでんだね」

「人類史に文字が誕生して以来、不変の娯楽の一つだからね」フンス

優希「私って普段マンガしか読まないからさ……ちょい劣等感だわ」

「別に漫画が小説より下ということはないでしょう。漫画だって世界に誇る日本文化の一つです」

優希「だよな! だよな!」

京太郎「よしじゃあ次はマンガの話しようぜ。俺ジョジョのこと語るから」

「じゃあ私もジョジョで」

優希「じゃあ私も」

「これはスタンド強さ議論の流れですね……」


カン!

870 = 1 :

世界中のツンデレキャラでルイズが一番好きです
特にデレ期が大好きです
ご一読ありがとうございました

872 :


そういえば境ホラ2冊ほど積んでたな
読まないといけないと思うけど、境ホラ2冊で普通のラノベ何冊分になるか……

873 = 872 :

すいませんトリ外し忘れました

874 :

そういや麻雀いつ以来してないだろうか

875 :

乙ー
中学の図書室で魔界水滸伝3巻表紙見てさ…借りる勇気でなくて大学になってからまとめて買った
まさかあんな内容だったなんてorz

>>852
最後はワハハに言ってほしかったww

876 :


スタンドの強さ議論ほど不毛な話題はないというのに……(過去を思い返しながら)

877 :

北方先生の「〇貞は〇ープに行け」は日本史に残る名言だと思います

879 :


来月にヘクセンナハトが控えてるんだよなあ
厚さは世間一般的に見て普通らしいけど楽しみだ

880 = 846 :

乙です
こういうの見ると一般小説読みたくはなるんだけどなぁ

881 :

ラノベって描写をイラストに依存する割合が大きくなるほど駄作になっていくから
表紙と口絵だけでいいんじゃね?って思ってる

882 :

ホライゾンの人の前の作品が凄い読みづらかった記憶があるんだけど、今はどうなの?

883 :

神カルの話来てテンション爆上げです
でもあれ続編出るんだろうか…著者が医者との兼業だし出るとしてもかなりかかりそうな気もする

884 :

神様のカルテだと榛名より如月の方が好き

艦これだと榛名の方が全然上だけど

885 :

ラノベはやっぱりゼロ年代

886 :

川上稔作品は昔から今までああいう書き方で根っこは変わってない
ただ境ホラの前の作品になる終わりのクロニクルは比較的読みやすいと言われてるね
ただ氏の作品は全て一つの世界観を共有してるから時代の流れ云々とか汲んで読んだ方が分かりやすい
だからハマればハマるほど読みやすくなるんで最初はどれも若干読みにくさは感じるんじゃないかな
都市シリーズならOSAKA辺りが読みやすいと思うよ

スレチなのは分かってるんだごめんね!
もし川上作品に興味持ってもらえたらなって思うとついね

887 :

まずは乙です…
咲さんの文学少女設定を生かして居ますが…
照姉さんも文学少女の筈ですよね?
今回の話の横浜サイドってお願い出来ますかね?

888 :

これからホライゾン読もうか思ってたけど終わりのより読みづらいのかよ。
ヤバイ読める気しないガクブル

889 :

村上由佳の作品に惹かれて小説読み出したな
天使シリーズやおいコー以外も良作がかなりある。
天使の卵に関しては今読んでも泣ける

890 :

冲方丁が最近のお気に入りかな
時代小説の天地明察が有名だけど、マルドゥックシリーズとかシュピーゲルシリーズとかSFも面白い

891 :

境ホラは最初設定とか盛り沢山でキツいけど慣れてくると楽しめる感じ。
ゼロ使もだけど、いらんこ中隊も絶筆になってしまったことも悲しい。

892 :

川上氏の作品でどれが読みやすいかは、どんな方向性を苦手あるいは得意としているかによるんじゃないかな

☆文章の固さ>柔らかさ
都市シリーズ>終わりのクロニクル>境界線上のホライゾン
※ただし、川上氏自身が読むにしろ書くにしろ地の文に擬音を入れるのを好まない(キャラが自分で言うのはOKのもよう)ため、ラノベらしい文章に慣れているとどっちにしろ読みづらい
☆設定・世界観の複雑さ(戦国・世界史知識含む)
境ホラ>終わクロ>都市シリーズ
☆ダークさ
都市シリーズ>終わクロ>境ホラ
☆登場人物の軽さ(主に年寄りの若者言葉やはしゃぎっぷり)
終わクロ>境ホラ>都市シリーズ
☆登場人物の多さ
境ホラ>終わクロ>>(鈍器という名の越えられない壁)>>都市シリーズ
☆登場人物のエロさ
都市シリーズ>境ホラ>終わクロ

893 :

新庄君はマロかっただろ

894 :

終わクロは良くも悪くも「ゲームのシナリオ書き」が書いた文章だと思ってた。
「アドベンチャーパート」で情報をまき散らし、「シミュレーションパート」で戦闘を行うの繰り返しなんだろうけど、戦闘シーンがあんまり書き慣れてない感じだった。あとキャラの味付けが総じて薄い。キャラが多い弊害なのかもしれないけど、キャラがあまり成長しないまんま話が終わった気がする。

895 :

流石にスレチ酷すぎだろ…

896 :

ぶ、部室で俺らもラノベ談義してるだけだし(震え声)

おわクロの戦闘シーンは疾走感あって好きだったよ
風見とか特に

897 :

>>893
やれやれ新庄君への愛が足りないね君
新庄君は『まロい』んだ
マロではまるで一条三位みたいではないかね、許しがたいね?

ラノベらしいラノベったら、スレイヤーズからかなぁと思ってる
読み口が軽い(内容が軽いわけではない)

三国史も読もうよ京太郎
……でかいほう中古でそろえようとして2年がかりでまだ揃ってないww
しかるべきところ行けばすぐ揃うんだろうけどさw

898 :

いい加減にしろ

899 :

さすがに気持ち悪いレス多すぎでしょ

900 :

川上信者は表に出てこないだけでめんどくささと気持ち悪さはラノベ界隈でもトップクラスだからな


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