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    元スレ女提督「甘えさせたり甘えたり」

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    201 :

    やったぜ

    202 = 105 :

    (DMC3しよ…)

    204 :

    正しい釣り針の抜き方って確か一回針を貫通させてからかえしを切って抜くんだよな

    205 :

    執務室

    提督「はぁー……いつもより動いてないはずなのになんか疲れたなあ…」

    提督「………」

    提督「…そういえば加賀、食堂にも来てなかったけど……」

    提督「どこ行っちゃったんだろ……」

    提督「………ふわぁ…」

    提督「あーう…なんか眠くなってきちゃった…」

    提督「……加賀…」

    提督「………」

    〜〜〜

    206 = 105 :

    ごめんなさい明日から更新ペース上げます今日は布団に全機フルブラストします

    207 :


    今のうちにしっかり寝とき

    209 :


    ペースアップ期待

    210 = 105 :

    「……いかん!司令官!司令官ってば!」

    提督「ん……んん……?」ムクッ

    「もー司令官ってば、みんなとっくにお風呂出てるのにまた居眠りしちゃって!」

    提督「んえ…?あっ、ああ!ご、ごめんね!」

    「司令官は本当によく寝るね」

    提督「でへへ…昔からよく言われるよ」

    「司令官さんの子供の頃の話……」

    「そういえば、あんまり聞いたことなかったわね」

    提督「そうだっけ?なら、お風呂行きながら話してあげよっか」

    「ほんと!?」

    提督「まあ、そんなに面白い話でもないけどねえ」

    211 = 105 :

    「司令官さん、どんな子だったのです?」

    提督「んー?そうだなあ…ものすごく静かな子だってよく言われてたなあ」

    「今も大人しいと思うけど…」

    提督「いや、ほんと大人しいというか無口すぎて意思疎通が困難なレベルだったらしいよ」

    「そ、そんなに…」

    提督「うん、八歳か九歳ぐらいになってからは普通に喋るようになったらしいけど…あ、いや、違うか」

    「?」

    提督「えっと、一応喋るようになったんだけど、自分から話しかけたりすることはなかったみたい」

    「喋りかけられたら喋るってこと?」

    提督「そうそう、親に対してもそうだったってさ」

    212 = 105 :

    「しかし、どうしてそうなっちゃったのかしら」

    提督「うーん……多分親の教育ミスだと思うな〜」

    「教育ミス?どうして?」

    提督「私、三姉妹の一番上のお姉ちゃんだったからねえ。一人目の妹が産まれてからはずっと親に『お姉さんらしくしていなさい』って言われてて」

    「でもそれだけじゃ理由にならないんじゃないないの?」

    提督「それだけじゃないんだ…近所に住んでたすごい綺麗なおねーさんがいてね?その人がすっっごい静かで大人らしくてカッコよくてね?」

    「あっ……あー」

    提督「そう…その人の真似してたら、いつの間にかそうなっちゃった」

    「へえ〜…静かな大人かあ…」

    提督「私は今の暁が好きだなあ」

    「そ、そう?ならそうしてあげなくもないわ」

    213 = 105 :

    「しかし、よくここまで矯正出来たね」

    提督「そーだねえ、やっぱり幼馴染のおかげかなあ」

    「幼馴染?」

    提督「うん、私が産まれた時からずーっと一緒にいる子。私と違って、活発で元気な子だよ」

    「なるほど、その人と一緒にいたから矯正されたのね」

    提督「うん、私が大人しくなり始めた時もいつもと変わらずに接してくれてね、高校に入る頃にはもう今と同じになってたよ」

    「今でも付き合いはあるの?」

    提督「うん、よく一緒に遊ぶよ」

    「いい友達を持ったね」

    提督「ふふふ、今度呼んじゃおっか」

    「わあ、楽しみなのです!」

    214 = 105 :

    提督「よいしょっと」

    「なんだか、こんな時間にお風呂に入るのって新鮮だね」

    「そうね、いつもにぎやかだからちょっと…」

    提督「ふふふ、私がいるから大丈夫だよ〜」ツンツン

    「なっ、べ、別に怖くなんかないわよ!」

    「ほら、二人とも遊んでないで早く入るわよー」

    提督「はーい♪」

    「はーい…」

    (子供が五人なのです…)

    215 = 105 :

    「司令官、右手出して。ビニール袋巻いてあげるわ」

    提督「うん」スッ

    「綺麗な手なのに…もったいないわねえ」ガサガサ

    提督「うひひ…く、くしゅぐったい…」

    「…はい、終わり!さあ、入りましょう」

    「早く早くー!」グイグイ

    提督「はいはい、分かってるよー」

    「………ふふっ」

    「嬉しそうね?」

    「うん、司令官さんと一緒だから」

    「行かないの?」

    「すぐ行くのです」

    216 = 105 :

    ガラッ

    「わっ、やっぱり誰もいないわねえ」

    提督「ふふふ……」

    「い、いきなりどうしたの?」

    提督「普段みんながお風呂入る時はいっぱい人がいるんでしょう?」

    「ええ、そうだけど…それがどうかしたの?」

    提督「…今は少人数で入る時にしか許されないことが出来るんだよ」

    「ま、まさか……」

    提督「そう、飛び込み」

    「でも、それは禁止されているんじゃ…」

    提督「私も普段やってる」

    「やってるの!?」

    217 = 105 :

    提督「今日は私が許可する」

    「で、でも……」

    「ダメよそんなの、子供になっちゃうわ!」

    提督「今日を逃したらもうチャンスはないかもしれないんだよ?それでもいいの!?」

    「………」

    「………」

    提督「みんな…自分の心に従うんだ…」

    「……やるのです。電はやるのです!」

    「…あ、暁もやりたい!」

    「私も!私もやる!」

    「ふふっ…みんながそう言うなら、私もやるしかないね」

    提督「よーし、みんな!私に続けっ!」

    「「「「おうっ!!」」」」

    218 = 105 :

    提督「とうっ!」バッ

    「やっ!」ピョンッ

    「ほっ」ピョンッ

    「それっ!」ピョンッ

    「えいっ!」ピョンッ

    \ドボォォオオォオオン!!!/

    提督「ぷはっ……どう?」

    「たっ…楽しい!司令官、これすっごく楽しいわ!」

    「も、もう一回!もう一回やりたいのです!」

    「司令官も!ほら!」

    「………ハラショー…」ジーン

    提督「ふふふ、いいよ、何度でも付き合うよ〜」



    \あはははは!/

    219 = 105 :

    俺もお風呂に突入する!

    220 = 209 :


    飛び込むなよ?飛び込むんじゃないぞ?

    221 :

    バケツも持っていきなさい

    222 :

    このスレ見て艦これ再開した

    223 :

    提督「はあぁ〜、疲れた〜……」チャプン

    「………むぅ」ジー

    「………」ジー

    「浮いてる……」ジー

    「ええ、浮いてるわ…」ジー

    提督「ん?……あー、どこ見てるのさ」

    「本当に大きいのです…」

    「そうね、服着てる時より大きく見えるわ」

    提督「んー、まあ軍服って結構窮屈だからなー。着痩せするタイプなだけなのかもしれないけど」

    「ねえ、どうやったらこんなに大きくなるの?」

    提督「どうもなにも…よく食べてよく眠るとしか言えないなあ」

    「ううん…もっと具体的なものはないの?」

    224 = 105 :

    提督「う〜ん…私がやってたわけじゃないけど、豆乳飲めば育つらしいよ?」

    「豆乳?あれあんまり好きじゃない…」

    提督「なら、今度みんなで豆乳鍋しよっか」

    「賛成!」

    「…い、電も大きくなりたいのです!」

    提督「うん、応援してるよ!」

    「……豆乳…豆乳か……」ボソボソ

    提督(……ふふふ、響も乙女だねえ)

    提督「とは言っても、まだみんな子供だからねえ。今はそんなのでも、きっとだんだん成長していくよ」

    「むっ、そんなのって言ったわね!」

    225 = 105 :

    提督「えー、別に他意はなかったんだけどなあ」

    「こんなに大きいものを持ちながら言ってもイヤミにしか聞こえないわよっ!」ムニッ

    「そうだそうだー!」ムニムニ

    提督「にゃっ!!このっ、やってくれたな〜!」ザバァ

    「きゃー、妖怪ウシチチが怒ったわー!」

    提督「わははー、ぺったんこ共はワシが食ってくれるわーっ!」ザブザブ

    「はわわわわ!げ、迎撃するのです!」バシャバシャ

    「Ураaaaaaa!!」バシャバシャ

    提督「ぐわ!お、おのれ第六駆逐隊共め〜!」

    「ふふん、これが私達の力よ!」

    提督「くっ!ここは撤退だ!身体洗うからついてきて!」

    「ここで逃がしちゃダメ!分かったわ!」

    226 = 105 :

    「痒いところはないですか?」シャカシャカ

    提督「んー、大丈夫だよ〜」

    「しかしホントに綺麗な髪ねえ…」ワシャワシャ

    提督「ふふふ、そう言われると嬉しいなあ」

    「でも、これだけ長いと洗うのも大変じゃない?もう背中の半分ぐらいまで伸びてるけど…」

    提督「そうだねえ…でも、母さんが長い方が似合うって言ってくれたし、このままでいいかな」

    「司令官、目を閉じて。頭流すよ」

    提督「はーい」

    シャー

    227 = 105 :

    「司令官、タオルはだけさせて!背中流してあげるわ!」

    提督「はーい、よろしくー」

    ハラリ

    「あら…綺麗な背中」

    「わっ、ほんと……」

    「白い……」

    「………」フー

    提督「ひゃあっ!?い、今息吹きかけたの誰!?」

    「電」

    「えっ!?ちょ、ちょっと!」

    「こら、響!」

    提督「もー、恥ずかしいから早く洗ってよー!」

    228 = 105 :

    「よいしょ、よいしょ」ゴシゴシ

    提督「あ"ーーーー……き"も"ち"い"〜〜…」

    「やっぱり大人の背中って大きいわねえ…」

    提督「ふふ、みんなもいつかそうなるよ」

    「いつか……」

    「………」

    「……電?」

    「……なんでもないのです」

    『…どう見てもなんでもないようには見えないけど』ヒソヒソ

    『そうね…あとでちゃんと話を聞いてあげましょう』ヒソヒソ

    「はい司令官、終わったわ!」

    提督「おー、ありがと!じゃあタオル貸して、前は自分で洗うから」

    229 = 105 :

    提督「よーし、じゃあもう一回浸かるよー」

    「えーっ、もう出たいのにー!」

    提督「ちゃんと入らなきゃダメ!こっち来なさい!」

    「むー…分かったわよ…」チャプ

    提督「ほら、ちゃんと肩まで浸かって!」グイ

    「うぎゅう…」

    提督「はい、みんなで百数えるよー!いーち!」

    「にー」

    「さーん!」

    「しー!」

    「……いーち」

    提督「こら!」

    〜〜〜

    230 = 105 :

    提督「はー、さっぱりしたねえ〜」ホカホカ

    「牛乳牛乳!」ダッ

    提督「だーめだってば!ほら、ちゃんと頭拭けてないでしょ!」ガシ

    「うあう……」

    「司令官、着替えここに出しておくからね!」

    提督「んー、ありがとー!」ゴシゴシ

    「に"ゃ"あ"〜〜〜!?」

    「あら……?あれっ?」

    提督「どうしたの?」

    「し、司令官!下着がないわ!」

    提督「うん、私寝る時は着けないもん」

    「えっ!?そ、そうなの!?///」

    提督「ふふん、ノーパンノーブラ健康法ってやつだよ」

    「そ、そうなんだ…そういうものがあるのね…///」

    提督「おや〜、どうして赤くなってるのかな〜?」ニヨニヨ

    「も、もう!司令官のいじわる!」

    231 = 105 :

    「………はぁ…」

    「………」

    「司令官、もういい?」

    提督「ん、いいよ。ちゃんと髪乾かしに戻ってくるんだよー」

    「分かってるわ!」ダッ

    「ねえ、司令官」

    提督「ん?」

    「さっきから少し電の様子がおかしいみたいなんだ。あとでケアしてあげられないかな?」

    提督「ふふ、いいよ。私に任せて」

    「スパスィーバ、恩に着るよ」

    232 = 105 :

    「司令官、飲み物何にする?」

    提督「んー…コーヒー牛乳!」

    「分かったわ。はい、どうぞ!」

    提督「あ、あと………



    「…………」

    ナデナデ

    「ひゃっ!?な…なに……」ビク

    提督「ふふふ…はい、いちご牛乳」スッ

    「あ……ありがとう、ございます」

    提督「また悩み事?」ストン

    「……うん」

    提督「そっかそっか…多感な時期だもんね」ペコッ ゴクゴク

    「………」

    提督「…またあとで、私の部屋に来た時に話聞いてあげるからさ。今はそれ飲んで元気、出そ?」

    「……はいなのです」ゴクッ

    233 = 105 :

    廊下

    提督「もう寝てる子もいるから、静かにね」

    「ふあ……んっ…」

    提督「暁、まだ寝ちゃダメだよ」

    「うん…だいじょぶ…」

    「…大丈夫じゃなさそうだね」

    提督「うん…何か目の覚める話でもしようか」

    「んー…私も眠いからお願い…」

    提督「そうだねえ…私が一人でお風呂に入ってた時の話なんだけどね」

    「うん」

    提督「こう、お風呂で頭洗ってたらねー…」

    234 = 105 :

    提督「……後ろに視線を感じてね」

    「えっ」

    提督「すぐ振り返ったんだけど誰もいなくて…でも、視線はずっと感じるんだ」

    「ちょ、ちょっと…」

    提督「身体を拭いてる間も、着替えてる間も、髪を乾かしてる間もずっと……」

    「…………」ブルッ

    提督「……そして…」

    「………」

    提督「……今みたいに、廊下を歩いてる時も」

    「ひいっ!」

    提督「あははは!どう?目覚めた?」

    「こ、これじゃ逆に眠れなくなるじゃない!ばかっ!」

    提督「あはは、ごめんごめん」

    235 = 105 :

    「もう!心臓に悪いわ!」

    提督「ふふふ、ごめんね〜」



    「…………」

    「………?」ピタッ

    「…………」

    「…………」クルッ

    「…………」ジッ

    「………っ!!」バッ



    提督「で、やっぱりホラーっていうのは……おうっ!?ひ、響?いきなりどうしたの?」

    「………」ギュゥゥゥゥ

    提督「響?おーい、響ー?」

    「なんでもないから、ほら、早く行こう」グイグイ

    提督「う、うん」


    「…………」

    236 = 105 :

    うぐう…おやすみなさい…

    237 :

    おはようございます!

    239 :

    提督「さてと…そろそろ電が来る頃かな」

    コンコン

    提督「きたきた……はーい」

    ガチャ

    提督「いらっしゃい…ってあれ?」

    「………」ギュッ

    「………」ガッチリ

    「ご、ごめんなさい…」

    「…みんな、着いてきちゃったのです」

    提督「あらら」

    240 = 105 :

    提督「私の話、そんなに怖かった?」

    「あ、暁は別に怖くなかったけど!?みんなが怖かったって言うから、暁も来てあげたのよ!」

    提督「そう?なら無理せずに部屋に戻ってもいいんだよ?」

    「えっ」

    提督「他の子は私と一緒に寝ようねー」

    「ええ、ありがと司令官!」

    「……ハラショー」

    「うう〜……司令官の意地悪…!」ガバッ

    提督「ふふふ、よしよし、みんなで一緒に寝ようね」ボフボフ

    241 = 105 :

    提督「暁、髪梳かしてあげよっか」

    「いいの?ありがとう!」

    提督「ふーんふふふーんふーふーん…」シャッ シャッ

    「ん〜……♪」ウットリ

    「………」ジー

    「………」ジー

    「………むぅ」ジー

    提督「…ふふっ、心配しなくてもちゃんとみんなにもしてあげるよ」

    雷電「「「!」」」

    242 = 105 :

    提督「……ほいっ、響終わり〜」

    「スパスィーバ……すごく気持ちよかったよ」

    提督「よーし、じゃあ次は……あ、あれ?これどっちだ?」

    「もう、司令官!私は雷よ!」

    提督「あーごめんごめん、眼鏡ないとホントに何も見えないから…ほら、おいで」

    ポスッ

    「司令官が眼鏡外してるところ見るの、珍しいわねえ」

    提督「そう?……あー確かに、さっきお風呂に入った時が初めてだっけ」シャッ

    「そうね。司令官、眼鏡外してても綺麗じゃない!」

    提督「ふふふ、ありがと」

    「眼鏡はいつ頃からかけ始めたんだい?」

    提督「んー…そうだねえ…」

    243 = 105 :

    提督「確か、中学校に入ったあたりからだったかな?目が悪くなり始めて、それで幼馴染が眼鏡屋まで連れ添って、似合うーって選んでくれたのがこれなんだ」

    「へぇー、思い入れが深いのね」

    提督「うん、ずっと大事にしてるよ。一時期は寝る時も一緒だったもん」

    「そんなに!?」

    提督「えへへ、だから私が眼鏡取ったところを見た人ってほんとに少ないんだよ」

    「へえ、なら私達は運がいいのかな」

    提督「ふふふ、まだ加賀にしか見られたことなかったからね」

    「…で、眼鏡は大丈夫だったの?」

    提督「え?えっとね…あはは、一度、寝返り打った時に壊れちゃったんだよね…」

    「まあ、そりゃそうなるわよね…」

    244 = 105 :

    提督「それでね、私が大泣きしてたら深夜なのに家に来て慰めてくれてね」

    「深夜に!?すごい友達思いなのねえ…」

    提督「さすがに寝る時とお風呂入る時は眼鏡は外せって怒られたけどね…」

    「そりゃそうでしょ…」

    提督「えへへ…まあ、あの頃の私は浮かれてたからなあ…」

    「そういえば、その幼馴染の名前はなんて言うんだい?」

    提督「雪菜だよ」

    「雪菜か…可愛らしい名前だね」

    提督「性格とは一致してないけどね…私と名前入れ替えたらどうだったかな」

    「……あまり変わりはないと思う」

    提督「そうかな……うん、そうだね」

    245 = 105 :

    「んー…雷、もうちょっと詰めてよ」

    「そんなこと言ったって、私もギュウギュウだし」

    提督「ふふっ、やっぱり五人だと狭いねー」

    「………」ツン

    提督「ひんっ!?こら、響!変なとこ触るのダメ!」

    「フフ、司令官はかわいいな」

    提督「もー、変なこと言わないの」

    「………」ギュゥ…

    提督「あたっ…電、ちょっと痛いよ」

    「司令官さん……」

    提督(おっと…そういえば電のケアがまだだったなー…)

    246 = 105 :

    提督「電、悩みがあるなら言ってもいいんだよ?」

    「はい……さっき、司令官さんは、いつか大きくなる…って言ってたのです」

    提督「うん」

    「でも…でも、そうなるまでにこの戦いが終わったら電達は、この世界にいられるのですか…?」

    「電……」

    「深海棲艦と戦えるのは電達だけだけど、逆に言えば電達は戦うことしか出来ないのです。なら、戦いが終わったら、電達は……」

    提督「……怖いの?」

    「戦うのは怖くない、けど………司令官さんや、お姉ちゃん達と一緒にいられなくなるって、そう、考えると…怖くて、こわくって…うっ…う、ううっ……」

    提督「…よしよし」ポンポン

    「あぅ"…しれ"い"かんさんっ…」ギュウ…

    247 = 105 :

    提督「……大丈夫だよ。戦いが終わっても、電達がこの世界に居てはいけない理由なんてないんだから」

    「…でも……司令官さんは…」ズズッ

    提督「大丈夫だってば、私も、みんなもどこにも行かないから。私は絶対に誰も見捨てないから、ね」

    「!! ……うう…!」ポロポロ

    提督「うんうん、安心していいからね……みんな、ずっと一緒だから…」ナデナデ

    「・ぅ…うわああああああん……!」ポロポロ ギュゥゥゥゥ

    提督「………」ギュウ…

    「…司令官、その……私も、もっと近くに行ってもいいかな」

    提督「うん、もちろん」

    「…あ、暁も…」

    「わ、私も…いい?」

    提督「いいよ、くっついて寝よう?」

    「うん……」ギュウ

    「今日だけは…甘えさせてね…」ギュウ

    「………」ギュウ

    248 = 105 :

    提督「…………」

    「んふ…しれいか…さ……」

    「すぅ……だい…すき……」

    「んにゃ……」

    「……くぅ………」

    提督「……はぁ…」

    提督(みんな寝付いた、かー…)

    提督(……電、思ったより悩んでるみたいだなあ)

    提督(…でも、私を頼ってくれてるし、なんだかちょっと嬉しいな…)

    「ん………」

    提督(……ふふっ、なんだか家族が出来たみたい)

    提督(娘のわがままに付き合うのも…悪くない、かな………)

    提督「………」スゥ…


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