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    元スレ女提督「甘えさせたり甘えたり」

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    51 = 38 :

    「はい、司令官!餌付け終わったわ!」

    提督「おー、ありがと。というかよく触れたねえ」

    「このくらい司令官の事を思えばなんともないわ!」

    提督「…これ、天龍に付けさせたらどうなるかなあ?」

    「きっと可愛らしいところを見せてくれるわ」

    提督「ほう…面白そうだねえ」

    「ふふふ」

    提督「ふふふ」

    52 = 38 :

    眠気には勝てなかったよ……
    しおいと寝ます

    53 :

    すばら

    54 = 38 :

    提督「よい……しょっと!」ヒュン

    チャプン

    「えいっ」ヒュン

    チャプン

    提督「おっきいの釣れるといいね〜」

    「大きくなくてもいいわ、釣った分は今晩のおかずにしましょ!」

    提督「おおっ、期待してるよ」

    「もう、司令官も手伝うのよ?」

    提督「えー、私は食べる専門だもん」

    「そんなこと言って…最近お腹周り危険なんでしょう?」

    提督「うっ…!?な、なんでそれを…」

    「それぐらい分かるわよ、司令官、最近目に見えて食べる量が少ないもの」

    提督「あちゃー、バレてたかー…」

    55 = 38 :

    提督「で、でもまだほら、痩せてるように見えるから」

    「司令官、痩せる時に必要なのは食事量の制限じゃなくて運動よ?」

    提督「それは分かってるけど…なかなか暇がないから…」

    「嘘。ちょくちょく休憩しては鳳翔さんや瑞鳳さんにつまみ食いさせてもらってるじゃない」

    提督「うぐぅっ!!」

    「確かにお腹が空くのは分かるけど、ちゃんとしっかりお昼食べて間食は一回、夜は控えめにしないとダメ」

    提督「ううう…間宮のスイーツは…」

    「当分ナシ。しっかり運動した日は特別に許可するわ」

    提督「…週一!」

    「ダメ!」

    提督「……ダメぇ?」

    「う…そ、そんな声でねだってもダメ!ちゃんと明日から運動すること、いい?」

    提督「はーい……」

    「私も演習の合間に手伝ってあげるから、ね?」

    提督「…うん、ありがと」

    56 = 38 :

    「しかし…あれね…」

    提督「あれだね……」

    「………」

    提督「………」

    プカプカ

    ザザーン…

    「………」

    提督「………」

    ザザーン…

    「ふわあ……」

    提督「……ふわ…ん…」

    「はぁ……」

    提督「ふぅ……」

    「「平和だねえ〜……」」

    57 = 38 :

    「ん?よう二人とも、何してんだ?」

    提督「あ、木曾。今ね、釣りしてるんだけどなかなか釣れなくて」

    木曾「釣り?釣果はどうなんだ?」

    「おでこね…かれこれもう30分ぐらいこうしてるんだけど」

    木曾「……もしかして、餌食われてるんじゃないのか?」

    提督「えー、でも食べられてる感覚なかったし…」

    木曾「いいから、二人とも一旦上げてみろよ」

    提督「はーい」キュルキュル

    「よいしょ、よいしょ」キュルキュル

    58 :

    提督「どれどれ…あーっ!!」

    木曾「ほら、やっぱりな」

    「あっ、私のも取られてる…いつの間に」

    木曾「やれやれ、二人揃ってだらしねえなあ」

    提督「むう…なら木曾がやってみてよ」

    木曾「俺か?いいぜ、手本を見せてやる」

    「自信満々ねえ」

    木曾「餌は…これか。よっと」スス

    提督「おお…手慣れてる感すごい」

    「見かけによらず意外と器用なんだ…」

    木曾「手が空いているなら餌撒いておいてくれないか?魚が集まるからな」

    提督「あ、うん。やるよ雷!」

    「ええ!」

    59 = 38 :

    提督「それ」シャーッ

    「それっ」シャーッ

    提督「……おお?なんかこれ、楽しいね」バッ

    「そうね、なんだか気分が高揚するというか」バッ

    提督「わっしょい!」サッー

    「わっしょい!」サッー

    提督「あっそーれ!あっそーれ!」ブワッ

    「あっそーれ!あっそーれ!」ブワッ

    提督「ええじゃないか!ええじゃないか!」バサッ

    「ええじゃないか!ええじゃないか!」バサッ

    \あはははははは!/

    木曾「楽しそうで何よりだ…そりゃっ!」

    チャプン

    60 = 38 :

    木曾「二人とも、もういいぞ。あとは静かに待っててくれ」

    提督「えー、楽しかったのにー」

    「まあまあ司令官、ここは木曾さんの言う通りにしましょう?」

    提督「…うん、魚釣りが目的だしね」

    木曾「よし……準備が済んだらあとは待つだけだ。全力で竿を握る手に集中して、魚が食いつくのをひたすら待つ……」

    提督「………」ゴクリ

    「………」ゴクリ

    木曾「………………」

    ピクッ ピクピク

    チャプン

    木曾「来たッ!」

    61 = 38 :

    木曾「うおおおおおおおお!!!」キュルキュル

    ザパァアン

    ボトッ

    「」ピチピチ

    木曾「ふっ……これが実力ってもんだ」

    提督「おおおおおお!!!かっけーーーーーー!!!」

    「すごい、すごいわ!」

    木曾「そう褒められるほどのことじゃないさ、すぐに出来るようになる」

    提督「へー…あっやば、早くバケツに移さないと」

    「」ピチピチ

    提督「ああ、動かないでってば…針抜けないよ」

    「」ピチ…

    提督「よーし、いい子いい子」ググ

    62 = 38 :

    「よーし、この調子でどんどん釣っちゃいましょう!」

    提督「木曾、ありがとね!」

    木曾「これぐらいお安い御用さ、お前と一緒に居られるならな」

    提督「もー、またそういうことをキッパリ言う」

    木曾「俺は本気なんだけどな」

    提督「はいはい、演習あるんでしょ?行かないと遅れるんじゃない?」

    木曾「ん?あー、そうだな…いいや、俺も付き合おう」

    提督「いいの?」

    木曾「一日ぐらい問題ないさ。それに、いつお前と同じ時間を過ごせるか分からないからな」

    提督「だから、また……もう、本気にしてもいいの?」

    木曾「ああ、俺はお前の事が好きだから」

    提督「……!」キュン

    63 = 38 :

    提督「も、もう!冗談だってば!」

    木曾「そうか?……まあいい、それより今度街の方に出掛けないか?」

    提督「え?えっと…何か欲しいものでもあるの?」

    木曾「いや、俺がお前に服を買ってやるんだ。最高のコーディネートを見せてやる」

    提督「で、でも悪いよ、そんなの」

    木曾「気にするなって、日頃の感謝の気持ちってヤツさ」

    提督「なんか、急にそう改まられると恥ずかしいなあ…えへへ」

    木曾「…もちろん、二人きりでな」

    提督「………うん///」

    木曾「よし、決まりだな!」

    「しれいかーん!見て見て、一匹釣れたわ!」ピョンピョン

    提督「ふふふ、私達も行こっか」

    木曾「ああ、手取り足取り教えてやる」

    64 = 38 :

    うぐう、なかなか百合百合するところまで持っていけない…たぶん明日には百合百合し始めると思います。

    あれ?提督が一番子供みたいじゃね?

    65 = 38 :

    提督「おー、また釣れた」

    「ふふふ、大量ね!」

    木曾「ふっ、俺のおかげだな」

    提督「そうだねえ…ところで木曾?」

    木曾「ん、どうした?」

    提督「そのぉ…ずっと後ろから手握られてたら、針外せないんだけど…」

    木曾「おっと、それは悪かった」パッ

    提督「はー、ドキドキした…」

    「あら、奥まで刺さっちゃってる…」

    木曾「どれ、見せてみな」



    「」ピチピチ

    提督「もう…あれじゃ抱き締められてるのと同じじゃない…」グイ

    「」ピタッ

    提督「はあ……でも、木曾、あったかかったなあ……」

    66 = 38 :

    提督「………何言ってんだろ私」グッ

    「」ビクン!

    提督「!」

    ブスッ

    提督「痛っ……!」

    「司令官、どうしたの…あっ!」

    木曾「おい、血が出てるじゃないか!」

    提督「お"お"お"…こ、これくらい大丈夫…」ググ

    木曾「あっ、無理やり抜いたら…!」

    提督「でぇい!」グイッ

    ブシャアッ

    提督「おおおおお!??!痛ぁぁああああああ!!!」

    「いやああああああ!??血が、血がー!!」

    木曾「だから言ったのに……」

    67 :

    「こっここ、こういう時はどうするんだっけ、えっと、えっと」アタフタ

    木曾「とりあえず中に戻ろう、消毒と止血が出来るものが何もないからな」

    「あ、うん!」

    木曾「雷は竿とバケツを片付けておいてくれ。俺は提督を医務室まで連れて行く」

    「分かった、司令官を頼んだわ!」

    木曾「ああ、任せろ。ほら、立てるか?」

    提督「うん、大丈夫……ぐうう、痛みが増してきた…」

    木曾「安心しろ、俺がついてるからな。ほら、行くぞ」ギュッ

    提督「うん…」

    69 = 38 :

    医務室

    ガラッ

    木曾「失礼するぞ。誰かいるか?」

    シーン…

    木曾「……誰もいないのか。お前はそこに座っててくれ、すぐに応急処置をするからな」

    提督「…うん……」

    提督(なんだか…頭がぼーっとしてきちゃった……)

    木曾「えっと…包帯と消毒液はどこだ……くそっ、こんなことならもっとちゃんと…」ガサゴソ

    提督(……血ってあったかいなあ…)

    木曾「くっ…俺のミスだ…早く治療してやらないと…」

    提督(木曾……私のためにこんなに必死になってくれてる…)

    70 = 38 :

    木曾「……あ、あった!提督、手出してくれ!」

    提督「あ、うん…」スッ

    木曾「まずは消毒からだな……ちょっと染みるぞ」

    ピチャ

    提督「……っ!!ふぐぅっ……!」

    木曾「もう少しで終わるから動かないでくれ……大丈夫だからな、俺がついてるからな…」ピチャ

    提督「うんっ……!」

    木曾「……よし、終わり!よく頑張ったな!」ポンポン

    提督「あはぁ……」

    木曾「あとはガーゼかぶせて包帯を巻くだけだから、じっとしててくれよ」

    提督(……木曾………)

    71 = 38 :

    木曾「……これでよし。どうだ、大丈夫か?ズレてないか?」

    提督「うん、平気……」

    木曾「なら良かった…」

    提督「う……ぅん…」グラッ…

    ポスン

    提督「あ……」

    木曾「大丈夫、じゃないみたいだな」

    提督「えへ……ちょっと血が出過ぎちゃったみたい」

    木曾「……すまない、俺がもっと早く動いていれば」

    提督「ううん…少し休んだら、すぐに治るから……」

    木曾「………そうか」

    提督「それにね…」

    木曾「……?」

    72 = 38 :

    提督「木曾の気持ちは、いっぱい伝わったから……ね…」ギュウ

    木曾「……ああ」ギュウウ…

    提督「木曾……ありがとう…」

    木曾「ああ……」

    提督「……………」

    木曾「………提督?」

    提督「…すぅ……」

    木曾「………」ポンポン

    提督「んん……木曾…」

    木曾「……俺は、お前のためならなんだって………」

    73 = 38 :

    ドドドド……

    ガラッ

    「司令官っ!!」

    木曾「しーっ……」b

    「えっ?……あっ」

    木曾『分かったか?』クチパク

    「」コクコク

    提督「ぐう……」

    「…まーた幸せそうな顔して寝てる」

    木曾「ふっ、きっと俺がいるからだな」

    「むー…なんだか妬いちゃうわね」

    木曾「フフ…そうだ、提督、貧血みたいだから…」

    「分かってるわ、今鳳翔さんが釣った魚揚げてくれてるから」

    木曾「……ありがとう」

    「ふふふ、お互い様でしょう?」

    木曾「ふっ…そうだな」

    提督「んにゃ……えへへ…」

    74 = 38 :

    木曾とイチャついたところで寝まう

    75 :

    おつおつ

    76 :

    おつおつ
    釣り針だよな…?カジキサイズか?指ちゅぱでもしてくれるのかと思った
    イチャラブしてるから別にいいけどww

    77 :

    木曽がイケタチすぎる

    78 :

    木曾がバリタチすぎる

    79 :

    女の子しかいないのにイケメン成分が補給できるあたり流石木曾

    83 :

    提督「んん……はっ」パチッ

    木曾「む、起きたか。調子の方はどうだ?」

    提督「うん…もう大丈夫みたい」

    「司令官さん……」

    提督「え?あ、電」

    木曾「お前が怪我したって聞いてすぐに飛んできてな。ずっと心配そうにソワソワしてたぞ」

    提督「そうなんだ…ごめんね電、心配かけて」

    「ううん、いいのです。司令官さんが無事なら、安心したのです」

    提督「……うん」

    木曾「………幸せ者だな」

    提督「うん、本当にありがとう」

    木曾「よせよ、俺とお前の仲だろ」

    提督「木曾は優しいね」

    木曾「お前程じゃないさ」

    提督「ふふっ…そうかも」

    84 = 38 :

    木曾「ところで手は大丈夫か?痛まないか?」

    提督「え?うーん…」

    「手をグーパーしてみるのです」

    提督「むぅん……」グググ

    提督「いたっ!いだだだだ!!」

    「やっぱりダメそうですか…?」

    木曾「まあ、肉が抉れてたからな…無理もない」

    提督「んぐぉおおお…すごい痛い…」ピクピク

    「こればかりはどうしようもないのです…」

    木曾「だな。我慢してくれとしか言えないな」

    提督「ううう……」

    85 = 38 :

    木曾「けど、もう元気そうだな。そろそろ食堂の方行くか」

    提督「あ、うん」

    提督(…もうちょっとだけ、木曾の膝枕を堪能してたかったけどな〜……)ジー

    木曾「ん、どうした?」

    提督「んーん、なんでもない」

    木曾「そうか?照れ隠しのように見えるが」

    提督「もー、そんなんじゃないって」

    木曾「ふふふ、隠し事は良くないぞ」

    「むぅ…二人とも、早く行くのです!」

    木曾「おっと、そうだったな」

    提督(助かったような、そうでないような……)

    86 = 38 :

    提督「よいしょ…っと、うわわ」フラッ

    ガシッ

    木曾「おいおい、大丈夫か?」

    提督「わ…すご、近っ……///」

    木曾「?」

    提督「あ、ご、ごめん」スッ

    木曾「まだ足元がおぼつかないみたいだな。ほら」

    提督「えっ?」

    木曾「こんな状態で歩いたらまた転ぶだろ?ほら、おぶってやるから」

    提督「で、でも、恥ずかしいよ」

    木曾「さっきまで膝枕してたろ、何を今さら」

    提督「そ、そうじゃなくて、誰かに見られるかもしれないから…」

    「なら、電がおんぶするのです!」

    提督「えっ!?」

    87 = 38 :

    「司令官さん、どうぞ!」スッ

    提督「えっ…」

    「」キラキラ

    提督「うっ…わ、分かったよ…」

    「はい!」

    グイ

    提督「よい、しょっ…」

    「!!」

    提督「…あの、電?」

    「ふっ……んぐぐ…」プルプル

    提督「い、電?重いなら下りるよ?」

    「だ、大丈夫…なのです!電のっ、本気をっ、見るのですっ!」グググ

    提督「う、うん…」

    88 = 38 :

    「ううっ…や、やっぱり、ダメ…なのです……」プルプル

    提督「だよね…ごめんね、重くて…」スッ

    「違うのです…電の力不足なのです……」

    木曾「まあまあ、あまり無理はするものじゃないさ。ほら、俺がおぶってやるから」スッ

    提督「お世話になります…」

    グッ

    木曾「…………!」

    提督「…どうしたの?」

    木曾「いや、その……」

    提督「なに?」

    木曾「……お前、着痩せするタイプなのか?」

    提督「!!!」

    89 = 38 :

    提督「…………」ズーン

    木曾「そ、その…他意はないんだ、信じてくれ」

    提督「分かってますよー……ちゃんと痩せますよー……」

    提督「はぁ………」

    テクテク

    提督「………」

    提督(…こんなに小さい背中なのに、しっかりと私を支えてくれてる……)

    提督(…もっと、甘えてもいいのかな…)

    提督「………」ギュッ

    木曾「……! ふふ…」

    提督「………///」

    「むー…見て見ぬ振りをするのです」

    提督(ごめんね、電)

    90 :

    今まで以上にゆっくりな更新になりそうです…(小声)

    91 :

    酉でググったらやけに引っかかるなと思ったらめっちゃ初歩的な酉じゃん
    有名過ぎて悪用される可能性もあるし酉変えた方が良いのでは?

    92 = 38 :

    これで変わってますかね

    93 = 38 :

    大丈夫みたいですね
    これでやります

    94 = 38 :

    食堂

    ガチャ

    木曾「邪魔するぜー」

    「あっ、木曾さん!司令官は?」

    提督「やっほー」フリフリ

    「司令官、もう大丈夫なの?」

    提督「うん、ご飯食べたら完璧になるよ〜」

    「ええ、もう出来てるわ!ほら、みんな座って!」ガガガ

    木曾「うむ」

    「いい匂いがするのです…」

    提督「ふふふ、楽しみだねえ」

    95 = 38 :

    鳳翔「色んな魚がいたので…全部揚げちゃいました」コト

    提督「わあ、美味しそう」

    木曾「うむ、綺麗に揚がっているな。提督、何をかけて食べるんだ?」

    提督「ん?私は何もかけないよ」

    木曾「そうか。なら、ほら」スッ

    提督「えっ、いやいやいや」

    木曾「いやいやじゃないだろ、利き手使えないんだろ?」

    提督「むぅ…左手で食べられるもん!」

    「大丈夫なの?」

    提督「それぐらい出来るってば!お箸貸して!」

    96 = 38 :

    提督「もー…あんまり大人を舐めないでよね…」カチャ

    ポト

    提督「……あんまり大人を…」カチャ

    ポト

    「………」

    「………」

    木曾「………」

    鳳翔「………」

    提督「………」カチャカチャ

    ポト

    提督「…うっ……ううっ、うっうっ…」

    「し、司令官さん!それぐらいで泣いちゃダメなのです!しっかりするのです!」

    鳳翔「そ、そうです!子供じゃないんだから!」

    97 = 38 :

    提督「ごめん…ごめんね木曾…食べさせて……」

    木曾「お、おう…」

    「えーっ、そんなのずるいわ!」

    提督「え?」

    「い、電も食べさせてあげるのです!」

    提督「え、ちょ」

    鳳翔「な、なら私も!」

    提督「あの」

    木曾「こらお前ら!邪魔だ!」

    提督「け、喧嘩はやめ」

    「「司令官は黙ってて!!」」

    提督「ハイ……」

    提督(……あれ…普通に刺して食べればよかったんじゃ…)

    98 = 38 :

    〜〜〜

    提督「げふっ…」

    鳳翔「どうでしたか?」

    提督「お…美味しかったよ…」

    鳳翔「ふふっ、ありがとうございます♪」

    提督(まさか全部一人で食べさせられるとは思わなかった……)

    「さあ司令官、食後の運動よ!」

    提督「ええ…ちょっとだけ休ませて…」

    「そう?なら向こうの部屋で待ってるわね!」タタタ

    「電も付き合うのです」タタタ

    鳳翔「あ、そうだ…私もそろそろ演習に行かないと…」

    提督「いってらっしゃーい…」

    バタン

    木曾「…行ったな」

    提督「うん…」

    99 = 38 :

    提督「うう……」

    木曾「大丈夫か?」

    提督「お腹の中で脂がぐるぐる回ってる……」

    木曾「そ、そうか…すまなかった…」

    提督「ううん、いいよ…みんな善意でやってることなんだから」

    木曾「…出来れば、俺だけが食べさせてやりたかったんだがな」

    提督「………」

    木曾「…こんな話になると、お前はいつもはぐらかすんだな」

    提督「…バレた?」

    木曾「そりゃあな。お前に好きだとか愛してるとか言ったのは十回や二十回じゃきかないはずだ」

    提督「そんなに言って……いや、そうだね…ずっとはぐらかしてきたもんね」

    100 = 38 :

    木曾「なあ……俺じゃダメか?」

    提督「………」

    木曾「お前が好きで好きで堪らないんだ。俺を選んでくれ、俺が絶対に護ってやる、約束しよう」

    提督「………ごめん」

    木曾「………」

    提督「…木曾の気持ちは嬉しいし、もちろん私は木曾の事も大好きだよ。でもね、私は……」

    木曾「………」

    提督「…私は、みんなの事も大好きだから。誰か一人を選ぶのはみんなに申し訳ないから……ごめんね」

    木曾「……そうか…」


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