元スレ女提督「甘えさせたり甘えたり」
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751 = 105 :
武蔵「ついに動かなくなったか…」
暁「うえぇ、そんなにかかるの?」
提督「まあ実質軍港みたいなものだしねえ、市街地まではちょっと時間かかるよ」
雷「司令官、まだ行かないのー?」
提督「ん……そうだね、みんな準備出来てるし行こっか」
加賀「」
提督「ほら加賀、しっかりして」
加賀「………ええ……」
響「目に見えてテンションが下がってるね」
電「電もお腹空いたのです…」
752 = 741 :
食いしん坊や育ち盛りに朝飯なしで歩きと一時間程度の機関移動はしんどいよな
頑張れ加賀さん、ちびっこたち
753 :
加賀「…………」
提督「うわー、さすがに寒いねえ…」
武蔵(加賀、さりげなく相棒の隣をキープしている…)
雷「司令官、手繋ごっ!」ギュッ
電「い、電も…!」
暁「あっ、ずるい!暁も!」
響「…………」ソワソワ
提督「はいはい、順番ね順番」ギュ
加賀「…………」チラ
武蔵(あ、ムスッとしてる…)
武蔵「ふ、くく…」
加賀「なに?」
武蔵「いいや、何も」
754 = 105 :
武蔵「…………」ジー
提督「どうしたの?」
武蔵「いや、帽子をかぶっていない相棒は新鮮な感じがしてな」
提督「そういえばそうだね、鎮守府ではいつもかぶってるし」
武蔵「目がよく見えるから明るい印象になるな」
提督「私そんなに暗いように見えるかなあ…」
武蔵「まあ、黒い軍服だし眼鏡だしな…暗いイメージが付いても仕方ないんじゃないか?性格自体は静かながらも明るいとは思うが」
提督「ん〜…なんとかした方がいいかなあ」
武蔵「今の相棒でも十分可愛らしいさ」
提督「もう、すぐそうやってからかうんだから」
武蔵「何を、本心で言ったことだ」
提督「…………///」
武蔵「ふっ、隠せるものがないから赤くなった顔がよく見えるな」
提督「やだ、やめてよ///」
武蔵「ははは……はっ」
加賀「 <・> <・> 」
武蔵(これ以上はまずい気がする…!)
755 = 105 :
提督「こっちだよー」
暁「わあ、大きい車」
提督「ワゴン車って言うんだよ、大人数で乗るならこれしかないからね」
雷「これ、司令官の車なの?」
提督「うん、ちょっと前に買った」
暁「でもローン?とか大変じゃないの?」
提督「もう現金で支払った」
電「現金で!?」
提督「だって分割にした方がお金かかるもん」
武蔵「そういう問題ではないと思うが…」
響「ちなみに幾らしたんだい?」
提督「200万ぐらいじゃないかな?」
暁「にひゃく…」
響(もしかして司令官ってすごいお金持ちなんじゃ…)
提督「そんなことよりほら、加賀が死にそうだから早く乗ろ」
雷「はーい」
756 = 105 :
加賀「…………」
武蔵(何も言わずに助手席に乗った…何も言わずに…)
雷「しれいかーん、これなにー?」
提督「それシートベルト、後ろなら別に付けなくてもいいけど心配なようなら付けておいて」
暁「ん〜、窮屈ねこれ…」
響「私はいいかな」
武蔵「付けないと危険なのか?」
提督「200キロぐらい出るから付けておいた方がいいんじゃない?」
電「!??」バッ
提督「あははは!冗談だってば!」
加賀「早く……」
提督「ごめんごめん、じゃあ出るよー」
武蔵「なんだか緊張するな…」
提督「そんな怖いものじゃないって、リラックスしなよ」
757 :
後部座席のシートベルトって義務化されてね? 自治体によりけりだっけ?
758 :
後部座席のシートベルト義務は確か高速道路や有料のバイパス道路だけだったと思う
ただ、一般道でも事故った時の安全用に後部座席もシートベルト推奨してる
759 = 105 :
提督「う〜ん、やっぱりこの時間帯はまだ人がいないからすいすい行けるねえ…」
武蔵「これでも一時間かかるのか?」
提督「いや、思ったより少ないから30分ぐらいで着くかも」
加賀「………!」
提督「もうちょっと待っててね加賀、すぐ着くから」
加賀「ええ……」
武蔵(目に光が戻った…)
提督「ん〜………」ゴソゴソ
提督「………あ。はい、これ」スッ
加賀「……?煎餅?」
提督「ポケットに入ってた」
加賀「……ありがとう」バリボリ
電「ポケ煎…」ボソッ
提督「ンフwww」
暁「…??」
760 = 105 :
提督「だんだん空が明るんできたねー」
武蔵「そうだな。少し違った世界に見える」
提督「鳳翔さんはいつもこの時間から仕込みしてるんだねえ…」
武蔵「ああ…それも毎日な」
提督「……今度何か贈ってあげよう」
暁「司令官、人が増えてきたわ」
提督「もう駅前だからねえ、始発乗る人がちらほらいる」
暁「ふーん…世の中って大変なのねえ」
提督「戦うほど大変なことはないと思うけど…よいしょ、着いたよー」
雷「あの店?」
提督「うん、結構前からある店」
響「へえ。綺麗な外観だね」
加賀「なんでもいいわ、早く入りましょう」グゥゥゥ
武蔵「腹の音鳴らしながら歩いてるぞ」
提督「あはは…もう限界みたいだね…」
761 = 105 :
カランカラン
店長「いらっしゃい……あら、風花ちゃん」
提督「おはよう店長さん、久しぶりだね」
店長「ふふ、そうね…そちらの方達は?お友達?」
提督「うん、みんな大切な子達」
店長「そうなの…よかったわね、少し心配だったけど…」
提督「もー、私だって友達くらい出来るよ」
店長「でも風花ちゃん、あんまり目立たないタイプだから…」
提督「それは店長さんもでしょ」
加賀「…………」フラッ
武蔵「おい、大丈夫か?」ガシ
店長「どうしたの?」
提督「ああいや、お腹空きすぎちゃったみたいで…」
店長「あらあら……なら何か作ってくるわね」
762 :
武蔵「……すごいおっとりした人だな」
響「知り合い?」
提督「うん、学生時代の友達」
電「司令官さん、すごく心配されてたのです…」
提督「ああ、まあ…なんでだろうね」
加賀「…………」スッ
雷「ダメよ加賀さん、塩は舐めちゃダメ!!」
提督「店長さーん、急いでねー」
<は〜い
提督「店長さんの料理、とっても美味しいんだよ」
加賀「…………」ダラー
提督「はいはい、涎は拭いてねー」フキフキ
加賀「あー」
暁(加賀さんってこんなキャラだっけ…)
763 = 105 :
店長「はい、お待たせ」コトッ
加賀「!」ピク
電「わあ…」
雷「いい匂い…」
提督「オムレツかあ…いいねえ」
店長「そっちの方、お腹空いてるみたいだから多めにしておいたね」
提督「あっ、ありがと…お代は?」
店長「サービスしてあげちゃう♪」
提督「…悪いね」
暁「すごい太っ腹ねえ…」
響「ハラショー…こいつは信頼出来る」モグモグ
提督「……………」
764 = 105 :
提督「あの、店長さん」
店長「なあに?」
提督「なんで私のだけケチャップがハート型なの?」
店長「うふふ」
提督「うふふじゃないよ、もう…」
店長「いっぱい食べてね?」
提督「はぁ…いただきます」
加賀「…………」パク
加賀「………!!」
加賀「…………」モグモグ
店長「あら、すごい食べっぷり…」
提督「加賀、もうちょっと落ち着いて食べなよ」
加賀「ん」モグモグ
提督「聞いちゃいないよ…」
武蔵「お嬢さん、水を貰えるかな」
店長「はぁい♪」
765 :
ちびっこ達を引率する提督婦婦いいなぁ
766 :
武蔵のさりげないお嬢さん呼びかっけぇ
767 :
店長さんとの関係が気になるな
768 :
何となくだが店長の容姿が間宮さんぽい感じに思い浮かんだ
769 :
加賀「ふぅ…」
提督「お腹いっぱいになった?」
加賀「ええ、おかげさまで」
店長「はい、食後のコーヒー」
加賀「あ…ありがとう」
武蔵「む、すまないな」
店長「風花ちゃんと子供達はホットミルクね」
提督「…なんか私まで子供扱いされてるみたいなんだけど」
店長「あら、でもコーヒー飲めないでしょ?」
提督「……まあそうだけど」
暁「むう…暁は大人だからコーヒーも飲めるわ!」
店長「ふふふ、大人っていうのは本当の自分を素直にさらけ出せる人のことを言うのよ?」
暁「うぐ…」
提督「おー、店長さん良いこと言う」
店長「大人なのにコーヒー飲めない人もいるけどね」
提督「…………」
770 = 105 :
提督「ふぅ……それじゃ、そろそろ行こっか」
店長「え〜、もう行っちゃうの〜?」
提督「うん、もう電車混んじゃうから」
店長「久しぶりに会えたのに…なんだか寂しいなぁ…」
提督「そんな顔しないでよ、また来るからさ」
店長「本当?なら、はい。コーヒーの無料券と、モーニングの割引券」
提督「いいの?」
店長「私と風花ちゃんの仲じゃない、気にしないで」
提督「うん…ありがと。それじゃあね」
店長「うん、またね〜♪」
電「ごちそうさまでした、なのです」ペコリ
店長「ふふ…行ってらっしゃい」
771 = 105 :
電「優しい人だったのです」
響「司令官は色んな人に好かれてるね」
提督「ああ、うん…」
雷「嬉しくないの?」
提督「いや、嬉しいことは嬉しいんだけど、これでいいのかなって…」
雷「どういう意味?」
提督「う〜ん、私の周りって女色家が多いというか、みんなそうなるというかなんというか…男の人を好きにならないのかなって…」
加賀「…類は友を呼ぶって言うじゃない」
提督「かもね…」
武蔵(人に勘違いさせるような台詞を吐いたり優しくしておいてよく言うな…)
772 = 105 :
寝
773 :
おつー
提督の魅力は人間にも及ぶのね
774 :
乙
そういうフェロモンでも出してるのかなww
776 :
幼なじみはよく拒絶出来たなぁ
777 :
長い間眠っていたような気がするので番外編をお送りします(白目)
779 = 105 :
加賀「ねえ」
提督「なに?」
加賀「そういえば夜戦の時…」
提督「夜戦?加賀、夜戦するの?」
加賀「そうじゃなくて、私とあなたの夜戦の話」
提督「へ?……あっ、あー…」
加賀「その話なのだけど…」
提督「ちょ、ちょっと待って、さすがにここじゃ他の子に聞かれるから私の部屋に来て」
加賀「ええ」
780 = 105 :
パタン
提督「ふう……で、夜戦の話だっけ」
加賀「ええ」
提督「…もしかして私、なにかまずいことでもしてた?」
加賀「いえ、そういうことではないのだけれど……」
提督「?」
加賀「あの……なぜ頑なに眼鏡を外そうとしないの?」
提督「え?眼鏡?」
加賀「そう、キスする時とか結構邪魔になるから…」
提督「え、あ、ご、ごめん///」
加賀「どうして赤くなるの?」
提督「い、いや、ね…その、眼鏡かけてないと、加賀の顔が見えないでしょ?」
加賀「そうね」
提督「そうなるとなんだか不安になる……から……/////」カァア
加賀「ごめんなさい私が悪かったわもういいから大丈夫だからごめんなさい」ギュウウポンポン
781 = 105 :
このあとめちゃくちゃ夜戦した
眼鏡掛けたままで
783 :
乙
メガネっ娘なのに行為中メガネ外すとかダメだろ
この提督は分かってる偉い
784 :
本番前に眼鏡を外すという愚行を犯した戦艦がいるらしい。
785 :
霧島眼鏡解除事件の話はやめてください提督が泣きます
786 :
ピュアな艦娘たちの心境はいかに
787 :
第六駆逐隊との買い物中になんて話を入れるんですか
788 :
提督「よーし、腹ごしらえも済んだし電車乗るよー」
加賀「ずいぶん遠くまで買い物に行くのね」
提督「ううん、今から遊園地に行くんだよ」
加賀「え?」
武蔵「遊園地?」
提督「うん、昨日決めたの」
加賀「でも予定とは…」
提督「それじゃあ私、みんなの分の切符買ってくるね!」ダッ
加賀「ちょ、ちょっと……はぁ…」
武蔵「お前も苦労人だな」
加賀「そうね……悪い気はしないけど」
武蔵「それに、アレだ」
加賀「?」
武蔵「遊園地、楽しそうではないか」ワクワク
加賀「…………」
789 = 105 :
暁「これなにかしら?」
響「あの板、光ってる…」
電「これ、通ってもいいのかなあ…」
雷「でも閉まってるわよ?」
加賀「あまり勝手に動いちゃ駄目よ」
提督「お待たせー、みんな集まってー」
「「「「はーい」」」」
加賀「これが切符?」
武蔵「思ってたより小さいのだな」
提督「これ持って私について来てねー」
790 = 105 :
提督「ここに切符を入れてね」スッ
加賀「ここ?」
提督「そうそう、このまま進んで…」
シュッ
提督「ここでもう一回切符を取る。駅から出る時はやらなくていいからね」
加賀「なるほど、分かったわ」
武蔵「結構面倒なものだな…」
提督「まあ仕方ないことだよ、公共の乗り物って」
武蔵「世界中が海になれば私達の速力でだな…」
提督「それだと私が困るよ」
武蔵「む……それもそうか」
電「やった、通れたのです!」
暁「司令官、これ楽しいわ!」
雷「もう一回やっていい!?」
響「…………」ソワソワ
提督「楽しんでもらえるのは結構だけど、遊園地の方が楽しいよ?ほら、行こ」
「「「「はーい!」」」」
791 = 105 :
加賀「…………」
武蔵「どうした?」
加賀「いえ、子供の動かし方が上手なんだなと思って」
武蔵「そうだな…私達とはまるで違う」
加賀「ええ……なんだか、まるで…」
武蔵「……?」
加賀「………母親みたい」クス
武蔵「ほう。あの子達が子供で相棒が母親なら貴様は…」
加賀「……あまりからかわないで」
武蔵「そんなに照れなくてもいいじゃないか」
加賀「早く行かないと置いて行かれるわよ」ザッ
武蔵「ふっ、素直じゃないな」
792 :
提督と第六駆逐隊が年の離れた姉妹で武蔵と加賀が夫婦に見えるような
793 :
第六が子供で提督がお母さんで加賀がお父さんだとしたら武蔵は……姑?
794 = 105 :
雷「司令官、探検してきてもいい?」キラキラ
提督「いいよ、電車来るまでね」
雷「やった!」
電「あ、電も行くのです!」
暁「待ってよ、暁も!」
響「じゃあ私も…」ワクワク
加賀「…………」キョロキョロ
提督「どうしたの?」
加賀「いえ、駅はもっと人が多いものだと思ってたのだけれど…そうでもなかったみたいね」
提督「うーん、あと一時間もしたら人でいっぱいになるんじゃないかな」
加賀「そうなの?どのくらい?」
提督「……足の踏み場もないくらい?」
加賀「えっ」
提督「通勤ラッシュがあるからねえ、七時ぐらいと夕方の五時ぐらいはすごく混むよ」
加賀「そ、そう…」
795 = 105 :
提督「ここはまだマシな方だよ、都心部なんて四六時中人の往来があるんだから」
加賀「……私、鎮守府に住む…」
提督「あはは…それがいいと思うよ…」
武蔵「なあ、電車というのはアレか?」
提督「ん?あーそうそう、あれ」
武蔵「ほう…なかなか大きいな」
提督「みんなー、電車来たよー」
雷「はーい」
キキーッ ガタンガタン
電「はわわわ!?」ビク
響「……!」ビク
提督「ふふふふ、最初はびっくりするよねえ」
暁「あ、暁はびっくりなんてしてないわ!」
提督「はいはい、えらいえらい」
雷「司令官、まだー?」
提督「はーい、じゃあ乗るよー」
796 = 105 :
提督「下の隙間、足引っ掛けないように気をつけてねー」
暁「司令官、これなあに?」
提督「それ吊り革、立ってる時に倒れないように持つんだよ」
雷「揺れるの?」
提督「うん。でも座っていれば大丈夫だから」
響「おお…柔らかい」ボフ
武蔵「沈むぞ…」
提督「もう座ってるし…」
暁「ぐぬぬ…」ピョンピョン
提督「………暁、その身長じゃ吊り革には届かないよ」
暁「くう……!」
『ドアが閉まります』
提督「おっと…私も座ろ」
797 = 105 :
提督「よいしょ…」ストン
加賀「………!!」
武蔵「ほう、私の隣か」
提督「え?」
武蔵「ふっ、加賀が嫉妬するぞ?」
提督「えっ、あ、そ、そういうつもりじゃなかったんだけど」
加賀「別に私はそんなこと気にしていないわ」
武蔵「くくく、意地っ張りめ…」
加賀「…………」ユサユサ
雷(すごい貧乏ゆすりしてる…)
電(絶対嫉妬してるのです…)
響「………ふふ……」ボフボフ
798 :
響かわいい
799 :
電「景色が流れていくのです…」
暁「あ、飛行機…」
響「どれどれ」
雷「司令官、どれくらい時間かかるの?」
提督「んー…結構かかるよ」
雷「そっか…ならちょっと退屈ね…」
提督「まあねー…仕方ないよ」
雷「じゃあ司令官、しりとりでもしよ!」
提督「おっいいねぇ、よーし負けないぞー」
雷「じゃあ私から!りんご!」
加賀「………ごま」
武蔵「え、私か?え、ええっと…まめ」
800 = 105 :
提督「め……メロン」
加賀「ん?」
雷「んっ?」
暁「ん〜?」
提督「あっ……ま、間違えた!メロン……パン!!」
電「司令官さん…」
提督「うう……」
加賀「……ンジャメナ」
響「!?」
武蔵「ナス」
雷「続けるの!?」
〜〜〜〜
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