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    元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」ネリー「大好きがいっぱい」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★×5
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    351 :

    胸のドキドキが止まらないな!

    352 :

    >>351
    恐怖的な意味ですね、わかります

    353 = 1 :

    「また、ネリーですか……」


    明華の声のトーンが低くなる。

    まるで、さっきまでの喜びを反転させたかのように。


    「……」


    以前の指導の時も、食堂でも。

    京太郎が優先していたのは、常にネリーだった。


    「明華……さん?」


    京太郎には、明華の心中を測り知ることはできない。

    折角の明華の誘いを断ってしまったのは心苦しく思うし、残念ではある。

    だが、明華の雰囲気は残念がるというよりは――

    355 :

    第3次世界大戦勃発か(極一部のみ)……

    356 = 1 :

    「はい、わかりました♪」

    「はへ?」


    身構えていた京太郎の裏をかくように。

    顔を上げた明華の表情は明るい笑顔。


    「ネリーの家……つまり、サカルトヴェロに行くんですね?」

    「は、はい」

    「でしたら――どの道、フランスに行く必要はありますから」

    「そうなんですか?」


    サカルトヴェロへの日本からの直行便は無い。

    故に、旅行に行くならパリやロンドンといったヨーロッパの各都市を経由していく必要がある。


    「ですから――そこで、フランスを経由すれば」

    「ああ、成る程……」


    夏休みは、長い。

    フランスの明華の家で何日か滞在してから、サカルトヴェロのネリーの家に向かう余裕くらいはあるだろう。

    無論、きちんと計画を立てる必要はあるが、明華の提案はある意味で一石二鳥だ。

    両方を立てられるのなら京太郎にも断る必要はなく、明華の提案にも首を立てに振ることにした。


    「……♪」


    その笑顔の裏に、何を想っているのかわからないままに。

    357 = 338 :

    明華かしこい

    359 = 341 :

    ネリーの家に辿り着けるのか

    360 :

    家まで連れ込めばあとは絡め取るだけだな(白目

    361 :

    ネリーの里帰り(体だけ)

    362 = 1 :

    数日で済めばいいですね

    363 = 352 :

    フランスにいる間にパスポートなくすんですね、わかります

    364 = 336 :

    >>361
    無言の帰宅か

    365 = 1 :

    フランスの後にサカルトヴェロ。

    忙しいことこの上ないが――きっと、今までで一番楽しい旅行になるだろう。


    「……あ」


    帰ったら家で色々調べてみようと意気込む京太郎の胸に引っかかったことは、旅費の問題。

    フランスまでの旅費は明華が出してくれるというが、サカルトヴェロまでの旅費は考えていなかった。


    「……」


    もし貯金で足りなかったとしたら、何かしらの方法で小遣いを稼ぐ必要があるが。

    麻雀の時間も取らなければならないので、バイトに打ち込む時間は少ない。

    短い時間で、それも金を稼ぐバイトとなると、それは前にやろうとした――


    「いや、ない。絶対ない」


    京太郎は、一瞬だけ浮かんだイメージを、すぐに頭を振って掻き消した。

    366 = 338 :

    割の良いバイトか

    368 = 338 :

    京太郎が麻雀のことも忘れていないようで良かった

    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415203531/41
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415203531/314
    と比較すると、智葉のを見て雀力アップしたのかな

    369 = 334 :

    アレクさんェ……

    370 = 314 :

    中国、フランス、サカルトヴェロ、ロシア、アメリカ、そんで最後に日本へ戻ってくると。忙しいなwww

    371 :

    夏休み世界一周!

    372 :

    日本に戻ってこられるといいね

    373 = 327 :

    フランス出国時に麻薬を京太郎の荷物に仕込むだけで、一生フランスから出られなくなるだろうから、ミョンファさん大勝利ですな

    374 = 341 :

    もう無事にネリーの家に着いたらゴールでよくね

    375 = 1 :

    休み明けの日、京太郎がいつも通りに部室に顔を出すと、アレクサンドラが机に座って牌譜を捲っていた。

    彼女は京太郎に気が付くと、片手を上げて京太郎を迎えた。


    「早いね。感心だ」

    「教室が部室に近いっていうのもありますけどね」

    「ふむ……どうやら、最近は中々に頑張ってるみたいじゃない」


    どうやら、アレクサンドラが見ていた牌譜の束は京太郎の対局を纏めたものだったようだ。

    立ち上がって手渡された牌譜には、赤ペンで良かった点と反省点についてのチェックが入っていた。


    「これは……」

    「監督だからね、私も」

    「……ありがとうございます!」


    全ての牌譜に、読みやすく纏められてチェックが付いている。

    所々に書かれている外国語の文は、文字が崩れていることもあって今一理解できないが、それを差し引いても十分に役立つ。


    「はは……何か、手間かけてばかりっすね。すいません」

    「手間をかけるのが監督の仕事。それに、キョウタロウ。君の存在は、サトハたちにとっても大きなプラスになっているよ」

    376 = 338 :

    ちゃんと指導されてる

    377 = 1 :

    雑用以外の部分でもね、とアレクサンドラは付け加えた。


    「キミの存在が彼女たちにとっての起爆剤となっているから」

    「起爆剤って」

    「前以上に熱心に練習に打ち込んでる。キョウタロウの熱気に当てられたのかも」

    「はは……」


    こうも真っ向から褒められると、流石に照れ臭い。

    京太郎はそっぽを向いて頬をかいた。


    「前に風邪で休んだろう? あの時も、随分激しく戦っていたよ。誰が看病に行くかを勝ち負けで決めていたらしい」

    「はぁ、そんなことが」

    「私も仕事が無かったら参加したんだけどね……ああ、仕事を放り投げれば良かった」

    378 = 314 :

    部員のケアも顧問の仕事だから問題ない(燃料投下)

    379 = 338 :

    監督が一番当てられてるんじゃww

    380 = 351 :

    みんな力を溜めている状態だからまだ平和だな

    381 = 1 :

    「ふぅ……」


    部活を終えて帰宅。

    疲れはあるが、まだ体力に余裕はある。


    「さて、と」


    行動安価 下3
    1.LINEに通知……?
    2.ネト麻でもしようかな
    3.その他

    383 = 371 :

    今度は明華でしこるか・・・

    386 :

    変な感じになってた。ややこしくしてごめんなさい

    387 :

    「お……」


    携帯にLINEの通知。

    相手は――


    キャラ安価、下3で
    今までに会ったキャラなら誰でも可(三尋木プロは除く)

    388 :

    明華

    389 :

    ハオ

    390 :

    サトハ

    391 :

    監督

    392 :

    ネリー

    393 = 1 :

    「あ……」


    辻垣内智葉。

    あの日の告白以来、面と向かって会話をすることはなかった。

    お互いに気まずさがあり、部活中でも自然と口数が減ってしまっている。


    『話したいことがある。私の家の近くの公園に来てくれないか?』


    話したいこと。

    恐らくは――いや、間違いなくあの告白に関することだろう。


    「……そうだよな」


    いつまでも待つ、と智葉は言ったが。

    中途半端な関係を続けるのは、きっとお互いとって良くない。

    彼女のLINEに了承の返信をして、京太郎は家を出た。

    394 :

    どこかから嗅ぎ付けたか?

    395 :

    ドキドキが止まらない、あるいは止まる(物理的に)

    396 = 1 :

    「すまないな、急に呼び出して」

    「いや、大丈夫っす」


    日が沈み、暗くなった公園。

    京太郎と智葉の他に人影は見えず、辺りはすっかり静まり返っている。


    「……」


    智葉と見つめ合い、互いに言葉を失くす。

    どのように話を切り出すか、互いに逡巡して。

    智葉が、自嘲の笑みを浮かべながら先に口を開いた。


    「すまない、呼び出しておきながら……」

    「いえ……」

    「話は……お前の、考えている通りだ」


    ――私は、お前が好きだ。


    頭の中で、あの日の告白が響く。

    397 = 1 :

    「すいません……俺、まだ答えが――」


    迷いながらも、今の自分の気持ちを正直に伝えようとした京太郎を、智葉が首を横に振って制止した。


    「いや、違うんだ。答えを急かすつもりはない」

    「え……」

    「ただ……」


    数秒の逡巡。

    長い瞬きの後――智葉は、迷いを振り切って京太郎を見つめた。


    「……一つ、許してほしい」

    「……」

    「待つと言った手前女々しいが、私はお前を諦めたくない」


    「だから――私は、お前を落とす」

    399 :

    落とすって……まさか[ピーーー]つもりか!?

    400 :

    首を?


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