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元スレ冬馬「俺と765の恋愛事情」
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ズッ友、兄妹、幼馴染……
次の子が出てくるとしたらファン目線かな
次の子が出てくるとしたらファン目線かな
乙
(如月よ……ローマはお一人様お一人までだぜ……どうやって二人目を……)
(如月よ……ローマはお一人様お一人までだぜ……どうやって二人目を……)
武内「午後のレッスンを始める前に、皆さんにお知らせがあります」
デレラ「お知らせ?」
武内「はい。実は、このシンデレラプロジェクトから二つのユニットの結成が決まりました」
きらり「半分に別れるのかにぃ?」
武内「いえ、少人数で作るつもりです」
みく「じゃあそのユニットには誰が選ばれるにゃ?」
武内「では発表しましょう。まず最初のユニットメンバーは」
デレラ「メンバーは!?」
武内「島村さん」
卯月「は、はい!」
武内「本田さん」
未央「はーい!」
武内「そして渋谷さんです」
凛「うん、私か」
武内「以上三人が一つ目のユニットメンバーとなります」
きらり「三人ともよかったねぇ!」
みく「むう、みくが一番手だと思ったんだけどにゃあ」
みりあ「良いな良いなぁ!」
美波「ほら皆?まだ二組目の発表があるんだから、聞きましょうね?」
デレラ「はーい」
武内「二組目のユニットメンバーは……新田さん」
美波「はい」
武内「アナスタシアさん」
アーニャ「ダー、頑張ります」
武内「このお二人にお任せします。ユニット名はラブライカです」
李衣菜「おー、ロックな名前だ!」
みく「ぐぬぬぅ、またしてもみくじゃないのかぁ」
杏「ほっとしたよぉ」
未央「ねぇねぇプロデューサー!私達のユニット名は?」
武内「本田さんたちのユニット名なのですが、申し訳ありません。これといって考えつかなかったので、メンバーで決めていただこうかと」
凛「そうなんだ」
卯月「どうしましょう?」
未央「フライドチキンラヴァーズは?」
一同「却下」
未央「えええ!?」
凛「未央、流石にそれはないよ」
未央「じゃあしぶりんが言ってみてよ」
凛「プリンセスブルー」ドヤァ
未央「うわハズイ」
凛「そうかな?」
智絵里「確か永遠の幸せ?だったかな?そんな花言葉だった気がするけど」
卯月「素敵ですねぇ」
杏「でもさ、シンデレラの中で一組だけプリンセスって付くのも色々アレじゃない?」
みく「それもそうにぁ……一応シンデレラプロジェクト全体でプリンセス扱いなんだし」
李衣菜「全部プリンセスなんちゃらにすればいいんじゃない?プリンセスラブライカみたいな」
一同「却下」
李衣菜「酷い!!」
みく「ネーミングセンスの欠片も見当たらないにゃ」
美希「なんだか楽しそうなの」アフゥ
冬馬「起きたか。すっきりしたか?」
美希「うん」
冬馬「そうか」
美希「皆は何をやってるの?」
冬馬「島村達のユニット名を考えてる」
美希「ふぅん」
冬馬「……」
美希「よいしょ」ゴロン
冬馬「ん」ポン
美希「んー、やっぱり膝枕は最高なの。冬馬は春香と小鳥の次にランク付けしてあげるね!」
冬馬「はいはい光栄光栄」
未央「じゃあユニット名は生ハムデリシャスフライドチキンセスブルー、略して生シャスブルーで……」
冬馬「阿呆」ペットボトルポイッ
未央「あいた」パコン
冬馬「お前は色物アイドルにでもなるつもりかよ」
未央「あーいやそんなつもりはないけど」
冬馬「まったく。最初から色物なんて逃げ道作るんなら、俺は抜けるからな?」
未央「色物なんてならないよ!逃げ道なんて要らない要らない!!」
冬馬「じゃあ真面目に考えろ」
凛「どうしよう?」
卯月「ううう」
蘭子「ふふふ、眷属どもよ!【皆さん!」
デレラ「なぁに?」
蘭子「魔王たる我が命名せん!その名は……新世代!【私、New generationsが良いと思います!」
卯月「ニュージェネレーションズ!」
未央「おおお」
凛「良いんじゃないかな、カッコいいし」
武内「良かったですね、神崎さん。昨日一生懸命考えt」
蘭子「え、演劇の幕を下ろすのだ!!【シーっ!シーっですよ!」
デレラ「可愛い」
武内「ちなみに昨日の段階では綴りを間違っていました」
美冬「可愛い」
蘭子「ううう///」
マストレ「決まったんなら、そろそろ始めるぞ。時間は有限だ」
デレラ「はい!」
美希「プロデューサー」
武内「何でしょうか?」
美希「NGとラブライカの曲は決まった?」
武内「はい」
冬馬「へぇ?」
武内「五人には、帰り際にデモを配りたいと思うのと、明日……はレッスンがないので明後日ですが、次のレッスンから、ユニット組みは午後のトレーニングを分けたいと思います」
冬馬「分けるか」
武内「はい。そして、お二人にはその時々によってどちらかのユニットに付いて貰うことになります」
美希「時々?」
武内「状況次第という事ですね」
冬馬「おう、そういうことなら構わんぜ」
美希「ミキもオーケー」
武内「そうですか。では、そのようにお願いします」
良い切り方を思いつかなかったので、此処から真ルート【マジで短い】に入ります。
なんで真に立たせたんだろう……
なんで真に立たせたんだろう……
真「はぁ、まさか美希に名前呼びを取られるなんて思わなかったなぁ」
雪歩「美希ちゃんは積極的に絡みに行くし、妥当な所だと思うけど……」
真「んー、ボクだって結構積極的に行ってるはずなんだけどなぁ」クイックイッ
雪歩「(関節技を積極的に掛けるのは、なんだか違う気が……」
真「まあ良いか」
雪歩「(そこで止まっちゃうから皆より三歩四歩遅れるんだよぉ!」
雪歩「(若い衆に聞いたから知ってるけど、やよいちゃんは家に誘い込んで家族づきあいしてるし、千早ちゃんは千早ちゃんで趣味が合うらしい、美希ちゃんは言わずもがな積極的に……といってもプロデューサーが好き?なのかな?」
雪歩「(どう見ても天ヶ瀬さんといる時の方が乙女なんだけど、どうなんだろ。それに……」
真「雪歩?」
雪歩「なぁに?」
真「少し喉が渇いたから、お茶しない?」キラン
雪歩「うん///」
雪歩「……(春香ちゃんはどうなのかなぁ」
??「HRKさんはプロデューサーさん一筋ですよ!一筋!!」
雪歩「え!?」
真「どうかした?」
雪歩「う、ううん。なんでもないの。あは、はははは」
雪歩「(どこからぁぁぁ!?」
PPNとHRKは2人ともプロ意識高そうだし距離感は弁えてそうだな
冬馬「……」ズズズ
アーニャ「……」ズズズ
冬ア「ぷはぁ」
アーニャ「ごちそうさまでした、トウマ」
冬馬「おう」
アーニャ「でも、ミナミ、遅いですね」
冬馬「大学に住所変更を知らせるだけじゃないのかよなぁ?」
アーニャ「ダー。それに、こういうのは事務所がやってくれると思ってまシタ」
冬馬「んープライバシーに関わることだし、流石にそれは自分でやらねぇと」
アーニャ「そうです、か?」
冬馬「そうそう」
アーニャ「そうですか」チビチビ
冬馬「あ、この子におかわりください」
アーニャ「トウマ!」
冬馬「あとどんだけ掛かるかわかんねぇんだし、貰っとけ」
アーニャ「спасибочки」
冬馬「?」
アーニャ「ありがとう、ね」
冬馬「なるほど、Пожалуйста……だな」
アーニャ「ふふふ」
冬馬「はははは」
真「………」ギチギチ
雪歩「……(偶然入った喫茶店で天ヶ瀬さんのイチャイチャを発見した真ちゃんの顔が阿修羅過ぎる件について……真ちゃんを抜いて、765グループLINE送信」
ヒビキング『お、おう(困惑』
如月千早『詳しく、萩原さん詳しく!』
冬馬「寮、美波ちゃんと二人部屋になるんだったか?」
アーニャ「はい、楽しみです」
冬馬「楽しみか」
アーニャ「ダー」
冬馬「良い所だけじゃなく悪い所もちゃんと探して、折り合いを付けていくんだぞ?(俺はそういうのを見つける間もなかったからな」
アーニャ「ダー」
冬馬「ははは、どいつもこいつも返事だけは良いんだからな」ナデナデ
アーニャ「……」ゴロニャン
真「」ピクピク
雪歩「それ以上は駄目だよ真ちゃん!それは人倫にもとる顔だよ!?」
美波「お待たせ」
アーニャ「ミナミ!!」ダキッ
美波「はいはいアーニャちゃんどうしたの?冬馬君に苛められた?」
アーニャ「口説かれました」
冬馬「おい」
アーニャ「ふふ、嘘です」
美波「仲良くしてもらったのね」
アーニャ「ふふ」
美波「(尻尾が見える……」
冬馬「あぁそうだ。少しやることあるから、二人とも先行っててくれるか?」
アーニャ「?」
冬馬「はは、気にすんな。直ぐ行くから」
冬馬「お前、さっきからこえーよ!!」ガクブル
真「……」
雪歩「気付いてたんだぁ」
冬馬「あったりまえだろうが!あんな殺気だった目線向けられれば誰でも気付くわ!!」
純粋というか素直というか良い意味で子供っぽくて懐く感じの子が多いよな、CP
みりあ、莉嘉、蘭子、アーニャ、智絵里のあたりはそういうイメージがある
みりあ、莉嘉、蘭子、アーニャ、智絵里のあたりはそういうイメージがある
спасибочки
спасибоч の部分はGoogle翻訳さんにつっこんでもありがとうだったけど
чки の部分が「世界のセックス·ワーカー」とか言う訳の分からん言葉になったんだが
спасибоч の部分はGoogle翻訳さんにつっこんでもありがとうだったけど
чки の部分が「世界のセックス·ワーカー」とか言う訳の分からん言葉になったんだが
ちゃんとアーニャが「ありがとうね」って言ってるやないですかー
冬馬「で、本当になんなんだよ。なんか文句あるのか?」
雪歩「な、何でもないですよ?ただ真ちゃんは今日アレの日で……」
真「ちょ、雪歩!」
雪歩「がっつりサブミッション系な気分らしいんですぅ」
冬馬「あー」
真「ちがっいや違くないけど、納得するな!」
冬馬「あ?なんだよサブミッションアーティストめ」
真「ヒカルドか、ボクはヒカルドなのか!?」
冬馬「はっはーん?」
真「こいつぅぅぅ!!」
雪歩「な、何でもないですよ?ただ真ちゃんは今日アレの日で……」
真「ちょ、雪歩!」
雪歩「がっつりサブミッション系な気分らしいんですぅ」
冬馬「あー」
真「ちがっいや違くないけど、納得するな!」
冬馬「あ?なんだよサブミッションアーティストめ」
真「ヒカルドか、ボクはヒカルドなのか!?」
冬馬「はっはーん?」
真「こいつぅぅぅ!!」
真「まったく、冬馬には困っちゃうよ」プリプリ
雪歩「災難ですね」プフ-
冬馬「お前、特番の時のフリーダムさといい、ずいぶんな性格になったよな……ちくしょー、人事みたいに言いやがって」ズキズキ
雪歩「うふふふ。それはそうと、さっきの二人は誰だったんです?」
真「うんうん!!」
冬馬「俺と美希が346でアドバイザーやってんのはお前らも知ってんだろ?そういうことだよ」
雪歩「あぁ、なるほど」
真「?」
冬馬「今のでわからないのか。まじめにお前の将来が心配だよ」
真「ふん、いざとなったら冬馬に貰ってもらうからいいよ」///
冬馬「っ…………………用心棒雇う趣味はねぇから」
真「なにぃぃぃ!?」
冬馬「なんだよ」
雪歩「(真ちゃんはともかく、天ヶ瀬さん照れてる?」
絶対唯一貴音神【よいですか雪歩。生っすかで前に私は言いました「あの御仁に好かれたいのなら先に好意を示さねばならないでしょう、態度ではなく言葉で」と】
雪歩「!?」
絶対唯一貴音神【「お嫁さんにしてもらうアピール」……まさか私も、真がその神域に足を踏み入れることが出来るとは思いませんでした】
雪歩「????」
貴音「私の予想では、千早か美希が言うものだとばかり」
雪歩「し、四条さん!?」
冬馬「あ?四条?」
真「え……どこ?」
雪歩「あ、あれ……さっき声が聞こえたんだけど」
絶対唯一貴音神【ふぅ、あやうく姿を見られてしまう所でした。しかし、なるほど……天ヶ瀬冬馬の反応を見る限り、満更ではない様子】
絶対唯一貴音神【765ぷろだくしょんの仲間として、かの御仁を慕う他の娘達にも助言をしてあげられるなら良かったのですが、それでは勇気を出した真に申し訳が立ちません】
絶対唯一貴音神【なので雪歩や、私は貴方に策を捧げます。仮に、貴方がこの二人を繋げるべきと思い致すのであれば「二人とも、お似合いカップルですぅ」大作戦を決行するのです。わかりましたね?】
雪歩「は、はぁ(私のマネなのかな」
絶対唯一貴音神【似ているでしょう、ドヤァ】
雪歩「そこ、お化けいますよ」
貴音「ひぃぃ!」
冬馬「うげ!本当に四条の声したぞ、どこだ!?」
真「面妖だぁぁ!!!」
雪歩「(なるほど、四条さんだ」
雪歩はあれだ。男性恐怖症じゃあなければ男を手玉に取るタイプだ
アーニャ「来ません」
美波「そうねぇ」
アーニャ「……」ムゥ
美波「ふふ、冬馬君が来たら「遅い」って二人で言おうね」
アーニャ「ダー、それがいいです」
冬馬「悪い遅くなったな」
ラブライカ「遅い(です」
冬馬「ははは、許せ許せ」
真「冬馬、冬馬!紹介して!」
冬馬「ん、こっちがアナスタシアでこっちが新田美波ちゃんだ」
真「ちゃん?」
美波「あー、えっと、そちらは菊地真ちゃんと萩原雪歩ちゃんで良いのかしら?」
真「!!」ガシッ
美波「!?」
真「貴女は良い人だね……!」ウルウル
美波「え?え?」
冬馬「おい萩原」コソコソ
雪歩「言わなくても分かりますよね、やっぱり」コソコソ
冬雪「(ちゃん付けで即落ちかぁ」
美波「そうねぇ」
アーニャ「……」ムゥ
美波「ふふ、冬馬君が来たら「遅い」って二人で言おうね」
アーニャ「ダー、それがいいです」
冬馬「悪い遅くなったな」
ラブライカ「遅い(です」
冬馬「ははは、許せ許せ」
真「冬馬、冬馬!紹介して!」
冬馬「ん、こっちがアナスタシアでこっちが新田美波ちゃんだ」
真「ちゃん?」
美波「あー、えっと、そちらは菊地真ちゃんと萩原雪歩ちゃんで良いのかしら?」
真「!!」ガシッ
美波「!?」
真「貴女は良い人だね……!」ウルウル
美波「え?え?」
冬馬「おい萩原」コソコソ
雪歩「言わなくても分かりますよね、やっぱり」コソコソ
冬雪「(ちゃん付けで即落ちかぁ」
真「へぇ、じゃあ美波は冬馬と親戚なんだ!」ホッ
美波「えぇ」
真「でも凄いや、アイドルの親戚がアイドルになるなんて」
美波「そうね、私も最初は考えもしなかったな」
アーニャ「……ミナミ、ミナミ」ソデクイッ
美波「なぁにアーニャちゃん」
アーニャ「むぅ」
美波「?」
アーニャ「今日は私と、デート、です!」
親戚S「(焼餅かぁ」キュン
真「デート?」
美波「えっと、それはね……」
冬馬「あー、この二人はユニットだ。メンバーの親睦を深めるためにこうして街をぶらつくことにしたんだよ」
冬馬「曲を貰っていくらか経ったがまだまだ連携が甘いからな、ありきたりだがそっから作らねぇと」
雪歩「なるほどぉ。でも、なんでデートに……」
アーニャ「ダー。二人で仲良く遊ぶのはデート、リカが言ってましタ」
雪歩「う、うーん」
真「ははは、そうだね。それならデートだ」
冬馬「俺は二人を案内しながら歩いていかないといけないわけだ。つー訳でかえr」
雪歩「私、美味しいお菓子とか可愛い雑貨のお店知ってるから教えてあげるね!アーニャちゃん」
アーニャ「ダー、お菓子はスバラシイですね!」
冬馬「いやだからな」
真「ボクは可愛い服が」
雪歩「キャピピピーン……プフフ」
真「はぁああああん?」
美波「うふふ」
冬馬「……まぁ良いか」
雪歩「あれが………で」
美波「へぇ」
アーニャ「おおお」
雪歩「こっちは……なんですぅ」
美波「じゃあこっちはどうなのかしら」
雪歩「あぁ、それは……ですね」
アーニャ「これは?」
雪歩「キツイ匂いがするから、オススメはできないね」
美波「はぁ、キャンドルってこんなに匂いがあるんだ」
雪歩「ふふ、アロマキャンドルですから。これ、落ち着くんですよ?」
アーニャ「ダー、どれが良いんでしょう?」
雪歩「アーニャちゃんはラベンダー、美波さんはジャスミンかローズマリーなんて良いんじゃないかな」
雪歩「あ、でも二人部屋になるんですよね?だったらハイビスカスが良いかも」
ラブライカ「なるほどぉ」
真「……(雑貨屋で一時間」
冬馬「……(うああああ」
真冬「(長い!!」
真はそっち側に行っちゃうから女の子らしくなれないんだよwwwwwwww
真「ねぇ冬馬」
冬馬「言いたいことはわかるぜ」
真「じゃあさ……」
冬馬「いやいや、一応課外レッスンっつー名目だからな、三人での外出は」
真「えー」
雪歩「でも、まだ時間掛かりますし、退屈なら二人で時間潰ししてもらっていたほうがこっちも気兼ねがないんですけど……」
美波「そうね」
アーニャ「ダー」
真「あ、アウェーだ」
冬馬「まぁそこまで言うなら萩原にお任せするさ。頼むぜ」
雪歩「はいぃ(私はフォローしないので、勝手にそっちで仲良くやってくださいねぇ」
冬馬「言いたいことはわかるぜ」
真「じゃあさ……」
冬馬「いやいや、一応課外レッスンっつー名目だからな、三人での外出は」
真「えー」
雪歩「でも、まだ時間掛かりますし、退屈なら二人で時間潰ししてもらっていたほうがこっちも気兼ねがないんですけど……」
美波「そうね」
アーニャ「ダー」
真「あ、アウェーだ」
冬馬「まぁそこまで言うなら萩原にお任せするさ。頼むぜ」
雪歩「はいぃ(私はフォローしないので、勝手にそっちで仲良くやってくださいねぇ」
真「さて、どうしようか」
冬馬「公園もあるし、適当な店でフリスビーでも買うかぁ?」
真「ねぇ、普通にブラブラするって選択肢はないの?」
冬馬「普通にってお前さ、周りを見ろよ」
真「………」マワリグルー
冬馬「THE・お洒落って感じで若い奴らが大量にいるような店ばかりだぞ?多少変装してるっても俺とお前じゃばれるだろ」
真「そうかなぁ」
冬馬「慢心してファミレスでばれたのを忘れたか?」
真「あー、サインねだられて断ったやつ?」
冬馬「そうだ」
真「ならしょうがないか……」
真「……」パシッ、シュッ
冬馬「……」パシッ、シュッ
真「……」パシッ、シュッ
冬馬「……お前さ」パシッ…シュッ
真「うん?」パシッ、シュッ
冬馬「あれ、どういうつもりで言ったんだよ」パシッ、シュッ
真「あれ?」パシッ、シュッ
冬馬「俺に貰ってもらうとかいうのだよ」パシッ、シュッ
真「あ」ポロッ
冬馬「……」
真「べ、別に、深い意味はないよ。ただそのままの意味で……」シュッ
冬馬「意味じゃねぇよ」パシッ
冬馬「俺が聞きたいのは、あんな所で考えなしなことを言った理由だっつーの」
真「か、考えなし……」
冬馬「そうだろ?」
真「それは」
冬馬「誰が聞いてるのかわかんねぇ状況なのに、ああいう誤解されるようなこと言いやがって」
真「誤解って……」
冬馬「トップアイドルがトップアイドルに貰って、なんて、聞かれたら誤解される以外になにかあるか?うん?」
冬馬「ただでさえ共演が多くて邪推されやすいのに「熱愛か?」なんて冗談かまされたらどうするn」
真「冗談じゃないよ」
冬馬「だろう?だから慎m」
真「そっちじゃない!」
冬馬「あん?」
真「僕は、熱愛が冗談じゃないって言ったんだ」
冬馬「それこそ冗談。俺は」
真「僕は冬馬のこと好きだからね。いわゆる、男女の仲として」
冬馬「!」
冬馬「………」
真「……なんか言ってよ」
冬馬「ふー」
真「なんだよ」
冬馬「別に」
真「……僕だって考えなしに言った訳じゃないよ。」
冬馬「じゃあなんだってんだ。何を考えてそんな……」
真「自分以外の女の子を名前で呼んだり、他の子とイチャイチャしてる」
冬馬「は?」
真「そういうのを目の前で見て、焼餅焼いちゃってるのを自覚して、それでも何も言わないなんて僕には出来ない」
冬馬「いやでも、美希は」
真「……」
冬馬「あー、アイツはPさんに惚れてるし、美波ちゃんは親戚でアナスタシアは可愛い後輩だし、お前がそういう……なんだ、焼餅焼くようなことはねえだろっていうか」
真「関係ない。問題は僕がどう感じたかだろ?」
冬馬「感じたかって言ってもだな、俺たちはアイドルなわけで恋愛は………もちろん、お前が俺を好きだって言ってくれるのは正直な話嬉しいと想うが」
真「冬馬が僕の好意を嬉しいと想ってくれてるんなら、それで良いんだ。僕の気持ちを誰に聞かれても構わないし、報道されても良いし、冗談に取られたらイヤだよ」
冬馬「…………」
真「それにさ、アイドルだからどうこうって冬馬は言うけど……」
冬馬「言うけど?」
真「僕は春香みたいに一生アイドルだーって訳じゃないし、冬馬もそうだろ?」
冬馬「そりゃ、いつかは引退するけどな……」
真「なら僕は待つし、待てるよ。アイドルじゃなく、ただの男女になれるのをね」
冬馬「ん」
真「だからさ、改めて言っておきたいんだけど良いかな?」
冬馬「…………おう」
真「僕は冬馬のことが大好きだよ。いつから好きになったとか、まるで自覚できていないけれど、それでも好きなんだ」
冬馬「……」
真「今までは恥ずかしくて伝えてなかったけど、美希のことも、千早にやよい、美波やアーニャのことも見たから……もう退けないし、退くつもりもない」
真「君に好意を持っているすべての子達に負けるつもりは無いからね」
真「……」
冬馬「………」
真「そ、それだけなんだけど!文句あるかな!?」///
冬馬「あるわけねぇさ。てか、そうだな、覚悟が出来た感じだな」
真「え?」
冬馬「頷くだけで良い。良いな?頷くだけで良いからしっかり聞け」
真「う、うん」
冬馬「俺はお前みたいに、愛を語ることは出来ねぇ」
真「うん」
冬馬「お前の気持ちは嬉しいが、アイドルの俺は応えることも出来ねぇ」
真「うん」
冬馬「ただの男になるのも、いつになるかわからねぇ」
真「うん」
冬馬「だからな、だからなぁ………その、なんだ?」
真「うん」
冬馬「俺がお前に、えっと、なんだろうな本当に。あー…………なんつーかだなぁ」
真「うん」
冬馬「……俺はアイドルになりたくてアイドルになって、そこからテッペン取りたくて突っ走って来て、まだまだ先は長いんだよ」
冬馬「だからさ。冗談じゃなく、いつになるか丸っきり、さっぱり、開幕検討もつかねえくらいわかんねぇんだけどよ………俺が、お前を好きだって言える日まで待ってて欲しい」
冬馬「そりゃな?今言えるのが一番なんだろうがよ?それはやっぱり無理だ」
真「うん」
冬馬「女に告白させといて保留とか、俺自身ありえねぇと思うけど……いつか、絶対に言うからさ」
真「うん」
冬馬「今日はその約束だけで許せ……真」
真「……うん!」
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