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    元スレ八幡「艦娘?」 叢雲「うるさいわね」

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    みんなの評価 : ★★★×8
    タグ : - 俺ガイル + - 艦これ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :


    ・艦これのキャラと俺ガイルキャラのssです

    ・オリジナル設定です

    ・誤字許して

    ・キャラ崩壊注意

    ・のんびり

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1408617983

    2 = 1 :

    八幡「艦娘?」

    平塚「そうだ」

    八幡「えっと、なんすか? その艦娘ってのは」

    平塚「私もよくわからんのだが、深海凄艦ってのは知ってるだろ?」

    八幡「むしろ知らない人なんていないんじゃないですかね?」

    平塚「言ってみろ」

    八幡「はぁ……、1年ほど前から突如として世界中の海洋に現れた謎の艦隊ですよね」

    平塚「その通りだ、奴らによって我々は制海権をほとんど失って経済の破綻が危惧されている」

    比企谷「日本はほとんどの資源を輸入に頼てますからね、助け合ってもいつかはボロが出るってことですね、
    そう考えると助けをいらない俺は勝ち組ってことですかね」

    平塚「君は助けがいらないんじゃなくて、助けを貰わないように遠ざけてるだけだろ」

    八幡「侵害ですよ先生、それで艦娘ってなんですか? 新しいおむすびの一種なんすか?」

    平塚「私もよくわからんが、どうやら深海凄艦に唯一、抵抗できるものらしい」

    八幡「抵抗? 世界中の軍隊が束になっても勝ってなかったんじゃないんすか?」

    平塚「知らん、しかしこの話は最重要機密情報だと聞いている」

    八幡「ハハハ、先生もそんな冗談を言うんですね」

    平塚「残念ながら事実だ」

    八幡「いやいや」

    平塚「事実だ」

    3 = 1 :

    八幡(え? なにこれついに先生は恋人欲しさの欲求で厨二病という新たなステータスに昇ちゃったの?)

    八幡「それが事実だとして、なんで一般の高校生と歳くt」

    平塚「なにかな」ニコッ

    八幡「わ、若い美人教師がそんなことを知っているんでせいうか?(恐怖のあまりに噛んじゃったよ俺)」

    平塚「どうやら、全国民の様々なデータベースを引き合わせた結果該当したらしい」

    八幡「は? 該当ってなんすか? まさかドッキリ宝くじとかでお金でももらえるんですか?」

    平塚「真面目に聞け」

    八幡「はぁ、それで該当って何にですか?」

    平塚「対深海凄艦用に新しく設立された新日本海軍の司令官にだ」

    八幡「は?」

    平塚「君はその司令官、私は君の監督として選ばれた」

    八幡「はひ?」

    平塚「これが書類だ」バサッ

    八幡「先生ちょっと待ってください、どういうことすか?」

    平塚「説明しただろ」

    4 = 1 :

    八幡「いや、あれだけの説明で理解なんて彼の雪ノ下雪乃様でも無理ですよ」

    平塚「そうだな」

    八幡「そうだなって……、あの艦娘ってなんすか?」

    平塚「それはよくわかってないらしいが人型兵器だということだ」

    八幡「はぁ……? それでなんで俺が選ばれるんすか?(おいおいおい、先生の厨二設定はついにここまできちゃったんですか?)」

    平塚「その艦娘とコミュニケーションをとれる者は屈強な精神力や性格の有無で決まるらしい」

    八幡「クラス、いやこの日本屈指のぼっちである俺が選ばれるなんて、選んだ人は随分と目が無いんですね」

    平塚「自分で言うなよ……、しかし精神力ならそれなりにあるじゃないか」

    八幡「ゴキブリ並ですからね、それに毎日のように氷の女王からの罵倒を耐え抜いてますし、八幡ってすごい」

    平塚「まあいい、詳しい話は明日の土曜日だ」

    八幡「へ? 休日というオアシスになぜ学校に?」

    平塚「詳しい話をするって言ったろ、それに君が勤務するところにも案内が来るらしい、私はまだ納得してないというのに」

    八幡「これって先生の妄想話なんすよね? いつまで俺を付き合わせるんすか?」

    平塚「事実だ、事実、分かったらこの紙に日程が書いてあるからちゃんとくるんだぞ、来なかったら分かってるよな?」

    八幡「ちょ、ちょっと分かりませんね、それに休日は小町を鑑賞するという……」

    平塚「わ か っ た か ?」ジロッ

    八幡「は、はひぃぃぃ」


    5 = 1 :

    -奉仕部部室-


    八幡「……」ガラッ

    結衣「ヒッキー遅い!」

    雪乃「あら、随分と遅い登場なのね、遅刻谷くん」

    八幡「来た瞬間に罵倒とかやめてくんないですかね」

    結衣「ヒッキーなにしてたの?」

    八幡「平塚先生に呼ばれてたんだよ」

    雪乃「あなた、またなにか犯罪を犯したの?」

    八幡「サラッと、前科があるように言わないでください、なんかよくわかんねぇけど明日こいって言われたんだよ」

    結衣「なんで? まさか先生とデート!? ヒッキーきもい!」

    八幡「チゲぇよ、なんでそういう解釈になるんだよ、それに学校に行くんだよ」

    雪乃「!?」ガタッ

    八幡「なんだよ」

    雪乃「あの比企谷くんが休日に学校行くなんて、明日は人類滅亡の日なのかしら」

    八幡「それで人類滅亡したら生きてけねぇよ人類」

    雪乃「あら、あなたは生きていけるでしょ?」

    八幡「ゴキブリだからっとか言うんじゃないだろうな」

    雪乃「違うのかしら?」

    八幡「ゴキブリなのは俺の精神力であって身体的には一般人と同じだ」

    雪乃「驚いたわ、そんな事実があったんなんて」

    八幡「驚きだな、驚愕だな、アンビリーバボーだな」

    雪乃「今すぐテレビに取材を申し込んだほうがいいわね」

    八幡「やめてくんない? 俺はひっそりと暮らしたいんだよ、それにあまりに騒がしいと俺って死んじゃうんだぜ?」

    結衣(空気だなー……)

    6 = 1 :

    -次の日-


    小町「お兄ちゃんどっかいくの?」

    八幡「学校」

    小町「お兄ちゃんもしかして熱でもあるの!?」

    八幡「いやねぇよ」

    小町「なんか用でもあるのー?」

    八幡「用がなかったら行かねぇよ、平塚先生に呼ばれてんだよ」

    小町「気をつけてねー」

    八幡「はいはい(まさか平塚先生から10件もメール着てるなんて思わなかったわ)」ガチャッ

    7 = 1 :

    -学校-

    平塚「来たか」

    八幡「うっす(半強制的に来させたんだろ!)」

    平塚「会議室に行くぞ、そこに来てもらうことになってる」

    八幡「うーっす」

    平塚「まったくなんでこんなことに」

    八幡「先生、昨日はなしたこと未だによくわかんないんすけど」

    平塚「それについても詳しくはなされるだろ、私自身よくわかってないんだ」

    八幡「そうすか」

    平塚「そういうことに生徒を巻き込むのはどうかと思うが、国からの指示でな」

    八幡「く、国?(おいおい、どんなことに巻き込まれるんだよ……、そろそろドッキリネタばらし起きねぇかな)」

    平塚「大丈夫か比企谷」

    八幡「大丈夫な方がおかしいでしょう先生」ガクブル

    平塚「私は大丈夫だけどな」ブルブル

    八幡(めっちゃ足が震えてますよ!)

    8 :

    先生をみると狼を思い出すんだ…
    なんでだろう?

    9 = 1 :

    平塚「こ、ここここここだ」

    八幡「先生、おち、おっおっおっお゛っ」カクカク

    平塚「お前こそ落ち着け! 赤べこみたいになってるぞ」

    八幡「あ、赤べこってドドドドドドドドド!!!」

    平塚「落ち着け比企谷、大丈夫だから」

    八幡「は、はぃぃ」

    平塚「平塚、比企谷到着しました」コンコン

    ??「どうぞー」

    平塚「初めまして、私は総武高校で教師をしている平塚静です。」

    ??「よろしく」

    八幡(何だあの高そうなスーツは! 格が違うと本能的にいちゃってますぅ!!)

    平塚「比企谷、自己紹介しろ」

    八幡「わらわら、わらしは比企谷八幡でしゅ(もうヤダ)」

    ??「君は面白いなー!」トントン

    八幡(気さくなおっさんかもしれん)

    山本「私は新日本海軍の山本です。。」

    平塚「よろしくお願いします」

    10 = 1 :

    >>8
    きっと平塚先生は足r……おや、誰か来たようだ

    11 = 1 :

    八幡(新日本海軍新日本海軍新日本海軍……)

    山本「資料の方は読んでいただきましたか?」

    平塚「はい、しかし私では理解できないところも多くありました」

    山本「それでは説明しよう、座ってくれ」

    八幡「は、はい」スッ

    平塚「どうぞ」

    山本「そうだね、とりあえず艦娘から説明する」

    八幡「ひゃい」

    山本「艦娘は唯一として深海凄艦を倒す能力をもつんだ」

    平塚「はぁ……」

    山本「申し訳ないが発生理由は不明だ、深海凄艦のように突如として現れたからな」

    八幡(もう帰っていっすか?)

    山本「しかし艦娘は人類を攻撃しない、それどころか深海凄艦を倒す力を持っているのだ」

    平塚「超能力のようなものですか?」

    山本「少し違うな、実際に見てもらった方が早いかもしれん」

    八幡「?」

    12 = 1 :

    山本「入ってきてくれ叢雲」

    ガラッ

    叢雲「いちいち命令しないで」

    八幡(お、女の子? うちの制服じゃねぇな?)ジッ

    叢雲「気持ち悪い、見ないで」

    八幡「しゅいませしゃん!!(なにあれ怖いんですけど!)」ブンッ

    平塚「山本さん、この子は?」

    山本「彼女の名前は叢雲、艦娘だよ」

    八幡「へ?」

    平塚「は? えっと、なにかの冗談ですか?」

    山本「冗談じゃないぞ、叢雲、艤装を見せてくれ」

    叢雲「はぁ? なんでそんなに命令されないといけないわけ?」

    山本「頼む」

    叢雲「うっざ」スッ……ガチャン

    八幡「!?(何もないところから!?)」

    平塚「なっ!?」

    山本「これが艦娘だ、この艤装で深海凄艦を倒すことができるんだ」

    13 = 1 :

    平塚「……それはそこまでの力があるんですか?」

    山本「叢雲、そこの窓から海に向かって一発撃ってくれないか」

    八幡「 」ポカーン

    叢雲「いやよ」

    山本「叢雲」

    叢雲「うっざいわねぇ」

    山本「叢雲ッ」ギロッ

    叢雲「……わかったわよ」

    八幡(なんやら訳ありって感じだな)

    叢雲「行くわよ、耳を塞いでおきなさい」

     ドンッ………バシャアアアン!!

    平塚「!?」

    八幡「すげぇな……」

    山本「信じてもらえましたかな、この他にも沖に行けば偽装を船に変えることもできる」

    八幡(なにそれ興奮する)

    平塚「それで、司令官というのは?」

    山本「見ての通り、艦娘はなかなか人間に心を開いてくれんのだ」

    叢雲「……」ジッ

    14 = 1 :

    山本「しかし、艦娘も戦闘をするには燃料だって弾薬だって必要だ、だから人間との関係も切ることはできんのだ」

    八幡「はぁ」

    山本「そこで艦娘の司令官の力に該当する人物をありとあらゆる情報を照らし合わせた結果」

    平塚「彼に白羽の矢が?」

    山本「そうだ、彼には艦娘の司令官となって深海凄艦を倒してもらいたい」

    平塚「お断りします」

    八幡「先生?」

    平塚「私は教師です。自分の教え子がそんな危ないことに巻き込まれるのをわかっていて「はい分かりました」というとでも思いましたか」

    山本「これは人類の問題だ、それに司令官の仕事をしながら学校に通ってもらっても構わない」

    平塚「そういう問題じゃありません、彼はまだ高校生です。それは彼に兵士になれと言っているものでは?」

    山本「ああ、高校生の兵士なんてものは世間が許すはずがないだろう」

    平塚「ええ、ですから」

    山本「しかしこんな壊れしまった世間で今更、常識だとか言っている場合じゃなんだ、国家の存亡危機なんだよ」

    八幡(壊れた世間か)

    叢雲「……」ジッ

    八幡(?)

    15 = 1 :

    平塚「そんな高校生を兵士にする時点で国家は既に腐敗してます」

    山本「彼がやらなければ国家は滅亡するのかもしれんのだ」

    平塚「彼が司令官に務まる器には見えませんが」

    八幡(え、ちょっとひどい)

    山本「既にデータとして確定しているんだ、それにその補助として平塚先生にも勤務をお願いしているんだ」

    平塚「お願い?」

    山本「ああ、そうだな。 これは国からの強制命令だ」

    平塚「……っ」

    八幡(あれ? 俺ってどうなるの?)

    叢雲「うっさいわね」

    山本「叢雲」ギロッ

    叢雲「なによ」

    八幡(マズイな、とりあえず艦娘ってのはよくわかんねぇけど、この山本って人と叢雲の関係は後々で大きなズレがくる)

    平塚「……比企谷、お前はどうしたい」

    八幡「えっと」

    平塚「本来ここで止めるのは教師の役目だ、しかし状況が状況だ、先生を許してくれ」

    八幡「いいっすよ(あー……俺の平穏な日々はどこいちまったんだろうなぁ)」

    八幡「俺、やります(てか拒否権ねぇだろ)」

    16 = 1 :

    -鎮守府-

    八幡「ちけぇ……」

    平塚「まさか学校から三十分とはな……」

    叢雲「グズグズしないで早く歩いて」

    八幡「お、おう、すまん」

    山本「それでは私は執務があるので東京に戻ります」

    平塚「あ、分かりました」

    ブロロロッロ

    平塚「くそ!なんだあの糞ジジイ!!!」ガシガシ

    八幡「先生、その石には罪はありません」

    叢雲「アンタたちも大変だったわね」

    八幡「ま、まあな……(距離感が分からん)」

    平塚「どうなってるんだ全く」

    八幡「広いな、ここってほかに誰かいんの?」

    叢雲「なにタメ口聞いてんのよ」

    八幡「しゅ、しゅいません」

    17 = 1 :

    叢雲「いないわよ、整備とかは全部妖精さんがやってくれるわ」

    八幡「妖精さん?」

    平塚「ファンタジーだな……」

    叢雲「そこのドックに行きましょ」

    八幡(これから八幡はどうなっちゃうの? 小町助けて)

    叢雲「これが妖精さん」

    整備妖精「オッス」

    平塚「信じられん……」

    八幡「先生、ここは日本ですよね?ファンタジーな世界じゃないですよね?」

    叢雲「何言ってんのよ」

    叢雲「ほら、行くわよ」

    八幡「小町助けて小町助けて小町助けて小町助けて小町助けて……」ボソボソ

    平塚「 」ポカーン


    18 = 1 :

    叢雲「ここはこの資料を使うのよ」

    八幡「お、おぅ……」

    平塚「 」ポカーン

    八幡「む、叢雲さん」

    叢雲「叢雲でいいわよ」

    八幡(女子を呼び捨てとか緊張するのでやめてもらいたい)

    八幡「叢雲って意外と面倒見いいんだな」

    叢雲「な、なにいってんのよ!」バコッ

    八幡「痛い!」

    叢雲「せいぜい迷惑かけないように頑張りなさい」

    八幡(なんか雪ノ下に似てるな、暴力雪ノ下って呼ぼう)

    叢雲「あんた、司令官にいきなりなれって言われてどう思った」

    八幡「驚」

    叢雲「……え? それだけ」

    八幡「えっと不安とか驚きました」

    叢雲「普通に喋ってよ」

    八幡「いやお前から言ったんじゃねぇか……」

    八幡「そりゃ、なんつーか驚いたっていうか理不尽って感じだ」

    19 = 1 :

    叢雲「理不尽ね」

    八幡「お前もそう思ってんだろ」カキカキ

    叢雲「え?」

    八幡「聞いた話だと艦娘も自分がどうやって生まれたか分からないって聞いたぞ」

    叢雲「気づいたときには海にいたわね」

    八幡「そんなわからない状況なのに深海凄艦と戦わされて、よっぽどお前のほうが理不尽だと思うけどな」

    叢雲「そうね」

    八幡「山本さんってやつもなんだか信用できねぇしな、平塚先生を抜いて信用できそうなのはおまえしかいないし」

    叢雲「え」

    八幡「山本さんはなんかあるんだろ? お前だって異常に毛嫌いしているぐらいだ」

    叢雲「別に、ただちょっと扱いが横暴だけよ」

    八幡「そりゃ、お前は所詮は兵器だもんな」

    叢雲「っ!」

    八幡「兵器ってのは人に使わえるもんだ、だからそいつがどんな扱いしても知ったことはねぇよ」

    叢雲「アンタ!」

    20 = 1 :

    八幡「でも俺はゲームで出てくる弱い武器でもしっかりと取っておくタイプなんだ」

    叢雲「は?……っ」

    八幡「俺はゲームの中でもフレンドはいねぇからな、あらゆる事態に備えるために取っておくんだ大事に」

    叢雲「アンタ、口が下手ね」クスッ

    八幡「う、うるせぇ」カキカキ

    平塚「……フッ」

    八幡「先生、意識戻ったんなら言ってくださいよ」

    平塚「すまないな、比企谷が珍しく他人に気を使った言葉を言っていたからな」

    八幡「俺はいつも他人の意識に触れないように気を使ってますよ」

    平塚「そ、そうだな」

    叢雲「友達いないの?」

    八幡「友達を作る必要がないだけだ」

    叢雲「アンタ……」

    平塚「そろそろ十九時になってしまう、帰るか」

    八幡「そっすね」

    叢雲「何言ってんのよ」

    平塚「?」

    21 = 1 :

    叢雲「平塚?だっけ? あんたは帰ってもいいけど、ここの司令官のあんたは帰れないわよ?」

    八幡「え? まさかのブラック企業? 労基に訴えていいですかね」

    叢雲「あんたがここ離れたらもしもの時どうするのよ、馬鹿じゃないの?」

    八幡「おいまて、まさか」

    叢雲「そこのドアの向こうは寝室よ、それにそっちのドアはキッチン、ここであんたは暮らすのよ?」

    八幡「なん……だと?」

    平塚「まてまてまて、まずいだろそれは」

    叢雲「上からの命令よ、まったく」

    八幡「絶対いやだ! 俺は小町のもとに帰るんだ!!」

    叢雲「いい!? 深海凄艦に対抗する力を得るってことはそれだけ狙われるのよ!」

    八幡「いつでも指示できるようにってことか」

    叢雲「そうよ、分かったらさっさとその資料に目を通しなさい」

    八幡「なんだこれ、深海凄艦に対する戦術?」

    叢雲「私は夕飯作るから見ときなさいよ」

    平塚「わ、若い男女が2人で生活は教師として許さんぞ!!」

    八幡(教師としては……?)

    叢雲「私は兵器よ、間違えないで」

    八幡「……」

    平塚「し、しかしな」

    22 = 1 :

    八幡「大丈夫っすよ先生、俺はリスク負う真似なんてしませんよ」

    平塚「そうか、仕方がないな……、家族には私から連絡しておく」

    叢雲「それなら既に山本がしたわよ」

    平塚「あのクソじじい」

    八幡「せめて小町の声でもきくか……」スッ

    八幡「……おい、なんで電波建ってねぇんだよ」

    叢雲「当然でしょ、ここは最高秘密基地よ? 妨害電波流してるに決まってるじゃない」

    八幡「外の連絡はどうすんの?」

    叢雲「明日になったらここ専用の電話が届くわ」

    八幡(あれ? これって軽く監禁じゃないですかね?)

    叢雲「学校には通えるんだし、いいでしょ」

    八幡「おい、俺の生活範囲は家と学校とか思ってんじゃねぇぞ」

    叢雲「ほかにどこがあんのよ」

    八幡「ほ、本屋とか……? えっとあとは……ないな」

    叢雲「ほら」

    23 = 1 :

    平塚「それじゃあ、私は帰宅するぞ」

    叢雲「明日は休日だし学校の仕事が終わったらすぐここに来なさいよ、あとこのことは他言無用」

    八幡「ずっとか?」

    叢雲「いや、近々、国民に艦娘を公表するらしいわ」

    平塚「なら、私は帰るぞ……」

    八幡「おつかれさましたー」

    叢雲「お疲れ」

    平塚「あ、ああ(比企谷がなにげに順応性高いんだが……)」

     バタン

    叢雲「明日は一通りこの施設の運用方法と戦闘実戦、それと任務についてとかいろいろ説明するわね」

    八幡「お、おう」

    叢雲「インスタンドのカレーがあるからそれでいいでしょ」

    八幡「ああ」

    八幡(ああ……愛しの小町様助けて……)

    叢雲(他の人間はいやだったけどこいつだったらなんとかやっていけそうな気がする……)



    24 = 1 :

    -朝-

    叢雲「起きなさい」

    八幡「小町ー、あともうちょっと」

    叢雲「何言ってんのよ」ドカッ

    八幡「痛い! お兄ちゃんは小町をそんn……あれ? 誰だおまえ?」

    叢雲「叢雲よ」ズガズガ

    八幡「あぁ……そうだったわ、てか蹴らないでください」

    叢雲「今日は仕事があるんだから早くしなさい」

    八幡「おう……(専業主夫とはなんだったのか)」




    -2時間後-

    八幡(朝からカレーはきつかった……)

    叢雲「ここのドック使うわよ」

    建造妖精「おっす」

    八幡「おーっす(普通に挨拶してる俺ってすごい☆)」

    叢雲「それじゃあ艦娘建造について説明するわね」

    八幡「はーい」

    叢雲「まず妖精さんに資材の使用量を言うの」

    八幡「うむ」

    叢雲「あとは向こう側の倉庫から資材とかいろいろとってくるからあとは待つだけ」

    八幡「え?それだけ?」

    叢雲「それだけ」

    25 :

    インスタンド

    26 = 1 :

    八幡「それで艦娘が誕生するの?」

    叢雲「ええ」

    八幡「まじかよ、どうなってんの艦娘」

    叢雲「はやく妖精さんに言ってよ」

    八幡「えっと―――」





    叢雲「まさか4ドック全部使うとは」

    八幡「ダメだったかのか」

    叢雲「資材には限りがあるから気をつけなさいよ」

    八幡「おう」

    叢雲「次は実戦ね」

    八幡「なにそれ?俺って死んじゃう?」

    叢雲「この辺はまだ弱い奴しかいないわよ、でももっと先にいけば死ぬ可能性は高いわね」

    八幡「艦娘もか?」

    叢雲「ええ、そりゃもちろんよ」

    八幡「……そうか」

    叢雲「ほら行くわよ」


    27 :

    めっちゃ期待

    28 = 1 :

    八幡「んでどうすんの? 海は広いなー」

    叢雲「しっかりしなさいよ」

    八幡「してますよ」

    叢雲「よっと」ガチャン

    八幡「おぉ、それってどこから出してんだよ」

    叢雲「感覚よ、感覚」

    八幡「それは答えになってません」

    叢雲「ふぅ」タッ

    八幡「え? 水の上に浮いた?」

    叢雲「艦娘は水の上を滑走するのよ」

    八幡(ますます不思議だな……)

    叢雲「あんた離れてなさい」

    八幡「ん?」


    チカッ……バシャアアアアアアアアア!!ドボオオオオーーーン

    八幡「 」ベショヌレ

    八幡(あ…ありのままに今、起こったことを話すぜ!)

    八幡(叢雲の偽装が消えたと思ったらいきなり船が現れたぜ!!おかげでびしょ濡れだぜ!!パンツ冷たい!)

    叢雲「だから言ったのに」

    八幡「おせぇよ」ベチョベチョ

    八幡「んでなんだこれ? えっと……モクラム?」

    叢雲「ムラクモよ、特型駆逐艦5番艦の叢雲よ」

    八幡(あぁ、これが艤装から船にするってことか、すげぇな! なんかおらワクワクするど!)

    叢雲「早く乗りなさいよ」




    八幡「はえーな」

    叢雲「通常の駆逐艦とか全然違うわよ」

    29 = 1 :

    八幡「やべぇ、酔ってきそう」

    叢雲「吐いたら海に落とすわ」

    八幡「叢雲の姉貴、勘弁してください」ウプッ

    叢雲「だらしないわね」

    八幡「こ、ここにも妖精さんはいるんだな」

    叢雲「武器の操作とか任せてるのよ、私だけでも動かせるけど、負担が減らせるのよ」

    八幡「そ、そうか」

    妖精「深海棲艦はっけんだよー!」

    叢雲「来たわね!艦種は!」

    妖精「駆逐イ級ダヨー」

    八幡「い、い級ってなんだよ」

    叢雲「そこの本に書いてあるでしょ! いよいよ戦場ね!」

    八幡(小町、助けてください、お兄ちゃんはどうしてここにいるのでしょう)

    叢雲「砲撃準備よ! 一気に距離を詰める!」

    妖精たち『イエッサー!』

    30 = 1 :

    すまん、深海棲艦を深海凄艦って書いてた

    31 = 1 :

    -鎮守府-


    八幡「ちょ、ちょっと休憩」ウプッ

    叢雲「せっかくの初勝利ってのにまったく……」

    八幡「普段、引きこもってるからこういう激しい場所はっ!」ウプッ

    叢雲「先が心配だわ」

    八幡「はぁはぁ……」

    八幡(やべぇよやべぇよ、八幡こんな激しいとは思わんかったぞ☆)

    叢雲「建造終わってそうだから行くわよ」

    八幡「お、おう」トボトボ

    叢雲「新しいメンバーはどんな子かしらね」

    八幡「さあな(もっと心優しい方がいいです、なんというかほら……)」

    叢雲「さっさとしなさいよ!」

    八幡「俺はガラスのハートだから、もっと丁寧に扱ってくれ」

    叢雲「何言ってんのよ」

    八幡(最近なんだか罵倒になれちゃったんだ☆テヘッ)

    叢雲「妖精さん、新しい子きてる?」

    妖精「バッチリだよー!」

    八幡「へぇ……、どれどれ」

    妖精「自己紹介どうぞー!」

    「特型駆逐艦曙よ。 って、こっち見んな! このクソ提督!」

    八幡「 」

    不知火「不知火です。 ご指導ご鞭撻、よろしくです……? 何でしょうか? 不知火に落ち度でも?」ジロッ

    八幡「 」

    夕張「はーい、お待たせ。夕張です!」

    八幡(よかった)

    鳳翔「航空母艦、鳳翔です。 よろしくお願いしますね」

    八幡(マリア様)

    叢雲「叢雲よ、よろしく。……あんたもなんか言いなさい」

    八幡「あ、ああ、えっと……? ここの司令官の比企谷八幡だ、よろしく」

    「ヒキガエル?」

    八幡「俺帰っていいか?」

    32 = 27 :

    これはひどい
    八幡ガンバ!!

    33 :

    八幡は金剛型をビッチ呼ばわりしそう

    34 :

    面白いな

    35 :

    期待やん

    37 = 27 :

    初雪と望月が出たらどうなるかな?

    38 :

    おいおいしょっぱなから夕張とか大当たりじゃないか(すっとぼけ

    39 :

    ガイルも艦これも好きだから楽しみや

    40 :

    艦コレよくわかんないから誰か参考画像を

    41 = 1 :

    不知火「ダメです」

    鳳翔「提督にそんなこといっちゃダメよ」

    八幡(マリア様!)

    夕張「賑やかね」

    八幡「な、なんつうかみんな女なんだな、男はいないのか?」

    叢雲「いないわよ」

    八幡「へ、へー(あ、あれ? これって俺もついにリア充の仲間入なのか!?)」ニヤニヤ

    「キモいわね、何笑ってんのよ」

    八幡「しゅ、しゅいません」サッ

    八幡(こ、小町助けて! お兄ちゃんのメンタル持たないよ!)

    不知火「それで、これからの予定は?」

    叢雲「えっと、このあとは集団での戦術を話して……、部屋決めて役割決めて終わりって感じよ」

    夕張「りょーかい」

    「何してんのヒキガエル」

    八幡「そろそろ泣くぞ」

    「泣けば?」

    八幡(辛いぜ☆)

    42 :

    ほいよ

    /nox/remoteimages/71/68/0a9e87dfda43d47d301fed4f22e8.jpeg

    43 = 40 :

    >>42
    さんきゅ

    44 = 1 :

    叢雲「次は役割分担ね」

    鳳翔「私が料理の方作っていいでしょうか?」

    夕張「いいんですか? 一番手間がかかる役割だと思うんですけど」

    鳳翔「いいですよ」

    八幡「俺の味噌汁作ってくれ」

    鳳翔「はい」ニコッ

    八幡(天女様ッ)ニヤニヤ

    不知火「提督、顔がにやけてます」

    「本当に気持ち悪いわね」

    八幡「おい、それ以上言われるとトラウマ思い出して泣いちゃうぞ」

    叢雲「メンタル強いわね」

    八幡「ゴキブリ並の精神力と自負してるからな」

    平塚「いま、戻ったぞー、って……なんか増えてるだと」

    叢雲「建造したからよ」

    鳳翔「鳳翔です」

    夕張「夕張よ」

    不知火「不知火です」

    「曙よ、よろしくねオバサン」

    八幡「 」

    叢雲(地雷?)

    平塚「曙ちゃん?今なんて言ったのかな」ニコッ

    八幡(満面の笑)

    「オバサンっていったのよ、なに? なんか文句ある?」

    平塚「フフフ」ニコッ

    夕張「……っ」

    平塚「比企谷くん、ちょっと曙ちゃんを借りていいかしら」

    八幡「ど、どどどどうぞ、ご自由に!」

    「ちょ、ちょっと! なんで勝手に決めてんのよクソ提督! ババア掴むな!」

    平塚「フフフ」ゴオオオ

    「ひぃぃ! あ、あの……す、すいま」

    平塚「遊ぼうか」


    バタンッ


    イヤアアアアアアアア……

    八幡(恐るべし!)


    45 = 1 :

    「静お姉さま静かお姉さま静かお姉さま静かお姉さま静かお姉さま……」ボソボソ

    八幡(ちょっとあの娘大丈夫なのか)

    叢雲「何をしたのよ」

    平塚「いや、ちょっと教育だよ」

    夕張「怖いわね……」

    鳳翔「ご飯できましたよ」

    平塚「すまないな、私の分まで」

    鳳翔「いえいえ」

    夕張「美味しそうな匂い!」

    叢雲「人数増えたら執務室じゃなくて、食堂で食べないといけないとね」

    鳳翔「明日からは食堂ってことで」

    八幡「いいぞ……って、おぉ!(すげぇ、うまそう)」

    平塚「これはすごいな!」

    叢雲「なかなかやるじゃない」

    夕張「はやくはやく」

    「お姉さまお姉さまお姉さまお姉さま……」ブツブツ

    46 = 27 :

    八幡ってこんなコミュ症だったかなぁ?

    47 = 1 :

    みんな『いただきます!』オネエサマオネエサマ……



    八幡「う……、うまい!(これはあの雪ノ下を越えるんじゃないか!?)」

    平塚「驚いた! ここまでの味とは!!くぅ! 一杯やりたいなぁ!」

    鳳翔「焼酎ならここに」コトッ

    平塚「なんて出来る人なんだあなたは!」

    鳳翔「注ぎますよ」コトッ

    平塚「くぅぅ~! あ~! いきかえるぅー!」

    八幡(残念だなこの人……)

    叢雲「お、美味しいじゃない」

    夕張「これっておかわりありますか!」

    「オネエサマオネエサマ」

    八幡(まじで曙ちゃん大丈夫なの? 大丈夫なんでしょうか? お兄ちゃん心配だぞ)

    平塚「ところで比企谷」

    八幡「なんですか」

    平塚「ちょっと適応しすぎじゃないか?」

    八幡「?」

    48 = 1 :

    平塚「いや、もっとこれだけ状況が変わったら困ったりするはずだが」

    八幡「先生、あまり俺を舐めないでくださいよ、こんな状況、中学時代にイメトレしてますよ」

    平塚「おいそれって」

    八幡「いや、妄想じゃないよ? イメトレだからね? ここ大事」

    不知火「提督が可哀想な人だとよくわかりました」

    八幡「おい、どうしてそうなる」

    不知火「気にしないでください」

    八幡「そろそろ泣いちゃうゾ☆って心の中で思っておこう」

    夕張「声に出てるから」

    八幡「なんだと……」

    平塚「あと、妹には電話したのか?」

    八幡「あっ」

    平塚「あの妹のことだ、激怒されるぞ」

    叢雲「私忘れてたわ、はいこれ」スッ

    八幡「なにこれ、普通のスマホじゃねぇか」

    叢雲「ここ専用の通信機よ」

    八幡(なんかいろいろ高機能なんじゃねぇか、これ売ったらどんだけもらえるかな?)

    夕張「提督、それ売らないでよね」

    八幡「な、何を言ってるんだお前は」

    鳳翔「本当に売る気だったんですね……」

    八幡「ばっか、そんなわけないですよ」

    夕張「なんか提督の性格が分かってきた気がする」

    不知火「売ったら許しませんので」

    八幡「なにこれ俺って確信犯なの?」




    49 = 1 :

    平塚「いいから、かけてこい」

    八幡「ちょっと行ってきますね」

    八幡(なんだこれ、どうやって使うんだ?)

    八幡(小町の番号はしっかり覚えてるぜ!!)ピッ

    プープープー……

    小町『はい、比企谷小町ですが』

    八幡「あ、小町? オレだよオレ」

    小町『小町はそんな詐欺に引っかかるほどアホじゃないです、それでは』

    八幡「おい、待つんだ小町、お兄ちゃんだぞ」

    小町『もう、心配したんだよ』

    八幡「いや、その……すまん」

    小町『なんかスーツの人がよくわかんないこと言ってお兄ちゃんはどっかに行ったっていうし!』

    八幡(小町のお花畑の頭だと理解できなかったか)

    小町『いつ帰れるの!』

    八幡「いや、わからん」

    小町『えっ!? どういうことなのそれ? お兄ちゃんいないと寂しいよ?あっ、今の小町的にポイント高い』

    八幡「オー高いぞ高い」

    小町『じゃなくて! 本当にどういうことなの!』

    八幡「いや、ちょっとここだと話づらいから、後日話すってことでいいか」

    小町『絶対だからね』

    八幡「おうおう」

    小町『体に気をつけてね』

    八幡「すまんな、愛してるぜ小町」

    小町『お兄ちゃんちょっとヒクよ』ピッ

    50 = 1 :

    平塚「帰るぞ」

    八幡「おつかれっす」

    叢雲「お疲れ様」

    「お、お疲れ様、お姉さまッ!」

    不知火「お気を付けて」

    夕張「ここに住めばいいと思うんだけど」

    鳳翔「そうですよね」

    平塚「いや、それだと周りに甘えてしまうからな、やはり自分のことは自分でやらなければ」

    八幡「そうっすか」

    平塚「じゃあ」ガチャッ

    鳳翔「さて、寝る準備でもしましょうか」

    「やっと帰ったわねあのバb!」バシッ

    八幡「そ、それ以上いうな!」

    「ちょっと! 人の口を抑えないでよ! このクソ提督!!」


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