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    元スレ八幡「少し大胆になってみようと思う」

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    1 :

    なんというか、せっかく雪ノ下とか由比ヶ浜とか可愛い女の子が身近にいるし

    どうせ恋にすらならない高嶺の花達相手なら、逆に口説いてみたら後々の身の丈にあった女性の攻略が楽になるのではないか?と思ったのが始まりだった


    とはいえ雪ノ下と由比ヶ浜二人をまとめて口説いてしまうのは自殺行為なので、手始めに由比ヶ浜がいない日に、雪ノ下に狙いを定めてみようと思う。


    雪乃「…」ペラッ

    八幡「なあ雪ノ下」

    雪乃「あら?死体が喋ったわ」

    八幡「死んでねえよ、目以外は健康優良体だよ」
    雪乃「それは残念ね」


    八幡「暗に死ねって言われてるよな俺」

    雪乃「物分かりがよくて助かるわ」

    八幡「ったく、何でそんなに可愛い顔して毒吐くんだよ」

    雪乃「!?」

    八幡「天使のような悪魔の笑顔っつうのか?綺麗な花にはトゲがあるってのは本当なんだな」

    雪乃「い、いきなりどうしたの?」

    八幡「可愛い顔して毎回毒吐くお前が悪い」ジッ

    雪乃「…」モジモジ


    八幡「黙ってるのも可愛いな」ジー

    雪乃「!」プルプル

    八幡「しばらく見とれてていいか?やっぱ雪ノ下可愛いなー」ジー

    雪乃「き、今日は終わりにしましょう!」タタタタタタ…

    八幡「戸締まり押し付けられたな」

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1446210708

    3 = 1 :



    八幡「ただいまハニー」

    小町「おかえりダーリン」


    八幡「おお、ノリいいな」


    小町「まあね、お兄ちゃんなのにお熱い帰宅の挨拶だね?」

    八幡「ん?俺は本気だぞハニー」

    小町「またまたー」

    八幡「俺ら血が繋がってるだけだし問題なくね?」

    小町「そこが一番問題だよ!」

    八幡「えー、でもここ千葉だし」

    小町「千葉だからなに!?」

    八幡「知らないのか小町、千葉の兄妹は結婚式までならセーフなんだぞ」

    小町「絶対アウトだよ!」

    八幡「おっかしいなー、高坂さんとこはやってたんだけどなー」

    小町「どんな兄妹なの高坂さんち!?」

    八幡「え?知らないけどピーとかピーとかピー…」

    小町「黙らっしゃいいいい!」バチーン!

    八幡「いてえな」ヒリヒリ

    小町「お兄ちゃんのバカ!もう知らない!ご飯は冷蔵庫ね!」プンスカ

    八幡「ツンデレめ」ヒリヒリ

    4 = 1 :

    翌日

    八幡「乗らないのか?」

    小町「乗ったらケダモノのお兄ちゃんになにされるかわかんないもん」ツーン

    八幡「まあ楽でいいや、行ってきまーす」チリチリン

    小町「え、そこはあっさりしてるんだ…」

    八幡「この長いなーがい下りー坂をー」

    5 = 1 :

    学校

    八幡「…」

    結衣「ねえねえヒッキー」

    八幡「ん?どうした」

    結衣「ゆきのん今日休むってさ」

    八幡「そうなのか、昨日は元気そうだったのにな」

    結衣「ふーん、カゼかな?」

    八幡「あり得るな」

    結衣「でも部活はちゃんとしないとだし、どうしよ?」

    八幡「早めに切り上げたらいいんじゃね?」

    結衣「分かった、そうしよっか」

    八幡「あいよ」

    6 = 1 :

    昼休み

    八幡「…」モシャモシャ

    沙希「…」

    八幡「おい」モシャモシャ

    沙希「なに?」

    八幡「お前みたいな可愛い女の子が隣にいたらときめくだろうが」モシャモシャ

    沙希「ぶはっ!?」ケホケホ

    八幡「こちとら多感な日本男児だぞ?勢い余って告白しちゃうだろうがまったく」ゴクゴク


    沙希「あんた今日変じゃない?」

    八幡「…いいか川なんとか」

    沙希「川崎だけど」

    八幡「いいか世界のKAWASAKI」


    沙希「世界の?」

    八幡「俺はゼファーよりもZRX派だからな」

    沙希「何の話?」

    八幡「KAWASAKIの話っつってんだろ、空冷より水冷の方が好きでな」

    沙希「す、好き?」ドキッ

    八幡「ゼファーも悪くはないがZRXのあの…」

    沙希「好き…あたしのこと…」ニヤニヤ

    7 :

    モジモジ
    ジー
    プルプル
    ジー
    タタタタタタ…
    バチーン!
    ヒリヒリ
    プンスカ
    ヒリヒリ
    ツーン
    チリチリン
    モシャモシャ
    モシャモシャ
    モシャモシャ
    ケホケホ
    ゴクゴク
    ドキッ
    ニヤニヤ



    8 :

    悪くないぞ

    9 :

    何が起きている…?

    10 :

    素晴らしい

    12 :

    ニンジャがいいです

    13 :

    今日のばくおんスレは此処ですか?

    15 :

    おっと、間違ってバイク板に紛れ込んでしまったようだ

    16 :

    バイク板がバイクの話してるわけねーじゃん

    17 :

    八幡「W800みたいなバイクもいいが…」

    シーン…

    八幡「あれ?どこ行ったKAWASAKI」

    18 = 1 :

    放課後

    結衣「でさー、優美子がさー」

    八幡「ふーん」

    結衣「ヒッキー反応悪くない?」

    八幡「そうか?」

    結衣「絶対別の事考えてた!」

    八幡「いやいや、お前の事考えてたから」

    結衣「ええっ!?」

    八幡「可愛いなーとか可愛いなーとか可愛いなーとか」

    結衣「え?え?」グルグル
    八幡「ムラムラするなーとかピーしたいなーとか考えてた」

    結衣「ヒッキーのバカァ!まだあたしたちに早いよ!」

    八幡「ん?まだ?」

    結衣「し、知らない!もう帰る!」

    ピシャッ!

    八幡「あれ?もう部活終わりか?」

    19 = 1 :

    八幡(俺も帰るか)

    いろは「せんぱーい」

    八幡「おお、一色か」

    いろは「なんか由比ヶ浜先輩がすごい勢いで走って行ったんですけど何なんですか?」

    八幡「知らん、バイトの日だったの忘れてたんじゃね?」

    いろは「確かにそういうのしそうですね」

    八幡「俺も帰るしな」

    いろは「そんなに暇ならこっちの手伝って下さいよ」

    八幡「いいぞ」

    いろは「やったあ!先輩大好き!」

    八幡「俺も一色大好きだぞ」

    いろは「えっ?」

    八幡「可愛いし少し腹黒いけどさらにそこがいい」

    いろは「せ、先輩?」


    八幡「甘え上手でほっとけないしもっと一色といたい」

    いろは「や、やっぱ今日はいいです!」ダダダダダ

    八幡「んだよ忙しいやつだな」

    20 :

    この調子で先生とルミルミと葉山を口説こう

    21 :

    戸塚編はまだですか?

    22 = 1 :

    職員室

    八幡「うっす」

    「君が鍵を返すのは珍しいな」

    八幡「雪ノ下休みだし由比ヶ浜はバイトの日だったみたいなんで」

    「鍵は雪ノ下しか返しに来ないから新鮮だな」
    八幡「それならマメに返しに行きましょうか?」

    「奉仕部なら誰でも構わんよ」

    八幡「俺が平塚先生に会いたいんで」

    「どうした?雪ノ下の毒舌が効いてきたのか?」

    八幡「それは平気なんですけど、先生と会えるならいいかなって」


    「本当にどうした比企谷」


    八幡「婚活ムリなら俺がいますから、安心して下さいね」

    「わかった、とにかく帰りたまえ」

    八幡「それでは」

    ピシャッ


    「ふっ…」(相手は教え子だぞ!落ち着け…しかし背徳的でそそるし…あの死んだ魚のような目で見つめられながら押し倒されたりして…なんだかすごくやらしいぞ!)

    八幡「大人は手強いな」

    23 :

    静ちゃんチョロかわ

    24 :

    けーちゃんは、まだですか?

    25 = 1 :

    帰り道

    八幡(将来有望そうな小学生くらいの子いないかな、いたら育ててみたい)

    留美「八幡」

    八幡「あ、いた」

    留美「いた?私を探してたの?」

    八幡「いや、単にナイスなタイミングで来たと思ってな?」

    26 :

    グルグル







    ダダダダダ







    27 :

    留美「?」

    八幡「それよりも、あれからどうだ?」

    留美「冷戦状態」

    八幡「冷戦って言葉なんかよく知ってるな」

    留美「ヒマだからよく本を読んでて、分からない言葉を調べてた」

    八幡「ほう」

    留美「だけど本当に勉強になるのは大人の汚いところ」

    八幡「お、おう…すごく頼もしいな」

    留美「八幡は不思議だよね」

    八幡「ん?」

    留美「嘘つきなのに自分が損する嘘しかつかない」

    八幡「自分が得するような嘘をつけるほど信用度がないからな」

    留美「また嘘」

    八幡「え?」

    留美「ちゃんと分かる人は分かってるのを知ってるのに嘘ついた」

    八幡「…」

    留美「本で読んだけど沈黙って肯定になるんだよね」

    八幡「まあな」

    留美「私は八幡の嘘だけは好きだよ、優しいから」

    八幡「そりゃどうも」

    留美「私が大人になったらお嫁さんになってあげるね」

    八幡「10年早えよ」

    留美「それなら後10年したら幼妻になるね」

    八幡「お前どんな本読んでんだ!」

    留美「えっと確か」

    八幡「いや、聞かないでおくわ、またな」

    留美「またね八幡」

    八幡「最近の子供は怖いな…」

    28 :

    口説けてない…

    29 :

    口説けてないがもう堕ちてる

    30 :

    10年経ったら二十歳も超えてるし幼妻でもなんでもないぞ留美
    本を読むのもいいが算数ドリルをやろう

    31 :

    >>30
    一応子供っぽさを残した妻的なニュアンスもあるから、二十代前半とかなら当てはまる場合もあるぞ

    32 = 30 :

    へえ、韓国ではそうなの?
    とかったね

    33 :

    日本語使えないやつが韓国人呼ばわりしててワロタ

    34 :

    ロリコン発狂してるやんけ!

    35 :



    八幡「ただいまー」

    シーン…

    八幡「おろ?誰もいないのか、部屋行こ」

    36 = 1 :

    翌日

    八幡「行ってきまーす」(小町はなんか先行ったみたいだな)

    37 = 1 :

    学校

    八幡「あ、城廻先輩おはようございます」

    めぐり「おはよー」

    八幡「それじゃ」

    めぐり「いろはちゃんの様子が変なんだけど、比企谷君なにしたの?」

    八幡「昨日仕事手伝えって言われたからOKしたらやっぱいらんつって走って行った以外分かりません」

    めぐり「うーん?いろはちゃんが仕事頼んでおいてやっぱいらないってどうしたんだろ」

    八幡「俺には分かりかねます」

    めぐり「それはそうかもね」

    八幡「先輩は俺に手伝い頼んでもああはならんでしょうね」

    めぐり「人手不足解消は悩みどころだからね」

    八幡「先輩に頼まれたんなら勝手に俺から手伝いに行きますよ」

    めぐり「それは心強いよ!嬉しいなー!」

    八幡「先輩といると癒されますから」

    めぐり「!?」

    八幡「先輩の彼氏は幸せ者だろうなあ」

    めぐり「か、彼氏なんかいないよ」

    八幡「マジですか、三年生はホモしかいないのかよ」

    めぐり「ちょっと発想が飛躍し過ぎてないかな?」

    八幡「俺が同じクラスなら先輩と一緒にいたくて仕方ないのに」

    めぐり「照れるなぁ…」

    八幡「先輩可愛いですから、隠れファンとかいますって絶対」

    めぐり「またまたー」

    八幡「俺もめぐりんのファンになります」

    めぐり「もー!比企谷君なんか知らない!ファンは比企谷君だけで十分だからね!」

    八幡「先輩可愛いよ先輩」

    38 :

    ウケるおばさんも攻略してほしい

    39 = 1 :

    昼休み

    八幡「…」

    材木座「おお、こんなところにいたか八幡」

    八幡「んだよ」

    材木座「平塚先生から伝言を預かってな、今日は部活を休みにするそうだ」

    八幡「合コンが早めに始まるのか?」

    材木座「それは我も知らん、というか伝言を頼まれたときのあの表情はなんというか恋する乙女のような…」

    八幡「え、マジ?ついに合コンからデートにこぎつけたのか先生」

    材木座「先生の春も近いのかもな」

    八幡「良いニュースしかなくてよかったよかった」

    材木座「うんうん」

    40 :

    >>32
    さすがに草生える

    41 = 1 :

    放課後

    八幡(先生のデート上手くいくといいな)

    陽乃「ひゃっはろー比企谷君」

    八幡「雪ノ下さん」

    陽乃「こんな時間に帰ってるって事はサボリ?」
    八幡「部活休みなんすよ」

    陽乃「あれ、そうなの?」

    八幡「先生が言ったみたいなんで間違いないですよ」

    陽乃「ふーん、じゃあ今からヒマなんだ」

    八幡「さっさと帰って小町とイチャイチャしますよ」

    陽乃「妹とイチャイチャって…」

    八幡「雪ノ下さんみたいなとびきりの美人とイチャイチャしたくはありますけどね」

    陽乃「あらお上手」

    八幡「しがないモテない男子高校生は妹とイチャイチャするしかないんですよ」

    陽乃「なんか違う気がするけど」

    八幡「それじゃ」

    陽乃「お姉ちゃんとイチャイチャする?あたしは比企谷君とならイチャイチャしたいかな」

    八幡「後が怖いから遠慮します」

    陽乃「なにそれー」ブーブー

    八幡「雪ノ下さんと俺みたいのがイチャイチャするのは世間に抹殺されますよ」

    陽乃「そんな物騒なことないのに」

    八幡「当初の目的通りに小町とイチャイチャしますよ、それじゃ」

    陽乃(比企谷君も素直になったなぁ、可愛い…)

    八幡「今日こそ小町もいるだろ」

    43 :

    むしろ大胆返しされてる

    45 :

    とうとう先生にも春がきたとこをみんなに知らせよう

    46 :



    八幡「ただいまー」

    小町「あ、おかえりお兄ちゃん」

    八幡「おう、小町とイチャイチャしたくて帰って来たぞ」

    小町「小町的にポイント高いけどごめん、友達と遊ぶ約束しちゃってさ」

    八幡「神は死んだ…!」ガクリ

    小町「大げさじゃない?」

    八幡「千葉の兄が妹とイチャイチャできんなんて発狂もんなんだぞ!」

    小町「まあまあ、女の子しかいないから安心してよ、行ってきまーす」

    八幡「女の子だけならまだマシか…」

    47 = 1 :

    翌日

    八幡(部活めんどいな)
    結衣「ねえねえヒッキー」

    八幡「ん?」

    結衣「あたし今日バイトだから部活行けないってゆきのんに言っといて?」

    八幡「お前雪ノ下の連絡先知ってるだろ」

    結衣「ゆきのん結構連絡気付くの遅いから一応お願い」

    八幡「そういうことなら分かった」

    結衣「ありがとうヒッキー!」

    八幡「ん」

    沙希「…」

    48 = 1 :

    放課後

    八幡「うっす」

    雪乃「私が休んでいる間に問題は無かったかしら?」

    八幡「無かったけど今日は由比ヶ浜がバイトだから休むってよ」

    雪乃「連絡すればいいのに」

    八幡「お前が連絡に気付くの遅いから念のためだってよ」

    雪乃「それは否めないのだけれど」

    八幡「そもそも依頼が来るか分からんしな」

    雪乃「…二人きり…」ボソ

    八幡「え?なんて?」

    雪乃「ねえ比企谷君」スクッスタスタ

    八幡「?」

    雪乃「あなたから見て私は魅力的?」ズイッ

    八幡「お、おう可愛いぞ?」

    雪乃「本当に…?」

    八幡「おう」

    雪乃「そう…」


    八幡「どうしたいきなり」


    雪乃「不本意ながら、私もあなたは素敵だと思っているわ」ガシッ


    八幡「あの、雪ノ下…?」

    雪乃「ふふふ…比企谷君とならきっと幸せな家庭を築けるわよね」

    八幡「え?」

    雪乃「さあ比企谷君、せっかく二人きりなのだから将来の話をしましょう?」

    八幡「将来…?」

    雪乃「ペットはやはり猫よね、それと式は…」

    八幡「落ち着け雪ノ下、な?」

    雪乃「それもそうね、ゆっくり決めていかないとダメよね」

    八幡(まさか雪ノ下がこんなにデレるなんて…)
    雪乃「ふふふふ」ニコニコ

    49 = 1 :

    八幡「そろそろ帰るか?」

    雪乃「そうね」

    八幡「ああ、んじゃな」
    雪乃「また明日、比企谷君」

    八幡(何事もなく終わってよかった)

    50 = 1 :



    八幡「ただいま」

    小町「おかえりお兄ちゃん」ダキッ

    八幡「いきなり抱きついてどうした」

    小町「昨日イチャイチャできなかったから」スリスリ

    八幡「小町ぃぃぃぃ!嬉しいぞ!」ナデナデ

    小町「えへへー」


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