元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」明華「夢でも、あなたの横顔を」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
851 :
すみませんテイクアウトで
852 :
こんなに胃にくるフルコースは嫌だ
853 :
すいませんテイクオフで
854 :
有珠山コースならパンとワインしか出ないから安心だな
なお外での最後の晩餐になる模様
855 :
本来の意味のパンとワインになりそうですねぇ…
856 :
パン(神の肉)とワイン(神の血)ねぇ…
857 :
>>849
この料理は出来損ないだ食べられないよ
858 :
よく食べる君を見てるのが好き(目そらし)
859 = 845 :
食べるのは京太郎の純潔な模様
860 :
京ちゃんが食べるんじゃないの?(すっとぼけ)
861 :
「一月後に龍門渕グループのパーティーがあるのですが――是非とも京太郎くんを御招待したいと、透華お嬢様が仰っています」
京太郎が夏休みの企画を練っている時に訪れて来たハギヨシ曰く、龍門渕グループ主催のパーティーに招待して貰えることになったらしい。
この夏に何か特別な体験をしてみたいと思っていた京太郎にとってはまさに渡りに船であり、頷く意外の選択肢はない。
「それでは――参加なさるということで、よろしいですね?」
やけに強く念を押してくるハギヨシに怪訝に思いながらも、京太郎は再び頷いた。
「……わかりました。それではまず、こちらを」
直後、ドサリと目の前に置かれる分厚い本の数々。
京太郎は呆気に取られて言葉がでない。
あんぐりと口を開けたままの京太郎に、ハギヨシはさも当然と言わんばかりに。
「客人の立場とは言え、格式ある場所ですから。最低限のマナーは、身に付けていただきます」
「ご心配無く――私が、誠心誠意ご指導致しますので」
地獄の一月が、始まった。
863 :
そして、パーティー当日。
シャンデリア、ワイングラス、テーブルクロス、壁に掛けられた絵画。
どれ一つとっても煌めいており、そして会場内で見かける他の参加者たちも、誰もが一度は見たことのある著名人ばかり。
一般人なら間違いなく萎縮する光景。
「本日は、ようこそおいでくださいました」
「こちらこそ、本日はお招きいただきまして、ありがとうございます」
だが、オーダーメイドの礼服に身を包んだ京太郎は、気品すら漂わせて透華に返礼する。
ハギヨシの指導はそのままの意味でのスパルタ指導。
一般的なマナーは当然。立ち振る舞いについても徹底的に叩き込まれた。
しかし、経営学や帝王学、挙げ句の果てには格闘術まで学ばされるのはいくらなんでもおかしいと抗議した京太郎だが――
「京太郎様は、透華様に恥をかかせるおつもりですか?」
ハギヨシの感情のない眼差しを前にしては、何も言うことはできなかった。
とにかく、こうして京太郎は外側からも内側からもこの場に相応しい人間として作り変えられた。
元の素材が良かったこともあり、今では貴族と名乗っても通じる風格を身に付けている。
「ほう、君が透華の言っていた」
「お父様」
透華と話をしていると、有名人が集まる会場の中で一際目立つオーラを放つ人物が声を掛けて来た。
お父様と呼ばれたその男性は、京太郎を見ると、まるで品定めをするように目を細める。
「幾つか、君に聞きたいことがある」
そのまま、幾つか質問をされる。
龍門渕についてどう見るか、この先の日本経済についてはどうか、透華についてはどう思っているのか。
個人的なことも含めて様々な分野の質問を繰り出されるが、ハギヨシの特訓の成果により、全て淀みなく答えることが出来た。
やがて問答を終えると、透華の父は満足したように腕を組んで頷いた。
「どうやら、私の娘の目に狂いはなかったようだな」
「それでは!」
「ああ、認めよう――お前と、京太郎くんの婚約を」
どういうことか問いかける前に、透華に唇を奪われる。
心は酷く動転していたが、身体は当然のように、透華を強く抱き締めていた。
「……」
その様子を、ハギヨシは穏やかな微笑みを浮かべて見守っていた。
【注文の多いレストラン】
864 :
パーティに参加するだけのはずがwwww
865 :
ああ、この後注文の多いレストランの原作と同じく
京太郎は食べられてしまうんやね
866 = 774 :
ハギヨシ有能だな
867 = 1 :
病みとーかの筈が病みハギヨシになっていた不思議
上の流れを読んでたらふと思い付いたので
次のレスから宮守パートちょっとだけやりまっしょい
868 = 782 :
>>特別な体験をしてみたいと思っていた京太郎
良かったね、京太郎願いが叶って(白目)
870 :
病みヨシに愛され夜も眠れなかった(帝王学的な意味)京太郎乙!
871 = 774 :
宮守パート終わるかな?
872 = 773 :
上手いタイトルww
873 :
ライブ感でやりますー
というわけでキャラ安価下3でー
874 :
シロ
875 :
とよね
876 :
シロ
877 :
もう少しだけ、彼のことを知れば。
この胸のざわめきも、面倒くさいという思いもなくなるかもしれない。
そう思い立ち、最も彼に詳しいであろう友人に京太郎のことを尋ねたシロだが――
「うん! 京太郎さんはね! すっごい人なんだよー!! 昔は無名校の清澄ってとこから全国までいってね! 」
「あの小鍛治プロとも――」
「現役時代の健康の秘訣は――」
「ペットはなんと珍しいカピバラで――」
――聞いてない。誰もそこまで聞いてない。
このままでは日が暮れるどころか、朝日が登っても無限ループで話を聞かされることかになるだろう。
◆
要領を得ないと感じたシロは、彼女から彼に感する資料を幾つか貸してもらうことにした。
雑誌の切り抜きや高校時代のインタビュー、プロ雀士カードの余りなど。
少しでいいと言ったのに、目の前に置かれているのは膨大な量の彼に関する資料。
「ダル……」
「お、なんか懐かしいのがあるな」
どれから手を付けたものかと迷っていると、ちょうど当の本人が姿を現した。
「これ、豊音のだから」
「分かってるよ。こんなに色々集めてるのはあの子くらいだろう」
「……」
何となく、コレを自分の私物だと思われるのは恥ずかしいと感じたシロだが。
さらっと返された答えも、面白くないものだった。
シロ判定直下
1~30 ……知りたいから。私も
31~60 ……他には、ありますか
61~98 ……私の方が
ゾロ目 ???
878 = 874 :
おまかせあれ!
清澄出身ですこやんと因縁在りか
879 :
エン
880 :
セーフ
881 :
「……知りたいから。私も」
「え?」
この場にいない豊音に対して対抗心を燃やしても仕方が無い。それは分かっている。
意味のないこと、迷うまでもないこと。
十分に理解しているのに、口から出たのは正反対の言葉。
「……何でも、ないです」
ガサガサと資料を掻き集めて、席を立つ。
自分らしくもないと分かってはいたが、止められなかった。
「……少し、お小水に」
「もうちょっと恥じらい持ってくれ。頼むから」
頬に若干の熱を感じるが、京太郎には気付かれていないようだ。
シロはその言葉通り、部室を出てトイレへと向かった。
◆
空いた窓からの微風が、少し古びた雑誌のページを捲る。
――熱■■覚!? 相■はあの、■■■■――
ズタズタに引き裂かれ、小さな穴が虫食いのように広がっているそのページは、誰の目にも止まることはなかった。
882 = 874 :
熱愛だと!
豊音は知ってそう
883 :
豊音が破いた上で保存している可能性が・・・?
884 = 874 :
そうか豊音のだから、ズタズタに引き裂かれてるのか
886 :
これは是非、皆と彼女を合わせないといけない。
887 :
これが俺のファンサービスだ!(現役復帰からのいくのんとの結婚記者会見の場に立ちながら)
な未来もありえるかな
キャラ安価下3でー
888 :
エイスリン
889 :
シロ
890 = 874 :
エイスリン
いくのん大勝利じゃないですかww
891 :
くるみ
892 :
塞
893 :
あれ? もう一人元恋人いなかったっけ?
894 = 879 :
恋人は季節ごとに組み変わる仕組み
895 :
キミも俺のファンになったのかな?
896 :
唐突なファンサービスで笑ってしまった
897 :
「ア」
ある日の休日。
京太郎が気分転換にデパートを歩いていると、教え子の1人とばったり鉢合わせした。
「コンニチハ!」
「こんにちは。今日は一人で?」
「ミンナデ、ナツフクヲ!」
「成る程」
どうやらエイスリンの他にも、麻雀部の部員がこのデパートに来ているらしい。
軽く辺りを見渡すと――部員の姿は見つからなかったが、良いものが目に入った。
「エイスリンさん」
「?」
ちょいちょいと手招きしてやると、小首を傾げながら歩いて来る。
トコトコと無警戒に歩いてきたので、手に持ったものをスッポリと彼女の頭に被せることができた。
「うん、やっぱりよく似合う」
「コレ……」
麦藁帽子。夏の風物詩の一つ。
素朴なデザインが、エイスリンによく似合いそうだと感じたのだが、それは正しかったようだ。
店内に設置してある鏡の前に立ち、ツバの両端を手で抑えて被り心地を確認するエイスリン。
「オニアイ?」
「うん、お似合い。よく似合ってる」
「ジャア――」
エイスリン判定直下
1~30 センセイ二、コレ!
31~60 コレデ、オソロイ!
61~98 マタ、センセイノイロ二、ナリマシタ!
ゾロ目 ???
898 = 883 :
俺色に染まれ
899 :
華n??、松実玄におまかせあれだし!
900 :
おまかせあれ!
みんなの評価 : ★★
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