私的良スレ書庫
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元スレ京太郎「ステルスと」モモ「イーワンっす!」
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桃子「………うぅ」
佳織「いいなぁ……」
羨ましく周りの光景を眺めているだけだった。
京太郎「…」
ったく…仕方ねぇなぁ。
京太郎「モモ、弁当箱ちょっと貸してくれ」
桃子「え、でも……」
おろおろするモモを放置して弁当箱を奪う。
京太郎「ほら、食えよ」
代わりにモモに俺の弁当箱を渡す。
桃子「…でも、これって」
京太郎「玉子焼きが食いたかったんだよ」
そう言ってモモの弁当を一気にかっ込む。
京太郎(焦げた味しかしねぇ…けど)
全部食べなくちゃいけない気がした。
租借なんて一切せずに胃に入れる。
桃子「京太郎くんっ」
心配そうにモモが声を荒げる。
京太郎(心配すんなってーのっ)
モモの弁当の中身を全て平らげる。
京太郎「…お前の料理美味かったぜ」
そう言って立ち上がり、扉に向かって歩く。
桃子「どこ行くんすか?」
京太郎「……食事中に席を立つ理由は一つしかないだろ?」
それだけ言ってトイレに向かって歩く。
京太郎(…もうちょっとだけ持ってくれよ…)
視界がぼやけてくる。
壁に手を付きながら歩く。
京太郎(……畜生…もうダメか…)
意識が遠のく中、最後に聞こえたのは誰かの俺を呼ぶ声だった。
桃子「…本当に心配したっすよ…」
京太郎が部室を出ていった後、心配になって後を追った。
桃子が次に京太郎を見たのは廊下に倒れる瞬間だった。
すぐに駆け寄り、京太郎の肩を担いで保健室に向かった。
女一人で大の男を運ぶのは苦労した。
それでも必死になって京太郎を保健室に運んだ。
保険医によると、ただの体調不良、ということらしい。
後は任せて、とも言われたが心配で残ることにした。
桃子「あんな嘘まで吐いて…本当に馬鹿っすよ」
京太郎の手を握る。
あんな焦げきった料理が上手いわけがない。
そんなの分かってる、分かりきってる。
なのに、京太郎から美味かったと言われて、言ってもらえて。
とても嬉しかったのだ。
失敗したけど、それでも美味かったって。
自分のことを気遣った言葉だとわかっていても、それでも。
嬉しかった。
それと同時にとても悲しくなった。
京太郎に気を使わせてしまったことが。
桃子「馬鹿…馬鹿…本当に馬鹿っす…」
唇が触れそうな距離にまで近づく。
桃子(このままじゃきっとダメっす…もっと私が強くならなくちゃ…)
桃子は瞳を閉じる。
桃子(だから……私が強くなるために…)
桃子(………勇気をください)
唇を重ね合わせる。
初めてのキスは苦くてしょっぱかった。
今日は区切りっすー
1~15は真っ黒と言ったな? あれは嘘だ
詳しくいうならバカテスのピンク髪と同レベル程度っす
ちなみに11だったら見た目炭、味最高の予定でした
1~15は真っ黒と言ったな? あれは嘘だ
詳しくいうならバカテスのピンク髪と同レベル程度っす
ちなみに11だったら見た目炭、味最高の予定でした
ちょっと立て込んでて更新出来そうもないので今日の更新はなしっす
申し訳ない気持ちでいっぱいっす
ちなみに毒物錬金してますが自覚症状ありなのでモモの料理は変化あり
かおりんは自覚症状ないのでたまにすごく上手い料理が作れる程度(10000回に1回の確率程度)
出来るだけ早く更新出来るようにしたいと思いますっす
申し訳ない気持ちでいっぱいっす
ちなみに毒物錬金してますが自覚症状ありなのでモモの料理は変化あり
かおりんは自覚症状ないのでたまにすごく上手い料理が作れる程度(10000回に1回の確率程度)
出来るだけ早く更新出来るようにしたいと思いますっす
ポイズンクッキング……殺し屋か何か?(顔面蒼白)
あと、かおりんは幼い頃に京太郎とした結婚の約束の証にペンダントの鍵を持ってそう
あと、かおりんは幼い頃に京太郎とした結婚の約束の証にペンダントの鍵を持ってそう
ぐぬぬ…来週から二週間くらい支援いかねばならなくなったのでもしかしたら更新できないかもしれませぬ…あばばばば
なのでしばらくの間はスマホからの更新になりますので区切りまでsage進行にしたいと思います
ご迷惑おかけして申し訳ないっす
なのでしばらくの間はスマホからの更新になりますので区切りまでsage進行にしたいと思います
ご迷惑おかけして申し訳ないっす
桃子「あーうー…」
桃子「ツイてないっす…」
ゴホゴホと咳き込むみながら、布団に潜り込む。
桃子「皆、今頃部活をしているころっすねぇ…」
京太郎「今日、部活ないぞ」
桃子「え…?」
京太郎「なんか蒲原部長のテストの成績が芳しくなかったから加治木先輩が付きっきりで勉強をさせるから今日は休みだとさ」
ポカリをコップに入れる。
京太郎「ほらよ」
桃子「あ、ありがとうっす」
のそのそと布団から起き上がり、コップを受け取る。
ひんやりしていて少しだけ気持ちよかった。
桃子「京太郎くん」
京太郎「ん?」
桃子「……そういえば、なんでここにいるんすか?」
京太郎「そりゃお前が風邪引いたからだろ?」
なにいってんだこいつ、みたいな顔で桃子をみる京太郎。
桃子「いやい確かに私が風邪を引いたのは事実っけど…」
なんて部屋にまで来ているの、とは聞けなかった。
京太郎「いやさ、インターホン押して学校から配られたプリントとかモモの親に渡そうと思ったんだけどさ」
ポリポリと頬を始めとする掻く。
桃子「京太郎くん」
京太郎「ん?」
桃子「……そういえば、なんでここにいるんすか?」
京太郎「そりゃお前が風邪引いたからだろ?」
なにいってんだこいつ、みたいな顔で桃子をみる京太郎。
桃子「いやい確かに私が風邪を引いたのは事実っけど…」
なんて部屋にまで来ているの、とは聞けなかった。
京太郎「いやさ、インターホン押して学校から配られたプリントとかモモの親に渡そうと思ったんだけどさ」
ポリポリと頬を掻く。
京太郎「モモの母親が、さ」
東横母『私出掛けるから娘の面倒頼んだよ』
京太郎「っていって車乗ってどこか行っちゃったみたいだからさ…」
桃子「あー……」
桃子は相槌を打ちながら、心の中で母親に親指を立てた。
京太郎「それに病気の時って心細くなるし」
桶にタオルを入れて水を絞って桃子のおでこに乗せる。
京太郎「それにさ、いつも麻雀とか色々世話になってるからちょっとでもモモに恩返しが出来ればいいかなって思ってさ」
そういいながら桃子に布団をかけてやる。
桃子「……///」
京太郎「なんか顔赤いけど大丈夫か?」
心配になって桃子の顔を覗き込む。
桃子「だ、大丈夫っす///」
そう言いながら布団を頭まで被る。
桃子(京太郎くんはズルいっすよ…)
桃子(恩返ししたいのは私の方なんっすよ?)
布団から目だけを出してジト目て京太郎を見る。
京太郎「ん、どうかしたか?」
ニコリと笑いかけてくれた。
桃子「な、なんでもないっす///」
そう言ってまた布団に潜った。
桃子(うぅ…嬉しいやら恥ずかしいやらて京太郎くんの顔がまともに見れないっすよ…///)
京太郎「そういえば、もう夕飯って食べたのか?」
桃子「夕ご飯はまだっす」
布団からひょっこっと顔を出して答える。
京太郎「うーん…コンビニで何か買ってくるか…」
京太郎がそう言って立ち上がろうとした時、桃子の携帯が唐突に鳴った。
母親からの着信だった。
とりあえず電話に出ることにした。
桃子「もしもしっす」
東横母『もしー』
桃子「…なんすか?」
東横母『機嫌悪いわね…せっかく二人っきりにさせてあげたのに…』
それには感謝してるけど、テンションがウザかった。
東横母『ま、そんなことはいいんだけど』
桃子「早く要件を言うっすよ。京太郎くんがどうしたらいいかわかんなくなってるっすから」
東横母『ふむふむ…つまりコンビニに行こうとしているわけね』
桃子「………」
とりあえず当たってるって言うのはイヤなので無言。
東横母『いいこと教えてあげる。無言は肯定よ』
ダメだった。
東横母『とりあえず京太郎くんにはコンビニに行くのはやめてもらいなさい』
桃子「なんでっすか?」
東横母『京太郎くんは家の鍵を持ってないから。桃子が渡しているなら話は別だけどね』
桃子「まだ渡してるないっすよ!!?///」
東横母『渡す予定はあるのね…』
桃子「あっ……///」
と言いながらコホンと咳をする。
東横母『京太郎がコンビニに行くために家を出た後、家にいるのは貴方だけよね?』
桃子「そうっすよ?」
東横母『つまり強盗とか不法侵入とかされたい放題ってことよね?』
桃子「されたい放題ってことはないとは思うっすけど…」
東横母『というわけで、京太郎くんには我が家のキッチンにて桃子の夕ご飯を作って貰って下さい』
桃子「いやいやどういうわけっ…あ……切られた…」
母親は言いたいことだけ言って電話を切ったようだ。
京太郎「なんかあったのか?」
桃子「いやー…別に…ないっすよ?」
誤魔化すようにそっぽを向く。
京太郎「モモ」
京太郎「何か言われたんだろ?」
しゃがみこんて桃子の顔を真っ直ぐ見つめる。
京太郎「なんでも言ってくれ」
桃子「なんでもっすか…?///」
京太郎「ああ、なんでもだ」
桃子「わかったっす…///」
深呼吸をして京太郎を見つめ返す。
桃子「私のご飯を作ってくださいっす///」
顔を真っ赤にしながらそう言い放った。
更新できないかもしれない(出来ないryって感じっす
スマホ更新はしにくいっす…
あ、まだこの話は続きます
とりあえずこれで区切りっす
スマホだと末尾Oになるみたいっすね!
今気づいたっす
スマホ更新はしにくいっす…
あ、まだこの話は続きます
とりあえずこれで区切りっす
スマホだと末尾Oになるみたいっすね!
今気づいたっす
京太郎「~~♪」
モモの夕食を作るため、モモの家の台所に立った。
米をザルで軽く洗い、その米を小さな土鍋に移す。
土鍋をコンロに置いて火をつける。
京太郎「ったく…言い方ってあるだろ、普通」
先ほどのモモの発言を思い出す。
京太郎「俺じゃなきゃ勘違いしてたっつーの」
土鍋の中をニ、三回ほど混ぜる。
お米がいい感じにほぐれてきたので溶き卵を加える。
京太郎「あいつって薄味の方が好きなのか……?」
少しだけレンゲに掬って食べてみる。
ちょっと薄いけど中々の出来だった。
京太郎「さてと」
土鍋をお盆に乗っけてモモの部屋に向かって歩き出した。
桃子「……あーうー///」
唸っていた。
さっき京太郎へ言ってしまった台詞を思い出しては唸って恥ずかしくなってジタバタしてを繰り返していた。
桃子「別に本当にそうなってもいいんっすけど…///」
桃子「でもやっぱり料理は私が作りたいといいますか…///」
桃子「京太郎くんには美味しいって言ってもらえるご飯作ってあげたいっす…///」
身体をくねらせる。
布団が動きまくって芋虫みたいになっていた。
桃子「ま、そのためにはもっと料理を勉強しないといけないんっすけど…」
ふと我に返る。
この前、あんなお弁当を作ってしまってから母親に料理の手伝いなどさせてもらって勉強はしている。
桃子(今ならちゃんと玉子焼きくらいは作れるっす。ちょっと焦げちゃうっすけど)
桃子「もう京太郎くんがあんなことにならないようになったっすよ!」
桃子(でも…保健室でのあれがもう一回出来るなら…いいかもっす」
京太郎「何がいいかも、なんだ?」
桃子「ふぎゃーー!!//////」
布団の中から飛び出す。
まさかいるとは思わなかったし、声に出ているとは夢にも思わなかった。
壁に背中をつけながら京太郎を見る。
京太郎「ほら、お粥作ったぞ」
そう言って布団の前に座る。
布団をポンポンと叩いてこっちこいと合図されておずおずと布団に戻る。
京太郎「食べれるか?」
桃子「あんまりお腹すいてないっす」クゥゥ
京太郎「食べるか」
桃子「……はいっす///」
どうやら身体は正直でお粥のいい匂いの前には勝てなかった。
京太郎はレンゲでお粥を掬って熱くないようにニ、三度息を吹きかける。
京太郎「ほらよ」
桃子の口の前にレンゲを移動させる。
桃子「…………///」
これはきっとそういうことなのだろうか。
まさか京太郎のほうからそういうことをしてくれるとは思わなかった。
嬉しさと恥ずかしさで頭がいっぱいになりそうだった。
京太郎「なにしてんだよ、早く口開けろって」
レンゲをズイッと近づけて催促する。
桃子「うぅ///」
京太郎を見る。
真剣な目でこちらを見ていた。
どうやら避けられる雰囲気じゃない。
避けるつもいはないのだけど。
心の準備が出来ていないのだ。
桃子「……これって///」
京太郎「あーんだよ、あーん」
桃子「やっぱり…っすか///」
京太郎「早くしないと冷めちまうぞ」
京太郎に言われて覚悟を決める。
せっかく作ってくれたものを冷ましてしまうわけにはいかない。
作ってくれた人にも失礼だし。
だからこれは仕方ない行為だ。
と心の中で言い訳して、ゆっくり口を開けていく。
桃子「あ…あーん//////」
京太郎は桃子の口が開いたのを確認すると口の中にお粥を流し込む。
桃子「…///」
もぐもぐとゆっくりと租借しながら味わう。
京太郎からの初めての手料理。
あーんされた恥ずかしさと嬉しさと緊張とか色々混ざって味なんて分からなかった。
幸せすぎて明日には死んでしまうんじゃないかと思った。
京太郎「ん、どうだ?」
桃子「……美味しいっす///」
京太郎「ならよかったぜ」
そう言って次のお粥を掬って同じように息を吹きかける。
京太郎「ほら、まだまだあるからもっと食べろよ?」
どうやらステルス少女の幸せな時間―ハッピータイム―はまだまだ続く。
今日はここで区切りっすー
タイトルなんて浮かばないよ…orz
そろそろ鶴賀に爆弾を打ち込みたいっすねぇ
睦月しか名前呼びじゃないですし
もっと打ち解けさせたいのにきっかけが難しいのですのだ
かじゅのイベは決まってる
かおりんもある程度決まってる
ワハハだけは決まらない…orz
というわけで来週から更新出来るか微妙っす
ご了承のほどよろしくお願いしますっす
タイトルなんて浮かばないよ…orz
そろそろ鶴賀に爆弾を打ち込みたいっすねぇ
睦月しか名前呼びじゃないですし
もっと打ち解けさせたいのにきっかけが難しいのですのだ
かじゅのイベは決まってる
かおりんもある程度決まってる
ワハハだけは決まらない…orz
というわけで来週から更新出来るか微妙っす
ご了承のほどよろしくお願いしますっす
ごめんなさいっす
次の展開のためにどうしても必要なので安価だけさせてくださいっす
次の展開のためにどうしても必要なので安価だけさせてくださいっす
部活のない久々の休日。
部長が麻雀ばっかりやってたら息が詰まるという理由で休みになった、というのは建前。
本当の理由は部活をすると加治木先輩に勉強を強要してくるから、だろうだ。
そんなことはともかくせっかくの休みに家でゴロゴロとしているのもネト麻しているのも味気ないので最近出来たというイ○ンに遊びに来た。
京太郎「でっけぇなぁ…」
高い。天井が高すぎる。
首が痛くなるくらい高い。
京太郎「あ、すいません」
入口で呆然と立ち尽くしていたので邪魔になってしまっていたようだ。
そそくさと端っこまで歩いてく。
とにかく広すぎて何処に何があるのか全く分からないのだ。
コンマ下二桁判定
奇数 「あれは…加治木先輩?」
偶数 「あの金髪は…妹尾先輩か?」
ゾロ目 「あぅ…迷子になっちゃったよぉ…」
どこに行けばいいのかもわからないのでとりあえず案内板を探すことにした。
京太郎「案内板…っと」
入口の近くにあったのですぐに見つけられた。
京太郎(はぁ…色々ありすぎて分からんなこりゃ)
案内板を見るのをやめて周りを見渡す。
京太郎(とりあえず片っ端から歩いていくか)
人ごみに紛れながら奥へ奥へと歩いていった。
気にならないなら出来るだけ言わないようにするっす
ミスしないのが一番ですけどね
ミスしないのが一番ですけどね
京太郎「………」
もう歩きたくない。
どんだけ広いんだよここのイ○ン…。
ベンチに座り自動販売機で買った飲料をちょっとだけ飲む。
京太郎「………」
一息ついて周りを見渡すとそこには手を繋いで一緒に歩いている男女や腕を組んでいる男女がひしめき合っていた。
京太郎(こんなの絶対おかしい…)
疎外感が半端なかった。
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