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元スレ京太郎「ステルスと」モモ「イーワンっす!」
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京太郎「いやー遅くなって申し訳ないっす」
京太郎「店員さんが感じ悪くて、レジの前に立っても気付かないみたいで」
京太郎「仕方ないから声かけたら、『うわっ』みたいな声出して驚いて」
京太郎「こんな昼間にボーっとしてる方が悪いのに、『いたのですか』みたいなこと言われて」
京太郎「モモみたいなことってあるもんなんですね」
頭をポリポリ掻きながら説明する京太郎。
照「......そっか」
京太郎からアイスを受け取る照。
京太郎「あれ?モモは?」
辺りを見渡してもモモがいないかった。
京太郎「照姉、モモは?」
照「............」
言っていいのか悩んでいるようなそんな表情。
京太郎「もしかしてトイレっすか?」
京太郎「それだったら別にそんなに気を使わなくてもいいのに...」
笑って和ませようとするが照の顔は一向に笑わない。
京太郎「.........何かありました?」
照「京ちゃん」
照「今から話すこと怒らないで聞いてくれる?」
照がさっきモモにした説明と同じような説明を京太郎にした。
京太郎「俺、モモを探しに行って来ます」
京太郎はそう言って走って人ごみに紛れてしまった。
照「咲...おねえちゃん......振られちゃったかな...」
頬に伝う雫を拭うことは照には出来なかった。
京太郎「ったく...どこいったったんだよ」
当ても無く人ごみを探す。
京太郎「っと...すみませんっ!」
何度も人や者にぶつかる。
照の言ったことが本当のような気がしてきた。
決して照のことを信じていないわけではない。オカルトに関しては照の方が詳しいのだから。
今の自分がモモと同じようなそんな状況になっているなんて思ってもいなかった。
それを否定したい自分がいた。
そんな思いが砕かれるよな音がした。
京太郎「モモ.........モモ......」
体力も無くなって、走ることが出来なくなってしまう。
それでもモモを見つける為に前に進む足は決して止めない。
京太郎「っ......」
足がふらつく。
踏ん張る為に片方の足に力を込める。
しかし、そんな力も残っていなかったのか、踏ん張り切れず倒れこむ。
情けない...情けない...
好きな女の子1人、見つけることの出来ない不甲斐無さに唇を噛み締める。
周りの人は気付いているのか気付いていないのか分からないが、京太郎の身体を避けて歩いている。
無視されているようのか。
見えてないものとして。
これをずっとモモは耐えていたのか。
子供の頃からずっと......1人で。
同情か、又は別の感情なのか。
京太郎の瞳に少しだけ潤む。
京太郎(バカヤロウ...なにしてんだ俺は)
今一番寂しい思いをしているのは誰だ?
今一番モモに逢いたいと思っているのは誰だ?
拳に力を込めて何とか這いつくばって立ち上がる。
体力は空っぽだけど、気力ならまだ...ある。
京太郎「ったく......昔っから世話かけさせやがって....」
小学校のフォークダンスの時だって、二人三脚の時だって、遠足の時だって。
ずっとモモの隣にいたのは俺だ。
俺がモモの隣にいたんだ。俺が隣にいたくて隣にいた。
そのくせ、こうやって自分から離れていくなんて恩知らずめ。
頬が緩んだような気がした。疲れきっているはずなのに。
京太郎「何処へでも行けばいいさ」
京太郎「俺がどこだって探して出してみせ...うわっ」
躓いて転びそうになるのを寸前で堪える。
京太郎「あちゃー...ぜんぜん締まらないな......」
不思議とその顔は笑っていた。
短いですが今はこれだけで...
もうちょっと書き溜めしてから残りを投げたいと思うっす!
もうちょっと書き溜めしてから残りを投げたいと思うっす!
気付いたら昔のように私は一人ぼっちになっていた。
土地勘もない都会で、誰も知り合いのいないこの場所で。
「あーあ...」
なんであの場所から逃げてしまったのだろうか。
ちょっと自己嫌悪。
「これからどうしたら...」
さっきから携帯電話がうるさいくらいに鳴っている。
多分、相手は京太郎だと思う。
だからこそ、出られないのだが。
携帯電話を手に持ってしまえば、そのまま出てしまうから。
「京太郎くん......」
幻滅しちゃったっすかね......
逃げた私なんて放っておいて、チャンプとよろしくしているのだと思うと涙が出そうになる。
それを零してしまったら歯止めが利かなくなりそうで、上を向いて何とか耐える。
「あ......」
横を見ると自分に向かって車がクラクションを鳴らしながら進んできた。
あぁ、ここで私は死んでしまうのだと思った。
死んだら悲しむ人がいるだろうか。もし彼が悲しんでくれたら嬉しいな。
なんてことを思いながら車とぶつかるのを待った。
目を閉じて今までのことを思い出す。
思い出すのは京太郎と一緒にいた楽しい思い出だけだった。
こんな幸せな人生を送れたのは彼のおかげっすね
最後に願い事が叶うなら、彼の顔を見たい。
それだけだった。
「きゃっ」
首根っこを捕まれて、後ろにひっぱられて倒れこむ。
その前を車が通過していった。
後、数秒遅かったら車にぶつかっていた。
多分、そのまま―――。
「...」
スカートをパタパタと払いながら立ち上がる。
人のいきなり引っ張った人の顔を見るべく振り返る。
「っ」
息が止まった。
堪えようと思っていた涙が零れだす。
「どうかしたか? どっか痛いのか?」
忘れもしないあの時、あの台詞。
「ふふっ」
涙を流しながら私は笑ってしまう。
「痛くないのか? 大丈夫か?」
彼は私を見下ろしながらそう聞いてきた。
いつの間にか背を越されてしまった。昔は私の方が高かったのに。
そんなこともちょっと嬉しく思ってしまう。
「えっと...大丈夫っす」
あの時の台詞をなぞるように繰り返す。
「そうか。ならいいけど」
彼は私の頭に手を乗せて優しく撫でる。
ちょっとだけ心が温かくなるのを感じた。
「助けてくれてありがとうっす」
「まぁな。男は惚れた女だけは必ず守れって親父によく言われてたからな」
「だから俺は当然のことをしただけだぜ」
彼はニカっと笑いながら、何のためらいも無くそう言い放つ。
あぁもう...なんでこんなに愛しく感じてしまうのか。
好きだと言われたら我慢できなくなってしまう。
うずうずする身体を堪えることが出来ず、私は彼に飛びついた。
「おっと...」
一歩二歩後退しながら私の身体を受け止めてくれる。
「...おかえり」
ぎゅっと彼の腕に抱き締められた。
「......ただいまっす」
強く強く...彼の身体を抱き締めた。
照「で、なんで手を繋いでるの?」
照の後ろにドス黒いオーラが見え隠れしている
京太郎「なんでって...なぁ?」
桃子「えへへ......」
照「まぁいいや」
京太郎「うい」
照「京ちゃんのオカルトのことなんだけどね」
照「実はオカルトを吸収する条件があって、その条件をクリアしないと吸収し続けることがないんだけど...」
照「その条件ってのがキスなんだけど...京ちゃんはしたことある?」
京太郎「いやぁ......俺はないっすけど...」
ゆみ先輩とのアレはノーカン。人工呼吸だし
モモの方を見ると、下を向いて顔を真っ赤にしてプルプル震えてた
京太郎「.........モモ?」
モモに声をかける
モモはビクッと身体を跳ねさせる
桃子「ひぁぃっす!//////」
噛み噛みだった
照「はぁ...」
照は呆れた様にため息をついて説明を続けた
照「分かりやすく説明すると、キスをした相手と強制的にパスを繋いで相手のオカルトを自分の物にするみたい」
照「京ちゃんがまだオカルトを制御できないから、放出が出来ないけど...」
照「それもなんとかする方法がある」
京太郎「その方法は...?」
照「もう一度キスをすれば解けるよ」
あっさりと照は答える
照「でも...京ちゃんはまだ一度もキスしていないわけだから、その方法は使えない」
一度も、の部分を強調する照
モモの手がじんわりと湿っていくような気がした
照「あーどうやったら治るか分からないしお手上げだなー」
棒読みというか、やけくそ気味にそう言う照
照にでさえ、お手上げなら京太郎の知識ではどうにもならないのだ
桃子「.........っす///」
小さく呟くモモ
小さすぎて聞き取れなかった
照「......」
照はまっすぐモモを見ていた
桃子「あーもう!///」
真っ赤な顔を上げてキッと照を睨みつける
桃子「はい、そうです、そうっすよ!///」
桃子「京太郎くんとキスしました! したっす!///」
桃子「なんすか!それの何が悪いんっすか!///」
桃子「好きな人の唇を奪って自分のものにしたいって思うのはそんなにいけないことっすか!//////」
桃子「京太郎くんが寝てる間にしたっすよ!///」
桃子「私の作ってきたマズイ料理を残せばよかったのに全部食べて」
桃子「その後すぐ具合が悪くなって意識失って」
桃子「廊下で倒れてる京太郎くんを保健室まで運んで」
桃子「先生には、帰ってもいいと言われたっすけど」
桃子「私のせいで倒れたっすから私が見なくちゃって思って」
桃子「私の為に嘘までついて食べてくれた京太郎くんのことが愛しくなって」
桃子「先生がいなくなって誰も見てない今なら出来るって」
桃子「京太郎くんの寝込みを襲って」
桃子「誰もいない保健室で京太郎くんの唇を奪ったんですぅぅぅぅぅぅ!!!!!///」
桃子「滑稽っすよね! 気持ち悪いっすよね! 笑えばいいっす!」
桃子「自分の気持ちを堪えられなくて京太郎くんに隠れてキスしてこんな事態になって!」
桃子「馬鹿みたいっすね! 痴女だとか淫乱だとか思えばいいっすよ! ホラ皆で私のことを笑えばいいっす!」
桃子「あーはっはっはっはって!//////」
桃子「うぅ.........///」
どうやら言い終わって恥ずかしさが増してきたのか京太郎の後ろに隠れる
京太郎「.........」
照「............」
照と目を合わせる
照「............はぁ」
照がため息を吐く
照「ま、そんなことだとは思ってたけど...」
照「で、京ちゃん」
京太郎「なんです?」
照「京ちゃんはどうなの?」
京太郎「どう...って言われても...」
正直嬉しい
ファーストキスの相手がモモで安心した
ゆみ先輩とキス...というか人工呼吸したのが初めてじゃなくて本当に
いや、ゆみ先輩が嫌いとかそういうわけじゃない
ただ、初めてはモモの方が良かった
そう思ったのだ
京太郎「まぁ...モモで良かったと思いますよ」
桃子「ぁ......」
モモが握っている手をぎゅっと強くしてきた
照「はいはい...惚気はいいから」
京太郎「あ...はい...すみません」
照「私が聞いているのは、もう一度キスすれば戻れるってことなんだけど」
照「京ちゃんはする?」
京太郎「.........ぅ///」
面と向かって他の女の子に別の女の子とキスするのかと聞かれる経験なんてないので少し照れてしまう
それに個人の問題じゃないし...
京太郎「いや...俺だけの問題じゃないし...モモにも確認とらないと...///」
照「その子、犬だったら尻尾を思いっきりブンブンするくらい喜んでるけど」
桃子「そそそ、しょんなことないっすよ!//////」
顔を見ないでも分かるくらい動揺していた
照「はぁ......後は京ちゃんだけだけど...」
京太郎「......えっと...ここじゃ...人込みだし...///」
そう、色んな人が行きかっているのだからその中でするなんて出来るわけない
恥ずかしいし
照「京ちゃん、一つ良い事教えてあげるね」
照はニッコリと笑顔を作ると
照「今の京ちゃんはその子と全く同じ体質なんだよ?」
まるで死刑宣告を受けたような、そんな気分だった
京太郎「うぅ.......人として大事な何かを失った気がする......///」
桃子「えへへ、なんだか癖になりそうっすねぇ...//////」
げっそりと肩を下ろすのと、頬に手を当ててくねくねしているの
説明しなくてもどっちがどっちかなんて分かるよな?
照「ん」
照はポッキーとボリボリ食べていた
どうやらキスシーンは見ないようにしてくれていたらしい
照「京ちゃん」
京太郎「なんっすか?」
照「キスするとパスが出来るってさっき説明したでしょ?」
京太郎「ええ...そう言われましたね」
照「じゃあ、私とキスしようか」
京太郎「えぇ!?」
桃子「駄目っすよ!」
驚く京太郎の前にいち早く桃子が立ちはだかる。
桃子「これ以上京太郎くんに指一本触れさせないっす!」
ビシッと照を指差すモモ
照「仕方ない」
照「今は諦めてあげる」
あっさり引き下がる照に安堵を覚えるのと同時に喉に何かひっかかるよなそんな気がした
照「京ちゃん」
京太郎「なんです?」
照「.........私諦めないから」
何をだろう...
照「だから覚悟しててね」
京太郎「はい...よくわからないっすけど」
照「ふふっ...京ちゃんにはまだ早かったかな?」
ニコっと笑う
作り物の笑顔じゃなくて、正真正銘、照の笑顔
桃子「がるるるる」
威嚇するように手を上にあげるモモ
照「じゃあね、京ちゃん」
そう言って照は人込みに入っていった。
桃子「京太郎くん」
モモはくるっと回って京太郎の方を向く
スカートがふわっと舞い上がって健康的な太股を晒す
京太郎「ん?」
桃子「長野に帰るっすよ」
京太郎の手を掴んで駅に向かって歩くモモ
照「ふふっ...京ちゃんにはまだ早かったかな?」
ニコっと笑う
作り物の笑顔じゃなくて、正真正銘、照の笑顔
桃子「がるるるる」
威嚇するように手を上にあげるモモ
照「じゃあね、京ちゃん」
そう言って照は人込みに入っていった。
桃子「京太郎くん」
モモはくるっと回って京太郎の方を向く
スカートがふわっと舞い上がって健康的な太股を晒す
京太郎「ん?」
桃子「長野に帰るっすよ」
京太郎の手を掴んで駅に向かって歩くモモ
京太郎「ちょ、待ってくれ、照さんのお世話が...」
その時、ポケットに入れてある携帯電話が鳴った
取り出して画面を見ると、母親からだった
京太郎「もしもし」
『もっしー』
京太郎「なんかあったのか?」
『今照ちゃんから電話があって、もうお世話はいらないってさ』
京太郎「......え?」
『だから早く帰ってきなさいよ』
京太郎「ちょ、どういうことだよ」
『察しが悪いわねぇ...誰に似たんだか...』
『いいから今すぐ帰ってきなさい』
それだけ言い終えると通話を切られてしまった
桃子「ほら、お義母さんも帰って来いって言ってるっすよ」
京太郎「ん...?」
なんか違和感を感じたが気のせいだろう
京太郎「そうだな...カピーも待ってることだろうし」
こうして照のお世話係という役割がなくなり、長野に帰ることにした京太郎であった
はい、というわけで京ちゃんのオカルトの内容が徐々に解明されていってますね
今のところ分かっているのは
・キスでパスが出来る
・パスから限度無くオカルトを吸い続ける
・吸収しすぎると京太郎にも影響が出る
ですかね
まぁこれが生かされるかどうかは別ですが...
とりあえず今日の更新は終わりっす!
見てくれた人ありがとうございますっす!
そろそろ京白書きたい(ボソッ
今のところ分かっているのは
・キスでパスが出来る
・パスから限度無くオカルトを吸い続ける
・吸収しすぎると京太郎にも影響が出る
ですかね
まぁこれが生かされるかどうかは別ですが...
とりあえず今日の更新は終わりっす!
見てくれた人ありがとうございますっす!
そろそろ京白書きたい(ボソッ
ゆみ「さて、明日から予選の決勝だが用意はいいか?」
智美「いいぞ」
睦月「ええ」
佳織「はいっ」
桃子「もちっす!」
各々がゆみの言葉に答えていく
京太郎「うっす」
牌譜の準備を整えてゆみの方を向く
ゆみ「すまない」
みんなの前でゆみが京太郎に頭を下げる
京太郎「いえ、大丈夫っすよ」
京太郎「俺は俺の出来ることをする」
京太郎「そう決めたんですから」
笑顔でそう答えると、ゆみも下げていた頭を上げる
ゆみ「君のおかげで予選の決勝の対策は十分出来た」
ゆみ「ここまでしてもらって負けるわけにはいかないからな」
智美「目に隈が出来てるぞ?」
京太郎「え、マジっすか?」
京太郎「気をつけてたはずなんだけどなぁ」
智美「ワハハ、ブラフだったけど当たったぞー」
ゆみ「あれほど無理はするなと言っただろ...」
呆れたようにため息をつく
京太郎「大丈夫です」
京太郎「応援は気合入れてしますからっ」
ゆみ「そういう問題では......まぁいいか」
智美「では、本日の部活は終わりだ」
智美「各人、悔いの残らないように今日を送ってくれたまえ」
というわけで本日の部活が終わってしまった
正直、もう少し練習したい気持ちもあったが、先輩らに追い出されてしまった
京太郎「はぁ...明日か......」
桃子「柄にも無く緊張してるっすか?」
隣にはモモの姿
京太郎「そりゃ...そうだろ......」
コレで負けてしまえば...
京太郎(やめだ...やめ)
京太郎「そう言えばモモはこの後何か予定あるのか?」
桃子「んー.........これと行ってないっすねぇ...」
唇に指を立てて考えるようにそう答えるモモ
京太郎(この唇とキス...したんだよな.........二度も)
ドクンと心臓が強く跳ねる
桃子「どうかしたっすか?」
そんな京太郎を覗き込むモモ
京太郎「な...なんでもない...」
桃子「そっすか」
京太郎(俺の意気地なし...)
とは言え、お互いがお互いのことを好きなのはわかったのだがそこからどう踏み出せばいいかわからない
付き合ったことなんてないのだから
こういうのはモモの方が詳しいんだろうな...なんて思いながら歩くのだった
桃子(むぅ......)
頬を膨らませる。
桃子(あれ以来、京太郎くんと全く近づけてないっす...)
桃子(せっかく早く帰れるんだから遊びに、否、デートしたいっす)
桃子(付き合ってるわけではないっすけど...)
桃子(でも...私から誘うのはなんだか恥ずかしいし...)
桃子(こういう時は京太郎くんから誘ってくれたらいいんっすけど...)
とは思うものの、京太郎はチラチラとモモを見るばかりで中々行動に移せないでいた
モモも踏ん切りが付かず、チラチラと京太郎の方を見ては逸らし見ては逸らしを繰り返していた
京太郎「ん...」
とうとう何も出来ないま、いつもの分かれ道に到着してしまった
桃子「......」
本来ならそのまま分かれるのだが、思うように足が動かない
桃子(ええいこうなったらヤケクソっす)
触れそうな距離にいた京太郎の袖を掴む
京太郎「モモ?」
気付いたのかモモを見下ろす京太郎
桃子「......今日は家に誰もいないから...////」
真っ赤になりながら小さな声でそう呟いたのだった
「.........」
落ち着かない
何度か訪れたことがあるとはいえ、家の中に俺とモモしかいないのは片手で数えられるくらいしかない
「ジュースとおかし持ってきたっすよー」
部屋のドアを開けてモモが入ってきた
「どうかしたっすか?」
いつの間にか制服から私服に着替えていたようだ
白いワンピースだけ
後は何もつけていない
いや、下着は流石につけているとは思うが...
前かがみになるときに胸が強調されてつい視線がいってしまう
「えへへ...もしかして意識してるっすか?」
モモが嬉しそうに笑う
正直、意識はしている
多分、ずっと前から
でも、あの時からより強く意識してしまう
気がついたらモモの柔らかそうな唇を目で追ってしまったり
風でスカートが舞い上がると見てしまったり
熱そうに胸元をパタパタしているのを見てしまったり
「......京太郎くん」
「な、なんだ?」
「京太郎くんは私のこと好きって言ってたっすよね?」
「あ...ああ、そうだけど...」
今思うととても恥ずかしい
「じゃあ、私のこと...モモのこと...好きにしてもいいっすよ?」
「っっ」
気がついたら真横にモモの顔があった
四つんばいになっているせいか、ワンピースから見える今にも零れ落ちそうな大きな胸
手を伸ばせば届きそうな大きな果実
「......ゴクリ」
自分の唾を飲む音がやけに大きく聞こえた
「ふふっ...緊張してるっすね...」
モモは京太郎の膝の上に手を乗せて優しく撫でる
「ぅっ......」
膝がくすぐったい
それ以上に気持ちいい
「ほら...気持ちいいっすよね?」
「受け入れればもっと気持ちいいこと出来るんすよ?」
モモが艶かしく頬を緩ませる
膝の上にあったモモの手は上に上がっていく
太股の付け根で動きを止める
もう少しでもっと気持ちよく―――、
「え、何が駄目なんすか? あ、もしかしてモンブラン系は駄目っすか?」
モモの声
でも、さっきとは全然違うような...
「あ...あれ?」
辺りを見渡すと、モモの姿がある
ただ、先ほどと違ってワンピースではなく、制服姿だが
「モモ...お前、さっき着替えてなかったか...?」
「いやだなぁーもう、この部屋に着替えがあるのにそんなこと出来るわけないじゃないっすかー」
「それとも...私の生着替えをみたいっすか?」
これ見よがしにニヤニヤするモモ
「べっ、別にそういうわけじゃないし...///」
恥ずかしくなって顔をモモから逸らす
「照れちゃって...可愛いっすねぇ...うりうり~」
髪の毛をモモに好きなようにされる
その手はいつの間にか止まっていた
「京太郎くん」
「私は何があっても京太郎くんの傍にいるっす」
「京太郎くんの敵が沢山いようとも」
「私だけは京太郎くんの味方っす」
その言葉を共に膝立ちのモモに抱き締められる
顔がモモの柔らかい部分に当たっているが、モモは気にすることなく自分の腕を強く抱き締める
(あぁ...なんだか...安心する......)
寝不足のせいなのか、包まれている安心感なのか
京太郎の目蓋が少しずつ降りていく
「お休みなさい...京くん♪」
最後に聞いたのはモモの嬉しそうな声だった
「ん.........」
目蓋をあけると目の前には視界を遮る大きな何かがあった
後頭部には柔らかい感触が
「あ、起きたっすか?」
上からモモの声
どうやら寝てしまっていたようだ
「すまん...なんか眠くなった...」
「全然平気っすよ」
「京太郎くんの寝顔をバッチリくっきりちゃっかり眺めることが出来たっすから」
ふんす、と意気揚々と語るモモ
「男の寝顔なんて見たってしょうがないだろ」
「そんなことないっすよ?」
「だって、好きな人の寝顔っすから」
「好きな人の色んな顔、私はみたいっす」
「笑っている顔も、怒っている顔も」
「泣いてる顔も、悲しんでる顔も」
「恥ずかしがってる顔も、退屈そうにしている顔も」
「幸せな顔も、何かに一生懸命な顔も」
「全部...私は見たいっす」
「なんだか照れくさいな...」
「えへへー、京太郎くんを好きだというこの思いは誰にも負けないっすよ」
「俺だって負けてないさ」
「可愛いモモも、怒ってるモモも」
「笑ってるモモも、泣いてるモモも」
「照れてるモモも、頑張ってるモモも」
「幸せそうなモモも、落ち込んでるモモも」
「全部好きだ」
「えへへ......私たち両思いっすね」
「そうだな」
「なら、もう付き合っちゃうっすか?」
安価は2230頃とるっす
多数決っす
付き合うか付き合わないかの二択っす
1 付き合う
2 付き合わない
になるっすよ
えっと、質問あるなら今のうちにお願いしますっす!
ちなみに付き合っても付き合わなくてもストーリーには大した変化はないと思います...多分
糖分大目になると思うだけで...はい
多数決っす
付き合うか付き合わないかの二択っす
1 付き合う
2 付き合わない
になるっすよ
えっと、質問あるなら今のうちにお願いしますっす!
ちなみに付き合っても付き合わなくてもストーリーには大した変化はないと思います...多分
糖分大目になると思うだけで...はい
では時間なので安価します
下1~ 多数決
先に4票入った方の安価にします
下1~ 多数決
先に4票入った方の安価にします
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