元スレ雪乃「比企谷くんと猫カフェへ行ってきたの」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 = 186 :
おつおつおやすみ
202 = 1 :
八幡「8……9……10、ほれ、おしまいだ」スッ
ぼっちぬこ「くぎゅうう……」トテトテ
八幡「なぁ雪ノ下。そろそろ注文しようぜ」スッ
雪乃「そういえばそうね……ここ、カフェだものね」
八幡「(さて、何を頼むか)」ペラッ
八幡「(やはり猫カフェだけあって、猫を関連させた特別メニューでもあるのかね)」
八幡「(あれ、こちらの店……『猫ババロア』なんてものがあるんですか……?)」
八幡「(偶然ですね、おとつい夢の中で同じもの食べましたよ?)」
204 = 1 :
小町「(お、メニュー選び始めた!したらば結衣さんに報告ー)」
【送信】
結衣さん♪
『かもん!』
「二人ともメニュー見て選んでます!
早くいまの内に(*≧m≦*)ププッ」
小町「(早く来ないかなぁ…」
↓1
コンマ奇数ではるのん
コンマ偶数でサキサキ登場
205 :
なんでや!
206 = 186 :
いろはすにも来て欲しい
207 = 1 :
八幡「(『猫まんま』なんてのもあるのか)」
八幡「(おい、白飯に味噌汁ぶっかけただけかよ。家で食うわ、んなもん)」
雪乃「ふむ…………」ジーッ
カランカラン
店員『いらっしゃいまーせー』
結衣「…………?」キョロキョロ
小町「(あ、結衣さん!)」
小町「(こっちこっち!)」ノシ
結衣「あ、いましたよ」チラッ
小町「?」
陽乃「んー?」ヒョコッ
小町「え゙っ」
208 = 186 :
はるのんきたーーー!!
209 :
やはり発信器でもつけているのかな
210 :
小町「(え、は、陽乃さん?)」
陽乃「ふふ、こんにちは。ローラさん?」スタスタ
小町「!?」
小町「(普段の陽乃さんの声と違う!なんだこの男を一発で落とせるようなセクシーボイスは!?)」
陽乃「んふふ~……」
小町「レ、レベッカさん!どうして陽乃さんが?」コショコショ
結衣「あはは、それがさ……」
211 = 1 :
3分前
・・・・・・・・
猫カフェの店先
ポツーン
結衣「(うぅ……なんだろ、変に緊張するー…)」
結衣「バレないかなぁ? もし、あたしだってバレたらどうなるんだろ……?」
結衣「(小町ちゃんみたいに、変装グッズでも持ってくればよかったかなぁ)」
スタスタスタ……
トボトボトボ……
結衣「(にしても、周り工場だらけなのに、ちらほら人通りはあるんだ)」
結衣「(さすがに、あたしの知り合いが通ることはないだろうけど)」
陽乃「あれ? 見覚えある顔だなぁ……?」
結衣「ふぇっ!?」ビクッ
212 = 1 :
陽乃「あ、この可愛らしい反応ー! やっぱりガハマちゃんだよね?」
結衣「え、あれ……ゆきのんのお姉さん?」
陽乃「そだよ、雪ノ下陽乃。偶然だね~?」
結衣「あっと……、はい、偶然ですねー!」
結衣「(知り合いに出くわさないと予想した矢先だよ、ビックリした……)」
結衣「でも、どうして陽乃さんがこんなとこに?」
陽乃「うん、この辺りにお父さんの会社と提携結んでる工場があってね、そこのお偉いさんに挨拶しに行ったの」
213 = 1 :
結衣「へぇー」
結衣「(やっぱり雪ノ下家ってすごい家柄だなぁ)」
陽乃「もう、愛想笑いのオンパレードで頬肉が痛いや」
結衣「あはは……あれ、まさか歩いて帰るんですか?」
陽乃「うん、一人で帰りたかったんだ。このへんの散策がてら」
結衣「なるほど……」
陽乃「それで、ガハマちゃんはこんなところに立ち尽くしてどしたの?」
結衣「えーと、話せば少し長くなるんですけど……」
214 = 1 :
・・・・・・・
陽乃「えー!雪乃ちゃんと比企谷くんがここでひとつ屋根の下ー!?」ワクワク
結衣「こ、声でかいです! あと言い方っ!」アセアセ
陽乃「あはは、ごめんごめん。そっかぁ、まさか本当に進展があったとは」
結衣「う……、そうですね……」
陽乃「ねぇねぇ、私も仲間に入っていい?」
結衣「はい?」
陽乃「最愛の妹・雪乃ちゃんの恋路が上手くいくか、姉として見届けたいなぁ……」シミジミ
結衣「(うう、そんな理由言われたら断れない……)」
215 = 1 :
陽乃「ガハマちゃん、ダメかな……?」
結衣「(な、なんだか威圧的なオーラ放ってる!恐いよぉ!)」ブルブル
結衣「も、もちろんオーケーに決まってるじゃないですか!一緒に見届けましょ!」
陽乃「ありがとー!」ギュッ
結衣「わっ! なぜ抱きしめるんです!?」
陽乃「あははっ、可愛いなぁガハマちゃんは」
結衣「(うぅ、どうも掴めない……)」
216 = 1 :
ポコチンッ♪
結衣「あ、小町ちゃんからメール……。メニュー選び始めたからいまの内に、ですって」
陽乃「よっしゃー行ってみよー!」ズカズカ
結衣「わわわ!ちょっと待ってください!」グイッ
陽乃「オウ!どったの?」
結衣「いや、いまのままだと陽乃さん全開ですから、店入った時に二人にバレちゃう可能性が!」アタフタ
陽乃「そいえばそっか。あ、だからお団子作ってなかったんだ!」
結衣「あ、はい……」
陽乃「ふふ、ガハマちゃん髪下ろしても可愛いね」
結衣「あぇっ!? あ、ありがとーございます……//」
217 = 1 :
結衣「って、そういう話じゃなくって!」
陽乃「あははっ♪ そしたら、私も髪型変えた方がいいよねー。ヘアゴム持ってる?」
結衣「あ、はい。これどうぞ」スッ
陽乃「ありがと。じゃあ簡単に前髪しばってみよっかな。今まで一度もしたことないし」
結衣「あと陽乃さんの場合、口調とか雰囲気も変えないと、ゆきのんにバレる可能性高いですよ?」
陽乃「ふふふ、そこは抜かりないよ」
陽乃「(常にキャラを演じて生きているからね、大得意)」
218 = 1 :
陽乃「そんじゃ、店の中では淑女っぽい路線で通そっかな?」
結衣「し、しゅくじょ?」
陽乃「しとやかで、大人っぽいってこと。ガハマちゃんたちの保護者役として、みたいな?」
結衣「あーなるほど……あ、忘れてた!」
陽乃「んー?」
結衣「実は私と小町ちゃん、お互いの名前を変えて呼びあってるんですよ。ゆきのんたちにバレないように」
陽乃「ほほー、対策してるねー。ガハマちゃんはなんなの?」
結衣「えっと、レベッカ……です」
陽乃「あははは!なんでレベッカ!」
結衣「いや、あのー、私たちに何一つ関係無いものから設定しようってことで……」
結衣「(な、なんだろ……レベッカって名前が急に恥ずかしくなってきた……」
219 = 1 :
結衣「あ、ちなみに小町ちゃんは『ローラ』です」
陽乃「うふふ、おもしろーい! じゃあ私は『マドンナ』でお願い♪」
結衣「マ、マドンナですね? 了解です!」
陽乃「よし、髪型もセット完了っ!」ピョコーン
結衣「あはは、この髪型にして淑やかな性格ってのは、ちっとも合いませんね?」
陽乃「ギャップってやつだよ、気にしない気にしない。じゃあレベッカちゃん、先陣を切って入店してちょうだい!」グイッ
結衣「わわっ、押さないで下さいよマドンナさん!」アタフタ
220 = 1 :
・・・・・・・
結衣「……ってやり取りがあったから、お越しいただいたというか……」
陽乃「うふ、お邪魔してしまってごめん遊ばせ?」
小町「いえいえ、なんだか楽しいパーティになってきたんで、ローラは大歓迎だよ~☆」
結衣「(小町ちゃん、ローラのキャラ合ってるなぁー)」
221 = 1 :
今夜はここまで
続きは明日か明後日の夜かな
どーでもいい件をずるずる延ばしてしまって申し訳ない
222 :
メールの着信音が酷いとか思った俺の心は汚れきっている
223 = 1 :
ちょいとお知らせ
↓こんなスレ立てた
八幡「奉仕部がパワフル高校へ出張?」【俺ガイル×パワプロ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397937926/
しばらくは、猫カフェSSとクロスSSの同時進行で行くよ
パワプロと俺ガイル好きの人はぜひぜひ
224 :
はい
226 :
おつおつ
パワプロクロスとか俺得wwww
227 = 226 :
今日はどっちを更新するんだい?
228 :
八幡の弾道が上がる展開はありますか!?
229 :
そろそろ更新しないかな
230 :
パワプロの方は随分と進行してるみたいだな.....こっちいつやんの?
231 :
つづきはよ
232 :
お久しぶりっす
需要あるかわからないけど、ぼちぼち続き書いていきますー
233 = 1 :
雪乃「……比企谷くん、頼むもの決まったかしら?」
八幡「んぁ? そっちは決めたのか?」
雪乃「ええ、これだけの時間を割いて熟考したのだから当然よ」
八幡「お、おう。何にするんだ?」
雪乃「え? ど、どうしてそんなこと訊くの」
八幡「注文するやつカブるのを防ぐためだ」
雪乃「そう……、確かにそうね。それに、いずれ届いたときにバレてしまうし……」
八幡「ひとりでなにブツブツ言ってんだ?」
雪乃「こっちの話。干渉しなくて結構よ」
八幡「別に干渉ってつもりじゃないが……」
234 = 1 :
八幡「で、何にするんだ?」
雪乃「っ…………」ピシッ
八幡「は?」
雪乃「だ、だから……いま、指で指してるものよ」
八幡「えーと……『猫も食べれるビスケット』……」
八幡「(ゆ、由比ヶ浜に次いでお前もか……!)」
雪乃「………………//」フイッ
八幡「……ふふ、いいんじゃないか?」
雪乃「か、勘違いしてるのかもしれないけれど、こ、これはあくまで私が食べるために注文するわけであって、決して商品名の文句のようにネコに食べさせるつもりは無いのよ? ビスケットを探していたらこれしか無かったものだから仕方なく
八幡「わかったっつーの!」
八幡「(本当に言い訳が甚だしいわ……)」
235 = 1 :
八幡「別に照れ隠しする必要ないだろ」
雪乃「誰が照れてなんか……」
八幡「大体、ここは猫と戯れるためのカフェテリアなんだし、そいつらにお菓子を与えて仲良くしてこそだろ」
雪乃「うう………」
八幡「ま、真相はともかくとして。俺は猫ババロアでも頼むわ」
雪乃「そ」
八幡「すいませーん」
店員『はいはーい』
236 :
お、つづきか!
237 = 1 :
小町「お、ターゲットが注文を決めたそうですよ」
結衣「そういえばあたしたち、まだメニューすら開いてなかったね……」
陽乃「んふ、どれにしましょうかね」
小町「(陽乃さんすごーい、オーラとか引っくるめて見事に変装してるなぁ……)」
小町「(これで泣きぼくろがあったら艶っぽさ倍増だね!)」
小町「(ただ、なぜ髪型を普段の小町のような形にしちゃったのか……、キャラと微妙に合わない気が……)」
陽乃「? どうかしたの、ローラちゃん?」
小町「あ、い、いえ!」
小町「(なんというお姉さんパワー……!)」
238 :
とんでもねえ、待ってたんだ
239 :
待ってた
240 = 1 :
店員「はい、猫ババロアと猫も食べれるビスケットですねー」
雪乃「う……、はい」
八幡「(そんなに俺に知られて恥ずかしいかよ、ビスケット頼むこと)」
店員「少々お待ちくださいませ~」タタタ
雪乃「…………ふう」
八幡「はあ…………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
241 = 236 :
沈黙長すぎワロタ
242 = 1 :
結衣「(沈黙ながっ!)」
小町「二人ともどうしたんですかね? 倦怠期?」ボソッ
結衣「ちょ、付き合ってもないのに倦怠期とか無いからっ!」アセアセ
陽乃「んふ、レベッカちゃん? 声、大きいわよ……?」ゴゴゴ
結衣「す、しゅいません……」
陽乃「でも二人の間で沈黙が生じるのはいつものことじゃない? その方が互いにとって心地よい空間なのかもしれないわね」
結衣「なるほど……」
結衣「(このまま良いフインキにならなきゃいいけど……)」
243 = 1 :
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「………………」
雪乃「………………」
八幡「…………なあ」
雪乃「! ……何かしら」
八幡「猫と絡まないでいいのか」
雪乃「え? そ、そうね、せっかく来たのだし」
八幡「おう」
雪乃「……ねえ、比企谷くん」
八幡「なんだ」
244 :
待ってた
245 = 1 :
雪乃「その……言いにくいのだけれど」
八幡「?」
雪乃「……落ち着かないの、あなたと二人だと」
八幡「…………は?」
雪乃「いや、だからと言って、普段あなたと部室で共にしているときは落ち着いてるってことではなくてっ」
八幡「よ、よくわからんけど落ち着けよ」
雪乃「落ち着かないからこういう状態なのよ!」
八幡「!?」
雪乃「あ……ごめんなさい、取り乱したわね」
八幡「……どうしたんだよ急に」
246 = 1 :
『落ち着かないからこういう状態なのよ!』
小町「!?」
結衣「え、ゆきのんどしたの。急に声荒げて……」
陽乃「あらあら……」
陽乃「(そろそろ雪乃ちゃんも、我慢の限界かな?)」
陽乃「(二人っきりの状況じゃ、いつまでも感情は抑えられないよね)」
247 = 1 :
八幡「……どうしたんだよ急に」
雪乃「ちがうの……」
八幡「?」
雪乃「……初めてなのよ、こんなに頭が空っぽな気分は」
八幡「…………………」
雪乃「……なぜだか、わかる……?」
八幡「っ!」
八幡「(雪ノ下は、光輝き潤おった二つの瞳を俺に向け、ジッと見つめていた)」
八幡「(対して俺は、その視線から逃げるようにして別の方向へ振り向く)」
八幡「(……こういうとき、どうしたらいいのか全く分からない)」
248 = 1 :
八幡「(この言動、中学時代の俺なら間違いなく勘違いしていたことだろう)」
八幡「(雪ノ下は、俺のことが好きなのかもしれない、と)」
八幡「(紅潮した頬、言い淀んだ口調、自分の唇をきゅっと噛む素振り、自信なさげにトロンとした瞳)」
八幡「(こんな姿を俺に向けてきたことは、今まで一度もなかった)」
八幡「(ましてや、こんなにも恥ずかしそうな雪ノ下は初めて見た)」
八幡「(事実、勝手に結論付けている俺がいる)」
八幡「(こいつがいまどんな気持ちで、どんな感情を抱いているのか)」
八幡「(今回ばかり、この予想には自信がある」
八幡「(――ただ、)」
249 = 1 :
八幡「……分からないとでも思うか?」
雪乃「!」
八幡「簡単だ、お前の大好きな……」
雪乃「っ…………//」
八幡「……猫がたくさんいるからだろ?」
雪乃「……………………は?」
八幡「(……いまの俺は、その気持ちに応えられるほど強くない)」
八幡「なんだよ、違うのか?」
雪乃「っ……ええ、正解よ……」
八幡「そうか、なんだよ引っかけ問題かと思ったぜ」
雪乃「そう」
250 = 1 :
一旦ここまで
続きは明日かな、明後日かな……?
とりあえず来月中までには完結させますよ
みんなの評価 : ★
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