元スレ雪乃「比企谷くんを救うことになった。」final
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
1 :
雪乃「比企谷くんを救うことになった。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451832868/
雪乃「比企谷くんを救うことになった。」 after
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454119684/
↑の続編になります。
まず最初に言っておくことがあります。
当ssのオリキャラである少女Aのせいでゆきのんとガハマさんが痛い目に合ってしまい
それを見て心苦しくなされた方々には申し訳なく思っています。
なのでこのssではゆきのんを勝たせてあげたいと思います。
ゆきのんを勝利させてみせます。そして劇中で必ず少女Aに頭を下げさせてみせます!
それとついでにヒッキーもですね。今までの無礼を謝らせるためにも土下座させます。
何故ならゆきのんは負けるのが大嫌いですからね。勝たなきゃいけませんからね。
それでは始めていきたいと思います。
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1456739017
2 = 1 :
『キミには奉仕活動を命じる。罪には罰を与えんとな。』
『ようこそ奉仕部へ。歓迎するわ。』
『何でヒッキーがここにいんの!?』
目を瞑ればあの頃のことを思い出す。
それは私たちの出会い…
国語の授業で馬鹿げた作文を提出した比企谷くんは、
生活指導担当の平塚先生に連れられて私の所属する奉仕部にやってきた。
比企谷くんはその懲罰を受けるため、それに私も彼の孤独体質の更生を命じられ、
彼は奉仕部へ強制入部することになった。
そして彼の後を追うように、
由比ヶ浜さんも奉仕部にやってきてクッキー作りという初の依頼を引き受けた。
それ以来、私たち三人はこの学校の生徒たちの悩みを次々と解決していった。
3 = 1 :
当初、私はこの二人との関係を軽んじていた。
でもその考えは改めることになった。
生まれて初めての同性の由比ヶ浜さんとの友情。
それに普段は頼りにならないけど、
いざという時には捻くれた発想でいつも私たちを助けてくれる比企谷くん。
由比ヶ浜さんはそんな比企谷くんに当初から恋心を抱き、
それに私も文化祭の頃から彼を気になるようになった。
そう、この奉仕部の関係がいつしか私にとって掛け替えのないものとなった。
けれど今はもう…
4 = 1 :
『あなたのやり方…嫌いだわ…』
『人の気持ち…もっと考えてよ…』
修学旅行の嘘告白。
あれから比企谷くんと私たちは不仲に陥った。
それだけじゃない。
いつの間にか彼と私たちとの間に大きな亀裂まで生じてしまった。
そして…
突然現れたあの女が私たちから比企谷くんを連れ去ってしまった。
5 = 1 :
結衣「ゆきのんどうかした?何かボーッとしてたけど?」
雪乃「心配してくれてありがとう由比ヶ浜さん。
でも平気よ。少し考え事していただけだから。それよりも覚悟は出来ているの?」
結衣「うん!私は大丈夫!だから今度こそヒッキーを!」
雪乃「そうね、それじゃあ行きましょう。」
今、私たちは家庭科室の前にいる。
その家庭科室では和気藹々とした声が外まで聞こえるほど盛り上がっている。
そして私と由比ヶ浜さんは覚悟を決めて家庭科室の扉を開けた。
6 = 1 :
雪乃「失礼するわね。」
結衣「やっはろ~!」
「 「!?」 」
私たちが入室したと同時に先程まで家庭科室にいた人たちの談笑がピタリと止んだ。
そして誰もが突然の訪問者である私たちに視線を向けている。
その視線は明らかに歓迎されたものではない。
例えるなら私たちは敵地に乗り込んだと言ってもいいくらいだ。
するとそんな私たちの下へ一人の少女が尋ねてきた。
それは…私たちと比企谷くんの仲を引き裂いたあの女だ。
そう、少女Aが私たちの前に姿を現した。
7 = 1 :
少女A「雪ノ下さん…由比ヶ浜さん…一体どんな御用ですか…?」
雪乃「随分とご挨拶ね。
ここへ来た理由なんてひとつだけよ。私たちも女子なのだから。」
結衣「そうそう!私たちもみんなと一緒にチョコを作りに来たんだよ!」
私たちの発言にこの女は苦い顔を浮かべている。
ちなみにこの部屋で何が行われているのか説明すると、
もうじき世間ではバレンタインデーが間近に迫っている。
由比ヶ浜さん曰く『恋する女の子が大好きな人に想いを伝える日』だそうだ。
生徒会でもその日に備えて何かしようという意見があったようで、
そこで比企谷くんのアイデアで生徒会主催による試食会を開催することになったらしい。
それに私たちも参加しようというわけなのだけど…
8 = 1 :
少女A「お断りします。
この試食会は事前に私たち生徒会へ受付を済ませていないと参加はできません。
それに飛び入り参加は認めていませんので。」
雪乃「あなたでは話にならないわね。
責任者である比企谷くんを呼びなさい。彼と話がしたいのだけど。」
少女A「八幡は所用で席を外しています。
だからこの場は副会長である私が八幡の代理を務めていますので。
文句があるなら八幡ではなく今この場にいる私に言ってください。」
結衣「そんな…だって…」
事前に申し込みなんてできるわけがない。
何故ならこの試食会の申し込みを行うには生徒会室へ直接出向かなければならないからだ。
当然、出向けば否応なく私たちはこの女からバッシングを受ける羽目になる。
こんな女に兎や角言われるのは好ましくない。
だから私たちはこの試食会に申し込みをすることができなかった…
けどこんなことは想定内だ。
何故ならこちらも手は打ってあるのだから。
9 = 1 :
平塚「副会長、雪ノ下たちの参加を認めてもらうぞ。」
少女A「平塚…先生…?でも彼女たちは!?」
平塚「最近比企谷はめっきり奉仕部に姿を見せなくなってしまってな。
まあ生徒会役員になってしまったから仕方ないが…
このままでは三人が疎遠になりかねん。
だから今回の試食会を兼ねて奉仕部の部員たちの親睦を深めたいわけだ。協力してくれ。」
少女A「ですがこれは規則です!簡単に認めるわけには…」
平塚「ならば教師特権だ。
それに私は学校側からこの場の監督を任されている。嫌とは言わさんぞ。」
いくら彼女が生徒会役員でしかも副会長でも教師である平塚先生に逆らえるはずがない。
彼女は渋々ながらも平塚先生に従うしかない。
こうして私たちの飛び入り参加が認められた。
けど私たちがここへ来た目的は単なるチョコ作りなんかじゃない。
10 = 1 :
少女A「でも飛び入り参加だからあなたたちのスペースはありませんよ。
他の参加者のいるところへ加えてもらって調理してもらうことになりますけど…」
雪乃「私たちだって贅沢を言える立場でないことくらい自覚しているわ。」
結衣「ゆきのん頑張ろうね!ヒッキーに私たちの美味しいチョコを食べてもらわなきゃ!」
雪乃「そうね、それでは失礼するわ。私たちはこれから忙しくなるのだから。」
少女A「どうぞお好きに…まあ…みんなに歓迎されればいいですけどね…」
何か言いたげなあの女を無視して私たちは調理用のテーブルへと向かった。
そう、私たちがここへ来た目的はチョコを作りそれを比企谷くんに渡すためだ。
けど単にチョコを作りに来たわけじゃない。
この忌々しい女から彼を取り戻す。そのために私たちはやってきた。
私たちにとってこのバレンタインは単に想いを告げるだけじゃない。
これは戦いだ。
私と由比ヶ浜さんがこの女から比企谷くんを取り戻すための謂わば聖戦。
待っていなさい比企谷くん。
私たちは今度こそあなたにこの想いを伝えてみせるわ。
11 = 1 :
とりあえずここまで
チョコ作りに来ただけですよ
12 :
信者の方に「新スレあったの気づかなかったけど荒らしてくれたから気がつけたわ」と感謝されたので今回も宣伝します!
荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」
↓
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」
↓
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋
↓
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」
↓
>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456676734/
13 :
乙
つーかオチバラしてどーするよ…
とにかく期待
15 :
教師特権とは流石平塚先生、やる事がキタナイ
16 :
最初のスレは面白かったけど、正直もういいよ…
引き際見誤りすぐやろ
17 :
この世界の雪乃と結衣は、勝たせる必要は無いと思うの。ついでに邪魔な毒神は
クビで良し!
18 :
乙。
>>13 逆なんじゃない? 最初にそう言わせておいてからの……みたいな
19 :
まだやるのか
20 = 13 :
>>18
それでも構わんが完全に堕ちきった2人をどう切り返すかが楽しみだわ
21 :
ついに来たか 期待
22 :
>>私も彼の孤独体質の更生を命じられ
一応ここは成功したな。
23 :
蛇足の典型だな
24 :
少なくとも二人が心を入れ換えるまでは勝利させる必要無いと思うんだが
25 :
2人を落としたから需要があったけど上げるのはいるのか?
26 :
前スレでも食傷気味だってレス多かったのに欲には勝てなんだか…
書き手にはいい見本になってるな。蛇足を防ぐにはそうすればいいか学ぼう
27 :
>>25
同意。この反省の無さは徹底的に落とすべき
先生もチョットありえないな
28 :
そんなんだから結婚出来ねぇんだよ平塚ァ!
29 :
この話ってどこに行きつくの?
葉山は退場してるけど入れ替わる様に平塚がクズ進化してるけど
それ相応の報いはあるんでしょうね?つうか全ての責任は平塚が負うべきなんだけどな普通は
30 :
厄介なのは八幡がバカ二人をまだ庇ってることと、庇ってる事実を結衣が簡単に否定できてかつ、平塚先生が受け入れやすいこと。相模を罵倒したこととそのせいで負傷し、失明したことを関連付けて「八幡が悪い」という人だからこうなる可能性はあると思ったけどさ。
31 :
前作、前々作でも平塚は影薄かったから期待
そう言やこの人奉仕部がゴタゴタしてるのを見て見ぬ振りしているだけだし、八幡にも暴力振るっているしで教師としても顧問としても失格レベルじゃん
32 :
失明って何さ
そんなシーンこのSSには無かったことね?
33 :
待ってました
さて、陽乃にあそこまで言われてまだ比企谷を取り返すとか言ってる辺り相当だけどどうなるんだか
自分たちのやってることわかってるのかねぇ
34 :
失明は八幡が妊娠するギャグSSの方だろwww
同じ作者だけどさ
36 :
まさかほんとに
雪ノ下勝利とかないよね?
37 :
今までの話の作り方のパターンと同じなら平塚に止め刺す話になるんじゃね
38 :
まあ、先生今まで話に関わってこなかったわけだし、
そのへん含めて色々やってくれるんでね?
39 :
平塚は暴力、喫煙のクズだしな...
40 = 34 :
まったくだ
ちょっとスタイルよくて美人で巨乳でラーメン大好きで熱血アニメの話ができて教師という安定した職についてるくらいで調子に乗ってんじゃねえっての
結婚してください
41 :
まあ高校生相手ならあんまり人間関係に教師が干渉しないんじゃないの?
平塚先生は中途半端に干渉してるのが問題だとは思うが
42 :
てかよく見ると勝たせてあげたい(勝てるとはいってない)なんだよな。そもそも二人にとっての勝利条件ってなんだろう?葉山にしろゆきゆいにしろ二兎を得ようとして両方失ってるな。
44 :
このssにおける本編ヒロインは9割dust
45 :
平塚先生はいくつか横暴なことやっといて重要な所で知らんぷりだもんな
しかしそんな先生でも立派な言葉を吐いて助言キャラのように振る舞えば素晴らしい先生と認知されるから不思議
46 :
ここから雪ノ下か由比ヶ浜のどちらかがお互いをハメて犠牲にして一人だけ大逆転成功して少女Aに圧勝完勝ありがとうございましたwwww
よりゲスを貫ききったヒロインが本物の勝利を手にしたのだったちゃんちゃん
とかなったら伝説級の作品になると思うけど
現状無意味に大半のキャラ汚していってるだけだからなww
居酒屋みたいな考えさせられるようなモヤモヤ感とかあったらよかったけど
47 :
<三浦優美子:海老名姫菜との同席>
結衣「やっはろー!優美子!姫菜!」
雪乃「ここ、使わせてもらいたいのだけど。」
優美子「由比ヶ浜…」
海老名「それに雪ノ下さんも…久しぶりだね…」
まず私たちが訪れたのは三浦さんと海老名さんのいるテーブルだ。
彼女たちは由比ヶ浜さんのクラスメイトでありかつては同じグループにいた。
けれど残念ながら今は由比ヶ浜さんと彼女たちもまた不仲になっている。
でも由比ヶ浜さんは持ち前の明るい性格を駆使して、
三浦さんたちと仲直りをしようとしている。
これは私としてもこれは大いに助かる。
この場で味方を増やせば比企谷くんを取り戻すことに繋がるのだから。
48 = 47 :
海老名「由比ヶ浜さん…最近…
教室であまり喋らなかったよね…こうして話すのも久しぶりだね。」
結衣「えへへ~そういえばそうだね!
でも二人とも私に黙って生徒会に入るんだもん。水臭いよ?
何で私にも教えてくれなかったのかな~?」
海老名「それは…ハッチーへの償いも兼ねて…」
雪乃「そうなの。
でもそれは傍から見たら、
葉山くんのグループから比企谷くんへ乗り換えたようにしか思えないのだけど。」
今の私の発言に海老名さんは少しだけ表情を曇らせた。
少し意地悪いけど元はといえば彼女の依頼で私たちが不仲になってしまった。
その責任を少しは感じてもらわなければ。
49 = 47 :
海老名「それは…悪かったと思ってる…」
雪乃「そう思うなら私たちに協力してほしいのだけど。」
結衣「私たちヒッキーにチョコを上げようと思ってるんだ。
あれ…姫菜もチョコ作ってるんだ…しかも二つも…?誰に上げるの?」
由比ヶ浜さんが気づいたように海老名さんの手元には作りかけのチョコが二つあった。
修学旅行で彼女は戸部くんの告白の件で恋愛には興味を示さないと思っていたのに…?
50 = 47 :
海老名「これは…ハッチーと…それに戸部っちの分だよ…」
結衣「へ…へぇ、姫菜もヒッキーにチョコ渡すんだ。」
海老名「うん、ハッチーにはあの通り奥さんがいるから義理だけど…戸部っちは…」
雪乃「まさか…本命を…?」
私の質問に彼女は照れ臭そうに頷いた。
その返答に私は驚きを隠せずにいる。
何故ならかつてあの女が修学旅行の真相を暴いた時、
その際に戸部くんは海老名さんにこっ酷くフラれたと思っていたのだから。
みんなの評価 : ★★★
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