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    元スレ雪乃「比企谷くんと猫カフェへ行ってきたの」

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    151 = 1 :

    『まもなく、4番線に、普通 東京行が、参るぞ』

    八幡「よし、乗るぞ」スッ

    雪乃「ええ」スッ…

    雪乃「あら……?」クラッ

    八幡「お、おい大丈夫か!」グイッ

    雪乃「少し、立ちくらみがしたの……」

    八幡「とりあえず、電車に乗ろう。誘導するからよ」

    雪乃「いえ、大丈夫よ…ありがとう……」チラッ

    雪乃「(あ…比企谷くんの手が……)」

    八幡「本当に大丈夫かよ?」ギュ

    雪乃「ええ……、だから、その……手………//」

    八幡「あ? んぁ、わりい!」スッ

    雪乃「あっ………」

    雪乃「(離してほしいとは、一言も……)」

    雪乃「(って、私ったら何を求めているのよ……//)」カアァッ

    152 = 1 :

    八幡「(つい条件反射的に、転びそうになった小町を助けるのと同じ要領で……)」

    八幡「……あー、その、あれだよ」

    八幡「と、とりあえず電車乗るか……」

    雪乃「そうね……ごめんなさい、手数かけて」

    八幡「別に礼はいいから」



    小町「(すごーい!さっきのどう見てもラブコメ展開だよー!)」

    小町「(こりゃ、雪乃さんルートに進むのかな??)」

    小町「(でも、私の横には恋敵が……)」

    結衣「うぅぅ…………」

    小町「(こりゃどう発展する分からんね……)」

    小町「レベッカさん、私たちも電車に乗り込みましょっ」

    結衣「う、うん……」

    153 = 1 :

    ・・・・・・・
    電車内

    ガタゴトッ ガタゴトッ


    八幡「……………………」

    雪乃「……………………」

    八幡「(……なんだよ、この沈黙は……)」

    八幡「(普段から部室で体感するのと似て非なる空気だ……。いや、全くの別物か……)」

    八幡「(干渉せずが故に起こる静寂さと、互いが意識し合うことによって生じる沈黙……)」

    八幡「(いまの状況だとまさしく、後者だよな)」

    八幡「(こんな形式で会話が無いなんて、初めてだ……)」ハァ…

    八幡「……………………」チラッ

    雪乃「…っ!」ビクッ

    雪乃「っ………………」フイッ

    八幡「(うわぁ……)」

    八幡「(ものっそい、居たたまれねぇぇぇぇ………!!)」

    154 = 1 :

    小町「なんだか付き合いたてのカップルみたいですね……よそよそしくて」

    結衣「別にっ、二人はまだ付き合ってるわけじゃないし……」

    小町「ただの比喩ですよ、レベッカさん」

    結衣「でも…………」

    小町「(ふふっ♪)」

    小町「いやー良いですね~、恋する乙女は!」

    結衣「か、からかわないでよぉ!」

    小町「大丈夫ですよレベッカさん。悔しいんなら単純に、お兄ちゃんを振り向かせてやればいいんですっ♪」

    結衣「まあね……ただ、その振り向かせることに一番苦戦してるんだけど……」

    小町「あはは……まぁ、お兄ちゃんですから……」

    155 = 1 :

    「まもなく、二俣新町、二俣新町です。停車したところで乗降客いるのかねこれ」


    八幡「……着くぞ」スッ

    雪乃「そ、そうみたいね……」スッ

    八幡「(猫カフェ着く前からこんなんでいいのか……いや、ダメだろ!)」



    小町「……あれ、二人とも次で降りるみたい?」

    結衣「え?次ってどこ?」

    小町「なにやら、『ふたまたしんまち』って駅だそうです」

    結衣「なにそれ、聞いたことない……なんか駅名からして縁起悪いし……」

    小町「ふたまた、ですもんね」

    156 = 1 :

    プシュー リンドン リンドン ガタン ←ドア開いた

    八幡「ちょ……なんだこれ!」

    雪乃「閑散としてるわね……」

    /nox/remoteimages/e0/ae/0774aa52cac16c5662135d195c4e.jpeg 八幡「ここまでホーム上に何もない駅は初めて見たぜ……」



    結衣「うっわ、あの二人とあたしたち以外、誰も降りてこないよ?」

    小町「なんだか寂しいステーションですね……」

    157 = 1 :

    八幡「出口はあっちの階段か」

    雪乃「行きましょう」



    結衣「(ここで二人が後ろ振り返ったら、あたしの存在に気づいちゃうかも……)」ヒヤヒヤ

    ピュウゥ……

    雪乃「あら、私の切符が……」クルッ

    結衣「!?」グイッ

    小町「えっ!」トトッ

    雪乃「……?」

    雪乃「(いま人影が……、まあいいわ)」クルッ

    158 = 103 :

    ホントに閑散としててワロタww

    159 :

    ガチ田舎だな

    160 = 1 :

    結衣「ホッ……」

    小町「どうしたんです?突然、私の腕を引っ張っては自販機の陰に隠れて……?」

    結衣「いや、ゆきのんがこっちを振り向いてきたから、つい……」

    小町「なるほど、そうだったんですか」

    小町「確かに、人は私たち以外誰もいないので、ここからは慎重に尾行しましょう!」

    結衣「うん、気を付けなきゃ……」

    結衣「(うう……寿命が縮む……)」ハァ…

    161 = 1 :

    ・・・・・・・

    雪乃「改札は出たけれど……」

    八幡「なんもねぇ……」

    八幡「(厳密に言うと、デイリーヤマザキしかねぇよ……!)」

    /nox/remoteimages/53/95/32b09d607b0151730f7f90842d59.jpeg 八幡「(マジかよこれ……夢で見た場景と全く一緒じゃんか……)」

    八幡「(なんなんだ俺?雪ノ下はエスパーなのに対して、俺は予知能力があるのか?)」

    八幡「(だからといって、こんなところの景色を当てたところで何も得しねぇよ。いらないっすよこの能力……)」

    162 :

    コンビニがあるだけうちの最寄り駅よりいいな…

    163 = 1 :

    雪乃「ねぇ比企谷くん、本当にこの近くに猫カフェあるんでしょうね?」

    八幡「嘘を吐いてまでここに来る意味無いだろ……。あるって情報を入手したんだよ」

    雪乃「これがもしも過去形の話で、とっくに潰れてたりなんかしたら怒るわよ」

    八幡「いや、だだだいじょぶだろ、おう!」

    雪乃「いまの言動で不安要素しか残らなくなったのだけれど……」

    八幡「とりあえず俺を信用してくれよ、ここまで来たんだし……」

    雪乃「……そうね、信用して行くだけ行ってみましょうか。跡地に」

    八幡「ちっとも信用してねえじゃんかよ」

    164 = 1 :

    一旦ここまでかなー
    20時からのガガガチャンネル見終わったら、続き投下しますね

    あと、スレはこのままで行きまっせ

    165 :

    乙一

    大丈夫うちの近くなんて無人駅だから

    166 = 103 :

    >>1二俣新町の悪口はもう止めるんだ!!

    /nox/remoteimages/28/d0/68194986c0aa6206567c933ff7f1.jpeg
    /nox/remoteimages/02/45/66ca612e445c460ddc5081d0ac3d.jpeg

    167 :


    俺の最寄駅もたいがい何もないと思ってたけどそれよりひどかった

    168 :


    結構進んでてうれしいよ

    170 :

    >>156
    京成線ユーザーとしては大佐倉の方がヤバい

    171 = 103 :

    ガガガチャンネルで初めてわたりん見たけどおもしろい人だな
    タレント業もやってけそう

    172 = 159 :

    まあ駅前コンビニすらない駅とか普通にあるしな

    173 = 159 :

    南栗橋...加須...

    174 :

    ・・・・・・・
    移動中


    ガイン ガイン ガイン ガイン ガイン

    ギュンギュンギュンギュンギュンギュン

    ブルルルルルルルルルルルルルルルゥゥ…… ←大型トラック通過


    八幡「…………………」トボトボ

    雪乃「…………………」トボトボ

    八幡「(なぜ俺たちは工場地帯を歩いているんだろう……)」

    八幡「(理由は簡単。二俣新町駅はさまざまな工場や製造所で包囲されているからだ)」

    八幡「(駅を出たらいずれの方角にもそういった施設があるため、工場見物マニアにとっては穴場スポットなのかもしれん)」

    八幡「(だからもし、工業系女子高生青春物語なんかを制作する際、この町をモデルにすれば、聖地化されて訪れる客が増えることは確実だろうよ)」

    八幡「(ま、来てどうすんだって話ですがねぇー)」

    175 = 1 :

    雪乃「……空気の悪い町ね。それとも隣のあなたが空気を汚しているがゆえに、そう感じるのかしら?」

    八幡「お前その悪態って咄嗟に思い付いてんの?すげぇよな」

    雪乃「別に、感心してもらうつもりで言ったわけじゃないのだけれど……」

    八幡「(俺くらいの誹謗受けマイスターになると、悪口なんて可愛く思えてくる)」

    八幡「(直接や陰でそしられたりしても、素直に受け止めず逆に称え受け流すこともできるんだぜ?)」

    八幡「(まぁそんなのは強がりで、相変わらず心に傷つきまくりなんですけどね)」

    176 = 1 :

    八幡「なんか、悪かったな。こんな辺鄙なところ連れてきちまって」

    雪乃「そうね、こんな粗道歩くの初めてよ」

    八幡「いや、まさかここまでとは思わなんだ……」

    八幡「(夢で見たときは、こんな騒音聞こえなかったからな。町並みが映ったくらいで……)」

    雪乃「でも、目的の場所にたどり着けるのなら、文句は吐かないわ」

    八幡「そうか。きっとあるはずだから安心してもいいかもしれないと思う」

    雪乃「その確実性がゼロに等しいような、濁った言い方止めてちょうだい。楽しみにしてるんだから……」

    177 = 1 :

    ・・・・・・・

    結衣「ねぇローラちゃん……本当にこれ猫カフェへ向かってるのかな……?」

    小町「さあ?二人の目的地はあの二人だけしか知りませんし……」

    結衣「だよね……。うわぁ、なんか不気味。どっちを向いても工場だらけだよ……」

    小町「なんだか、小学校の時に行った社会科見学を思い出しませんか?」

    結衣「あ、それ分かる!そうだ、あの時もあたしこう感じてたんだ!」

    小町「工場苦手なんですか?」

    結衣「うーん……なんか、鉄を叩く音?とかが嫌いなんだよね」

    178 = 1 :

    ガイン ガイン ガイン ガイン

    結衣「ひぃっ!」ビクッ

    ムギュ

    小町「(あらら、小町に飛び付いてきちゃいましたね)」

    小町「レベッカさん、さすがに大げさですよ~?」

    結衣「あはは……その話してるときに音が聞こえたから、つい驚いちゃってね……」スッ

    小町「(そうか、私も驚いたときにお兄ちゃんに抱きついちゃえばいいんだ!)」

    小町「(そんでもって『大丈夫だよ小町?お兄ちゃんが付いてるから。』とか言って頭撫でてくれたら、ポイントアップも待ったなし!)」

    小町「(まあお兄ちゃんの場合は『憑いてる』って表記した方が合ってるけどねっ♪)」

    179 = 1 :

    数分後
    ・・・・・・・

    八幡「……ん?あれは……」

    雪乃「なんだかお洒落な外見だけれど、あの店かしら?」

    八幡「夢で見たのとまったく一緒だ……」ボソッ

    雪乃「何かしら?」

    八幡「いや、こっちの話だ。あれが猫カフェっぽいな」

    雪乃「本当にあったのね……こんな所に」

    八幡「(いやぁ、ここまでの道のり長かったわぁ~、汗ばむわぁ~)」

    180 = 1 :

    小町「あれ?なんだかあそこに、一際目立った明るい外見のお店が……」

    結衣「もしかして、あれが猫カフェ?」

    小町「あ、二人とも中に入りました!」

    結衣「うっそ、本当に猫カフェだったよ……」

    小町「(うーむ、本当は高校生にはまだ早いような、イケない場所に行ってくれた方が小町的に面白かったんだけどなぁ)」

    小町「(でも結衣さんにとっては、ひとまず安心したでしょうね♪)」

    181 = 1 :

    結衣「じ、じゃああたしたちも中に……」

    小町「ダメですレベッカさん!」グイッ

    結衣「おっととと!ど、どったの?」

    小町「私たち二人同時に入ると、お兄ちゃんたちに注目される可能性が高いです」

    結衣「え、そうかな?」

    小町「はい! ましてやレベッカさんは、トイレでお兄ちゃんと面識がありましたらね」

    結衣「う、ごめん……」

    小町「いやいや、責めてるつもりじゃないです。ただ、相手はお兄ちゃんですよ、」

    小町「店内に入ってきたレベッカさんを見て『あ、さっきのハンカチ娘……』と、いやらしい視線でジロジロ見てくるに決まってます!」

    結衣「あ、あはは……あり得る」

    182 = 1 :

    小町「そこで、小町の考えた作戦ですよ♪」

    結衣「ほうほう」

    小町「ひとまず小町が一人で入店して、二人をこっそり観察します」

    結衣「うんうん」

    小町「それで二人してメニューを選んでいる時に、メールでレベッカさんを呼び出します」

    結衣「なるほどね、ヒッキーたちが周りに目が回っていない隙に、こっそりあたしが店に入るってことか!」

    小町「さすがは総武高の生徒さん!物わかりがいいですね♪」

    結衣「えへへ……//」

    結衣「(初めて、誰かから物わかりの良さを褒めてくれた……)」

    小町「とゆことで、しばらく外で待機しててもらってもいいかな?」

    結衣「いいともー!」グッ

    183 = 1 :

    一方その頃
    ・・・・・・・

    ウィーン カランカラン

    店員「いらっしゃいまーせー」

    八幡「(自動ドアが押しボタン式なのも同じだった……なにこの才能)」

    雪乃「ふ、二人です……」

    店員「はいはい、お二人様ね。好きなお席へどーぞー」

    八幡「ほれ、テキトーに座

    雪乃「ーーっ!」

    雪乃「(カフェテリア内なのに……ほ、本当に猫がたくさん……!)」

    雪乃「(三毛猫シャム猫ペルシャ猫、ベンガルロシアンブルーアメリカンショートヘア……)」

    八幡「……あの雪ノ下さん、感無量のところ悪いんだが、とりあえずお席に着きましょうよ」

    雪乃「ーー……はっ、な、何か言ったかしら?」

    八幡「(めっちゃ浸ってたなこいつ……)」

    184 = 1 :

    今夜はここまで
    続きは今日の夕方以降(予定)

    小町の一人称いままで違ってたわ、ごめんよ

    186 :

    おつおつ
    ここまではほんの序章ですよね?

    187 :


    ゆきのんがかわいすぎる

    188 = 1 :

    雪乃「そうね……、この円卓の席はどうかしら」

    八幡「お前がいいなら、そこで構わんよ」

    雪乃「あら、似合わなくも紳士的ね」クスッ

    八幡「まぁ、今回は雪ノ下が誘ってきたんだし、そうするとお前の提案が優先されるだろ」

    雪乃「別に、なにか不服なら隠さず言っていいわよ?」

    八幡「いや、そういう意味で言ったんじゃない」

    八幡「とにかく今日はお前に楽しんでもらえれば、それだけで良いんだよ」

    雪乃「っ! ……そう…………//」

    雪乃「(不意打ちでそういうこと言わないでほしいわね……)」

    雪乃「(反応に困る……//)」

    190 = 1 :

    ぬこ「みゃーお」

    八幡「お、雪ノ下、早速来たぞ」

    雪乃「えっ、あ……可愛いわね……」

    ぬこ「みゃお~」スリスリ

    雪乃「ふふ……甘えてるのかしら」

    八幡「さすが人懐っこいな。撫でてあげたらどうだ?」

    雪乃「ええ」ナデナデ

    ぬこ「ごろごろごろごろ……♪」

    雪乃「ふふ、ごろごろ……」

    八幡「(ホント、好きな猫を前にするといつもの冷酷さはどこへやら、だな)」

    191 = 1 :

    雪乃「ほらほら………」ナデナデ


    ぬこ「ごろごろ……(のどはらめええええ!!//)」

    雪乃「ふふっ」クスッ

    八幡「(もっと早くから、猫カフェのこと教えてやりゃ良かったな)」

    八幡「(こんなにも無垢で柔らかな笑顔、隣で見せつけられたらなぁ……)」

    八幡「……………………」ジーッ

    雪乃「……………?」チラッ

    雪乃「あっ……」

    雪乃「(ずっと見てたのかしら………//)」

    192 = 1 :

    雪乃「……その、」

    八幡「なんだ?」


    雪乃「……私のこと、見てもいいのだけど、あんまりジッと凝視されると………」

    雪乃「恥ずかしい……から………//」


    八幡「」ズキュン

    八幡「(お前……頬染めて上目使いで恥ずかしそうにそんなこと言われたら……)」

    八幡「(……守りたくなるだろうがぁぁぁ……!!)」

    193 = 1 :

    雪乃「…………………//」フイッ

    八幡「…………あー……」

    ぬこ「にゃーにゃー」

    雪乃「……あ、ごめんね。撫でてる途中だったわね……」

    八幡「(俺、どうしてたらいいの?)」


    カランカラン

    店員『いらっしゃいまーせー』

    小町「(……素知らぬ顔、素知らぬ顔)」ススッ

    店員「何名様ーでー?」

    小町「あ、えと……あとからもう一人。(声低め)」

    店員「はいはい、お好きな席へどうぞー」

    194 = 1 :

    八幡「(ほう……猫カフェには、こんなちっこい娘も友達と来たりするのか)」

    八幡「(年齢的には、小町と同い年ぐらいか?)」

    八幡「(老若男女問わずして愛されてるよなぁ……猫)」

    八幡「(もし、次生まれ変わるとすれば、吾輩は猫になりたい……)」



    小町「(どうしてお兄ちゃん、ずっと小町のほう見てるの~!?)」アセアセッ

    小町「(雪乃さんとイチャイチャしてなよ~!)」


    小町「(と、とりあえず、あの二人がよく見えるこの席に座ろっと……)」

    195 = 1 :

    ぼっちぬこ「みゃーお」

    八幡「あ?」

    ぼっちぬこ「ぐるるるる……」

    八幡「なんだよ、ブッサイクだなお前」

    八幡「(目が腐ってるとかどこの俺だよ……)」

    ぼっちぬこ「みゃー」

    八幡「あーわかったわかった、撫でたるから」ナデナデ

    ぼっちぬこ「にゃ、にぇ、あ、どぅふふ……」

    八幡「(うわぁ……鳴き声までも可愛くねぇ……)」

    八幡「なんだよお前、ただの顔見知りである同級生から急に『なあ、単4電池持ってねぇか?』って唐突に訊かれたときの俺の応答をマネしてんのかよ」

    八幡「持ってないことだけを伝えるつもりが『え、あ、持ってねぇわ、どぅふwwww』って最後に奇妙な笑みを付け足してしまったことによって、そいつから気味悪がられた俺の思い出をよくも蒸し返してくれたな」

    196 = 1 :

    小町「(お兄ちゃん、それ初耳だよ……)」ガックシ



    雪乃「なに猫相手に、あなたの武怪伝を吹き込んでるのよ……」

    八幡「おいちょっと待て、武怪伝ってなんだよ」

    雪乃「ふふ、あなたのど撫でられるの好きなのね」ナデナデ

    八幡「俺の質疑には応答しないおつもりですか」

    ぼっちぬこ「ぐにゃー」

    八幡「なんだよいまの鳴き声、プチゴジラかよ」

    ぼっちぬこ「ぐにゃーぐにゃー」

    八幡「わかったよ、撫でてやるから10秒したら去って寝ろ」ナデナデ

    ぼっちぬこ「ふぎゃー」

    197 :

    にぃに…にぃに…

    198 = 186 :

    更新されてたwwww
    もう寝落ちしたか?

    199 = 1 :

    八幡「はい、1……2……、飛んで6……7……」

    雪乃「あらら、気持ち良いからってあまりにも無防備よ」クスッ



    小町「(ふむふむ、ここから見ると二人の雰囲気はとても良い感じ♪)」

    小町「(まあ、それぞれ別々の猫を可愛がってるだけなんですけど……)」

    小町「(うーむ、どうにか猫を通してさらに親睦を深めてはもらえないかなぁ?)」

    小町「(まぁ、二人の仲が睦まじくなることによって、ますます不利になってしまう方が一名いるんだけどね……あはは……)」

    200 = 1 :

    >>195
    蒸し返すじゃないわ
    『掘り返す』だわ


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