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元スレモバP「他のプロダクションのアイドルをスカウトする」
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このSSってスカウト(強制)なの?
失敗ありなら71以上は『良い経験になりました、お世話になりました』で終わりじゃね?
失敗ありなら71以上は『良い経験になりました、お世話になりました』で終わりじゃね?
――――
P「さて、そろそろ時間かな……」
P「雫。後で雫も紹介するから、よろしくな」
雫「はいー。じゃあ私、お茶を淹れておきますね」スタ
P「ありがとうな」
コンコンコン
P「はい!」
ガチャ
P「おはようございます……と、これはこれは……」
十時P「おはようございます。本日はよろしくお願いいたします」
十時P「ほら、十時。挨拶」
十時愛梨「は、はい~私、十時愛梨ですっ! よろしくお願いしますっ」
P「ご丁寧にすみません……私Pと申します。よろしくお願いいたします」
P「どうぞ、中へ」スッ
十時P「失礼します」
愛梨「失礼します~」
P「どうぞ、お掛けになってください」
十時P「失礼します」スッ
愛梨「ありがとうございます~」スッ
P「本日は十時Pさんもお忙しい中、わざわざありがとうございます」
十時P「いえいえ、十時一人では少し難しい話になるかと思いまして……」
愛梨「そ、そんなことないですよ~!」
十時P「こら、Pさんに失礼だぞ。静かにしていなさい」
愛梨「っ……」
P「いえいえ、大丈夫ですよ。それでは、改めましてPと申します」
P「来週から十時さんのプロデュースを短期ですか、担当させて頂きます」
P「十時さん、よろしくお願いしますね」
愛梨「は、はい! よろしくお願いします!」
キミの自由にしていいんだよ、でスカウトするとかはさすがにないですよね?
そこらへんはさじ加減に期待だな
まぁ買い取りオプションつきのレンタル移籍みたいなもんだよ(はるちんP感)
まぁ買い取りオプションつきのレンタル移籍みたいなもんだよ(はるちんP感)
>>193
お向かいからふーかちゃん、莉緒ねぇ、可憐、ころめぐ、翼辺りも引っこ抜きたいな
お向かいからふーかちゃん、莉緒ねぇ、可憐、ころめぐ、翼辺りも引っこ抜きたいな
P「それでは、早速説明をさせて頂きます……とその前に」
P「雫、ちょっといいか」
雫「はいー!」カチャカチャ
雫「お飲み物、お持ちいたしましたー」
十時P「すみません、ありがとうございます」
愛梨「ありがとうございます~って!
もしかして雫ちゃんですか~?」
雫「そうです! 私、愛梨ちゃんに一度会ってみたかったんですよー」
愛梨「私もですよーっえへへっ」
キャッキャ
十時P「お、おい……十時……」
P「まあまあ、これから同じ事務所内で会うことも多いですから……」
十時P「……」
――――
P「おーい、そろそろいいか?」
雫「あ、はいーすみません、Pさん」
P「いいよ。仲良くなれるのが一番だからな」ナデ
雫「はい……」
愛梨「っ……」
十時「さあ、Pさん。説明よろしくお願いいたします」
P「ええ、では――」
P「――と、まあここまでで質問等、ありますでしょうか」
十時P「いえ、特には……」
愛梨「あ、あのう……」
P「うん?」
十時P「……Pさんの手を煩わすな。うちの印象が悪くなる……私が答えてやるから、後で言え」ボソ
愛梨「な、なんでもないですー……」
P「……そうかい? じゃあ一応ここで説明は終わりとさせていただきます。ありがとうございました」
十時P「お忙しい中ありがとうございました。それでは失礼しますね」
十時P「ほら、行くぞ十時」
愛梨「はい……本日は、ありがとうございました……」
P「あ、そうだ……すみません十時Pさん。十時さんのお時間少々頂けますか? お渡ししたいものがありまして……」
十時P「ああ、勿論大丈夫ですよ。それじゃあ外で待っていますね」
P「すみません……ではまた後で」
十時P「ええ。十時、外にいるからな……失礼しました」ガチャ
愛梨「あのう……渡したいものって、なんですか?」
P「ああ……えーと、雫~十時さんに牛乳、渡した方がいいんじゃないか」
雫「え? そのためにわざわざお時間とってくれたんですかー?」
P「……うん。ほら」
雫「ありがとうございますー! 愛梨ちゃん、私の実家牧場で、美味しい牛乳が沢山とれるんですよー」
雫「だから、お裾分けというか……趣味がケーキ作りって聞いてたので、渡したかったんですー!」
愛梨「わあ、本当? ありがとうー!」
雫「よかったら、1本飲んでみますか?」
愛梨「いいの? それじゃあ……」
愛梨「んぐ……っ 甘くて美味しいー!」
雫「よかったー……うふふ」
このPが今まで何故誰もスカウトさせてもらえなかったのかわからない程度には有能だよな
主にコンマ神のせいだけど
主にコンマ神のせいだけど
とときんに牧場直の牛乳とか必殺過ぎるでしょwwクリーム的な意味で
日本の市販の牛乳は殺菌温度と時間が凄すぎて
海外だとペット用にしか使えないレベルだったりする
日本の市販の牛乳は殺菌温度と時間が凄すぎて
海外だとペット用にしか使えないレベルだったりする
愛梨「ありがとうございます! 雫ちゃん」
雫「いえいえ、どういたしましてー」
P「フフ……二人ともすっかり仲良しだな」
雫「Pさんのお陰ですー!」
愛梨「ありがとうございますっ」
P「はは……そういえば、さっき十時さん俺になにか質問があったんじゃないか?」
愛梨「えと……それは……」
P「いってごらん。来週からはこういう機会が多くなるから、どんどん俺に聞いてくれて構わないよ」
愛梨「……それじゃあ……さっき短期移籍中の活動は、プロデューサーさんも付き添いで活動するってところなんですけど――」
P「うんうん……そこは――」
P「――て感じだな……わかったかい?」
愛梨「はいっ大丈夫です。ありがとうございました」
P「これからも、疑問に思ったらすぐ聞いていいからね」ナデ
愛梨「あっ……はいっ」
P「それじゃあ、十時Pさんが待ってるから、行こうか」ガチャ
愛梨「はいっ雫ちゃん、またねー!」
雫「また会いましょうねー!」
バタン
――――
P「さ、十時さん。今日から本格的に活動開始だ!頑張っていこうな」
愛梨「はいっよろしくですっ」
P「さっそく撮影からだ!」
愛梨「お~!」
――撮影中――
カメラマン「お~いいねいいね」カシャカシャ
愛梨「えへへっ」
P「……」
カメラマン「よし、休憩入れて、次のページの分もパパっとやっちゃおうか!」
カメラマン「それじゃ15分後~」
愛梨「どうでしたか?私……」
P「うん……いいと思うよ。やり方なんかは十時Pさんに教わったのかい」
愛梨「はいっ! プロデューサーさんがその辺りのことは教えてくれました」
P「ふーん……」
P「うんうん。偉い偉い」ナデナデ
愛梨「あふ……っ」
P「言われたとおりにするのって結構難しいけど、完璧に基礎はできてるよ」ナデナデ
P「この調子で、頑張ろうな」ナデ
愛梨「はいっ! ありがとうございますっ」
愛梨「えへへ……」
わざわざ引き抜きでやってやろうってぐらいだから技能もちなんだろう・・・
――レッスン――
愛梨「はあ……はあ……」
トレーナー「はい、動きはここまでにしましょう。後で少し確認しますから、休憩しててくださいね」
愛梨「あ、ありがとうございましたー……」
P「お疲れ様、ほら飲み物」スッ
愛梨「す、すみません……んぐっ」
愛梨「はあ……」
P「愛梨は、頑張りやさんってよく言われる?」
愛梨「い、いえ……あまり……」
P「おかしいな、こんなに頑張ってるのに」ナデ
愛梨「あ、汗で汚いですから……!」
P「ううん。嫌ならやめるから、言ってくれ」ナデナデ
愛梨「い、嫌ではないですけどー……プロデューサーさんが汗で汚れちゃいますよー……」
P「そんなことは気にしないさ。愛梨は、よく頑張ってるな」ナデナデ
愛梨「……えへ……ありがとうございますっ……」
――――
P「愛梨。今日の取材だけど、俺は外せない用事があってな。一人でいってもらうことになるけど……大丈夫か?」
愛梨「は、はいっ大丈夫ですけどー……」
P「ごめんな。聞かれたときに困るような質問は、俺がメモに対応をまとめといたからな。ほら」スッ
愛梨「あ、わざわざありがとうございますっ」
P「後でなに聞かれたかは聞くから。申し訳ないけど、頑張ってきてくれ」ナデ
愛梨「はいっ私頑張りますね!」
愛梨「――大体聞かれたことはこれくらいですー」
P「うん。ありがとう」
愛梨「……もらったメモ、他にもすごく参考になる答えが書いてあって……ありがとうございました」
P「役に立てたなら嬉しいよ。それより、一人でちゃんとやれたみたいだな。先方からも連絡があったよ、しっかりとした子ですねって」
愛梨「そんな、私はただ……」
P「一人で仕事できるなんて、凄いな愛梨は」ナデナデ
P「今日は助かったよ。ありがとう」ナデ
愛梨「あっ……はいっ、お役に立てたなら嬉しいです! えへへっ……」
愛梨「……Pさんの手、あったかくて、やさしくて気持ちいいです……」
P「そうなのか? 悪い気はしないな」ナデ
愛梨「はい……これだけで、お仕事頑張れるかもしれませんー」
P「大げさだな……でも、今日は本当に偉かったな愛梨……」ナデナデ
愛梨「ぁん……」
――――
P「愛梨、ちょっといいか」
愛梨「はい、なんですかPさん」
P「明日の撮影だけど、ここは愛梨のプロダクションのお得意様らしくてな。ここだけは十時Pさんが付き添うらしい」
P「朝は普通にここに来てもらって、十時Pさんが迎えにくるらしい」
P「だから、朝だけ事務所に来てもらったら直帰でいいから。わかったか?」
愛梨「わかりました……」
P「急な話で悪いけど、頼んだぞ」ナデ
愛梨「はいっ」
――朝事務所――
P「それじゃあ、愛梨。十時Pさんに会うのはちょっと久々だけど、頑張ってな」
愛梨「はい!」
コンコンコン
ガチャ
十時P「失礼します。本日はよろしくお願いいたします」
P「十時Pさん、お久しぶりです」
十時P「ええ、十時がご迷惑をお掛けしていませんでしょうか?」
P「いえいえ、愛梨は本当によくやっていますよ」
愛梨「えへへ……」
十時P「そうですか? ならいいのですが……ほら、十時。行くぞ」
愛梨「はい。それじゃあPさん、いってきます」
P「ああ、いってらっしゃい。十時Pさん、よろしくお願いいたします」
十時P「はい。それでは失礼しました」ガチャ
バタン
――撮影スタジオ――
十時P「……」
カメラマン「いいねいいね」カシャカシャ
愛梨「えへへ……」
カメラマン「よし、ここまでにしようか! 今日はお疲れさん」
愛梨「はい、ありがとうございました!」
十時P「またよろしくお願いします。失礼します」
――――
愛梨「あの……今日の私、どうでしたか?」
十時P「……」
十時P「全然駄目だな、お前は」
愛梨「え……」
十時P「向こうのプロダクションで、いったい何を学んでるんだ。うちに居たときと、まるで変わってないじゃないか」
愛梨「で、でも……」
十時P「Pさんの言うことをちゃんと聞いてるのか。だいたい、お前はいつとボーとっしてるから、アドバイスを聞き漏らしてるんじゃないか」
十時P「なんのための短期移籍だ。ちゃんと考えろ。いいな十時」
愛梨「……」
十時P「返事はどうした」
愛梨「……そんなこと、言わなくてもいいじゃないですか……」
十時P「事実だからしょうがないだろ。言わないとお前のためにならないんだから」
愛梨「……帰ります……」
十時P「送ってやる。車まわすから待ってろ」
愛梨「別にいいです! お疲れさまでした!」ダッ
十時P「おい十時!」
タッタッタ……
ちひろ「愛梨ちゃん、撮影大丈夫ですかね?」
P「愛梨のことですから、しっかりやってますよ」
ちひろ「そうですよね! Pさんがそう言うなら安心ですっ」
P「なんですかそれ……」
ガチャ
愛梨「……」
P「ん? 愛梨……? 撮影終わったのか。でも今日は直帰で……」
愛梨「……」
P「……仕事はできたのか?」
愛梨「……はい。ちゃんと……しっかりやりました。順調で、ちょっと早く終わっちゃいました……」
P「……そうか」スッ
P「お疲れさま。よく頑張ったな。愛梨……」ナデナデ
愛梨「っ! Pざぁん……!」ギュッ
P「どうした? 嫌なことでもあったのか?」ナデナデ
ネット上じゃシンデレラ獲るまでたいした扱いじゃなかったもんなぁ
そういう齟齬を表現してる感じかな?
そういう齟齬を表現してる感じかな?
愛梨「違うんです……でも私頑張ったんです! 頑張ったら……褒めてもらいたいです……!」
P「うん。愛梨が頑張ってるのは知ってるから。よしよし」ナデナデ
愛梨「……私」
愛梨「私、あのプロダクションに戻りたくないです……」
ちひろ「えっ! それは……」
P「…… 愛梨は期間が終わったら、向こうに戻らないと行けないんだよ。そういう契約なんだ」ナデ
愛梨「でも……でもっ……私褒めてもらったことない!」
愛梨「あの事務所で、一度も褒めてもらったことなんてないですっ!」
愛梨「怒られるばっかりで! 失敗してなくても叱られて!」
愛梨「私のこと見てくれる人……いないです……」ギュ
P「……俺は愛梨は本当に頑張ってると思うし、それはおかしいと思うな」ナデナテば
愛梨「私のこと、見てくれてるの、褒めてくれるの、Pさんだけです……」ギュ
愛梨「私、このプロダクションに移籍します。短期じゃなくて、ほんとうに……」
P「わかった……」
P「それは……愛梨の決めたことだ。俺がこのプロダクションで、愛梨をきっとシンデレラにしてやる」
P「だから泣かないでくれ、愛梨……」ナデ
愛梨「はいっ……はい、私、Pさんと一緒にトップアイドルになります! Pさんがいるから頑張れます……」ギュッ
P「よしよし、今までよく頑張ったね。これからは俺と一緒に、ここでトップ目指そうな……」ナデ
愛梨「Pさん……Pさんっ……」
――――
P「と、いうわけで」
愛梨「今日から、ここに本移籍になりました。十時愛梨ですっ! みなさん、これからもよろしくですっ」
雫「わぁ~! 愛梨ちゃんも、ここで一緒に活動できるんですねー! 嬉しいですー」
のあ「これは……偶然……なのかしら? それとも……必然か…………」
のあ「……よろしくね……愛梨……」
ちひろ「……向こうのプロダクション、愛梨を失うのは相当痛手みたいで、めっちゃくちゃ連絡きてましたけど……」ボソッ
P「愛梨が選んだ道です。それを誰かが止める権利はありませんよ。適当に説明しに行きましたから、大丈夫でしょ」ボソッ
P(十時Pは……相当愛梨に話があったみたいだけど、会わせても悪影響しかないだろうからな……)
P「さあ、今日から愛梨も加わって賑やかになるけど、より一層気を引き締めていくぞ! 」
「「はい!!」」
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