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    元スレ京太郎「ここが龍門渕か……でっかいなぁ」

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    みんなの評価 : ★★
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    201 :

    わざと着崩したり腰パンしたりとか無駄にセンスを発揮するに違いない

    202 :

    中にジャージ着たり魔改造したりするのかな

    203 :

    ここの京太郎はセクハラとか多いから性格も若干残念だけどな

    204 :

    京太郎「あーあ、混浴出来ると思ったのに……せめて、女子高生の味が染みたお湯を飲みたかったなぁ」

    京太郎「……まぁいいやもう。後悔先に立たずだ」

    京太郎「それで、えーっと……なんかやることあったかな?荷物はもう片付けたし……」

    京太郎「あっそうだ、欲しいもの聞いたし、部長に連絡しないと」プルルルルルル ガチャ

    京太郎「あっもしもし、部長。須賀ですが」スガダケニ

    『一体なによ、こんな時間に。嫌がらせ?』

    京太郎「部長に嫌がらせするためだけに、電話するほど俺は暇じゃないですよ。ちゃんと別の理由もあります」

    『ちょっと待ちなさい。別の理由があるってことは、本来の理由はなんなのよ?』

    京太郎「それは今はいいじゃないですか。ハハッ」

    『よくないわよ、もう!なに笑ってんのよ!』

    京太郎「まぁまぁ……それで聞いておきましたよ、欲しいもの」

    『あら、そうなの?それはまぁ……ありがと。で、なにが欲しいって?』

    京太郎「えっとねぇ……ステーキとハンバーグとエビフライとパスタと中華料理です」

    『えっ』

    京太郎「あぁあと、パスタはスパゲッティじゃダメみたいです。中華も激辛のヤツがいいとか」

    『いや、ちょっ、ちょっと待って……な、なにそれ?』

    京太郎「なにって、龍門渕のみなさんの欲しいものですが」

    『なんか私が思ってた感じと違うんだけど……』

    京太郎「予想通りにならないから面白いんですよ。ほら、麻雀と同じです」

    『そうなのかもしれないけど、あなたに言われるとはらわたが煮えくり返るわね』

    205 = 204 :

    『ていうか、手土産がそんなのってどうなの?』

    京太郎「別にそんな、手土産にこだわらなくていいんじゃないですか?恩を返す形なんて、色々あると思いますし」

    『そうねぇ……でもどの道、どう用意すればいいか分かんないわ。ねぇ、どうすればいいの?』

    京太郎「作ればいいんじゃないっスか?」

    『簡単に言うけど無理よ、そんなの。それにお邪魔するお宅の、お台所を借りるっていうのもねぇ……』

    京太郎「じゃあ、どっかに食べに行っておごらりゃいいじゃないっスか」

    『やっぱりそれが、一番現実的なのかしら……ね、ねぇ、お店ってファミレスでも大丈夫かしら?』

    京太郎「いやダメでしょ。せめて一つでも星とかないと」

    『えっ、ほ、星ぃっ!?むむむ無理よそんなのっ!!お、お金だってないし!!そそそそれにっ!!今からじゃ予約だって取れないでしょっ!?』

    京太郎「部長!ガンバッ!!」

    『やめなさいよバカッ!そういう無責任な応援が、一番頭に来るのよ私はぁっ!!』

    京太郎「じゃあどうしろっていうんですか?」

    『須賀くん!なんとかしなさいっ!!』

    京太郎「俺、そういう無責任な命令が、一番頭に来るんですが」

    206 = 204 :

    京太郎「まぁでも、そんなに悩むんなら、もう全然違うのをプレゼントすればいいんじゃないですか?」

    『……全然違うのってなによぉ……?』

    京太郎「もうマジでなんでもいいと思いますよ?よっぽどのものじゃない限り、ちゃんと喜んでくれますって」

    『よ、よっぽどなもの……め、メモ帳ってどうかしら?』

    京太郎「まぁ……実用的ではありますよね」

    『ちなみに、白いチラシの裏をホッチキスでまとめたものなんだけど』

    京太郎「あー、そりゃあよっぽどのものです。残念ですね」

    『えっ、じゃあダメなのっ!?そんな……一体どうすれば……』

    京太郎「もう普通の菓子折りにしましょう。普通の」

    『えっ、でもそれじゃあ――』

    京太郎「でももじゃあもない!菓子折り贈る!はい決定っ!!」

    『ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!なに勝手に決めてんのよ!?』

    京太郎「だってもう、強引にでも決めないと一生決まらないでしょ!はい、普通の菓子折りで決定!そして俺はもう寝るっ!!おやすみなさいっ!!」

    『だ、だからまt――』ブチッ

    京太郎「……電話じゃなくてメールにすればよかったな……ダルいわ」

    京太郎「まぁこれでぐっすり眠れるかも」

    207 = 204 :

    京太郎「ふぁ~あ……マジで寝よう。明日何時起きか分かんないけど、とりあえず寝坊しないようにしないと」

    智紀「………………」ガチャバタン

    京太郎「えっ」

    智紀「話がある……」スタスタ

    京太郎「えっ……えっ、なんなのいきなり?の、ノックしろよ」

    智紀「必要ない……」ストン

    京太郎「いや必要だから。全裸で寝るタイプかもしれないだろ、俺」

    智紀「それはそれで、ちょっと興味がある……」

    京太郎「えっ……じ、じゃあ見る?今」

    智紀「今はそれどころじゃない……もっと重要な話がある……」

    京太郎「えっ、重要な話?なんだよそれ」

    智紀「あなたの清澄の幼馴染みのこと……」

    京太郎「咲のことか?」

    智紀「そう……なんなの……?」

    京太郎「いや、なんなのってなんだよ。答えようがねぇよ」

    208 = 204 :

    智紀「どういう関係なの……?」

    京太郎「どういう関係……まぁ同級生で部活も一緒の幼馴染みかな」

    智紀「じゃあ、どれくらいの付き合いなの……?」

    京太郎「俺がこっちに越してきてからだから……四年目?」

    智紀「は……?四年目……?それだけなの……?」

    京太郎「うん。中学からの付き合いだからそれくらい」

    智紀「ほんとにそれだけ……?引っ越す前から私に隠れて、友情を育んでたりしてないの……?」

    京太郎「マジで中学からだって。なんで疑ってんだよ」

    智紀「それ、幼馴染みじゃなくない……?」

    京太郎「えっ、そうなの?」

    智紀「そう、確実にそう……それはただの中学からの友達……幼馴染みとは雲泥の差……」

    京太郎「いやでも、咲が「もう私たちは、完璧に幼馴染みだねっ!」って言ってたぞ」

    智紀「騙されてるから、それ……」

    京太郎「まさか。俺が咲みたいなぽんこつに騙されるかよ。ハハッ」

    智紀「その油断が、戦場では命取りになる……」

    京太郎「大丈夫だよ。俺、多分弾当たんないタイプだから」

    209 :

    旧幼馴染扱いされてましたよ、智紀さん

    210 = 204 :

    智紀「そのさなんとかって子に、はっきり言ってあげるべき……」

    京太郎「咲な。二文字なんだから覚えてやれよ。言ってあげるってなにを?」

    智紀「幼馴染みじゃないってこと……あなたの幼馴染みは、今までもこれからも私だけってことも……」

    京太郎「えぇー、やだよそんなの。咲に怒られそうだし」

    智紀「……いいから、言いなさい……」ムッ

    京太郎「やーだよーだ」ベロベロバー

    智紀「えいっ……」ベチンッ

    京太郎「ブフッ」ガクンッ

    智紀「聞き分けの悪い子は嫌い……」

    京太郎「お、お前……いくらなんでも、舌出してるときはダメだろ……」ビリビリ

    智紀「なんで私のいうことを聞いてくれないの……?」

    京太郎「なんかとりあえずダメだろ。俺が言うようなことじゃない。あと、波風立たせたくないし」

    智紀「なんでそういうとこは勘が鋭いの……セクハラ大魔神なのに……」

    京太郎「おい、勘とセクハラ関係ないだろ」

    211 = 204 :

    智紀「そもそも……どうして、そんな関係になったの……?」

    京太郎「どうしてって言われてもなぁ……気付いたらそうなってたんだよ」

    智紀「それでもなにかきっかけはあるはず……思い出して……」

    京太郎「きっかけねぇ……俺って、小学校卒業とほぼ同時に引っ越したじゃん?」

    智紀「うん……」

    京太郎「ってことは、中学に行っても友達とかいないじゃん?」

    智紀「うん……まぁそうだと思う……」

    京太郎「でまぁ、引っ越しとか初めてだったし、これからどうしようとか思ってたんだよ」

    智紀「それで……?」

    京太郎「それで……クラス見渡してみたら、誰とも話してなくて、ずっと本読んでるヤツがいたんだ。それが咲」

    智紀「そこから、どうして仲良くなったの……?」

    京太郎「最初は、咲も俺と同じで転校生だって思ってたんだよ。だからまず、転校生同士で仲良くなろうって思って話しかけたんだ」

    智紀「転校生だったの……?」

    京太郎「ううん、普通に友達がいなかっただけみたい。転校生と同じレベルで」

    智紀「それって……ちょっと辛すぎない……?」

    212 = 204 :

    智紀「……ねぇ……その子、どんな子……?」

    京太郎「どんな子……ぽんこつだけど麻雀がすげぇ強くて、物理的にほっとけないような子かな?よく分からん」

    智紀「その紹介を聞いた私のほうが、よく分からないんだけど……」

    京太郎「あと、お前とちょっと似てるかも」

    智紀「えっ……ど、どこが……?」

    京太郎「雰囲気とか?なんかまぁそんなの」

    智紀「……どういうこと……?」

    京太郎「さっき、ずっと本読んでるって言っただろ?お前もさぁ、ずっとゲームしてたり漫画読んでたりしてたじゃん?」

    智紀「まぁ……否定はしない……」

    京太郎「だからまぁ、そういうところが似てるなぁって。顔とか体つきとかは、全然似てないんだけど」

    智紀「ふーん……」

    京太郎「もしかしたら……俺が仲良くしようって思ったのも、お前と雰囲気似てたってのがあったからかもしれない」

    智紀「……そうなんだ……ふふっ……」

    京太郎「まぁ、お前みたいなヤツの扱いには慣れてたし」

    智紀「例えそうでも、その言い方は腹が立つ……」

    213 = 204 :

    智紀「でも……これでちょっとすっきりした……」

    京太郎「あっ、そうなの?機嫌直ったのか?」

    智紀「まぁ、うん……それでも一つだけ、腑に落ちないことがまだある……」

    京太郎「えっ、なんだよ?」

    智紀「京ちゃんって、なに……?あと、なんで名前を呼び捨てなの……?」

    京太郎「おい、二つじゃねぇか」

    智紀「そんな細かいことはどうでもいい……早く質問に答えて……」

    京太郎「さっきからさぁ、質問が漠然としてて、答えにくいんだよ」

    智紀「……じゃあ、質問を変える……そう呼び合うようになったきっかけはなに……?」

    京太郎「またきっかけか……そうだなぁ……」

    京太郎「そういえば、中三のクラス分けのとき……」

    214 = 204 :

    ポワンポワンポワンポワーン

    京太郎「よう、宮永」

    「あっ、おはよう須賀くん」

    京太郎「お前、もうクラス分け見た?」

    「見たよ。私も須賀くんもどっちも三組」

    京太郎「えっ、また一緒なのか。結局、三年間ずっと同じクラスだな」

    「そうだね……また一年間、よろしくお願いします」ペコリ

    京太郎「これはこれは、ご丁寧にどうも。こちらこそよろしく」ペコリ

    「そ、それでね須賀くん……その……ちょっと頼みたいことがあるんだけど……」

    京太郎「おう、なんだよ?」

    「そ、そのっ!その……ね……き、今日から須賀くんのこと、京ちゃんって呼んでもいいかなっ!?」

    京太郎「うん、いいよ」

    「えっ、軽っ!?わ、私の一世一代の決心が……」

    京太郎「別に呼び方なんて、そんなの好きにすればいいって思うし」

    「そ、そうなんだ……じ、じゃあさ……私のことも、さ、咲って……呼んでくれない?」

    京太郎「うん、分かった。いいよ」

    「や、やっぱり軽い……なんかもう、悩んでた私がバカみたい……」

    京太郎「今更なにそんなこと言ってんだよ。ハハッ」

    「むっ!ちょっと、それどういう意味っ!?」

    京太郎「まぁまぁ……ていうかそろそろ行こうぜ、咲」

    「あっ……う、うん!それじゃあ行こっか……き、京……ちゃんっ!」

    京太郎「お前さぁ、そんな恥ずかしがるなら、別に変えなくてもいいんじゃねぇの?」

    「い、いいの!まだ慣れてないだけだからっ!これからすぐ慣れるから大丈夫っ!!」

    ポワンポワンポワンポワーン

    215 = 204 :

    京太郎「ということがあったなぁ」

    智紀「……なにその惚け話……ふざけてるの……?」

    京太郎「いや、きっかけ聞かれたから答えただけなんですが」

    智紀「それでも……やっぱりそんな話は聞きたくない……」

    京太郎「じゃあどうしろっていうんだ」

    智紀「努力すべき……」

    京太郎「努力うんぬんでどうにかなる問題じゃねぇだろ」

    智紀「あなたなら、やればできる……」

    京太郎「龍門渕に来てから、やたら買いかぶられてるなぁ……」

    智紀「……ねぇ……私もあなたのこと、前みたいに呼んでもいい……?」

    京太郎「ん?いいよ。ていうか、そう呼んでなかったのか?」

    智紀「うん……そう呼んでいいか分からなかったから……」

    京太郎「今更そんなの、気にすることないだろ。好きにすりゃよかったのに」

    智紀「じゃあ好きにする……京くんも私のこと、名前で呼んで……」

    京太郎「おう、分かったよ。智紀」

    智紀「……なんか違和感がすごい……」

    京太郎「呼ばせておいて感想がそれなの?」

    216 = 204 :

    京太郎「ふぁ~あ……眠っ……俺もう寝るわ」

    智紀「そう……それじゃあ私も……」ゴロン

    京太郎「えっ、なにしてんの?」

    智紀「眠ろうとしてる……おやすみ……」メガネスッ

    京太郎「いやちょっと待て。えっ、なに?ここで寝る気なの?」

    智紀「うん……悪い……?」

    京太郎「いやお前、悪いどうこうよりそんなの間違いが起きるぞ。なんだ?それが望みなのか?」

    智紀「そんなことは望んでない……もし、私を襲ったら、京くんの人生が終わることになる……」

    京太郎「なんだよそれっ!それじゃあ期待させるようなことすんなよっ!!」

    智紀「好きにしたらいいって言ったのは京くん……」

    京太郎「違う!そういう意味じゃない!それなら俺も好きにするぞっ!!」

    智紀「私はそんなこと言ってないからダメ……身から出た錆……」

    京太郎「クソォォォォォォ!!!!!俺にはどうすることも出来ないのかっ……!?」ダンッ

    智紀「もう諦めて一緒に寝るべき……ほら、早く……」

    京太郎「……なぁ、乳首にデコピンするくらいは大丈夫だよな?」

    智紀「なんでそれが、大丈夫だと思ってるの……ダメに決まってる……」

    京太郎「まぁまぁいいだろ?ちょっとだけ……先っちょだけだから。先っちょだけ」

    智紀「ゲスすぎ……もうほんと最低……信じられない……幻滅どころの話じゃない……生きてて恥ずかしくないの……?気持ちが悪い……」

    京太郎「案外あっさりしてるな……もっと言ってくれてもいいんだぞっ!」

    智紀「………………」

    京太郎「……黙んなよ。虚しくなるだろ」

    217 = 204 :

    今回はここまで

    展開が思いつかないのとバイオハザードばっかりしていたせいで遅れてしまいました

    申し訳ございません

    次回は未定ですがもう少し早く投稿出来ればいいなと思います

    それではありがとうございました

    218 :

    乙でした

    219 :

    どうせあれでしょ!
    何もしなかったらしなかったで、翌朝、意気地なしとか言われるんでしょ!!

    嫉妬もきーかわいい乙

    220 :

    中学から同じクラスというだけでその前から交友があったと考える方が自然だよな

    221 :


    幼馴染2人可愛い、あとヘタレまくってる久も地味に可愛い
    しかし一言目から酷いなこの京太郎

    222 :

    乙です。この作品すげえ面白いから是非頑張っていただきたい

    223 :


    ともきーを応援したくなるなこれは
    あと部著はテキトーにがんばれ

    224 :

    おつ

    ともきー のセリフが多い話は新鮮

    いまさらだけど、幼馴染が透華だった場合のプロットも気になる

    225 :

    散々言ってるけど一緒に寝るのは止めようとしないともきーが可愛い

    226 :

    ここのともきーは京太郎がハンドボールでいいとこまで行ったの知ってるのかな
    中学から始めたのなら知らなさそうだけど

    227 :

    そろそろ1ヶ月か

    228 :

    地味に続きを楽しみにしている

    229 :

    突然ですが宣伝です!

    ここの屑>>1が形だけの謝罪しか見せていないため宣伝を続けます!

    文句があればこのスレまで!

    加蓮「サイレントヒルで待っているから。」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401372101/

    230 :

    結構間が空いてるなぁ
    このまま失踪しないことを祈る

    231 :

    あー久々のモンブチスレが…
    もう無理かなぁ

    232 :

    キャラ付けは良いし展開も面白いんだがなぁ
    このまま終わるには惜しい

    233 :

    もうすぐ2ヶ月か……


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