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    元スレ比企谷「ぼっち過ぎて暇だからSAOやる」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - SAO + - 俺ガイル + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    551 = 1 :







    …………完璧だ。


    これで、俺は攻略組とっての共通の敵になることができたはずだ。絶望を煽り死者すら冒涜する最悪の情報屋と、その絶望に立ち向かう攻略組。


    あいつらは、きっと今まで以上に攻略に力を入れることだろう。それこそ、βテスターと協力しても、だ。とくに、キバオウがみんなを煽ってくれるはずだ。あいつが、言われたまま終わるはずがないことは、ここに来るまでに知っているからな。



    俺はこれ以上何もいうことなく、ボス部屋の奥の出口から出ようとした。







    だが、あいつが俺を呼び止めた。





    552 = 1 :







    クライン「ちょっと、ちょっと待ってくれよヒッキー!!!」






    ……ああ、お前は来ると思ってたよ、クライン。お前がここで来ないわけないもんな。俺はお前という人物を、この一カ月で良く知ったと思ってるぜ。








    だから、俺は最後の仕上げをしなけりゃならないんだ。






    553 :

    自分で自分のことキバオウはんのことを……!だと……?

    554 = 1 :







    比企谷「……ついてくるな。もうお前らとつるむ気はない」







    そう言いながら俺は、腕に巻きつけたバンダナを剥ぎ取った。この趣味の悪いバンダナは、クラインからもらった”風林火山の証”だ。そして、俺たちの”仲間の証”だ。こんな物をつけてたら、クライン達も俺の仲間だと思われちまうからな。


    俺は、手に取ったバンダナを、全員に見えるように床に捨てた。






    クライン「な……!?」




    クラインは、驚いた顔でこちらを見た。それに対し俺は、以前出会った時に言った言葉を、少し変えてもう一度言う。






    比企谷「つまり、ここでサヨナラだ」



    クライン「…………!」




    555 = 1 :





    クライン、お前なら俺がこうしている意味がわかるだろう? お前は今までずっと俺の事を心配して、理解してくれた。理解しようとしてくれた。


    だから、今俺がこうしている意味を、お前もわかってるはずなんだ。そうだろ、クライン?



    俺が目指しているのはいつだってSAOクリアだ。だからこそ、俺はここでこうするんだよ。







    ……だからクライン、俺をそんな目で見るのを、やめてくれ……。




    556 :

    キバオウはんはもう死んでいて今あるキバオウはんはバグの可能性が微レ存

    557 = 1 :






    クライン「ヒッキー、俺は、俺はよお…………!」


    比企谷「…………」




    クラインは、言葉を続けることができないようだった。



    俺は、クラインの言葉を待たずに扉から出て行った。






    558 :

    キバオウ「……! よくも、キバオウはんの事を……!!!」

    ワロタw

    559 = 1 :

    ここまで

    560 = 553 :

    おっつー

    561 = 1 :

    >>558
    ひどい誤字だ
    寝不足のせいかな……ディアベルに保管しといてくれ

    562 :

    12時になる前におわったじゃねぇかwwwwwwww

    563 = 556 :


    ここでヒッキーがU1スパシン同様無双するか弱いままで突き進むかが評価の分かれ目か

    564 :


    続きが気になる

    565 = 553 :

    自分が危険を犯してソロで攻略して得た情報を
    「次のボスはこんな感じだぜぇ!あんな不甲斐ない攻略組じゃ全滅だな!はははは」
    とか狂言回しするんですね、わかります。

    566 :

    >>561
    補完な補完
    ディアベルはアーカイブか何かかよ

    567 :

    >キバオウ「……! よくも、キバオウはんの事を……!!!」

    なんでや!

    568 :


    キリトさんどうなるんや

    569 :

    SAOでその行動はダメだろ
    ヒッキー弱いままでいたなら間違い無くPKされるぞ
    なんにせよ乙

    570 :

    町から出ない or 気配遮断

    571 :

    このキバオウはんはいいキバオウはん

    572 :



    キバオウはん何で死んでしもうたんや!?

    573 :


    八幡は八幡らしい行動とったな、あとはキリトさんがどう動くか、か
    期待してるよ!

    574 :

    おもろいで、キバオウはんっ!

    575 :


    悲しいくらいにヒッキーの性格が再現できてるな

    576 :

    アスナがキリトじゃなく八幡に来る可能性が微レ存

    577 :

    くそっ....よくもキバオウはんを....っ!!

    580 :

    いやいや、ここはサチをだな!
    あれ?この声何処かで…うっ、頭が

    581 :

    少なくともキリト、エギルは八幡の真意は理解していると予想

    582 = 573 :

    つまり、キリハチかエギハチか
    ぐ腐腐...

    583 :

    クラインも理解はしてるかもしれない
    あれ?なんかクラインがガハマさんの位置にいる気がしてきた

    584 = 578 :

    それだとキリトが雪乃の位置になってしまうww

    585 :

    クラインがやっはろー言い出しても違和感が……ない……?

    586 = 579 :

    なくはないが
    ありだな

    587 :

    クライン「ヒッキー、やっはろー」
    ヒッキー「お、おう・・・」

    キリト「やっはろー」
    ヒッキー「!!?」

    エギル「おうヒッキー、やっはろー」
    ヒッキー「」

    588 = 571 :

    これみたいにSAOクロス増えればいいのに
    誰かはがないとSAOのクロスはよ

    589 :

    >>588なら俺妹もはよ

    590 = 581 :

    キリトは八幡と同じぼっちだし、エギルは人格者な大人だからガキの嘘くらいすぐ見抜けると思う。

    591 :

    おつ!
    面白いな、続きもすごく気になる

    592 = 1 :

    >>588
    誰か・・・・・・・・・ということは・・・・・・・・・
    ”誰でもいい”ということ・・・・・・・・・・・・・・・!!!!
    つまり・・・お前が書いてもいいということだ・・・・・・・・・・・・!!!
    かけ・・・・・・かくんだ・・・・・・今からでも遅くはない・・・・・・・・・!!!



    10時過ぎに投下

    593 = 1 :

    よく見たら感想めっちゃ多いありがとう
    誤字に関してはすまんかった。今後は極力注意する


    投下

    595 = 1 :


    SAOには、転移門という大きなゲートが存在する。


    転移門とは全部で100層あるアインクラッドの、層を行き来するためのワープホールのようなものだ。だが、このワープホールは初めから使えるわけではない。各階層にある転移門を有効化(アクティベート)することで初めて、その階層にワープが可能なのである。


    俺は第二層に入って転移門を有効化する、なんてことはしなかった。わざわざ有効化しに行かなくても、ボスが倒されてから二時間後に自動的に開くシステムになっているからだ。本来なら俺は、”最悪の情報屋として一層に悪報を流す”ことになっているが、そんなことしなくても俺の悪名はすぐに広まるだろうから必要ない。


    ”悪事千里を駆ける”と言い、悪い噂は何もしなくても勝手に広がっていくもんだ。ソースは俺。




    ……今は、とにかく誰にも会いたくなかった。




    だから、まだ誰もいない二層で、1人でずっと走っている。


    こんな早い段階で誰かに追われるとは思っていない。でも、”追う”ことはなくても”会おう”とする奴ならいる気がした。




    596 = 1 :






    …………………






    第二層は、転移門がある街以外はずっと自然が広がっていた。一見して”遊牧エリア”ってとこか? 一層ごとに違うテーマでステージが造られているらしいが、ここよりももっと美しい景色もあったりするんだろうか。


    そんなことをぼんやりと考えながら走っていると、前方に森が見えた。ひとまず、あの一帯で休むことにしよう。もう、20分ほど走り続けて疲れちまった。……いや、どんだけ人に会いたくないんだよ俺。走りすぎだろ。




    比企谷「ふう……」




    俺は森の中へ入ると、ひとつため息をついた。……何というか、本当に孤独だな。実際的な意味でも、この層には俺しかいないから孤独だ。だが、俺が言っている意味はそうじゃない。SAO全体での意味だ。

    597 = 1 :




    これほど嫌われることは人生で初めてだろうな。
    俺は小学、中学、高校1年とずっと友達がいなかった。だが、それは嫌われていたというよりも無関心だったという方が正しいだろう。だから、今回のように全員から嫌われるようになるのは初めてかもしれない。


    俺がやったことだから後悔はしてない。 だが、純粋に寂しさを感じ始めていた。ボッチに慣れてるはずの俺がこう思っちまうようになったのも、全部クラインのせいだ。……あいつがいたから、孤独を感じずにすんでいたんだ。




    比企谷「はあ……」




    さっきからため息ばっかり出やがる。ため息ばかり出していると幸せが逃げていくって誰かが言ってたぞ。……もう遅いか。




    ……さて、俺はこれからどうしようか。

    598 = 1 :

    正直、何も考えずに飛び出したもんだからこれからはノープランだ。いや、自由って言い方した方がいいな。そうしよう。俺は自由だ!



    …………。


    ……情報屋らしく、情報でも集めるとするか。転移門が開くまでの2時間で、できるだけ情報を集めておいた方がいろいろと都合が好さそうだ。



    俺はそう思い立って、どこかの町へ向かおうとした。



    だがその瞬間、突然後ろから声をかけられた。





    「ずいぶんと、探したよ」



    比企谷「…………!?」




    キリトだった。




    599 = 1 :



    あれ? 俺さっきまでずっと走ってたよね? なんで追いつけんの? しかも隠蔽スキル使ってたのになんでみつかんの?





    キリト「どうやら、俺の索敵スキルの方が上だったみたいだな」





    ………マジかよ。俺は一層にしては結構上げたと思っていたんだが……。
    いや、そんなことよりこいつは何しに来たんだ? 正直、お前が追ってくるなんて思わなかったぜ。




    比企谷「……何の用だ?」




    俺はできるだけ、そっけなく答えた。もしかしたらこいつも、俺の事を”悪く”見ているかもしれないからな。だったら、そのイメージを崩さないようにすべきだろう。




    600 = 578 :

    文化祭の後的な感じか


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