私的良スレ書庫
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元スレ八幡「やはり俺の嗜虐心は間違っている」結衣「しがくしん?」
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戸塚「もう我慢できないよ!」
放課後、ご奉仕部の教室にいると、戸塚は急に入ってきてエロい顔でそう言った。
八幡「………お、おう…」
雪乃「それなら……」
八幡「落ち着け」
俺は、結論を出していた。
多くの人間を巻き込み、かき乱し、混乱させた俺に出来ること。
それは、
八幡「戸塚、お前は童貞を卒業したいんだな」
戸塚「うんっ///」ニコッ
八幡「よし、分かった。ラブホに行こう」
戸塚「えっ?」
八幡「俺が、お前を大人にしてやる」
究極の選択だった。
戸塚「ちょ、ちょっと待ってよ比企谷君!」アセアセ
雪乃「そうよ、それは卑怯だわ」
両者の思惑は違いながらも、想いは同じ。
だが、俺にはもうこれしかなかった。
八幡「ダメだ。ご奉仕部に依頼した以上、遂行するのが俺の仕事だ」
グイ、と戸塚の手を引っ張る。
戸塚「あっ///」ストッ
俺の胸に収まると、案外居心地が良かったのか、戸塚は抵抗せずにこっちを見上げ、
戸塚「優しく……してくれる?」ウルウル///
と、涙目で言ったので、俺はもっと強く抱きしめた。
八幡「ああ、俺に任せろ」
と言っても、お前らの想像通りなら優しくするのはそっちだろ。
と、心の中でツッコミを入れたが、言葉にすることはなかった。
冷静に考えて欲しい。
男同士でセックスする訳ないだろ、と。
小町「へー、それでゴミィちゃんのお尻の穴は見たんだ?」
八幡「ああ、俺はもっと早く諦めてくれると思ってたんだが……」
小町「もしその人がそれでも良いやって思ったらどうするつもりだったの?」
八幡「……その時は…」
小町「その時は?」
八幡「俺が青春ラブコメを間違えただけだろ」
続く。
>>307
っ鏡
っ鏡
それじゃあ上げでいこうかと。
今後の予定
→性の野外授業(林間学校の代わり)
性のスカラシップ(スカラシップの奴の代わり)
浴衣プレイ(祭の奴の代わり)
でいこうと思う。それが終わったら、最終章である文化祭に移行する予定で。
ちょっと小学生と葛藤は相性が悪い(本編で少しだけ描写として説明する)ので、代わりに息抜き回にします。
しかし葉山さんが暴走しないか心配だ・・・
では、続きー
今後の予定
→性の野外授業(林間学校の代わり)
性のスカラシップ(スカラシップの奴の代わり)
浴衣プレイ(祭の奴の代わり)
でいこうと思う。それが終わったら、最終章である文化祭に移行する予定で。
ちょっと小学生と葛藤は相性が悪い(本編で少しだけ描写として説明する)ので、代わりに息抜き回にします。
しかし葉山さんが暴走しないか心配だ・・・
では、続きー
小学生は最高だぜ!
三浦「マジきもいんだけど……」
八幡「うっせーな……」
葉山グループに誘われて(というより三浦にこの前の借りを返せと脅されて)、キャンプに参加した俺は、隣でやっている林間学校の小学生たちを見て、思わず感想を漏らしてしまった。
葉山「ははは、八幡は最高だね」
八幡(名前で呼ぶなし……)
戸塚「比企谷君!」
八幡「お、おう……」
戸塚「ぼ、僕も名前で呼んでいいかな?」モジモジ///
八幡「お、おう……」
戸塚「やったっ♪」ニコッ
これでケツを見せた仲じゃなければ、鼻血を出して喜んでいた。
キャンプに参加したのは葉山グループの男子、三浦、海老名、由比ヶ浜、雪ノ下、そして俺と戸塚だ。
なぜか俺だけテントの部屋割りを発表されるのが遅かったのは、罠だったのだろう。
三つあるテントのうち、一つは男子グループ、一つは女子グループ、そして一つは八幡グループだ。
なんだ八幡グループって。会社を建てた覚えなんてないおz。
三浦「そりゃ、あんたはご奉仕部なんだから、あーしたちにご奉仕しないと」
と、無邪気な笑顔を見せる三浦をしり目に、俺は参加を断った小町の意図を探っていた。
小町「にゃー、小町いけないんだよねー」アハハ
お兄ちゃん大好きっ小町なら、泣いてでもついてくると思っていたが……。
小町「まぁ小町は1人暮らし気分を堪能するよー」アハハー
お兄ちゃん心配っ!
海老名「比企谷君何を言ってるの?」
八幡「あ、いや、その……」
海老名「! もしかして葉山君の事を!? ハヤハチ!? いやハチハヤなの!?」
顔を真っ赤にして悶える海老名。俺は彼女が由比ヶ浜とはちがう意味で苦手だ。
言わば、同類項の人間。妄想と現実の狭間(少し妄想寄り)の人間。
自分の信念に生き、信条に従う。
つまり、基本的に〝揺るがない人間”なのだ。
三浦「だから自重しろし……」
海老名を抑えながら、三浦はパーカーの胸元をチラリと下げる。
そこには黒の水着らしき布があった。
八幡(楽しみにしとけってことね……)
あれだけのプレイをした関係で今更水着を楽しめるのかと内心ツッコんだが、今日は三浦へ借りを返す日なので嘘でも感動することにしようと思う。
恋愛ゲームでキャンプイベントと言えば、必ずあるのが遭難だ。
これはある意味で遭難が先に来て、そのための手段としてキャンプイベントがあるくらいに必然的だ。
だから、
葉山「八幡、一緒に山登りしようか」ハヤマスマイル
二つ返事でお断りしたし、
戸塚「八幡っ、僕、森を歩いてみたい!」トツカスマイルッ
少し迷ったがやはり断った。
最近、二人の視線が強くて授業中に悪夢を見ることがあるが、特に戸塚はあの一件以来距離が近すぎると思う。
それでも、当初の脱童貞への強迫観念は消えたみたいだが。
とりあえず、元ぼっちの名にかけて昼寝でもしようと思っていると、
海老名「ひ、比企谷君っ!」
と、少し照れた様子で海老名が声をかけてきたので聞いてやることにした。
そして、俺は何度目かの間違いを犯すのである。
海老名「い、一緒に散歩しない!?」アセアセ
八幡(海老名と間違いが起こるってことはないか……)
むしろイベントが一つ潰せるなら好都合だ。
……と、思ってた時期が僕にもありました。
八幡「いいよ」
海老名「……ありがとっ!」ニコッ
そして、〝二人の仲が急接近!? 遭難デート!!”(仮)が始まるのである。
森の中に入ると、案外悪くない。
外の強い日差しを木々が遮断し、ひんやりとまではいかないが清涼感がある。
海老名「ねぇ、私も八幡って呼んでいいかな?」
いきなりですね。
八幡「好きにしたらいいと思う」
というより極めてどうでもいい。海老名に名前を呼ばれる機会なんてそうそうないだろうし。
海老名「えへへ……うれしいな」
八幡「海老名は……」
海老名「姫菜」
八幡「?」
海老名「私だけ名前って変でしょ?」
八幡「お、おう……」
え、なにこの甘い雰囲気、デートなの? これデートなの?
八幡「ひ、姫菜……」
海老名「うん、どうしたの八幡」ニコッ
三浦がいつも言っている。
海老名は黙ってれば可愛いんだから。
うん、納得。
八幡「姫菜はどうして俺を誘ったんだ?」
どう考えてもそこは葉山だろ。まぁ、真の葉山を知れば死んでも近づきたくないが。
海老名「うん……どうしてだろうね…」
少し、表情が暗くなる。
罰ゲームならいつでも帰っていただいてけっこうなのだが、葉山と三浦がいる時点でそれはなさそうだが……。
海老名「たぶん……楽…だからかな」
八幡「それは、俺みたいな小さい存在が横にいても気にならないって意味か?」
なんだかこういうマイナス思考からずいぶん離れていたように感じる。やはりしっくりくるな。
海老名「う、ううんっ、違うのっ!!」
ぶんぶん首を横に振って、否定する海老名。
そして、少しはにかみながら爆弾発言を投下する。
海老名「私……レズなんだ」エヘヘ///
その瞬間、森の主が叫びをあげたような……気はしなかった。
八幡「れ……ず?」
それはあれだよな。いわゆる同性愛者ってことだよな。
海老名「うん、私、女の子が大好きなのっ」キラキラキラ
なんでこう……俺の周囲は…。
海老名「だからね、女の子が近くにいると……襲いたいのを我慢するので疲れちゃうんだ」アハハ
あはは、じゃねーだろこいつ。それ末期というか病気だぞ。
葉山隼人でも、あれ以来襲ってはこないぞ。
八幡「聞きたくないが……誰を狙ってるんだ?」
海老名「もちろん、
雪ノ下さんだよ♪」
もちろんの意味は1%たりとも理解できないが、それでも海老名の顔には一片の迷いもないように見える。
この女、生粋のレズである。
八幡「だから男同士のも?」
海老名「うん、同性愛自体に興味があるの」
当然でしょ、と言いたげな海老名に俺は狼狽した。
だが、同時に安心もしていた。
レズなら自分に矛が向くことはない。
そう、過信していた。
海老名「あれ? あの子……」
と、海老名が前方を指差す。
ちょっとレズな上に霊感強いとか勘弁してほしいのですが……。
鶴見「………」キョロキョロ
さっきの林間学校に来ていた小学生の一人だろうか、黒髪ロングの可愛らしい少女がきょろきょろと周りを見渡している。
海老名「かわいい……」ボソッ
八幡「………」
今までなら、何とも思わなかった言葉が、今では生々しく恐ろしい言葉に聞こえる。
鶴見「………!」タタタッ
少女はこっちの存在に気づき、走って近づいてくる。
このお姉さんがアリジゴクの主だとも知らずに。
八幡「迷った?」
海老名に頭を撫でられながら、少女はコクリとうなずいた。
聞けば、数人で森を散策してたら、急にいなくなったらしい。
海老名「それは大変だねぇ、寂しいでしょぉ~」ナデナデナデ///
海老名の目は犯罪者のそれと似ていた。
鶴見「………別に」
鶴見は視線を落とし、少し震えていた。
俺は、すぐに気付く。
八幡「ああ、〝置いて行かれた”のか」
鶴見は少し悔しそうに、肯定した。
木々の間から見える空はどんよりと曇っている。
気分爽快とはとても言えなかった。
八幡「やべーな……」
どしゃ振りの雨。
一際大きな木の下で雨粒からはしのげているが、濡れた身体はどんどんと熱を奪っていく。
鶴見「………」カタカタ
小学生にとってそれはすごく負担な事で、歯をカチカチと鳴らしながら、少女は必死に寒さと戦っている。
八幡「………」ヌギッ
海老名「ほぇ!?」
俺は虫対策用に着てきた長袖のシャツを脱いだ。……そんなマジマジと裸を見るな二人とも、興奮するだろうが。
八幡「少女、名前は……?」
鶴見「鶴見……留美」
いきなりの奇行に戸惑っているのか、少し冷たい視線を送る鶴見に俺は、
八幡「よし、鶴見、脱げ」
海老名の鼻から赤い筋が一本、垂れた。
鶴見「は? ……変態なの?」
まるで犯罪者を見るような視線。あ、なんか目覚めそう。
だが、時間が経てば経つほど、こいつの体力は減っていく。
八幡「ああ、変態で良いよ。良いから脱げ」
と、命令する。
ここに来てやっと海老名も気づいたのか、シャツを脱いで水を絞る。
水玉模様のブラジャー……隆起の少ない身体。三浦の裸を見ているせいか、正直あまり興奮しない。
鶴見「……分かった」
鶴見は観念して服を脱いだ。
ブラジャーをしていないせいで、まだ膨らみ始めの胸と小さな突起物がすぐに視界に飛び込んできた。
海老名「………///」ハァハァ
おいおい、こいつの方が危険じゃねーか。
鶴見に服を着せ、俺と海老名は上半身裸のまま、しばらく雨が止むのを待った。
だが、雨は止むどころか勢いを増し、時折雷鳴がとどろくほど天候は悪化していた。
気が付いたら、俺は鶴見を抱きしめながら座っていた。小学生の身体は少し硬い。
海老名「はぁはぁ、は、八幡っ、いつでも代わるからねっ」ハァハァ///
こいつだけ熱を増してねーか?
一線を越えかねない海老名を無視しつつ、俺は鶴見の身体を擦ってやる。
小町よりも小さい女の子に興奮するはずもなく、それを察した鶴見は俺に体を預けた。
鶴見「八幡、これ見られたら捕まっちゃうね」ハァハァ
小学生に生意気言われてもまったく気にならないが、こいつの強がりが痛々しくて、俺は強く抱き寄せてやった。
鶴見「……ふぁ///」
小学六年生と言えば、もう大人の身体にカテゴリしてもおかしくない。
どうやら、知らない男に抱かれ優しくされた興奮のせいだろう、少しずつ体温が上昇していた。
キスの一つでもしたら、復活するだろうか。
海老名「八幡、私……みんなの所に行ってみる」
突如、海老名がそう言いだしたので、それなら俺が行くと言ったが、彼女は明るく笑いながら、
海老名「そんなの鶴見ちゃんの貞操が危険だよ」アハハ
と笑った。
海老名の性癖を知らない鶴見はきょとんとしていたが、俺は仕方なく彼女の提案を受け入れる。
というのも、海老名の身体もまた冷えはじめていたからだ。
このまま縮こまっていても、全員の体力が尽きてしまうだけだ。
それならいっそ海老名は走らせた方が良い。
素人の考えなのは明白だが、下手に悩んで停滞するより良いと思った。
海老名「それじゃ、行ってきます」
一応、自分のシャツを着て走り出す海老名。
取り残された俺たちは、しばし沈黙が続いた。
鶴見「ねぇ八幡」
八幡「ん?」
突如、話しかける鶴見。その声は消え入りそうなほどか細い。
鶴見「エッチってしたことある?」
小学生の口からエッチという単語が出てくると、本能的に興奮してしまうのはなぜだ。
それは、昔考察した処女性に関わっているだろう。
純真無垢な白い存在が、少しずつ黒に侵食されていく様、そこに人間は興奮してしまうのである。
八幡「ねーよ」
俺はとっさに嘘を吐いた。
どっちみち得のない質問なら、嘘を吐いた方が有利である。
何に対して有利なのかは自分でもわからないが、とにかく俺は童貞であると嘘を吐いた。
すると、
鶴見「エッチ、する?」
その表情は女のそれであり、不覚にも俺は少し興奮してしまったのである。
八幡「誰がするか、あほ」
子供に興味もねーよ、と言うと、鶴見は悔しそうな顔で、
鶴見「だって好きな人もできないまま死にたくないもん!」
と叫んだ。
八幡「こんなところで誰が死ぬんだ。すぐに助けが来るっつーの」
実は今回選んだ場所はかなり田舎で、しかもこの森は滅多に人が入らないらしく、あながち死の可能性が0ではないのも確かだった。
鶴見「八幡は童貞でもいいの?」
最近の小学生はどれだけませてるんだ、と思ったが、俺が小学六年生のころにはすでにエロ本に興味を抱いていたのでバカにはできなかった。
八幡「揉む胸もない女で童貞卒業しても意味ねーよ」
鶴見「はぁ!?」
怒りの形相で振り向く鶴見。
俺はそれを受け止めるほど青春してはいなかったので、適当に流していると、突然、
鶴見「じゃあ、チューして」
と、またもや意味不明な発言を始めたので、俺は適当に流すことにする。
八幡「お前からなら勝手にし――」
最後まで言えず、塞がれた口は半開きのまま舌の侵入を許した。
小学生に口を犯されたのだ。
もちろん、フル勃起していた。
さてさて、純粋な小学生は八幡の性癖にどこまで付き合えるのかww
乙
乙
それでも、小学六年生の、ましてや処女のキスなどお遊びのようなもので、ただ舌を出し入れするだけだった。
俺はしばらくの間、鶴見の好きにさせる。
鶴見「んっ、んっ……」チュプチュプ
どこで覚えたのか、少しわざとらしい声を漏らしながら、必死に俺の身体をまさぐる鶴見。
俺は、ゆっくりと芽生え始めた嗜虐心を抑えながら、鶴見が飽きるのを待つ。
だが、鶴見は初めての不貞行為に興奮を覚えたのか、行動はエスカレートしていく。
そして、俺の下半身に手を伸ばした瞬間、
鶴見「んっ!?」ビクッ///
俺は、初めて鶴見に反撃を加えたのである。
こちらから身体を動かすことはせず、ただ相手の舌の出し入れに合わせて舌を軽く歯で挟んでやる。
それだけで鶴見の身体はビクンと跳ねた。
鶴見「今の、何?」ハァハァ///
俺は、さぁ、と答える。
好奇心旺盛な年頃の彼女は、もう一度今の快楽を味わいたいと、同じ行動をしようとするが、俺は口を強く閉じて舌の侵入を許さない。
鶴見「なん……でぇ?」ハァハァ///
その表情はもはや早熟の〝女”であり、無意識にだとは思うが下半身を俺の太ももに擦りつけるように前後に動かしていた。
八幡「気持ちいいってのはな、〝相手に許可を貰って初めて体験できるんだ”。そんな無条件に手に入ると思うな」
これは男女平等にいえる事なのだが、需要と供給のバランスからどうしても男が女に許可を求める場合が多い。
鶴見「どうすればいいの?」
小学生は素直である。
だから、葛藤が少ない。答えを簡単に相手に求めるのだ。
背負っているものもないため、打算や試算の必要もない。
俺は目の前の小学生に対して、性癖という観点からは何も生むことができないと結論付けた。
だから、育ててみることにする。
八幡「俺の首筋を噛み千切ってみるんだ」
とても楽しい時間が、始まる気がした。
鶴見「え、首筋を……?」オロオロ
そんな話、少女漫画でもドラマでも聞いたことがない、と言った表情で鶴見は俺を見上げた。
当たり前だ。これが通過儀礼だったら世の男性の半分以上死んでるわ。
葛藤を生み出せなければ、葛藤を与えればいい。
小学生にエロいワードを言わせたところで、意味も分からない彼女は素直に言うだろう。そこに興奮を覚える奴もいるのだろうが、俺からしたらそれならどんなワードでも一緒だろ、と思った。
八幡「どうした? 早くしろよ」
俺は頭を横に傾けて鶴見を待つ。
鶴見「……行くよ?」
これは同意の質問じゃなく、促してほしいという懇願だ。
そんなのに応えるほど俺は丁寧じゃない。
八幡「言っとくが、中途半端にやると相手を傷つけるだけだからな」
鶴見「っ!?」ドキッ
逃げ道を減らす。
もちろん小学生相手に逃げ道をなくすほど鬼畜でもないので、〝やらない”という選択肢だけは残しておいてやった。
鶴見「………」モジモジ
続きをしたいが、他人を傷つける事への恐怖が強い、と言った感じか。
正直、自分で葛藤を与えても結果が見えているし面白くないと思ったが、そうでもなかった。
鶴見留美は間違いなく〝俺の事”を考えて、悩んでいるのだ。
とても、興奮する。
結局、歯形が残る程度の痛みで、求めていた結果まではいかなかった。
鶴見「………」
自身でも納得してしまったのだろう、しばらくの間は何もせずただ黙っていた。
少し同情してしまった俺は、優しく頭を撫でる。
つまり、俺は鶴見留美を性癖の対象から外すことにしたのだ。
雪ノ下雪乃なら躊躇なく噛み千切っただろう。
三浦優美子なら問答無用で押し倒してきただろう。
だが、この少女は違う。
〝可愛いくらいに普通の”変態性のない少女なのだ。
しかし、最後に俺はミスをする。
八幡「一度……だけだぞ」
性欲に負けてしまったのだ。
結局、通り雨は過ぎ去り、海老名が帰ってくる前に俺たちは出発した。
鶴見はまるで恋人気取りで俺の腕に両腕を絡ませる。
鶴見「八幡♪」ギューッ
俺はバカだ。
八幡「………」
分かりきっていただろ。
鶴見「ねぇ、今度はもっとエッチな事、するよね?」
ただ少しばかり鶴見の口内を俺で満たしただけで、
鶴見「ねぇってば」
小学生ならセックスをした後くらいの昂揚感を得ることぐらい。
八幡「いや、もう会えないだろ」
というより会いたくない。察してくれ。
鶴見「八幡はどこに住んでるの?」
俺は適当に……いや、海老名が口を滑らせる可能性が高い。
ここは北海道と沖縄くらいの距離があると信じて正直に言う。
鶴見「うそっ、隣町!」
……死ね俺っ!
海老名「八幡!!」
葉山「八幡!」
戸塚「八幡!」
うわぁ、同性愛者が三人並んでこっちに走ってくる。巨人並みに怖い……。
鶴見に無理やり連絡先を書かされた俺は、向こうの引率者からお礼を言われ(逆に土下座するべきは俺だが)、そのまま別れた。
海老名はだいぶ彷徨った後、俺を探していた葉山に見つけて貰ったらしい。それはつまり俺が海老名を見つけたということか。違うか。
戸塚「八幡、次は僕とも散歩してよね」ギューッ
と、左腕をつかむ戸塚。
葉山「いいや戸塚君、僕が先に予約しているんだ」
と、右側を歩く葉山。
海老名「………」
すると、少し前を歩いていた海老名が急に振り返り、
―――ちゅっ。
戸塚「」
葉山「」
八幡「え……なん…で?」
わからない。
お前は同性愛者じゃなかったのか?
視線から俺の疑問を察したのか、海老名は満面の笑みで、
海老名「好きな人は別腹なのだ」ニコッ
と、爆弾発言を投下して走り去った。
その後、戸塚と葉山の質問攻めにあったが、何一つ記憶に残らなかった。いや残さなかった。まる。
鶴見「八幡と結婚かぁ///」ウフフ///
由香達((何あれ怖い……))
ちょっと区切り。……あれ? 小学生とのプレイはないって……あれ…?
少し離れます!
少し離れます!
三浦「どう? あーしの水着姿」クネッ
八幡「ああ、すげーかわいー(棒)」
三浦「バカハチ!」バシャッ
八幡「ぶふぇっ!」
雪乃「比企谷君、そんなオオサンショウウオみたいな顔してたら不快だわ」
雪乃(私を見て、今タオルの下は何も着けていないのよ///)
八幡「どっかいけ変態」
雪乃「っ///」ビクンビクン
雪乃(はぁはぁ……こ、言葉攻めだけでイッてしまったわ……)ハァハァ///
結衣「………///」モジモジ
八幡(パレオにシャツで木の陰に隠れて出てこないってどんだけ純情なんだよ!)
戸塚「ねぇねぇはちま~ん♪」
八幡「お、おぉ……///」
八幡(なんでこいつパレオなの? なんでシャツ胸の下あたりでくくっておっぱいみたいな膨らみ作ってんの?)ドキドキ
海老名「………(ユキハチヒメ……良い!)」ハァハァ///
とても楽しい午後を過ごした(棒)。
夜中、なんだか寝苦しーなぁって思って、目を覚ますとああテントだからか、と納得をしたは良いものの、体が動かない。
おかしーなーおかしーなーって眼球だけをぎょろぎょろと動かしても、何の進展もないのであれこれはおかしいぞと気づく。
急に、耳元に生暖かい風が吹くわけですな。ふわぁっと。
驚いて声をあげようとすると、何かに圧迫されて息ができない。すごく柔らかい二つの何かに挟まれて、殺されるぅううっともがこうにも両腕は完全に固定されて微動だにできないですわ。
もうこうなったらタスケテクレータスケテクレーって願うしかない。
すると、急にスーッと下半身にも風が流れるんですよ。テントは確実に閉めたはずなのに。
一か八かもう一度寝てみようと目を閉じると、
ハチマンハチマンとどこからか私を呼ぶ声が聞こえてくるので寝られない。
もう認めるしかないんですよ。
八幡「お前ら、頼むから出てってくれ」
三浦「やだ」
雪乃「はぁはぁ///」スリスリ
海老名「男女のもつれ合う匂い///」ハァハァ
葉山「そうだ、テントで男女が一緒に寝るなんて不謹慎だ」
戸塚「ぼぼ、僕はいいよねっ八幡っ」
八幡「……お前ら幽霊よりこえーよ…」
テントの外
結衣「あぅぅ……一人で置いてかないでぇ…」プルプル
結衣(誰かおしっこついてきてぇええ///)
そんなこんなで、まぁそれなりにやっている中、実家の方では台風が停滞していた。
小町「………」ゴゴゴゴゴ
平塚「………」ゴゴゴゴゴ
これは、俺の知らない物語。
二人だけの胸ポケットの中の戦争。
おにぃちゃんが旅行に出かける数日前、私は平塚と名乗るおにぃちゃんの担当教師からの電話に出ていた。と、言っても、この時の私はこの電話の主が教師だなんて知らなかったし、向こうも私が妹だと知らなかった。
なぜなら、これはおにぃちゃんのスマホだったから。
小町「あなた、誰ですか」
聞く限り、大人の人だと思う。
スマホの画面には〝雌豚二号”と表示されていたので、お兄ちゃんのお気に入りなのはわかるけど、夏休みの(おにぃちゃんとの)貴重な時間を小町から奪うなんて許せない。
平塚『急な電話を申し訳ありません。私は現在比企谷君と交際を続けさせてもらってる者なのですが』
はい嘘確定。
ゴミぃちゃんは恋人作らないって言ってたんだから。
小町を騙そうとするなんて悪い人。
小町「八幡なら今シャワーを浴びてますけど」
これは嘘ではない。
お風呂に入ってる間におにぃちゃんのスマホチェックをするのが小町の日課なのだから。
平塚『比企谷君はいますか』
やっぱり大人だ。不都合なことは無視して自分の意見ばかり押し付ける。
小町は大人が嫌い。
きっと大人はおにぃちゃんとの関係を不健全だっていうから。
小町「八幡は私のモノです。今後一切かけてこないでください」
一方的に切ろうとする小町に、向こうは言ってはならない一言を言った。
平塚『……遊びの女か、まったく八幡は…』
そして、小町はこの性悪女を呼び出したのだった。
平塚「そんな不健全な関係を認めるわけにはいかない」
上から目線の決めつけ発言。
小町の神経を逆なでする大人。
小町「教師と生徒の関係の方がよっぽど不健全だと思います」
小町の正論に、平塚という女性はぐっと表情を歪ませた。
結局のところ、向こうは圧倒的に不利なのだ。
すっとぼければ何のお咎めもない小町に対して、向こうは失う物が多すぎる。
それでも、ここに来たということは、本物の愛だということだろうか。
小町「大体あなた何歳ですか。おにぃちゃんはまだ高校生ですよ」
平塚「ぐっ……に、二十代後半だ…」
余裕のない発言。
どうやらこれはストーカーの可能性がありますね。
小町「それで、おにぃちゃんと付き合ってるというのは事実なんですか?」
平塚「ああ、それは本当だ」
小町「証拠はあるんですか?」
平塚「……ない」
どうやら、小町の勝利は揺るがないみたいだよおにぃちゃん。
小町「おにぃちゃんはおばさんにも教師にも興味がありません! 小町みたいな若い子が好みなんです!」
平塚「それは違う! 八幡は私を愛してくれた! 私に本性も見せてくれた! それは愛があるからだ!」
本性?
小町の中で何かのスイッチが入る。
小町「本性ってどんな本性ですか?」
平塚「……君には言えない」
まるで子供には分からないからと言いたげな、一方的な押し付け。
これだから大人は嫌いだ。
小町「もしかして、お兄ちゃんにいじめられました?」
平塚「……っ」ピクッ
まぁそれしかないと思うけど。
小町「おにぃちゃん、そういうところあるからなー。仲良くなったら全然違うんですけどね」アハハ
平塚「………」
勝った。勝ったよおにぃちゃん。
内心怖かったけど、やっぱり小町が一番おにぃちゃんにふさわしい!
平塚「……ふふ」
えっ?
平塚「どうやら君は、勘違いしてるらしい」
小町「……どういうことですか」
悔しいけど、この瞬間の平塚先生の目は、〝おにぃちゃんが私を見る時の目に似ていた”。
平塚「八幡のあれは、苛めるとかそういう単純なものではない」
小町「……分かってます」
平塚「いいや、分かってない。分かっていたら、〝セックスした”ことを駆け引きのカードにしたりはしない」
小町「………意味が分かりません」
平塚「あいつにとってセックスなどただの行為なのだよ」
小町「行為?」
平塚「ああ、君も女性なら分かるだろう。手を繋ぐこと、抱きしめる事、キスをする事、どれも行為自体に意味があるのではない。〝心を通わせる事”に意味があるのだ」
小町「!!」
平塚「どうやら、君は八幡を身体で縛りつけようとしているようだが、
そんなのは無意味だ」
小町「………」
核心を突かれていた。
小町にとって、おにぃちゃんとのセックスは人生で一番大切な事。
だけど、おにぃちゃんにとって小町とのセックスは、〝ただの行為”。
私は、それをドヤ顔で見せつけたのだ。
この人は……強い。
小町「でも羨ましいでしょ?」
平塚「羨ましぃいいいいいい!!」ウワァアアアン
結局、この人は片思いを拗らせた恋する乙女だった。
教師と生徒、大人と子供、そんなのは関係なく、ただただ〝実らない恋”を追いかける少女。
私は、さっきまでこの人を大人だと決めつけて壁を作って溝を掘った自分を恥じた。
だってこの人は―――片思いの同志なのだから。
小町「じゃあこうしましょう♪ 静ちゃんがおにぃちゃんと結婚する。小町も同棲する。子供は1人ずつ」
平塚「ああ、ああっ! それがいいっ!!」パァ///
時に人は運命の出会いを果たす。
小町にとってはこの人がそう。
おにぃちゃんと一生を過ごすための、運命の人。
キリがいいので人物紹介
☆メイン(順番に意味はない)☆
◆主人公◆
・嗜虐心に目覚めた八幡
◆変態女性たち◆
・マゾヒスト雪乃
・純情結衣
・本妻(自称)優美子
・ストーカー平塚
・ヤンデレ小町
・バイ姫菜
・おませ鶴見
・ラスボス陽乃
◇ホモ達◇
・葉山
・戸塚
■今後控えているメンバーたち■
・あざとい沙希(予定)
・鬼畜相模(予定)
・痴女めぐり(予定)
☆メイン(順番に意味はない)☆
◆主人公◆
・嗜虐心に目覚めた八幡
◆変態女性たち◆
・マゾヒスト雪乃
・純情結衣
・本妻(自称)優美子
・ストーカー平塚
・ヤンデレ小町
・バイ姫菜
・おませ鶴見
・ラスボス陽乃
◇ホモ達◇
・葉山
・戸塚
■今後控えているメンバーたち■
・あざとい沙希(予定)
・鬼畜相模(予定)
・痴女めぐり(予定)
安価って訳じゃないけど、どのキャラが人気なのか知りたいので、多数決で一番多いキャラのメイン話を作ります。
予定のキャラは今回は外して下さい。
五時くらいまでで、一番レスの多いキャラをメインにします。(最大20レス)
では、おねがいします!
予定のキャラは今回は外して下さい。
五時くらいまでで、一番レスの多いキャラをメインにします。(最大20レス)
では、おねがいします!
乙です。仕事がはやいなあ。
静ちゃんも捨てがたいが、
おませなルミルミに大人の階段を登らせたい。
静ちゃんも捨てがたいが、
おませなルミルミに大人の階段を登らせたい。
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