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元スレ八幡「やはり俺の嗜虐心は間違っている」結衣「しがくしん?」
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三浦「………」
どうやら、三浦もある程度予測していたのだろう。
性器に人差し指を突っ込まれた状態で、布団におしっこをするように指示を出されながらも、怒ることなく考えてくれていた。
八幡「………」クイッ
三浦「んっ///」ビクッ
思考を停止することだけはつまらないので、定期的に刺激を与えて、思考を巡らせる。
八幡「三浦、可愛いよ」
突起物を撫でるたびに、三浦は甘い声をあげるが、その思考は葛藤の中にあり、快楽が邪魔とさえ感じているようだった。
快楽を邪魔と感じる。
その人間の欲望を否定するような事象。それこそが俺が求めているものであり、三浦優美子にその素養があることはもはや分かりきった事だった。
三浦「はちま……んっ/// ……はぁはぁ/// あん…たは、んっ/// その……セックスよりも…そういうのが……好き…なん?」ハァハァ///
正直に答えてもいいが、俺に好意を抱いている以上、三浦は俺の求めるように行動するはずだ。
それじゃあ意味がない。
八幡「優美子、〝お前が選択するんだ”」
少なくとも今、俺はフル勃起していた。
三浦「……本当にするけど…後悔しない?」ジッ
確認するなんて、本当に俺の求めているもの分かってんのか。
八幡「えっ、本当にするの?」
俺はとぼける。三浦は「あんたがしろって言ったし!」と憤慨したが、俺はちょっと強めにこっちへ抱き寄せ、言った。
八幡「優美子、じゃあお前は俺が〝優美子がしたいって言ったからセックスした”って言って納得できるのか?」
俺は三浦の返事を聞かず、しばらくの間彼女の口内を犯す。
三浦は俺の唾液を移されることに興奮するらしく、少しだけ唾液を与えると、もっとくれと言わんばかりに舌を入れ返してくる。
その間、なぜか足をもぞもぞと動かしているので、再び性器の中へ指を入れると、なるほどさっきよりスムーズに入る。
どうやら、人間は身体全体で子作りの準備を進めていくらしい。
八幡「……もう聞かないか?」チュプッ
唾液が糸を引いて、三浦の顔に落ちる。
テラテラと光る三浦の頬は、もはや健全な女子高生とは言えない妖艶さを醸していた。
三浦「……うん、あーしが悪かったよ///」
どうやら言われたからセックスのたとえ話が相当こたえたらしく、何も言わずに俺のベッドへ腰かけた。
三浦「あ、あのさ……、体勢はどうすれば良いん?」
洋式のトイレしか体験したことのない世代だ。ヤンキー座りでおしっこなんて考えられないのだろう。
どっちみち、そんなおしっこをする姿勢なんて取らせないが。
八幡「そりゃ、そのままの姿勢で、だろ」
三浦「……え?」
両足をピッタリ閉じて、ベッドに腰掛けた状態。
腰を浮かせることもなく、そのまま解放する。
俺に葛藤している姿を見せてくれ、三浦優美子。
三浦がベッドに腰掛けて数十秒が経った。
それはあまりにも長いご褒美の時間。
人間は長い時間をかけて、自分の意思で排尿のコントロールを覚える。
その後は、身体がタイミングを覚える。この場所で、この状態ならしていいと。
そうするうちにコントロールに制限ができる。
それが理性だ。
人前ではしない。パンツを履いてしない。トイレ以外の場所ではしない。
そこまで成長すると、もはやトイレ以外の場所で排尿する方が難しくなる。
三浦は、出せない自分と、出したくない自分、そして出さなければいけないという混沌とした葛藤で、幼児がおしっこを我慢するような表情をしていた。それも、裸で、好きな人の部屋で、好きな人のベッドの上で。
三浦「………ぁ、でる…」ブルッ
女子でもおしっこする時は震えるんだな。
排尿が始まった感動よりも、無駄に増えた知識に対する感想の方が先に来る。
――ぴちゃっ。
顔に温かい物がかかる。
三浦はハッとした表情で股を閉じて両手で秘部を抑えた。
俺は、それを無理やり引きはがすことはせず、ただ一言、
八幡「優美子」
と、声を掛けると、三浦は俺の求めるものを察したのか、その手をどけ股を開いた。
放物線は綺麗な弧を描き、俺の顔や服にかかる。
三浦「んっ/// だ……めぇ///」ポロポロ
どうやら、排尿の快感と好きな人に自分の汚物をかけるという背徳的な行為で、思考の〝たが”が外れてしまったようだ。
涙を流しながら笑みを浮かべ、顔を赤くしながら息を荒くしている。
自分でも驚いたが、気付いたら俺は……自分の性器をしごいていたのである。
ここに、一つの形が完成した気が……した。
もちろん、普通の性行為もちゃんとした。
俺ばかり気持ちよくなるんだったら、それは自慰行為で済ませればいい。
お互いがお互いを想い、考え行動する。
だからこそ、俺はこの行為を続けようと思うのである。
三浦「……ほんと腹立つし」
八幡「何が?」
三浦「……エッチより、あんたにおしっこかけた時の方が気持ちよかったなんて…」ムスッ
八幡「お前、それ正直すぎんだろ……」
三浦「〝ヒキオ”」
八幡「ん?」
三浦「あーしを目覚めさせた責任、とってもらうからね」ニッ
熱い夏。
三浦優美子の笑顔は、俺を満たしてくれた。
一応区切りです。
☆現在の八幡の評価☆(ランキング順)
一位:三浦
二位:小町
三位:戸塚
最下位:雪乃
圏外:平塚、葉山
変態すぎるし下げ進行で行こうかな……
☆現在の八幡の評価☆(ランキング順)
一位:三浦
二位:小町
三位:戸塚
最下位:雪乃
圏外:平塚、葉山
変態すぎるし下げ進行で行こうかな……
了解っ
後は、今後の展開(予定)。
戸塚の童貞卒業(テニスの奴の代わり)
雌豚の姉登場(はるのん登場フラグ折れてるので)
性の野外授業(林間学校の代わり)
川崎性のスカラシップ(塾の奴の代わり)
ビッチ祭(祭の代わり)
くらいまではやりたいと思っている。
それでも、1スレは超えるんじゃないかと心配。
続きは夜から行きます。では。
後は、今後の展開(予定)。
戸塚の童貞卒業(テニスの奴の代わり)
雌豚の姉登場(はるのん登場フラグ折れてるので)
性の野外授業(林間学校の代わり)
川崎性のスカラシップ(塾の奴の代わり)
ビッチ祭(祭の代わり)
くらいまではやりたいと思っている。
それでも、1スレは超えるんじゃないかと心配。
続きは夜から行きます。では。
>>260 それはさすがにww代わりにアラサーにエッチなイタズラされる男子高校生はいかがですか?
めぐり先輩は無事だと信じたいがアラサー、テメーはダメだ、アラサーの癖に必死さが足りない
やっはろー、葛藤萌えだよっ☆
7時から続きいけたらいきますー。
実は一人だけすごくまともな人間がいるんだけど、めんどくさいから出さないかも……
7時から続きいけたらいきますー。
実は一人だけすごくまともな人間がいるんだけど、めんどくさいから出さないかも……
>>262
それに賛成だ!
それに賛成だ!
夜。
寝苦しい夏だと言うのに、全身を汗でびちょびちょにしながら小町は俺の横で寝ていた。
俺は小町の汗ばんだパジャマの匂いを嗅ぎながら、この数週間の出来事を振り返る。
例えるならそう、移民船に乗ったゴキブリのような数週間だった。
自身では何も変えず、変わらずにいたはずが、環境の激変により気付いたら生態系ごと変化させらていた。
さらに言えば、今まで忌み嫌われていた存在だったのに、そこでは貴重な生物として大事にされるような、そんな“求めていない変化”までついてくる。
人は、満たされれば満たされるほど、自由を失っていく。
閑話休題。
問題は山積みだ。
まず、平塚先生。
これには本当にまいった。
まさか、あの人があんなに激変してしまうなんて。
あれだけ強い悪意を受けたのだから、俺への熱は冷めてしまったとは思うが、それでも人の気持ちなんて分からない。
次に会った時は、いつも通り接しようと思う。俺はあなたに何の興味も抱いてないし、これから先何もないことを示すために。
小町「むにゃむにゃ」ギューッ
小町の汗って何でこんなに甘いの?
次に戸塚彩加。
あの天使の処遇には頭を抱えざるを得ない。
単純に考えれば、雪ノ下雪乃に無理やりセックスさせれば済む話なのだが……。
おい、待て。
俺は、何を悩んでいる?
雪ノ下雪乃の処女について気にする必要があるのか?
分からない。
どうして自分がこんなにもあいつを気にするのか。
どうしてあいつの生き方を肯定してやれないのか。
本当に……これだけは謎だ。
由比ヶ浜結衣なら戸塚を貰ってくれるだろうか。
それから葉山隼人にも困っている。
当初はあいつが苦しむ顔を見てやろうと言う気持ちだったが、まさか“ゲイ”だったとは……。
いや、まだゲイと決まった訳じゃない。もしそうならもっと噂があってもいいはずだ。
だが、もしゲイでなかったとすると、事態はさらに深刻になる。
それはつまり、“葉山隼人は比企谷八幡病”であるということだ。
他の男を差し出しても、女を差し出しても、彼の心も身体も満たされることはない。
俺を得ない限り、彼が納得する道はないのだ。
そして、自慢ではないが、俺はあいつに腕力で勝てる気がしない。
スタンガンくらい常備しておいても良いかもしれないな。
平塚『んっ/// やめっ、ろっ///』
不意に、静が凌辱されている場面を妄想してしまった。
平塚先生に対して行ったこと。あれは、言い訳の仕様もなく“強姦”だ。
こちら主体の傲慢なプレイ。
相手の方が弱者だと分かっての、愚者の祭り。
俺は世界中の人間に間違っていると言われたとしても、自分の行いを卑怯だと思ったことはない。
だが、あの時の行為は、平塚静を襲った行為は、間違いなく卑怯な行いだったと思っている。
やば、勃起してきた。
小町「んん/// ゴミィちゃん当たってるよぉ///」ナデナデ
八幡「おい、撫でるな。俺のグングニルに貫かれたいのか?」
小町「ゴミィちゃんキモい」zzz
くそ、寝ぼけてる小町は天使を通り越して女神だ。
こう考えると、三浦優美子と雪ノ下雪乃は十分に変態側の人間(三浦には申し訳ないと思っている)だが、その存在自体は扱いやすい。
特に、雪ノ下雪乃なんて行動原理が“自身へのマゾ行為”なのだから、ある意味で純粋と言える。
ただ、これ以上SMな関係を続けていると、いつか退学沙汰になりそうなので、十分に気をつけておこう。
うん……なんだか、眠くなってきた。
小町の口内を軽く犯し、扇風機のタイマーをセットした頃には、すでに意識は泥濘に浸っていた。
その日の夢は、とても穏やかな夢だったように思う。
結衣「ふぇ!? お、おお、屋上に!?」
昼休み、三浦の熱烈な視線を流しつつ由比ヶ浜に話しかけた俺は、なんとか屋上へ連れて行くことに成功した。
由比ヶ浜は少し嬉しそうな、それでいて緊張した面持ちで俺の後ろを歩く。
由比ヶ浜結衣。通称ビッチ(俺の中で)。
他人との協調性に全てを捧げる主体性0のふわふわ女。
自身の考えなど何一つ持たず、作り笑いと「へぇうんそうなんだ」の何一つ具体性のない返事を使いこなす。
俺は由比ヶ浜結衣が苦手だ。
多くの人間に同調して赤く染まった彼女は俺の青い色に戸惑う。
必死に青くしようとするが、色は混ざり合って紫や緑に変色し、余計に俺を狼狽させる。
顔は可愛いし、声も嫌いじゃない。
というか由比ヶ浜結衣という存在自体、別に嫌いじゃない。
だが、由比ヶ浜結衣というパーソナリティは―――すごく嫌いだった。
結衣「え、えーっと、きゅ、急に呼びだしてどうしたのかなぁ?///」アハハ
八幡「あのさ……」
ああ、そうだ。早く終わらせてしまおう。
「戸塚とセックスしてやってくんね?」「うん、いいよー^^」
それでこの依頼は終わりだ。
だから、さっさと言ってしまおう。
八幡「由比ヶ浜……あのさ、戸塚とセックスしてやってくんね?」
はい、お返事をどうぞ、ビッチさん。
結衣「………」
どうした? お前の好きなセックスだぞ。おーい。
そして、俺はこの数週間でもっとも大変な数日を迎えるのである。
結衣「………」ツーッ
えっ?
八幡「お、おい……どうしたんだ?」
おかしい。
こいつは主体性のない女だ。
雰囲気に飲まれ、嫌なことも断れない優柔不断の代名詞だ。
その女が、涙を流している。
結衣「……うぁ…ぁぁあああん!!」ポロポロ
その場に崩れ落ち、大粒の涙を流す。
何がいけなかった。
俺は急いで由比ヶ浜の前に座り、
追い打ちをかけるのである。
八幡「どうした? 戸塚の事、嫌いだったか?」
あの天使の事を嫌う人間がいるだろうか。
結衣「………」ブンブン
だよな。安心。
八幡「じゃあ、えっと……どうして泣いてるんだ?」
今思えば、酷く滑稽な喜劇だ。
どうしてこの時の俺は由比ヶ浜結衣という人間を勝手にきめてしまったのか。
結衣「ぅぁあああああああん!!」ポロポロ
どうしてこの時の俺は戸塚の件を焦ってしまったのか。
八幡「由比ヶ浜! 言ってくれねーと分かんねーよ!」
どうしてこの時の俺は、“人の気持ちを把握できている”と調子に乗っていたのか。
結衣「………」ダッ
八幡「お、おいっ!」
その日、由比ヶ浜は早退した。
しかし、修羅場は放課後に訪れる。
三浦「八幡!」グイッ
HRが終わり、生徒達が教室に出て行く中、三浦は一目散に俺のところまで来て、胸倉をつかんだ。
八幡「ぐっ……ん、だよ…」
帰ろうとしていた生徒達は、興味深そうにこちらを見ていたが、三浦の人睨みで散っていった。
三浦「……なんで結衣にあんなこと言ったし」
そりゃそうか。由比ヶ浜と三浦は仲良いもんな。
八幡「……由比ヶ浜なら…慣れてるとおもっ―――」
―――パシンッ!!
三浦「……はぁはぁ…」ポロポロ
八幡「………」
痛みは熱に変わり、熱は鼓動を速める。
俺は、ぐちゃぐちゃに崩れ落ちる思考を止めることができず、ただ茫然と三浦の綺麗な涙を見つめていた。
三浦「結衣は!!」
そして、俺は知らされる。
三浦「あの子は!!」
比企谷八幡一生の不覚。死んで詫びるべき失態。
三浦「最近まで赤ちゃんはサンタが運んでくるって思ってたくらい純粋な女の子なんだよ!!」
俺は天井を見上げた。
そこには無数の穴が空いていた。
その意図は分からないが、
今まで天井に穴が空いているなんて、考えたこともなかったのである。
孤高の女王雪ノ下雪乃がマゾヒストで、
主体性0のビッチが純粋なお嬢様。
分からん。
だけど、そんな馬鹿な俺が今、由比ヶ浜結衣の家の前にいるのは、何かの悪夢だろうか。
三浦「あーしはあんたがそんなんなのを知ってるから、関係を変えたりはしないけど、結衣には土下座しろし」ゴゴゴゴゴ
女帝三浦優美子。
八幡「優美子……愛してるぞ」
三浦「死ね」ドカッ
八幡「おぶっ」
――ぴんぽーん。
八幡「しまった!」
まだ、全然心の準備ができていないのに!
冷や汗が止まってくれない。
心臓が張り裂けそうなほど暴れている。
結衣『はい……』
三浦「結衣、あーしだけど」
結衣『ゆ、優美子!? どど、どうしたの!?』
三浦「クズを連れて来たから、入れて」
結衣『クズ……?』
三浦「良いから開けて」
結衣『う、うん……』ガチャッ
目を真っ赤にして、髪の毛ボサボサの由比ヶ浜が玄関から出て来た。
その顔を見て、やはり不覚にもフル勃起してしまう俺は、
今後一切二度と彼女に近づかない方がいいのではないかと思うがそうもいかないのである。
結衣「ひ、ヒッキー……」
ものすごく気まずそうな顔で、こちらを見てくる由比ヶ浜。
だが、その顔に何故か嫌悪の色は見えず、むしろ自分が申し訳ないと思っている節さえありそうだった。
俺は考える。そして、口を開く。
八幡「悪い、優美子。お前どっかのファミレスで待ってろ」
唐突な命令に、三浦も由比ヶ浜も驚いていた。まぁ、具体的に命令するのは初めてに近いからな。
三浦「はちま――」
三浦は言い返そうとするも、やめた。
その表情を見て、俺は三浦優美子と言う人間がいかに比企谷八幡を愛し、理解しようとし、理解できているのかが分かった。
俺は、この長い長い間違えた物語の中で、たった一度だけ、この時最初で最後の言葉を発するのである。
八幡「……ありがとう」
三浦の表情からはすっかり怒気は消え、心なしか嬉しそうにこの場を去った。
結衣「あ、あのねヒッキー……私…」モジモジ
八幡「?」
結衣「せ、せ、せっくすっていうの、したくないのっ///」
少し、惚れてしまった。
ちょっと風呂入ってきます!
もう少し由比ヶ浜との話が続きます(エロはないです)。
もう少し由比ヶ浜との話が続きます(エロはないです)。
ただいま。
なんかPが流行ってるからP着けてみた。
Pはもちろんペニスとかプレイとかの略だよ(にっこり)
文化祭編を一つの終わりに頑張ってて、すごく良い感じなんだけど、そこまでに行くのに一冊の本が書けそう……
では、続きー。
なんかPが流行ってるからP着けてみた。
Pはもちろんペニスとかプレイとかの略だよ(にっこり)
文化祭編を一つの終わりに頑張ってて、すごく良い感じなんだけど、そこまでに行くのに一冊の本が書けそう……
では、続きー。
八幡「セックスって何か知ってるか?」
どうやら、俺の嗜虐心がうずいてきたようだ。
由比ヶ浜は俺の直接的な問いに戸惑い頬を赤く染めながら答えた。
結衣「………えっちなこと…」
うん、今すぐ下半身露出したい。
そんな邪なことを考えていると、由比ヶ浜は俺の手を掴んで、
結衣「ヒッキー! 私、そういうの好きな人とするべきだと思う!」ムギュッ
由比ヶ浜は俺の手を胸の方に引っ張る。うわすげ、何この弾力。
八幡「何でだ? お前にセックスの何が分かる?」
スポーツ選手なら誰もが一度は思ったことがあるはずだが、
“やったことのない人物に語られるほど腹立つことはない”。
セックスも然り。想像と妄想だけで語られても、何の根拠も説得力もないのである。
結衣「だって……その…あのね……///」モジモジ
だが、時として、人は奇跡を起こす。
結衣「だって……結婚する時、初めての方が……良いと思うから…///」エヘヘ
なんという説得力。
応用で、初めての相手と結婚と言うのもあるが、それと同等の威力をはなたれて、俺は大ダメージを受けた。
八幡「……由比ヶ浜…は、好きな奴とかいるのか?」
もはや、ただの恋愛トークである。
結衣「………」チラッ///
うん、俺はやっぱり今日死ぬべきだ。
え、マジで俺ですか?
八幡「あ、あのさ……でも俺…
三浦とセックスしちゃった」テヘッ
結衣「」
由比ヶ浜のショック顔。もちろん写真に収めました。
結衣「ひひひ、ヒッキー優美子のこと好きなん!?」アワワ///
急に元気になる由比ヶ浜。うんうん、お前はそれでこそ由比ヶ浜だ。
八幡「いや、色々あって」
結衣「じゃあ、好きじゃないん!?」
八幡「どうだろ」
結衣「うぅ……ずるい…」
八幡「ずるい?」
結衣「あ、あわわ、こっちの話っ///」ブンブンブン
可愛い。
今まで変人と変態しか相手にしなかったせいか、由比ヶ浜の純粋さが際立って見える。
八幡「なぁ由比ヶ浜」
結衣「なな、なにヒッキー!?」
結衣(私ともえっちなことしてくれるのかなぁ……あぁ、でもそれなら結婚を前提にして欲しいっ///)
八幡「俺、妹ともセックスした」
結衣「」
すごい。
由比ヶ浜結衣という存在はダイヤの原石だったのだ。
俺の嗜虐心を満たす至高の存在。
八幡「それから……」
結衣「まだあるのっ!?」ガーンッ
八幡「いや、後は秘密だ」
結衣「あ、あう……き、気になるし…///」モジモジ
八幡「気になるのか?」グイッ
結衣「ぁ///」
由比ヶ浜は照れながらも俺から離れようとせず、照れくさそうにうつむく。
八幡「良い匂い」クンクン
結衣「だだだ、ダメだよっ!」ズボッ
鼻の穴に人差し指を突っ込む由比ヶ浜。痛いんですが。
でも、人の鼻の穴に平気で指を突っ込むのは、凄いと思う。例え相手が好きだったとしても。
由比ヶ浜結衣は染められた赤などではなかった。
透明。
何者の色にも染まるが、何者も残すことのできない透明なのだ。
八幡「今、親いるの?」
結衣「い、いるよっ/// だだ、だからそのっ///」
離れて欲しいけど、離れたくない。
その葛藤は俺を存分に満たしてくれた。
八幡「なぁ、結衣」ボソッ
結衣「っ!?」カァ///
耳まで真っ赤にして目をそらす由比ヶ浜。
俺は由比ヶ浜の耳に歯が触れるほど近づいて、囁くように言葉を紡ぐ。
八幡「俺は、結衣とエッチしたくなったかも」ボソッ
俺は反応を見ずに振り返り、立ち去った。
明日からの由比ヶ浜が楽しみだ。
その後、ファミレスに行くと三浦に根掘り葉掘り聞かれ、殴られ、泣かれ、抱かれた。
上手くいった後ほど苦労する人生だと知っていた癖に。
翌日、由比ヶ浜の視線をなるべく拾い続けた俺は、三浦に殺されかけたが、なんとか放課後を迎えることができた。
ご奉仕部の教室に入ると、雪ノ下が物欲しそうな顔でこちらを見ていたので、おもむろに首元から服の中に手を突っ込んで突起物を強く摘んでやった。
雪乃「ひぐっ!?///」ビクンッ
痛みからか喜びからか知らないが、飛び跳ねるほど反応した雪ノ下はしばらく放心状態で、俺は今後の展開を考えることに集中できた。
とにかく、戸塚彩加の願いを叶えなければならない。
なぜなら、俺はその場に立ち会わせてもらうつもりでいるからだ。
戸惑う二人。しかし、セックスの快楽には勝てず、俺の前でだらしなく喘ぎ続ける。
最高じゃないか。
ならば、戸塚の相手はマゾの雪ノ下よりも、恥辱と屈辱に耐えられない人材の方が良い。
そう考えていると、我にかえった雪ノ下が一言、
雪乃「ご主人様、今日は私の買い物に付き合っていただけないかしら」
と、訳の分からんプレイを始めたので無視していると、
雪乃「どうかこの通りです」
スカートをめくり、純白のショーツを見せる雪ノ下。そのパンツは凄く湿っていた。
八幡「お前……ド変態だな」
雪乃「顔がにやけてるわよ」
時折見せるサディズムは何なんだ。
その答えを俺は、すぐに知ることとなる。
陽乃「へぇ♪ これが今のご主人様なんだぁ♪」グリグリ
雪乃「……ぐっ…ふぅ///」キッ
郊外のマーケットプレイスで、雪ノ下雪乃の姉、雪ノ下陽乃は颯爽と現れた。
雪ノ下雪乃が完璧な容姿なら、雪ノ下陽乃は誰もが見惚れる容姿。明るい表情、抜群のスタイル、どれをとっても一級品だ。
陽乃は雪ノ下の足をヒールでグリグリと踏んでいた。
そして、その悪意に満ちた笑顔を見て、俺は確信する。
“この人は生粋のサディストである”と。
ここで、俺の性癖と陽乃の性癖の違いについて話しておくが、俺に他人を痛めつけて喜ぶ嗜好は一切ない。
痛みによって引き出される感情、そこに共感できる部分はあるが、選択の余地をなくすほどの痛みを与えて何が楽しいのかとさえ思う。
陽乃「相変わらず雪乃ちゃんは変態だねー♪」ニャハハ
雪乃「相変わらず姉さんは変態ね」ハァハァ///
二人は対極にいながら、よく似ていた。
陽乃「ねぇねぇ雪乃ちゃん♪」グイッ
八幡「へ?」
突然俺の手を掴むと、陽乃はにっこりと笑った。
陽乃「この子、貰っていい?」
雪乃「えっ」
そういうと、陽乃は俺の手を上にあげて、
陽乃「この人、痴漢でーーーーす!!」
と、叫んだ。
ヤジ馬どもは、すぐに集まった。
通行人「大丈夫ですか?」グイッ
八幡「ぐっ……」
陽乃「やぁーん♪ 怖かったー♪」
屈強な男に地面へと叩きつけられた俺は、締め上げられる腕の痛みに耐えるしかなかった。
雪乃「姉さん! ふざけないで!!」
雪ノ下が必死に何とかしようとするも、MがSに勝てるはずもなく、
陽乃「お兄さん、この子がカッコ良いお兄さんの事好きになっちゃったみたい」
通行人「えっ///」
雪乃「姉さん!?」カァ///
あっという間に黙らされるのである。
陽乃「雪乃ちゃん、この助けてくれたお兄さんにお礼しなさい」
通行人「……い、いや、俺は…///」
雪乃「………」
陽乃「雪乃」ギロッ
雪乃「!!」ビクッ///
雪乃「……あり…がとうございます」ペコリ
俺は……地面の冷たさを感じながらも、心の中はマグマのように煮えたぎっていた。
雪ノ下雪乃を凌辱する権利は、お前にない雪ノ下陽乃。
しかし、陽乃は俺のそんな怒りを見抜いてか、とんでもない事を言い出すのだった。
陽乃「え、雪乃ちゃん、この人にお礼のチューがしたいの!?」
ギャラリーから歓声が上がる。
通行人「え、いや、そんな……///」
俺は、今すぐこいつを殺して雪ノ下陽乃に殴りかかりたかったが、微動だにできなかった。
雪乃「……そ、れは…」ドキドキドキドキ
雪ノ下雪乃は興奮していた。
雪ノ下陽乃も興奮していた。
比企谷八幡もまた、興奮していた。
陽乃「あ、お兄さん、ちょっと待ってね」
と、陽乃は通行人に待つように言うと、俺の前へしゃがむ。黒のエロいパンツが見えるが何一つ興奮しない。
通行人「あ、危ないですよ」
通行人はもはや英雄気取りなのか、俺が一歩も動けないように体勢を動かす。
陽乃「ねぇ、君、反省してる?」ニコニコ
悪意しかない、純粋な笑顔。
八幡「……してますね」ニヤァ
ああ、してるさ。
お前みたいな女狐を前に油断したことをな。
陽乃「ふーん、そうなんだぁ、じゃあ、
今すぐ、私の奴隷になるって約束してくれたら雪乃ちゃんの処女は守ってあげる♪」ニコッ
八幡「……は…?」
井の中の蛙大海を知らず。
世間知らずを指す有名な言葉だが、俺は酷く嫌いだった。
大海を知らないって、海で生きられない蛙がなんで知る必要があるんだよ。
だが、この時ばかりはその言葉を真摯に受け止めなかったことを後悔する。
時として大海は、井戸の中にまで押し寄せるのだ。
決断の時が、迫っていた。
陽乃「キスはもう、遅いけどね」ボソッ
そう言うと、陽乃は立ち上がり、雪乃に向かって命令する。
陽乃「雪乃、“チューしなさい”」
冷静に聞けばあまりにもおかしい台詞。
雪ノ下雪乃がキスをしたかったのではなかったのか。
だが、通行人も男。雪ノ下のような美人とキスできるなら、多少の“誤差”など気にしないのである。
雪乃「……は、ぃ///」モジモジ
雪乃は嬉しそうにうなずく。
それを見て、なお一層喜ぶ通行人だが、雪乃の心がお前に一切向いていないことを今すぐ教えたかった。
だが、俺が一言でも余計なことを言えば、雪ノ下雪乃の処女は無残にも散る。
陽乃の下卑た視線は、そう強く語っていた。
そして、雪ノ下雪乃が通行人の首へ両手をかけた時、
比企谷八幡は試された。
八幡「雪ノ下雪乃!!」
雪乃「っ!!」ビクッ
陽乃「………」ニコニコ
通行人「お前っ!」ガッ
八幡「ぐっ……雪ノ下雪乃。お前は俺の女だ。だから――、
俺の為だけに死ね」ギロッ
闇がじわじわと溢れだす。
雪ノ下陽乃を凌辱するビジョン。
雪ノ下雪乃を通行人から離す一方で、俺はそのことばかりを考えていた。
雪乃「……は、い///」スッ
通行人から手を離すと、雪乃はにっこりと笑って、
雪乃「ご主人様から離れなさい、勘違いの出しゃばり男さん」ニコッ
通行人「」
ここに、また一つの形が完成した。
おいおい、俺が新たな扉を開拓しちまったじゃねぇかwwwwもっとやれww
通行人「本当にすみません」
何度も何度も謝り倒す通行人。
俺は、そんなことはどうでも良いので、分かったからどっか行けと言った。彼は基本良い人なのだろう、猛ダッシュで退散した。
陽乃「いやぁー、面白かったよー♪」ニャハハ
マーケットプレイスの休憩所に三人で並ぶ。順番は雪ノ下、俺、陽乃の順だ。
陽乃「痛かった? ねぇ痛かった?」
満面の笑みで俺の肩を叩く陽乃。
その表情に罪悪感は一切存在しない。
八幡「はぁ、そうですね……」グイッ
陽乃「へ?」
そこに罪悪感があれば、もっと優しく痛めつけてやったのに。
―――ガリッ。
陽乃「っ!!?」ジタバタ
下の唇を噛まれた痛みで、陽乃は強く暴れた。
俺は、強く抱きしめ、続けざまに二度、三度、唇に噛みつく。
もちろん、引きちぎったりはしない。痛みを感じてなおかつ怪我をしない最高点の威力で噛む。
雪乃「比企谷君!」
それは嫉妬か、不安か。
雪ノ下が制止するも、俺はそのまま血で汚れた陽乃の口内をぐちゃぐちゃにかき回す。
この時ばかりは、小町や三浦でディープキスのテクを磨いておいて良かったと思う。
八幡「………」ジュプッ
陽乃「んっ/// はむっ///」ハァハァ///
痛みと快楽に我を忘れた陽乃は、成すがままに身を委ねた。
俺は見抜いていた。
パンツを見せたあの瞬間、彼女は俺に挑発をした。
それは、雪ノ下雪乃が俺に悪態をついた時と同じ。
――虐めて欲しいサインだったのだ。
そう、雪ノ下陽乃の本質もまた、
“生粋のマゾヒスト”だったのである。
陽乃「……はぁはぁ…」ングッ
八幡「………」
陽乃「んにゃー……やっぱ君、最高だね♪」
何がやっぱりなのか知らないが、あんたとは今後一切かかわりたくない。
そう伝えると、陽乃は嬉しそうに、
陽乃「逃げられると思ってるのかにゃ?」テヘッ
そうおどける彼女の目は、絶対に獲物を離さないという欲望が溢れだしていた。
陽乃「ま、今日のところは帰るけどねぇ♪」
一生帰ってください。
その言葉に陽乃は嬉しそうに、
陽乃「一生つきまとってあげるから」ニコッ
と、今までで最も恐ろしい言葉を残して去ったのだった。
雪乃「比企谷君。今日はごめんなさい」
八幡「………」
雪乃「姉さんがまさか私と同じだったなんて……」
八幡「姉妹そろって変態とは恐れ入ったよ……」
雪乃「……照れるわ///」
八幡「一度病院言った方が良いんじゃないか?」
その後、大人のおもちゃを買った雪ノ下雪乃は、嬉しそうに帰宅した。
雪ノ下陽乃。
この厄介極まりない人物が、まさか平塚先生と知り合いだなんて、この時の俺は想像だにしなかったのである。
陽乃「……ふふっ、雪乃ちゃんにはもったいないなー♪」
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