私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレP「大人を舐めるなッ!」
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ☆
レスフィルター : (試験中)
【ひなまつり5、スーパー】
千早「プロデューサー、これはどうですか?」
P「チョコあられ……?千早がこんなのを選ぶとは珍しいな」
千早「いえ、亜美達にと思いまして」
P「そういう事か。確かに、普通のひなあられだと不評かもしれん」
千早「じゃあ、これは多めに買って……他はどうします?」
千早「一応、五色あられも買っておいた方がいいと思うんですが……」
P「ふむ……チョコだけだと色合いも悪いし、そうするか」
千早「これは少しでいいですか?あ、でも四条さんが居ますね……どうしましょう」
千早「多く買ったら余りそうだし……かと言って少なすぎるのも……うーん……」
P「楽しそうだな」
千早「え?ええ、楽しいですよ」
P「以前では考えられないな、こんなに楽しそうな千早は」
千早「……おかしい、ですか?私がこういう事に積極的だと」
P「いや、今の千早の方が好きだぞ。楽しむのはいい事だからな」
千早「そうですか?ありがとうございます」
千早「プロデューサー、これはどうですか?」
P「チョコあられ……?千早がこんなのを選ぶとは珍しいな」
千早「いえ、亜美達にと思いまして」
P「そういう事か。確かに、普通のひなあられだと不評かもしれん」
千早「じゃあ、これは多めに買って……他はどうします?」
千早「一応、五色あられも買っておいた方がいいと思うんですが……」
P「ふむ……チョコだけだと色合いも悪いし、そうするか」
千早「これは少しでいいですか?あ、でも四条さんが居ますね……どうしましょう」
千早「多く買ったら余りそうだし……かと言って少なすぎるのも……うーん……」
P「楽しそうだな」
千早「え?ええ、楽しいですよ」
P「以前では考えられないな、こんなに楽しそうな千早は」
千早「……おかしい、ですか?私がこういう事に積極的だと」
P「いや、今の千早の方が好きだぞ。楽しむのはいい事だからな」
千早「そうですか?ありがとうございます」
千早「そういえば……」
P「うん?」
千早「さっき、今の私が好きだと言ってくれましたよね?」
P「言ったな」
千早「では、昔の私は嫌いだったんでしょうか?」
P「いや、そんな事はないぞ!?」
千早「本当に?」
P「無論だ」
千早「でも『今の方が好き』という事は、つまりそういう事なのでは?」
P「違うぞ。俺が言いたいのは、アレだ……」
千早「アレとは?」
P「……今の方が、前よりもっと魅力的だという事だ」
千早「えっ?あ、ありがとうござい――」
P「だが!」
千早「はい?」
P「意地の悪い千早は嫌いだ」
千早「ふむ……プロデューサーにそう言われるとは、私も成長しましたね」
P「子供の特権を無駄な事に使うなよ……」
千早「すみません。無駄は嫌いじゃなくなったので」
P「まったく……魅力的にはなったが、可愛げはなくなったな」
千早「それは律子の所為ですね」
P「責任転嫁も覚えてしまったのか……俺は悲しいぞ」
千早「でも、律子が意地悪になったのはプロデューサーの所為ですよ?」
P「結局そこに落ち着くの!?」
P「うん?」
千早「さっき、今の私が好きだと言ってくれましたよね?」
P「言ったな」
千早「では、昔の私は嫌いだったんでしょうか?」
P「いや、そんな事はないぞ!?」
千早「本当に?」
P「無論だ」
千早「でも『今の方が好き』という事は、つまりそういう事なのでは?」
P「違うぞ。俺が言いたいのは、アレだ……」
千早「アレとは?」
P「……今の方が、前よりもっと魅力的だという事だ」
千早「えっ?あ、ありがとうござい――」
P「だが!」
千早「はい?」
P「意地の悪い千早は嫌いだ」
千早「ふむ……プロデューサーにそう言われるとは、私も成長しましたね」
P「子供の特権を無駄な事に使うなよ……」
千早「すみません。無駄は嫌いじゃなくなったので」
P「まったく……魅力的にはなったが、可愛げはなくなったな」
千早「それは律子の所為ですね」
P「責任転嫁も覚えてしまったのか……俺は悲しいぞ」
千早「でも、律子が意地悪になったのはプロデューサーの所為ですよ?」
P「結局そこに落ち着くの!?」
【ひなまつり6、事務所】
P「ただいま戻りました」
真美「おかえり、千早お姉ちゃん!あと兄ちゃんも」
P「おい、ついでみたいな言い方をするな」
亜美「ねぇねぇお菓子は?甘酒は?」
千早「あるわよ。準備するから手伝ってくれる?」
亜美・真美「はーい!」
たたたっ
P「ただいま戻りました」
真美「おかえり、千早お姉ちゃん!あと兄ちゃんも」
P「おい、ついでみたいな言い方をするな」
亜美「ねぇねぇお菓子は?甘酒は?」
千早「あるわよ。準備するから手伝ってくれる?」
亜美・真美「はーい!」
たたたっ
P「……ふむ」
伊織「どうしたの?」
P「ん?」
伊織「考え事かしら?」
P「まあな。大した事じゃないが、千早を見て思ったんだ」
伊織「何を?」
P「亜美と真美って、千早の言う事は割と素直に聞くんだなーと」
伊織「言われてみればそうね……どうしてかしら?」
P「うーむ……あ、そうか」
伊織「分かったの?」
P「多分、怒らせたら無視するタイプだからじゃないか?」
伊織「ああ、なるほど……確かにそうかも」
P「お前や律子は何だかんだ構うだろうが、千早はキレたら関わってきそうにないからな……その差だろう」
伊織「つまり、アンタが千早に対して甘いのもそういう訳なのね」
P「構って欲しくて俺に突っかかってくるお前も大概だがな」
伊織「何ですって!?」
P「やる気か!?手加減しないぞ!」
伊織「望むところよ!」
真美(どっちも子供だよね、これ……)
伊織「どうしたの?」
P「ん?」
伊織「考え事かしら?」
P「まあな。大した事じゃないが、千早を見て思ったんだ」
伊織「何を?」
P「亜美と真美って、千早の言う事は割と素直に聞くんだなーと」
伊織「言われてみればそうね……どうしてかしら?」
P「うーむ……あ、そうか」
伊織「分かったの?」
P「多分、怒らせたら無視するタイプだからじゃないか?」
伊織「ああ、なるほど……確かにそうかも」
P「お前や律子は何だかんだ構うだろうが、千早はキレたら関わってきそうにないからな……その差だろう」
伊織「つまり、アンタが千早に対して甘いのもそういう訳なのね」
P「構って欲しくて俺に突っかかってくるお前も大概だがな」
伊織「何ですって!?」
P「やる気か!?手加減しないぞ!」
伊織「望むところよ!」
真美(どっちも子供だよね、これ……)
【ひなまつり7、事務所】
やよい「あ、プロデューサー!帰ってたんですね」
P「ああ。ただいま、やよい」
やよい「はいっ、お帰りなさい!」
真「そんな所に立ってないで、こっちに座ったらどうですか?」
P「そうさせて貰おう。ところで、ひなあられは食べたか?」
真「いえ、ボクもさっき帰ってきたばかりなので……頂いていいですか?」
P「どうぞ」
真「じゃあ遠慮なく……はむ」
P「俺も食べようかな。やよいも食べるといい」
やよい「あ、はいっ。頂きますっ!」
やよい「あ、プロデューサー!帰ってたんですね」
P「ああ。ただいま、やよい」
やよい「はいっ、お帰りなさい!」
真「そんな所に立ってないで、こっちに座ったらどうですか?」
P「そうさせて貰おう。ところで、ひなあられは食べたか?」
真「いえ、ボクもさっき帰ってきたばかりなので……頂いていいですか?」
P「どうぞ」
真「じゃあ遠慮なく……はむ」
P「俺も食べようかな。やよいも食べるといい」
やよい「あ、はいっ。頂きますっ!」
真「――美味しいですね、このチョコあられって」
やよい「チョコあられ……?そんなのがあるんですか?」
P「あるぞ。まあ、あられをチョコでコーティングしただけだがな」
真「だからシンプルで美味しいんですよ。ほら、やよい。あーん」
やよい「あ、あーん……はむっ」
真「どう?美味しい?」
やよい「はい、美味しいです!」
P「美味そうに食べるな、やよいは。見ていると食欲が刺激されるぞ」
真「プロデューサーも食べます?はい、あーん」
P「……おい、ナチュラルに子供扱いするな」
真「あ、すみません。つい」
P「ついじゃない!まったく……」
やよい「プロデューサー、食べないんですか?」
P「いや、食べるぞ。ただ、真が――」
やよい「はい、あーん」
P「だからやめろぉ!」
やよい「チョコあられ……?そんなのがあるんですか?」
P「あるぞ。まあ、あられをチョコでコーティングしただけだがな」
真「だからシンプルで美味しいんですよ。ほら、やよい。あーん」
やよい「あ、あーん……はむっ」
真「どう?美味しい?」
やよい「はい、美味しいです!」
P「美味そうに食べるな、やよいは。見ていると食欲が刺激されるぞ」
真「プロデューサーも食べます?はい、あーん」
P「……おい、ナチュラルに子供扱いするな」
真「あ、すみません。つい」
P「ついじゃない!まったく……」
やよい「プロデューサー、食べないんですか?」
P「いや、食べるぞ。ただ、真が――」
やよい「はい、あーん」
P「だからやめろぉ!」
誕生日のネタが尽きていたので、ひなまつりと合わせました
祝えなくてごめんなさい、千早さん
なんかいい話っぽいのは気のせいです。多分
あと日を跨いで申し訳ありません
祝えなくてごめんなさい、千早さん
なんかいい話っぽいのは気のせいです。多分
あと日を跨いで申し訳ありません
【いつもの平日20、事務所】
P「うーむ……」
亜美「どしたの兄ちゃん?」
P「亜美か。いやなに、少し考え事をな」
亜美「考え事?教えて教えて!」
P「……聞いても面白くないと思うぞ?」
亜美「それは聞いてから決めるYO!」
P「まあ、話してもいいか……実は、牛乳の事なんだが」
亜美「え?牛乳?」
P「どの銘柄がいいんだろうか?」
亜美「味の話?」
P「いや、どれが身長を伸ばすのに効果的なのかという話だ」
亜美「えーっと……もう伸びないとかそういうツッコミは?」
P「なしだ」
亜美「うーん……亜美には分かんないや。千早お姉ちゃんに訊いたら?」
P「千早に?どうして?」
亜美「まだまだ成長期だからね。きっと詳しいと思うよ?」
P「ふむ……成程な。ありがとう」
亜美「いえいえ~♪」
P「うーむ……」
亜美「どしたの兄ちゃん?」
P「亜美か。いやなに、少し考え事をな」
亜美「考え事?教えて教えて!」
P「……聞いても面白くないと思うぞ?」
亜美「それは聞いてから決めるYO!」
P「まあ、話してもいいか……実は、牛乳の事なんだが」
亜美「え?牛乳?」
P「どの銘柄がいいんだろうか?」
亜美「味の話?」
P「いや、どれが身長を伸ばすのに効果的なのかという話だ」
亜美「えーっと……もう伸びないとかそういうツッコミは?」
P「なしだ」
亜美「うーん……亜美には分かんないや。千早お姉ちゃんに訊いたら?」
P「千早に?どうして?」
亜美「まだまだ成長期だからね。きっと詳しいと思うよ?」
P「ふむ……成程な。ありがとう」
亜美「いえいえ~♪」
P「千早」
千早「はい?」
P「いい牛乳について教えてくれ」
千早「……どうして私に訊くんですか?」
P「成長期だし、そういうものにも気を遣っていると思ってな」
千早「……セクハラですか?」
P「え?何が?」
千早「いえ、分かっていないなら別にいいんです」
P「それで、教えてくれないのか?」
千早「そういうのは実績のある人に訊くべきですよ。私に訊いても無駄かと」
P「そうなのか?では、その実績のある人を教えてくれ」
千早「……あずささんです」
P「貴音じゃなくて?」
千早「はい。一番大きいですから」
P「そうだったのか……後で修正しとかないとな。ありがとう、千早」
千早「どういたしまして」
千早「はい?」
P「いい牛乳について教えてくれ」
千早「……どうして私に訊くんですか?」
P「成長期だし、そういうものにも気を遣っていると思ってな」
千早「……セクハラですか?」
P「え?何が?」
千早「いえ、分かっていないなら別にいいんです」
P「それで、教えてくれないのか?」
千早「そういうのは実績のある人に訊くべきですよ。私に訊いても無駄かと」
P「そうなのか?では、その実績のある人を教えてくれ」
千早「……あずささんです」
P「貴音じゃなくて?」
千早「はい。一番大きいですから」
P「そうだったのか……後で修正しとかないとな。ありがとう、千早」
千早「どういたしまして」
P「あずささん」
あずさ「はい~?」
P「どの牛乳を飲めばいいんですか?」
あずさ「え?」
P「ですから、どの牛乳が一番効果がありますか?」
あずさ「……どうしてそれを私に訊くんですか?」
P「大きいという実績がありますから」
あずさ「プロデューサーさん」
P「はい?」
あずさ「それ、セクハラですよ?」
P「え?でも、一番大きいって――」
あずさ「だから!それがセクハラなんですっ!」
P「……ああ!胸の話か!」
あずさ「何の話だと思ってたんですか!?」
あずさ「はい~?」
P「どの牛乳を飲めばいいんですか?」
あずさ「え?」
P「ですから、どの牛乳が一番効果がありますか?」
あずさ「……どうしてそれを私に訊くんですか?」
P「大きいという実績がありますから」
あずさ「プロデューサーさん」
P「はい?」
あずさ「それ、セクハラですよ?」
P「え?でも、一番大きいって――」
あずさ「だから!それがセクハラなんですっ!」
P「……ああ!胸の話か!」
あずさ「何の話だと思ってたんですか!?」
【いつもの平日21、事務所前】
真「うわっ……凄いファンの子が……」
真「どうしよう……これじゃ入れないよ……」
???「まーことー」
真「え?もうバレた!?」
???「まーことー」
ズリズリ……
真「どこから――って、何あれ!?」
シャルル?「まーことー」
真「何でこっちに来るの!?」
シャルル?「やっと気づいたか。おはよう」
真「誰ですか!?」
P「俺だ」
真「あ、プロデューサーですか。驚かさないでくださいよ」
P「それはすまない。しかし、凄い数のファンだったな。いつの間にか消えたが」
真「多分そのぬいぐるみの所為ですよ」
P「いや、普通なら『可愛い~』って寄ってくるだろ」
真「可愛ければの話ですね」
P「可愛くないみたいな言い方はやめろ」
真「うわっ……凄いファンの子が……」
真「どうしよう……これじゃ入れないよ……」
???「まーことー」
真「え?もうバレた!?」
???「まーことー」
ズリズリ……
真「どこから――って、何あれ!?」
シャルル?「まーことー」
真「何でこっちに来るの!?」
シャルル?「やっと気づいたか。おはよう」
真「誰ですか!?」
P「俺だ」
真「あ、プロデューサーですか。驚かさないでくださいよ」
P「それはすまない。しかし、凄い数のファンだったな。いつの間にか消えたが」
真「多分そのぬいぐるみの所為ですよ」
P「いや、普通なら『可愛い~』って寄ってくるだろ」
真「可愛ければの話ですね」
P「可愛くないみたいな言い方はやめろ」
P「――にしても、事務所まで運ぶのは骨が折れるな」
真「だったら車に乗せてくればいいじゃないですか」
P「そう言うな。ほら、シャルル・ドナテルロ20世だぞ」
シャルル・ドナテルロ20世「コンニチハ」
真「腹話術もできるんですか?」
P「大人だからな」
真「大人は関係ないと思いますけど……」
テレビ『次のニュースです』
テレビ『今日の午前7時ごろ、巨大なうさぎのぬいぐるみを背負った変質者が――』
シャルル・ドナテルロ20世「……チガウヨ?」
真「責任転嫁!?」
P「大人だからな」
真「大人って汚い……」
真「だったら車に乗せてくればいいじゃないですか」
P「そう言うな。ほら、シャルル・ドナテルロ20世だぞ」
シャルル・ドナテルロ20世「コンニチハ」
真「腹話術もできるんですか?」
P「大人だからな」
真「大人は関係ないと思いますけど……」
テレビ『次のニュースです』
テレビ『今日の午前7時ごろ、巨大なうさぎのぬいぐるみを背負った変質者が――』
シャルル・ドナテルロ20世「……チガウヨ?」
真「責任転嫁!?」
P「大人だからな」
真「大人って汚い……」
【一時間後、事務所】
伊織「おはよう」
P「おはよう伊織。待ってたぞ」
伊織「え?何の話?」
真「シャルル・ドナテルロ20世の話だよ……」
伊織「ああ、アレ作ってきたのね」
P「危うく変質者になりかけたがな」
伊織「何をやったらそうなるの!?」
真「事務所まで背負ってきたんだよ……」
伊織「アンタはまた……馬鹿じゃないの?」
P「会心の出来だったんだ。お披露目したいじゃないか」
伊織「まったく……それでよく『大人だ』とか言えるわよね」
P「子供心を失わない。それが大人だ」
真「結局どっちなんですかそれ!?」
伊織「おはよう」
P「おはよう伊織。待ってたぞ」
伊織「え?何の話?」
真「シャルル・ドナテルロ20世の話だよ……」
伊織「ああ、アレ作ってきたのね」
P「危うく変質者になりかけたがな」
伊織「何をやったらそうなるの!?」
真「事務所まで背負ってきたんだよ……」
伊織「アンタはまた……馬鹿じゃないの?」
P「会心の出来だったんだ。お披露目したいじゃないか」
伊織「まったく……それでよく『大人だ』とか言えるわよね」
P「子供心を失わない。それが大人だ」
真「結局どっちなんですかそれ!?」
伊織「まあいいわ。私にくれるんでしょ?」
P「勿論だ。受け取れ」
伊織「ありがと」
P「さてと……さあ、伊織!シャルル比20倍の前にひれ伏すがいい!」
伊織「嫌よ」
P「なっ……!?約束が違うぞ!」
伊織「ふんっ!アンタこそ、シャルル比30倍の前にひれ伏すといいわ!」
P「しまった!向こうの方が大きい!」
真「渡す前に気づきましょうよ!」
P「勿論だ。受け取れ」
伊織「ありがと」
P「さてと……さあ、伊織!シャルル比20倍の前にひれ伏すがいい!」
伊織「嫌よ」
P「なっ……!?約束が違うぞ!」
伊織「ふんっ!アンタこそ、シャルル比30倍の前にひれ伏すといいわ!」
P「しまった!向こうの方が大きい!」
真「渡す前に気づきましょうよ!」
【いつもの平日22、事務所】
伊織「そういえば」
響「うん?」
伊織「アイツに何をするか決まったの?」
響「あー……どうしよう?」
伊織「いや、私に訊かれても困るんだけど」
響「いいアイデアとかない?」
伊織「アイデアねぇ……アレとかどうかしら?」
響「なになに?」
伊織「ほら、肩叩き券的な?」
響「おお!それはナイスアイデアだぞ!」
伊織「そういえば」
響「うん?」
伊織「アイツに何をするか決まったの?」
響「あー……どうしよう?」
伊織「いや、私に訊かれても困るんだけど」
響「いいアイデアとかない?」
伊織「アイデアねぇ……アレとかどうかしら?」
響「なになに?」
伊織「ほら、肩叩き券的な?」
響「おお!それはナイスアイデアだぞ!」
伊織「で、券の内容だけど」
響「えっと……プロデューサーにできない事がいいよね?」
伊織「そうね。まあ、別に肩叩きでも悪くないと思うわよ?自分じゃ上手くできないし」
響「いや、プロデューサーならやりかねないぞ」
伊織「それを言ったら何も決められないじゃない」
響「うーん……じゃあ、これとかどう?」
伊織「どれどれ……『何でも一つだけお願い券』?」
響「うん!これなら自分が悩まなくてもオッケーでしょ?」
伊織「そうね。確かにアンタは悩まなくてもいいけど――」
響「けど?」
伊織「プロデューサーがアンタにしか頼めない事って……あるのかしらね?」
響「……あるの?」
伊織「知らないわよ……」
響「えっと……プロデューサーにできない事がいいよね?」
伊織「そうね。まあ、別に肩叩きでも悪くないと思うわよ?自分じゃ上手くできないし」
響「いや、プロデューサーならやりかねないぞ」
伊織「それを言ったら何も決められないじゃない」
響「うーん……じゃあ、これとかどう?」
伊織「どれどれ……『何でも一つだけお願い券』?」
響「うん!これなら自分が悩まなくてもオッケーでしょ?」
伊織「そうね。確かにアンタは悩まなくてもいいけど――」
響「けど?」
伊織「プロデューサーがアンタにしか頼めない事って……あるのかしらね?」
響「……あるの?」
伊織「知らないわよ……」
ガチャッ
P「ただいま戻りました」
伊織「あ、いいところに帰ってきたわね」
P「どうした?」
伊織「響が渡したい物があるんですって。ほら、響」
響「ちょっ……まだ決まった訳じゃないのに……」
伊織「いいからさっさと渡しなさい。じゃないと何も始まらないわよ」
響「そっか、そうだな……あの、プロデューサー!」
P「何だ?」
響「えっと……これあげる!」
P「……何でも一つだけお願い券?」
響「うん。もしかしたら要らないかもしれないけど、その……好きな時に使って欲しいなー、なんて……」
P「ふむ……気持ちは嬉しいぞ。ありがとう」
響「あの、本当に何でもいいからね!自分完璧だから!」
P「分かった分かった。じゃあ、俺は仕事に戻るぞ」
スタスタ……
伊織(アイツ、いつになく大人の対応だったけど――)
響「これでお詫びになったかな?ねぇ伊織、どう思う?」
伊織「……え?ああ、大丈夫じゃないかしら」
響「そっか……よかったぁ……」
伊織(あれ、事実上の要らない宣言よね……)
P「ただいま戻りました」
伊織「あ、いいところに帰ってきたわね」
P「どうした?」
伊織「響が渡したい物があるんですって。ほら、響」
響「ちょっ……まだ決まった訳じゃないのに……」
伊織「いいからさっさと渡しなさい。じゃないと何も始まらないわよ」
響「そっか、そうだな……あの、プロデューサー!」
P「何だ?」
響「えっと……これあげる!」
P「……何でも一つだけお願い券?」
響「うん。もしかしたら要らないかもしれないけど、その……好きな時に使って欲しいなー、なんて……」
P「ふむ……気持ちは嬉しいぞ。ありがとう」
響「あの、本当に何でもいいからね!自分完璧だから!」
P「分かった分かった。じゃあ、俺は仕事に戻るぞ」
スタスタ……
伊織(アイツ、いつになく大人の対応だったけど――)
響「これでお詫びになったかな?ねぇ伊織、どう思う?」
伊織「……え?ああ、大丈夫じゃないかしら」
響「そっか……よかったぁ……」
伊織(あれ、事実上の要らない宣言よね……)
【いつもの平日23、事務所】
美希「あれ?今日は何も持ってきてないの?」
P「お菓子の話か?」
美希「うん。ミキ、ちょっと楽しみだったのに」
P「約束は果たしたからな。もうお菓子は作らなくても――」
美希「本当にそう思ってる?」
P「……どういう事だ?」
美希「プロデューサー、春香に負けっぱなしなの」
P「それは……!」
美希「悔しくないの?ミキなら、負けたままなのは嫌だって思うな」
P「しかし……」
美希「プロデューサーはもっと頑張るべきなの。春香に勝つ為に」
P「だが、春香のお菓子は本当に――」
美希「うん、春香のお菓子は美味しいよ。でも……」
美希「ゼリーを褒められて……それで自分を誤魔化すの?それで満足できるの?」
美希「プロデューサーは、クッキーとかドーナツを『美味しい』って言って欲しいんじゃなかったの?」
P「美希……」
美希「あれ?今日は何も持ってきてないの?」
P「お菓子の話か?」
美希「うん。ミキ、ちょっと楽しみだったのに」
P「約束は果たしたからな。もうお菓子は作らなくても――」
美希「本当にそう思ってる?」
P「……どういう事だ?」
美希「プロデューサー、春香に負けっぱなしなの」
P「それは……!」
美希「悔しくないの?ミキなら、負けたままなのは嫌だって思うな」
P「しかし……」
美希「プロデューサーはもっと頑張るべきなの。春香に勝つ為に」
P「だが、春香のお菓子は本当に――」
美希「うん、春香のお菓子は美味しいよ。でも……」
美希「ゼリーを褒められて……それで自分を誤魔化すの?それで満足できるの?」
美希「プロデューサーは、クッキーとかドーナツを『美味しい』って言って欲しいんじゃなかったの?」
P「美希……」
P「……そうだな。お前の言う通りだ」
P「俺も、このままでは終われないと思っていた……」
美希「でしょ?だから……味見は任せて!」
P「本音が出てるぞ」
美希「だって美味しいんだもん」
P「え?」
美希「あ……」
P「そうか、お前は認めてくれるのか……ありがとう、美希」
美希「う、ううん……どういたしましてなの……」
美希(おかしいな……素直にお礼を言われると、なんか恥ずかしいかも……)
美希(……とりあえず誤魔化しとこ)
美希「まあ、0.8春香だけどね」
P「一言余計だ!」
美希「照れ隠しなの」
P「そうなのか?」
美希「嘘だよ?」
P「お前はもう!本当にもう!」
美希「あはっ☆それじゃ、期待してるの!」
P「まったく……それが人にものを頼む態度か」
美希「あれ?『お願いします』って言った方がいい?」
P「あ、鳥肌が……」
美希「酷いの!」
P「俺も、このままでは終われないと思っていた……」
美希「でしょ?だから……味見は任せて!」
P「本音が出てるぞ」
美希「だって美味しいんだもん」
P「え?」
美希「あ……」
P「そうか、お前は認めてくれるのか……ありがとう、美希」
美希「う、ううん……どういたしましてなの……」
美希(おかしいな……素直にお礼を言われると、なんか恥ずかしいかも……)
美希(……とりあえず誤魔化しとこ)
美希「まあ、0.8春香だけどね」
P「一言余計だ!」
美希「照れ隠しなの」
P「そうなのか?」
美希「嘘だよ?」
P「お前はもう!本当にもう!」
美希「あはっ☆それじゃ、期待してるの!」
P「まったく……それが人にものを頼む態度か」
美希「あれ?『お願いします』って言った方がいい?」
P「あ、鳥肌が……」
美希「酷いの!」
【ある休日13、居酒屋】
小鳥「プロデューサーさん、焼き鳥どうぞ」
P「ありがとうございます」
小鳥「ふふ……」
P「どうしました?」
小鳥「いえ、ちょっと面白くて……すみません」
P「俺の顔に何か?」
小鳥「そういう訳じゃないんですが……その、ですね」
P「はい」
小鳥「プロデューサーさんも、お酒を片手に焼き鳥を食べるんだなーと思いまして」
P「おかしいですか?」
小鳥「そうじゃないんです。ただ、『プロデューサーさんも大人なんだな』と実感すると言いますか……」
P「む……俺はいつでも大人のつもりですが」
小鳥「……そうですね?」
P「何故に疑問形!?」
小鳥「いえその……何故か肯定するのが躊躇われたので……」
小鳥「プロデューサーさん、焼き鳥どうぞ」
P「ありがとうございます」
小鳥「ふふ……」
P「どうしました?」
小鳥「いえ、ちょっと面白くて……すみません」
P「俺の顔に何か?」
小鳥「そういう訳じゃないんですが……その、ですね」
P「はい」
小鳥「プロデューサーさんも、お酒を片手に焼き鳥を食べるんだなーと思いまして」
P「おかしいですか?」
小鳥「そうじゃないんです。ただ、『プロデューサーさんも大人なんだな』と実感すると言いますか……」
P「む……俺はいつでも大人のつもりですが」
小鳥「……そうですね?」
P「何故に疑問形!?」
小鳥「いえその……何故か肯定するのが躊躇われたので……」
小鳥「でも、私はいいと思いますよ。子供っぽくても」
P「よくないです――ごくっ……はぁ……」
小鳥「そうですか?子供心を持ってる人の方が、いい大人になれる気がしますけど……」
P「なれませんよ~……大人は大人らしく――あれ?」
P「なんかそんな事を以前に言ったような……どうだったかな……」
小鳥「あの、プロデューサーさん?」
P「大人らしくなるには子供らしさが必要で、でも大人は子供じゃなくて……うん?」
小鳥「……もしかして、相当酔ってます?」
P「酔ってないです……でも、子供って何なんだ……大人って――ああもう!」
P「音無さん!どうしたら子供でどうしたら大人なんですか!?」
ガクガク
小鳥「きゃっ!?お、落ち着いてくださっ……!あの、揺すらないで――うぷっ!」
P「大人って何なんですか!?答えて――」
小鳥「もう駄目……おろろろろろ……!」
P「よくないです――ごくっ……はぁ……」
小鳥「そうですか?子供心を持ってる人の方が、いい大人になれる気がしますけど……」
P「なれませんよ~……大人は大人らしく――あれ?」
P「なんかそんな事を以前に言ったような……どうだったかな……」
小鳥「あの、プロデューサーさん?」
P「大人らしくなるには子供らしさが必要で、でも大人は子供じゃなくて……うん?」
小鳥「……もしかして、相当酔ってます?」
P「酔ってないです……でも、子供って何なんだ……大人って――ああもう!」
P「音無さん!どうしたら子供でどうしたら大人なんですか!?」
ガクガク
小鳥「きゃっ!?お、落ち着いてくださっ……!あの、揺すらないで――うぷっ!」
P「大人って何なんですか!?答えて――」
小鳥「もう駄目……おろろろろろ……!」
P「――すみません」
小鳥「いえ、いいんですよ……お酒の席の事ですし……」
小鳥「それに、その……片付けて貰いましたから……」
P「あれは俺が悪いので気にしないでください」
小鳥「……じゃあ、お互いさまという事で」
P「そうしましょうか。ところで、音無さん」
小鳥「はい?」
P「大人って、何なんでしょうね?」
小鳥「うーん……少なくとも、ですけど」
P「はい」
小鳥「『子供』って言われても、ムキにならない人だと思いますよ?」
P「うぐっ……!」
小鳥「いえ、いいんですよ……お酒の席の事ですし……」
小鳥「それに、その……片付けて貰いましたから……」
P「あれは俺が悪いので気にしないでください」
小鳥「……じゃあ、お互いさまという事で」
P「そうしましょうか。ところで、音無さん」
小鳥「はい?」
P「大人って、何なんでしょうね?」
小鳥「うーん……少なくとも、ですけど」
P「はい」
小鳥「『子供』って言われても、ムキにならない人だと思いますよ?」
P「うぐっ……!」
【ホワイトデー1、デパート】
伊織「私は何をしてるのかしら……」
あずさ「え?」
伊織「こんな所でマシュマロを選んでるなんて……もう意味不明じゃない……」
あずさ「あら、駄目よ伊織ちゃん」
伊織「分かってるわよ。ただ、アイツが――」
あずさ「『こんな所』なんて言ったらお店に失礼でしょう?めっ!」
伊織「いや、そうじゃなくてね!?」
伊織「私は何をしてるのかしら……」
あずさ「え?」
伊織「こんな所でマシュマロを選んでるなんて……もう意味不明じゃない……」
あずさ「あら、駄目よ伊織ちゃん」
伊織「分かってるわよ。ただ、アイツが――」
あずさ「『こんな所』なんて言ったらお店に失礼でしょう?めっ!」
伊織「いや、そうじゃなくてね!?」
あずさ「じゃあ、どういう意味なの?」
伊織「アイツがバレンタインデーにチョコを渡してこなければ、こんな事をする必要もなかったって意味よ」
あずさ「でも、私を買い物に誘ったのは伊織ちゃんでしょう?」
伊織「それは……その……」
あずさ「うん」
伊織「お返しをしないなんて、何だか負けた気分になるじゃない……」
あずさ「…………」
伊織「……ねぇ、反応してくれないと困るんだけど」
あずさ「あ、ごめんなさい」
伊織「まったく……何をボーっとしてるのよ」
あずさ「いえ、伊織ちゃんとプロデューサーさんは本当に似てるなぁと思って」
伊織「どこが!?」
あずさ「こういう律義なところ……とか?」
伊織「ぐっ……褒め言葉だけに否定しづらい……」
伊織「アイツがバレンタインデーにチョコを渡してこなければ、こんな事をする必要もなかったって意味よ」
あずさ「でも、私を買い物に誘ったのは伊織ちゃんでしょう?」
伊織「それは……その……」
あずさ「うん」
伊織「お返しをしないなんて、何だか負けた気分になるじゃない……」
あずさ「…………」
伊織「……ねぇ、反応してくれないと困るんだけど」
あずさ「あ、ごめんなさい」
伊織「まったく……何をボーっとしてるのよ」
あずさ「いえ、伊織ちゃんとプロデューサーさんは本当に似てるなぁと思って」
伊織「どこが!?」
あずさ「こういう律義なところ……とか?」
伊織「ぐっ……褒め言葉だけに否定しづらい……」
【ホワイトデー2、事務所】
P「やよい」
やよい「プロデューサー?どうしました?」
P「いや、ホワイトデーだからお返しをと思ってな。はい、どうぞ」
やよい「……あのっ!」
P「うん?マシュマロは嫌いだったか?」
やよい「そうじゃなくて……私、何も用意できてないんです。だから――」
P「別に遠慮しなくていいぞ。バレンタインの分はもう返して貰ってるから」
やよい「え……?」
P「これは日頃の感謝の気持ちだ。気にせず受け取ってくれ」
やよい「でも、そんなのプロデューサーに悪いです……」
P「ふむ……では、こうしよう」
やよい「何ですか?」
P「やよいには肩叩きをして貰う……という事でどうだ?」
やよい「あ、それなら――」
P「やよい」
やよい「プロデューサー?どうしました?」
P「いや、ホワイトデーだからお返しをと思ってな。はい、どうぞ」
やよい「……あのっ!」
P「うん?マシュマロは嫌いだったか?」
やよい「そうじゃなくて……私、何も用意できてないんです。だから――」
P「別に遠慮しなくていいぞ。バレンタインの分はもう返して貰ってるから」
やよい「え……?」
P「これは日頃の感謝の気持ちだ。気にせず受け取ってくれ」
やよい「でも、そんなのプロデューサーに悪いです……」
P「ふむ……では、こうしよう」
やよい「何ですか?」
P「やよいには肩叩きをして貰う……という事でどうだ?」
やよい「あ、それなら――」
やよい「――痛くないですか?」
P「ああ、大丈夫だ」
やよい「えへへ、よかったです」
ガチャッ
亜美「ただいま――って、何でやよいっちが兄ちゃんの肩叩いてるの?」
亜美「はっ……!これはもしや――事案!?」
P「何が!?」
亜美「20代の男性が中学生に肩叩きを強要……完全に犯罪だYO!」
やよい「違うよ亜美。これはお礼なの」
亜美「へ?お礼?」
やよい「うん。ホワイトデーのプレゼントを貰ったから」
亜美「あー、そういえば今日だっけ?」
P「そうだぞ。まったく、騒がしい奴め」
P「ああ、大丈夫だ」
やよい「えへへ、よかったです」
ガチャッ
亜美「ただいま――って、何でやよいっちが兄ちゃんの肩叩いてるの?」
亜美「はっ……!これはもしや――事案!?」
P「何が!?」
亜美「20代の男性が中学生に肩叩きを強要……完全に犯罪だYO!」
やよい「違うよ亜美。これはお礼なの」
亜美「へ?お礼?」
やよい「うん。ホワイトデーのプレゼントを貰ったから」
亜美「あー、そういえば今日だっけ?」
P「そうだぞ。まったく、騒がしい奴め」
亜美「……ところで兄ちゃん」
P「ん?」
亜美「亜美にはくれないの?」
P「あげないけど?」
亜美「えー!?何でさ!」
P「そんなの、中学生にお菓子をあげる事案が発生するからに決まってるだろ」
亜美「もー!意地悪しないでよー!」
P「まあ、反省するならあげてもいいぞ」
亜美「するする!あ、通報はしないから安心してね?」
P「当たり前だ!」
P「ん?」
亜美「亜美にはくれないの?」
P「あげないけど?」
亜美「えー!?何でさ!」
P「そんなの、中学生にお菓子をあげる事案が発生するからに決まってるだろ」
亜美「もー!意地悪しないでよー!」
P「まあ、反省するならあげてもいいぞ」
亜美「するする!あ、通報はしないから安心してね?」
P「当たり前だ!」
【ホワイトデー3、楽屋】
真「はぁ……」
P「どうした?」
真「ちょっと気乗りしないなぁ……と」
P「この仕事に不満でもあるのか?」
真「当たり前です。何が悲しくてホワイトデーにお菓子を配らなきゃならないんですか」
P「仕方ないだろ。そういう売り方なんだから」
真「そうですけど……ボクだって女の子みたいに扱われたい事もあるんですよ」
P「ふむ……その気持ち、少しは分かるぞ」
真「え!?女装癖でもあるんですか!?」
P「何故そうなる!」
真「いや、今の流れだとそうかなーって」
P「違う。周りから大人扱いされない事に不満があるという意味だ」
真「大人扱いされないのは自分の言動が原因なんじゃ……」
P「その理屈でいくと、女の子扱いされないのは真が悪いという事になるぞ」
真「うぐっ……そうでした……」
真「はぁ……」
P「どうした?」
真「ちょっと気乗りしないなぁ……と」
P「この仕事に不満でもあるのか?」
真「当たり前です。何が悲しくてホワイトデーにお菓子を配らなきゃならないんですか」
P「仕方ないだろ。そういう売り方なんだから」
真「そうですけど……ボクだって女の子みたいに扱われたい事もあるんですよ」
P「ふむ……その気持ち、少しは分かるぞ」
真「え!?女装癖でもあるんですか!?」
P「何故そうなる!」
真「いや、今の流れだとそうかなーって」
P「違う。周りから大人扱いされない事に不満があるという意味だ」
真「大人扱いされないのは自分の言動が原因なんじゃ……」
P「その理屈でいくと、女の子扱いされないのは真が悪いという事になるぞ」
真「うぐっ……そうでした……」
P「……そろそろ時間だな」
真「そうですね……」
P「大丈夫か?」
真「ええ。仕事ですから、ちゃんとやりますよ」
P「うむ。不満はあるだろうが、気持ちを切り替えねばな」
真「はぁ……よし、行ってきます!」
P「あ、ちょっと待った」
ガシッ
真「おわっ!?いきなり何するんですか!?」
P「はい。ささやかだが、ホワイトデーのプレゼントだ」
真「えっ?ボクにですか?」
P「他に誰か居るのか?」
真「居ませんけど……」
P「とりあえず、今はこれで我慢しろ。ほら、行ってこい」
真「……ありがとうございますっ!」
真「そうですね……」
P「大丈夫か?」
真「ええ。仕事ですから、ちゃんとやりますよ」
P「うむ。不満はあるだろうが、気持ちを切り替えねばな」
真「はぁ……よし、行ってきます!」
P「あ、ちょっと待った」
ガシッ
真「おわっ!?いきなり何するんですか!?」
P「はい。ささやかだが、ホワイトデーのプレゼントだ」
真「えっ?ボクにですか?」
P「他に誰か居るのか?」
真「居ませんけど……」
P「とりあえず、今はこれで我慢しろ。ほら、行ってこい」
真「……ありがとうございますっ!」
【ホワイトデー4、事務所】
響「そういえば」
貴音「何ですか?」
響「いや、ホワイトデーって三倍返しだったような気がして……どうだったかな」
貴音「ほほう、三倍ですか。それは楽しみです」
響「……楽しみにするのはいいけど、そういうの自分から言っちゃ駄目だぞ?」
貴音「そうですね……危うく、はしたない真似をするところでした」
ガチャッ
P「ただいま戻りました」
響「あ、おかえりプロデューサー!」
貴音「おかえりなさいませ」
P「二人だけか?」
貴音「ええ。丁度、ほわいとでぇの話をしておりました」
響「だから催促したら駄目だって!」
貴音「あ……これは失礼しました」
響「そういえば」
貴音「何ですか?」
響「いや、ホワイトデーって三倍返しだったような気がして……どうだったかな」
貴音「ほほう、三倍ですか。それは楽しみです」
響「……楽しみにするのはいいけど、そういうの自分から言っちゃ駄目だぞ?」
貴音「そうですね……危うく、はしたない真似をするところでした」
ガチャッ
P「ただいま戻りました」
響「あ、おかえりプロデューサー!」
貴音「おかえりなさいませ」
P「二人だけか?」
貴音「ええ。丁度、ほわいとでぇの話をしておりました」
響「だから催促したら駄目だって!」
貴音「あ……これは失礼しました」
P「いや、別にあげるつもりだったからいいけど……ほら、マシュマロ」
貴音「ありがとうございます」
響「ありがと」
P「ところで、ホワイトデーの話って何だったんだ?貰えるかどうかの話か?」
響「いや、ホワイトデーって三倍返しのイメージあるよね……みたいな?」
P「ああ、そういう」
貴音「ご存知なのですか?」
P「まあな。ただ、それをすると相手にも気を遣わせるからな……」
響「だよね」
貴音「しかし、三倍……これが三倍なら――じゅるっ」
P「本当、お前は欲望に忠実だよな……」
貴音「申し訳ありません。ですが、話を聞くとどうしても……」
P「ふむ……それならいい方法があるぞ」
貴音「真ですか!?して、それはどのようなものなのです?」
P「実はな――」
貴音「ありがとうございます」
響「ありがと」
P「ところで、ホワイトデーの話って何だったんだ?貰えるかどうかの話か?」
響「いや、ホワイトデーって三倍返しのイメージあるよね……みたいな?」
P「ああ、そういう」
貴音「ご存知なのですか?」
P「まあな。ただ、それをすると相手にも気を遣わせるからな……」
響「だよね」
貴音「しかし、三倍……これが三倍なら――じゅるっ」
P「本当、お前は欲望に忠実だよな……」
貴音「申し訳ありません。ですが、話を聞くとどうしても……」
P「ふむ……それならいい方法があるぞ」
貴音「真ですか!?して、それはどのようなものなのです?」
P「実はな――」
ピッ……ヴゥゥゥン……
貴音「お、おお……!これは……!」
響「貴音。それはやめといた方が――」
貴音「何を言うのです!こんな素晴らしい事をやめる道理はありません!」
響「はぁ……自分は知らないからね」
チン!
貴音「できました!いざ、三倍!」
デロォ……
貴音「…………」
貴音「響!響ぃ!」
響「だから言ったのに……」
貴音「ましゅまろが!ましゅまろがぁ!」
響「まったく……貴音は質量保存とか考えた方がいいぞ」
貴音「ましゅまろ……」
P「……ごめん貴音。ほら、追加でマシュマロあげるから」
貴音「よいのですか……?」
P「うん……なんか心が痛む……」
響「本当、プロデューサーって子供だよね」
P「すみません……」
貴音「お、おお……!これは……!」
響「貴音。それはやめといた方が――」
貴音「何を言うのです!こんな素晴らしい事をやめる道理はありません!」
響「はぁ……自分は知らないからね」
チン!
貴音「できました!いざ、三倍!」
デロォ……
貴音「…………」
貴音「響!響ぃ!」
響「だから言ったのに……」
貴音「ましゅまろが!ましゅまろがぁ!」
響「まったく……貴音は質量保存とか考えた方がいいぞ」
貴音「ましゅまろ……」
P「……ごめん貴音。ほら、追加でマシュマロあげるから」
貴音「よいのですか……?」
P「うん……なんか心が痛む……」
響「本当、プロデューサーって子供だよね」
P「すみません……」
ホワイトデーのエピソードをもうちょっと書ければよかったのですが
どうもバレンタインデーと内容的に似通ってしまうので少なくなってしまいました
あと、アイマスのプロデューサーなのにセクハラしないような性格になってますね
自分からネタの範囲を狭めてしまったとは……
どうもバレンタインデーと内容的に似通ってしまうので少なくなってしまいました
あと、アイマスのプロデューサーなのにセクハラしないような性格になってますね
自分からネタの範囲を狭めてしまったとは……
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
みんなの評価 : ☆類似してるかもしれないスレッド
- 男「甘えん坊スイッチ?」 (367) - [47%] - 2012/10/20 6:30 ★
- 男「友はモテるなぁ」 (1001) - [42%] - 2012/1/1 17:15 ★★★×4
- モバP「悪夢を見せる装置?」 (583) - [41%] - 2014/2/8 16:45 ★
- モバP「俺がタイムスリップ?」 (234) - [40%] - 2014/4/20 14:15 ★
- P「大変な事になった…」 (224) - [40%] - 2012/12/10 2:45 ☆
- 武内P「大人の魅力、ですか」 (1002) - [39%] - 2018/8/20 0:30 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について