元スレ上条「バイオハザード?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 = 190 :
今回はここまで
続きは明日投下します
タイラントさんは空気の読める人(?)ですよ
ちなみに、妹達が素体のタイラントは見た目的には一回り小さいネメシスを想像していただければ。
タイラントと呼ばれてはいますが、実質的にはネメシスに近い性質を持ちます
アレクシアみたいに美しくはないです。期待していた人はゴメンナサイ
それでは
202 :
乙乙
むぎのんカッケェ!
204 :
前に垣根の話が出たけど今の原作の状態の垣根が出たら速攻で
事態の収集が出来るから学園都市救済の最後の切り札って扱いでいいと思うよ
205 :
美琴サイドのシリアスさ
206 = 190 :
こんばんは
投下開始します
207 = 190 :
第7学区 とある研究所
御坂「ここなら……どうやらアクセスできそうね」
食蜂「3つ目の施設でようやく見つかったわねぇ」
御坂「さて……何か見つかるのか」
御坂「あいつが追って来ないうちにちゃっちゃと見つけちゃいましょ」
御坂「これは違う……これも違う……これも……」ピピピピピ
『Tyrant-ウィルスによる生体兵器開発実験について』
208 = 190 :
御坂「……『Tyrant-ウィルス』? ……何かしら、これ」
この実験は学園都市外部の企業によって開発・量産されたT-ウィルスを用いたものである。
御坂「外部の開発物を学園都市が実験? 妙な話ね」
我々は極秘に外部からT-ウィルスのサンプル及びそれによる生物兵器の一部を入手した。
食蜂「生物兵器……? まさか……」
T-ウィルスには異なる生物間での遺伝子交配を容易にする性質があり、これを利用して生物兵器B.O.W.(BIO Organic Weapon)が外部では研究・開発されていた。
我々は学園都市の技術力を持ってさらに高性能の兵器を開発すべく、研究に乗り出した。
外部から入手した兵器はMA-121 、通称ハンターとT-103、通称タイラント、NE-αの三種類であるが、我々はこの内のタイラントに着目。
209 = 190 :
入手したタイラントはT-ウィルスに対し完全に適合したセルゲイ・ウラジミールのクローンをベースにウィルスを投与。
さらに肉体改造を施し、制御用にNE-αを成長を止めた上で寄生させ、命令の入力を可能としている。
樹形図の設計者の予測演算によると、学園都市の超能力者、御坂美琴がウィルスに対する完全な耐性を持つとの結果が出た。
よって我々は彼女を素体とし、学園都市ならではの処置を施すことでタイラントを超える兵器の開発を当面の目標とする。
そのため、まず別計画で生産された彼女のクローンを流用し、試作型を量産、研究を進めていくこととする。
○○研究所 ××による
210 = 190 :
御坂「……やっぱりそういうことだったのね」
御坂「私や妹達を使って兵器を開発? 本当にこの街の研究者共は頭のネジが外れてるわ……」
御坂(それにこの計画……樹形図の設計者による演算を行っている)
御坂(それに、私のクローン、妹達を使っているということは、絶対能力者化計画より前に計画され、始まったということ?)
御坂(いや、それとも計画自体は以前からあったが今になって始動した?)
御坂(一体なんで……)
御坂「もう少し……もう少し情報を……」ピピピピピピピ
食蜂「……! こっちのモニター、監視カメラかしら?」
食蜂「…………!!」
食蜂「御坂さん! あいつが近づいてきたわぁ!」
211 = 190 :
御坂「そう……もう少し調べたかったけど……! 離脱するわ!!」
食蜂「わかったわぁ!!」
御坂(ウィルスによる兵器開発……あのゾンビたちも、兵器なのかしら?)
御坂(学園都市の人間230万人全てを兵器に変えようってワケ?)
御坂(……)
御坂(たしか、○○研究所は第10学区にあったハズ……続きはそこで調べてやるわ……直接、この目で!!)
212 = 190 :
※一応補足しておきますと、美琴の言った通り、この計画は絶対能力者化実験より前に考案されていましたが、学園都市の目的であるレベル6到達の方が優先度が高かったため、妹達の流用は却下されました。
その後、ウィルスの研究は細々と続けられたものの計画は停止状態に。
しかしこの作中の事件の数日前、とある事が原因でウィルスが流出したことにより、研究者たちは街がパニックに陥ることを予期し、混乱に乗じて学園都市内の妹達を捕え、計画を再始動させた、ということです。
この辺結構ムリヤリだから矛盾が発生してそうで怖い
213 = 190 :
第7学区の外れ
上条「しかし……死体とゾンビばっかりで生存者がまったくと言っていいほどいねえ……」
上条「こんな状況に慣れつつある自分に嫌気がさすよ」
御坂妹「このような状況では仕方のないことです……っと、またゾンビですよ」
上条「またか……」チャキッ
上条「!」
御坂妹「? どうしました?」
土御門「ウゥー……」ノソ……
青ピ「オオオ……」ノソ……
214 = 190 :
上条「お……お前ら……う、嘘……だろ?」
土御門「ウウウ」
上条「土御門……」
青ピ「ウオオオオ」
上条「青ピ……」
上条「や……やめろ」
上条「やめてくれ」ジリッ
215 = 190 :
上条「お前ら……本当は正気なんだろ?」
上条「また……いつもみたいに……俺をからかって遊んでんだろ?」
二人「ウウウウウウ」ノソ……
上条「なあ……」
上条「……おい……」
二人「ウオアアアアア」ガブッ
上条「ぐああッ!」
216 = 190 :
パンパンッ
土御門「」ドサッ
青ピ「」バタッ
上条「……! 御坂妹……」
御坂妹「わかってください……。この二人は、もう……」
上条「……」
上条「すまねえ……」
217 = 190 :
上条「土御門の、あの時の言葉……」
土御門『くれぐれも、無理はするなよ?』
上条「あれは、自分がこうなるってわかってて、言ったのか?」
上条「情報を俺に伝えたのも、俺に託して……?」
上条「……」
上条「御坂妹、すまない」
御坂妹「?」
上条「これからは別行動にしよう」
218 :
婚后さんと泡浮、湾内さんはどうなってるのかな。
やっぱり……
219 = 190 :
上条「お前は引き続き他の妹達を捜索するんだ」
御坂妹「構いません、が……では、あなたは?」
上条「手伝ってやれなくなったのは悪いが……やることができた」
御坂妹「まさか、第10学区へ行くつもりですか? とミサカは問いかけます」
上条「ああ……」
御坂妹「危険です! あの人が言っていたでしょう、化け物どもがわんさかいる、と……」
御坂妹「…………」
御坂妹「ミサカも行きます」
220 = 190 :
上条「何言ってんだ、おまえは……」
御坂妹「行きます」ジロッ
上条「っ……」
上条「でも、いいのか? 妹達の捜索は……」
御坂妹「他にも捜索を続けている妹達はいます。ミサカ一人が抜けたところで問題はありません」
上条「…………」
上条「……わかったよ、一緒に行こう」
221 = 190 :
上条「そうだ、土御門からもらった無線機は……」
上条「土御門がこれを情報と一緒に俺に渡したということは、誰につながるんだ?」
御坂妹「どうやらこの人は無線機を持っていないようですが」
上条「落とした? いや、土御門は始めから持ってなかったのか?」
上条「だとしたら……」カチッ
ガガ・・・・・・
『あァ、ハイ、こちら一方通行』
上条「一方通行!?」
222 = 190 :
上条「土御門の言う協力者って、一方通行のことだったのかよ!?」
一方通行『あン? その声、お前……ヒーローか?』
上条「あ、ああ……」
上条(未だにヒーローって呼ぶのね)
上条「でも、これなら心強いな……」
一方通行『どういう事だ?』
上条「一方通行……」
上条「俺に力を貸してくれ」
223 = 190 :
第3学区
麦野「ほら、大丈夫?」
絹旗「麦野ぉぉぉぉぉ、超助かりましたぁぁぁぁぁ」
滝壺「はまづら、大丈夫?」
浜面「滝壺……」
フレメア「浜面達、大丈夫? ……って、お姉ちゃん達!! 大体、帰ってきたの!?」
麦野「フレメア、ただいま。さっき帰ってきたところよ」
浜面「こんな状況なんだ、まさか戻ってくるとは思わなかったよ」
滝壺「はまづらたちを置いて逃げたりしないよ」
224 = 190 :
浜面「はは……何にしても、麦野たちがいれば安心だな」
絹旗「さっきの奴を一撃ですからね、超心強いです!」
浜面「ああ、後は脱出するだけだな!」
麦野「それなんだけど、ちょっと待ってもらっていいかしら?」
浜面「え?」
麦野「詳しく話すわ、ひとまずどこか休めるところを確保しましょ」
浜面「あ、ああ。そういやこの先の民家で休むつもりだったんだ」
225 = 190 :
第3学区 民家
絹旗「い、依頼!!?」
麦野「そうよ、生物兵器の破壊と、ウィルスの確保。それが私たちの目的よ」
絹旗「そんな、またあの街に戻らなきゃいけないんですか!?」
麦野「あなたたちには申し訳ないけれど……私たちがやらなきゃいけないの」
麦野「そうしなきゃ被害はさらに拡大するわ」
絹旗「……」
麦野「今すぐに、とは言わないわ。今日はもう暗いし休みましょう」
浜面「フレメアはどうするんだ?」
麦野「フレメアは先に外に避難させるわ。車を確保したから明日の朝に第11学区まで連れて行ってそこから脱出させるつもりよ。保護先もちゃんとあるわ」
226 = 190 :
旗「……わかりました。手伝いましょう」
絹旗「その代わり、もし研究者共がいたら、全員に一発お見舞いしてやりますけど、構いませんね?」
麦野「……ありがとう。そうしなさい、私も一発殴るつもりだし」
浜面(そいつら死ぬんじゃねえか?)
麦野「さて……あなたたちはしっかり眠って疲れを取りなさい」
滝壺「見張りは私とむぎのでやるね」
麦野「行動開始は明日の朝」
麦野「目指すは第10学区よ」
227 :
麦野たちが第10学区を目指すと決めた理由は、街全体のウィルス濃度をジェネシスのような特殊な装置で調べたから……ということにしておいてください
ええ、後付ですとも。書き込んでから気づきました、ごめんなさい
今回はここまで
続きは明後日の予定ですが、もしかしたらさらに1日遅れるかも
228 :
乙です
気長に待ってます
230 :
乙
ところで上条さん噛まれましたよね?
グリーンハーブの出番じゃないですか…グリーンハーブの
231 :
は、旗がシャベッタァァァァアアアア
232 = 227 :
>>231
しまったミスった
ご指摘ありがとうございます。当然ながら旗ではなく絹旗です
233 :
ダムネーションのスーパータイラントの絶望感はヤバかった
234 :
追い付いたぞ
235 :
第10学区に集まって行くわけか
236 :
乙 偶然見つけたスレだが期待せざるを得ない。
>>233
あれはやばかったな。ゲームの100倍位怖かった。
237 :
バイオと禁書のクロスをやろうと書き溜めてたら既にあった死にたひ
全力で期待してます
238 :
>>237
別にスレたてても、ええんやで?
239 :
応援ありがとうございます。皆さんの期待にこたえられるかはわかりませんが、がんばります
では投下開始します
240 = 239 :
第22学区
男>1「おい、地上はどうなったんだよ! まだ出れねえのか!!」
男>2「ずっとここにいろってんじゃねーだろーな!!」
女>1「まったく、警備員は何をやってるの!!?」
女>2「もうおしまいよ……私たち……このままここで飢え死にするかゾンビに食われるかのどっちかよ……」
ザワザワ……
初春「うぅ~、白井さん、大丈夫かな~?」オロオロ
??「あっ! ういはるーっ!!」
241 = 239 :
初春「え? ……あっ! 佐天さん!!」
佐天「いやー、やーっと見つけたよー」
初春「無事だったんですね。良かったぁ~」
佐天「たまたまこの学区のすぐ近くにいてさ、だから早くに逃げ込めたの」
佐天「そういや御坂さんと白井さんは?」
初春「白井さんは外で逃げ遅れた人たちの救助を行ってます。御坂さんとはまだ連絡が……」
佐天「そうなんだ……」
「ぎゃぁあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
初春「? なんでしょう」
242 = 239 :
佐天「あっちのほうで何か……」
サラリーマン「ウゥゥウウ・・・・・・」
不良「こっ、この野郎! 噛みやがった!!」
初春「! ここにもゾンビが……!」
「きゃぁーーーーーーーっ!」
初春「そんな……あっちでも?」
佐天「ねえ……これって結構やばいんじゃない……?」
佐天「この学区は封鎖されてるし……逃げ場なんて……」
243 = 239 :
学生「く……クソッ、俺はレベル2の発火能力者だ!! 焼き尽くしてやる……!」ボボボ……
学生「くらいやがれ!」ボウッ
ゾンビ「オオッ」ゴォッ
学生「へへっ……どうだ!」
ゾンビ「オオオオッ」メラメラ
学生「なっ……」
ガブッ
学生「うああああああああ!! やめっ、やめてくれえええええ!!」
バリバリ ムシャムシャ
244 = 239 :
警備員1「皆! 下がってるんだ! 俺たち警備員に任せろ!」バババババッ
ゾンビ「オッ」バタッ
警備員1「へへっ、どうだ化け物め!」
警備員2「油断するなよ……もしかしたら、まだ……ん?」
「シュオー・・・・・・」ボタッ・・・・・・
警備員2「うわっ! なんだこりゃ……ヨダレ?」バッ
警備員2「おいっ! 上を見ろ!! 何だありゃ……!」
リッカー「シュアーッ」
245 = 239 :
警備員1「マジかよ……本物の化け物じゃねえか!」
リッカー「カァァァァァァッ」バッ
警備員1「うっ……」ドスッ
警備員2「お……おい!」
警備員2「し……舌を槍みたいに……!」
警備員2「うおおおおおおおッ」
ドスッ
246 = 239 :
初春「ど、ど、どうしましょう!! 早くやられた人たちを助けないと……」
佐天「何言ってんの!! 今は自分の命の方が大事でしょ! 逃げるよ!!」
初春「に、逃げるってどこにですか……!」
佐天「どこかよ! とにかく今はここを離れないと……!」
247 = 239 :
第7学区の外れ
上条「……ってわけだ」
一方通行『そうか……土御門の奴……』
一方通行『協力するのは構わねェが、あンまり役には立てねェと思うぜ?』
上条「……どういうことだ?」
一方通行『空から状況を見るために10分ほど能力を使っちまった』
一方通行『脱出用に残しとく必要があるから長くは使えねェ……もって10分てとこか』
一方通行『充電ももうできねェだろうしな』
上条「充電……いや、いけるかもしれねえぞ」
一方通行『? どういう意味だ』
248 = 239 :
上条「一緒に御坂妹がいるんだ。妹の能力で充電できないか?」
一方通行『……それならいけるかもしれねェな……待ってろ、すぐ飛ンでいくぞ』
3分後
一方通行「よっと」ストン
上条「マジですぐに飛んできたな」
一方通行「あァ……早速だが充電頼むぜ。終わったらすぐ出発だ」
御坂妹「では、失礼して……」ビリビリ
249 = 239 :
第10学区
御坂「さて……第10学区に着いたわけだけれども」
食蜂「凄い数のゾンビねぇ……。どうやって進むのかしら?」
御坂「建物の上を通っていくわ。そこなら数も少ないでしょうし」
御坂「ちょろーっと怖いかもしれないけれど……我慢なさい!」バッ
食蜂「きゃっ」
御坂「上から見ると本当にすごい数ね……よく見ればあのタイラントとかって奴やハンターって奴もいるわ」
御坂「でもまっ、さすがにここまでは……」
ゴォッ
250 = 239 :
御坂「!? なっ……」バッ
食蜂「わっ!?」
ドゴォォォォォォ
御坂(ロケットランチャー……!! どこから、誰が……)
ミサカタイラント「……」チャキッ
御坂(あいつは……!! クソッ)
御坂「食蜂! スピードアップするわよ! 舌噛まないようにね!!」
食蜂「えっ……ちょっ、御坂さん!!?」
ゴオオッ
みんなの評価 : ☆
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