元スレ上条「バイオハザード?」

みんなの評価 : ☆
151 = 149 :
浜面・絹旗「!」
フレメア「な、なに!?」
浜面「近いな……真上か?」
絹旗「そのようですね、出くわさないようにとっとと……」
ドゴォォォォッ
浜面「!! な、て、天井をぶち抜いて……! なんつーパワーだよ!!」
タイラント「ウオオオオオオオオオッ」
絹旗「見るからに超やばそうですね……! ですが」
浜面「絹旗! あぶねえ!!!」
ドゴォッ
152 = 149 :
絹旗「……ッッッ!! か……がはっ」ドサッ
フレメア「絹旗!!」
浜面(絹旗の窒素装甲で防ぎきれねえってのか!?)
タイラント「ウオアアアアアアアッ」ズン・・・・・・
浜面(まずい、あいつ絹旗に止めを……!)
バンッ バンッ
タイラント「……! ウォォォ・・・・・・」ビシビシッ
浜面「こっちだ、化け物!!」
フレメア「浜面!?」
絹旗「は、浜面……」
153 = 149 :
浜面「絹旗! 動けるか!?フレメアと一緒に隠れてるんだ! どこかゾンビの入ってこれないような場所に!」
浜面「こいつは俺がなんとかする!」バババッ
絹旗「超無茶を言いますね……。ゴホッ、立つのも、やっとだというのに……! それに、なんとかって……」
タイラント「オオオオオオ」ズン・・・ズン・・・
浜面「そうだ、こっちへ来い!!」
浜面(銃は効き目が薄いみてーだな……、どうする?)
浜面(この工場の構造もよくわかんねーし、あいつが暴れたせいで所々崩れて道が塞がれてやがる。おまけに足場は不安定)
浜面(絹旗がまともに動けない以上、あいつを振り切って逃げるのはほぼ無理だ)
浜面(くそ、やるしかねえ! やってやるさ!!)
浜面(しかし、銃が駄目なら、なにか……あいつをやれるような強力な武器は……)
154 = 149 :
タイラント「ウォォォォォォォォッ」ドゴォッ
浜面「うおおおおおおおお!!」バッ
浜面「くっそ、一発でも貰ったらお陀仏だな!!」
浜面(今は攻撃してくる俺に狙いをつけてるようだが……俺を見失えばあいつらの方へ行くかもしれねえ)
浜面(適度に攻撃しつつ……奴の視界に常に入るように逃げ続ける……きついなあ、クソッ)
浜面(攻撃後は隙がでかいからなんとか距離を離せるが……)
浜面(スピードはかなり速えーし、避け続けるにも限界ってモンがある……)
浜面(チクショウ、どうするか……?)
155 = 149 :
浜面「しまった、行き止まり……!」
タイラント「ウォォォォォォォォォッ」ズン・・・
浜面(横に部屋がある……ここに一旦逃げ込んでやり過ごすしかねえ! 奴が引き返したらすぐに後を追ってまたひきつけるしか……)
バタン
タイラント「・・・・・」キョロキョロ
浜面(見失ったか……? 音をたてないように……何かないか探そう)
浜面(おっ、これ工場の見取り図か!)バッ
浜面(これで少しは逃げやすくなるな……)
浜面(この工場、地下にまで広がってんのか。何か役に立ちそうなものは……ん?)
浜面(………待てよ)
156 = 149 :
浜面(この地下に誘い出させれば……何とかなるかもしれねえ!)
浜面(地下への入口は……運搬用リフトと作業員が使う階段の2つ)
浜面(リフトは駄目だな、逃げ場がねえ。となると階段で……)
浜面(上手く行くかはわかんねー。行かなきゃ終わりだ……一か八か)
ガチャ
浜面「よし、行ったか? すぐ追いかけよう」
パンッ
タイラント「ウオオ・・・・・・」
浜面「こっちだ、こっちへ来い!!」ババババッ
タイラント「ウォォォォォッッ」ダダッ
浜面(良し! あいつ、やっぱり知能はゾンビと大差ねえぞ! おかげで誘導がしやすい!)バッ
157 = 149 :
作業員用階段
タイラント「オオオオ」ズン・・・・・・ズン・・・・・・
浜面「よし、いいぞ……ッ、こっちだ!!」
どくじの
浜面「何とか誘導は成功した……もう後には引けねえぜ、腹くくりやがれ、浜面仕上!!」
浜面「あとは……見取り図にあったアレが動いていてくれれば……」
浜面「確か……ああいうのは停電みたいな緊急時でも普段溜めておいた電気と独自の発電機で動くようになってるんだよな、確か」
浜面「停電してからどれだけ経ったかは知らねえが……頼む、動いていてくれよ……!!」
158 = 149 :
ゴウンゴウンゴウン・・・・・・
浜面「やった!! 動いてた!!!」
浜面「ってか、あっちぃ! すげえ熱だぜ、しかし……」
浜面「でも、これなら何とかやれそうだぜ……!」
タイラント「オオオオオオッ」ズンッ
浜面(奴を溶鉱炉に落とす!!)
159 = 149 :
浜面(いくら銃弾を跳ね除けるような強靭さでも、鉄をも溶かす高熱にゃ耐えられねえだろ!!)
浜面(奴の突進を誘って、躱す。俺がやるのはそれだけだ)
浜面(それだけでいい、奴はスピードを殺しきれず、溶鉱炉に自分から突っ込む)
浜面(だから、奴がブレーキをかけても間に合わないよう、ギリギリまでひきつけなきゃならねえ……)
浜面(腕の一本くらいはくれてやる覚悟でやるしかねえな……!)
浜面(我ながら稚拙な作戦だが……絶対にやってやる!)
浜面(成功させて、生きて、逃げのびる!)
タイラント「オオオオオオッ」ズダンッ
浜面「えっ」
160 = 149 :
ドゴオッ
浜面「うおおおおああああああああああッ!! とっ、とっ」
浜面(跳んだ!? なんだそりゃ、あの巨体でかよ!)
浜面(今までは機材や瓦礫で狭いからやってこなかったのか!?)
浜面「クソ、ちょっと面食らったが、それでもやることは変わらねえぜ……!!」
タイラント「オオオッ」
浜面(来る……、どっちだ? ジャンプか、突進か……!)
タイラント「オオオオオオ」ダッ
浜面(突進! 来た……)
ドドドドドドッ
浜面「ひきつけて……避ける!」バッ
タイラント「……!」グラリ
161 = 149 :
浜面「・・・・・・やったか!?」
グラ・・・・・・グラ・・・・・・
浜面「耐えてやがる……! あと、あと少しなんだ……!」
浜面「あと少し……ほんの一押しで……」
浜面「一押し……」
浜面「……」
浜面「チクショウ、やってやらあ!!」
浜面「おい、化け物!」
タイラント「……ッ」グググ・・・・・・
浜面「てめーが何者かなんて知らねーし、別に恨みもねえ」
浜面「けどな、俺たちが生きることの邪魔をするなら、容赦はしねえ! ……だから」
浜面「とっとと地獄に落ちやがれええええええええええええッッッ!!!」ドンッ
162 :
タイラント「……ッ」ズルッ
ボチャンッ
浜面「やった! 成功だ!!」
浜面「ハハッ!! ざまあみやがれ化け物が!」
浜面「はは……はは……」
浜面「はぁ……」
浜面「って、笑ってる場合じゃねえな、早く絹旗たちと合流して……」フラッ
浜面「っと、まずいな……そろそろ体力が……」
163 = 162 :
ゴポ・・・・・・ゴポゴポ
ガシッ
?????????「オオオ…………」ガシッ ガシッ
ガシッ
ガシッ
ズンッ
?????????「オオオオオオ・・・・・・」シュウウウウウウウウウ
164 = 162 :
第7学区
御坂「はあーっ、はあーっ……」
タイラント「……」
御坂(なんなのこいつ……何度瓦礫をぶつけてもすぐ起き上がって……)
御坂(いや、私の方が弱ってきてるの? 瓦礫を飛ばすスピードも精度も落ちたから……)
タイラント「……」ズン・・・・・・
御坂「……マズイわね」
タイラント「……」ブンッ
165 = 162 :
御坂「くっ」ガスッ
御坂(しまっ、かすった! 態勢が……)ドサッ
タイラント「……」ズンッ
御坂(追撃を……)
御坂(避けれな……!!)
ガシッ
タイラント「!」
御坂(!!?)
食蜂「……」
御坂「食蜂!!? 何を……!!」
食蜂「私の……」
食蜂「私の命令に従いなさい……」
食蜂『止まれ』
166 = 162 :
タイラント「……」
御坂「……」
食蜂「……」
御坂「…………止まっ……た? 食蜂の能力が……効いたの?」
食蜂「こ……」
食蜂「怖かったわぁ~……」ヘナヘナ
167 = 162 :
御坂「食蜂……どうしてあんな無茶を……? あんたの能力が効く保証なんてなかったのに……」
食蜂「それは……その、ついというか、なんというか」
食蜂「咄嗟に、というか、体が勝手に、というかぁ……」
御坂「……呆れたわ。何の根拠も確証もなく飛び出したのね」
食蜂「な、何よぉ! 助かったんだからいいじゃなぁい! 結果オーライってやつよぉ!」
御坂「……」デコピンッ
食蜂「いたっ。ちょっとぉ、少しくらいは感謝くらいしても……」
御坂「まったく、下手したら二人とも死んでたわよ?」
食蜂「だからぁ……!」
御坂「……ま、でも」
御坂「ありがとね」
食蜂「!」
御坂「アンタが助けてくれなきゃ私……死んでたわ。ありがとう」
168 :
みこみさかわいい
169 = 162 :
食蜂「……御坂さん」
御坂「それで、なんであいつにはアンタの能力が効いたのかわかる?」
食蜂「……あいつには、簡単な命令なら理解し、実行するだけの知能があるみたいなの」
食蜂「あいつには元々一つの命令が組み込まれていた」
食蜂「『能力者、及び武装した者を排除しろ』」
御坂「!」
食蜂「だから、私の能力でその命令を上書きしたってワケ」
御坂「暴れるしか能が無いと思ってたけど、なるほどそういう訳だったのね」
食蜂「記憶を読んでみようともしたけど、それはできなかったわぁ。多分、命令に従う以外は本当に暴れるしか能が無いみたいねぇ」
170 = 162 :
ドスンッ
御坂「今度は何?」
???「……」
御坂「さっきの奴と同じ……? いや、体が一回りは小さいか?」
???「……」
御坂「こっちを見た。さっきの奴と同じ命令が組み込まれているのかしら? ……どうする? 食蜂」
食蜂「そうねぇ……もう一度私が命令を書き換えて……」
???「……」
???「オ・・・・・・ネエ・・・・・・サマ・・・・・・」
御坂「・・・・・・え?」
171 :
御坂妹…
172 = 162 :
今回はここまで。次回の投下は土曜の予定です
浜面がタイラントを倒せたのは、完全に主人公補正のおかげだね!
作戦を考えるのって難しいです
それではまた
173 :
乙。
浜面は属性的にバイオ主人公が実に似合うな
174 :
乙乙
しかしタイラントを溶鉱炉に落としちまったなぁ・・・
175 :
第2ラウンドが待ってるけどな!
176 :
乙。因みに、エツァリの魔術は効くのかな?
177 :
>>176
あの必殺バラバラ殺人事件だっけ?どっかの星の光で発動するやつ
ゾンビは純度100%科学の産物だから魔術は結構効果的かもね
178 :
お待たせしました。投下開始します
>>176 >>177
黒曜石のナイフもショチトルから受け継いだ武器を操る魔術も効くと思います。
まあエツァリの出番ないけどな!!
179 = 178 :
御坂「あいつ・・・・・・今……なんて言った?」
御坂「は……はは……オネエサマ? オネエサマって……何?」
食蜂「み、御坂さん……」
???「……」
食蜂(……! あいつが右手に持っているものは……ガ、ガトリングガン!!?)
御坂「私をそんな風に呼ぶのなんて……黒子か、妹達くらいしか……」
食蜂「御坂さん!!」
180 = 178 :
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ
御坂「!」バチバチッ
食蜂(で、電磁バリアーで……!)
御坂「……」
御坂「食蜂」
食蜂「!」
御坂「一旦退くわ。つかまって」
食蜂「御坂さん、あれは一体……?」
181 = 177 :
>>178
無いのか・・・・
つまり噛まれたか(ゾンビ化後に)撃たれたか、かな?
まぁどうでもいいんだけどね!
182 = 178 :
御坂「……私にもわからないわ。多分、元は黒子……私の後輩か、妹達のどっちかなんだと思う」
食蜂「…………あれが? どう見ても女子中学生の体つきじゃないけど……」
御坂「……あいつはヘリから落とされてきた。だから恐らく何者かが私に差し向けたものだと思うわ」
御坂「黒子に妹達……どちらにしてもゾンビになったなら常盤台の制服を着ているはずだし、あんな装備普通の人間にはまず手に入らないわ」
御坂「……つまり、その何者かによって改造されてああなったってことね」
183 = 178 :
御坂「今回の事も多無関係じゃない。この一連の事件には黒幕がいるわ」
御坂「今それがハッキリとわかった」
御坂「結局……この街の『闇』は消えることがないのね……」
食蜂「御坂さん……」
御坂「また『あの時』みたいに……学園都市そのものが加担しているのか……あるいは個人、一組織がやったは知らないけど……」
御坂「今度こそ、私の手で……食い止めてやるわ」
184 = 178 :
上条「くそ……なかなかいないな」
御坂妹「そうですね……そろそろこの学区から離れてみますか? とミサカは提案します」
上条「そうするか……」
ヒュッ
黒子「ジャッジメントですの、あなたたちを助けに……あら?」
黒子「あなたは……ん?」
御坂妹「……あなたは?」
黒子「おねえさまあああああああああああああああ!!ご無事でしたのね、黒子は、黒子はずっと心配して……クンカクンカ」ダキッ
185 = 178 :
御坂妹「? ミサカはあなたとは初対面のはずですが……」
黒子「え? ……お姉様じゃ、ないんですの? しかし、どう見てもお姉様と……」
上条「あー、えっとな、こいつ、御坂の双子の妹なんだ」
黒子「妹~? そのようなこと、私は聞いたことがありませんが……」
黒子「……」
黒子「まあ、今はそういう事にしておきましょう」
黒子「それでは避難所へ……といきたいところですが、あなたは私の能力では運べないのでしたわね」
186 = 178 :
上条「ああ、いいよ。俺たちはまだやらなきゃいけないことがあるんだ。白井は他の人たちの救助にいってやってくれ」
黒子「…………分かりましたわ。ところで、お姉様を見ませんでしたか?」
上条「いや、見てないな」
黒子「そうですか……」
上条「大丈夫、あいつならきっと無事さ」
黒子「……そうですわね。それでは私は行きますわ。お二人もお気をつけて」パッ
御坂妹「私たちも行きましょうか」
上条「そうだな」
御坂妹「ところで先ほどの方に抱き着かれた際に何やら悪寒がしたのですが……とミサカは彼女の手つきと息遣いを思い出し身を震わせます」
上条「……気のせいだ。きっと気のせいなんだよ」
187 = 178 :
第3学区 工場
浜面「絹旗! フレメア! もう大丈夫だ! 出てきていいぞ!!」
フレメア「浜面! 大体大丈夫だった?」
浜面「ああ、もう安心していいぞ」
絹旗「まったく、超驚かされますね……ひとりであれをやってしまうとは……」
浜面「ちょっとは見直したか? そうだ、絹旗、歩けそうか?」
絹旗「なんとか……休んでいたのでマシにはなりました。能力も問題なく使えそうです」
浜面「良し、脱出しよう。見取り図を拾ったんだ、出口はあっちだぜ」
188 = 178 :
数十分後
フレメア「でれたー!」
浜面「ふう、一時はどうなることかと思ったぜ……」
絹旗「あとはこの工場地帯を抜けて11学区から脱出するだけですね」
浜面「もう日も沈むし、どこかで休むか?」
絹旗「そうですね……全員疲労も溜まってきていることですし、私と浜面が交互で見張りをすれば……」
浜面「ここを抜ければ民家があるだろうし、そこを拝借しちまうか……」
絹旗「行きましょうか」
浜面「フレメア、もうちょっとで休めるからな」
189 = 178 :
絹旗「しかし……訳も分からず脱出を目指していますが……この状況は本当になんなんですかね」
浜面「さあな……突然街にゾンビが現れたと思ったらあっという間に壊滅状態だ。アンチスキルも能力者も数の暴力の前じゃ無力なんだな」
絹旗「おまけにあの怪物……明らかにゾンビとは違いました」
絹旗「……この街に、一体何が起こったのでしょうか……」
浜面「……今考えても仕方がねえんじゃないかな? まずは脱出することを考えようぜ」
浜面「脱出して、麦野と滝壺と合流してから調べればいいさ」
絹旗「……それもそうですね」
190 :
絹旗「ところで浜面、あの怪物をどうやって倒したんです?」
浜面「ん? ああ、溶鉱炉に誘導して突き落としてやったんだよ」
浜面「今頃あいつは溶鉄のプールで溶けてるはずさ」
絹旗「ほう、それは映画で超ありがちな倒し方ですね」
浜面「いやあ、本当に死ぬかと思ったぜ。あんな奴のお相手は二度と御免こうむるぜ」
浜面「でもま、溶鉱炉に落ちてりゃさすがに奴も……」
絹旗「……浜面。それ、超フラグってやつですよ」
浜面「大丈夫だろ! 流石にもう生きちゃいない……」
191 = 190 :
ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッ
ズンッ
浜面「は?」
スーパータイラント「オオオオオオオッ」シュー
絹旗「こいつ、例の奴ですか!!?」
浜面「お、おれのせいじゃないぞ!? 決して俺がフラグを建てたからとかそんなんじゃ……おわあ!!」ドガァッ
絹旗「そんなこと言ってる場合ですか! フレメア! 逃げてください!」
フレメア「え、で、でも!」
浜面「早く!!」
192 = 190 :
浜面「なあ……心なしかあいつ、デカくなってねえか?」
絹旗「そうですね……しかも爪が生えてます」
浜面「これってあれだよなあ……絶体絶命ってヤツ?」
絹旗「そうですね……ですが、やるしかありません。こいつを倒さないと、道は切り開けませんよ?」
浜面「幸い、弱点が剥き出しになってるからな……さっきよりかはダメージも通るだろうよ」
浜面「行くぞ!」
193 = 190 :
第7学区
食蜂「御坂さん……どうするつもり?」
御坂「……通信回線が生きているところを探すわ。まだ全ての回線が途切れたわけではないでしょうし……その辺の研究所でも探せばあるでしょ」
御坂「そこから情報を探し出す」
御坂「……っと、その前にアンタを避難させなきゃね」
食蜂「…………」
食蜂「……御坂さん、私もついて行っていいかしらぁ?」
御坂「どうして? アンタ、あんなに疲れただの怖いだの言ってたじゃない」
194 = 190 :
食蜂「別にぃ……。ただ、今の御坂さんは危なっかしくてねぇ。放っておけないって感じ?」
食蜂「それに、さっきのがまた襲ってきたら御坂さん、攻撃できないでしょう?」
御坂「……それは」
食蜂「いまはリモコンなくしちゃったから直接触れなきゃだけど、私なら傷つけずに抑えることが出来るわぁ」
御坂「危険よ」
食蜂「そこはホラ、御坂さんが守ってくれるでしょ?」
御坂「何考えてんだか分かんない私とは協力できなんじゃなかったのかしら?」
食蜂「それ、今さら言う?」
御坂「……はあ」
御坂「まさかアンタにそんなに心配される日が来るとは思ってもいなかったわ」
御坂「わかったわよ、行きましょう」
195 = 190 :
第3学区
Sタイラント「オオオオオオオオオッ」
絹旗「弱点は見えているのですが……あの爪を振り回しているせいで懐に入ることができませんね」
浜面「クソッ、こっちももう弾切れだ。ハンドガンもライフルも使えねえ!! 使えそうなのはナイフくらいしか……」
絹旗「マズイ、ですね……」
浜面(ここで、死ぬのか……?)
Sタイラント「オオオオオオオオオオオオ」ザッ・・・・・・
浜面(せめて、せめて絹旗とフレメアだけでも……)
浜面「絹旗! フレメア連れて逃げろ! 俺が時間を稼ぐ!!」
196 = 190 :
絹旗「何言ってんですか!! そんなことしたら浜面は!!」
浜面「うるせえ! お前たちだけでも逃げてくれよ!」
絹旗「……超らしくないですね」
浜面「頼むから! もうこれしか方法はねえんだよ!!」
絹旗「…………私は諦めませんよ」
絹旗「方法ならあるじゃないですか。超わかりやすいのが」
197 = 190 :
絹旗「こいつをぶっ倒せばいいんですよ!」
浜面「……! それが出来たら苦労はしねえよ!」
Sタイラント「……オオオオオオッ」ザッ・・・・・・
絹旗「私はやりますよ……」
浜面「くそっ・・・・・・」
浜面(俺は……)
浜面(……絹旗一人に戦わせるってのか?)
198 = 190 :
浜面(自分は諦めて、小さな女の子一人を……あんな化け物と)
浜面(絹旗だって、精神、肉体ともにボロボロのはずだ。それなのに……)
浜面(……情けねえな。まったく、情けねえよ)
浜面「ああ! ったく!! やるよ!! やってやるよ!!」
Sタイラント「……オオオオッ」ズン・・・・・・ズン・・・・・・
浜面「もう諦めねえぞ! あんな化け物何体来たって、ぜってえ諦めねえ!!」
浜面「俺は……俺たちは……生きるんだ!」
199 = 190 :
絹旗「浜面!!」
浜面「うおおおおおおおおおおッ」
Sタイラント「オオオオオオオオオオオッ」バッ
「よぉーく言ったぞ、はまづらあ。それでこそ『アイテム』の一員だ」ビッ
Sタイラント「オッ」ズバッ
ドスゥゥ・・・ン
浜面・絹旗「……!」
200 = 190 :
浜面「な……こ、この能力……」
絹旗「原子崩し……!」
浜面「それに、あの声……!」
「あんた達を探してここまで来てみれば……」
麦野「どうやら……危機一髪だったみたいね」
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