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元スレ上条「白いワンピース」

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301 = 20 :




「……チッ」

くっだらねェ、本当にくだらない。
この無能力者もその話も。

逃げたと思われるのはしゃくに思われたからとりあえず俺は布団に入る。

302 = 20 :



何が友達、だ。
このシスターまでそんなことを言いやがった。
平和ボケにも程がある。

俺は一万人も殺した人間だ。

なぜこいつらはそんな奴の前で無防備に寝られる?

一番分からねえのはこのクローンだ。
何でそんなに俺を恐れない?

分からない、何も分からない。

寝返りをうって、上を向く。
……ベッドからはそのクローンが顔を出していた。
目が合う。

303 = 20 :




「眠れないのですか?とミサカは尋ねます」

「……知らねェよ」

「一方通行はお泊まり会というモノを経験したことはあるのですか?とミサカ質問を変えてみます」

「……ない」

「そうですか、では今日が初めてなのですね、とミサカは確認をとります」

意味が分からないが眠れそうにないので答えることにした。

304 = 20 :



「それが?」

「これが、おそろい、というものなのでしょうか」

少し違うと思うが知ったことじゃない。

「そうなンじゃねェの?」

「楽しい、ですね」

「……」

305 = 20 :






「実験をしている時には気づきませんでしたが、とミサカ前置きをします。空気はとても澄んで、星はこんなにも綺麗で、あなたや友人達が隣にいる。それは、こんなにも楽しいと感じるものなのですね、とミサカ初めての感情に戸惑います」

306 = 20 :


「……そォかよ」



……何をやってるんだ、俺は。
こいつは俺なんかより、ずっと。
人を殺すことに違和感を覚えなくなった俺なんかより、ずっと。










ずっと人間らしいじゃないか。

307 = 20 :



「ミサカが死ぬまでにこんな感情を教えてくれてありがとうございます、とミサカ感謝の気持ちを伝えます」

「感謝ならこの寝てるやつにしとけよ」

「それでもミサカが生まれたのはあなたがいたからです」

「……」

くっだらねェ。

「では、そろそろ寝ましょう。明日の実験はハードになりそうです。今日の分もあるので、とミサカは原因を述べます」

「明日は……」

「?」

308 = 20 :


「いや、なンでもねェよ。明日からもこんな星空が見れるといいな」

本当にくだらない。

「……はい。ミサカは冬の空が見てみたいです、とミサカは冬の空が綺麗だという知識を引っ張り出します」

「……そォかよ。冬になったら嫌でも見れる」

「その時は、ミサカも連れて行ってください」

「……当たり前だ」

「では、おやすみなさい」

「……」

309 = 20 :




こんなのは、俺のガラじゃない。
冬の空くらい、勝手に見に行ってろ。







勝手に。

310 = 20 :







……そういえば、この隣で寝ている無能力者は何故俺のことを前から知っている風な口ぶりだったのだろう。

そんなことをふと思いついた時にはいつの間にかやってきた眠気に負けそうになってきていた。

311 = 20 :


いじょー

そういえばまだ御坂と話していない一方通行と上条さん
いつになったら3巻は終わるのやら

まあ4巻は速攻で終わるつもりだからいいんだけど
……っとその前に2巻か




御坂も自分がクローン達を殺したって言ってるくらいに責任や罪は感じてるから一方通行を一方的に責めるのはおかしいとは思うんだけど、やっぱり直接殺したのは一方通行だから責める気持ちも分かるし……という難しいところだなあと思いますね


ではー

312 :

乙でした

314 :

乙でした

315 :


実験をするのにどんな理由があったとしても御坂にとって一通は加害者以外の何物でもないからなあ。
誰も傷つけたくなかった?ならしょうがない、なんて御坂は思えるわけないよな

316 :


>>1が上げないと下にありすぎて専ブラじゃないと気づかれにくいかも

317 :


こんばんはー

今まで割とわざとあげてないってところがあったんだけど……
まあいいか、特に理由もないので次からは最初はあげます


ではクリスマスイブ短編
全くこのSSと関係ないのでその辺はお気をつけて

ではー

318 = 20 :

<帰り道編>




「はあ……不幸だ」

せっかく今日は冬休みで、しかもイブだってのに補習かよ……。

319 = 20 :



今、私こと上条当麻は補習の帰り道である。
まあ、自業自得だと言われればそれまでなんだけどさ……。
それでも今日補習というのはなかなか辛いものであるんだ。

まあ、モテない上条さんには特に用事無いし関係ないですよっと。
……これを学校で言ったら土御門とかには殴られたけど、事実予定がないのだから仕方が無い。

そんな俺を見てかどうかインデックスがイギリスの教会の方に行かずこっちに残ってくれたのは嬉しい。

でも残ってくれたのに補習ってのはやっぱり申し訳ないなあ……。

そんな終わらない思考をぐるぐるとしていたら結構歩いていた。

320 = 20 :

(上、結構歩いていた。を、
いつの間にか、結構歩いていた。
に変更)



……そうだ、スーパー行こう。

インデックスを食べ物でつる訳ではないけど。
ないんだけど、やっぱりたまには贅沢させてあげたい。

財布を確認する。

……一応余裕はある。

よし。


俺はスーパーへ向かうために、歩く方向を変えた。

321 = 20 :



スーパーを出るともう空は暗くなっていた。
さすが冬だ。
学園都市だろうが冬に日が落ちるのは早い。

……インデックス、喜んでくれるかなあ?

322 = 20 :




『とうまとうまー、何それ?』

『ん? これか? インデックスのために買ってきたんだ。食べていいぞ』

『ほんと!? ありがとうとうま!』





インデックスの喜ぶ姿が目に浮かんで思わずにやける。

323 = 20 :



……はっ、いかんいかん。
気が緩んでいると何かしら不幸にあうに決まっている。
例えば、何もないのに転ぶとか、電撃が後ろから飛んでくるとか。


それでもやっぱり、インデックスの喜ぶ顔を思い浮かべるとこっちまで嬉しく感じてしまう。

視界の端に映る、すれ違う通行人や、バチバチと電気を纏った真っ赤っかな少女に見られていた気がしたが、そんなのは気にしない。
何ならスキップをしてもいいくらい気分がいいのだ。

そんなこんなでマンションに着くと、階段を上って行く。
エレベーターでは万が一がないとも限らない。
だって乗るのは俺だ。

324 = 20 :


部屋の前に近づくにつれて、とてもいい匂いがする。
去年のクリスマスは覚えていないけど、クリスマスっぽい匂いだ。
実際、自分が買ってきたものもそんな匂いがする。

舞夏が土御門につくってやってるのかな?
後で余ったらもらいに行こうかな?


……いやいや二人のクリスマスは邪魔できない。

それよりこんな匂いさせてたら今頃インデックスもお腹空かせてるだろうな、なんて長々と考えながら土御門の部屋も通り過ぎる。

325 = 20 :


さて。

鍵を挿す、ドアを開ける。


がちゃ



「ただいまー……あれ? お、お邪魔しましたー!」


ばたん

326 = 20 :



あれ?部屋を間違えたのだろうか。
ドアを開けた瞬間、さっきからのいい匂いが広がったのだ。
おかしい。表札を見る。



『土御門元春』



ですよねー……って、え?

……何で鍵開いたの?あれ?

あ、表札ってこっちじゃねえや。
左を見る。



『上条当麻』



……合ってる。
するとあれはやっぱり家からしてる匂いなのか?
ん?ん? あれ、じゃあ誰が……?

327 = 20 :



がちゃ



「…………何してるの?」

「へ? あ、いや別に何も」

中から出てきたのはいつもと変わらぬインデックスだった。


「うーん、一回ドア開いた気がするんだけど……」

ただ、一つだけ気になることがある。

「……どうした?」

「何が?」

その変わっていた所といえば、インデックスはおたまを持って、エプロンを付けていたこと。
……非常に家庭的だ。

328 = 20 :



「あ、いや。いつもと違う格好してるし……。それに何かいい匂いもするしさ」

「あ、気づいてくれた!? 頑張って作ったんだよ! さっ、入って入って」

なんと、あのインデックスが料理を作ってくれたらしい。
インデックスの顔は何故かとても嬉しそうだ。
……俺何かしたかな?


「分かったから引っ張るなって。……ただいま、インデックス。遅くなってごめんな」

「ううん。おかえり、とうま」

329 = 20 :



リビングに着くと、美味しそうな匂いはさらに広がった。

そして、机には、俺が買ってきたチキンとかなんやらより、さらに美味しそうなそれらが置かれていた。

「……これ、ほんとにインデックスが作ったの?」

「そうだけど……」

「……一人で?」

「むっ、あんまり私をバカにしないで欲しいんだよ」

「ああいや、違うんだ。……すごいな、これ。家にあったもんだけでここまで作れるもんなのか?」

「ふふーん、褒めるといいかも」

330 = 20 :



笑ってインデックスの頭を撫でようとする。

……が、上に挙げようとした右手は重かった。


「……そうだ、これ買ってきちゃったんだけどどうしようか?」

「わあっ! これはまた豪華なのを買ってきたんだね」

「インデックス、食べられる?」

「任せて!」

「まあ俺も食べるし、残ったら明日の朝とかでもいっか」

左手でインデックスの頭を撫でると、冷蔵庫へ行くついでに台所に手を洗いに行った。

台所へ行くと、とりあえず買ってきたものを冷蔵庫へ入れた。

そして手を洗おうと流し台の前に立って気づく。
流し台の中にある食器や調理器具の中に、おたまがないのだ。
さっきインデックスが持っていたおたまが。

331 = 20 :




……そういえば今日のご飯に味噌汁なんてあるはずもなく。


おたまは片付けられるべきところにしっかりと片付けられていた。



……あいつ、確信犯か。
思わず笑みがこぼれる。

まあいいや、今日はせっかくインデックスが作ってくれたこんな豪華な夕食なんだ。
美味しく、楽しくいただくとしますか。

332 = 20 :

<食事編>



「おーし、インデックス。食べるかー」

「はやくはやくー、もう用意できてるよ?」

「何から何までありがとな」

「いつもの感謝の印ってやつかも」

「……そっか、それでもありがとう」

「じゃあいただきます」

「いただきまーす」

「……」

「……食べないの?」

「え? あ、ううん。とうまに先食べてほしいかなー、って……」

「ん? わかった」

インデックスの意図はよく分からないけど、感謝の印とか言ってたくらいだ。
俺のために作ってくれて、俺に先に食べて欲しいのだろう。
一口食べる。

333 = 20 :


「うまい! いや、ほんとにうまいよ」

「ほんと!? えへへ……」

ああもうかわいいなおい。
思わず左手がインデックスの頭へのびる。

……俺は人の頭を撫でる癖でもあるのだろうか?

「インデックスも食べろよ、お腹減ってるだろ?」

「う、うん。じゃあ……」

「どうだ?」

「おいしいんだよ!!」

「そりゃ自分で一生懸命作ったものだしな」

「とうまのために作ったからだよ」

「そ、そうか?」

「……はじめてご飯を炊いた日を思い出すね」

「あー、あの時は水っぽいとかなんとか言ってたな」

その後も他愛ない話をしながら食を進める。

334 = 20 :



「「ごちそうさまー」」

「……」

俺は驚いている。
とても驚いている。

「おいしかったねー」

「あ、ああ」

「結局、さっき冷蔵庫に入れたのも全部食べちゃったね」

「あ、ああ」

「……変なとうま」

335 = 20 :


そう。
インデックスはあの後俺が買ってきた大量のおかずまで、全部食べたのだ。


……まあ俺も食べたけど?
食べましたけど! インデックスはもう食べ過ぎの域に入ってる気がするね、うん。












「あ、そだ。そっちにケーキ寝かせてあるけど、食べる?」

「まだ食べんのかよ!!」

336 = 20 :



突っ込まずにはいられなかった。
……、というか。
あいつ、ケーキまで作れるようになったのか。
上条さんは感動で涙が出そうですよ……。

およおよとしていた俺に、インデックスは言う。






「……変なとうま」

337 = 20 :


とりあえずいじょー

……上条家っていつも何してるんだろうか?
こっから風呂と寝るしか思いつかないんだけど……

何かあるかな?
何かあったら教えてくださいな

ところで皆さんの好きなキャラとかカップリングって何なんでしょう?
クリスマスなんでいちゃいちゃさせてあげて下さい

何ならここのスレ使って下さっても

自分はきぬはたが一番好きなので
きぬはたさんた置いていきますね
塗り方違うだけのおんなじ絵

京アニの絵ってかわいいから好きだ




ではー

338 :



インちゃんかわええなあ

339 :


テレビとか見てそうなイメージだがな

340 :

おつー
他のスレに勝手に画像貼りましたごめん

341 :

ここのインちゃんは主婦してるみたいだし、いんじゃないすか?

342 :

乙乙!
既に消えている…だと?

344 :

もう来ないのかな…

345 :

すまん来る、絶対来る
今土日に投下って書きにきたら何というタイミングで書き込み……
昨日書こうと思ったんだけど繋がらなかったからね
バレンタイン編も書こうと思ったけどクリスマスと同じくなりそうだから却下

というわけで明日か明後日には来ます
すまなかった

346 :

ゆるりとまってるよん

348 :

つけ忘れ、ID違うかも
でも>>1です何度もごめんなさい

349 = 347 :

こちらこそ手間取らせて申し訳ない
期待して待ってる

350 = 344 :

まってるよー


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