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    元スレ少年「混血の女の子に一目惚れした」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 前スレ→1346245762 + - 魔王 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    301 = 279 :

    ――少年達の寝ている部屋

    弟子「ブロック――ううん、ツカマエラレナカッタや」

     寝汗をかく少年を見下ろしながら弟子は歯ぎしりした。

    弟子(トクシュなマモノだなぁ…しかもまほうつかいのバリアをすりぬけてきた)

    弟子(ソッカ、まほうつかいはアマリあのイチゾクにはエンがないのか)

    弟子(カクジツにナニかうごきだした)

    少年「っ!」

    弟子「ダイジョブ?」

    少年「あ…うん…なんか、変な夢見て…」

    弟子「モーガン、あなたつかれているのよ」

    302 = 279 :

    少年「モーガ…えっ?」

    弟子「キニシナイで。うなされてたけどどんなやつだったの?」

    少年「…分かんない…ちょっと、理解ができない夢…」

    弟子「はいミズ」スッ

    少年「ありがとう」

    弟子「マタみたら、イッテネ。イヤでしょ?」

    少年「うん。あまり…いい夢じゃなかった」

    弟子「…まほうつかいのホンキリョウリたべれば、ユメみないママねれるヨ」

    少年「お断りします」

    303 = 279 :

    続く

    304 :

    おつ

    305 :


    黒髪とーちゃんの奥さん……ころされてたのか

    307 :


    つまり魔王の親の仇なのか…
    すごい因縁

    308 :

    そいつはスカリーもビックリだ

    309 :


    モルダーじゃなくてモーガン?
    誰?

    310 :



    いいじゃん。向こうの世界ではモーガンとフリーマンでやってたのかもよ。
    「×(ペケ)ファイル」

    311 :

    蝙蝠ちゃん、あなたつかれているのよ

    312 :

    今更だけど蝙蝠ちゃんが>>285で毒づいてることに気付いた

    313 :

    今夜は更新できないです
    そしてモルダーですね。疲れてるのは自分だ

    314 :

    疲れてるモーガンさんって、1のことだったのか

    315 :

    ――魔王城、会議室

     魔王はもうすぐ始まる会議に備え書類に目を通していた。

     なにやら扉の外が騒々しい。
     そのことに気づき顔をあげたとほぼ同時に

    「魔王さま!!」

     勢いよく放たれた扉から鼻息荒く猪が入ってきた。
     そこらにいるような猪ではない。全長四メートルの大型な猪だ。

    魔王「なんだ。南領土の会議はすでに終わったが」

     不機嫌そうに眉をひそめる。
     あと最低十枚は書類を読まなければいけないのだ。時間が惜しい。

    316 = 315 :

    「ええ、今から帰ろうとしていました」

    魔王「なら早く帰れ」

    「――混血が来るとは本当ですか?」

     魔王は深くため息をついて椅子に座り直した。

    魔王「つい最近、その話をしたと思うが」

     つい最近と言っても五年前のことだ。
     魔物と人間の時間の感覚はかなり違う。

    「聞きました。しかし――あの混血は魔王さまの何ですか?」

    魔王「ああ……そういやまだ言っていなかったか」

    魔王(西と東は風の噂でだいたい知れわたっているらしいのにな)

    317 = 315 :

    「忌まわしい血が城の絨毯を踏んでいるだけでもおぞけが――」

    魔王「悪いが、猪」

     事の成り行きを息を潜めて見守っていた配下たちの視線を浴びつつ、魔王は言葉を遮った。

    魔王「確かに混血に対するそういう見方は根強いが、だがな」

     まだ五年だ。
     そのような考えは当たり前とも言える。

     とはいっても、無礼な言動であることには変わりがないが。

    魔王「……おれみたいな『魔王』だって、純血じゃないんだぜ?」

    「はい?」

    魔王「おいおい、魔王族があるとか勘違いしていたのか?」

    318 = 315 :

     書類を弄びながら魔王は続ける。

    魔王「代々強い種族が交わって交わって、そして強い血筋が生まれた」

     例外はもちろんある。

    魔王「つまりはおれは様々な種族の混血なんだよ。だからその中に人間が含まれていてもおかしくない」

    「……」

    魔王「…まあ、人間にだいぶ寛容になったのは祖父上ぐらいだから、ない可能性が高いが」

    魔王「人形(ひとがた)だから人間に近い種族の血はあるんだろうな」

    人魚「例えばエルフ、ですか」

    319 = 315 :

    魔大臣「馬鹿!」

    人魚「ええっ!?」

    魔王「……そんな攻めるなよ。気にしていない」

    「あ、あの、魔王さま――」

    魔王「要するにお前は人間の血が気に入らないだけだろう?」

    「そ、それもありますが」

    魔王「なんだ」

    「あの混血を嫁にとるおつもりですか?」

     もうとってるよイチャラブ夫婦だよ と配下全員は思った。

    魔王「ああ」

    「何故ですか!人間は弱いです、その影響を受けたら」

    魔王「……」

    魔大臣「あれを弱いというのなら、お前魔王さまレベルだぞ」

    「え?」

    320 = 315 :

    魔王「なんなら一度手合わせしてみろ」

    「えっえっ」

    ゴブリン「彼女はヤバいぞ」

    「えっえっえっ」

    魔王「それよりなんなんだ、お前はおれに未婚を貫けと」

    「いいえ…強い種族の血と結ばれたほうがいいかと…」

    魔王「で、猪一族の娘と結婚しろってか?」

    「ぐ」

    魔王「魂胆見え見えなんだよ。この先魔物の世界を牛耳れるもんな」

    「そんなつもりは――」

    魔王「だがまあ、甘い蜜啜りたいだけなら覚えておけ」



    魔王「『魔王』の嫁は、短命だ。それも寿命で死ぬことのほうが少ない」


    321 = 315 :

     猪がすごすごと去った後。

     なんとも落ち着けない沈黙が漂っていた。

    魔大臣(猪め……)

     側近がいたなら空気を変えてくれただろうが、あいにく今は
     皮肉なことに『嫁』を呼びに行っている。

    魔王「…そうか。人魚は、このメンバーではごく最近に入ったのか」

    人魚「あ、はい。前代魔王さまがフラフラ遊びにいくようになるぐらいから」

    魔王「本当に父上が嫌いだな」

     薄く苦笑いを浮かべた。
     まあ、事情を知らなければ無理もない。
     事情を知っていても二三度殺意が沸いたことはあるが。

     息子である彼は前代魔王の放浪癖が酷くなった理由を知っている。

    322 = 315 :

    「ただいま帰りました」バサッ

    魔大臣「そっきーーーーん!!」ガタッ

    ゴブリン「会いたかった!」ガタッ

    ミノタウロス「イエス!」ガタッ

    側近「な、なんだ、気持ちが悪いな!」ポン

    魔王「ご苦労だった」

    側近「いえ、これぐらいなんでもありません」

    魔法使い「っと」バサッ

     大きな鷲の翼を生やした少女が危なかっしく降り立った。

    人魚「フン、久しぶりじゃない」

    魔法使い「人魚さんも相変わらずで」

     混血の王。
     そして、魔王の嫁。

     その背に負うにはあまりにも大きすぎる役回りを持つ。
     敵も多いだろう。

    人魚(…寿命以外で、か。考えたくもない)

     不穏な胸騒ぎを感じないフリをした。

    323 = 315 :

    続く

    324 :


    魔法使いさんって外見年齢いくつくらいだったっけ

    325 = 315 :

    >>324
    五年前が18ほどです
    魔物の血が働いて成長をそんなしてないのであまり変わってないかと

    326 :

    だからまだぺった…

    327 :

    >>326
    今そっちに中性的な顔立ちの胸板の厚そうな奴が猛ダッシュしてったぞ

    328 :

    18は二次性徴おわってr…おっと誰か来たようだ

    329 :

    魔法使いたん大忙しだなwww

    330 :

    魔王「よう、魔法使い」

    魔法使い「久しぶりだな、魔王」

     すたすたと魔法使いは魔王に近寄り、抱きついた。

    魔王「会議が終わってからにしろ」

    魔法使い「ちょっとだけ」ギュウ

    魔王「仕方ないな」


    ゴブリン(どうして淡々とイチャイチャするんだろな)

    魔大臣(むしろあの二人がハシャいでるとこなんか想像できるか?)

    側近(いや、ない)

    ミノタウロス(ですよねー)

    人魚(おのれ許すまじ許すまじ)

    ゴブリン(なんで俺はいつまでもこいつの席の隣なの?)

    331 = 330 :

    魔法使い「それで、今日は何の話なんだ?」ギュ-

    魔王「ああ。今、いくつか活発化している魔物がいるんだよ」

    魔法使い「それから?」

    魔王「その中に混血の王――お前を始末しようとしている一族もいる」

    魔法使い「珍しいな。一族で?」

    魔王「一族でだ」

    側近「純血に妙な誇りを持つ一族もいるからな」

    魔法使い「そういう輩は人間の中にも少なからずいますね」

    ゴブリン「そんな誇りのせいで衰退して滅んだ魔物の一族もいくつかある」

    魔法使い「へぇ…」

    332 = 330 :

    魔王「ほらどけ。資料が見えない」

    魔法使い「ごめん」パッ

    魔王「……」

    魔法使い「どうした?」

    魔王「なんでもない。席座れ」

    魔法使い「うん」ストン


    側近(あっさり離れられて少し悲しい顔してるな)

    ゴブリン(いつもの無表情にしか見えん……)

    人魚(許すまじ許すまじ!わたしも抱きつきたいわよ!)

    ミノタウロス(あんたは魔王さまをびっちょびちょにしたいのか)

    魔大臣(水もしたたるいい男ってやつだな)

    側近(誰がうまいこといえと)

    ゴブリン(うまいか?)

    333 = 330 :

    側近「――暴れている一族が二枚目に書かれてる」

    魔法使い「この、一族の名前の横についている星印は?」パラ

    側近「多ければ多いほど危険度が高いという意味だ」

    ミノタウロス「メドゥーサ達は暇なんだろうな。こいつらいつも騒いでるだけじゃん」

    魔大臣「騒いでるだけならいいが誰彼構わず石にするから迷惑なんだ」

    ミノタウロス「そりゃ迷惑だな」

    魔法使い「ん?」

    魔王「どうした」

    魔法使い「この森の奥に住んでいるラミア一族というのは?」

    334 = 330 :

    人魚「できれば関わらないほうがいいわよ」

    魔法使い「なんで……ですか?」

    人魚「聞いた話だとかなり混血が嫌いって話。近寄るのはやめなさい」

    魔法使い「……はい」

    魔大臣「補足すると、ラミア一族は毒を体液から生み出せる一族だ」

    ミノタウロス「自分の血でやられないか?それ」

    側近「他の血が入るとヤバいが、自分の血は問題ない」

    魔王「そんな理由だ。連中とは単独で接触するなよ」

    魔法使い「しないよ。さすがに」

    335 = 330 :

    短いけど続く

    337 :

    公衆の面前でこのイチャイチャ
    二人きりになったら一体どうなってしまうのか

    338 :


    ラミア一族に関しては、蝙蝠ちゃんっつか雀の方が情報早いのか
    雀に負ける魔王城、大丈夫かな…

    339 :

    乙乙!

    抱きつかれても感じない柔らかさ

    340 :

    そうか、だから魔王も平静なんだ。

    341 :

    ここはやけに灰が多いスレだな

    342 :

    さらし巻いてたから成長しなかっただけで
    外してからは成長してるのでは?

    343 :

    サラシぎっちぎちだから成長妨げてるんじゃね

    344 :

    お前はサラシを巻いた巨乳キャラが数多いる事をもっと勉強すべき

    345 :

    だが残念ながら本人が貧乳を気にしてる時点で隠れ巨乳の可能性は絶たれたのだ

    346 :

    なんだなんだこのスレの空気悪いぞ
    なんで灰がこんなに舞ってるんだよ

    347 :

    何だか最近、爆音を良く聞くんだが…気のせいか?

    348 :

    今夜更新しにきます
    私生活が忙しいので更新頻度が空く可能性も

    というかむしろサラシ巻かなくてもいいレベルのぺったんかt

    349 :

    >>1
    無茶しやがって…

    350 :

    中身のない墓が多いスレですね


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