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元スレ少年「混血の女の子に一目惚れした」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★
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51 = 45 :

弟子「まほうつかい、それはあのひとゲンテイにやるもんでしょ」

魔法使い「あいつはどちらかというと私に食べさせるほうが好きだ」

弟子「ハイハイ、のろけのろけ」

 よく分からない会話を聞きつつ少年の脳は再起動した。

少年「だ、大丈夫です。自分で食べられます」

魔法使い「ん、そうか。はい」

 スプーンを渡される。
 そんなに子供に見えるのかなと思いつつスープを口に含む。
 美味しかった。

52 = 45 :

寝落ちです。すみませんでした
前を読まなくても分かるようにはしますが、やはり前作のネタバレは入ります

53 :



嫁のつくるシチューがどくぶつになのは嫁が魔法使いだったからなのか!

54 :

おっつおっつ!

今回も楽しみにしているぜ

55 :

魔法使い…料理上達したんだな

56 :

>>53
おまいが弟子と思われているから、鴨新米

57 :

>>53
いいえこの世界には「毒使い」が相当数存在しているのです
このスレを見ている中で貴方と私既に2組の夫婦がそうなのですから
比率を考えても想像するだに恐ろしい数だと思われます

58 :

そういうのはメシマズスレで待ってます
さっさとこい

59 = 53 :

>>56-57
ひどい、少しくらい夢を見させてくれよ

メシマズスレには常にいる

魔法使いの胸は前作より成長してないのかな?

61 :

メシマズスレのリンクを貼れください。
オナシャス

62 :


前作から何年後なんだろう
僧侶とヤムチャは元気かな
司書さんは結婚できたかな

63 :

乙乙!

64 :

魔法使い「それで」

 少年が食べおえたのを見計らって魔法使いが言う。

魔法使い「君たちはどこから来たんだい?」

少年「え、と……名産品が黄色林檎の街なんですが、分かりますか?」

魔法使い「それはまた、ずいぶん遠いところから…よく生きてたね」

少年「正直それは僕も思います。泳ぐの、苦手ですし」

魔法使い「それなのに川に飛び込むほどのことがあったんだね?」

少年「……」

 話していいのか迷う。
 隣に寝る女の子が混血なのは既にバレているだろう。

65 = 64 :

 助けてくれたとはいえ素性が不明な人にどこまで話せばいいか迷う。

弟子「ケイカイしてるね」

魔法使い「仕方ないさ」

少年「え、あの、そんなつもりじゃ……」

「むぅ……」モゾ

 少年の後ろで少女が目覚めた。
 まだ開けきらぬ目を擦りながら少年を見、弟子を見、魔法使いを見て。

「…おやすみぃ…」

少年「待て待て待て」

魔法使い「せめてなんらかのリアクションはしよう」

弟子「マイペースだネ!」

66 = 64 :

 なんとか二度寝するところを起こした。

「んうー」

魔法使い「今寝すぎると夜眠れなくなっちゃうよ」

弟子「そこ?」

「うー」

魔法使い「お名前は?」

「少女って言うです…」コシコシ

少年(そういや名前聞いてなかったな、僕)

魔法使い「少女ちゃんか。あなたは羊族みたいだけど」

「そなのです…お母さんが羊………スゥ」

魔法使い「寝た」

少年「なんだか見ててハラハラする」

弟子「ボセイにめざめたんだよキット!」

67 = 63 :

乙乙!

69 = 64 :

魔法使い「まあ、無理矢理起こすのは酷かな…」

弟子「ソウダネ!」

少年「あの、すいません」

魔法使い「うん?」

少年「今更なんですが、僕たちはどこに流れ着いたんですか?」

魔法使い「ああ、ここはどこかってこと?」

少年「はい」

魔法使い「ここは地図から消えた村」

少年「……え?」

魔法使い「深い意味はないよ。――ただ純粋に無くなってしまった村だ」

 魔法使いは窓の外に顔を向ける。
 その横顔はどこか悲しそうだった。

少年「廃村…ってことですか?」

70 = 64 :

魔法使い「そうなるかな」

 何故ここで生活をするのだろうと考えたが、あえて何も言わなかった。
 触れてはいけないものがあるような気がしたから。

少年「街からは遠いんですか?」

魔法使い「そうだね。夜になれば街明かりがちょっと見えるぐらい」

 ということは平原が広がっているのだろうか。
 少年からは窓が見えない。

弟子「ア」

 ふいに弟子が声をあげた。

弟子「まほうつかい」

魔法使い「うん」

 すくりと立ち上がる。

71 = 64 :

魔法使い「ちょっと外に出てくるよ」

少年「え?」

魔法使い「野暮用でね。こっちは任せた」

弟子「マカサれた!」

 そのまま部屋から出ていく魔法使いの姿を不思議そうな顔で追いかける少年。
 玄関の扉が開いて閉じた音がしたあとに、弟子が口を開いた。

弟子「まほうつかいはね、テキがオオクテ」

少年「敵?」

弟子「ソウ。カクゴしてこのミチにすすんだのはいいけど、たいへんダヨネ」

少年「魔法使いさんは恨まれるようなことをしているんですか…?」

72 = 64 :

弟子「うらまれるっていうか、まほうつかいのことキニクワナイやつがいるんだよね」

少年「へぇ…」

弟子「あ、ウーン…これいっちゃっていいのかナァ」

少年「?」

弟子「カッテにいったらおこられそうだからイワナイ」

少年「はぁ」

弟子「いつかまほうつかいがオシエテくれるよ!」

少年「教えてくれるのかなぁ」

弟子「キミタチはテキじゃないからネ!まほうつかい、ミウチにはアマイよ!」

 その時、外から爆発音が響いた。

少年「わ」

 少女が目を覚まし少年にしがみつく。

73 = 64 :

「な、なにですか…?」

少年「なんかすごい音がしなかった!?」

弟子「ン、チョットいろいろとネ」

 弟子は窓の外を眺めながら答えた。

弟子「デルクイをウチにきたれんちゅうに、オシオキしてるんだよ」

少年「……?」

弟子「スグおわるよ。まほうつかいはマケナイ」

少年「強いの?」

弟子「ツヨイよ。ツヨスギルがゆえに、ヘンなのがキチャウ」

少年「大変そう…」

74 = 64 :

 少女が起き上がってきょろきょろと辺りを見回す。

「ここどこです?」

少年「僕らを助けてくれた人の家だって」

「怖い人ですか?」

弟子「マア、あんなにブッパナシテちゃコワイとかおもわれちゃうヨネェ」

 弟子は苦笑した。

弟子「ヨウシャナクて、やさしくて、サミシガリやなひとだよ」

少年「なんだか良く分からないけど…」

弟子「イガイとつかみどころがないんだよ、まほうつかい」

「まほうつかい?」

少年「助けてくれたお兄さんの名前だよ」

 それを聞いてボソリと弟子が呟いた。

弟子「おにいさん………マァいいか」

75 = 64 :

また夜にです
そうか、みなさんの家の嫁さんは胸がちいs

76 :


小さくても良いじゃないか

77 :



男の格好なのに女の子とか最高じゃないか!

小さい方が可愛くて良いと思うけどなあ
確かうちの嫁はAだっけ・・・・
スポーツブラだかをよく付けてたな

78 :

胸は変わらず…っと

79 :

乙。
かわいいよりかっこいい、そんな魔法使いさんが好きです。

80 :


そうか、廃村って、魔法使いの生れ故郷の村か
どうでもいいけど、弟子ちゃんってあんまり語呂がよくないなあ

82 :

……

ガチャ

魔法使い「終わった」

弟子「おかえり、はやかったネ!」

魔法使い「まあね。いつもの奴がいつも通りに突っ掛かってきただけ」

弟子「まほうつかいのコト、すきなんジャナイ?」

魔法使い「はは、ならあいつが黙っていないな」

 少し乱れた髪を手櫛で直す。
 それから少女の視線に気付いた。

魔法使い「お。いつの間にか起きてたか」

弟子「バクハツオンでネ」

魔法使い「そうか、それは悪いことをした」

 ベッドの横で屈み、少女たちと同じ目線になる。

83 = 82 :

魔法使い「こんにちは、私は魔法使い。少女ちゃんでいいんだね?」

「?」

少年「さっき、寝ぼけながら自分の名前言ってたんだよ」

「覚えてないです…」

魔法使い「相当眠かったみたいだからね。さて、いくつか質問があるんだけど」

「はい」

魔法使い「君はどこから来たんだい?」

「山です。こう、原っぱがあるんです」

魔法使い「……うん。どの山?」

「山です」

魔法使い「山か」

「山です」

魔法使い「山以外は分からないんだね?」

「はい」

84 = 82 :

 少し難しい顔をして魔法使いは首を傾げた。

魔法使い「そうか、羊族は定住するとかはないんだったか」

少年「なんでですか?」

魔法使い「ごはんである草がなくなったら留まる意味がないじゃないか」

少年「あ、食べ尽くしたら次、食べ尽くしたら次みたいな」

魔法使い「そういうこと」

魔法使い「次の質問だけど、わざわざ山からおりてきた理由は?」

「……わたしも下りたくなかったんです」

ふっと影をよぎらせ少女はうつ向く。

「無理矢理連れてこられたんです……」

85 = 82 :

魔法使い「……」

「お母さんと離れてた時に、がしって捕まって」

「それで、隙を見て逃げたんですけれど…結局捕まってしまったんです」

魔法使い「それから?」

「そしたらこの人がなんと助けに来てくれたんです!」

少年「え、あ、どうも」

魔法使い「一人で?」

少年「一人です」

魔法使い「無謀というか勇敢というか無謀というか」

少年「え、えへへ…」

弟子「たぶんそれホメラレテナイ」

86 = 82 :

「でも……お姉さんはついてきてくれなくて」

魔法使い「お姉さんって誰だ?」

少年「この子といた混血の人です。だけどその人は逃げようとしなくて…」

弟子「オイテきたの?」

少年「……」

魔法使い「君の思い悩むようなことじゃないよ。彼女の選択だ」

少年「…はい」

「それで、逃げてたら犬に追われて川にどぼんしました」

魔法使い「そしたらここにいたと」

「はい」

魔法使い「……聞いといてなんだけど、少年くんはさっきここまでの経緯言い澱んでたよね…」

87 = 82 :

 駄目だった?と少し心配そうに聞かれた。

少年「いえ。なんていうか、悪い人じゃないって分かりましたし」

弟子「シンヨウしてくれたってコトだね!」

少年「うん」

魔法使い「それは良かった」

少年「……実は混血狩りとか聞いてたもので、つい警戒をしてました」

魔法使い「それはいいよ。警戒するのは当たり前だ」

 魔法使いは立ち上がり、窓を開けた。
 そして指笛を長く吹く。

 口から指を離し空を見上げたまま聞く。

魔法使い「君たちはそのお姉さんを助けたいか?」

88 = 82 :

 ぱぁっと少女は顔を輝かせた。

「うん!お兄さん、助けてくれるの?」

魔法使い「おにい……え?」

弟子「ドンマイまほうつかい」

魔法使い「そうか…ちょっと成長したかと思ったんだけどな…」

 何故か落胆する魔法使い。

魔法使い「まあ、うん。詳しく教えてくれるなら助かる」

少年「あ、あの、魔法使いさん!」

魔法使い「ん」

少年「えっと、助けに行くんですか?」

魔法使い「そうしようと思ってるけど…駄目だったかな」

89 = 82 :

少年「違うんです。むしろ大賛成です。でも――」

弟子「ドシたノ?」

少年「人身売買を扱うところは、大きい組織が後ろにいると聞きました」

魔法使い「ああ、そうだろうな」

少年「危なく…ないですか?」

魔法使い「もっと危ない綱を渡ってきたからね。今更だよ」

魔法使い「それに邪魔をするなら―――」

 ほんの一瞬、ぞっとするような笑顔が浮かんだような気がした。
 というのも開け放した窓から大量に鳥が舞い込んで魔法使いに突撃したからだ。

90 = 82 :

魔法使い「あぶぇら!?」

「魔法使い」「魔法使いさま」「鷲様」「チュンチュン」「魔法使いさん」
「くるっぽー」「なんですか鷲さん」「魔法使いさん」「どうしたんでぃ」

 二十ぴきかそのぐらいの鳥たちが倒れた魔法使いの上や周りを跳ねている。

少年「」

「」

弟子「イツモのこうけいダカラきにしないで」

少年「と、鳥がしゃべってる……」

弟子「このトリたちみーんなマモノだからね」

少年「魔物!?」

「?」

魔法使い「よいしょ……もう、襲うなと何度言えば」

91 = 82 :

「チュンチュン」

魔法使い「ああ、もう頭に乗ってていいよ」

「くるっぽー」

魔法使い「お前は動くな。絶対だぞ」

 止まり木と化した魔法使いは改めて二人に問いかける。

魔法使い「そのお姉さんの特徴は?あと、いた場所も」

少年「曲芸団のテントみたいなところでした」

「猫耳でね、ショートカットで、背が高い人だったです!」

魔法使い「だとさ。この上流の街にいるらしい。探してくれるか?」

「もちろんだぜ、魔法使い」

「今回はみなさんをお呼びしますか?」

92 = 82 :

魔法使い「ああ。近くの場所から、五人ほど」

「と、なると前回のメンバーでよろしいですね?」

魔法使い「それでいいよ。あ、兎子は赤ん坊生んだから彼女は抜き」

「了解しました、鷲様」

 チュンチュンピーピーとさえずりあったあと、意見がまとまったのか
 窓からそれぞれ飛び出していった。

 後に残ったのは種類様々な羽。

少年「……なんだったんですか、今の」

魔法使い「お手伝いさん。少女ちゃん、お腹は空いていない?」

「はい!腹ペコです」

少年(あれ、なんかはぐらかされた?)

93 = 82 :

続く
奪還編→(??編)→帰郷編になるかな

94 :


落胆する魔法使い可愛いよ

95 :


いつもの奴って、前作に出てた誰かだろうか…

98 :

>>68
すっげーありがとです

99 :

胸が大きい魔法使いは魔法使いじゃない
ただの巨乳だ

100 = 82 :

――とある街へ向かう馬車の中

ゴトゴト

憲兵隊隊長「時に副隊長。こんな話は知っているか?」

憲兵隊副隊長「?」

隊長「悪を粛正する謎の集団をさ」

副隊長「なんだそりゃ」

隊長「以前他の憲兵隊と合同訓練行ったろ?そこでその話が出てさ」

副隊長「ほほう」

隊長「なんでも、その憲兵隊はある時違法な商売を摘発に行ってさ」

隊長「逆に罠にハマって相当ヤバかったみたいなんだよ」

副隊長「……なんというか…もっと危機感持てって感じだな…」


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