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    元スレほむら「思い出せない…私は何者だ?」3

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    みんなの評価 : ★★
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    51 = 46 :


    使い魔「ギェェエエエ……!」


    二体の官女が消滅した頃には、既に並べ立てた猟銃が1挺だけになっていた。

    これで仕留められるかも疑問だ。


    ほむら「ラスト!」


    ドン、撃つ。頭部らしき箇所には命中したが、致命傷には至らなかったようだ。

    全身に風穴を作ってはいるが、平然とこちらに歩いてくる。


    ほむら「仕方ない」

    カチッ


    猟銃での乱射は数の多い使い魔相手に披露するべきだったかな。まあ、別に良いか。


    カチッ


    ほむら「こっちもこっちで見てほしいしな」

    杏子「うげ」

    マミ「あ」


    肩に掲げる黒い砲筒。

    対魔女武器として暁美ほむらが愛用していたRPGだ。


    ほむら「3.プレリュード」


    何の工夫もいるまい。そのまま白煙と共に、砲を放つ。

    使い魔に着弾すると同時に轟音が貫き、当然ながら、相手は跡かたもなく消え去った。



    ほむら「ふん」


    空になったRPGを瓦屋根の外へ放り捨てる。

    52 = 46 :


    まどか「……マミさんとは、また別の感じのかっこよさがあるよね」

    さやか「マミさんは優雅、ほむらは…そうだなあ、言い表しにくいけど、スタイリッシュっていうの?」


    ちやほやされる話を聞きながら先を歩くのはとても気持ちが良い。

    でも、ニヤリと微笑んではいけない。あくまで真顔で、真面目にやっているんだという体でいかなくては。



    ほむら「おっと、城についたな」

    杏子「本当に城だなー」


    ついたのは和式の城。

    木製の大きな扉が立ちはだかる。


    中ではおそらく、魔女が待っているのだろう。


    ほむら「さて……これから魔女と戦うかもしれないけど、気をつけて観戦してくれよ」

    まどか「う、うん」

    マミ「大丈夫、私達が守っているわ」

    ほむら「よろしく頼むよ」


    杏子「……今回の戦いで」

    ほむら「ん?」

    杏子「ほむらがワルプルギスの夜と戦えるのか……見させてもらうからな」


    この中で最も重い口調で、杏子は言った。

    彼女は、近づきつつある大災害に並々ならぬ危機感を抱いているようだ。


    ほむら「ふ、大丈夫、楽しんで見ていて」


    そんな彼女に、私は余裕しかない微笑みを振りまくのだ。

    53 :

    >>51
    ちゃんと猟銃回収しとけよ
    一丁幾らすると思ってんだ

    54 = 46 :

    ぎい、と扉が開くと、そこは漆喰の壁の通路だった。

    もう少し歩くことになるだろう。


    薄暗い通路をしばらくゆくと、その先は巨大な空間。

    今までも和風とはかなり趣の異なる、レッドカーペットの敷かれた大広間。

    広くて天井も高い。魔女も私も、暴れるには丁度いいスペースだ。



    「……ォオオオッ!?」

    ほむら「お前が魔女だな」


    空間の中央に浮いていた4mの巨人がこちらに顔を向ける。

    身なりから察するに、おだいりさまだろう。お雛様はいない。


    「ォオオオオオオッ!」


    お内裏は刀を抜き放ち、和装束をばたばたと靡かせながらこちらへ跳んできた。

    その素早さは、さやかの瞬発力と同じ程はあろうか。


    マミ「来るわよ暁美さん!」

    まどか「ほむらちゃん!」

    ほむら「何、うろたえる事などないよ」

    カチッ


    便利なこれがあるからね。

    これがなかったら私はものすごい勢いで真横にヘッドスライディングして退避を図っているだろうが、これさえあれば何の憂慮もいらないというものだ。

    58 :

    おつマムはむはむ
    そういえば一ヶ月超えたら演出どうするつもりなんだろ?
    ……時間停止中必死に準備してカッコつけてたって知られたら、なんか今までの憧憬と尊敬の眼差しがスゴイ生温かいモノに変わりそうだな

    59 :



    スポニチを読んでいて肉マムが出て来たので、ガブリと齧りつきますね

    60 :

    >>53
    某メイド長のようにちゃんと回収してるだろ多分

    61 :

    お内裏様しかいないってことは生前はどんなんだったか少し想像がついてくるな

    62 :

    みんな見てないところでこっそり回収してそうだなwwww

    63 :

    以前のスレではしてたし、きっとしてるだろww

    64 = 63 :

    sage忘れるとか…マジでごめん

    65 :

    >>61
    三人官女とか五人囃子が女である点は考慮しなくていいのか、よくわからん。

    66 = 61 :

    五人囃子は女だっけ?
    もしかしたら巨人って言うし進撃の巨人みたいに性別が無いとか(ry

    67 :

    鳥頭マッチョマンが成長すると熟女の下半身になる世界で見かけ上の性別なんぞいちいち気にしてたらハゲるぞ

    68 = 65 :

    >>66
    ひな人形とは性別が変わっててもいいのか。
    薔薇族な雛人形だったりして?

    69 = 61 :

    全部阿部顔の雛人形想像して講義中吹きそうになった

    70 :

    >>69
    ウホッ、いい雛壇

    71 = 65 :

    >>66
    スマン、女じゃなかった。「童子」としか書いてないが、ふつうは男だな。
    ショタっ子をはべらすとか、楽しそうだな。

    72 = 46 :


    カチッ


    ほむら「4.猛獣退治の鞭」


    盾を翳すようにして左腕を前方に向け、盾を開くだけ。

    少なくとも皆にはそう見えるモーションだ。


    そうするだけで、私の盾の入り口からは大きな炎が噴き出した。



    「オオオオッ!?」

    まどか「わ!?」

    杏子「これは……!」


    私の盾から噴き出した炎は螺旋状に吹き抜け、魔女に着火すると共に大きく炎上した。

    こちらへ跳び込もうとしていた魔女は堪らず止まり、というよりも爆風に押しやられ、後方へと吹き飛ばされた。


    マミ「すごい……はじめて見る魔法だわ!」

    さやか「今のどうやって……!?」


    企業秘密。ガソリンがあれば、頑張ればみんなもできるけど。


    ほむら(まだまだ、ワルプルギスの夜に勝てると思わせるには押しが弱いな……)



    こんな魔女程度、倒そうと思えば方法はいくらでもある。

    しかしもっとも私の強さを誇示する方法で倒さなければ、この場で皆は納得してくれない。


    皆が納得できなければ、私の計画は成り立たないのだ。


    カチッ


    だから全力で、私の盾の中の全勢力をもって、この雛祭りの魔女を倒す。


    下手をすればグリーフシードすら砕け散る可能性があるが、それも仕方ないだろう。

    なんといっても、キュゥべえにすら“強い”と思いこませなければならないのだから。

    73 = 46 :

    カチッ


    ほむら「5.ホーミングフレア」


    盾の中から八条の爆炎が伸び、鋭い弧を描いて魔女に直撃。

    魔女は再び強く炎上する。


    カチッ


    ほむら「6.脱出できないチェーンプリズン」


    燃え上がり悶える魔女の巨体を瞬時に鎖が四肢を束縛し、巨大な金属の杭によって鎖を固定。

    悶え暴れることすら許さない。


    カチッ


    ほむら「7.ノータイム時限爆弾」


    魔女の真下からバリスタイトが炸裂する。束縛された魔女は真上に吹き飛ばされるだろうが、鎖がそうはさせなかった。

    束縛する鎖の大半が吹き飛ぶその威力にも魔女は耐えたようだが、この先そう長くは保たないだろう。

    まるで拷問だが仕方ない。


    もっと派手さを出してみよう。



    カチッ


    ほむら「8.大砂漠の大嵐大作戦」


    魔女空間、私やまどか達が立つ場所以外の全ての床が爆発した。比喩ではなく爆発した。

    しかも一度だけではない。爆発した後に、2度、3度の爆発する。

    赤いカーペットは一発目で剥がれ、二発目で漆喰の床が大きく削がれ、三発目でその下のよくわからない材質の部分まで破壊された。


    魔女は……ここからでは良く見えない。

    砂や土煙がひどすぎる。

    74 = 46 :


    暁美ほむらが集めておいてくれたグリーフシードのおかげで、ある程度の無茶な演出が可能だ。

    ソウルジェムに休息を与えつつ、私の悪戯……もとい、魔法の披露は続く。


    カチッ


    ほむら「9.バンホーのハナビ」


    私のかなり真上から、巨大な炎の柱が飛んでゆく。

    炎の塊は魔女へと突撃をかますと同時に、当たりにたちこめていた土煙を一掃した。


    開けた視界には魔女……らしき面影の、何か…がいる。かもしれない。

    炎の塊の直撃を食らい、燃え上がっているが…。


    とにかく形は残っているので、相手をすることにしよう。



    ほむら「10.資本主義の流星」


    右手を上にかざす。

    魔女空間のほぼ真上から、10個ほどの影が猛スピードで魔女に落下する。


    私お得意のRPGの弾頭だ。


    1発や2発で魔女を倒せるので、さすがにここまで使えばこの魔女も即死せざるを得ないだろう。

    なので、このままオーバーキルだとわかっていて、なおも追撃する。


    結界が崩壊するまでが、私の戦いだ。

    75 = 46 :


    カチッ


    ほむら「11.キングダム」


    和洋中、様々な時代、様々な文明の刀剣類が荒廃した床から現れる。

    そのうちの槍やランスといった、長めのものは魔女の真下から大量に伸びた。


    カチッ


    ほむら「12.地獄の一通」


    自動車標識が魔女のすぐ真上から何本も、突き刺すようにして落下する。

    そこに魔女がいたかどうかはわからないが、とにかく串刺しにするような感じに落下した。


    カチッ


    ほむら「13.マヂギレボーヒーズ」


    魔女の面影がある、煤けた小山に5機のチェーンソーを突き刺した。

    ガリガリと轟音を立てて砂やら魔女やらを切り刻む。


    ほむら「……このくらいか」



    そんなこんなと暴れ回った所で、結界は消え始めた。

    ほぼ最初にだけ魔女は声を出していたが、そこから先は終始無言だった。

    きっとかなり前の段階で決着はついていたのだろう。

    76 = 49 :

    この魔女が可哀想に思えてきた…
    とりあえず、この戦闘だけでちょっとした街の予算にはなりそうだ

    77 = 46 :


    からん、とグリーフシードが路地裏に落下する。そして針のように細い部分を支点に直立する。ミステリアスだ。


    杏子「……」

    さやか「……」

    マミ「……」

    まどか「……」

    ほむら「やれやれ、ショータイムにすらならなかったな」


    さわやかそうな風に腕で額を拭う。


    当然嘘だ。

    実際のところ、何分も何時間も止まった時間の中で動き回っていたせいで、魔法少女の身体でも満身創痍だ。



    ほむら「ん、どうしたみんな、これが私の魔法だ」


    誰からも返答が返ってこない。

    皆、顔が引きつっている。まどかとさやかはちょっぴり泣いている。


    私だって第三者であれば泣いていたかもしれない。



    マミ「…なんていうか…」

    杏子「なんでも……アリなのか?」

    ほむら「……ふふ」


    やや衝撃は強かったみたいだが、無事に作戦成功、といったところらしい。

    79 :

    がぶり

    80 :


    ほむらは鴨の水掻きを実践しているんだな。
    舞台裏の苦労を観客は知る必要は無いと…

    82 = 49 :


    11.キングダムは、魔女の真下から一本一本突き刺した感じなのかな

    83 = 58 :

    ぺろぺろ
    あまりのオーバーキルにみんなドン引きww
    まあこいつらはいいとして淫獣の反応やいかに

    84 = 57 :

    乙マム

    この土日はマム像前で待ち合わせが流行る

    85 = 79 :

    アストロンじゃ攻撃がきかないなあ
    埋めるか

    86 :

    乙マム
    ここまでいくとスッキリするなww

    87 :

    乙マム
    バンホーのハナビでわろた

    88 :

    格ゲーでKO判定後も連続技が延々と続いてる光景が思い浮かんだ

    89 :


    死体殴りはマナー違反でっせ、ほむらさん
    とりあえず>>88を見て、だってゲオルグが(ryを思い出した

    90 :


    マムの出荷が新品だけじゃ足りないぞ

    91 :

    >>78
    乙まむ
    キョウコハママデ
    に空目した

    92 :

    RPGなのに資本主義の流星とはこれいかに。

    93 :

    >>92
    資本主義勢力が流星みたいに散っていくんじゃね

    95 :

    ホームズの盾の中の在庫は大丈夫なのか

    96 :

    ほむら「ワルプルギス用にとっておいたグリーフシードがその前の魔女戦で全て使われてた。何をいってるのか(ry」

    97 :

    おい、バイトぉー
    >>94の在庫、もう期限だから廃棄しといてねー

    99 :

    せっかくなのであんまんを補充しておくよ。

    100 :

    肉まんにからし


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