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    元スレ上条「エイプリルフールのせいだ……」

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    タグ : - 上条当麻 + - 木山春生 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 117 :

    詩菜「……ただ、今こうしてそれについて議論をしても意味がありませんから」

    刀夜「あぁ、全ては当麻達が決める事だ。私達が口を出すような事では無いからな」

    上条「父さん……」

    詩菜「私達には、皆さんをおもてなしする事くらししかできません。
       ですから皆さん、どうぞゆっくりしていってください」

    刀夜「不出来な息子ですが、どうかよろしくお願いします」

    「そ、そんな……こちらこそよろしくお願いいたします」

    姫神「どうか。末永くよろしくお願いいたします」

    イン「あいさはまたそうやって……」

    402 = 117 :


    詩菜「さて、皆さんお昼ご飯はまだですよね? 今から準備しますから待っていてくださいね」

    神裂「それでしたら、私も手伝います。お一人ではこの人数分は大変でしょうから」

    姫神「……家事ができる女アピール。なかなかの高等戦略」

    「なるほど……わ、私もお手伝いします! お味噌汁には自信があるので……」

    美琴「そ、それなら私も手伝います!」

    イン「私も最近覚えてきたから手伝うんだよ!」

    姫神「では。全員手伝うという事で」

    詩菜「あらあら、若い女の子と料理できるなんて嬉しいですね」

    イン「……しいなも十分若いと思うんだよ」

    「どう見ても女教皇様と同じくらいですからね……」

    神裂「……五和、それはどういう意味ですか?」

    「い、いえ……深い意味はありません」

    詩菜「では、お二人とも楽しみにしていてくださいね」

    403 = 117 :

    美琴「……アンタ、料理できなかったんじゃないの?」

    神裂「二人で頑張りましたからね」

    イン「私が本気を出せばこれ位はできるんだよ、短髪」

    美琴「だから短髪言うなっつーの!」

    姫神「お義母さん。下ごしらえは終わりました」

    詩菜「あらあら、お母さんなんて。娘が居ればこんな感じになるのかしら」

    「お味噌汁もできました。……一応、味を見て頂けますか?」

    詩菜「では一口頂きますね。……あら、これは美味しいですね」

    「ほっ……良かった」


    刀夜「……なるほど、あの子達を選べないと言った理由も分かる気がするな」

    上条「いつかは選ばなきゃいけねーんだけど……本当に選べんのかな」

    刀夜「こら当麻。誰かに不幸な思いをさせるんじゃないぞ」

    上条「……あぁ、分かってるよ」

    404 :

    詩菜「刀夜さん、当麻さん、お待たせしました」

    刀夜「これはこれは……より取り見取りと言ったところだな」

    詩菜「えぇ、皆さんに手伝って頂いたので少し張り切ってしまいました」

    イン「とうま、冷めちゃうから早く食べよう?」

    上条「あぁ、では早速」

    「いただきます」

    イン「とうま、とうま、これ食べてみて? しいなに教えてもらったんだよ」

    上条「この煮物か? どれどれ……おぉ! 美味い、美味いよインデックス!」

    詩菜「美味しいって言ってもらえて、良かったですね」

    イン「うん、しいなのおかげだね。ありがとう、しいな」

    「と、当麻さん。私もお味噌汁を……」

    姫神「こっちの天ぷらも。食べて欲しい。あーん」

    上条「ま、待ってくれって……一つずつ味わって食べるからさ」

    405 = 117 :

    刀夜「いや、可愛い女の子に囲まれて当麻が羨ま 詩菜「あらあら、刀夜さん?」

    刀夜「い、いや! 賑やかなのは良い事だな、母さん!」

    詩菜「えぇ。……当麻さんもこれなら不幸だなんて、言わないでしょう」

    刀夜「……あぁ、このままで居てくれれば。……それは無理か」

    詩菜「あの子達の中から一人、いつかは選ばなければいけないですからね」

    刀夜「……だが、母さん。私はこのままな気もするんだが、どうだろう」

    詩菜「それでしたら、刀夜さんの方がお分かりになるんじゃないですか?」

    刀夜「それはどうかな? ……さて、私達も食べようじゃないか」

    詩菜「そういえば、姑として厳しく判定した方が良いのかしら」

    刀夜「気が早いぞ、母さん」

    406 = 117 :

    上条「あー……食い過ぎた……」

    刀夜「こら当麻。食べてすぐ寝るなんてだらしが無いぞ」

    詩菜「せっかく帰ってきたのですからゆっくりさせてあげましょうよ、刀夜さん」

    美琴「でも、こうやって外に居るんだから何かしないともったいないわよね……」

    姫神「確かに。当麻君。一緒に海まで行かない?」

    「ここから歩いていけるなんて、良い場所にご実家がありますね」

    刀夜「いや、一度新築の家が吹き飛んでしまって……」

    詩菜「風水的にもあの場所は良くない、という事なのでここに家を建てたんですよ」

    上条(……風水的、まぁ、確かに)

    美琴「吹き飛んだって……大丈夫だったんですか?」

    詩菜「えぇ、家族全員旅館に泊まっていましたから」

    神裂「(……当麻、これ以上この話を続けるのは)」

    上条「(そうだな……適当に話を変えないと)」

    407 = 117 :

    イン「あれ? この袋は何が入ってるの?」

    「大量の……花火、でしょうか」

    刀夜「あぁ、それは母さんが福引で当てたんですよ。花火一か月分、だったか」

    詩菜「えぇ、たまたま福引をやっていたので参加してみたら当たってしまって……」

    神裂「……親譲り、という訳ではなさそうですね」

    美琴「そうみたいね……」

    刀夜「せっかくだ、皆さんでこれを使い切って頂けませんか」

    詩菜「それは良い考えですね。私達は二人で花火をやるなんて歳ではありませんから」

    姫神「十分。若いと思います」

    詩菜「あらあら、そんなお世辞なんて良いんですよ」

    「……お世辞では無いと思います」

    408 = 117 :

    海岸

    上条「花火一か月分って聞いた事ねーけど、結構あるな……」

    「八人居ますから、明日もやれば使い切れると思いますよ」

    イン「花火か……やった事ないから楽しみなんだよ!」

    美琴「やった事ないの? じゃあ、思いっきり遊んじゃいなさい。これだけあるんだからね」

    姫神「魔法のステッキ。ファイアカスタム」

    上条「ただのチャッカマンだろうが……」

    刀夜「当麻。バケツ、ここに置いておくぞ」

    上条「あぁ、ありがとう。……よし、やるか!」

    409 = 117 :

    上条「五和は花火とかやったりするのか? 天草式でやってたりとか」

    「そういうのは無いですね……でも、建宮さんなら喜んでやりそうな気もしますね」

    上条「想像できるな……アイツはロケット花火とか好きそうだ」

    イン「ねぇ、これはどうすればいいの?」

    神裂「これは、ねずみ花火ですね。火を点ければ……」

    イン「わっ!? ま、回りだしたんだよ……」

    姫神「両手いっぱいの花火。これを点ければ……目立てるかもしれない」

    美琴「あ、危ないからやめなさい!」


    刀夜「いや、母さん。若さと言うのは羨ましいものだ」

    詩菜「本当ですね……皆さん楽しそうで何よりです」

    410 = 117 :

    上条「……よし、逃げろ!」

    美琴「打ち上げか……小さいけど、十分綺麗ね」

    「えぇ、当麻さん……私、当麻さんの隣に居る事ができて幸せです」

    上条「あ、あぁ……そう言われると照れるな」

    姫神「当麻君。私も隣に居るから」

    美琴「ちょ、ちょっと、私も……その、居るから」

    上条「あぁ分かってるって。……ん? インデックス、何やってんだ?」

    イン「ねぇとうま、この細いのはどうやって遊ぶの?」

    上条「線香花火か。ここに火を点ければ……ほら、綺麗だろ?」

    イン「……うん、パチパチって光って綺麗だね。これって最後まで燃え続けるの?」

    神裂「上手くいけば、長い間楽しめますよ。やってみますか?」

    イン「うん、えっと……あ、あれ? すぐに落ちちゃった」

    上条「残念だったな、そうやって動いてたら落ちちゃうんだよ」

    411 = 117 :

    イン「むう……じゃあ、とうまは上手くできるのかどうか、見せて欲しいんだよ」

    上条「よし、一緒に持ってみるか。線香花火のコツを教えてやるよ」

    イン「えっ? い、一緒にってどうするの?」

    上条「ほら、持ってろよ。火を点けて……こうすれば」

    イン「と、とうま! 急に手を握って……その、」

    上条「これなら動かさずに持てるだろ?」

    イン「……うん、ありがと」

    姫美神五「…………」ジーッ

    上条「ん? お前達、何でそんなに見てんだよ」

    姫神「当麻君。私も線香花火のやり方。教えて欲しい」

    「わ、私もお願いします……インデックスさんと同じように」

    神裂「あなたまでその様な事を……では、私も」

    美琴「……私も、お願い」

    上条「別に良いけど……そんなに必死になる様な事か?」


    詩菜「あらあら……当麻さんったら」

    刀夜「母さん、私達もやってみようか」

    詩菜「ええ、少し貰ってきますね」

    412 :

    おのれ魔術師

    413 :

    彼女みんなやっちゃったんかn

    414 = 117 :

    イン「とうま、私も長い間落ちないようになったよ」

    上条「本当か? よし……それなら勝負するしかねーよな」

    「勝負、ですか?」

    上条「あぁ、誰が最後まで落ちずに点いているかで勝負するんだ」

    美琴「面白いわね。久しぶりの勝負……受けて立つわ!」

    上条「そのテンション、久しぶりだな。……罰ゲームとかは勘弁してくれよ」

    美琴「あっ、それ良いわね。最後まで残っていたらアンタに好きな事させるとか」

    神裂「……それは聞き捨てなりませんね。私も参加します」

    上条「お、おい……そんなつもりじゃ」

    刀夜「当麻。面白い事をやってるじゃないか、私達も混ぜてくれるかな?」

    上条「父さん達まで……」

    姫神「当麻君が勝てば。問題ない」

    上条「いや、そういう事じゃ」

    詩菜「あらあら、当麻さんは負けるのが怖いのかしら」

    上条「……母さんまで。分かったよ、俺が勝てば良いんだ……全員持ったら始めるぞ!」

    415 :

    神裂にパイズリされながら五和に玉舐めしてもらって美琴に顔騎されーのインなんとかにティクビ舐めてもらうのか

    416 = 117 :

    全員、線香花火を手に持ち上条の合図と共に、八本の花火が円の中心のろうそくに集まった。
    風は無く、ただ波の音だけが辺りに響いている。誰も言葉を発せず、静かに各々の光を見つめていた。

    その静寂の中、姫神が一言。

    「もし。最後まで残っていた人が。当麻君を独占できるとしたら」

    姫神は最後まで言わなかったが、先の言葉をその場にいた全員が理解していた。

    「……そうだったとしたら、意地でも残し続けるわよ」

    そう言いながら、美琴は少し震えていた。

    「短髪、そのままだと落ちちゃうよ。……それでも良いの?」

    インデックスの声は、少し弱々しかった。

    「……誰か残れば、それで良いのでは無いでしょうか」

    神裂は優しい表情をしながら、小さく呟いた。

    「……でも、この線香花火に託すとしたら……祈ってしまう自分が居ます」

    五和は言葉の通り、そのまま祈るように目を瞑った。

    「お、おい……それは別に――っ!?」

    その時、今まで静かだったのにもかかわらず、上条の言葉を遮るように風が吹いた。

    「……あっ」

    誰かの吐息の漏れは、戦いの終決を表していた。
    上条も含めた六人、それぞれの線香花火の光は消えてしまっていた。

    417 = 117 :

    「……全員、負けか。残念なような、ホッとしたような……変な感じ」

    「そうだね……もう、あいさが変な事を言うか……あれ?」

    美琴の言葉に誰もが共感していたが、すぐに異変に気付く。
    光が二つだけ残っていたのだ。その持ち主は。

    「あらあら、これは私達の勝ちという事でしょうか」

    「当麻。どうなんだ? 判断はお前がするんだろ?」

    「あ、あぁ……二人の勝ちって事で」

    「……残念。勝ちたかったのに」

    「しかしこれだと、当麻は私達のもの、という事になるのか?」

    「それは……いえ、先程のは別に」

    神裂は訂正するが、詩菜は微笑みながら話し始める。

    「ですが、私達がいつまでも持っている訳にはいきませんから……そうですよね、刀夜さん」

    「その通りだな。……皆さん、これはお渡しします」

    そう言いながら、刀夜と詩菜はまだ燃え続けている線香花火を前に差し出した。
    その表情はとても優しく、それが何を意味するかを五人はすぐに理解した。

    「はい、どうぞ」

    「……ありがとう、しいな。これは、みんなでもらうね」

    418 = 117 :

    詩菜「さぁ、お家に戻りましょうか」

    イン「うん! あっ、とうまはバケツを片付けてね」

    上条「分かってるっつーの。ほら、先行ってろって」


    刀夜「……ところで当麻、一つ聞きたい事がある」

    上条「ん? 何だよ急に」

    刀夜「五人に告白されるなんて、いったい何があったらそうなるんだ?」

    上条「あぁ、それは……」

    上条「エイプリルフールのせい――いや、おかげかな」

    刀夜「……エイプリルフール? 当麻、どういう事だ?」

    上条「気にすんなって。ほら、さっさと行こうぜ」

    刀夜「……ところで当麻、もう一つ聞きたい事がある」

    上条「何だよ……」

    刀夜「……誰かと、したのか?」

    上条「……はぁ?」

    419 = 117 :

    刀夜「とぼけなくても良いだろう、当麻。若い時は……仕方ない事もある」

    上条「何勝手に決めつけてんだよ! つーか酒くせえ! 飲んでやがるな!?」

    刀夜「こら当麻。父親の私に隠し事など無用だ、……どうなんだ?」

    上条「そ、それは……いや、その……」

    刀夜「……あの、長髪で長身のスタイルのいい子か」

    上条「…………」

    刀夜「なるほど、あの黒髪のショートカットの子か? それとも黒髪の長い女の子か……」

    上条「だから、それは……」

    刀夜「ま、まさか……御坂さんの娘さんや外国の女の子か!?」

    上条「……あの、実は」

    刀夜「何だ当麻。男だったらはっきり言いなさい」

    上条「……つまり、えっと」

    420 = 117 :

    刀夜「……ぜ、全員!? 当麻、お前……」

    上条「そ、そんな目で見るなって!」

    刀夜「……当麻、私は悲しいぞ! だが男としては羨ましい気持ちもある!」

    上条「酔った勢いで何言ってんだ!? つーか大声で言うな!」

    刀夜「当麻、今日は男同士語り明かそうじゃないか……詳しく、な」

    上条「……もう嫌だ」

    421 = 117 :

    書きたい事は大体書いたのでここで一区切りです。あとちょっとだけ書きたい事があるのでもうちょい続きます
    書く暇なくて一週間とか経ったら依頼します。ここまで俺の妄想、どうもあざっした

    423 :

    いつか決めないといけないと思ってるのに全員とヤってるってそれ……いや、うん

    424 :

    もげ条さん流石です

    426 :

    ネタバレというかどうせ書けるか分からないから言うと、刀夜と当麻の「した」は同じ意味じゃないんです
    ありきたりなネタだけどそういうことです

    427 = 423 :

    ああ、もっと手前とかそういうことか?
    それならまあ

    428 :

    中学生辺りの会話によくあることだな
    おつおつ

    429 :

    番外個体「最近ミサカネットワークに負の感情しかないんだけど」

    430 :

    まぁ、実際にこうなったら、
    姫神と御坂あたりは降りる気もするがな、
    御坂とか一番大好きだし。
    神崎も微妙。


    姫神「上条君。。 最低・・。」

    御坂「私は当麻といつまでも二人でいたかった、当麻の一番になりたかったの・・。」


    とか言って去りそう。

    431 = 430 :




    神裂「結婚とは、一人とするものではないのですか!!」(怒)


    432 :

    >>430
    さらっと神裂さんの名前間違えるとか屋上

    433 :

    神崎かおりさんとかwww

    434 :

    もうちょい がんばれや

    435 :

    選ばないことを選ぶって・・・なんてらぶでれ?

    436 :

    なんでお前らふたり揃って上げてんの?
    バカなの?

    437 :

    そりゃバカでしょ


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