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    元スレ上条「エイプリルフールのせいだ……」

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    201 :

    早く言えばいいのに……

    202 :

    おいおい、神の右席と戦った時でも、こんなに緊迫してなかったぞ

    203 :

    美琴「……告白されてOKした後に他の人とも、ってのはどう考えてもおかしいわよね」

    姫神「理由があるとしたら。何があると思う?」

    「うーん……例えば、好きだって言わなければならかったとか」

    イン「そんな状況になる事は無いと思うんだよ」

    「誰かに脅されて……ってそんな訳がありませんよね」

    神裂「……精神を操られている、という可能性もありますね」

    イン「でも、さっきからとうまは何度も頭を抱えてるから、もしそうだとしてもとっくに解除されてるんだよ」

    美琴「んー……じゃあ、いったい何なのかしら」

    上条(い、言える! この雰囲気なら言えるぞ! 今だ、今しか無い!)

    上条「じ、実はエイプリ 姫神「……! もしかして……いや。そんな訳が無い……」

    イン「ど、どうしたのあいさ?」

    姫神「……もしかしたら。上条君は。死ぬのかもしれない」

    美イ五神「はあ!?」

    上条(……えっ? 何それ? つーかまたタイミングを逃した……)

    204 = 117 :

    「上条さんが死ぬなんて……いったいどういう事ですか!?」

    姫神「……確証は無いけど。思い当たる事はある」

    美琴「嘘でしょ……せ、説明しなさいよ!」

    姫神「死期を悟った人間が。死ぬ前に取る行動があるって聞いた事がある。……それを考えると」

    神裂「……どの様な行動を取ると言うのですか」

    姫神「……今までお世話になった人にお礼を言ったり。好きと言えなかった人に。愛を伝えたりする」

    イン「それ、とうまの取った行動に似てる気がするかも……」

    美琴「……まるで、その二つが合わさったみたいよね」

    「では、上条さんは……本当に……」

    神裂「死んでしまう、と言うのですか!? う、嘘です……あの時、一緒に生きると言ってくれたのに……」

    姫神「……上条君。お願い。真実を伝えて」

    上条「い、いや……そんな真面目な雰囲気出されても……」

    上条(死ぬ訳がねえだろうが……つーか、余計に言いにくい感じに……)

    205 = 117 :

    イン「とうま、ごまかさないで真剣に答えて!」

    美琴「アンタ……本当に、死んじゃうの……? 嫌よ! お願い、嘘って言って!」

    上条「えっと……はい、それは勘違いだと思うのでございますが……」

    姫神「……本当に? 居なくならない?」

    上条「死なないから……考え過ぎだっつーの」

    神裂「……あなたは優しいから、私達に嘘を言っているのでは」

    上条「嘘? そ、そう! その通りだ、嘘なんだよ!」

    「……! やっぱり……嘘なんですね」

    上条「いやー、やっと言えた……いつ打ち明けようか悩んでたんだけど、やっと言う事ができた……」

    イン「うっ……ううっ……とうまぁ、嫌だよ……死なないで……」

    上条「えっ? なんで泣いてんだよインデックス? ってお前達、全員泣いてんのか!?」

    206 = 117 :

    美琴「ぐすっ……当たり前でしょ!? アンタが死ぬなんて聞いたら……泣くに決まってるじゃない……」

    上条「いや、だから死なないって言ってるじゃねーか……」

    「……もういいんです。上条さん、……っ……もう、無理して嘘を言わなくてもいいんですよ……」

    上条「う、嘘?」

    神裂「……あなたが今、打ち明けてくれたではないですか。死なない、というのは……っ……嘘、だと」

    上条「あれ? ……もしかして、死なないって言ったのが嘘だって事になってんのか?」

    姫神「……上条君。どうして? どうして。私の前から去って行くの?。……また。私は戻らなければいけないの?」

    上条「だ、だから違うって言ってんだろうが! 俺は死なない、勘違いだ!」

    イン「とうまぁ……嫌だ、死なないで……とうま、とうまぁ!」

    上条「だあああ! 人の話を聞けっつーの!」

    207 = 117 :

    数分後

    冥土帰し『彼が死ぬ? 医者の立場から言わせてもらえば、そんな事は無いと僕は断言できるね?』

    上条「聞こえたか? 医者がこう言ってんだから信じてくれるよな?」

    美琴「……何よ、心配して損したじゃない」

    イン「……もっと早く言って欲しかったかも」

    上条「言っただろうが……助かりました、どうも」

    冥土帰し『役に立てたのなら何よりだね? いきなり電話をかけて来るものだから、
           また何かあったのかと心配したよ? まあいい、では、また会おうね?』プツッ

    上条「……また会おう、って言う医者はどうなんだろうな」

    姫神「そうやって。何度もお世話になる君が悪い」

    「でも、安心しました……良かった」

    神裂「ええ、また悲しむのは……嫌ですから」

    イン「……とうまのばか」

    上条「わ、悪かったって……」

    美琴「……まっ、いいわよ。アンタが無事ならそれでね」

    上条(……ここだ、もう間違わないぞ! 今度こそ伝える、何があっても伝えるんだ!)

    208 = 117 :

    上条(きっと殴られる、噛みつかれる、痺れる、斬られる……それでも言うんだ!)

    上条「じ、実は、今回の事はエイ 神裂「あっ……そういえば」

    「どうしました女教皇様、何か思い当たる事でも?」

    神裂「いえ、土御門に言われた事をふと思い出しまして……」

    上条(また、邪魔が……いや、怯まず言うんだ!)

    上条「実は今回の事はエ 神裂「エイプリルフール、でしたか」

    上条(……えっ?)

    209 = 117 :

    美琴「エイプリルフール? そういえば、昨日は四月一日だったわね」

    「それが土御門さんに何か関係が?」

    神裂「土御門と先程会話したのです。そこで上条当麻の事を伝えてみたところ」

    土御門『カミやんが告白? ありえないにゃー、きっとエイプリルフールの嘘ですたい』

    神裂「と言っていたのですが……まさか」

    上条(チャンス! 最高のタイミングだ!)

    上条「そ、そうなん 美琴「いや、さすがにそれは無いわよ」

    上条「……っ!?」

    イン「うん、それはちょっと理由としては考えられないかも」

    姫神「ありえない。考えるまでも無いと思う」

    「そうですよね、いくら何でもそれは無いと思います」

    上条(……あれー?)

    210 = 117 :

    上条「ち、ちなみにでございますが……何ゆえ、ありえないとおっしゃるのでしょうか……」

    美琴「だって……ねえ? 告白よ、告白。そんなの嘘で言うなんて人としてどうかと思うわよ」

    上条「うっ……」

    姫神「悪ふざけとしては。度が過ぎている。幼稚」

    上条「ぐっ……」

    神裂「その様な事をする人は、人としての常識が無いのでしょう」

    上条「うう……」

    「誰かに告白される、そんな素敵な事を悪戯に使ってしまうのは……悲しいですね」

    上条「ううう……」

    イン「とうま、とうまはそんな事をしないよね? まあ、とうまはそんな人じゃないから関係ないかも」

    上条「うう……ううう……」

    211 = 117 :

    美琴「ん? どうしたのよ、お腹でも痛いの?」

    上条「…………」

    「だ、大丈夫ですか? 薬か何か用意しましょうか?」

    上条「…………」

    姫神「上条君。まさか」

    上条「……っ!」

    神裂「まさか……昨日、あなたが言った事は全て」

    イン「……エイプリルフールの嘘、なんて言わないよね?」

    上条「…………」

    美琴「アンタ……その様子だと……まさか、」

    イン「とうま! 黙ってないで何か言って欲しいんだよ!」

    上条「……あ」

    姫神「あ?」

    上条「あ、あ……」

    「……上条さん?」

    212 = 117 :



    上条「ああっ! あそこで吹寄と建宮とゲコ太がイノケンティウスで焼き芋焼いてる!」


    姫神「吹寄さん?」

    「建宮さんが!?」

    美琴「えっ! ゲコ太!? どこどこー!」

    神裂「ステイル!? あなたは魔術を何に使っているのですか!」

    イン「焼き芋! 私も食べたいんだよ!」


    上条(……今だ!)ダッ

    213 = 117 :

    姫神「上条君。吹寄さんなんて。どこにも……あれ?」

    「よく考えたら、建宮さんが居るはずが……えっ? 上条さん?」

    美琴「何よ、ゲコ太なんて居ないじゃない! ……って、アイツは?」

    神裂「魔術は使用されていないようですが……上条当麻?」

    イン「焼き芋なんてどこにも見当たらないんだよ、とうま! あれ?」

    姫神「……消えた」

    美琴「まさか……あ、アイツ……!」

    イン「に、逃げられたんだよ!」

    「上条さん……まさか、本当にエイプリルフールの嘘で……」

    神裂「……追いますよ、逃がしてはなりません!」

    214 :

    なんて無茶な嘘を

    215 :

    これは死んだ

    216 = 117 :

    上条「はぁ……はぁ……逃げろ、逃げねえと、死ぬ……!」

    上条(クソッ、どうしてこうなったんだ!? 俺はただ嘘をついただけで……)

    上条(……って、それが悪かったんだよな。確かに、冗談では済まねえか)

    上条(……やめよう、今から戻って素直に誤るしか バチッ、ビリッ!

    上条「なっ!? で、電撃!? まさか……」

    美琴「見つけた! 逃がさないわよ!」

    上条(み、御坂!? アイツ、本気じゃねえか! 今は駄目だ、逃げるしかねえ!)

    美琴「アンタを追いかけんのは慣れてんのよ、逃げられると思うな!」

    上条「こっちだって、捕まったらどうなるかは分かってんだよ! 逃げろおおお!!」

    217 = 117 :

    路地裏

    上条「はぁ……ひぃ……御坂は、居ないな」

    上条(と、とりあえず逃げられた……しばらくはここで……)

    「準備はできました」 「……行きますよ」 

    上条「えっ? こ、この声は……」

    「――七教七刃!」 神裂「――七閃!」

    上条「はあ!? お、お前達……それは駄目なヤツ……っ!? 鋼糸が蜘蛛の巣みてーに張り巡らされてる!?」

    神裂「安心してください。本気ではありません、あなたを捕えるために手加減しています」

    「触れれば絡みついて身動きを封じるだけです、大人しく捕まってください!」

    上条「だ、だからって当たったら無事で済む訳ねえだろうが!? お、おおおおおお!!」

    「なっ……この鋼糸の中を避けながら進むなんて」

    神裂「……やりますね、伊達に何度も死線をくぐってはいないという事ですか」

    上条「褒められても嬉しくねえよ! クソッ、逃げろおおお!!」

    218 = 117 :

    上条「は、はあー! 生きてる、俺、生きてるよな!?」

    上条(駄目だ……このままではエスカレートする一方、もう諦めて投降するしか……)

    イン「あっ、見つけた。とうまー」

    上条「い、インデックス!? それに、姫神……」

    姫神「上条君。もう。逃げるのはやめない?」

    イン「そうなんだよ。私達はとうまを許してあげるから、怖がらないでね」

    上条「お前達……本当に、許してくれるのか?」

    姫神「うん。だから。こっちに来てくれる?」

    上条「……分かった、今行くよ」

    上条(あの二人だったら、きっと許してくれる……良かった、助かったんだ)

    イン「とうま、大丈夫?」

    上条「ああ、俺はもう大丈夫だ。ありがとな、インデックス」

    イン「ううん、気にしないで。……ねえ、とうま」

    上条「ん? どうした?」

    イン「あーむっ!!」ガブッ

    上条「いっ……いってえええええええええ!?」

    219 = 117 :

    上条「痛い! 痛い! 何すんだよインデックス!」

    イン「そう簡単に許すと思ったの? 甘いんだよ、とうま! あむっ!」ガブッ

    上条「い、いってええええええ!! う、嘘つき!」

    姫神「許す。許すとは言ったけど。それが今とは言っていない」

    上条「なっ……何だよそれ!?」

    姫神「つまり。私達の気が済んでから。という事」

    上条「ひ、酷い……クソッ、逃げてやる! とことん逃げてやる!」

    イン「ああっ! あいさ、とうまが逃げちゃうよ!」

    姫神「任せて。これで足を狙って止めるから」

    イン「ボール? ってとうまが離れちゃう! どうするの!?」

    姫神「見てて。吹寄さん直伝の……フォークボール!」ビュン

    上条「ごがっ!? い、いってえ……それでも逃げろおおお!」


    イン「……足じゃなくて、頭に当たったね」

    姫神「……おかしい。全然。落ちなかった」

    220 = 214 :

    姫神さんはかわいいなあ

    221 :

    姫神って誰?

    222 :

    今インなんとかさんと一緒に居る人だよ^^

    223 :

    ■■さんですね

    224 :

    ……新キャラか

    225 :

    姫神に対する逆風の強さwwww

    226 :

    えっ インさんから逃げる上条に、不幸だから突然ボールが飛んで来たんじゃないの?

    227 :

    ファッキュートーマ

    228 :

    くそwwww面白過ぎるwwwwww

    229 :

    上条「いってえ……はぁ、はぁ……」

    上条(このままじゃ駄目だよな……謝るしかねえのは分かってんだけど……)

    土御門「カミやん、ずいぶん派手にやってるにゃー」

    上条「土御門? ……何だよ、こっちは取り込んでて相手できねえからな」

    土御門「そんな邪険にするなよ、土御門さんが助けてやろうと思って来たんだぜい?」

    上条「助けるって……この状況を何とかしてくれるのか?」

    土御門「ああ、これ以上ねーちんや五和に暴れられると困るってのが本音だけどにゃー」

    上条「……頼む、助けてくれ! 土御門!」

    土御門「そのためには、まずは自分がやったコトを知っておく必要があるぜよ」

    上条「俺がやった事? ……嘘の告白を、神裂と五和にしちまった事か?」

    土御門「それに合わせて、姫神達の告白を嘘だと思っちまったコトもだ」

    上条「……それは、確かに悪かったと思ってる」

    土御門「いーや、カミやんは大事なポイントが分かってねえんだ。それを理解しないと、謝っても無駄ですたい」

    上条「大事なポイント……」

    230 = 117 :

    土御門「いいか、好きな相手に告白するってのは相当な覚悟がいるんだ」

    上条「……姫神達も、そうなのか」

    土御門「ああ、だからみんな怒ってんだよ。嘘なんかで自分の覚悟が無駄になっちまったんだからな」

    上条「……じゃあ、神裂と五和はどうなんだよ? 俺から言ったから、覚悟なんてしてねえだろ?」

    土御門「五和とねーちんじゃ事情がずいぶん違うな。五和はカミやんが好きだった、
          好きな相手から告白されるなんてこれ以上ない幸せだ。だが、それは嘘だったって訳だろ?」

    上条「……そう、なるな」

    土御門「一方、ねーちんの方だがこっちはさらに悪質だな」

    上条「悪質って……何だよその言い方」

    土御門「いいか、ねーちんはカミやんを好き、とまではいってなかったんだ。他の子とは違ってな」

    上条「でも、神裂は」

    土御門「カミやんの思いを受け止めた。つまり、ねーちんはカミやんに惚れちまったんだよ。
          恋愛対象とまではいかなかった男が、自分の中で特別な存在になっちまった。それが嘘だって分かったら?」

    上条「……最悪だな、最低だ。何やってんだろうな、俺は……クソッ……」

    231 = 117 :

    土御門「そう思えるなら、もう自分のやるコトは分かっただろ?」

    上条「……ああ、やっと分かった。土御門、お前のおかげだよ」

    土御門「気にすんなよ。オレはただ、ねーちんが心配なだけだからにゃー」

    上条「心配?」

    土御門「いや、さっきオレに会いに来た時のねーちんの表情、カミやんに見せたかったぜい。
          あの聖人の神裂火織が、浮かれた顔してカミやんに会うのを楽しみにしてたんだからな」

    上条「神裂……それなのに俺は」

    土御門「いいか、ねーちんを『不幸』にするなら、やり方を間違うなよ? オレの望みはそれだけだ」

    上条「……正直、自信ねえよ」

    土御門「沈むなって、たかがエイプリルフールだ、最後にはきっと分かってくれるぜよ」

    上条「だと良いんだけどな……」

    232 = 117 :

    土御門「しっかし、姫神の告白をエイプリルフールの嘘だと思うなんてにゃー」

    上条「……その前に、嘘の告白をされたから…………ん?」

    土御門「どうした?」

    上条「いや、もしお前達の嘘告白が無ければ……姫神の告白も嘘だと思わなかったんじゃねえかな」

    土御門「あっ」

    上条「なぁ、土御門。お前も責任が全く無い訳じゃねえよな?」

    土御門「ま、待てって、本気か嘘かを見抜けなかったカミやんに非がある訳で」

    上条「確かにそうかもしんねーな。……けど、テメェのやった事も原因の一つだよな?」

    土御門「……怒ってる?」

    上条「ちょっと、な。一発殴るくらいの怒りだ、ちょっとこっち来い!」

    土御門「おっと、オレは忙しいから帰るぜよ。健闘を祈ってるぜーい」ダッ

    上条「なっ、待ちやがれ! ……ったく、行っちまったか」

    上条(……まぁ、土御門は関係ねえよな。……よし、行くか)

    233 :

    土御門たちの話をしたら、恨みの対象が一気に変わりそうだな
    基本的に上条を傷付けたくない人たちばかりだろうから

    234 = 117 :

    美琴「ったく、アイツはどこに逃げたのかしら……」

    イン「私達の前から消えてから、さっぱり見つからないね……」

    姫神「もし。上条君を見つけたら。どうする?」

    「……私は、もう、十分だと思います」

    神裂「私も、五和と同意見です。……これ以上は、無意味でしょうから」

    姫神「じゃあ。全員一致で。いいよね?」

    イン「うん。そうだよね、短髪?」

    美琴「私には御坂美琴って名前があるって言ってんでしょうが! ……まぁ、反対はしないけど」

    神裂「しかし、いったいどこへ逃げたのでしょうか……」

    イン「あれ? 電話だ……とうまからなんだよ!」

    美琴「本当に? ちょっと、早く出なさいよ」

    イン「もしもし、とうま? えっ? う、うん。分かった、みんなに伝えるね」プツッ

    イン「えっと、とうまが話があるからお家に戻って欲しいって」

    「……上条さん、話って」

    美琴「まぁ、予想は付くわね。……問題は、本当に分かってるかどうかだけど」

    235 = 117 :

    上条の部屋

    上条「悪い、逃げたり呼び出したり、ずいぶん振り回せちまったな」

    美琴「そうね、今日だけでかなり疲れたわよ」

    「上条さん、お話っていったい何ですか?」

    上条「……あぁ、さっき土御門に会ってさ。情けねーんだけど、アイツに教えてもらってやっと分かったんだよ」

    イン「何が分かったの、とうま? 私達全員に向けて、ちゃんと話して欲しいんだよ」

    上条「……謝らせてくれ、俺が悪かった」

    姫神「何が。悪いと思ったの?」

    上条「最初は、ただ嘘をついた事を怒ってるだけだと思ってたんだ。……でも、そんな単純な事じゃねえんだよな

    236 = 117 :

    神裂「……続けてください」

    上条「お前達は、俺の事を真剣に考えてくれてた。それに俺は……全然気づかなかった」

    イン「それを、謝りたいって事?」

    上条「あぁ、もっとお前達の事を考えていたら、きっと嘘かどうかなんてすぐに分かったんだ。
        ……エイプリルフールなんか関係ない、俺が周りに居る人の事を大切にしてなかっただけだ」

    上条「だから……ごめん、俺が悪かった」


    美琴「……だって、どうする?」

    姫神「及第点。かな?」

    神裂「……私には、伝わりました」

    「私もです、インデックスさんは?」

    イン「みんなと同じなんだよ。とうま、顔をあげてくれる?」

    上条「……あ、あぁ。これでいいか?」

    237 = 117 :

    イン「とうま、みんなの顔を見てどう思う? 怒ってるように見える?」

    上条「いや……見えねえな」

    姫神「今の上条君がそう思うなら。それは間違ってないよ」

    美琴「はぁ……どうして、アンタなんか好きになっちゃったのかしら……」

    イン「だったら諦めてもいいんだよ、短髪」

    姫神「それは嬉しい。一人でも減れば。かなり違ってくるから」

    美琴「なっ……べ、別にそうは言ってないでしょう!?」

    「上条さん、もう、大丈夫ですよ」

    神裂「力を抜いてください、上条当麻」

    上条「……本当か? 真っ二つにならないよな……?」

    神裂「そ、そんな事はしません! それ位分かってください!」

    上条「……そっか、は、はぁー……駄目だ、しばらく動けねー……」

    「上条さん。おしぼりです、どうぞ」

    上条「サンキュー、五和……はぁ、良かったぁ……」

    美琴(さりげなく、おしぼりで好感度アップしてる……油断できないわね)

    238 = 117 :

    姫神「でも。上条君。安心するのはまだ早いよ」

    上条「……へっ? どういう事だよ? まだ俺、謝って無い事あったっけ……」

    美琴「違うわよ。考えてみなさい、今がどういう状況かを」

    上条「今って言われても……いや、ここで気付かないとまた同じ失敗を繰り返しちまうんだ」

    イン「あの鈍感なとうまが、必死に考えてる……信じられないんだよ」

    上条「今……俺の周りには五人の女の子、それ以外は……」

    「ええっと……そこなんですよ、上条さん」

    上条「えっ? 五人の女の子……お前達の事がどうかしたのか?」

    神裂「その、私達とあなたの問題なのですが」

    美琴「……アンタ、結局のところ、今彼女はいるの?」

    上条「いねえって! それが何か関係あるのか? あるんだろうな……考えろ、考えろ……」

    姫神「考えてくれるのは嬉しい。でも。今は時間が無いから。教えてもいい?」

    上条「あ、あぁ、頼むよ」

    239 = 117 :

    「私達が上条さんをどう思っているかは……分かって頂けていますよね?」

    上条「自分で言うのもアレだけど……みんな、俺の事を」

    姫神「そう。みんな上条君が大好き。爆発すればいいと思う」

    上条(……言い方に棘を感じるのは、気のせいじゃないんだろうなぁ)

    美琴「で、アンタは私達の気持ちを知っている。……さらに確認だけど、アンタ恋人が欲しいって思ってる?」

    上条「まぁ、人並みには……彼女が欲しくない男なんて、まず居ないと思うぞ」

    神裂「……では、仕方ありませんね」

    イン「うん、大事な話はここからなんだよ」

    上条「……大事な、話」

    姫神「そう。上条君。君は」

       「誰を恋人にするの?」

    240 :

    上条ハーレム決まってるじゃろ

    241 :

    キ~ミは誰とキスをする~?
    わ~たし?それともあの娘~?

    242 :

    あれ?最近の本家より面白い?

    243 :

    あれ…ループ入っちゃった?

    244 :

    五和で!

    245 :

    まだ私が残っているのである

    246 :

    最近稀に見る良ss

    247 :

    土御門end

    248 :

    おいなんで姫神がいるのに御坂妹がいないんだよおかしいだろ

    249 :

    終わり?

    250 :

    ここでまさかの、吹寄じゃね?


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