元スレ許嫁「末永く宜しくお願い致します!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
251 :
眼鏡のメガネが目に刺さる展開はまだですか?
252 = 1 :
許嫁「今日からは一緒に登校できますね!」
男「……」
女「?」
男(まぁ、従姉妹って設定だしおかしくはないか)
男「行こうか」
許嫁「はいっ!」
253 = 1 :
男「そういえば、制服はいつ届くんだ?」
許嫁「来週くらいには。 …のサイズが合う在庫がないらしくて……」
男(胸か)
許嫁「教科書は一式今日揃う予定です」
男「一気にか? 重そうだな……今日もマッサージ頼むかもしれん」
許嫁「……はいっ!」
254 = 1 :
女「おはよっ!」
許嫁「おはようございます!」
男「おはよう」
女「許嫁さん、昨日は歓迎会ブッチしたらしいじゃない?」
男「なんで知ってるんだ?」
女「友と夜電話した時聞いたの。 もし行ってたら怒るところよ!」
255 = 1 :
許嫁「男さまが参加されないのに行くはずがありません」
女「うんうん、私も男誘わないって聞いて参加する気失せたもん!」
男「別にオレのことは気にしなくても……」
女「ふぅん? 友からは最初不機嫌そうだったって聞いたけど?」
男「……遅刻するぞ」
女「はいはい、もう言いませんよーっと」
256 = 1 :
友「よーっす!」
男「……昨日はありがとうな」
友「……お前に礼を言われるとなんか落ち着かないな」
女「ふぅん? ……友も少しは信頼されたみたいね?」
友「そりゃ2年付きまとってやったんだ、少しは報われないと困る」
257 = 1 :
眼鏡「おはよう」
男「……」
許嫁「おはようございます」
眼鏡「男くん、少しいいかな?」
女「もうHR始まるし、ここで話したら?」
眼鏡「時間は取らせないさ、いいかな?」
男「……あぁ」ガタン
許嫁「男くん……」
男「ちょっと行ってくるよ」
258 = 1 :
男「……何の用だ」
眼鏡「キミさ、許嫁さんを縛るのやめなよ」
男「……縛る?」
眼鏡「キミが誘われなかったからって、許嫁さんに歓迎会参加させないとか」
眼鏡「せっかく皆が歓迎しようとしてるのに……」
259 = 1 :
眼鏡「許嫁さんはキミの奴隷じゃないだろ?」
男「……許嫁が決めたことだ」
眼鏡「はっきり言っておこう。 ボクの邪魔をするな」
男「……お前に指図されるつもりはない」
眼鏡「……忠告はしたからね」スタスタ
男「……気分が悪くなったな……」
260 = 1 :
先生「……本日は以上、解散!」
許嫁「男くん、教科書取りに行きたいのですが……」
男「あぁ、それじゃ……」
眼鏡「許嫁さん、良かったらこの後お茶でも……」
許嫁「ごめんなさい、教科書を持って帰らないといけないので……」
261 = 1 :
眼鏡「なら、手伝うから一緒に……」
許嫁「いえ、もう男くんに頼んでますから」
眼鏡「……そうか、じゃあまた明日ね?」
男「許嫁、行こう……」
眼鏡「(邪魔するなと言ったはずだが)」ヒソヒソ
男「(……約束していただけだ、邪推するな)」ヒソヒソ
262 = 1 :
許嫁「……これは」ドッチャリ
男「……流石に二人でも無理だな……」
許嫁「二日に分けましょうか?」
男「……援軍を呼ぶ」Prrr
女「呼ばれて飛び出てお姉ちゃーん!」
友「お前何歳だよ……」
男「悪いな、流石に二人では無理だった」
友「いいさ。 4:4:1:1でいいな?」
男「……あぁ、頼む」
263 = 1 :
男「……」ギシッ
友「……」ズシッ
女「……大丈夫?」
許嫁「男さま、もう少し持ちましょうか?」
男「……大丈夫だ」
女「男気を見せるチャンスだもんねー? 友もまだ余裕あるんじゃない?」
友「……余裕、余裕……」ダラダラ
許嫁「そうは見えませんが……」
264 = 1 :
女「ところで、許嫁ちゃんの家は遠いの?」
許嫁「いえ、もうすぐです」
女「そういえば男くんの家もこのあたりだよねー?」
友「オレは男の家行ったことねぇな……」
男「……」
265 = 1 :
許嫁「見えましたよ!」
女「……あのさ、あれ男の家じゃなかったっけ?」
男「……」
許嫁「一緒に住んでますから!」
女・友「「はぃー?」」
266 = 1 :
許嫁「お疲れ様でした、今コーヒー入れますから」トタトタ
女「……あのさ、私婚約はともかく同棲は聞いてなかったんだけど」
友「……婚約?」
女「……あ」
男「……友なら大丈夫か…… 許嫁はオレの婚約者だ、一応」
友「マジかよ……」
267 = 1 :
友「……なるほどな、爺さんが決めた婚約か……」
許嫁「コーヒー入りましたよー!」カチャカチャ
女「あ、ありがと」
男「ま、そういう訳だ。 騒ぎになるから学校では伏せておいてくれ」
友「あ、あぁ……しかし、同棲とはな……」ズズー
女「許嫁ちゃん、変なことされてないよね!」
男「お前はオレをどんな目で見ている……」ズズズ
268 = 1 :
許嫁「変なことってなんですか?」
女「そ、それは……エッチなこととか……」
許嫁「夜伽ですか? まだなんです…… でも、昨日は一緒に寝ました!」
男「ぶふぉっ!」
女「……男くぅーん?」
男「待て、誤解だ……あれは許嫁が酔っぱらって……」
友「お前は女の子を酔わせて何を……」
男「……もう好きにしろ……」
269 = 1 :
許嫁「あ、私教科書片付けてきますね?」トタトタ
女「……あのさ、男くん?」
男「なんだ?」
女「アンタ、あの子のこと好き?」
男「……嫌いじゃない」
女「なら、結婚のこと、ちゃんと考えてあげなさい」
女「結婚する気もないのに婚約を盾に手を出したら、許さないよ?」
男「……分かってる」
270 = 1 :
男「せっかく来たんだ、お前ら夕飯食って行くか?」
女「あ、私食べたーい! 久し振りだし」
友「男、料理出来るのか?」
許嫁「男さまの料理、プロ並みなんですよ?」
友「へぇ、なら食べてみたいな……」
271 = 1 :
男「分かった。 友、食材買いに行くから荷物持ち手伝え」
友「いいぜ」
許嫁「あ、私も……」
男「お前は女と教科書の仕分けでもしてろ。 普段使わないのもあるしな」
女「任せてー!」
272 = 1 :
男「お前、なんか食べたいものあるか?」
友「肉なら何でもいい。 しかし、婚約か……」
男「騙してて悪かったな」
友「いいさ、教えてくれたしな…… しかし、信じられんな」
男「なにがだ?」
友「お前が他人と一緒に暮らしてるのが。 他人を信用できないんだろ?」
男「オレもわからない。 でも、アイツと居るのは……イヤじゃない」
友「くくく、ごちそーさま! 飯の前に腹一杯になりそうだ」
男「……なら、お前の分はいらないな?」
友「おいおい……」
273 = 1 :
女「そっか、男くんの両親の部屋使ってるんだー」
許嫁「女さんはお二人のことご存知なんですか?」
女「ううん、知らない…… この写真の人がご両親かな?」
許嫁「はい…… 優しそうな方たちですよね?」
274 = 1 :
女「そうね……ん?」ジー
許嫁「どうかしました?」
女「ちょっと右向いてみて?」ジー
許嫁「?」
女「……ふぅん? ねぇ、ちょっと聞いてもいい?」
許嫁「……私も聞きたいことがあるんです。 男さまと女さんの約束について」
275 = 1 :
男「ただいま」ガチャ
友「重てぇ……」
女「……」
許嫁「……」
男「ん? どうした、二人とも?」
女「バーカ」コツン
男「っ! ……?」
許嫁「……馬鹿」コツン
男「っ! ……なんなんだ、一体……」
276 = 1 :
許嫁「これはどうすれば?」
男「薄切りにしておいてくれ」
許嫁「はいっ!」
友「……まるで新婚夫婦だな」
女「そうね、男くんとは思えないくらい」
友「……いいのか? アイツのこと、好きだったんだろ?」
女「好きだよ? 友達4、弟4、異性2くらいの割合で」
友「好きな奴ってアイツじゃないのか?」
女「……ニブチン」ボソッ
277 = 1 :
男「鶏肉のトマト煮にしてみた」
女「美味しい!」
友「すごいな……お前のこと見直した」
男「見た目ほど手間はかかってないぞ?」
許嫁「私も早く作れるようになりたいです……」
女「男は良い嫁になるわ、きっと…… うちに来ない?」
許嫁「男さまは私のです!」
278 = 1 :
女「ごちそーさま!」
友「また明日な!」
許嫁「今日はありがとうございました!」
男「気をつけてな」
女「あ、男くんちょっと」コイコイ
男「なんだ?」
279 = 1 :
女「(前言撤回する。 さっさと手出して婚約決めちゃいなさい!)」ヒソヒソ
男「(は?)」ヒソヒソ
女「(女をあんまり待たせるもんじゃないの!)」ヒソヒソ
女「(お姉ちゃんからの、最後のアドバイスだからね?)」ヒソヒソ
男「……?」
280 = 1 :
男「……」チャプン
許嫁「どうかしました?」チャプン
男「どうしてこうなった」
許嫁「? お背中流しに来たからですよね?」
男「なんで一緒に湯船に浸かってるんだ……」
許嫁「男さまこそ何で顔を背けるんですか?」
男「直視出来るかっ!」
許嫁「見て下さって構いませんのに……」
281 = 1 :
男「……お前さ、恥ずかしくないの?」
許嫁「恥ずかしいですよ? ドキドキしてます……ほら」フニョン
男「っ!」
許嫁「でも、男さまと一緒にこうするのは夢でしたから……」
男「……」
282 = 1 :
許嫁「男さまは、イヤですか?」
男「……そりゃ、オレも男だしイヤじゃないけど……理性を保つ自信がない」
許嫁「……少しでも、触れ合って埋めたいんです、時間を……」
男「……一昨日の夜のようなことはなしなら」
許嫁「男さまっ!」ギュー フニョン!
男「そ、そういうのは自重しろっ!」
283 = 1 :
許嫁「男さま、マッサージはどうしますか?」
男「あぁ、頼む…… このままだと明日筋肉痛だからな」
許嫁「今日は男さまの部屋で良いですか?」
男「……変なことは禁止だからな」
許嫁「違います! 気持ちよくて男さま寝ちゃいますから……」
男「あ、あぁ、そうか……悪い」
284 = 1 :
許嫁「では、眠くなったらそのまま眠って結構ですから……」グイッ グイッ
男「わかっうはあぁぁぁぁ……」
許嫁「~♪」グイッ グイッ
男「ぐあぁぁぁぁ……」
許嫁「男さま、可愛いです♪」グイッ グイッ
男「うあぁぁ……」
285 = 1 :
男「……」スー スー
許嫁「ふふ、ぐっすりお休みですね……」
許嫁「寝顔は、昔と変わらないんですね?」
許嫁「……失礼します」ゴソゴソ…
許嫁「お休みなさい、男さま♪」チュッ
286 = 1 :
『お姉ちゃん、眠れないよ……』
『男くん……おいで?』
『うん……』
『ほら、お姉ちゃんと一緒なら眠れるよね?』
『うん!』
287 = 1 :
男「……」チュン チュン
許嫁「……」スー スー
男(なんでまた一緒に寝てるんだ……)
許嫁「……」スー スー
男(幸せそうな寝顔しやがって……)
『さっさと手出して婚約決めちゃいなさい!』
男(手なんか出せるかよ……)
男(……爺、てめぇのことがなけりゃもっと素直になれるのにな……)
男「……」
男「……もう少し寝させてやるか……」
288 = 1 :
許嫁「……んん……」ゴシゴシ
男「……起きたか」
許嫁「あ……男さま、ごめんなさい! 私……」
男「いいよ…… おはよう、許嫁」
許嫁「おはようございます、男さま!」
289 = 1 :
キリが良いので本日はここまで。
現時点で書き貯めの1/4、しかもまだ増えるのにこのペース……
展開遅くてすみません。
明日も21時投下予定です。
では、復旧を祈りつつ。
290 = 246 :
あれ?
小っちゃいころ守ってくれたお父さんの友達の娘って
女じゃなかったっけ?
あれ?
291 :
男はそう思ってるな
まず読み返そう
>>289
書き貯めの1/4ってことは現投下量の三倍は書いてあるんだな!
早く読みたいぞ
292 :
とりあえず眼鏡は俺がもらっていきますね
監禁してふるぼっこやで
293 :
許嫁と友以外全部「とらドラ」の顔で出てくる不思議
294 :
>>293
とらドラの眼鏡は良いやつだろうが
295 :
いまさらだが>>114をみて
マリ見て思い出したのは俺だけじゃないはず
296 :
メガネがつがつしすぎだろ
お前らみたいだ
297 :
>>295
男「タイが曲がっていてよ?」
眼鏡「お姉様……」キュン
こうですか、分かりません!
298 :
眼鏡必死すぎワロリッチwwwwwwwwwwwwww
299 :
男よりも眼鏡の方が友達いなさそうだな
300 = 1 :
こんばんは!
早速本日分の投下を開始します。
みんなの評価 : ★★
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