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    元スレ許嫁「末永く宜しくお願い致します!」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 佐天涙子 ×2+ - 中出し + - 許嫁 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    801 = 1 :


    「女たちも起こすか」

    許嫁「こちらの部屋ですか?」スッ

    「……」スー スー

    「……」クカー クカー

    許嫁(……なんで半裸で絡み合ってるんでしょう……)

    「起きてるか?」

    許嫁「だ、ダメです! 男さまは見ちゃいけません!」

    「……どんな惨状だよ……」

    802 = 1 :


    「おーい、従姉さん、女! もう朝だ……」

    「あ、バカ……」

    「……ん……」ゴシゴシ

    「ふあぁ……」グーッ

    「……」

    803 = 1 :


    「……え?」

    「……んー?」

    「……失礼しました」

    「何……見てるのよぉ!」パァン!

    「アハハ、アタシは気にしないけど罰は受けないとねー?」パァン!

    「ひぶっ! ぶべらっ!」

    「……哀れだな」

    804 = 1 :


    友母「アンタ、その顔どうしたんだい?」

    「聞かないでくれ……」

    「今日の予定は?」

    「祭は夕方から行くからさ、それまでは特にないな」

    許嫁「あの、私おばさまに料理を教えて貰いたいです……」

    「あ、アタシもー! 母さんより叔母さんの料理美味しいし!」

    805 = 1 :


    「オレたちはどうする?」

    「ま、のんびりぶらつくか……」

    「たまにはこういう日もいいよね?」

    友母「昼のサイレン鳴ったら帰ってきなよ!」

    806 = 1 :


    「アンタ、婚約者くんと一緒でなくて良かったの?」

    許嫁「男さまとはいつでも一緒に居られますから……それに」

    許嫁「男さまに、家庭の味を作って差し上げたいんです……」

    「へー、ま、いきなり泣き出す位だから色々あるんだろね?」

    友母「よし、それじゃみっちり仕込んでやるからね!」

    許嫁「はい、お願いします!」

    807 = 1 :


    「男くんが許嫁さんと別行動なのも久しぶりじゃない?」

    「アイツからは目を離せないからな……」

    「許嫁さんも同じこと考えてるのかもな?」

    「失敬な……」

    808 = 1 :


    「それで、どこ向かってるんだ?」

    「こっちに確か広場が有った筈なんだ……」

    「広場? そんなとこ行ってどうするの?」

    「……着いてのお楽しみ」

    809 = 1 :


    「……ここだ」

    「これは……すごいな」

    「広場というより、花畑?」

    「ボーっと過ごすにはいい場所だろ?」

    「アンタにこんなメルヘンチックな面が有ったのに驚きよ……」

     「あ、友にーちゃんだ!」

    「なんだ?」

    810 = 1 :


    「おぅ、ガキども! てめぇら元気だったか!」

     「元気ー!」

     「にーちゃんいつまでいるの?」

     「そこのねーちゃん、彼女かー?」

    「いっぺんに喋るな!」

    811 = 1 :


    「……ふぅ。 子供は苦手だ……」

    「お疲れ様……お茶買っといたよ?」

    「助かる…… しかし、アイツ元気だな」

    「なんか活き活きしてるよね? 子供好きなのかな……」

    「アイツがガキだからな……」

    812 = 1 :


    「……ねぇ、男くん?」

    「ん? なんだ?」

    「友はさ、従姉さんのこと、どう思ってるか聞いてない?」

    「なんでそんなこと聞くんだ?」

    「いいから!」

    「あ、あぁ……」

    813 = 1 :


    「従姉さんは初恋の相手だって昨日言ってたけどな」

    「……初恋の相手、かぁ……」

    「なぁ、もしかしてお前の好きな奴って……」

    「……」コクン

    「マジかよ……確かに良い奴だけどな」

    「……言わないでよ?」

    「言わねぇよ……オレは応援する」

    「……ありがと」

    814 = 1 :


    「オレの時はお前が背中を押してくれたからな、次はオレの番だ……」

    「男くん……」

    「友にもな、昨日色々聞かれた」

    「友が……?」

    「内容は言わないけどな、アイツもきっと色々考えてるよ」

    「好きって言ってみたらどうだ? アイツならちゃんと考えて答えるさ」

    815 = 1 :


    「……許嫁さんと同じこと言うんだね……」

    「そりゃ同じ恋愛経験からアドバイスしてるからな……」

    「眼鏡の時、オレ本当に怖かった。 あんな気持ち味わって欲しくない」

    「……うん」

    816 = 1 :


    「うぁー、もう無理。 限界……」

    「……女がお茶買ってくれてるぞ」

    「うぉ、マジで助かる……アイツら容赦なさすぎだ」ゴクゴク…

    「……頑張れよ」ボソッ

    「……」コクン

    817 = 1 :


    「この煮物、許嫁が?」

    許嫁「は、はい! お口に合いましたか……?」

    「美味しい…… おじさんの味を思い出した」

    許嫁「お父さんの……? 嬉しいですっ!」ギュー

    「許嫁ちゃん頑張ってたからねー」

    818 = 1 :


    友母「あ、女の子は食べ終わったら隣の部屋集合しな?」

    友母「男どもは外にでも出てること!」

    「何するんですか?」

    友母「着付けだよ、浴衣のね?」

    819 = 1 :


    「しかし、追い出さなくてもいいのにな……」

    「お前は朝の行動を思い返した方がいい」ジリリリリ…

    「なんだ?」ジリリリリ…

    「電話だ。 オレが出るよ……」

    「先に外出てるな?」

     「もしもし……どちらさま?」

    820 = 1 :


    「……」

    「長かったな、誰からだった?」

    「いや、まぁな……」

    友母「アンタら、終わったよ!」

    「思ったより時間かかったな、さて、どうなってるか……」

    821 = 1 :


    「……」

    「……」

    「なに? 言うことないわけー?」

    「い、いや……似合ってる」

    許嫁「男さま、どうですか……?」

    「……可愛い。 でも、目のやり場に困る……」

    822 = 1 :


    「これでもさらしで抑えてるんだけどねー」

    許嫁「男さまに見られるのはいいんですけど……」

    「……ねぇ、友? 私は、どうかな……?」

    「……いつもより大人っぽい。 似合ってるよ……」

    「……そっか。 ありがとっ!」

    823 = 1 :


    「まだ祭には早いな、どうする?」

    友母「着崩れするから大人しく縁側でお茶でも飲んでなさい、用意するから」

    「ありがとうございます!」

    「そんじゃ、縁側行くか……」

    「あ、悪い。 先行っててくれ…… 従姉さん、ちょっといい?」

    「ん? いいよー? 何の用?」

    「……向こうで」

    「……」

    許嫁「……女さん、行きましょう……」

    824 = 1 :


    「……」ズズ…

    許嫁「……」チラッ

    「……」ソワソワ カタカタ

    「……行ってきたら?」

    「っ! べ、別に気にしてないし!」

    許嫁「……私行ってきます」スクッ

    「あっ! 許嫁さんが行くなら、しょうがないなぁ……」スクッ

    「任せたぞ」ボソッ

    許嫁「……」コクン

    825 = 1 :


    許嫁「確かこっちに行きましたよね……」

    「あ、居た! ……真剣な表情……」


     「……!」

     「……、……」


    許嫁「聞こえづらいですね……」

    「シッ……」

    826 = 1 :



     「……好きだ……」

     「……? 嬉しい……」ポロポロ

    827 :


    「……え?」

    許嫁「っ! そんな……」

    「……そっか。 私、告白する前に振られちゃったんだね……」グスッ

    許嫁「……女さん」

    「……ごめん、胸貸して……?」

    許嫁「……どうぞ」ポフッ ギュー

    「……ぅ……ふぐっ……ぅわあぁぁぁぁん……」ポロポロ

    許嫁「……」ナデナデ

    828 = 1 :

    本日はここまで。

    ここを見た受験生の方にはセンター試験のマークシートのチェックがずれる呪いと、その結果全問正解する祝いをかけました!
    頑張って下さい!


    明日は21時、是非良い気分で見にきて下さいね!

    では!

    829 :

    乙  俺は友を殴りたい女を泣かせやがって

    830 :


    仕方ないな、女は俺がもらってくよ

    831 :


    受験生だけど読んじゃってるよ
    明日は満点だな

    832 :


    友なら何とかしてくれる

    833 :



    中途半端な結果は許さないどちらか選んで選ばなかった方はスッパリ切る感じで

    834 :

    いいいいいいや、ままままままだままままだ慌てる時間じゃない筈だ!







    これはあれだ、電話の相手(従姉の元カレ)からの伝言を伝えているだけだろ。ソウナンダロ…
    女を泣かすとは、友めぇ…

    835 :

    >>834
    お前それネタバレっていうんだぜ?
    思っても黙ってた方が吉

    837 = 1 :

    こんばんは!

    センター試験終わりましたね……
    受験生の皆さん、お疲れ様!

    取り敢えずこのスレで疲れを癒やしほっこりして頂ければ幸いです。

    では、投下します。

    838 = 1 :


    「……おかえり」

    「どこ行ってたんだ?」

    許嫁「ちょっとお手洗いに……」

    「……」

    「そっか、従姉さん来たら祭に向かおうぜ……オレもトイレ行ってくる」

    839 = 1 :


    「……何があった?」

    「……」

    許嫁「……友さんが、従姉さんに告白を……」

    「……そっか」

    「……気、使わないでね? 私、大丈夫だから……」

    「馬鹿……辛いときに無理すんな……」

    許嫁「今日は、私たちと回りましょう……」

    840 = 1 :


    「結構人も出店も多いな!」

    許嫁「わ、私はちょっと周りの視線が……」

    「その谷間だもん、しょうがないって!」

    「……」

    「……女、さっきから元気ないけど大丈夫か?」

    「……うん、平気」

    841 = 1 :


    「でも……」

    「あ、許嫁さん、かき氷買いに行こうよ!」

    許嫁「あ、はい……」

    「……なんだアイツ……?」

    「……オレも許嫁に付き合う。 女は任せろ」

    「あ、あぁ……」

    842 = 1 :


    「……じゃ、行ってくるぞ……」

    「……鈍感野郎」ボソッ

    「……アイツ、なんて言ったんだ?」

    「……アタシたちもなんか食べよっか?」

    「……うん」

    843 = 1 :


    「このイカ焼き美味しー!」

    「あ、焼きそばも食べよう!」

    「お、おい……食べ過ぎじゃないか?」

    「いいの! 食べて遊んで今日のこと、友のこと忘れるんだから!」

    許嫁「……わかりました! 私も付き合います!」

    「待て! 遊びに付き合うのはいいが食べるのはダメだ!」

    844 = 1 :


    許嫁「むー……」パンッ

    「これで全弾ハズレだな……」

    「ちょっとおじさん、女の子の胸凝視しない!」

    「……許嫁代われ。 オレがやる」

    許嫁「男さま、敵を討って下さい!」

    845 = 1 :


    「……」パンッ コテン

    許嫁「男さま、すごいです! これで全弾景品取れました!」

    「……男にこんな才能有ったとはね……」

    「あ、こんなとこに居た!」

    「皆どんどん先行っちゃうんだもん……」

    「許嫁さん、次はあっちだよ!」

    許嫁「は、はい!」

    「あ、おい!」

    「ったく……行ってくる。 お前らはゆっくり回ってろ」

    「……なんなんだ?」

    846 = 1 :


    「許嫁さん、フランクフルト美味しい?」

    許嫁「はい、美味しいです!」

    「……許嫁、一口」

    許嫁「男さま、あーん♪」

    「……」

    許嫁「あーん♪」

    「……アーン」パクッ

    「……美味い」

    「アンタら、周りの嫉妬に満ちた視線気にならない訳?」

    許嫁「?」

    847 = 1 :


    「……居た」

    「それじゃ次は……」

    「待てよ!」ガシッ

    「っ! 離してよっ!」

    「お前、オレの事避けてるよな? なんでだよ!」

    「……別に」

    848 = 1 :


    「……話がある。 こっち来てくれ」

    「おい、友! 乱暴はよせ!」

    許嫁「女さん、イヤなら……」

    「いい。 付き合うよ……」

    「……こっちだ」

    「……あの子、なんかあったの?」

    許嫁「……貴方が言いますか……?」

    849 = 1 :


    「ここでいいか……」

    「……さっさと話して」

    「……なぁ、オレお前に嫌われるような事何かしたか?」

    「……別に。 いいから用を言って」

    「……わかった」

    850 = 1 :



    「お前のこと、ずっと好きだった…… 付き合ってくれないか?」


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