私的良スレ書庫
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元スレ黒子「……好きにすれば、いいですの」
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「……」
結局、美琴は送信ボタンを押さなかった。
(黒子の邪魔しちゃ悪いしね)
未送信のメールは削除し、携帯をテーブルの上に置きなおす。
自慢の後輩ががんばっているのに、それを自分の我侭混じりで邪魔するわけにはいかない。
心配なのも本当であるが、それならお茶に誘うよりも部屋でゆっくりさせた方がいいだろう。
「ま、私もがんばりますかー」
一口、紅茶を飲んでから美琴は読書に戻った。
読んでいるのはAIMに関する研究の、基礎となる本。
基礎的な内容を高度に研究した『上級者向けの基本』を記したものである。
美琴は他のレベル5と異なり、レベル1から5まで上り詰めた存在だ。
それを考えれば、能力向上に基礎の習熟は重要な部分と言えた。
(私も負けらんないしね)
もう何度目かわからない言葉を苦笑とともに思い浮かべながら、美琴は読書を再開する。
――そして。
白井の下に、救いは来なかった。そんなものは、幻想でしかなかった。
蜜にまみれた指が、絶妙な強さを持って、陰核を圧迫した。
「あ――」
息を呑み、白井が一瞬だけ硬直する。
直後。
真っ暗だった目の前が、一気に白く染まり、
「ああっ! イクっ! イきますっ! あああああぁーっ!」
仰け反り、ベッドに倒れ、白井は声をあげた。
左手は右胸を掴み。右手は秘裂を掻き。
背筋を仰け反らせ。両爪先だけを床につけ。
大きく開いた膝の間の、その最奥から射精のように蜜を飛ばし。
光を失った瞳から、大粒の泪を零し。
「っ! っ! っ! っ!」
白井は腰を突き上げるように、何度も、何度も痙攣した。
その痙攣の度に絶頂した。
そして絶頂の度に、実感した。
「あぁぁぁ……」
白井が白い世界から降りてくる。
シーツから浮き上がっていた尻が、ベチャリと、蜜の泉に着地した。
「ああぁぁぁ……ああああぁぁぁぁ……あああぁぁぁぁぁぁぁ……」
続いて力の抜けた身体がベッドに沈む。
そのまま、白井は動かない。
蜜は、快楽の余韻を示すように、まだトクトクと漏れている。
しかし泪は止まっていた。
光を失った瞳は、泪を流すことすら許さない絶望に染まっていた。
「わた、くし…………わたく……し…………」
白井は実感していた。
自分は、自分で自分を折ったのだと。
彼に命令されたから。
美琴を護るためだから。
自分の大事なものを失わないためだから。
そう言った理由もなく、ただ、快楽を貪った。
それも、初めから最後まで、誰も介在しない、自分の意思で。自身の、欲望で。
「わたくし……うそつき……ですのね……」
何も映していない白井の瞳。
頬に張り付き、唇にかかった髪一筋に、とろりと、唾液が絡んだ。
ノックの後、数秒の間をとってから、部屋のドアが開いた。
「黒子?」
美琴はそろそろ読み終わろうとしている基礎本から顔をあげ、音のした方に目を向ける。
口調は疑問系だが、声の響きには確信しかない。
ノックの調子だけで白井か否かはわかる程度には、付き合いが深いのだ。
「ただいま戻りましたの」
と、白井が軽く頭を下げた。
「おかえり黒子。今日はどうだったの?」
相変わらず、どこか堅苦しさの抜けない白井に、美琴は苦笑しつつ問うた。
何の気のない、ただの質問。今日は非番だから、どこぞの教養に顔を出す。
そう聞いていたからこそのもの。
しかし。
「っ!」
白井は肩をビクリと震わせ、うつむいた。
「黒子?」
その様子に美琴が眉を顰めた。
今の質問に、何かおかしなことがあっただろうか?
「……」
だが白井はうつむいたまま応えない。
その様子は、何かを耐えているような、そんな雰囲気だ。
「どうしたのよ?」
本を置き、立ち上がる美琴。
「お、お姉様……わたくし、わたくし……」
白井は、なんとか、という様子で美琴を呼んだ。
名前でも、苗字でも、二つ名でもない、しかし彼女にとって、それこそが御坂美琴を顕す呼び方で。
「!」
そこで美琴は気がついた。
白井が、肩を小刻みに震わせていることに。
(え、黒子、泣いて……?)
「黒子? ちょ、ちょっとどうしたのよアンタ」
美琴が白井に近づいた。
常盤台の寮室はそこそこに広い。
だが美琴の位置からドア近くの白井の場所までは10歩も進めば十分だ。
そして美琴が進み、己のベッドの近くまで来た途端、
「わたくし、もう我慢できませんのー!」
白井がいきなり美琴に跳びかかった。
「はあっ!?」
いきなりのことで咄嗟過ぎて反応できず、ルパンダイブよろしく、美琴はベッドに押し倒された。
「ああ! お姉様お姉様お姉様! この声この香りこの温もり! 久しぶりのお姉様ですのー!」
「ちょっ、な、こら、やめっ」
両手を美琴の両腕の外側に突き、顔を近づけて髪の香りをスンスンと嗅ぐ白井。
「ああ、なんと甘美な! なんと恍惚なのでしょう! お姉様ー!」
「こ、この、」
美琴が大きく息を吸い込んだ。
前髪に紫電が走る。
「淑女の話はどうしたー!!!!!!!」
空気を切り裂く音が室内に響いた。
「ったく……少し見直した、と思ったら」
美琴はシャワールームに入り、入浴のために服を脱ぎながらため息をついた。
白井を焦げ焦げにしてから、改めて狼藉の理由を聞いてみたところ、返ってきたのは「禁断症状がでましたの……」というふざけた言葉だった。
とりあえず電撃で動けなくなった白井はそのままに、先にシャワーを浴びてしまおうとしたのであるが。
「禁断症状って、薬物中毒かっつの」
ぶつくさ言いながらも、美琴の顔には僅かな微笑みが浮かんでいる。
いわゆる、あれが今までの、いつもの白井だったのだ。
ここ最近のおとなしさはそれはそれでありがたかったが、やはりああいうやり取りもどこか嬉しいものなのである。
もっとも、実際に何かされるとなると話は別であるが。
(お風呂出たら回復してるでしょうし、ご飯でも食べにいこっかな)
そんなことを思いながら、美琴は機嫌よくシャワールームに入った。
変わるのはいいことだと思う。
だが、自分にもっとも馴染み深い白井がきちんといることに、美琴は安心感と、嬉しさを禁じえないのであった。
「……」
シャワールームから水音が聞こえてきた。
それを確認してから。
白井は身を起こして、自分のベッドに腰掛けた。
胸に手を当て、そこにある痛みに耐える。
口元に浮かんでいるのは、哀しそうな、力のない、諦観の笑み。
うまくいった。
美琴は、いつもの自分だと、思ってくれたはずだ。
いつもの自分を、演じることができたはずだ。
――快楽に折れた情けない白井黒子だとは、気がつかなかったはずだ。
(これが……これしか、ないんですの)
美琴の前に立てない。立つ資格はない。
それでも現実問題、白井は常盤台中学校在籍であり、美琴と同室であり、何より美琴ともっとも親しい友人であるのだ。
会わないですむ選択肢はない。それに、仮に転校などしたところで、付き合いは続いていく。
美琴の性格上、それでさよなら、などとはならないだろう。
何より、
(……お姉様を、悲しませたくないですの」
折れた自分が、彼女を護ろうと考えるのは、おこがましい。そんな恥知らずなことなど、もう思えない。
それでも、美琴を敬愛する気持ちが、なくなるわけではないのだ。
哀しませたくは、ないのだ。
「……」
だったら、こうして『白井黒子』の仮面を被ればいい。
今後も、ずっと。彼女とつながり続けている限り。
そう、
(……彼と会うときと、同じように)
仮面を被ることで、身を汚されることを耐えていたときのように。
美琴の前で、自分を偽り続ければいいだけの話だ。
「……」
これからも、彼の相手をしなければならない。
彼の前で『御坂美琴を護る白井黒子』を演じなければならない。
これからも、美琴のパートナーでいなければならない。
美琴の前で『いつもの白井黒子』を演じなければならない。
「わたくし、うそつき、ですもの」
俯き、ポツリと呟く白井。
だから、出来る。
泪は、こぼれなかった。
いちもつ
このスレ楽しみすぎる
2のルート書き終わったら、ルート分岐で1のルートも見てみたいなー(ちらちら
このスレ楽しみすぎる
2のルート書き終わったら、ルート分岐で1のルートも見てみたいなー(ちらちら
作者だって忙しい中一生懸命書いてるんだからそんな事言ってやんなよ
>>432忙しい中一生だもんな
sageしらねーのかわざとやって煽ってるのかしらんが>>435はいい加減にしろ
プロット組むとかなんとか言ってたからしばらくは更新こないんかな…
朝。
「おはようございます、お姉様」
「おはよう黒子」
起床し、身支度を調え、朝食をとって学校に向かう。
今日は月曜日。週初めということもあってか、登下校する生徒たちの雰囲気はどこか重苦しい。
「昨日は楽しかったわねー。またみんなで行きたいわ」
しかし美琴の機嫌は上々だ。
昨日、久しぶりに四人で外出したのが、よほど楽しかったようだ。
「ですわね。四人揃うのは、久しぶりでしたの」
「次に休みが合うのって、いつだったっけ? あんたと初春さん」
「来週と、再来週は同じですが、」
白井は言葉を一瞬だけ切ってから、
「……来週はわたくし、用事が」
「そっかー。じゃあ再来週にしようかな?」
「再来週、どこかに?」
「次は4人で買い物に行きたいなって思ってさ。学校帰りに見てもいいけど、やっぱりみんなで行った方が楽しいもの」
「あら? お姉様はわたくしだけではご不満ですの?」
「不満というか不安というか」
「なっ、ひ、ひどいですのお姉様!」
「あんた一昨日の自分を省みてごらんなさい」
「あ、あれはっ……」
「なによ」
「……っ」
「黒子?」
「い、いえ……あれはただの間違い、ただの気の迷いですの。ちょっとした、そう、つい魔がさしたんですのよ」
「魔がさしたって言葉と禁断症状って言葉は同居しないと思うわ」
「お、お姉様。そろそろバス停ですの。降りる準備をなさったほうが」
「あんたねぇ……まぁ、いいけどさ」
夕刻、風紀委員活動中、休憩時間。
公衆トイレ。
便座に座った白井の目の前で、洗浄に使ったカテーテルが揺れている。
「んんんっ!」
両膝を持ち上げ、M字に開いた脚の付け根で、白井の右手が前後に動いていた。
ラバー製の器具が、柔らかく解れた後ろ側を出入りする。その度に、ぐちゅ、ぐちゅ、と音をたて、
「ふぅぅんっ! んんんんっ! んふぅんっ!」
白井がくぐもった声をあげる。
スカートと下着は洗浄の前に脱いでしまう。身につけているのは淡い青色のブラウスと、ふくらはぎ半ばまでの靴下と、スニーカーだ。
しかしブラウスは裾を大きくまくりあげられ、口にくわえられていた。その下のブラジャーは薄い膨らみに辛うじてひっかかる形で上にずりあげられている。
ほぼ露出した上半身前側。ぴん、と立った乳首を左指が摘み、しごき、押し潰す
。乳房を揉み、撫で回せば、小ささゆえにダイレクトに性感を刺激した。
「ふぅんっ! んんふぁっ! んんんっ!」
右手首のスナップはリズミカル。
器具が肛門を入り出る一往復が一往復が、白井の背筋に快感を流し、全身に熱を廻らせていく。
(こんなっ、なぜっ……前よりっ、気持ちいいっ……!?)
身体に響く快楽は、一昨日の同じ行為よりずっと強い。
そのことに白井は混乱しながらも、うっすらと汗の浮いた肢体は素直に反応を返した。
もう異物の挿入に抵抗を示さないすぼまりの上。いまだ純潔を保っている秘裂は、そうであると思わせないそぶりでパクパクとひとりでに開閉し、白濁した蜜を吐く。
どろりとしたそれは蟻の門渡りを通って肛門に達し、新たなローションとして機能した。
「んんんんっ! んんんんんっ! んんんんんんっ!」
ツン、とどこか甘酸っぱい性臭が己の股から鼻先に届き、白井は身体がさらに高ぶったのを自覚。爛れた欲情に油を注ぐかのように、右手のスナップの角度が深くなり、左手は強く乳首をすり潰し、そして何度もそれは繰り返される。
(いやらしいですのっ、はしたないですのっ……わたくし、こんなにお尻で……胸も固くなって……こんなにも、ここを濡らして……)
ほんの一月前の自分の常識では有り得ない肛虐の魔楽を自覚し、白井はゾクゾクと身を震わせた。
無意識はそのことを危機感として訴えるものの、
(ああっ! すごっ、気持ちいっ、お尻、気持ちいいですの……! わたくし、こんなに淫らで、情けない……!)
だめだ、という言葉は浮かんでこない。
口にくわえた裾のせいで満足に呼吸ができず、思考力の低下した白井は、それを自覚することができなかった。
ただ求める欲望と自虐の思いがそのまま言葉として頭に満ちる。
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