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元スレ黒子「……好きにすれば、いいですの」
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いやそもそも――言わなければ誰にもばれないのだ。
いままでだって、誰にもばれていなかったのだ。
ばれないのだ。
周りにも。
初春にも。
佐天にも。
美琴にも。
ばれるのはただ一人。
目の前にいる、彼に、だけ。
唇を奪われ、肛門を犯され、自慰を見られた相手に、これ以上何を隠すというのだ。
だから諦めよう。
彼にだけ情けない自分を曝け出せば、自分は護れるのだ。
たった一言だ。
言ってしまおう。
言おう。
「あぁぁぁぁ……いやぁ……いやぁ……」
弱々しく首を振る白井。
心の声に、もはや言い返すことすらできない。
彼女はもはや幼子のように、聞きたくないことをただ拒絶することしかできなかった。
「……」
彼は何も言わない。
促すことも、諭すことも、貶めることもない。
ただ待っている。
「ふあっ、ひぐっ、うぅぅぅぅ……ううぅ、でちゃいますっ、もれちゃいますっ、ひぐぅ……!」
ついに白井の瞳に泪が浮かび、上擦った声が吐き出された。
「お願いです……お願い、ひくっ、しますのぉ……もう虐めないでください……ひぅ、ぐすっ……黒子が悪い子でしたから……良い子になりますからぁ……ひぅぅ……ひぅぅぅぅ……」
歯を食いしばった白井の頬を泪が流れていく。
白井は己の肛門が、ぽっこりと膨らんでいるのを感じた。おぞましい最期が、もうすぐそこまで来ているのだ。
そして。
グルルル
苦痛と絶望の中で、それでも抵抗をしていた白井の腹は、己が主の意思を完全に裏切って声をあげた。
「!」
白井が泪で濡れた目を見開いた。
今までの音とは異なったのは、その音が、腸の動く感触とともに生々しく背筋に響いたこと。
「――っ」
白井が小さく息を呑み、
「ああああっ! だめっ! だめっ! だめっ! だめっ! だめぇっ!」
不意に叫びはじめた。
己の我慢の限界も無視した叫びとともに、強く、強く首を振る。
「はうっ、ひあっ、はぁ、ぁ、ひぅぅ……ううう、ううぅぅぅぅ……」
しかしその叫びもすぐに途切れた。
細く、ゆるく息を吐く白井。叫ぶことすら、いや、呼吸で肺が膨らむことすら耐えられない。
目の前が白く、心は黒く染まっていく。
もう、本当に駄目だ。
もうこれ以上がまんできない。
もう漏れてしまう。見られてしまう。
なんでこんなことになったのだ。
なんでこんなに苦しんでいるのだ。
どうすれば、この絶望から逃れられるのか。
真っ白になった精神の中、ただこの苦痛と絶望から逃れたかった白井の耳に。
声が響いた。
――美琴を好きにしていい、と一言言えば、オレはこの右手をどかせてやるよ
「ぁ……」
パキッ、と白井は、己の中で決定的に何かが折れた音を聞いた。
絶望が心を全て飲み込んでくのを感じた。
「っ、っ、っ……」
白井の口が、一度それを言いかけて、すぐに躊躇い、しかし再び口は動き。
「お、お姉様を」
ポロリ、と瞳から泪を零し、白井はついに、その一言を言った。
「……お姉様を貴方のお好きになさってください」
「……」
「……」
一瞬の沈黙
「……はははっ」
彼が笑った。
「あぁぁ……言いました……言いましたのぉ……だから早く右手をどかせてくださいまし……お願いですのぉ……」
彼の笑いが何を意味しているのかを理解しながら、それでも白井は懇願した。
自分を助けてくれ、と。
そんな彼女の目を彼は覗き込む。
「いいのか白井。本当に、美琴のことはもういいのか?」
かみ締めるような問いに、白井は即座に頷いた。
「はい……もういいですの……もう諦めましたのぉ……ですから、わたくしを、もう、許してください……」
「ははっ」
彼はもう一度笑ってから、
「ああ、いいぜ」
頷き、白井に負担がかからないようすっ、と右手を浮かせた。
「ぁ……」
その途端、自分の中で空回りしていた能力演算が明確に像を結んだ感覚を白井は得た。
その瞳と心に、微かな希望が浮かぶ。
いける。大丈夫。まだ間に合う。
最後の力を振り絞り、白井は能力を使って己を転移させようと――その直前。
グルルル……
「あっ!?」
腹が鳴り、今まででもっとも強い痛みが、白井を貫いた。
額に浮かんだ脂汗の玉が、一気に大きくなる
「はっ、あうっ、ああっ!?」
さらに白井はビクリと痙攣した。
肛門がヒクヒクと蠢いたのを感じた。
細身ながらも柔らかさを湛えていた身体はいま、全力を振り絞ってカチカチに固まっていた。
そこまでの力をもって制御していたはずの肛門の筋肉がいま、白井の制御を離れて痙攣したのだ。
「だめっ、だめっ、まってっ、とまってっ」
もう後は跳ぶだけだった演算は、一気に0へと戻ってしまった。
己を汚してまで 色々なものを失ってまで護ろうとした美琴を売り渡し。
その美琴を敬愛する自分自身をかなぐり捨てて。
そこまでして護ろうとした『白井黒子』を救うための演算式が、消えてしまった。
極限まで高まった排泄欲求が、演算を霧散させてしまった。
「そんなっ、そんなのっ、待ってくださいまし、そんなっ」
白井が叫ぶ。
手足を拘束する革が、ミチリ、と鳴いた。
そして、その後に。
小さく、小さな音が響いた。
それは腸内で暴れていたゼリーが、肛門をこじ開ける音だ。
「あ……」
その瞬間、白井の顔から、いっさいの表情が失せた。
失望、絶望、諦観。
美琴を売ったのに。
誇りを捨てたのに。
全てを諦めたのに。
「もう、だめですの」
ポツリ、と白井が呟いた。
泪に濡れた瞳に瞼で蓋をして、食いしばっていた歯から力を抜き、最後まで残っていた『白井黒子』を脱ぎ捨てたその表情は、あたかも天使か何かのように、透明で、美しく、はかなくて――
一拍。
そして、己の肛門がたてた汚濁そのものの音を聞いた白井は、
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ!」
一瞬でその神々しさを絶望に染めて全力で絶叫し、
「いやっ! いやっ! いやっ! いやあああああああっ! いやあああああああああっ!!!」
そこで、プツン、と意識を失った。
再び意識を取り戻した白井が最初に感じたのは、頭を撫でてくる手の感触だった。
「んぅ……」
ゆっくりと、労るように髪を梳く指の動きは存外にここちよくて、思わず、額を押し付けるように、小さく頭を動かしてしまう。
「起きたのか?」
「ぇ……」
不意に響いた声に、白井が間の抜けた声を出した。
撫でていた手が、ゆっくりとどかされる。
「大丈夫か? 手とか脚とか、痛くないか?」
僅かに心配そうな色をもって覗き込んでくる彼。
「ぁ……ぇ……わた、くし……?」
一瞬、ここがどこで、なにがどうなっているのかわからなくなる。
「ああ、安心しろよ。ここ、さっきと違う部屋だから。荷物とかはチェックアウトするときにフロントで渡して貰えるように言ってるし」
「え、あの……? え、と……」
「身体の方も、シャワーで綺麗にしといたからさ。まぁお前、完全に寝てたから、俺がやったんだけど」
「その、え、シャワーって……なぜ、その、わたくし……今はまだ寮にいたはずでは……」
「ほ、本当に大丈夫か? さっき漏らした拍子に記憶まで出てったんじゃあ……」
「え……」
呆けた表情を浮かべる白井。
一瞬後、
「っ!」
その顔が一気に強張り、青ざめる。
思い出した。
「わたくし……わたくし……」
ガクガクと白井の身体が震え始める。
瞳からあらゆる意思が、表情からあらゆる意志が失せていく。
美琴を売った。
なのに結局、自分を護れなかった。
漏らした。
人間として持っていたかったものを亡くしてしまった。
「あ……あ……あ……」
目の前が真っ暗になった。頭の中はグルグルと廻るような錯覚。
掻きむしりたくなるほどの哀しみが胸を塞ぎ、しかしどういうわけか頬は笑みを形作ろうとする。
「あは……あはは……」
自分が壊れていく。
ボロボロと、笑い顔の中で泪が零れるたびに『白井黒子』がなくなっていく。
だらりと手足が弛緩し、肺はひとりでに大きく息を吸い込んだ。
最期の叫びの準備だと、千々に砕けた理性が自覚させた。
この息を悲鳴と否定に変えれば、すべて終わり。
『白井黒子』はもう消え去る。
壊れた精神は、二度と彼女を元に戻さないだろう。
しかし――。
「白井」
白井の精神が崩壊を告げるよりも一瞬早く、さらりと、彼の右手が泪を一滴掬い上げた。
そして、思いもしなかった声が降りてくる。
「今までよくがんばったよな。えらいよ、お前は」
言葉とともに、叫びの発生源である少女の唇に、ふわりと彼のそれが重なった。
「!」
包み込むような、柔らかく、温かい接吻。
舌を絡めることもなく、ただ重なっただけのキスだ。
(ぁ……)
しかしそれは、もう発狂するだけしかなかった、疵だらけで皹だらけの『白井黒子』にとって、すがりつくのに十分な優しさを持っていた。
自分から全てを奪った憎むべき相手。
にも関わらず、白井はもう彼にすがりつくしかなかった。彼がかけてくれた言葉と口づけが甘い毒だとわかっていても、それを否定することができなかった。
すべてが凍りような冷たい心の中、白井は必死にその温もりにしがみ付いた。
「んんっ」
彼の唇を自ら追い掛ける白井。
両手で彼の頭を掻き抱き、深く、深く口づける。
目を閉じると、間近で感じるのは彼の体温と、彼の鼓動。
ポロポロと、さきほどまでとは異なる理由で泪が零れはじめる。
(もうだめですの……全部見られてしまった……全部知られてしまった……もうわたくしは、この人のものになるしかありませんの……こんなわたくしを知って、それでも褒めてくださるこの方しか、もう残されていませんの……)
閉じた目の端から、零れる泪は止まらない。
それは今までのような、絶望の泪ではなかった。
そこに篭められているのは、圧倒的な安堵。
その泪の珠が頬を滑り落ち、襟足を濡らし、シーツに次々と吸い込まれていく。
「……」
彼の右手が、優しく首筋を撫でる。
その感触に紛れも無い安らぎを感じながら、白井はゆっくりと唇を離した。
そして彼を見上げる。
間近にある彼の顔。その向こうの鏡張りの天井に映るのは、全裸でベッドに転がる自分と、その自分に腕枕をしている服を着たままの彼。
それはまるで、恋人との情事の前のよう。
んくっ、と唾を飲み込む白井。
それから、
「お願いですの……」
呟くように言いながら、白井は胸の中から彼の顔を見上げた。
ゆっくりと、両脚を開いていく。
膝を曲げ、膝の裏にそれぞれ両手を入れて、しかし視線は彼を見たまま。
「……」
彼は動かない。何も言ってくれない。
しかし白井は構わない。
さきほど拘束されていたときと同じ格好を自らとりながら、白井は言葉を続けた。
「わたくしを、犯してください……」
「……」
白井はもう一度唾液を飲み込んでから、言葉を続ける。
「わたくしの純血を散らしてください……」
最後に残された清らかな部分を自ら晒しながら、獣が服従するポーズで、白井は、いままで一度も言わなかった呼称をもって、彼に告げた。
「わたくしを、上条さんのモノにしてくださいまし……」
いちもつ
キターとか大人気ないこと言ってしまった…。次回すごい楽しみにしてる。
キターとか大人気ないこと言ってしまった…。次回すごい楽しみにしてる。
乙
クズ条は黒子が美琴を売るのも、その後失敗してこうなるのも分かってて追い込んだんだろうか…こえー
クズ条は黒子が美琴を売るのも、その後失敗してこうなるのも分かってて追い込んだんだろうか…こえー
これで「黒子が好きにしていいと言ったから」と美琴と普通にいちゃいちゃし始めたらどうなるんだろ
乙うううう
すげえ、「アレ」のことを描写しているのに全く嫌悪感がない!ただひたすらエロいと思ってしまう!俺属性持ってないのに!
すげえ、「アレ」のことを描写しているのに全く嫌悪感がない!ただひたすらエロいと思ってしまう!俺属性持ってないのに!
やっと堕ちたか・・・良きエロスだ
にしてもこのゲス条さんすげえ・・・他の女もいろんな手段で堕としてそう
にしてもこのゲス条さんすげえ・・・他の女もいろんな手段で堕としてそう
さてここから先が本番だが前座で盛り上げ過ぎたみたいな感じだけど大丈夫なのかね
まだ炸裂してない超ド級の爆弾が残っているじゃないか
炸裂させるかは知らんがな!
炸裂させるかは知らんがな!
「んっ……」
一度は離れた唇が再び重なり、白井は鼻に抜けるような声を漏らした。
両脚を抱え込んだ姿勢は崩さないまま、真正面のキスをそのまま受け入れる。
「ふ……んん……」
彼の右手が髪に、左手が頬に添えられて、深く、深く、口の端がお互いに触れ合った。
一度目は契約代わりに。
二度目は凌辱の始まりに。
その後は弄ばれる最中に、何度も。
そんな風に奪われるだけだった唇を捧げ、白井はいま餌を与えられた小鳥のように、彼からの温もりを味わっていた。
「んぅ……んむ……ん……」
もっと深く。
そう言うように、僅かに顎をあげる白井。
しかし、両肩の外側にそれぞれ置かれた彼の肘は、その願いどおりには動かなかった。
彼が体重をかけ、肘がシーツに刻む皺が深くなる。
それを感じた次の瞬間、彼は僅かに頭を上げ、接吻は終を告げた。
「ふぁ……」
小指の先ほどの隙間に細い唾液の糸を残し、吐息だけが交わる。
「やめないで、くださいまし……もっと……お願いしますの……」
僅かに霞み、多いに潤んだ瞳で彼を見上げる白井。
ボロボロになった心を包み込む柔らかな感触を失うのが、不安なのだ。
「……」
ふっ、と彼が笑う。
情を湛えた微笑み。
慈しむようで、愛でるようで、暖かな眼差し。
だがそれは対等の人に向けられたものではない。
その笑みは、愛玩動物に注がれる類のものだ。
(あぁ……)
篭められた感情がなんなのか。
それを正確に理解した白井は、
(それでも構いません……いいえ、捨てないでくださるなら、黒子は貴方の望む黒子になりますの……)
哀願と媚びの視線で彼を見上げてから、そっと目を閉じた。
家畜のように、ただ餌を与えられるのを待つ。
彼がもう一度微笑む感覚。
笑みの息が頬を滑り落ちると同時に、再び唇が合わせられた。
「んっ」
今度は、ただ重なるだけではない。
首の角度を変え、時に啄むように、時に左右に滑らせて。
手を擦り合わせるように強く、しかしねっとりと濃密に唇を支配されていく。
目を閉じた視界には、当然覆いかぶさる彼の姿が見えることはない。
それでも間近にある体温と吐息は、彼に組み敷かれていることを実感させてくれる。
股間を自分から晒した姿で男の下にいるのだと、どうしても意識してしまう。
(もっと……ほしいですの……)
ドキドキと駆けはじめた動悸。
乱れはじめた呼吸の中、唇を割って口内に侵入してくる感触。
彼の舌。
「んんむっ、んぁっ、ふぁん……」
喜々としてそれを、己の舌で迎える白井。
いつかのように絡んでくるそれを今度は抵抗することなく、逆に自ら進んで囚われていく。
ぬるり、ぬるり、ぬるり。
「んんっ、んんぅっ、んふぁ……」
口の中で吐息と唾液と、微かな媚声が混じり合い、溢れた余剰が漏れ零れる。
吐息は鼻腔を擽り、唾液は頬を彩り、声は部屋の空気を艶めかせた。
「んぁっ……」
彼の右手が髪から離れ、首筋をそろりと撫でた。
続いて肩に添えられていた左手が胸へと滑る。
ピクリと震える少女の身体。
恐怖は微塵もなく、ただ不意な驚きと胸に湧いた期待によって。
(胸、もう固く……)
自分の胸の先端が、キスだけで立ち上がっていることに気がついた。
今までのように極力意識から外していたときと異なり、全てを受け入れた今。
不安や嫌悪や畏れ、そして何より誇りと目的と失った心は、その隙間ゆえに逆に彼女にそれを気づかせるだけの余裕を与えていた。
「ぅんっ」
左手が到達し、膨らみに押し当てられる。
人差し指から小指までの第二間接を押し当てた手の形は、ちょうど掌の中央あたりが乳首に触れる格好となっている。
手が動き出す。
指先が鎖骨を左右に撫で、指の内側が膨らみを押し、そして掌が乳首を刺激する。
それは薄さゆえに揉むというよりも撫でるに近い。
連動して右手が首筋を上下にはい回った。
それは場所ゆえか、触れるか否かギリギリの位置を保ったままの擽りに近い。
それでも、
「んんっ……はぁ……ふぁ……」
性感に直結する部分と、そうではない――少なくとも未発達のいまは――部分とを同時にせめられて、白井は身を震わせた。
「んくっ……んっ、んぁっ、あっ…」
左手が一度円を描く度に、ぴくんっ、ぴくんっ、と白井が小さく跳ねる。右手が一度上下する度に、重なったままの唇の隙間から小さく喘ぎ漏らした。
彼の目が細まり、口の中で舌が解かれた。
上下の歯茎の裏をゆっくりと舌先がなぞってから、ぬるりと大きく糸をひいて唇が離れる。
今度は白井も抵抗しない。
なぜか――あるいは隙間だらけの心の余裕ゆえか――彼の意思がわかったからだ。
声を聞きたい。
そう言っているのだ
「はぁ、はぁ、はぁ、あ、ああっ、はぁっ」
だから白井は我慢しなかった。
今までであれば抑制していた衝動を、嬌声に変えて解放していく。
「あんっ」
彼が右手も胸にあてがい、入れ代わりに首元に顔を埋めた。
さっきまで口内を巡っていた舌が白い首を舐め、唇が吸い付く。
吸われる肌。
「あっ、そ、それはだめですの……跡がついて……ばれてしまいますの……」
少し困ったような声色と口調で、白井が首を竦めた。
「……」
その言葉に彼の動きが止まる。
唇も、両手もだ。
「ぁ……」
途切れた温もり、白井が薄く目を開けた。
見下ろしてくるのは、真剣な表情。
「だめか?」
と、彼が問うた。
「あ、その……」
承諾しなければ見捨てるぞ、というような脅しの意思は微塵も感じさせない、真正面からの瞳。
美琴という取引材料も効力を失い、代わりとなる白井の心に訴えるわけでもない。
その行動が意味するところを、先程と同様に白井は悟った。
求められている。
そうすることを。
そうする自分を。
それも強制ではなく、自身の意思をもって、だ。
(そう、ですの……わたくしは、上条さんのモノになるのですのに)
今から、今までのようにこの身体を弄ばれて、そして今までとは違う過程と終わり方をするに違いない。
これはその第一歩だ。
(……)
トクン、と心臓が高なったのがわかった。
「……」
頬を染め、視線を外す白井。
くい、と自分から首を晒した。
「ど、どうぞ」
掠れるような声。
「……」
彼は無言のまま、再び首に顔を埋めた。両手もまた動き始める。
「んっ、ああっ、」
今度は逃げることなく、彼の為すがまま。
ちゅっ、と枕詞のような音とともに、左鎖骨の上を強く吸われる。
「ん……」
(ああ……刻まれてます……上条さんの物という印を、衆人に見えるところに……)
諦観とは程遠い陶然とした表情が白井の顔に浮かぶ。
確実に跡が残るだろうほどの時間がたった後。
「あっ!? あっ、あっ、ああっ、あはあっ」
その跡をなぞる動きを起点として舌先での愛撫が再開された。
胸の手も変化する。
ただ撫でるだけから、指先であるかなしかの乳房をこねる。
尖った乳首を、人差し指と親指で優しく摘み、上下にリズミカルにしごく。
これまでの陵辱は白井の身体を変化させていた。
強いと思えるような、痛みを伴ってもおかしくない刺激を、快楽として入力できるだけのモノに。
「あっ、あっ、うぅんっ、くっ、ひあっ」
はふ、はふ、と嬌声の隙間で呼吸を繰り返し、白井はその全て受け入れる。
少しの痛みもなく、ただ『気持ちよい』と感じれる自分に一抹の戸惑いと、彼に変えられたという背徳的な喜びを感じながら。
「あっ、ああんっ、やあっ、んっ、んんーっ」」
首と胸から注ぎ込まれる刺激はどんどん身体を廻り、全身の熱を高め、やがて下腹部に溜まっていく。
(すご……すごいですの……今までと、全然……)
否定と忍耐に塗れた情事とはまったく異なる高ぶり。
白井は己の吐息がはっきりと甘く熱くなっているのを感じる。
「ふぁっ、んんっ」
彼の舌が、一度だけ顎(おとがい)まであがり、次いで首からさらに下がり始めた。
左手はそのままに。
右手は胸から離れ――何の手入れもなくとも滑らかな腋を一撫でしてから――するすると少女の左上腕に移動した。
「あっ、あっ、あっ」
舌の動きを意識した白井の胸に、紛れもない期待が浮かび上がる。
コクリ、と愛撫を失った喉がなった。
(今から、キスだけで固くなったような、敏感なところを……)
唇で。
啄ばまれ。
舌で。
舐られ。
歯で。
挟まれ。
「ぅんっ」
ジン、と疼きが背筋を駆け上がる。
与えられるだろう快感を想像した白井の、いまだ姿勢を保ったままの両脚の付け根がヒクと動き、クチ、と微かな水音をたてた。
「ぁ……」
(もう、濡れて……)
「濡れてるな、白井」
「っ」
音が聞こえたのだろう。
思った瞬間に告げられ、白井が反射的に彼を見る。
今更ながら沸き起こった羞恥に思わず膝を抱える手を放しかけるが、
「いや、いいぜ? 俺がしたことで悦んでくれた方が俺も嬉しいからな。そのまま素直に感じてるところを見せてくれよ」
彼はちらりと股間を見てから、左胸の先端を口に含んだ。
「あんっ、は、はい、わかり、あっ、わかりましたの、あっ、あっ、ああっ」
乳首を舐められる感覚に喘ぎを漏らしながら、視線を天井に向ける。
鏡張りの天井。
視力のよい白井には、溶けかけた己が顔がはっきりと見えた。
「あんっ! あっ、あんっ、あぅんっ!」
(恥ずかしがらずに、わたくしははしたなく、淫らになってもいいんですの……そのほうがいいんですの……上条さんがそれをお望みで、それにもうわたくしは、何も隠す必要がないのですから)
排泄を見られるという最大限の恥辱と誇りを棄てるという最上級の屈辱。
それをもってなお自分を包んでくれた彼が、淫らな自分を望んでいる。
「んはぁっ、あっ、あっ、あっ、ああぁっ!」
(もっと見てください……もっと聞いてくださいまし……いやらしい黒子を……)
じっとりと肌が汗を浮かばせ、ねっとりと秘裂が蜜を湛えている。
それを実感しながら、白井は両脚をさらに開いた。
秘裂が淫らさを讃えていることを彼により見せ付ける――いや、見てもらえるように。
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| l i´`ヽ::... ::l:: | まぁ、焦るこたぁない。じっくりといこうや。
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最初は『ラブ(偽)なんか書けないからキンクリ!』ってするつもりだったんだけど、なんか怒られそうだったから書いてみる。
まぁ苦手分野なんでな……ちょっとくらいの味踏みは、まぁ、こらえてつかぁさいや……。
そんなわけで次回!
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最初は『ラブ(偽)なんか書けないからキンクリ!』ってするつもりだったんだけど、なんか怒られそうだったから書いてみる。
まぁ苦手分野なんでな……ちょっとくらいの味踏みは、まぁ、こらえてつかぁさいや……。
そんなわけで次回!
うおおおおおおおおおおおおおおおお
どこまで焦らすんだああああああああ
乙乙!つ、次こそは!?
どこまで焦らすんだああああああああ
乙乙!つ、次こそは!?
上条が黒子を調教するんじゃなくて、>>1が俺らを調教してるのか…
だんだん気持ち良くなってきた
だんだん気持ち良くなってきた
いつもいつも更新分だけ読んでいるから最後のフィニッシュまで辿り着けない・・・・ぐぬぬぬ
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- 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 (999) - [48%] - 2013/6/23 5:15 ★
- 提督「はぁ……女の子のおっぱい触りたい」 (145) - [47%] - 2015/2/11 8:00 ☆
- 武内P「また犬になってしまいました」 (709) - [47%] - 2016/1/26 3:00 ☆
- 榛名「榛名だってイチャイチャしたい」 (449) - [46%] - 2016/4/20 16:15 ☆
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